JP2803136B2 - 軟質ポリウレタンフォーム用組成物 - Google Patents

軟質ポリウレタンフォーム用組成物

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JP2803136B2 JP1053310A JP5331089A JP2803136B2 JP 2803136 B2 JP2803136 B2 JP 2803136B2 JP 1053310 A JP1053310 A JP 1053310A JP 5331089 A JP5331089 A JP 5331089A JP 2803136 B2 JP2803136 B2 JP 2803136B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は原料ポリオール液の安定性、フォームの機械
的物性に優れ、更に熱融着性及び高周波融着性に優れた
軟質ポリウレタンフォーム用組成物に関するものであ
る。
(従来技術及びその課題) 従来、軟質ポリウレタンフォームに熱融着性を付与す
る為、種々の試みが成されている。例えばリン含有ポリ
エーテルポリオールを使用する方法(特公昭48−37600
号公報)、フレームラミネーション前にウレタンフォー
ムあるいは基材の少なくとも一方にリン酸を付着させる
方法(特公昭47−6519号公報)あるいは、ポリオキシア
ルキレンポリオール、ポリカルボン酸無水物及び環状エ
ーテル化合物より成るポリエステルエーテルポリオール
と有機リン化合物より成るウレタンフォームを用いる方
法(特公昭46−30309号公報)、水酸基末端ウレタンポ
リオールを用いる軟質ウレタンフォーム(特開昭61−78
816号公報)、芳香族ジヒドロキシ化合物のアルキレン
オキサイド付加物をアルコール成分とするポリエステル
ポリエーテルポリオールを用いる軟質ポリウレタンフォ
ーム(特開昭61−73717号公報)が知られている。しか
しながら、かかるフォームは(i)ポリオールの安定
性、(ii)フォームの機械的物性、(iii)熱融着性及
び高周波融着性(被着体の種類によっては全く接着力を
有しない)等のいずれかに問題を残しており完全なもの
ではなかった。
(発明が解決しようとする課題) しかるに本発明者らは、上述した如き従来技術の種々
の欠点の存在に鑑みて、これら諸欠点を解消すべく鋭意
研究した結果、本願発明を完成するに至った。
(課題を解決する為の手段) 即ち、本発明は、ポリヒドロキシ化合物、ポリイソシ
アネートからなるポリウレタンフォーム用組成物におい
て、ポリヒドロキシ化合物として、主鎖に側鎖を有する
多価アルコール(2−メチル−1,8−オクタンジオール
を除く)を一種以上用いた分子量300〜3000のポリエス
テルポリオール(I)及びポリオキシアルキレングリコ
ール(II)とを併用し、ポリエステルポリオール(I)
とポリオキシアルキレングリコール(II)との混合比
が、(I)/(II)=1/99〜50/50であることを特徴と
する軟質ポリウレタンフォーム用組成物、好ましくはポ
リエステルポリオール(I)が主鎖に側鎖を有する多価
アルコール単独、又はこれと直鎖状低分子ポリヒドロキ
シ化合物及び/又は分子量300〜2500のポリオキシグリ
コールとをアルコール成分とする軟質ポリウレタンフォ
ーム用組成物を提供するものである。
(構成) 本発明のポリエステルポリオール(I)は、側鎖を有
する多価アルコール単独、これと低分子ポリヒドロキシ
化合物及び/又は分子量300〜2500のポリオキシアルキ
レングリコールとをアルコール成分とし、ジカルボン酸
(脂肪族系、芳香族系、脂環族系)を酸成分としてエス
テル化反応により得られるものである。
本発明の直鎖状の低分子ポリヒドロキシ化合物として
は、主鎖に側鎖(アルキル基)を有さない化合物で官能
基数2〜4で、分子量60〜300のものが好ましく、例え
ばエチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、
ジエチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,5
−アミルグリコール、1,6−ヘキサメチレングリコー
ル、ビスヒドロキシエトキシベンゼンもしくはp−キシ
レングリコールなどのグリコール類、グリセリン、ヘキ
サントリオール、トリエタノールアミン、ペンタエリス
リトール、エチレンジアミンなどの多官能のポリヒドロ
キシ化合物を使用できる。
本発明においてポリエステルポリオール中に用いられ
る側鎖を1つ以上持つ多価アルコールとは、側鎖として
アルキル基を有する化合物であり、側鎖の炭素数が好ま
しくは1〜34のもので、例えば1,2−プロピレングリコ
ール、ジ−1,2−プロピレングリコール、1,2−ブチレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、2,3−ブチレン
グリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、
3−メチル−1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,
3,5−ペンタントリオール、2,2,4−トリメチル−1,3−
ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ル、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル−2,2−ジ
メチル−3−ヒドロキシプロパネート、ネオペンチルグ
リコール、2−ノルマルブチル−2−エチル1,3−プロ
パンジオール、3−エチル1,5ペンタンジオール、3−
プロピル−1,5ペンタンジオール、2,2−ジエチル−1,3
−プロパンジオール、3−オクチル1,5ペンタンジオー
ル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、3−ミリス
チル−1,5−ペンタンジオール、3−ステアリル−1,5−
ペンタンジオール、3−フェニル−1,5−ペンタンジオ
ール、3−(4−ノニルフェニル)−1,5−ペンタンジ
オール、3,3−ビス(4−ノニルフェニル)−1,5−ペン
タンジオール、1,2−ビス(ヒドロキシメチル)シクロ
プロパン、1,3−ビス(ヒドロキシエチル)シクロブタ
ン、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロペンタン、
1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,4−
ビス(ヒドロキシエチル)シクロヘキサン、1,4−ビス
(ヒドロキシプロピル)シクロヘキサン、1,4−ビス
(ヒドロキシエチル)シクロヘプタン、1,4−ビス(ヒ
ドロキシメトキシ)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒド
ロキシエトキシ)シクロヘキサン、2,2−ビス(4′−
ヒドロキシメトキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−
ビス(4′−ヒドロキシエトキシシクロヘキシル)プロ
パン、トリメチロールプロパンなどが挙げられる。
本発明の脂肪族系ジカルボン酸としては、炭素数3〜
14のものが好ましく、例えばマロン酸、コハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、1,9−ノナメチレンジカルボン
酸、1,10−デカメチレンジカルボン酸、1,11−ウンデカ
メチレンジカルボン酸、1,12−ドデカメチレンジカルボ
ン酸等が挙げられる。又芳香族系ジカルボン酸としては
例えばオルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
ナフタレンジカルボン酸、アントラセンジカルボン酸も
しくはフェナンスレンジカルボン酸があるが、それらの
無水物あるいは各種の誘導体も使用できることは無論で
あり、これらは二種以上の混合物として用いても良い。
以上に掲げられたような諸原料を用いて前記ポリエス
テルエーテルポリオールあるいはポリエステルポリオー
ルを調製するには、真空および/または触媒を用いて行
なう従来公知のエステル化技術が採用できるものであ
り、そのうちでも代表的なものとしては、常圧下にグリ
コール類とジカルボン酸類とを反応させる方法とか、真
空下でエステル化せしめる方法とか、トルエンの如き不
活性溶剤の存在下にエステル化を行なったのち、縮合水
と溶剤とを共沸させて反応系外に除去せしめる方法など
がある。
触媒の存在しない系で反応を行なうことも無論可能で
はあるが、通常は、エステル化反応を円滑に進行させる
ために、無機酸または有機酸類;Li,Na,K,Rb,Ca,Mg,Sr,Z
n,Al,Ti,V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zr,Pd,Sn,SbもしくはPb
などの金属の塩化物、酸化物、水酸化物または酢酸、シ
ュウ酸、オクチル酸、ラウリル酸もしくはナフテン酸な
どの脂肪酸塩類;ナトリウム・メチラート、ナトリウム
・エチラート、アルミニウム・トリイソプロポキサイ
ド、イソプロピル・チタネートもしくはn−ブチル・チ
タネートなどのアルコラート類;ナトリウム・フェノラ
ートなどのフェノラート類;あるいはAl,Ti,Zn,Sn,Zrも
しくはPbなどの金属のその他の有機金属化合物などの如
き、通常のエステル化用およびエステル交換用に使用さ
れているすべての触媒を用いて行なうのが望ましい。そ
のさいの触媒の使用量は前記ポリエステルジオール調製
用諸原料総量に対して0.00001〜約5重量%なる範囲
