JP2801722B2 - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JP2801722B2
JP2801722B2 JP2015921A JP1592190A JP2801722B2 JP 2801722 B2 JP2801722 B2 JP 2801722B2 JP 2015921 A JP2015921 A JP 2015921A JP 1592190 A JP1592190 A JP 1592190A JP 2801722 B2 JP2801722 B2 JP 2801722B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、羽根車により流体を圧送するポンプ装置に
係り、とくに、ポンプ系内の流体の汚染を防止するため
の構造に関するものである。
(従来の技術) 再生ポンプやうず巻ポンプ(遠心ポンプ)等のポンプ
装置では、ケーシングに設けた流体通路に羽根車を配設
し、この羽根車を流体通路の外側から回転軸を介して回
転させ、この羽根車の回転により流体通路の吸入口から
流体を吸入して、流体通路の吐出口から流体を吐出させ
るようになっており、羽根車がある流体通路から回転軸
の外周を伝わって流体が外部に漏れるのを阻止するため
にメカニカルシールを設けてある。
このメカニカルシールは、環状の固定シール体を回転
軸の周囲に配置してOリング、Vリング、シート状のリ
ングパッキンあるいは断面L型のリングパッキン等のリ
ングシールを介してケーシングに液密に取付け、環状の
回転シール体をOリング等のリングシールを介して回転
軸の周囲に液密に取付け、この固定シール体と回転シー
ル体とを摺接可能に当接させた構造である。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述したメカニカルシールでは、固定シー
ル体と回転シール体とを摺接させているため、この部分
の摩耗により、摩耗粉が発生し、この摩耗粉が不純物と
して、流体通路側の流体、つまり、ポンプ系内の流体に
混入し、流体を汚染する。
このような汚染は、わずかであっても、超純水、食
品、バイオテクノロジー、薬品、化学工業等に用いるポ
ンプ装置としては、不適当である。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、メカ
ニカルシールの固定シール体と回転シール体との摺接部
分から発生する摩耗粉を流体通路に常時連通された排出
通路から外部に連続的に排出することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 請求項1記載のポンプ装置は、流体通路37を有するケ
ーシング1と、このケーシング1の流体通路37に回転自
在に配設された羽根車35と、この羽根車35に連結された
回転軸7と、上記流体通路37から上記ケーシング1の回
転軸貫通部1aを介して回転軸7の外周に沿って軸受14側
に伝わる流体を封止するメカニカルシール6とを有し、
上記メカニカルシール6が、上記流体通路側37に位置し
て上記回転軸7の周囲に配設されOリング25等のリング
シールを介して上記ケーシング1に取付けられた環状の
固定シール体26と、Oリング28等のリングシールを介し
て上記回転軸7の周囲に取付けられ上記流体通路37側に
向かって上記固定シール体26に対して摺接可能に当接さ
れた環状の回転シール体29とを備えたポンプ装置であっ
て、上記メカニカルシール6の回転シール体29と固定シ
ール体26との摺接部分から回転シール体29と回転軸7と
の間のOリング28等のリングシール部分までの範囲に位
置して上記流体通路37に常時連通されこの流体通路37側
の流体を外部に排出する排出通路41,51を形成したもの
である。
請求項2記載のポンプ装置は、流体通路37を有するケ
ーシング1と、このケーシング1の流体通路37に回転自
在に配設された羽根車35と、この羽根車35に連結された
回転軸7と、上記流体通路37から上記ケーシング1の回
転軸貫通部1aを介して回転軸7の外周に沿って軸受14側
に伝わる流体を封止するメカニカルシール61とを有し、
上記メカニカルシール61が、上記流体通路37側に位置し
てOリング64等のリングシールを介して上記回転軸7の
周囲に取付けられた環状の回転シール体65と、上記回転
軸7の周囲に配設されOリング66等のリングシールを介
して上記ケーシング1に取付けられ上記流体通路37側に
向かって上記回転シール体65に対して摺接可能に当接さ
れた環状の回転シール体67とを備えたポンプ装置であっ
て、上記メカニカルシール61の回転シール体65と固定シ
ール体67との摺接部分より上記羽根車35と反対側に位置
