JP2802720B2 - 既設管の露出部の撤去方法及びその方法に用いられる既設管と切離管の支持装置 - Google Patents

既設管の露出部の撤去方法及びその方法に用いられる既設管と切離管の支持装置

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JP2802720B2
JP2802720B2 JP7638794A JP7638794A JP2802720B2 JP 2802720 B2 JP2802720 B2 JP 2802720B2 JP 7638794 A JP7638794 A JP 7638794A JP 7638794 A JP7638794 A JP 7638794A JP 2802720 B2 JP2802720 B2 JP 2802720B2
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秀男 中島
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株式会社ジェイコス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンドホール等の地下
構造物の拡坑作業に伴い露出する既設管の露出部の撤去
方法と、その際に形成される切離管の支持装置に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】一般に、電話回線等の通信ケーブルは、道
路上、又は歩道上に設けられたハンドホール(以下HH
と省略する)等の地下構造物内にて据付作業が行われて
いる。この種の通信ケーブルは、鋼管、ビニル管(以下
V管と省略する)等の剛性管内に収納されて地中内に埋
設されているが、前述のHH内では、対向する壁面間に
布設されていて、回線設備を増加させる場合には、増設
ケーブルを配設するために壁面の面積の拡大、つまり、
大型のHHの新設を行う必要がある。
【0003】ところが、HH内では収納されたケーブル
を既設管の管端部から露出させて配設しているために、
HHの壁面を拡大させると、現用管路に使用されている
既設管の管端部が露出されると共に、壁面間に布設され
たケーブルは現用回線として既に接続されているので、
ケーブルを切断することなく、既設管の管端部をケーブ
ルから撤去する必要性が生じる。
【0004】そこで、従来は、ケーブルが収容されてい
る既設管を汎用の鋸盤を手で保持し乍ら、既設管の外周
に管口から壁面の軸方向に沿って鋸刃を当てて鋸引きし
て縦切し、次いで、壁面の近傍で周方向に鋸引きして輪
切することによって、既設管の管端部を撤去していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、このような
従来の方法では、作業者が目視で確認し乍ら手作業で撤
去作業を行うために、深切りや鋸刃を滑らして、収納さ
れているケーブルや近くのケーブルを損傷したり、作業
者自身が怪我をするだけでなく、狭隘なHH等の地下構
造物内では、輻輳する管路の間隔不足、ケーブル収容位
置等により作業性が悪い等の問題を生じていた。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明は、前記の事由に鑑み
て、先ず、露出する既設管を輪切して切離管を形成し、
その切離管を収納されたケーブルに沿って作業位置に引
出した後に縦切することにより、既設管の撤去作業をよ
り円滑に行えるようにすると共に、この際、縦切作業が
行い易いように切離管を支持装置で支持固定させる支持
装置を開発したものである。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、上記の手段により、作
業効率を改善する既設管の撤去方法と、その際に使用さ
れる支持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の構成】本発明の請求項1の既設管の露出部の撤
去方法の構成は、既設管の壁面側の基端部を周方向に輪
切すると共に前記ケーブルに沿って自由に移動できる切
離管を形成し、切離管をケーブルに沿って地下構造物内
の作業位置へ引出し、切離管と既設管の基端部とを支持
装置を介して同軸線上に支持固定させ、次いで、切離管
