JP2801121B2 - 電子部品用キャップ - Google Patents

電子部品用キャップ

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JP2801121B2
JP2801121B2 JP6326393A JP6326393A JP2801121B2 JP 2801121 B2 JP2801121 B2 JP 2801121B2 JP 6326393 A JP6326393 A JP 6326393A JP 6326393 A JP6326393 A JP 6326393A JP 2801121 B2 JP2801121 B2 JP 2801121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円柱形の電子部品素体
を嵌合する円筒形状の電子部品用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図5及び図6に示すような貫通
コンデンサーは、中心に貫通孔7を有する円柱形の電子
部品素体6の内外周に電極(図示せず、以下同じ)を形
成し、貫通孔7内にリード線8を通して、これを内周側
の電極に半田付けし、外周側の電極を電子機器のアース
となるシャーシー等に接続するものである。
【0003】ここで、電子部品素体6の外周側の電極を
シャーシーに設けた貫通孔に取り付け、半田付けするた
めに、図5及び図6に示すような円筒形のキャップが使
用される。この図5と図6に示された従来の電子部品用
キャップは、軸方向に或る程度の長さを有する円筒形の
キャップ本体1からなり、このキャップ本体1は、円筒
部5と、その一端側からその外周側に延設されたフラン
ジ2を有する。さらに、このキャップ本体1の円筒部5
には、その内周側に突になるよう、例えば90°間隔で
突起3が4個所に設けられている。この突起13は、円
筒部5の外周側には凹部となって現われる。円筒部5の
フランジ2を有しない側の端部の開口部4は、対向する
突起3の頂部の間隔よりやや小径となっている。
【0004】この電子部品用キャップに嵌合される電子
部品素体6の外径は、円筒部5の内周側で対向する突起
3の頂部の間隔よりやや大きい。従って、この電子部品
素体6がキャップ本体1の円筒部5に嵌合された状態で
は、突起3がやや潰れた状態で電子部品素体6の外周を
挟持する。また、電子部品素体6の端部は、その径より
小さな開口部4の縁に当っている。この状態で、電子部
品素体6の外周に形成された電極にキャップ本体1が半
田付けされる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記従来の電子部品用キャップの場合、そのキャップ本体
1の円筒部5に嵌合された電子部品素体6が図6に二点
鎖線で示すように、傾いてしまうことがあった。すなわ
ち、電子部品素体6の外周とキャップ本体1の円筒部5
の内周との間には、僅かながら間隙があり、電子部品本
体6が突起3でのみ挟持されているため、突起3を支点
として電子部品素体6が傾いてしまう。
【0006】キャップ付の電子部品は、キャップ本体1
のフランジ2と円筒部5を基準として電子機器のシャー
シー等に取り付けられるため、前記のようにして、電子
部品素体6がキャップ本体1に対して傾いたまま半田付
けされてしまうと、電子部品素体6がシャーシーに対し
て傾いた状態で取り付けられてしまう。その結果、電子
部品素体6に通されるリード線8もシャーシーに対して
傾いて取り付けられてしまうという問題があった。そこ
で、本発明は、前記従来の課題を解消し、キャップ本体
に対して電子部品素体が傾いてしまうことなく、常に真
直に嵌合することができる電子部品用キャップを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明では、
前記の目的を達成するため、第一に、円柱形の電子部品
素体16を嵌合する円筒形状のキャップ本体11と、こ
のキャップ本体11の円筒部15の内周側に突になるよ
う形成され、同円筒部15に嵌合された前記電子部品素
体16の外周面を挟持する突起13、13…とを有する
電子部品用キャップにおいて、前記突起13、13…が
円筒部15の中心軸方向に離れて複数個ずつ形成されて
いることを特徴とする電子部品用キャップを提供する。
【0010】第二に、円柱形の電子部品素体16を嵌合
する円筒形状のキャップ本体11と、このキャップ本体
11の円筒部15の内周側に突になるよう形成され、同
円筒部15に嵌合された前記電子部品素体16の外周面
を挟持する突起13、13…とを有する電子部品用キャ
ップにおいて、前記突起13、13…が円筒部15の中
心軸方向に長く形成されていることを特徴とする電子部
品用キャップを提供する。
【0011】
【作用】前記第一の本発明による電子部品用キャップで
は、キャップ本体11の円筒部15の内周側に突になる
よう形成され、そこに嵌合される電子部品素体16の外
周を挟持する突起13が、円筒部15の中心軸方向に離
れて複数個ずつ形成されているため、円筒部15に嵌合
された電子部品素体16は、円筒部15の長手方向に離
れた複数の突起13、13で挟持される。このため、電
子部品素体16が突起13を支点として傾かず、キャッ
プ本体11に対して常に真直に嵌合される。
【0012】この点は、前記第二の本発明による電子部
品用キャップでも同様である。すなわち、ここではキャ
ップ本体11の円筒部15に設けられた突起13が、円
筒部15の中心軸方向に長く形成されているため、円筒
部15に嵌合された電子部品素体16は、円筒部15の
長手方向にわたる一定の長さをもって突起13に挟持さ
れる。このため、電子部品素体16が突起13を支点と
して傾かない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら、詳細に説明する。図1と図2は、前記第一の
発明の実施例による電子部品用キャップを示している。
この図1と図2に示された電子部品用キャップは、図5
と図6に示された従来の電子部品用キャップと基本的に
同じ構成を有している。すなわち、同キャップは、軸方
向に或る程度の長さを有する円筒形の円筒部5と、その