して上記流体通路37に常時連通されこの流体通路37側の
流体を外部に排出する排出通路75,81,85を形成したもの
である。
(作用) 請求項1記載のポンプ装置では、ポンプ運転時に、メ
カニカルシール6の固定シール体26と回転シール体29と
の摺接によって発生する摩耗粉を、流体通路37に常時連
通した排出通路41,51によりポンプ系の外部に排出する
ことができ、とくに、流体通路37に対して、固定シール
体26と回転シール体29との摺接部分よりも遠い位置に排
出通路41,51があるので、流体通路37から排出通路41,51
に向かって流れる流体により、摩耗粉が確実かつ効果的
に排出される。
請求項2記載のポンプ装置では、ポンプ運転時に、メ
カニカルシール61の固定シール体67と回転シール体65と
の摺接によって発生する摩耗粉を、流体通路37に常時連
通した排出通路75,81,85によりポンプ系の外部に排出す
ることができ、とくに、流体通路37に対して、固定シー
ル体67と回転シール体65との摺接部分よりも遠い位置に
排出通路75,81,85があるので、流体通路37から排出通路
75,81,85に向かって流れる流体により、摩耗粉が確実か
つ効果的に排出される。
(実施例) 本発明のポンプ装置の実施例を図面を参照して説明す
る。
まず、第1図は、請求項1に対応した第1の実施例の
再生ポンプを示すものである。
第1図において、1は中空状のケーシングで、このケ
ーシング1の一端部(図示右端部)に、Oリング2を介
して、中空状の中間隔壁3を液密に取付けることによっ
て、ケーシング1の内部に空間4が形成され、この空間
4内の一側部及び他側部にそれぞれメカニカルシール5,
6が設けられ、このメカニカルシール5,6に対して、一側
部を後述する軸受14に回転自在に支持された回転軸7の
大径部7aを回転自在かつ液密に貫通させてある。
そして、上記ケーシング1の他端部(図示左端部)
に、Oリング8を介して、カバー9を液密に取付けるこ
とによって、このカバー9とケーシング1との間に空間
10が形成され、この空間10に上記回転軸7の先端側の小
径の雄ねじ部7bが突設されている。
また、上記中間隔壁3の一端部にはブラケット11が取
付けられ、これによって、この中間隔壁3とブラケット
11の間に空間12が形成され、この空間12の一側部のブラ
ケット11の回転軸貫通部11aには上記回転軸7の大径部7
aに対するオイルシール13と軸受14が設けられている。
ここで、一側部のメカニカルシール5は、上記回転軸
7の大径部7aの周囲に位置して、上記中間隔壁3の回転
軸貫通部3aに、Oリング15を介して、環状の固定シール
体16を配設するとともに、中間隔壁3の回転軸貫通部3a
に図示しないねじで固定環17を固定することにより、固
定シール体16を、Oリング15を介して、中間隔壁3の回
転軸貫通部3aに液密に圧接させ、この固定シール体16の
他側部に位置して、上記回転軸7の大径部7aの周囲に、
Oリング18を介して、環状の回転シール体19を液密に設
け、この回転シール体19の他側部に位置して、回転軸7
の大径部7aの周囲に回転環20をねじ21で固定し、この回
転環20と上記回転シール体19の間にコイルばね22を介在
させた構造である。
そして、このメカニカルシール5は、空間4と空間12
の間を液密に保つためのもので、回転シール体19がコイ
ルばね22によって固定シール体16に密着し、図示しない
モータにより上記回転軸7が回転したときに、回転シー
ル体19が、回転環20及び回転軸7とともに回転し、回転
シール体19と固定シール体16が液密に摺接して液漏れを
止めるようになっており、この摺接部以外の他の部分の
液漏れはOリング15,18で止めるようになっている。
また、他側部のメカニカルシール6は、上記回転軸7
の大径部7aの周囲に位置して、上記ケーシング1の回転
軸貫通部1aに、リングシールとしてのOリング25を介し
て、環状の固定シール体26を配設するとともに、ケーシ
ング1の回転軸貫通部1aに図示しないねじで固定環27を
固定することにより、この固定シール体26を、上記Oリ
ング25を介して、ケーシング1に液密に圧接させ、この
固定シール体26の一側部に位置して、上記回転軸7の大
径部7aの周囲に、リングシールとしてのOリング28を介
して、環状の回転シール体29を液密に設け、上記回転環
20と上記回転シール体29の間にコイルばね30を介在させ
た構造である。
そして、このメカニカルシール6は、後述する羽根車
35がある流体通路37と空間4の間を液密に保つためのも
ので、上記メカニカルシール5と同様に、回転シール体
29がコイルばね30によって固定シール体26に密着し、図
示しないモータにより上記回転軸7が回転したときに、
回転シール体29が、回転環20及び回転軸7とともに回転
