JP2801256B2 - 露出制御装置 - Google Patents

露出制御装置

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JP2801256B2
JP2801256B2 JP1088523A JP8852389A JP2801256B2 JP 2801256 B2 JP2801256 B2 JP 2801256B2 JP 1088523 A JP1088523 A JP 1088523A JP 8852389 A JP8852389 A JP 8852389A JP 2801256 B2 JP2801256 B2 JP 2801256B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオカメラ等の露出制御装置に関し特に手
動露出制御動作を円滑に行うことのできる露出制御装置
に関するものである。
〔背景技術〕
近年、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ(以下VT
Rと略す)を初めとする映像機器の発展は目覚ましく特
にカメラ一体型VTR等においては自動露光調節装置が標
準的に装備されるようになっている。
このようなカメラ一体型VTRの従来の露光制御方式に
ついて以下第9図を用いて説明する。
光学系1より入射した光線は露光調節機構(アイリ
ス)2により光量を調節され撮像素子3上へ被写体像を
結像する。撮像素子3より得られた信号はサンプルホー
ルド回路4によって所定の周期でサンプリングされ、カ
メラ信号処理回路5へと入力される。カメラ信号処理回
路5ではガンマ補正等の処理が施されるとともに輝度信
号と色信号に分離され、カメラエンコーダ6にて、たと
えばNTSC等の規格化されたテレビ映像信号に変換され
る。
一方、サンプルホールド回路4より出力された映像輝
度信号Yは積分回路7によって積分され、演算器8にお
いて基準レベル設定用可変抵抗9によって予じめ設定さ
れている基準値9aと比較され、その差に応じた差信号が
発生される。該差信号は露光制御信号として、ドライバ
11,絞り駆動用アクチユエータに供給され、積分回路7
の出力レベルと基準値設定用の可変抵抗9によって設定
された基準値の関係が一定となるように絞り2の開口量
が制御されるものである。絞り2は上述のようなフイー
ドバツクループによって制御される。
また10は絞り2の露光状態を手動で制御するための手
動露出制御用可変抵抗である。この可変抵抗を操作し
て、上述の基準値設定用の可変抵抗9の設定値を実質的
に変更することにより、絞り2の開口量をその設定され
た基準値に対して、可変制御することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の装置によれば、基準値設定用の
抵抗の基準値9aの電圧を変化させているだけであり、絞
り自体は入射光に応じて常に動いてしまうため、操作者
の意図する最適な露出状態に設定することが困難であっ
た。
さらに手動露出制御においても、絞りの開口量を制御
する絞り制御手段が、単にフイードバツクループに供給
する基準値を単に可変抵抗のみによって構成されている
ため、絞り量を円滑に且つ細かく最適値に設定すること
が困難であった。
また、絞り制御信号の変化量に対する絞り制御用のア
クチユエータの移動量は絞りの開口量により相対的に変
化し、開放側で小さくなり、絞り込まれれば大きくなっ
てしまう性質がある。この絞り値とアクチユエータ移動
量の関係を第8図に示す。
したがって、上述の装置のように映像信号を含んだフ
イードバツク系について考えると、絞りが開放状態より
絞り込まれていくにつれて、フイードバツクループのル
ープゲインが高くなり、逆に絞りが絞り込み状態より開
放していくとフイードバツクループのループゲインは低
くなる。すなわち、絞りが開放側に近い状態のときに
は、絞りの開口量が変化しても光量の変化は小さいが、
小絞り側に行くにしたがって、絞りの開口量がわずかに