を軸方向に縦切することにより、既設管の露出部をケー
ブルの外周から撤去する構成であり、請求項2の既設管
と切離管の支持装置の構成は、半管状の長さを有する支
持部材と、支持部材の一方の端部より導入された既設管
の管端部の外周面を固定するクランプと、支持部材の他
方の端部より導入された切離管の管端部の端縁を挿入固
定する固定金具とで形成された構成である。
【0009】
【実施例】斯る目的を達成した本発明を以下の実施例の
図面により説明する。
【0010】図1は、本発明の既設管の露出部の撤去方
法を説明するハンドホール内の概要図であり、図2は、
本発明の支持装置を説明する概要正面図であり、図3
は、本発明の支持装置を説明する概要平面図である。
【0011】本発明の概要は、図1に図示の如く、ハン
ドホール1等の地下構造物の拡坑作業に伴い露出する既
設管2の露出部の撤去方法と、図2及び図3に図示の如
く、その際に形成される切離管3の支持装置4に関す
る。
【0012】本発明の既設管の露出部の撤去方法は、図
1に図示の如く、ハンドホール1等の地下構造物の壁面
1aから露出された既設管2の露出部を壁面間に布設さ
れたケーブル2aの外周から撤去する方法であり、前記
既設管2の壁面1a側の基端部を周方向に輪切すると共
に前記ケーブル2aに沿って自由に移動できる切離管3
を形成し、該切離管3をケーブル2aに沿ってハンドホ
ール1内の作業位置へ引出し、該切離管3と既設管2の
基端部とを支持装置4を介して同軸線上に支持固定さ
せ、次いで、前記切離管3を軸方向に縦切することを要
旨とし、本発明の特許請求の範囲の請求項2に記載の支
持装置4は、図2及び図3に図示の如く、半管状の長さ
を有する支持部材4aと、該支持部材4aの一方の端部
より導入された既設管2の管端部の外周面を固定するク
ランプ4bと、該支持部材4aの他方の端部より導入さ
れた切離管3の管端部の端縁を挿入固定する固定金具4
cとで形成されたことを要旨とする。
【0013】即ち、本発明の既設管の露出部の撤去方法
は、管路の増設に伴いハンドホール1等の地下構造物を
拡坑させた際に、壁面1aから露出された既設管2の露
出部を該既設管2内に収納され且つ対向する壁面間に布
設されたケーブル2aの外周から撤去する際に用いられ
る方法である。
【0014】図1に図示の如く、拡坑作業後のハンドホ
ール1内は、ケーブル2aを収納した既設管2の管端が
ハンドホール1の壁面1aから若干露出されていて、該
既設管2の露出部の壁面1a側の基端部は、例えば、角
材等の架台(図示せず)等によって安定的に支持された
状態となっている。
【0015】また、前記既設管2に収納されたケーブル
2aは余長部分をハンドホール1の底部に敷設させなが
ら接続点を介して他方の壁面に露出する既設管(図示せ
ず)内に導入されている。
【0016】この状態で、既設管2の露出部をケーブル
2aの外周から撤去させるには、先ず、前記既設管2の
撤去を予定している壁面1a側の基端部へラチェット式
やレシプロ式等の刃出量を調整できる鋸盤(図示せず)
を装着して既設管2の管肉部分のみを周方向に輪切にす
る。これにより、既設管2内に収納されたケーブル2a
に沿って自由に移動できる切離管3が形成される。
【0017】次に、ケーブル2aの外周に巻かれた保護
テープ等を除去させて、切離管3をケーブル2aに沿っ
てハンドホール1内の作業位置へ引出した後、切離管3
の胴部の下方と既設管2の基端部とを支持装置4を介し
て同軸線上に、即ち、切離管3が上下方向に動かないよ
うに既設管2の基端部へ支持固定させる。
【0018】次に、前記切離管3の上方の管肉を縦切用
の鋸盤5によって軸方向に鋸引させて縦切した後、該切
離管3を反転させて、下方に位置していた管肉を鋸盤5
によって軸方向に鋸引させて縦切する。これにより、切
離管3はケーブル2aの外周から撤去される。
【0019】前記切離管3の胴部の下方と既設管2の基
端部とを支持固定する支持装置4の詳細は、図2及び図
3に示されている。
【0020】前記支持装置4は、半管状の長さを有する
支持部材4aと、該支持部材4aの一方の端部より導入
された既設管2の管端部の外周面を固定するクランプ4
bと、該支持部材4aの他方の端部より導入された切離
管3の管端部の端縁を挿入固定する固定金具4cとで構
成されている。
【0021】前記支持部材4aは、既設管2の外径に合
