JP2799530B2 - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法

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JP2799530B2
JP2799530B2 JP3300888A JP30088891A JP2799530B2 JP 2799530 B2 JP2799530 B2 JP 2799530B2 JP 3300888 A JP3300888 A JP 3300888A JP 30088891 A JP30088891 A JP 30088891A JP 2799530 B2 JP2799530 B2 JP 2799530B2
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well
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memory cell
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夏夫 味香
誠 大井
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置の製
造方法に関し、特に、情報を記憶するためのメモリセル
アレイ部とそのメモリセルアレイ部の動作制御を行なう
ための周辺回路部とを有し、電気的に情報の書込および
消去が可能な半導体記憶装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気的に情報の書込および消去が
可能な不揮発性の半導体記憶装置として、EEPROM
(Electrically Erasableand
Programable Read Only Me
mory)が知られている。このEEPROMは、書
込、消去ともに電気的に行なえるという利点はあるが、
メモリセルに2つのトランジスタを必要とするため、高
集積化が困難であるという問題点があった。そこで、従
来、メモリセルが1つのトランジスタで構成され、書込
まれた情報を電気的に一括消去することが可能なフラッ
シュEEPROMが提案されている。これらは、たとえ
ば、米国特許第4,868,619号などに開示されて
いる。
【0003】図8は、従来のフラッシュEEPROMの
一般的な構成を示すブロック図である。図8を参照し
て、フラッシュEEPROMは、データを記憶するため
のメモリセル(図示せず)がマトリックス状に複数個配
置されたメモリセルアレイ100と、外部からのアドレ
ス信号を解読してメモリセルアレイ100の行および列
を選択するためのXデコーダ101およびYデコーダ1
02と、Yゲート103と、Yゲート103に接続さ
れ、データの入出力を行なうための入出力回路105
と、Yゲート103および入出力回路105に接続さ
れ、外部からの制御信号に基づいてフラッシュEEPR
OMの動作制御を行なうための制御回路104とを備え
ている。Xデコーダ101、Yデコーダ102、Yゲー
ト103、制御回路104、入出力回路105およびメ
モリセルアレイ100は、半導体チップ106上の同一
基板上に形成されている。さらに、半導体チップ106
には、電源入力端子VC C (5V)107と、高圧電源
入力端子Vp p (12V)108とが設けられている。
すなわち、従来では、外部から2つの電源(5V,12
V)が供給される2電源方式が採用されている。
【0004】図9は、図8に示したメモリセルアレイ1
00の概略構成を示す等価回路図である。図9を参照し
て、メモリセルアレイ100内では、行方向に延びる複
数本のワード線WL1 ,WL2 ,・・・,WLi と、列
方向に延びる複数本のビット線BL1 ,BL2 ,・・
・,BLi とが互いに直交するように配置されている。
各ワード線と各ビット線との交点には、それぞれフロー
ティングゲートを有するメモリセルトランジスタ
1 1 ,Q1 2 ,・・・,Qi i が配設されている。各
メモリトランジスタのドレインは、各ビット線に接続さ
れている。メモリセルトランジスタのコントロールゲー
トは、各ワード線に接続されている。メモリセルトラン
ジスタのソースは、各ソース線SL1 ,SL2 ,・・・
に接続されいてる。ソース線SL1 ,SL2 ,・・・
は、両側に配置されたソース線S1 ,S2 ・・・に接続
されている。
【0005】図10は、従来の2電源方式のフラッシュ
EEPROMを示した断面図である。図10を参照し
て、従来のフラッシュEEPROMは、P型半導体基板
110と、P型半導体基板110の主表面上に形成さ
れ、Xデコーダ領域に位置するPウェル200およびN