変化しても撮像面における明るさが大きく変化し、この
変化によって絞り制御のフイードバツクループの応答性
が変化することになるので、アクチユエータの移動量は
絞りが絞り込まれるほど大きくなる傾向にある。これは
特に小絞り側のハンチング等となってあらわれる他、絞
りの制御が円滑に行なわれないという問題点となる。
特に絞りを手動で制御する場合、操作スイツチの同じ
操作量に対する絞り量が、小絞り側と開放側とで大きく
異なり、手動による露出制御動作が行いにくく、最適値
への制御が困難となる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述した問題点を解決することを目的として
なされたもので、その請求項(1)に記載の発明によれ
ば、絞りと、前記絞りを駆動して露光量を変更する絞り
駆動手段と、前記絞りの可動範囲を複数の領域に分割
し、該領域単位で前記絞りの位置を検出し、絞り値情報
として出力する検出手段と、前記絞り駆動手段を制御し
て前記絞りを駆動するための絞り制御信号をデジタル演
算する制御手段と、前記複数の領域それぞれに対して予
め設定された絞り補正データを備え、前記検出手段によ
って検出された絞り値情報に対応する絞り補正データを
前記制御手段へと供給して前記絞り制御信号をデジタル
的に補正することにより、前記絞り駆動手段の駆動量
と、絞り値の変化の関係が実質的にリニアになるように
補正する補正手段とを備えた露出制御装置を特徴とす
る。
また本願の請求項(2)に記載の発明によれば、絞り
と、前記絞りを駆動して露光量を変更する絞り駆動手段
と、前記絞りの可動範囲を複数の領域に分割し、該領域
単位で前記絞りの位置を検出し、絞り値情報として出力
する検出手段と、前記絞りを操作して絞り値を変化させ
るための操作手段と、前記操作手段の操作に応じて、前
記絞り駆動手段を制御して前記絞りを駆動するための絞
り制御信号を演算する制御手段と、前記複数の領域それ
ぞれに対して予め設定された絞り補正データを備え、前
記検出手段によって検出された絞り値情報に対応する絞
り補正データを前記制御手段へと供給して前記絞り制御
信号補正することにより、前記操作手段による操作量と
前記絞り値の変化の関係が実質的にリニアになるように
補正する補正手段とを備えた露出制御装置を特徴とす
る。
〔実施例〕
以下、本発明における自動露出装置を各図に示す実施
例について詳述する。
第1図は本発明における自動露出装置の第1の実施例
を示すブロツク図である。
なお、同図中、前述の従来例と同一構成の部分につい
ては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第9図の従来例との差異は、演算器8の出力をA/D変
換回路17でデジタル信号に変換した後、前述した絞り値
による絞り制御フイードバツクループのループゲインの
変化を補正して操作量に対する絞りの変化の度合を一定
にする絞り補正制御回路19へと供給し、ここでバツフア
ンプ14より得られた絞りエンコーダ13の絞り検出値をA/
D変換回路16でデジタル信号に変換した情報にもとづい
てゲイン補正された絞り制御値をD/A変換回路15を介し
て絞り駆動用ドライバー11へと供給する構成となってい
る点である。
また手動による露出制御もアツプダウンカウンタ18と
絞り値設定用UP,DOWNスイツチ22,23によって、スイツチ
の押圧回数または押圧時間によって設定され、絞り補正
制御回路19で絞り制御フイードバツクループにデジタル
的に供給される。
尚、21は絞り制御を撮像素子3への入射光量に応じて
自動制御する自動モードと、絞り値設定用スイツチ22,2
3で設定する手動モードとを切り換えるための絞り調節
モード切換スイツチである。
上述の絞り補正制御回路19と絞り値設定用のアツプダ
ウンカウンタ18は制御用のマイクロコンピユータ20内に
組み込むことにより構成されている。
以上の構成により、レンズ光学系1により、アイリス
2を介し、CCD等の撮像素子3の撮像面上に結像された