し、回転シール体29と固定シール体26が液密に摺接して
液漏れを止めるようになっており、この摺接部以外の他
の部分の液漏れはOリング25,28で止めるようになって
いる。
また。上記ケーシング1の他側部の空間10に羽根車35
が配設され、この羽根車35が、上記回転軸7の雄ねじ部
7bにナット36で固定され、回転軸7の段部7cに対して締
付けてある。
そして、上記羽根車35の円板板35aの外周両側部に円
板部35aの外周面及び側面に開口する多数の羽根溝35bが
形成され、この羽根溝35bに対応した溝状の流体通路37
が上記ケーシング1の内周に有端の円弧状に形成され、
この流体通路37の一端部に図示しない超純水等の液体の
吸入口が形成されているとともに、この流体通路37の他
端部に図示しない液体の吐出口が形成されている。
そうして、この再生ポンプでは、吸入口から流体通路
37に液体を通した状態で、回転軸7をモータで駆動して
羽根車35を回転すると、遠心力によって羽根車35の多数
の羽根溝35b内の液体が速度エネルギと圧力エネルギを
受け、羽根溝35b内の液体が羽根溝35bの外側から流体通
路37に流出するとともに、流体通路37の液体が羽根溝35
bの側部から羽根溝35b内に流入し、流体の渦流が発生す
る。
そして、流体通路37において、速度エネルギが圧力エ
ネルギに変換され、このような作用を羽根車35の多数の
羽根溝35bで繰返すことにより、流体通路37において液
体の圧力が次第に高められ、これによって、液体を、吸
入口から吸入して、流体通路37において圧力を高めた上
で、吐出口から吐出するようになっている。
そして、この際に、上記流体通路37に対するメカニカ
ルシール6において、回転シール体29と固定シール体26
が摺接するため、この部分が摩耗して摩耗粉が発生し、
この摩耗粉が不純物として、流体通路37側の液体、つま
り、ポンプ系内の液体に混入し、吐出口から吐出される
液体を汚染する可能性がある。
そのため、このポンプ装置では、メカニカルシール6
の流体通路37側からメカニカルシール6の液体をポンプ
系の外部に連続的に排出するための排出通路41を流体通
路37に常時連通させた状態で設け、摩耗粉が不純物とし
て混入した液体を排除するようにしている。
すなわち、この実施例では、回転軸7の中心部に軸孔
42を形成し、この軸孔42に対して回転軸7の外面のOリ
ング28の両側部から通孔43,44を形成することによっ
て、メカニカルシール6の流体通路37側から回転軸7の
通孔43、軸孔42、通孔44を通って空間4にわたり流体通
路37に常時連通した状態の排出通路41を形成し、さら
に、この空間4の下側部に排出管45を接続し、この排出
管4に排出流量調節用のバルブ46を設けてある。
したがって、ポンプの運転時には、流体通路37の液体
の圧力が上昇するので、メカニカルシール6の摺接部分
から発生した摩耗粉が不純物として混入した液体が、流
体通路37に常時連通した排出通路41の通孔43、軸孔42、
通孔44を介して、空間4に連続的に排出され、さらに、
この空間4に排出された液体が、メカニカルシール6か
ら漏れた液体とともに、排出管45を介して、バルブ46に
より流量を制御された状態で、ケーシング1の外部に排
出される。
そして、とくに、流体通路37に対して、固定シール体
26と回転シール体29との摺接部分よりも遠い位置に排出
通路41があるので、流体通路37から排出通路41に向かっ
て流れる液体により、固定シール体26と回転シール体29
の摺接部分から発生した摩耗粉が滞留せずに確実かつ効
果的に排出される。
なお、47は閉塞体で、この閉塞体47は、上記回転軸7
に軸孔42を形成するために回転軸7の先端部に形成した
通孔48を閉塞するものである。
また、圧力差によりメカニカルシール5から軸受14側
の空間12に漏れた液体は、オイルシール13あるいはラビ
リンスあるいは水切り等により軸受14に入るのを阻止さ
れ、ドルンとして通孔49から排出される。
また、ポンプの停止時には、バルブ46を閉じることに
より、外気の侵入を阻止することができる。
つぎに、第2図は、請求項1に対応した第2の実施例
の再生ポンプを示すものである。
第2図において、51は排出通路で、この排出通路51
は、上述した第1の実施例の排出通路41と同様に、メカ
ニカルシール6の流体通路37側からメカニカルシール6
の固定シール体26と回転シール体29の摺接部分から発生
した摩耗粉をポンプ系の外部に連続的に排出するもので
ある。
この排出通路51は、メカニカルシール6の回転シール
体29の内周と外周、つまり、液体通路37側と空間4とを
常時連通する通孔である。
なお、この第2の実施例は、排出通路51以外の他の部
分の構成及び作用は、第1の実施例と同一であるので、