わせて形成されて且つ切離管2の胴部の略全長を安定し
て支持できる適宜な長さを有した半管状の金属部材から
成り、一方の端部側の外周面には既設管2の管端部の外
周面を固定するクランプ4bが溶接等により固定されて
いる。
【0022】前記クランプ4bは枢軸4dを介して開閉
できる構造と成っていて、ボルト4eに対するナット4
fの締付により支持部材4aの一方の端部より導入され
た既設管2の管端部の外周面を確りと固定する。該クラ
ンプ4bの内周面には、必要に応じて緩衝材等をライニ
ングさせても良い。
【0023】一方、前記支持部材4aの他方の端部側の
内周面には固定金具4cが螺子止めにより固定されてい
る。該固定金具4cは支持部材4aと同様に湾曲形状と
した半管状の若干長さの支持片を支持部材4aの内周に
一定の間隔を置いて同軸状に固定させたもので、該支持
部材4aと固定金具4cとの間へ切離管3の管端部の端
縁を挿入固定することができる。
【0024】上記の如く構成された支持装置4を使用す
ることにより、ケーブル2aに沿ってハンドホール1内
の作業位置へ引出された切離管3は既設管2に対して同
軸線上に支持固定される。この際、切離管3は既設管2
の剛性により、上下方向に動かないように固定されるの
で、切離管3の縦切の際に鋸盤5を安定した状態で使用
することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の既設管の露出部の撤去方法は、
露出する既設管を輪切して切離管を形成し、その切離管
を収納されたケーブルに沿って作業位置に引出した後に
縦切するので、既設管の露出部の周辺の状況に左右され
ることなく、より簡単に既設管の撤去作業が行えると共
に、縦切の際には、切離管を既設管に支持させるので、
安定して既設管の撤去作業が行える。また、切離管と既
設管を支持固定する支持装置においては、切離管が固定
金具で固定されるため、縦切の際に管口でケーブルを損
傷させることがなく、切離管が移動しないために、一人
で撤去作業が実施できる等の安全性、作業性の向上にも
貢献する画期的で且つ有意義な発明である。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の既設管の露出部の撤去方法を説明する
ハンドホール内の概要図である。
【図2】本発明の支持装置を説明する概要正面図であ
る。
【図3】本発明の支持装置を説明する概要平面図であ
る。
【0027】
【符号の説明】
1 ハンドホール 1a 壁面 2 既設管 2a ケーブル 3 切離管 4 支持装置 4a 支持部材 4b クランプ 4c 固定金具 4d 枢軸 4e ボルト 4f ナット 5 鋸盤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドホール等の地下構造物の壁面から露
    出された既設管の露出部を壁面間に布設されたケーブル
    の外周から撤去する方法であって、前記既設管の壁面側
    の基端部を周方向に輪切すると共に前記ケーブルに沿っ
    て自由に移動できる切離管を形成し、該切離管をケーブ
    ルに沿って地下構造物内の作業位置へ引出し、該切離管
    と前記既設管の基端部とを支持装置を介して同軸線上に
    支持固定させ、次いで、前記切離管を軸方向に縦切する
    ことにより、前記既設管の露出部をケーブルの外周から
    撤去することを特徴とする既設管の露出部の撤去方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲の請求項1に記載の既設管
    の撤去方法に用いられる既設管と切離管の支持装置であ
    って、前記支持装置は既設管の外径に合わせて形成され
    且つ切離管の胴部の略全長を安定して支持できる長さを
    有すると共に管体を軸方向に沿って切断させて半管状と
    した支持部材と、該支持部材の一方の端部より導入され
    た既設管の管端部の外周面を固定するクランプと、該支
    持部材の他方の端部より導入された切離管の管端部の端
    縁を挿入固定する固定金具とで形成されたことを特徴と
    する支持装置。
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