ウェル400と、P型半導体基板110の主表面上のP
ウェル200から所定の間隔を隔てた領域に形成され、
メモリセルアレイ領域に位置するPウェル300とを備
えている。Pウェル200の主表面上には、所定の間隔
を隔ててn+ 型不純物領域202および203が形成さ
れている。n+ 型不純物領域202から所定の間隔を隔
てたPウェル200の主表面上には、p+ 型不純物領域
201が形成されている。n+ 型不純物領域202、2
03間のPウェル200上には、ゲート酸化膜204を
介してゲート電極205が形成されている。n+ 型不純
物領域202、203と、ゲート電極205とによっ
て、MOS型のスイッチングトランジスタが構成されて
いる。
【0006】Pウェル300の主表面上には、所定の間
隔を隔ててn+ 型ドレイン領域302およびn+ 型ソー
ス領域303が形成されている。n+ 型ドレイン領域3
02から所定の間隔を隔てたPウェル300の主表面上
には、p+ 型不純物領域301が形成されている。n+
型ドレイン領域302とn+ 型ソース領域303との間
のPウェル300上には、ゲート酸化膜304を介して
フローティングゲート305が形成されている。フロー
ティングゲート305上には、層間絶縁膜306を介し
てコントロールゲート307が形成されている。n+
ドレイン領域302、n+ 型ソース領域303、ゲート
酸化膜304、フローティングゲート305、層間絶縁
膜306およびコントロールゲート307によって、1
つのメモリセルトランジスタが構成されている。このよ
うなメモリセルトランジスタが、Pウェル300の主表
面上に所定の間隔を隔ててマトリックス状に形成されて
いる。
【0007】Xデコーダ領域に位置するPウェル200
内のp+ 型不純物領域201には、0Vが印加される。
MOS型のスイッチングトランジスタを構成するn+
不純物領域202には、3種類の電圧(12V(外部電
源)、5V(外部電源)、0V(GND))が印加され
る。ゲート電極204には、OV、5Vまたは12Vが
印加される。メモリセルアレイ領域のp+ 型不純物領域
301には、0Vが印加される。
【0008】図11は、図10に示したフラッシュEE
PROMのデータの書込時の状態を示した断面図であ
る。図12は、図10に示したフラッシュEEPROM
のデータの消去時の状態を示した断面図である。図13
は、図10に示したフラッシュEEPROMのデータの
読出時の状態を示した断面図である。
【0009】まず、図11を参照して、データの書込時
では、Xデコーダ領域に位置するn + 型不純物領域20
2に、12V(外部電源)を印加する。そして、ゲート
電極205に12Vを印加すると、スイッチングトラン
ジスタがON状態となる。これにより、n+ 型不純物領
域203に接続されたワード線(WLi )を介して、コ
ントロールゲート307に12Vが印加される。この状
態では、メモリセルトランジスタを構成するn+ 型ドレ
イン領域302には、外部電源(12V)から負荷抵抗
を介して7Vが印加されている。n+ 型ソース領域30
3は接地され、接地電位(GND)となる。このとき、
+ 型ソース領域303からn+ 型ドレイン領域302
に向けて電子が移動し、チャネル領域には、0.5〜1
mA程度の電流が流れる。そして、流れた電流は、n+
型ドレイン領域302近傍の高電界によって加速され
る。この加速により、電子は、P型半導体基板110の
表面からゲート酸化膜304へのエネルギ障壁3.2e
Vを越す高いエネルギを得る。この高いエネルギを得た
電子は、ホットエレクトロンと呼ばれる。ホットエレク
トロンの一部は、ゲート酸化膜304の障壁を飛び越え
てコントロールゲート307の高電位(12V)に引か
れ、フローティングゲート305に注入される。これに
より、フローティングゲート305は、電気的にマイナ
スの状態となる。この状態をデータの「0」に対応させ
ている。
【0010】次に、図12を参照して、データの消去時
では、Xデコーダ領域のp+ 型不純物領域201には、
0Vが印加されている。n+型不純物領域202には、
0V(GND)が印加されている。この状態で、ゲート
電極205に5Vを印加すると、スイッチングトランジ
スタがON状態となり、n+ 型不純物領域203に接続
されたワード線(WLi)を介してコントロールゲート
307に0Vが印加される。この状態で、メモリセルト
ランジスタのn+ 型ドレイン領域302はフローティン
グ状態にされる。n+ 型ソース領域303には外部電源
(12V)から負荷抵抗を介して9.0Vが印加され
る。このとき、フローティングゲート305とn+ 型ソ
ース領域303との間のゲート酸化膜304に高電界が