第一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
したがって、この第2の実施例の再生ポンプの場合
も、ポンプの運転時には、流体通路37の液体の圧力が上
昇するので、メカニカルシール6付近の摺接部分から発
生した摩耗粉が不純物として混入した液体が、流体通路
37に常時連通した排出通路51を介して、空間4に連続的
に排出され、さらに、この空間4に排出された液体が、
メカニカルシール6から漏れた液体とともに、排出管45
を介して、バルブ46により流量を制御された状態で、ケ
ーシング1の外部に排出される。
そして、とくに、流体通路37に対して、固定シール体
26と回転シール体29との摺接部分よりも遠い位置に排出
通路51があるので、流体通路37から排出通路51に向かっ
て流れる液体により、固定シール体26と回転シール体29
の摺接部分から発生した摩耗粉が滞留せずに確実かつ効
果的に排出される。
つぎに、第3図は、請求項2に対応した第3の実施例
の再生ポンプを示すものである。
第3図において、61はメカニカルシールで、このメカ
ニカルシール61は、上述した第1の実施例及び第2の実
施例のメカニカルシール6と同様に、回転軸7の大径部
7aを回転自在かつ液密に貫通させ、羽根車35がある流体
通路37側から回転軸7の外周に沿って空間4に伝わる液
体を封止するものである。
このメカニカルシール61は、上記羽根車35の一側部に
位置して、上記回転軸7の大径部7aの周囲に回転環62を
ねじ63で固定し、この回転環62の一側部に位置して、回
転軸7の大径部7aの周囲に、リングシールとしてのOリ
ング64を介して、環状の回転シール体65を液密に設け、
回転軸7の大径部7aの周囲に位置して、ケーシング1の
回転軸貫通項1aの一端部に、リングシールとしてのOリ
ング66を介して、環状の固定シール体67を配設するとと
もに、この固定シール67の一端部に、Oリング68を介し
て、固定環69を配設し、この固定環69をケーシング1に
図示しないねじで固定することにより、固定シール体67
を、上記Oリング66を介して、ケーシング1に液密に圧
接させ、さらに、上記回転環62と上記回転シール体65の
間にコイルばね70及び係合ピン71を介在させた構造であ
る。
そして、このメカニカルシール61の固定環69の一端部
に、Oリング2を介して、中間隔壁3を液密に取付ける
ことによって、空間4が形成され、この空間4の一側部
にメカニカルシール72が設けられ、さらに、上記中間隔
壁3の一端部にブラケット11を設けることによって、こ
の中間隔壁3とブラケット11の間に空間12が形成され、
この空間12の一側部のブラケット11の回転軸貫通部11a
にはオイルシール13と軸受14が設けられている。
そして、上記メカニカルシール61は、上述した第1の
実施例及び第2の実施例のメカニカルシール6と同様
に、羽根車35がある流体通路37と空間4の間を液密に保
つためのもので、回転シール体65がコイルばね70によっ
て改定シール体67に密着し、図示しないモータにより上
記回転軸7が回転したときに、回転シール体65が、係合
ピン71によって、回転環62及び回転軸7とともに回転
し、回転シール体65と固定シール体67が液密に摺接して
液漏れを止めるようになっており、この摺接部以外の他
の部分の液漏れはOリング64,66で止めるようになって
いる。
また、上記メカニカルシール72は、上述した第1の実
施例及び第2の実施例のメカニカルシール5と同様に、
空間4と空間12の間を液密に保つものである。
75は排出通路で、この排出通路75は、上述した第1の
実施例の排出通路41及び第2図の実施例の排出通路51と
同様に、メカニカルシール61の流体通路37側からメカニ
カルシール61の回転シール体65と固定シール体67の摺接
部分から発生した摩耗粉をポンプ系の外部に排出するも
のである。
この排出通路75は、メカニカルシール61の回転シール
体65と固定シール体67との摺接部分より羽根車35と反対
側に位置して配設され、メカニカルシール61の固定シー
ル体67の一端部と他端部、つまり、空間4と液体通路37
側とを常時連通する通孔である。
なお、この第3の実施例は、メカニカルシール61,72
及び排出通路75以外の他の部分の構成及び作用は、第1
の実施例及び第2の実施例と同様であるので、同様な部
分には同一の符号を付して説明を省略する。
したがって、この第3の実施例の再生ポンプの場合
も、ポンプの運転時には、流体通路37の流体の圧力が上
昇するので、メカニカルシール61の摺接部分から発生し
た摩耗粉が不純物として混入した液体が、流体通路37に
常時連通した排出通路75を介して、空間4に連続的に排
出され、さらに、この空間4に排出された液体が、メカ