一端側からその外周側に延設されたフランジ2とを有す
るキャップ本体11からなる。
【0014】そして、このキャップ本体11の円筒部1
5には、その内周側に突になるよう、例えば90°間隔
で突起13、13が設けられている。ここで、突起1
3、13は、円筒部15の中心軸方向に離れて2つずつ
設けられている。これらの突起13、13を、円筒部1
5の中心軸方向に離して3つずつ以上設けてもよく、ま
た、それらは円筒部15の円周方向にずれて配置されて
いてもよい。
【0015】キャップ本体11は、通常絞り加工等の塑
性加工により作られるため、前記の突起13、13は、
円筒部5の外周側に凹部13’、13’(図1参照)と
なって現われる。なお、円筒部5のフランジ2を有しな
い側の端部の開口部4は、対向する突起3の頂部の間隔
よりやや小径となっていることは、従来の電子部品用キ
ャップと同じである。
【0016】この電子部品用キャップに嵌合される電子
部品素体16の外径は、円筒部15の内周側で対向する
突起13の頂部の間隔よりやや大きい。従って、この電
子部品素体16がキャップ本体11の円筒部15に嵌合
された状態では、突起13、13がやや潰れた状態で電
子部品素体16の外周を挟持する。ここで、突起13、
13は、円筒部15の中心軸方向に離れて2つずつ形成
されているため、突起13、13は、嵌合された電子部
品素体16を円筒部15の長手方向に離れた2個所ずつ
で挟持する。このため、電子部品素体16が突起13、
13を支点として傾かず、キャップ本体11に対して真
直に嵌合される。また、電子部品素体16の端部は、そ
の径より小さな開口部4の縁に当っている。この状態
で、電子部品素体16の外周に形成された電極にキャッ
プ本体1が半田付けされる。なお、図2において18
は、電子部品素体16の貫通孔に通されたリード線を示
しており、このリード線18は、電子部品素体16の貫
通孔周面に形成された電極に半田付けされる。
【0017】次ぎに、図3と図4は、前記第二の発明の
実施例による電子部品用キャップを示している。この図
3と図4に示された電子部品用キャップは、図1と図2
に示された第一の発明の実施例による電子部品用キャッ
プと基本的に同じ構成を有しており、同じ部分は、同じ
符号で示してある。
【0018】ここでも、キャップ本体11の円筒部15
には、その内周側に突になるよう、例えば90°間隔で
突起13が設けられているが、この突起13は、円筒部
15の中心軸方向に長く形成されている。突起13は、
その両端部が円筒部15の円周方向にずれるよう斜めに
形成されていてもよい。
【0019】電子部品素体16がキャップ本体11に嵌
合された状態では、突起13がやや潰れた状態で電子部
品素体16の外周を挟持する。ここで、突起13は円筒
部15の中心軸方向に長いため、嵌合された電子部品素
体16を或る程度の長さをもって挟持する。このため、
電子部品素体16が突起13を支点として傾かず、キャ
ップ本体11に対して真直に嵌合される。
【0020】なお、前記の実施例では、何れも突起13
がキャップ本体11の円筒部15の円周方向に90°間
隔で離れて設けられているが、突起13は、等間隔で3
個所以上に設けることが好ましい。また、突起13が電
子部品素体16を安定して挟持できるよう配置されるな
らば、それらの円筒部15の円周方向の間隔は、必ずし
も等間隔である必要はない。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による電子部
品用キャップでは、キャップ本体11の円筒部15に嵌
合された電子部品素体16が突起13を支点として傾か
ず、キャップ本体11の円筒部15に対して常に真直に
嵌合される。これにより、キャップ本体11のフランジ
12と円筒部15を基準としてシャーシーに電子部品を
取り付けたときの傾きが無くなり、安定して電子機器に
電子部品を取り付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明の実施例による電子部品用キャップ
に電子部品素体を嵌合した状態の斜視図である。
【図2】同実施例による電子部品用キャップに電子部品
素体を嵌合し、同素体にリード線を通した状態の縦断側
面図である。
【図3】第二の発明の実施例による電子部品用キャップ
に電子部品素体を嵌合した状態の斜視図である。
【図4】同実施例による電子部品用キャップに電子部品
素体を嵌合し、同素体にリード線を通した状態の縦断側
面図である。
【図5】従来例である電子部品用キャップに電子部品素
体を嵌合した状態の斜視図である。
【図6】同従来例である電子部品用キャップに電子部品
素体を嵌合し、同素体にリード線を通した状態の縦断側
面図である。
【符号の説明】
11 キャップ本体 12 キャップ本体のフランジ 13 キャップ本体の突起 14 キャップ本体の開口部 15 キャップ本体の円筒部 16 電子部品素体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱形の電子部品素体(16)を嵌合す
    る円筒形状のキャップ本体(11)と、このキャップ本
    体(11)の円筒部(15)の内周側に突になるよう形
    成され、同円筒部(15)に嵌合された前記電子部品素
    体(16)の外周面を挟持する突起(13)、(13)
    …とを有する電子部品用キャップにおいて、前記突起
    (13)、(13)…が円筒部(15)の中心軸方向に
    離れて複数個ずつ形成されていることを特徴とする電子
    部品用キャップ。
  2. 【請求項2】 円柱形の電子部品素体(16)を嵌合す
    る円筒形状のキャップ本体(11)と、このキャップ本
    体(11)の円筒部(15)の内周側に突になるよう形
    成され、同円筒部(15)に嵌合された前記電子部品素
    体(16)の外周面を挟持する突起(13)、(13)
    …とを有する電子部品用キャップにおいて、前記突起
    (13)、(13)…が円筒部(15)の中心軸方向に
    長く形成されていることを特徴とする電子部品用キャッ
    プ。
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