発生する。この高電界によって、フローティングゲート
305とn+ 型ソース領域303との間にファウラノル
ドハイムトンネル電流と呼ばれる電流が流れる。この電
流は、フローティングゲート305に蓄積されていた電
荷量によるものだけなので、非常に小さい。これによ
り、フローティングゲート305は、電荷の存在しない
電気的に中性な状態または過剰に電子が引き抜かれた正
の状態となる。この状態をデータの「1」に対応させて
いる。
【0011】次に、図13を参照して、データの書込後
にデータを読出す場合には、Xデコーダ領域のn+ 型不
純物領域202に5V(外部電源)を印加する。ゲート
電極205には、5Vが印加される。これにより、スイ
ッチングトランジスタがON状態となり、n+ 型不純物
領域203に接続されたワード線(WLi )を介してコ
ントロールゲート307に5Vが印加される。この状態
でメモリセルトランジスタのn+ 型ドレイン領域302
には、1Vが印加され、n+ 型ソース領域303には0
Vが印加される。そして、5Vよりもメモリセルトラン
ジスタのしきい値電圧Vt h が大きいか小さいかによっ
て書込まれているデータの判別を行なう。すなわち、デ
ータの書込状態では、メモリセルトランジスタのしきい
値電圧V t h を5Vより大きくなるように設定する。こ
れにより、データの書込状態で5Vを印加しても、メモ
リセルトランジスタはONせずにOFF状態のままであ
る。そして、データの消去状態では、メモリセルトラン
ジスタのしきい値電圧Vt h を0V以上で5Vより小さ
くなるように設定する。これにより、データの消去状態
でVC C (5V)を印加すると、メモリセルトランジス
タはONする。このように、コントロールゲート307
に5Vを印加した場合に、メモリセルトランジスタがO
NするかまたはOFF状態のままであるかによって、書
込まれているデータの判別を行なう。
【0012】このようにして、従来の2電源方式を用い
たフラッシュEEPROMの動作制御が行なわれてい
た。
【0013】ところで、最近では、従来の2電源(5
V、12V)方式から5V単一電源方式に市場のニーズ
が移行しつつある。
【0014】しかし、従来のフラッシュEEPROMの
構造にそのまま5V単一電源方式を採用すると以下に述
べるような問題点が生じる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図14は、従来のフラ
ッシュEEPROMに5V単一電源方式を採用した場合
の書込時の状態を示した断面図である。図15は、従来
のフラッシュEEPROMに5V単一電源方式を採用し
た場合のデータの消去時の状態を示した断面図である。
図16は、従来のフラッシュEEPROMに5V単一電
源方式を採用した場合のデータの読出時の状態を示した
断面図である。
【0016】図14ないし図16を参照して、従来のフ
ラッシュEEPROMの構造に5V単一電源方式を採用
した場合の動作制御について説明する。
【0017】まず、図14を参照して、データの書込時
では、Xデコーダ領域のp+ 型不純物領域201に、0
Vが印加される。そして、n+ 型不純物領域202に
は、5V(外部電源)を内部で昇圧した12V(内部電
源)が印加される。これにより、スイッチングトランジ
スタがON状態となり、n+ 型不純物領域203に接続
されたワード線(WLi)を介してコントロールゲート
307に12Vが印加される。この状態で、メモリセル
トランジスタのn+ 型ドレイン領域302には、5Vが
印加される。n+ 型ソース領域303は、接地され、接
地電位となる。このように、データの書込動作において
は、従来の構造をそのまま適用可能である。
【0018】しかし、図15に示すように、データの消
去動作を行なう際に、従来の構造では不都合が生じる。
すなわち、データの消去時では、Xデコーダ領域のp+
型不純物領域201に5V(外部電源)から変圧した−
9V(内部電源)が印加される。n+ 型不純物領域20
2にも同様に−9V(内部電源)が印加される。そし
て、ゲート電極205に5Vが印加されると、スイッチ
ングトランジスタがON状態となる。これにより、n+
型不純物領域203に接続されたワード線(WL i )を
介してコントロールゲート307に−9Vが印加され
る。メモリセルトランジスタのn+ 型ドレイン領域30
2はフローティング状態にされ、n+ 型ソース領域30
3には5Vが印加される。
【0019】ここで、Xデコーダ領域のPウェル200
表面のp+ 型不純物領域201に−9Vを印加するの
は、以下のような理由による。すなわち、5V単一電源
方式を採用するためには、データの消去時に、コントロ
