JP2799087B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JP2799087B2 JP2799087B2 JP3159464A JP15946491A JP2799087B2 JP 2799087 B2 JP2799087 B2 JP 2799087B2 JP 3159464 A JP3159464 A JP 3159464A JP 15946491 A JP15946491 A JP 15946491A JP 2799087 B2 JP2799087 B2 JP 2799087B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTR等の磁気記録再生
装置に係り、特に、磁気記録再生装置におけるカセット
装着装置のロック解除機構に関する。
装置に係り、特に、磁気記録再生装置におけるカセット
装着装置のロック解除機構に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRにおいては装置の小型化を図るた
め、例えば、特開平2−62748号公報に開示されて
いるように、シャーシ構造を、回転磁気ヘッドを有する
シリンダを載置したメインシャーシと、磁気テープを巻
回したリールを内包したカセットを載置してメインシャ
ーシ上に回転シリンダに対して接近、離間可能に案内支
持される可動シャーシとから成る、2枚重ねシャーシ構
造としたVTRが提案されている。そして、この種のV
TRにおいては、カセット装着装置のロック解除機構は
メインシャーシに設けられているのが通例であった。
め、例えば、特開平2−62748号公報に開示されて
いるように、シャーシ構造を、回転磁気ヘッドを有する
シリンダを載置したメインシャーシと、磁気テープを巻
回したリールを内包したカセットを載置してメインシャ
ーシ上に回転シリンダに対して接近、離間可能に案内支
持される可動シャーシとから成る、2枚重ねシャーシ構
造としたVTRが提案されている。そして、この種のV
TRにおいては、カセット装着装置のロック解除機構は
メインシャーシに設けられているのが通例であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来技
術においては、カセット装着装置のロック解除機構はメ
インシャーシに設けられており、ロック解除機構を可動
シャーシに設ける場合については、考慮されていなかっ
た。すなわち、全体構成を見たとき、可動シャーシには
各種操作部材やそれの駆動源部材が配置され、この駆動
源部材で制御されるロック解除機構を可動シャーシに設
けると言うことは、機構的にロック解除機構の動作信頼
性を高めることができる。しかし、ロック解除機構を可
動シャーシに設けた場合には以下に示すような問題を生
じる。
術においては、カセット装着装置のロック解除機構はメ
インシャーシに設けられており、ロック解除機構を可動
シャーシに設ける場合については、考慮されていなかっ
た。すなわち、全体構成を見たとき、可動シャーシには
各種操作部材やそれの駆動源部材が配置され、この駆動
源部材で制御されるロック解除機構を可動シャーシに設
けると言うことは、機構的にロック解除機構の動作信頼
性を高めることができる。しかし、ロック解除機構を可
動シャーシに設けた場合には以下に示すような問題を生
じる。
【0004】カセット装着装置のカセットホルダーは、
VTRの薄型化を図った場合には通常前記特開平2−6
2748号公報にも示されている通り、両サイドを残し
て下部が大きく切り欠かれており、該切り欠き部にカセ
ットホルダーの板厚だけ嵩高く部品が配置できるように
している。従って、カセットホルダー中央下部において
はカセットホルダーを保持することはできず、カセット
ホルダーをカセット装着位置にロックするロック機構
は、カッセトホルダーのサイドに配置される。このた
め、ロック機構と連係するロック解除機構のロック解除
部材は、カセットホルダーのサイド下部に配置されるこ
