JP2803068B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2803068B2
JP2803068B2 JP6056694A JP5669494A JP2803068B2 JP 2803068 B2 JP2803068 B2 JP 2803068B2 JP 6056694 A JP6056694 A JP 6056694A JP 5669494 A JP5669494 A JP 5669494A JP 2803068 B2 JP2803068 B2 JP 2803068B2
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章規 岩澤
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日本コロムビア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報交換の内容を長時
間記録保存用に使用される記録装置に関し、記録される
データが多大であっても、内容の検索を容易・迅速にす
るためにデジタルデータ記録され、ディレクトリデータ
が所定の位置に記録し保存されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルデータ記録方式のマルチ
ャンネル録音装置では、データを短時間のブロックに分
割して記録媒体に記録している。また、再生時の検索を
容易・迅速とするためにブロックのチャンネル番号と通
話時刻をディレクトリデータとして、記録媒体の一部に
記録している。
【0003】図3は、従来のデイジタルデータ記録方式
のnチャンネル録音装置の具体的な構成例である。録音
動作時nチャンネルの録音データRa,Rb・・・Rn
はそれぞれ入力1a,1b・・・1nに入力され、AD
変換器2a,2b・・・2nによってそれぞれデジタル
データに変換される。
【0004】デジタルデータはチャンネルごとにバッフ
ァメモリ3a,3b・・・3nに蓄積され、データセレ
クタ4によって短時間のブロックに分割され、ブロック
単位で全てのチャンネルのデータが順次記録バツフアメ
モリ5に転送され、記録媒体6に記録される。また、短
時間で分割されたブロックごとにチャンネル番号と時刻
を基にしたブロックに関するディレクトリデータがデー
タセレクタ4からディレクトリメモリ7に出力され、デ
ィレクトリメモリ7にブロックに関するディレクトリデ
ータが蓄積される。
【0005】ディレクトリメモリ7に蓄積されたディレ
クトリデータは録音動作解除時、ディレクトリメモリ7
からセレクタ4,記録バッファメモリ5を通して記録媒
体6の所定部分通常は先頭の位置に一括して記録され
る。また、ディレクトリメモリ7は電池8で電源バック
アップされる。
【0006】図4は、図3に示したデジタルデータ記録
方式のnチャンネル録音装置にて録音データが書き込ま
れた記録媒体の書き込み状態図である。記録媒体6の先
頭部分に一括してディレクトリデータ11が最後に記録
される場所が設けられ、これを先頭にし、その後に録音
データ12が順に記録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、前述の具体例
では記録媒体1個分のディレクトリデータを蓄積できる
容量がディレクトリメモリには必要である。これを電話
回線のバックアップ用等の大容量の記録媒体に適合させ
る場合、ディレクトリメモリの容量が大量となり、ディ
レクトリメモリの電源バックアップ用電池は大容量のも
のが必要となる欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力されるデ
ータを小単位のブロックデータに分割し長時間記録媒体
に記録する記録装置において、前記記録媒体を複数の小
単位ブロックの区間に分割しブロックデータと該ブロッ
クデータのディレクトリデータを記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録される小単位ブロックのディレクト
リデータを記憶する小容量メモリ手段と、前記記録媒体
に記録される前記ディレクトリデータをまとめて記憶す
る大容量記憶手段と、前記小容量メモリ手段から前記記
録手段で前記記録媒体に小単位ブロックのディレクトリ
データが記録されカウント値がインクリメントされ前記
大容量記憶手段に前記カウント値のディレクトリデータ
を記憶すると共に現在記録中のブロックのディレクトリ
データとして前記インクリメントされたカウント値を前
記小容量メモリ手段に記憶する制御手段と、停電時に前
記小容量メモリの電源をバックアップするバックアップ
電源を、具備する記録装置である。
【0011】
【作用】本発明の特徴は多チャンネルデータ等を長時間
にわたり記録する場合の保存証拠データとしてディジタ
ルデータ圧縮した多くの音声データ等を含んだ情報とし
て記録に残し、ディレクトリデータを検索して再生でき
るようにまとめたディレクトリデータを録音するための
記憶容量の大きな記憶手段と、万一停電等によりデータ
欠如が生じることが無いようにそれぞれに区分した小単
位ブロックのディレクトリデータを記録媒体の各ブロッ
クに記録し、電源バックアップされ記録中のデイレクト
リデータを記憶する小容量のディレクトリメモリを有し
て記録処理が成される。又電源が途中で一瞬切れた場合
でもバツクアツプ電源は小単位のブロツクのデイレクト
リメモリ及びインクリメントされるカウントをするカウ
ンタ等消費電流の小さい装置(メモリ)の電源をバツク
アツプすれば良く、バツクアツプ用電源の電池の容量を
小さくすることが出来るものである。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面をもとに説明する。
図1は本発明の具体例である。図3に示した従来の装置
に対して、ディレクトリメモリ7をディレクトリメモリ
A7a,ディレクトリメモリB7bの2つのブロック構
成とし、さらにディレクトリカウンタ21を設けること
によって、従来の方式の欠点を補うものである。ディレ
クトリメモリA7aは大容量であり消費電力が大きいメ
モリであり、ディレクトリメモリB7bは小容量で消費
電力が軽微なメモリによって構成され、ディレクトリメ
モリB7b及びディレクトリカウンタ21を電池によっ