ールゲート307に負の電圧(−9V)を印加する必要
がある。これは、n+ 型ソース領域303に5Vを印加
した場合に、フローティングゲート305とn+ 型ソー
ス領域303との間の電界を、従来の2電源方式と同じ
にするために必要な電圧である。このような負の電圧
(−9V)をデコードするには、Pチャネルトランジス
タを用いるのが通常である。しかし、従来のXデコーダ
領域は、Nチャネルトランジスタで構成されているた
め、Pチャネルトランジスタでデコードする場合には、
新たにPチャネルトランジスタで構成したXデコーダ領
域を追加する必要がある。さらに、Pチャネルトランジ
スタはNチャネルトランジスタに比べて大きな面積を必
要とするため、チップ面積が増大するという不都合が生
じる。そこで、負の電圧(−9V)をデコードするもの
として、従来のXデコーダ領域のPウェル200内のN
チャネルトランジスタを使用するということが考えられ
る。このように、負の電圧(−9V)のデコードにNチ
ャネルトランジスタを用いる場合には、スイッチングト
ランジスタが形成されるPウェル200も負の電圧−9
Vにする必要がある。このため、p+ 型不純物領域20
1に、−9Vを印加しているのである。
【0020】ところが、従来のフラッシュEEPROM
の構造で、Xデコーダ領域のp+ 型不純物領域201に
−9Vを印加すると、Pウェル200のみならず、P型
半導体基板110にも−9Vが印加されてしまう。この
結果、負電位(−9)をスイッチングしないNチャネル
トランジスタにもバックゲート電圧が印加される。これ
により、負電圧をスイッチングしないNチャネルトラン
ジスタの動作が不能になる。また、消費電力も大きくな
るため、5V(外部電源)から変圧される−9Vの供給
が困難になるという問題点があった。
【0021】なお、図16に示すように、データの読出
動作では、Xデコーダ領域のp+ 型不純物領域201に
負電圧を印加する必要がないため、データの消去時のよ
うな問題点は生じない。
【0022】このように、従来では、5V単一電源方式
を採用するためには、データの消去時にXデコーダ領域
のp+ 型不純物領域201に負の電圧(−9V)を印加
する必要があり、この結果、P型半導体基板110全体
にバックバイアスがかかった状態となっていた。これに
より、負の電圧をデコードしないNチャネルトランジス
タの動作が不能になるとともに、−9Vの供給が困難に
なるという問題点があった。
【0023】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、周辺回路部(Xデコーダ領域)
の半導体領域(Pウェル)に負の電圧を印加した場合に
も、他の半導体領域に負の電圧がかかることがなく、他
の素子の動作に悪影響を及ぼすことのない半導体記憶装
置の製造方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
【0025】請求項1における半導体記憶装置の製造方
法は、情報を記憶するためのメモリセルアレイ部とメモ
リセルアレイ部の動作制御を行なうための周辺回路部と
を有し電気的に情報の書込および消去が可能な半導体記
憶装置の製造方法であって、第1導電型の半導体基板の
主表面上の所定領域に第1導電型の不純物をイオン注入
することによって周辺回路部が形成されるべき第1の半
導体領域を形成する工程と、第1の半導体領域から所定
の間隔を隔てた半導体基板の主表面上に第1導電型の不
純物を導入することによってメモリセルアレイ部が形成
されるべき第2の半導体領域を形成する工程と、第1の
半導体領域の両側方に位置する半導体基板の領域に第2
導電型の不純物をイオン注入することによって第1の半
導体領域に隣接する第3の半導体領域を形成する工程
と、第1の半導体領域が形成される前記半導体基板の領
域より深い領域に第2導電型の不純物をイオン注入する
ことによって第1の半導体領域と第3の半導体領域の下
方に接する第4の半導体領域を形成する工程とを備えて
いる。
【0026】
【作用】
【0027】請求項1にかかる半導体記憶装置の製造方
法では、第1導電型の半導体基板の主表面上の所定領域
に第1導電型の不純物をイオン注入することによって周
辺回路部が形成されるべき第1の半導体領域が形成さ
れ、その第1の半導体領域から所定の間隔を隔てた半導
体基板の主表面上に第1導電型の不純物を導入すること
によってメモリセルアレイ部が形成されるべき第2の半
導体領域が形成され、第1の半導体領域の両側方に位置
する半導体基板の領域に第2導電型の不純物をイオン注
入することによって第1の半導体領域に隣接する第3の
半導体領域が形成され、第1の半導体領域が形成される
半導体基板の領域より深い領域に第2導電型の不純物を