とになる。一方、可動シャーシと係合してメインシャー
シ上で可動シャーシを案内支持するためにメインシャー
シに設けられるガイド部材については、機構の駆動や操
作部材の配置の妨げとならないよう、また、可動シャー
シの案内精度および姿勢を決定するガイド部材と可動シ
ャーシの係合部の距離をVTRメカ奥行方向で最大限確
保できるようメインシャーシのサイド外周部上に設けて
いる。ここで、小型化VTRのメカニズムでは、メイン
シャーシのサイド外周部上はカセットホルダーのサイド
下部に相当する。すなわち、装置の小型化のためには、
ロック解除部材とガイド部材は略同一のスペースに干渉
すること無く配置する必要がある。しかしながら、ロッ
ク解除機構を可動シャーシに設けた場合には、ロック解
除部材がVTRメカの奥行方向に移動してガイド部材と
干渉するため(ロック解除部材の往復移動軌跡内にガイ
ド部材が存在するため)、ロック解除機構をメインシャ
ーシに設けた場合と同一のスペースにロック解除機構と
ガイド部材とを共に設けることが困難となる。従って、
ロック解除機構を可動シャーシに設けた場合には装置の
小型化に対して不利になると言う問題があった。
VTRの薄型化を図った場合には通常前記特開平2−6
2748号公報にも示されている通り、両サイドを残し
て下部が大きく切り欠かれており、該切り欠き部にカセ
ットホルダーの板厚だけ嵩高く部品が配置できるように
している。従って、カセットホルダー中央下部において
はカセットホルダーを保持することはできず、カセット
ホルダーをカセット装着位置にロックするロック機構
は、カッセトホルダーのサイドに配置される。このた
め、ロック機構と連係するロック解除機構のロック解除
部材は、カセットホルダーのサイド下部に配置されるこ
とになる。一方、可動シャーシと係合してメインシャー
シ上で可動シャーシを案内支持するためにメインシャー
シに設けられるガイド部材については、機構の駆動や操
作部材の配置の妨げとならないよう、また、可動シャー
シの案内精度および姿勢を決定するガイド部材と可動シ
ャーシの係合部の距離をVTRメカ奥行方向で最大限確
保できるようメインシャーシのサイド外周部上に設けて
いる。ここで、小型化VTRのメカニズムでは、メイン
シャーシのサイド外周部上はカセットホルダーのサイド
下部に相当する。すなわち、装置の小型化のためには、
ロック解除部材とガイド部材は略同一のスペースに干渉
すること無く配置する必要がある。しかしながら、ロッ
ク解除機構を可動シャーシに設けた場合には、ロック解
除部材がVTRメカの奥行方向に移動してガイド部材と
干渉するため(ロック解除部材の往復移動軌跡内にガイ
ド部材が存在するため)、ロック解除機構をメインシャ
ーシに設けた場合と同一のスペースにロック解除機構と
ガイド部材とを共に設けることが困難となる。従って、
ロック解除機構を可動シャーシに設けた場合には装置の
小型化に対して不利になると言う問題があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、可動シャーシ側にカセット装
着装置のロック解除機構を配設した場合でも装置の小型
化が達成可能な磁気記録再生装置を提供することにあ
る。
その目的とするところは、可動シャーシ側にカセット装
着装置のロック解除機構を配設した場合でも装置の小型
化が達成可能な磁気記録再生装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、可動シャーシの移動範囲においてガイド
部材と干渉するよう設けられたロック解除部材が、可動
シャーシが回転シリンダ方向へ移動することに伴い、ガ
イド部材と干渉しない空間へ退避できるようにしたもの
である。さらに、機構簡素化のため、ロック解除部材の
動作範囲を規制する部材としてガイド部材を利用したも
のである。
に、本発明は、可動シャーシの移動範囲においてガイド
部材と干渉するよう設けられたロック解除部材が、可動
シャーシが回転シリンダ方向へ移動することに伴い、ガ