内、好ましくは0.001〜2重量%なる範囲内が適当であ
る。そして、このさいの反応温度は通常、100〜250℃の
範囲である。
本発明のポリエステルポリオール(I)の分子量は、
好ましくは300〜3000なる範囲内、特に好ましくは、500
〜2000なる範囲が適当である。ポリエステルポリオール
の分子量が300未満の場合は、フォーム製造時の発泡安
定性が悪くなり、フォームの機械的物性が悪くなる。一
方、ポリエステルポリオールの分子量が3000より大きい
場合は他のポリオキシアルキレングリコール等との相溶
性が悪く、ポリオール原液の安定性が悪くなる。
本発明のポリエステルポリオール(I)とポリオキシ
アルキレングリコール(II)との混合割合は、特に制限
しないが、好ましくは1/99〜50/50の範囲である。
本発明のポリオキシアルキレングリコール(II)とし
ては、2〜4の官能基数を有する低分子ポリヒドロキシ
化合物例えば、前記低分子ポリヒドロキシ化合物にアル
キレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド、
エピクロルヒドリンの単独又は、併用)を付加して得ら
れたものである。その分子量は、好ましくは500〜500
0、より好ましくは700〜4500である。
又アルコール成分として使用する分子量300〜2500の
ポリオキシアルキレングリコールも同様にして得られる
ものであるが、ポリエステルポリオールのアルコール成
分とする為には、分子量が300〜2500程度とする必要が
ある。より好ましくは分子量350〜2200である。300より
小さいと通常のグリコールとの区別がつかない、2500よ
り大きいとエステル化反応に時間がかかりアルコール成
分として使用しにくい。
本発明のポリエステルポリオール(I)とポリオキシ
アルキレングリコール(II)との混合割合は、好ましく
は1/99〜50/50である。
本発明の実施に当って特徴的に用いられる前記ポリエ
ステルポリオール(I)とポリオキシアルキレングリコ
ール(II)の混合物は、前述した様に安定性に優れ、フ
ォームの物性、熱融着性及び耐スコーチ性に極めて優れ
た熱融着性軟質ウレタンフォームを与えるものであるか
ら、前掲した特定の成分を専ら用いるべきではあるけれ
ども必要に応じて、官能基数2〜8、分子量500〜7000
のポリオキシテトラメチレングリコール等のポリエーテ
ルポリオールあるいはポリエチレンアジペート、ポリブ
チレンアジペート等のアジピン酸系ポリエステルポリオ
ール、ラクトン系ポリエステルポリオール及びそれらに
多官能成分(トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール、ヘキサントリオール)を導入した慣用のポリオ
ールを前掲の特定のポリエステルポリオール(I)とポ
リオキシアルキレングリコール(II)の混合物に混合し
て用いることを決して妨げるものではない。
本発明に用いることのできるポリイソシアネートとし
ては、2,4−トリレンジイソシアネートもしくは2,6−ト
リレンジイソシアネートまたはこれらの混合物、m−も
しくはp−フェニレンジイソシアネート、p−キシレン
ジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、テトラ
メチレン−1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレン−
1,6−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4′−ジ
イソシアネート、3,3′−ジメチル−ジフェニルメタン
−4,4′−ジイソシアネート、3,3′−ジメチル−4,4′
−ビフェニレンジイソシアネート、3,3′−ジクロル−
4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、4,4′−ビフェ
ニレンジイソシアネートまたは1,5−ナフタレンジイソ
シアネート、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート、
及びジフェニルメタンジイソシアネートの各種誘導体が
ある。
以上の原料を用いて従来公知の方法例えばワンショッ
ト法、プレポリマー法等により本発明のポリウレタンフ
ォームを製造すれば良い。プレポリマー法とは、ポリヒ
ドロキシ化合物とポリイソシアネートをあらかじめ反応
させ一種のプレポリマーを得、次いでこれに発泡剤、触
媒、整泡剤及びその他添加剤の存在下ポリヒドロキシ化
合物を反応させるものであり、あるいはワンショット法
とは、触媒、発泡剤、整法剤及びその他添加剤の存在下
に有機ポリイソシアネートとポリヒドロキシ化合物とを
反応させるもので、これらの方法によりポリウレタンフ
ォームを製造することができる。ここでポリイソシアネ
ートとしては、前掲したものを使用することができる。