イオン注入することによって第1の半導体領域と第3の
半導体領域の下方に接する第4の半導体領域が形成され
るので、周辺回路部が形成されるべき第1の半導体領域
に負の電圧が印加された場合にも、第3の半導体領域と
第4の半導体領域とによって、第1の半導体領域に印加
された負の電圧が他の半導体領域にかかることがない。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0029】図1は、本発明の一実施例による5V単一
電源方式のフラッシュEEPROMを示した断面図であ
る。図1を参照して、本実施例の5V単一電源方式のフ
ラッシュEEPROMは、N型半導体基板1と、N型半
導体基板1の主表面上の所定領域に形成されたXデコー
ダ領域に位置するPウェル2と、Pウェル2から所定の
間隔を隔てて形成されたXデコーダ領域に位置するNウ
ェル4と、Pウェル2およびNウェル4から所定の間隔
を隔てて形成されたメモリセルアレイ領域に位置するP
ウェル3とを備えている。
【0030】Xデコーダ領域に位置するPウェル2の主
表面には所定の間隔を隔ててn+ 型不純物領域22、2
3と、n+ 型不純物領域22、23間にゲート酸化膜2
4を介して形成されたゲート電極25と、n+ 型不純物
領域22から所定の間隔を隔てて形成されたp+ 型不純
物領域21とを備えている。n+ 型不純物領域22、2
3と、ゲート酸化膜24と、ゲート電極25とによっ
て、XデコーダのMOS型スイッチングトランジスタが
構成されている。
【0031】メモリセルアレイ領域に位置するPウェル
3の主表面上には、所定の間隔を隔ててn+ 型ドレイン
領域32とn+ 型ソース領域33とが形成されている。
+ 型ドレイン領域32とn+ 型ソース領域33との間
にはゲート酸化膜34を介してフローティングゲート3
5が形成されている。フローティングゲート35上には
層間絶縁膜36を介してコントロールゲート37が形成
されている。コントロールゲート37には、Xデコーダ
領域のスイッチングトランジスタを構成するn + 型不純
物領域23にその一端が接続されたワード線(WLi
が接続されている。
【0032】Xデコーダ領域のスイッチングトランジス
タを構成するn+型不純物領域22は、3種類の電圧
(5V(外部電源)、12V(内部電源)、−9V(内
部電源))が印加される。ゲート電極25には、5Vま
たは12Vが印加される。p+ 型不純物領域21には、
−9Vまたは0Vが印加される。メモリセルアレイ領域
のp+ 型不純物領域31には、0Vが印加される。
【0033】このように、本実施例では、N型半導体基
板1の主表面上のXデコーダ領域に位置する領域に、P
ウェル2を形成する。これにより、データの消去時にP
ウェル2のp+ 型不純物領域21に−9Vを印加した場
合にも、N型半導体基板1に負の電圧(−9V)がかか
ることがない。
【0034】図2は、図1に示したフラッシュEEPR
OMのデータの消去時の状態を示した断面図である。図
2を参照して、このようにデータの消去時では、Xデコ
ーダ領域のp+ 型不純物領域21に−9Vが印加されて
いる。したがって、Pウェル2は−9Vとなるが、N型
半導体基板1にはこの負の電位(−9V)はかからな
い。この結果、他のPウェル領域にバックゲート電圧が
かかることもなく、負の電圧をデコードしないNチャネ
ルトランジスタの動作が不能になることもない。また、
消費電力も少なくなるため、外部からの5Vを変圧して
作る−9Vを供給するのが困難になることがない。ま
た、本実施例では、データの消去時に、負の電圧(−9
V)をワード線(WLi )に印加するので、従来の0V
を印加する方式では不可能であったワード線ごとの消去
(セクタ消去)が可能になる。
【0035】図3は、本発明の第2の実施例による5V
単一電源方式のフラッシュEEPROMのデータの消去
時の状態を示した断面図である。図3を参照して、この
第2の実施例のフラッシュEEPROMは、P型半導体
基板51と、P型半導体基板51の主表面上のXデコー
ダ領域に形成されたPウェル52と、Pウェル52を包
囲するように形成されたNウェル55と、Pウェル52
から所定の間隔を隔てて形成されたXデコーダ領域に位
置するNウェル54と、Pウェル52およびNウェル5
4から所定の間隔を隔てて形成されたメモリセルアレイ
領域に位置するPウェル53とを備えている。Xデコー
ダ領域のPウェル52の表面上には、所定の間隔を隔て
てn+ 型不純物領域62、63が形成されている。n+
型不純物領域62、63間には、ゲート酸化膜64を介
してゲート電極65が形成されている。n+ 型不純物領
域62から所定の間隔を隔ててp+ 型不純物領域61が
形成されている。