イド部材と干渉しない空間へ退避できるようにしたもの
である。さらに、機構簡素化のため、ロック解除部材の
動作範囲を規制する部材としてガイド部材を利用したも
のである。
【0007】
【作用】可動シャーシが駆動手段により回転シリンダ方
向へ移動するのに伴い、可動シャーシ上のロック解除部
材は、ガイド部材と当接する以前に、ガイド部材と干渉
しない空間へ退避することが許容された状態に移行す
る。そしてさらに、ロック解除部材がガイド部材と当接
する位置まで可動シャーシの移動が進むと、ロック解除
部材は、ガイド部材によってメカの動作を妨げることが
無い動作範囲へ案内・規制されると同時に装置内部に収
納される。斯様にすることにより、ガイド部材と干渉す
る空間にロック解除部材が配置できるので、可動シャー
シにロック解除機構を設けてもVTRの小型化の妨げと
はならない。また、ガイド部材によってロック解除部材
の動作範囲が適切に規制されるので、規制部材を別途付
設する必要が無く機構の簡素化を図ることができる。さ
らに、ロック解除部材が装置内部に収納される方向に移
動するため、この点でも装置の小型化に好適である。
向へ移動するのに伴い、可動シャーシ上のロック解除部
材は、ガイド部材と当接する以前に、ガイド部材と干渉
しない空間へ退避することが許容された状態に移行す
る。そしてさらに、ロック解除部材がガイド部材と当接
する位置まで可動シャーシの移動が進むと、ロック解除
部材は、ガイド部材によってメカの動作を妨げることが
無い動作範囲へ案内・規制されると同時に装置内部に収
納される。斯様にすることにより、ガイド部材と干渉す
る空間にロック解除部材が配置できるので、可動シャー
シにロック解除機構を設けてもVTRの小型化の妨げと
はならない。また、ガイド部材によってロック解除部材
の動作範囲が適切に規制されるので、規制部材を別途付
設する必要が無く機構の簡素化を図ることができる。さ
らに、ロック解除部材が装置内部に収納される方向に移
動するため、この点でも装置の小型化に好適である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1〜図6を用い
て説明する。図2はカセット装着モードにおけるVTR
メカニズムの概略平面図である。同図において、符号2
で示す可動シャーシ上には、テープガイド部材5a,6
a,7aを植立したガイドアーム5,6,7、ピンチロ
ーラー8が回転自在に設けられたローラーアーム9、該
ローラーアーム9と連結されたローラー操作アーム1
0、該ローラー操作アーム10を駆動するローラー駆動
アーム11が、それぞれ支軸12,13,14,15,
32に回動可能に軸支されている。また、可動シャーシ
2上にはモード駆動用のモータ16が設けられ、さら
に、可動シャーシ2自体には、ガイド溝穴2a,2b,
2c、及び穴2d,2e,2fが穿設されている。
て説明する。図2はカセット装着モードにおけるVTR
メカニズムの概略平面図である。同図において、符号2
で示す可動シャーシ上には、テープガイド部材5a,6
a,7aを植立したガイドアーム5,6,7、ピンチロ
ーラー8が回転自在に設けられたローラーアーム9、該
ローラーアーム9と連結されたローラー操作アーム1
0、該ローラー操作アーム10を駆動するローラー駆動
アーム11が、それぞれ支軸12,13,14,15,
32に回動可能に軸支されている。また、可動シャーシ
2上にはモード駆動用のモータ16が設けられ、さら
に、可動シャーシ2自体には、ガイド溝穴2a,2b,
2c、及び穴2d,2e,2fが穿設されている。
【0009】図3は図2の状態における可動シャーシの
部品配置を裏面側から見た図である。図3において、可
動シャーシ2の裏面側には、各メカ素子を駆動するため
のカム溝を有するカムギアA17,カムギアB18,カ
ムギアC19、前記モータ16の下部に設けられた図示
しない減速用ギアBOXの出力ギア20の回転をカムギ
アA17まで伝達する伝達ギア21,22,23、カム