ニカルシール61から漏れた液体とともに、排出管45を介
して、バルブ46により流量を制御された状態で、外部に
排出される。
そして、とくに、流体通路37に対して、回転シール体
65と固定シール体67との摺接部分よりも遠い位置に排出
通路75があるので、流体通路37から排出通路75に向かっ
て流れる液体により、回転シール体65と固定シール体67
の摺接部分から発生した摩耗粉が滞留せず確実かつ効果
的に排出される。
つぎに、第4図は、請求項2に対応した第4の実施例
の再生ポンプを示すものである。
第4図において、81は排出通路で、この排出通路81
は、上述した第1の実施例の排出通路41、第2図の実施
例の排出通路51及び第3の実施例の排出通路75と同様
に、メカニカルシール61の流体通路37側からメカニカル
シール61の回転シール体65と固定シール体67の摺接部分
から発生した摩耗粉をポンプ系の外部に排出するもので
ある。
この排出通路81は、メカニカルシール61の回転シール
体65と固定シール体67との摺接部分より羽根車35と反対
側に位置して配設され、上記ケーシング1の一側部にメ
カニカルシール61の固定シール体67に対向する通孔を形
成し、ケーシング1の外部と流体通路37側とを直接的に
常時連通するものである。
このため、この第4の実施例では、空間4と軸受14側
のメカニカルシール5,72が不要で、メカニカルシール61
の一側部は空間12となっている。
なお、この第4の実施例は、排出通路81以外の他の部
分の構成及び作用は、空間4とメカニカルシール5,72が
無いことを除いて、第3の実施例と同様であるので、同
様な部分には同一の符号を付して説明を省略する。
したがって、この第4の実施例の再生ポンプの場合
も、ポンプの運転時には、流体通路37の流体の圧力が上
昇するので、メカニカルシール61の摺接部分から発生し
た摩耗粉が不純物として混入した流体が、流体通路37に
常時連通した排出通路81を介して、バルブ46により流量
を制御された状態で、ケーシング1の外部に連続的に排
出される。
そして、とくに、流体通路37に対して、回転シール体
65と固定シール体67との摺接部分よりも遠い位置に排出
通路81があるので、流体通路37から排出通路81に向かっ
て流れる液体により、回転シール体65と固定シール体67
の摺接部分から発生した摩耗粉が滞留せず確実に効果的
に排出される。
なお、圧力差によりメカニカルシール61から軸受14側
の空間12に漏れた液体は、オイルシール13あるいはラビ
リンスあるいは水切り等により軸受14に入るのを阻止さ
れ、ドレンとして通孔49から排出される。
つぎに、第5図及び第6図は、請求項2に対応した第
5の実施例の再生ポンプを示すものである。
第5図及び第6図において、85は排出通路で、この排
出通路85は、上述した第1の実施例の排出通路41、第2
図の実施例の排出通路51、第3の実施例の排出通路75及
び第4の実施例の排出通路81と同様に、メカニカルシー
ル61の流体通路37側からメカニカルシール61の回転シー
ル体65と固定シール体67の摺接部分から発生した摩耗粉
をポンプ系の外部に排出するものである。
この排出通路85は、メカニカルシール61の回転シール
体65と固定シール体67との摺接部分より羽根車35と反対
側に位置して配設され、メカニカルシール61の回転シー
ル体65に対する固定シール体67の摺接面に半径方向の溝
を形成し、液体通路37側と空間4を常時連通するもので
ある。
なお、この第5の実施例は、排出通路85以外の他の部
分の構成及び作用は、第3の実施例と同一であるので、
同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
したがって、この第5の実施例の再生ポンプの場合
も、ポンプの運転時には、流体通路37の流体の圧力が上
昇するので、メカニカルシール61の摺接部分から発生し
た摩耗粉が不純物として混入した流体が、流体通路37に
常時連通した排出通路85を介して、空間4に連続的に排
出され、さらに、この空間4に排出された液体が、メカ
ニカルシール61から漏れた液体とともに、排出管45を介
して、バルブ46により流量を制御された状態で、外部に
排出される。
そして、とくに、流体通路37に対して、回転シール体
65と固定シール体67との摺接部分よりも遠い位置に排出
通路85があるので、流体通路37から排出通路85に向かっ
て流れる液体により、回転シール体65と固定シール体67
の摺接部分から発生した摩耗粉が滞留せず確実かつ効果
的に排出される。
(発明の効果) 請求項1記載の発明によれば、メカニカルシールの固
定シール体と回転シール体の摺接部分から発生する摩耗
粉を、その付近の流体とともに、流体通路に常時連通さ