本発明に用いる触媒とはポリウレタンフォームを製造
する際普通に用いられているものでよく、たとえば有機
スズ化合物触媒、アミン系触媒等がある。有機スズ化合
物触媒としては、スタナスオクトエース、スタナスオレ
エート、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジ−
2−エチルヘキソエート、ジブチルスズジアセテート等
がある。
本発明において、使用する整泡剤は一般のポリウレタ
ンフォーム製造用のシリコーン整泡剤でよい。
また、本発明においては、水(有機イソシアネートと
の反応で炭酸ガスを生成する)を発泡剤として主に使用
するが、必要に応じてモノフルオルトリクロルメタン或
いはメチレンクロライドのような低沸点の有機化合物及
び空気も使用することができる。
上述した配合成分以外に、フォームに要求される性能
に応じて、充填剤、帯電防止剤、着色剤、及び難燃剤等
を本発明の目的を逸脱しない限り添加することができ
る。
(効果) 本発明のポリウレタンフォームは、ポリオールの安定
性、フォームの機械的物性に優れ、更に熱融着性及び高
周波融着性に優れている為に軟質ポリウレタンフォーム
として好ましく使用される。用途としては、内装材、イ
ス等の織物、布、不織布等との熱融着性及び高周波融着
性に優れるので、乗物の座席、内装材、イス、クッショ
ン等のクッション性を必要とする分野に用いられる。
次に本発明の実施例につき説明するが、これらに限定
するものではない。文中「部」、「%」は重量基準であ
るものとする。
実施例1 3−メチル−1,5−ペンタンジオール513部、アジピン
酸487部より平均分子量985のポリエステルポリオールを
得た。
上記ポリエステルポリオール20部に平均分子量3000の
ポリオキシプロピレントリオール80部を混合したものを
混合し、これにトリエチレンジアミン0.1部を水4.0部に
溶解したもの、シリコンL−540(日本ユニカ製)1.0
部、スタナスオクトエート0.25部を加え、更にTDI−80
49.6部(NCOインデックス105)を加えて激しく撹拌後
適当な型に注ぎ軟質ポリウレタンフォーム〔I〕を得
た。
実施例2 3−メチル−1,5−ペンタンジオール257部、ジプロピ
レングリコール293部、アジピン酸450部より平均分子量
810のポリエステルポリオールを得た。
上記ポリエステルポリオール30部に平均分子量3000の
ポリオキシプロピレントリオール70部を混合したものを
ポリオールとして実施例1と同様の方法で発泡させて、
軟質ポリウレタンフォーム〔II〕を得た。
実施例3 3−メチル−1,5−ペンタンジオール457部、トリメチ
ロールプロパン102部、アジピン酸441部より平均分子量
1205のポリエステルポリオールを得た。
上記ポリエステルポリオール20部に平均分子量3000の
ポリオキシプロピレントリオール80部を混合したものを
ポリオールとして実施例1と同様の方法で発泡させて、
軟質ポリウレタンフォーム〔III〕を得た。
実施例4 3−メチル−1,5−ペンタンジオール266部、ネオペン
チルグリコール234部、アジピン酸500部より平均分子量
995のポリエステルポリオールを得た。
上記ポリエステルポリオール15部に平均分子量3000の
ポリオキシプロピレントリオール85部を混合したものを
ポリオールとして実施例1と同様の方法で発泡させて軟
質ポリウレタンフォーム〔IV〕を得た。
実施例5 3−メチル−1,5−ペンタンジオール287部、平均分子
量1000のポリオキシプロピレンジオール370部、無水フ
タル酸343部より平均分子量2550のポリエステルポリオ
ールを得た。
上記ポリエステルポリオール40部に平均分子量3000の
ポリオキシプロピレントリオール60部を混合したものを
ポリオールとして実施例1と同様の方法で発泡させて軟
質ポリウレタンフォーム〔V〕を得た。
比較例1 グリセリンにプロピレンオキサイドを付加して得られ
る平均分子量3000のポリオキシプロピレントリオール97
部と、100%リン酸にプロピレンオキサイドを付加して
得られる水酸基価330のポリオキシル化リン酸3部を混
合して用いる以外実施例1と同様に発泡させて軟質ポリ
ウレタンフォーム〔VI〕を得た。
比較例2 グリセリンにプロピレンオキサイドを付加して得られ
る平均分子量3000のポリオキシプロピレントリオールを
用いる以外実施例1と同様にして発泡させたウレタンフ
ォーム上に市販の85%リン酸を20g/m2の割合で塗布した
軟質ポリウレタンフォーム〔VII〕を得た。
比較例3 ポリオールとしてプロピレングリコールにプロピレン
オキサイドを付加した平均分子量1500のポリオキシプロ
ピレングリコール2250部、無水フタル酸500部、トリエ
チルアミン2.5部、プロピレンオキサイド250部を耐圧反
応釜に仕込み80〜120℃で反応させた。反応終了後、減