ギアB18からカムギアC19まで駆動力を伝達する伝
達ギア24,25,26,27がそれぞれ回転可能に設
けられると共に、カムアーム28、解除アーム29がそ
れぞれ支軸30,31に回動可能に保持され、また、解
除アーム29の回動範囲を規制する規制ボス33、およ
びラック板34が可動シャーシ2と一体に設けられてい
る。また、カムギアC19には解除アーム29を押圧駆
動する押圧ボス部19aが設けられている。
部品配置を裏面側から見た図である。図3において、可
動シャーシ2の裏面側には、各メカ素子を駆動するため
のカム溝を有するカムギアA17,カムギアB18,カ
ムギアC19、前記モータ16の下部に設けられた図示
しない減速用ギアBOXの出力ギア20の回転をカムギ
アA17まで伝達する伝達ギア21,22,23、カム
ギアB18からカムギアC19まで駆動力を伝達する伝
達ギア24,25,26,27がそれぞれ回転可能に設
けられると共に、カムアーム28、解除アーム29がそ
れぞれ支軸30,31に回動可能に保持され、また、解
除アーム29の回動範囲を規制する規制ボス33、およ
びラック板34が可動シャーシ2と一体に設けられてい
る。また、カムギアC19には解除アーム29を押圧駆
動する押圧ボス部19aが設けられている。
【0010】上記した可動シャーシ2側の構成におい
て、ガイドアーム5の裏面に植立された係合ピン5bが
可動シャーシ2の穴2dを貫通してカムギアA17のカ
ム溝17aと、カムアーム28の裏面に植立された係合
ピン28aがカムギアB18のカム溝18aと、ローラ
ー駆動アーム11の裏面に植立された係合ピン11bが
可動シャーシ2の穴2fを貫通してカムギアC19のカ
ム溝19bと、ローラー駆動アーム11の上面に植立さ
れた係合ピン11aがローラー操作アーム10の溝穴1
0aとそれぞれ係合している。また、ガイドアーム6,
7はバネ35,36によって各々図2に点線で示した矢
印方向に附勢されると共に、ガイドアーム6はガイドア
ーム5の外形案内部5cにより、また、ガイドアーム7
は、ガイドアーム7の裏面に植立され、可動シャーシ2
の穴2eを貫通して可動シャーシ2の裏面に突出する係
合ピン7bが穴2eの内周面と当接することにより回動
を規制されている。
て、ガイドアーム5の裏面に植立された係合ピン5bが
可動シャーシ2の穴2dを貫通してカムギアA17のカ
ム溝17aと、カムアーム28の裏面に植立された係合
ピン28aがカムギアB18のカム溝18aと、ローラ
ー駆動アーム11の裏面に植立された係合ピン11bが
可動シャーシ2の穴2fを貫通してカムギアC19のカ
ム溝19bと、ローラー駆動アーム11の上面に植立さ
れた係合ピン11aがローラー操作アーム10の溝穴1
0aとそれぞれ係合している。また、ガイドアーム6,
7はバネ35,36によって各々図2に点線で示した矢
印方向に附勢されると共に、ガイドアーム6はガイドア
ーム5の外形案内部5cにより、また、ガイドアーム7
は、ガイドアーム7の裏面に植立され、可動シャーシ2
の穴2eを貫通して可動シャーシ2の裏面に突出する係
合ピン7bが穴2eの内周面と当接することにより回動
を規制されている。
【0011】図2において、符号3で示すメインシャー
シ3には、回転シリンダ4、可動シャーシ2のガイド溝
穴2a,2b,2cと係合するガイドシャフト37,3
8,39、係合ピン7bを案内するガイドピース40、
テープガイド41,42,43、キャプスタン44を回
転軸とする図示しないキャプスタンモータ、点線で示し
た溝形状45,46を有する図示しないガイド板、カム
アーム28の係合ピン28bが係合する溝穴3aが設け
られると共に、ローディングリング47、ラック板34
と係合する増速ギア48、増速ギア48の回転をローデ
ィングリング47へ伝達する伝達ギア49,50がそれ
ぞれ回転可能に設けられている。また、ローディングポ
スト51,52,53,54,55が、溝形状45,4
6に沿って移動するよう該溝形状45,46を有する図
示しない上記したガイド板上に設けられている。