て電源バックアップされている。ディレクトリデータ毎
に付された番号を数えるディレクトリカウンタ21のデ
ータは小容量メモリにインクリメントしながら記憶して
も良く、この場合電源のバックアップ用電源は小容量メ
モリのみを保持する。
【0013】図3の従来例と同様に、ディレクトリメモ
リA7aにディレクトリデータが蓄積され、録音動作解
除時には記録媒体6の所定部分、つまり先頭に記録され
る。また、ディレクトリメモリB7bはディレクトリメ
モリA7aにディレクトリデータが蓄積されるとき、並
列にディレクトリデータが蓄積され、ディレクトリメモ
リB7bがディレクトリデータによって満たされると、
ディレクトリメモリB7bに蓄積されたディレクトリデ
ータはデータセレクタ4によってディレクトリカウンタ
21の値が付加され、記録バッファメモリ5を通して記
録媒体6に順次記録される。
【0014】ディレクトリメモリ7bのディレクトリデ
ータは消去され、ディレクトリカウンタ21はインクリ
メントされる。この状態でさらに録音動作が継続される
と、再び、前述の動作によってディレクトリメモリ7b
にディレクトリデータが蓄積され、ディレクトリメモリ
7bが満たされるとディレクトリカウンタ21の値が付
加され、記録媒体6に記録され、ディレクトリメモリ5
は消去され、ディレクトリカウンタ21はインクリメン
トされる。以上の動作を繰り返すことによってディレク
トリデータは記録媒体6を複数個の区間に分割して記録
される。
【0015】図2は、本発明によって記録された記録媒
体上での書き込み状態を示す図である。記録媒体6の先
頭部分に一括しまとめたディレクトリデータ11が記録
され、以後はm個の区間に分割され、それぞれの区間に
区間内のディレクトリデータ31a,31b・・・31
mとディレクトリカウンタの値32a,32b・・・3
2mが記録される。上記のようにディレクトリデータ1
1がゴミ等によりダメージを受けたとしても、ディレク
トリカウンタ値と各区間に分割されたディレクトリデー
タ31a,31b・・・31mを集合し再記録すること
でデータを再生することができる。
【0016】分割された記録区間での特定チャンネルの
再生するためのサーチするに、カウンタ値とその区間の
ディレクトリデータを用い、先頭に記録されたデイレク
トリに頼ること無く、現在位置がカウント値からあきら
かなので、ただちにブロック数を数えサーチを実行する
ことが出来、全てのディレクトリデータをサーチする必
要が無いので高速サーチが可能となる。上記実施例はV
TRやDATのごときテープ状記録媒体を用いて説明し
たが、光ディスク等の円盤状記録媒体でも同様に用いる
ことができる。
【0017】本発明の特徴は、多チャンネルデータを長
時間にわたり記録する場合の保存証拠データとしてディ
ジタルデータ圧縮した多くの音声データを含んだ情報と
して残し、ディレクトリデータを検索して再生すること
ができるようにし、万一停電等によりデータ欠如が生じ
ることが無いように、ディレクトメモリB及びデイレク
トリカウンタ21の電源を電池8でバックアップして記
録処理が成される。従ってデータに信頼性が高まり、用
途として有効な記録装置である。
【0018】
【発明の効果】本発明は、大容量の記録媒体に記録する
装置に於いて、記録媒体の記録データ区間を複数個に分
割して、それぞれの区間内のディレクトリデータをそれ
ぞれの区間内にも記録しカウントして、少なくとも記録
中のブロックのディレクトリデータが記憶されるメモリ
を電源バックアップするように成すので、必要とするメ
モリの容量及びバックアップ電源の容量を小さくするこ
とができ、且つ記録媒体に記録中のブロックの記録され
たデータを再生することができる。また、記録媒体に記
録されたディレクトリデータがダメージを受けたとして
も、ディレクトリカウンタ値によって各区間に分割され
たディレクトリデータを集合し、再生することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の装置によって記録された記録媒体上の
記録状態を示す図。
【図3】従来例を示すブロック図。
【図4】従来の記録状態を示す図。
【符号の説明】
1a〜n 入力 2a〜n AD変換器 3a〜n バッファメモリ 4 データセレクタ 5 記録バッファメモリ 6 記録媒体 7,7a,7b ディレクトリメモリ 8 バックアップ電源

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるデータを小単位のブロックデ
    ータに分割し長時間記録媒体に記録する記録装置におい
    て、 前記記録媒体を複数の小単位ブロックの区間に分割しブ
    ロックデータと該ブロックデータのディレクトリデータ
    を記録する記録手段と、 前記記録媒体に記録される小単位ブロックのディレクト
    リデータを記憶する小容量メモリ手段と、 前記記録媒体に記録される前記ディレクトリデータをま
    とめて記憶する大容量記憶手段と、 前記小容量メモリ手段から前記記録手段で前記記録媒体
    に小単位ブロックのディレクトリデータが記録されカウ
    ント値がインクリメントされ前記大容量記憶手段に前記
    カウント値のディレクトリデータを記憶すると共に現在
    記録中のブロックのディレクトリデータとして前記イン
    クリメントされたカウント値を前記小容量メモリ手段に
    記憶する制御手段と、 停電時に前記小容量メモリの電源をバックアップするバ
    ックアップ電源を、 具備することを特徴とする記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE3011810A1 (de) * 1980-03-27 1981-10-01 Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh, 6000 Frankfurt Verfahren und geraet zum auffinden eines speicherplatzes auf einem aufzeichnungstraeger
JPS62180578A (ja) * 1986-02-05 1987-08-07 Victor Co Of Japan Ltd テ−プレコ−ダ

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