被写体像は該撮像素子3により光電変換され、撮像信号
として出力され、撮像素子3よりサンプルホールド回路
4を介してカメラ信号処理回路5へ撮像信号が供給され
ガンマ変換等が施され、色信号C及び輝度信号Yγが映
像信号として取り出され、NTSC等のテレビジヨン信号に
規格化するためのカメラエンコーダ6を経てコンポジツ
ト映像信号等の形態でカメラ部より出力される。
また、上記カメラ信号処理回路により出力される輝度
信号Yは画面の輝度状態に応じ、適正露光を得るための
絞り2を制御するための制御信号を発生させるべく、積
分回路7へ入力されて積分された後、演算器8にて基準
値設定用の可変抵抗9の設定値9aと比較され、その差信
号を発生させる。この差信号はA/D変換回路17によって
デジタル信号に変換された後露光制御信号として、絞り
補正制御回路19へと供給され、後述する補正を施した
後、ドライバ11を介して絞りを駆動用アクチユエータ12
へと供給され、これにもとづいて、前記差信号が一定レ
ベルとなるように絞り2が制御される。
ドライバ11を経て、絞り駆動用アクチユエータ12に供
給され、これに基づいて前記差信号が一定となるように
絞り2が制御される。
一方、絞りの開口量はエンコーダ13によって検出さ
れ、その検出値をバツフアアンプ14で所定のレベルに増
幅された後、A/D変換回路でデジタル信号に変換されて
絞り補正制御回路19へと供給され絞り制御信号に補正が
かけられる。このエンコーダ13、バツフアアンプ14、絞
り補正制御回路19によって、本発明の特徴部分である絞
り制御系の、フイードバツクループのループゲインの変
化の逆補正回路が構成されている。
ここで、絞り2の光学的特性の一般的な特性を示す
と、前述の第18図のように、絞り駆動用のアクチユエー
タの移動量と絞り値との関係が非直線であり、小絞り側
になる程アクチユエータのわずかな移動で絞り値が大き
く変化する特性となっている。言い換えれば、小絞り側
でフイードバツクループのループゲインが高くなり、わ
ずかな光量変化に対しても、大きくアクチユエータが移
動され、且つ小絞り側ではアクチユエータの移動量に対
する絞り値の変化が大きいので、ハンチングを生じやす
くなることがわかる。第3図の曲線l1は、絞り値と絞り
制御用のフイードバツクループのループゲインの関係を
示す特性曲線である。
本発明においては、このような条件を前提とし、第8
図のような光学特性の絞りを用いた場合について、その
絞り制御系のゲインを制御する前記補正回路の動作につ
いて説明する。
絞りの開口量すなわち絞り値を検出するためのエンコ
ーダ13より出力された電圧は、バツフアアンプ14に入力
されて所定の増幅率で増幅され所定のバイアスを与えら
れた後、A/D変換回路16でデジタル信号に変換され、絞
り補正制御回路19へと導かれる。絞り補正制御回路19
は、A/D変換回路17より出力された演算器8の出力とA/D
変換回路16より出力された絞り値に応じた電圧を取り込
んで、第3図の曲線l1で示すループゲインに、曲線l2
示す逆特性のループゲイン特性を乗算し、これによって
曲線l3で示す一定のループゲイン特性となるよう補正を
加えるものである。前述のように、小絞り側では、わず
かな絞り値の変化に対しても光量変化が大きく、その結
果として小絞り側で制御系のループゲインが高くなって
しまう。したがって絞り補正制御回路は、ループゲイン
の低い絞り開放状態近傍ではD/A変換回路15より出力さ
れる絞り制御信号レベルが大きく、絞りを閉じるにした
がって小さくなるように、絞り値に応じて補正をかける
ように設定されている。これによってアクチユエータ移
動量は、わずかな移動に対しても光量変化の大きい小絞
り側に行くにしたがって小さくなり、ハンチングを生じ
にくくなる。
すなわち、ドライバ11に加わる電圧が同じ光量変化で
も該絞り2の絞り値によって異なり、絞り2が開放状態
に近づくほど、絞り2の移動量が大きくなるように制御
される。
第2図は、絞り補正制御回路19の内部の構成及び動作