れた排出通路を介してポンプ系内から外部に連続的に排
出することができるので、ポンプから吐出される流体に
摩耗粉が不純物として混入することを防止でき、そし
て、とくに、流体通路に対して、固定シール体と回転シ
ール体との摺接部分よりも遠い位置に排出通路があるの
で、流体通路から排出通路に向かって流れる流体によ
り、摩耗粉が滞留することなく確実かつ効果的に排出さ
れ、また、摩耗粉の排出が確実に行なわれるので、排出
通路から排出する流体の量を多くする必要はない。
請求項2記載の発明によれば、メカニカルシールの固
定シール体と回転シール体の摺接部分から発生する摩耗
粉を、その付近の流体とともに、流体通路に常時連通さ
れた排出通路を介してポンプ系内から外部に連続的に排
出することができるので、ポンプから吐出される流体に
摩耗粉が不純物として混入することを防止でき、そし
て、とくに、流体通路に対して、固定シール体と回転シ
ール体との摺接部分よりも遠い位置に排出通路があるの
で、流体通路から排出通路に向かって流れる流体によ
り、摩耗粉が滞留することなく確実かつ効果的に排出さ
れ、また、摩耗粉の排出が確実に行なわれるので、排出
通路から排出する流体の量を多くする必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はそれぞれ本発明のポンプ装置の第
1ないし第5の実施例を示す再生ポンプの断面図、第6
図は第5図の第5の実施例の要部の説明図である。 1……ケーシング、1a……回転軸貫通部、6……メカニ
カルシール、7……回転軸、14……軸受、25,……リン
グシールとしてのOリング、26……固定シール体、28…
…リングシールとしてのOリング、29……回転シール
体、35……羽根車、37……流体通路、41,51……排出通
路、61……メカニカルシール、64……リングシールとし
てのOリング、65……回転シール体、66……リングシー
ルとしてのOリング、67……固定シール体、75,81,85…
…排出通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−96363(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 29/10 F04D 29/12 F04D 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体通路を有するケーシングと、このケー
    シングの流体通路に回転自在に配設された羽根車と、こ
    の羽根車に連結された回転軸と、上記流体通路から上記
    ケーシングの回転軸貫通部を介して回転軸の外周に沿っ
    て軸受側に伝わる流体を封止するメカニカルシールとを
    有し、 上記メカニカルシールが、上記流体通路側に位置して上
    記回転軸の周囲に配設されリングシールを介して上記ケ
    ーシングに取付けられた環状の固定シール体と、リング
    シールを介して上記回転軸の周囲に取付けられ上記流体
    通路側に向かって上記固定シール体に対して摺接可能に
    当接された環状の回転シール体とを備えたポンプ装置で
    あって、 上記メカニカルシールの回転シール体と固定シール体と
    の摺接部分から回転シール体と回転軸との間のリングシ
    ール部分までの範囲に位置して上記流体通路に常時連通
    されこの流体通路側の流体を外部に排出する排出通路を
    形成した ことを特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】流体通路を有するケーシングと、このケー
    シングの流体通路に回転自在に配設された羽根車と、こ
    の羽根車に連結された回転軸と、上記流体通路から上記
    ケーシングの回転軸貫通部を介して回転軸の外周に沿っ
    て軸受側に伝わる流体を封止するメカニカルシールとを
    有し、 上記メカニカルシールが、上記流体通路側に位置してリ
    ングシールを介して上記回転軸の周囲に取付けられた環
    状の回転シール体と、上記回転軸の周囲に配設されリン
    グシールを介して上記ケーシングに取付けられ上記流体
    通路側に向かって上記回転シール体に対して摺接可能に
    当接された環状の固定シール体とを備えたポンプ装置で
    あって、 上記メカニカルシールの回転シール体と固定シール体と
    の摺接部分より上記羽根車と反対側に位置して上記流体
    通路に常時連通されこの流体通路側の流体を外部に排出
    する排出通路を形成した ことを特徴とするポンプ装置。
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