【0036】メモリセルアレイ領域に位置するPウェル
53の表面上には、所定の間隔を隔ててn+ 型ドレイン
領域72およびn+ 型ソース領域73が形成されてい
る。n + 型ドレイン領域72とn+ 型ソース領域73と
の間に位置するPウェル53の表面上には、ゲート酸化
膜74を介してフローティングゲート75が形成されて
いる。フローティングゲート75上には層間絶縁膜76
を介してコントロールゲート77が形成されている。コ
ントロールゲート77には、その一端がXデコーダ領域
のスイッチングトランジスタを構成するn+ 型不純物領
域63に接続されたワード線(WLi )が接続されてい
る。
【0037】このように、この第2の実施例では、P型
半導体基板51の主表面上のXデコーダ領域に位置する
領域に、Pウェル52を形成する。そして、Pウェル5
2を包囲するようにNウェル55を形成する。このよう
に構成することにより、図1に示した第1の実施例と同
様の効果を得ることができる。すなわち、Xデコーダ領
域に位置するp+ 型不純物領域61に負の電圧−9Vを
印加した場合にも、その負の電圧がP型半導体基板51
にかかることがない。この結果、メモリセルアレイ領域
に位置するPウェル53にも負の電圧がかかることがな
く、Pウェル53内のNチャネルトランジスタの動作が
不能になることもない。また、消費電力も少ないため、
5V(外部電源)を変圧して得られる−9V(内部電
源)の供給ができなくなることがない。つまり、この第
2の実施例では、P型半導体基板51を用いて、第1の
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0038】図4ないし図7は、図3に示した第2の実
施例のフラッシュEEPROMの製造プロセス(第1工
程〜第4工程)を説明するための断面図である。図4な
いし図7を参照して、第2の実施例のフラッシュEEP
ROMの製造プロセスについて説明する。
【0039】まず、図4に示すように、P型半導体基板
51の主表面上の所定領域にフィールド酸化膜を750
0Å程度の厚みで形成する。
【0040】次に、図5に示すように、Pウェルが形成
される領域以外の領域上にレジストマスク82を形成す
る。レジストマスク82をマスクとして、ボロン(B)
を、700KeV−1×101 3 /cm2 、310Ke
V−2×101 2 /cm2 、50KeVの条件下で、イ
オン注入することによって、レトログレードウェル(P
ウェル)52および53を形成する。なお、上記イオン
注入のうち、50KeVのエネルギによる注入は、トラ
ンジスタのしきい値電圧Vt h を制御するためのもので
ある。この後、レジストマスク82を除去する。
【0041】次に、図6に示すように、Pウェル52の
両側方のNウェルが形成される領域およびNウェル54
が形成される領域以外の領域上にレジストマスク83を
形成する。レジストマスク83をマスクとして、リン
(p)を、1200eV−1×101 3 /cm2 、98
0KeV−2×101 2 /cm2 、180KeV−6×
101 2 /cm2 の条件下でイオン注入することによっ
て、レトログレードウェルであるNウェル55aおよび
54を形成する。この後、ボロン(B)を50KeVの
条件下でイオン注入する。このボロン(B)の注入は、
トランジスタのしきい値電圧Vt h を制御するためのも
のである。この後、レジストマスク83を除去する。
【0042】次に、図7に示すように、Pウェル52お
よびNウェル55a以外の領域上にレジストマスク94
を形成する。レジストマスク94をマスクとして、リン
(p)を、3000KeV、2×101 3 /cm2の条
件下でイオン注入することによって、Pウェル52およ
びNウェル55aの下方に接するnウェル55bを形成
する。この後、レジストマスク94を除去する。そし
て、Pウェル52およびPウェル53の表面上に各素子
を形成する。なお、本実施例ではPウェル52とPウェ
ル53とを同一の工程で製造したが、別工程で製造して
もよい。このようにして、第2の実施例のフラッシュE
EPROMが完成される。
【0043】
【発明の効果】
【0044】請求項1にかかる半導体記憶装置の製造方
法によれば、第1導電型の半導体基板の主表面上の所定
領域に第1導電型の不純物をイオン注入することによっ
て周辺回路部が形成されるべき第1の半導体領域を形成
し、その第1の半導体領域を包囲するように第3の半導
体領域および第4の半導体領域を形成することにより、
第1の半導体領域に負の電圧が印加された場合にも、第
3および第4の半導体領域によってその負の電圧が他の
領域にかかることはない。この結果、他の半導体領域に
位置する素子の動作に悪影響を及ぼすこともなく、ま