を説明するためのブロツク図である。絞り補正制御回路
19は、マイクロコンピユータで構成されるが、説明の都
合上、ブロツク化したものである。
A/D変換回路17より供給された映像信号レベルは、絞
り制御信号としてその信号レベルを保持する保持回路19
1に入力される。この保持回路191は通常はA/D変換回路1
7の出力をそのまま通過させ、自動,手動切換スイツチ2
1を手動に切り換えたとき、その切り換え直前のA/D変換
回路17の出力を保持する。保持回路191の出力は加算器1
92でアツプダウンカウンタ18の出力と加算され、ゲイン
補正回路193へと供給される。ゲイン補正回路193によっ
てゲイン補正された絞り制御信号は、減算器194によっ
てA/D変換回路16より出力された絞り値に応じた検出信
号と比較された後、その差に応じた信号がアンプ195に
供給されて所定のレベルに増幅され、D/A変換回路15へ
と供給される。これによって映像信号レベルを一定に保
つための絞り制御フイードバツクループが形成される。
一方、ゲイン補正動作について説明すると、A/D変換
回路16より出力された絞り値に応じた制御信号は、エリ
ア判別回路196に入力され、その絞り値を予じめ設定さ
れた複数の段階のどこにあるかを判定し、その判定結果
をゲイン補正回路193へと供給する。ゲイン補正回路193
はエリア判別回路196より供給された絞り値情報にもと
づいて前述の複数の段階でゲインを補正する。そのゲイ
ン補正特性は第3図の曲線l2で表わされ、曲線l2の点線
はその複数段階を表わしており、きわめて細分化されて
精度を上げている。またこのゲイン補正の段階は絞りエ
ンコーダの精度の範囲内で適宜選択して設定すればよ
い。これにより同図の曲線l1で示す補正のない状態にお
けるループゲインが、曲線l3の一定のループゲインに補
正される。
さて、上述した構成により、スイツチ21を自動とした
場合は、A/D変換回路17の出力が保持回路191を通過して
加算器192へと供給される。一方、アツプダウンカウン
タ18はスイツチ21によって初期値にリセツトされたまま
非動作状態となる。したがって加算器には一定の初期値
を出力するのみで、絞り値を手動設定するUPスイツチ2
2,DOWNスイツチ23を操作しても、無効となる。
これにより、絞り2の制御ループゲインは前述した如
く第3図の曲線l1で示す特性に対して、曲線l2で示す逆
特性の補正を施され、ほぼ一定の曲線l3で示す特性に保
持される。したがって、絞り制御ループゲインが絞りの
移動範囲全域にわたってほぼ一定に制御され、自然な絞
り制御を行うことができる。
また、スイツチ21を手動に切り換えた場合は、保持回
路191は切換直前のA/D変換回路17の出力を保持し、加算
器192へと出力し続ける。同時にアツプダウンカウンタ
がリセツト後動作可能な状態となる。
この状態では、スイツチ21を手動に切り換える直前の
A/D変換回路17の出力が手動操作の初期値となり、この
値に絞り値制御用のアツプダウンカウンタ18の出力が加
算されてゲイン補正回路193に供給され、上述したよう
に絞り制御系のループゲインが一定となるように制御さ
れる。これによって、絞り可変範囲全域にわたってルー
プゲインが一定となり、言い換えれば、絞り制御用のUP
スイツチ,DOWNスイツチの操作量に対する露出変化が、
絞り可変範囲全域にわたってほぼ一定となる。したがっ
て小絞り側でも開放側でもUPスイツチ,DOWNスイツチの
1回の押圧における絞り変化量が同じになり、操作性が
格段に向上する。以上示したように手動露出時におい
て、アイリス回路のループゲインを絞り値に関係なく一
定にするように補正することによって、露出量を可変す
るアツプダウンスイツチに比例して絞りを応答させるこ
とができ、最適な手動露出動作が行なえる。
上述の実施例は、マイクロプロセツサによって絞り補
正制御回路を構成しているが、マイクロプロセツサを用
いずにハードウエアにて構成することも可能であること
は言うまでもない。