圧下で未反応プロピレンオキサイド及び低沸点化合物を
除いた水酸基価55、酸価0.20のポリエステルエーテルポ
リオール50部とグリセリンにプロピレンオキサイドを付
加して得られる平均分子量3000のポリオキシプロピレン
トリオール48部及び比較例1で用いたプロポキシル化リ
ン酸2gを混合して用いる以外、実施例1と同様の方法で
発泡させ軟質ウレタンフォーム〔VIII〕を得た。
比較例4 ジプロピレングリコール501部、無水フタル酸499部よ
り平均分子量3500のポリエステルポリオールを得た。
上記ポリエステルポリオール10部に平均分子量3000の
ポリオキシプロピレントリオール90部を混合したものを
ポリオールとして実施例1と同様の方法で発泡させて軟
質ウレタンフォーム〔IX〕を得た。
比較例5 3−メチル−1,5−ペンタンジオール468部、アジピン
酸532部より平均分子量4050のポリエステルポリオール
を得た。
上記ポリエステルポリオール30部に平均分子量3000の
ポリオキシプロピレントリオール70部を混合したものを
ポリオールとして実施例1と同様の方法で発泡させて、
軟質ポリウレタンフォーム〔X〕を得た。
比較例6 3−メチル−1,5−ペンタンジオール185部、エチレン
グリコール95部、アジピン酸220部より平均分子量295の
ポリエステルポリオールを得た。
上記ポリエステルポリオール30部に平均分子量3000の
ポリオキシプロピレントリオール75部を混合したものを
ポリオールとして実施例1と同様の方法で発泡させて軟
質ウレタンフォーム〔XI〕を得た。
実施例6 ジプロピレングリコール560部、アジピン酸440部より
平均分子量900のポリエステルポリオールを得た。
上記ポリエステルポリオール20部に平均分子量3000の
ポリオキシプロピレントリオール80部を混合したものを
ポリオールとして実施例1と同様の方法で発泡させて、
軟質ウレタンフォーム〔XII〕を得た。
実施例7 ネオペンチルグリコール486部、アジピン酸514部よ
り、平均分子量850のポリエステルポリオールを得た。
上記ポリエステルポリオール25部に平均分子量3000の
ポリオキシプロピレントリオール75部を混合したものを
ポリオールとして実施例1と同様の方法で発泡させて、
軟質ウレタンフォーム〔XIII〕を得た。
〔熱融着方法〕
以上得られた〔X〕〜〔XIII〕の軟質ポリウレタンフ
ォームを厚さ15mmにスライスし、縦、横150mm×50mmの
サイズにカットする。これらのサンプルフォームの全面
を一定の炎に調整されたガスバーナーで溶融させ、直ち
に所定の織物上に一定圧力下融着させる。24時間放置後
120mm×25mmの試験片をとりJISL−1066−1963に基づき
剥離強度を測定した。
測定結果を第1表に示した。
〔高周波融着方法〕 パール工業(株)製高周波ウェルダー装置(自励発振
式、出力3kW)を用い、10mm厚にサンプリングしたフォ
ームを2枚重ね、下記条件にてフォームどうしが融着す
るまでの高周波融着所要時間を測定し、高周波融着性を
評価した。結果を第2表に示した。
*条件−1 同調ダイヤル:80、圧力:3kg/cm2、冷却時間:4秒 *条件−2 同調ダイヤル:50、圧力:3kg/cm2、冷却時間:4秒 〔原料ポリオール液の安定性テスト方法〕 100ccビーカーに実施例1〜7、及び比較例1,3,4,5の
原料ポリオール30gを入れ100%相対湿度、50℃条件下で
4週間保存し、外観経時変化を測定した。結果を第3表
に示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 18/42 C08G 18/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリヒドロキシ化合物、ポリイソシアネー
    トからなるポリウレタンフォーム用組成物において、 ポリヒドロキシ化合物として、主鎖に側鎖を有する多価
    アルコール(2−メチル−1,8−オクタンジオールを除
    く)を一種以上用いた分子量300〜3000のポリエステル
    ポリオール(I)及びポリオキシアルキレングリコール
    (II)とを併用し、ポリエステルポリオール(I)とポ
    リオキシアルキレングリコール(II)との混合比が、
    (I)/(II)=1/99〜50/50であることを特徴とする
    軟質ポリウレタンフォーム用組成物。
  2. 【請求項2】ポリエステルポリオール(I)が主鎖に側
    鎖を有する多価アルコール単独、又はこれと直鎖状低分
    子ポリヒドロキシ化合物及び/又は分子量300〜2500の
    ポリオキシグリコールとをアルコール成分とすることを
    特徴とする請求項1の軟質ポリウレタンフォーム用組成
    物。
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