た、第1の半導体領域に印加する負の電圧の消費電力も
少なくなり、容易に5V単一電源方式を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による5V単一電源方式のフ
ラッシュEEPROMを示した断面図である。
【図2】図1に示したフラッシュEEPROMのデータ
の消去時の状態を示した断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例による5V単一電源方式
のフラッシュEEPROMのデータの消去時の状態を示
した断面図である。
【図4】図3に示した第2の実施例のフラッシュEEP
ROMの製造プロセスの第1工程を説明するための断面
図である。
【図5】図3に示した第2の実施例のフラッシュEEP
ROMの製造プロセスの第2工程を説明するための断面
図である。
【図6】図3に示した第2の実施例のフラッシュEEP
ROMの製造プロセスの第3工程を説明するための断面
図である。
【図7】図3に示した第2の実施例のフラッシュEEP
ROMの製造プロセスの第4工程を説明するための断面
図である。
【図8】従来のフラッシュEEPROMの一般的な構成
を示すブロック図である。
【図9】図8に示したメモリセルアレイの概略構成を示
す等価回路図である。
【図10】従来の2電源方式のフラッシュEEPROM
方式のフラッシュEEPROM法を示した断面図であ
る。
【図11】図10に示したフラッシュEEPROMのデ
ータの書込時の状態を示した断面図である。
【図12】図10に示したフラッシュEEPROMのデ
ータの消去時の状態を示した断面図である。
【図13】図10に示したフラッシュEEPROMのデ
ータの読出時の状態を示した断面図である。
【図14】従来のフラッシュEEPROMに5V単一電
源方式を採用した場合のデータの書込時の状態を示した
断面図である。
【図15】従来のフラッシュEEPROMに5V単一電
源方式を採用した場合のデータの消去時の状態を示した
断面図である。
【図16】従来のフラッシュEEPROMに5V単一電
源方式を採用した場合のデータの読出時の状態を示した
断面図である。
【符号の説明】
1:N型半導体基板 2:Pウェル 3:Pウェル 4:Nウェル 21:p+ 型不純物領域 22:n+ 型不純物領域 23:n+ 型不純物領域 24:ゲート酸化膜 25:ゲート電極 31:p+ 型不純物領域 32:n+ 型ドレイン領域 33:n+ 型ソース領域 34:ゲート酸化膜 35:フローティングゲート 36:層間絶縁膜 37:コントロールゲート 51:P型半導体基板 52:Pウェル 53:Pウェル 54:Nウェル 55:Nウェル 61:p+ 型不純物領域 62:n+ 型不純物領域 63:n+ 型不純物領域 64:ゲート酸化膜 65:ゲート電極 71:p+ 型不純物領域 72:n+ 型ドレイン領域 73:n+ 型ソース領域 74:ゲート酸化膜 75:フローティングゲート 76:層間絶縁膜 77:コントロールゲート なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/115 G11C 16/02 H01L 21/8247 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記憶するためのメモリセルアレイ
    部と、前記メモリセルアレイ部の動作制御を行なうため
    の周辺回路部とを有し、電気的に情報の書込および消去
    が可能な半導体記憶装置の製造方法であって、 第1導電型の半導体基板の主表面上の所定領域に、第1
    導電型の不純物をイオン注入することによって、前記周
    辺回路部が形成されるべき第1の半導体領域を形成する
    工程と、 前記第1の半導体領域から所定の間隔を隔てた前記半導
    体基板の主表面上に、第1導電型の不純物を導入するこ
    とによって、前記メモリセルアレイ部が形成されるべき
    第2の半導体領域を形成する工程と、 前記第1の半導体領域の両側方に位置する前記半導体基
    板の領域に、第2導電型の不純物をイオン注入すること
    によって、前記第1の半導体領域に隣接する第3の半導
    体領域を形成する工程と、 前記第1の半導体領域が形成される前記半導体基板の領
    域より深い領域に、第2導電型の不純物をイオン注入す
    ることによって、前記第1の半導体領域と前記第3の半
    導体領域の下方に接する第4の半導体領域を形成する工
    程とを備えた、半導体記憶装置の製造方法。
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