第4図は、その一例を示すブロツク図である。同図に
おいて第1図と同一構成部分については同一の符号を用
いて説明を省略する。また本実施例によれば、特に操作
時、絞り値によるループゲインの変化が露出状態の変化
として強く影響する手動絞り制御の場合のみ第3図に示
すゲイン補正を行っている。
同図において、10は図示しない絞り操作環に連動する
可変抵抗による絞り操作部材、24はバツフアアンプ14よ
り出力された絞り値に応じた絞り値検出信号と、絞り操
作部材によって設定された絞り設定値に応じた制御信号
とを比較して、その差に応じた絞り制御信号を駆動回路
11へと出力する差動アンプ、25は絞り操作部材の設定値
に、バツフアアンプ14から供給される絞り値情報にもと
づいてゲイン補正をかけ、絞り制御フイードバツクルー
プのループゲインを絞り値によらず一定とするためのゲ
イン補正回路である。この絞り制御フイードバツクルー
プのもとのループゲインは第3図の曲線l1のような特性
となっており、ゲイン補正回路25はその逆特性の曲線l2
に示すような特性の補正をかけ、結果的にl3に示すよう
に絞り値によらず一定のループゲイン特性を得ることが
できるものである。
自動,手動切換スイツチ21を自動に切り換えて自動絞
り制御モードとすると、演算回路8より出力された映像
信号レベルと基準値との差にもとづく情報が駆動回路11
に入力され、その差が一定あるいは0となるようにアク
チユエータ12を駆動して絞り2の開口量が可変される。
すなわち、自動露出モードについては第9図と同様であ
る。
次に、自動,手動切換スイツチ21を手動に切り換えて
手動絞り制御モードとすると、演算器8より出力される
映像信号レベルに応じた信号は断たさ、差動アンプの出
力がアクチユエータの駆動回路11へと供給される。した
がってバツフアアンプ14より出力された絞り値に応じた
信号と、ゲイン補正回路25を介して供給された絞り操作
用の可変抵抗10の設定値とが差動アンプ24へと供給され
て比較され、その差の信号に応じて絞り2が制御され
る。これによって、絞り2の開口量は、絞り調節用の可
変抵抗10による設定値に応じた値に制御される。
この際第3図に示したように、ゲイン補正回路25によ
って同図l1で示す絞り制御フイードバツクのループゲイ
ンに、同図l2で示すように、絞り値に応じたゲイン補正
がなされ、その結果ループゲインがl3で示すように一定
に保持される。すなわち第1の実施例と同様に、絞りの
変化と操作量の関係が手動操作時は常に一定に保たれ、
自然な絞り調節を行うことができる。
第5図は本発明の露出制御装置を交換レンズ式のビデ
オカメラに適用した場合を示す第3図の実施例である。
同図において、前述の第1図と同一構成部分について
は同一の符号を付し、その説明を省略する。図におい
て、LUはレンズユニツト、CUはカメラユニツト、Mはレ
ンズユニツトとカメラユニツトとを供給するマウント部
である。このマウント部Mには、レンズユニツトとカメ
ラユニツトとを結合する電気接点コネクタが設けられ、
両ユニツト間で制御情報の伝達を行うための通信路30が
形成されている。
本実施例によると、カメラユニツトCU側においては、
撮像素子3、サンプルホールド回路4、カメラ信号処理
回路5、カメラエンコーダ6を備えるとともに、サンプ
ルホールド回路4より出力された映像信号の輝度信号を
積分する積分回路7、積分回路7の出力と基準レベル設
定用の可変抵抗9によって設定された基準値9aとを比較
演算し、その差に応じた信号を出力する演算器8、演算
器8の出力をデジタル信号に変換するA/D変換回路17、
絞りの自動,手動調節切換スイツチ21、手動の絞り値設
定用UPスイツチ22,DOWNスイツチ23が配されている点に
ついては、第1図の実施例と同様である。A/D変換回路1
7より出力された輝度信号レベルと絞り値設定用の操作
スイツチの操作量は、カメラ側の制御用マイクロコンピ
ユータ26へと供給される。カメラ側マイクロコンピユー
タ26は、手動の絞り値設定用のスイツチ22,23の操作量
を表わすアツプダウンカウンタ18と、A/D変換回路17の
出力を取り込んで、絞り制御信号を演算し、カメラ通信
ブロツク27で通信に適した形に変換し、通信路30を介し
て後述するレンズユニツト内のレンズ側マイクロコンピ
ユータ28へと送信される。
レンズユニツトLU内には、通信路30を介してカメラ側
制御用マイクロコンピユータ26と制御情報の交換を行う
レンズ側制御用マイクロコンピユータ28が配されてい
る。すなわちレンズ側制御用マイクロコンピユータ28
は、カメラ側マイクロコンピユータより絞り制御情報を
レンズ通信ブロツク29を介して受信し、この制御情報に
もとづいて、絞り補正制御回路19を介して絞り2を制御
する。レンズ側制御用マイクロコンピユータ28は、絞り
エンコーダ13,バツフアアンプ14,A/D変換回路16を介し
て絞り値情報を取り込み、カメラ側マイクロコンピユー
タ20より受け取った絞り制御情報の第3図に示すループ
ゲイン特性曲線l1に曲線l2の逆特性の補正をかけ、ルー
プゲイン特性が曲線l3のように一定となるように補正す
る。この補正した絞り制御情報をD/A変換回路15でアナ
ログ信号に変換し、アクチユエータ駆動回路11へと供給
し、絞り2を制御する。
レンズ側マイクロコンピユータ28内の構成は、第2図
に示した絞り補正制御ブロツク19と、カメラ側より絞り
制御情報を受け取ってデコードするための通信ブロツク
29から構成されている。
以上の構成により、自動,手動切換スイツチ21が自動
に切り換えられているときには、カメラ側マイクロコン
ピユータにおいて、アツプダウンカウンタ18の値は所定
値に固定され、手動絞り値設定用スイツチ22,23は無効
となる。したがって画面の輝度状態に応じ適正露光、す
なわち映像信号の輝度レベルが一定となるように絞り制
御情報がレンズ側へと送信され、絞り2が制御される。
またスイツチ21が手動に切り換えられたときは、絞り
値設定用のスイツチ22,23によって与えられたアツプダ
ウンカウンタ18の出力信号がA/D変換回路17より供給さ
れる映像信号レベルの情報に加算され、手動によって設
定した値に絞りを制御することができる。そして、レン
ズ側マイコンの通信ブロツク29はカメラ側マイコンの通
信ブロツク27より通信された、前記該A/D変換回路17の
出力信号とアツプダウンカウンタ18の出力信号を受けて
絞り補正制御回路19に出力する。絞り補正制御回路19は
第1の実施例で説明したのと同様に、保持回路191,加算
器192,ゲイン補正回路193,エリア判別回路196,減算器19
4,アンプ195で構成されており、その動作については、
途中に通信が介入する以外は第1の実施例と同じであ
る。すなわち、A/D変換回路17の出力信号は保持回路191
で保持され、アツプダウンカウンタ18の出力信号と、加
算器192で加算される。加算された信号は、絞り値全領
域において絞りのループゲインが一定になるようにゲイ
ン補正回路193で補正され、その出力信号は、A/D変換回
路16の出力である絞り値のデジタル信号と比較され、そ
の差信号はアンプ195で増幅され、D/A変換回路15を経
て、ドライバ11に入力される。そしてドライバ11でアク
チユエータ12を駆動させ、絞り量を可変する。絞り量は
エンコーダ13で電圧として変換され、バツフアアンプ1
4、A/D変換回路16を経て、絞り補正制御回路19にフイー
ドバツクされる。
以上の説明のように変換レンズシステムにおいて、レ
ンズ側に絞り補正制御回路19が構成されているために、
カメラ側からは、アツプダウンカウンタ18の出力信号を
受けとるだけであり、どんなカメラがつながっても、レ
ンズ側でアクチユエータ12及び絞り2の補正を行なって
いるため、最適な手動露出補正ができる。
また、本発明の第2の実施例では、カメラ側に絞り値
設定用のスイツチ22,23(または露出量可変抵抗)及び
アツプダウンカウンタ18を構成しているがレンズ側に構
成しても本発明の実施例を妨げるものではない。
上述の各実施例は、それぞれ、手動絞り制御時、絞り
値設定用のスイツチ22,23による操作量をアツプダウン
カウンタで検出し、その操作量に対する絞り駆動量に、
絞り値に応じて補正をかけるように構成されている。
次に絞り値に応じて、絞り値制御用のVPスイツチ22,D
OWNスイツチ23の同じ操作量あるいは操作回数に対する
アツプダウンカウンタ18の計数量の変化を異ならせるよ
うにした実施例を示す。このようにすると、アツプダウ
ンカウンタ18の出力に対する絞り制御情報の変化を絞り
値によらず一定の関係にすることができるため、絞り制
御の演算アルゴリズムを簡略化することができる。
すなわち、絞り値が小絞り側から開放側へと変化する
にしたがって、UPスイツチ,DOWNスイツチの1回の押圧
に対するアツプダウンカウンタのカウント値の変化が大
となるように構成したものである。したがって以後の絞
り制御は、特別な補正をかける必要がない。
第6図はこの実施例のブロツク図を示すものである
が、制御用マイクロコンピユータのプログラム以外は第
1図の第1の実施例と同様である。そして第7図はその
制御動作を説明するためのフローチヤートである。
第6図に於て、制御用マイクロコンピユータ31へAD変
換回路17,16及びマニユアル・絞り設定用のスイツチ22,
23絞り制御の自動(Auto)と手動(Manual)を切り換え
るスイツチ21がデータ入力として、D/A変換回路15がデ
ータ出力として接続されている。
以下、制御用マイクロコンピユータ31の制御動作を第
7図のフローチヤートを用いて説明する。
ステツプ01でエンコーダ13によって検出した絞り2の
状態をA/D変換回路16からデータDbとしてマイクロコン
ピユータ31内に取り込む。
ステツプ02で該絞り値データDbに応じた補正値K1を該
マイクロコンピユータ31内の補正値メモリ(不図示)よ
り読み出す。係数K1の値は絞り値に応じて第3図の補正
特性曲線l2のように変化する。
ステツプ03でAD変換回路17より露出の制御用の画像信
号レベル情報Daをマイコン70へ取り込み、絞り2の制御
の為の目的値Do(K*Da)を演算する。
ステツプ04で該目的値と絞り値との差である制御誤差
情報(Do−Db)を演算する。
ステツプ05で制御出力データであるDcへ該制御誤差情
報を代入する。
ステツプ06でM(手動)とA(自動)をスイツチ21の
状態で判定する。
Aの場合ステツプ01へ戻り自動制御ループを形成す
る。Mの場合次の判定を進む。
ステツプ07でスイツチ27の正補正指示(+)、スイツ
チ28の負補正指示(−)のどちらが押されたか、或はど
ちらも押されていないかを判定し、+,−,NOと三分岐
する。
ステツプ08で(−)の場合の補正係数K2を、K1と同様
マイコン内のメモリテーブルから読み出す。K2は基本的
にK1と同様第3図のゲイン補正曲線に乗る様に設定され
る。違いは、K2は補正スイツチ22,23を押した場合に発
生するカウント数として定義されている点である。すな
わち絞り設定用のスイツチ1回の押圧によるアツプダウ
ンカウンタのカウント値の変化量が、絞り値に応じて変
化し、曲線l2に治った変化をし、これによって絞り制御
ループのループゲインが一定となるように補正すること
ができるわけである。例えば、同じく1回スイツチを押
しても絞り値が大きいと1カウント、絞り値が小さいと
数カウント加算する様な重みづけを施したカウンターを
構成するのと同等である。
ステツプ09で目標値Doを手動制御時の補正値を加味し
た値(Do−K2)に置き換える。
ステツプ10で(+)の場合の補正係数K2を、K1と同様
マイコン内のメモリテーブルから読み出す。
ステツプ11で目標値Doを手動制御時の補正値を加味し
た値(Do+K2)に置き換える。
ステツプ12でAD変換器16よりのデータDbを取り込み絞
りの現在位置を再確認する。
ステツプ13で最新の制御誤差(Do−Db)を演算する。
ステツプ14で該制御誤差データを制御データとしてDo
に代入してステツプ06へ戻る。
この様にして求められたデータに基づいて絞りが制御
される。
以上のようにして、自動、手動いずれの場合において
も、絞り制御を一定のループゲインで行うことができ、
ハンチング等の語動作や不自然さのない、操作感の良好
な絞り制御を行うことができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明における露出制御装置によ
れば、ビデオカメラ等の露出制御に関し、その絞り制御
系のループゲインの絞り値に基づく非直線性を補正する
逆特性の補正系を備えることにより、絞り値にかかわら
ず、実質的に一定のループゲインを得ることができ、絞
り値によって駆動特性が大きく異なり操作性を劣化させ
ず、特に小絞り側におけるハンチング等を防止すること
ができ、動作が円滑で安定な絞り制御を実現することが
できる。
また絞り制御系の補正特性を予めマイコン内のテーブ
ル上にプログラムしておくことにより絞り制御を円滑に
行なうことができるとともに、上述の第3の実施例のよ
うに交換レンズ化した場合においても、レンズユニツト
側においてその絞りレンズ光学系の特性を合わせて制御
及び補正データを記憶しておけばよく、レンズの互換性
の上で大きな効果がある。
さらに、補正特性を操作部にて設定することができる
ので、操作部以降の回路の制御系を簡略化する効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示すブロツク
図、 第2図は第1図における絞り補正制御回路の構成を説明
するためのブロツク図、 第3図は本発明の実施例における絞り制御系及びその補
正特性を示す図、 第4図は本発明の第2の実施例を示すブロツク図、 第5図は本発明の第3の実施例を示すブロツク図、 第6図は本発明の第4の実施例を示すブロツク図、 第7図は本発明の第4の実施例における動作を説明する
ためのフローチヤート、 第8図は一般的な絞り制御系における絞り値と絞り制御
用アクチユエータの移動量の関係を示す特性図、 第9図は従来の絞り制御系のブロツク図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絞りと、 前記絞りを駆動して露光量を変更する絞り駆動手段と、 前記絞りの可動範囲を複数の領域に分割し、該領域単位
    で前記絞りの位置を検出し、絞り値情報として出力する
    検出手段と、 前記絞り駆動手段を制御して前記絞りを駆動するための
    絞り制御信号をデジタル演算する制御手段と、 前記複数の領域それぞれに対して予め設定された絞り補
    正データを備え、前記検出手段によって検出された絞り
    値情報に対応する絞り補正データを前記制御手段へと供
    給して前記絞り制御信号をデジタル的に補正することに
    より、前記絞り駆動手段の駆動量と、絞り値の変化の関
    係が実質的にリニアになるように補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする露出制御装置。
  2. 【請求項2】絞りと、 前記絞りを駆動して露光量を変更する絞り駆動手段と、 前記絞りの可動範囲を複数の領域に分割し、該領域単位
    で前記絞りの位置を検出し、絞り値情報として出力する
    検出手段と、 前記絞りを操作して絞り値を変化させるための操作手段
    と、 前記操作手段の操作に応じて、前記絞り駆動手段を制御
    して前記絞りを駆動するための絞り制御信号を演算する
    制御手段と、 前記複数の領域それぞれに対して予め設定された絞り補
    正データを備え、前記検出手段によって検出された絞り
    値情報に対応する絞り補正データを前記制御手段へと供
    給して前記絞り制御信号を補正することにより、前記操
    作手段による操作量と前記絞り値の変化の関係が実質的
    にリニアになるように補正する補正手段と、を備えたこ
    とを特徴とする露出制御装置。
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