シ3には、回転シリンダ4、可動シャーシ2のガイド溝
穴2a,2b,2cと係合するガイドシャフト37,3
8,39、係合ピン7bを案内するガイドピース40、
テープガイド41,42,43、キャプスタン44を回
転軸とする図示しないキャプスタンモータ、点線で示し
た溝形状45,46を有する図示しないガイド板、カム
アーム28の係合ピン28bが係合する溝穴3aが設け
られると共に、ローディングリング47、ラック板34
と係合する増速ギア48、増速ギア48の回転をローデ
ィングリング47へ伝達する伝達ギア49,50がそれ
ぞれ回転可能に設けられている。また、ローディングポ
スト51,52,53,54,55が、溝形状45,4
6に沿って移動するよう該溝形状45,46を有する図
示しない上記したガイド板上に設けられている。
【0012】また図2において、テープ1aを巻回した
リール1b,1bが内包されたカセット1は、図示しな
いカセット装着装置によりその凹み部に、テープガイド
部材5a,6a,7a、ピンチローラー8、ローディン
グポスト51,52,53,54,55が位置するよう
装着され、図示しないカセット装着装置のカセットホル
ダーが後述のロック機構によって係止されることにより
この状態を保持されている(なお、公知のようにカセッ
トホルダーはバネによってカセット取出し位置方向へ付
勢されている)。
リール1b,1bが内包されたカセット1は、図示しな
いカセット装着装置によりその凹み部に、テープガイド
部材5a,6a,7a、ピンチローラー8、ローディン
グポスト51,52,53,54,55が位置するよう
装着され、図示しないカセット装着装置のカセットホル
ダーが後述のロック機構によって係止されることにより
この状態を保持されている(なお、公知のようにカセッ
トホルダーはバネによってカセット取出し位置方向へ付
勢されている)。
【0013】図4はロック機構を示す側面図である。図
4において、図示しないカセット装着装置の右側面のブ
ラケットに植立された支軸56a,57aにロックアー
ム56およびロック規制アーム57が回動可能に取付け
られ、また、同じく図示しないカセット装着装置の右側
面のブラケットに植立された支軸58aにネジリバネ5
8の中央巻回部が保持されている。ここで、ネジリバネ
58の一端はロックアーム56の曲げ部56bと、他端
はロック規制アーム57の段差部57bとそれぞれ係合
しており、ロックアーム56およびロック規制アーム5
7は図4で点線で示した矢印方向へ各々附勢されてい
る。また、図示しないカセットホルダーの側面に植立さ
れたロックピン59がロックアーム56により係止され
ている。
4において、図示しないカセット装着装置の右側面のブ
ラケットに植立された支軸56a,57aにロックアー
ム56およびロック規制アーム57が回動可能に取付け
られ、また、同じく図示しないカセット装着装置の右側
面のブラケットに植立された支軸58aにネジリバネ5
8の中央巻回部が保持されている。ここで、ネジリバネ
58の一端はロックアーム56の曲げ部56bと、他端
はロック規制アーム57の段差部57bとそれぞれ係合
しており、ロックアーム56およびロック規制アーム5
7は図4で点線で示した矢印方向へ各々附勢されてい
る。また、図示しないカセットホルダーの側面に植立さ
れたロックピン59がロックアーム56により係止され
ている。
【0014】次にカセット1の排出動作について説明す
る。図2および図3において、駆動源であるモータ16
の逆転により伝達ギア21,22,23,24,25,
26,27、カムギアA17、カムギアB18およびカ
ムギアC19が、図3に点線で示した矢印の方向へ所定
量回転駆動されると、図5に示すように、カムギアC1
9に設けられた押圧ボス部19aにより、解除アーム2
9が図5の矢印方向へ回転駆動される。なお、図5はカ
セット排出モードでの解除アーム29の動作を可動シャ
ーシ上面から透視した平面図である。そして、上記解除
アーム29の回動によって、ロックアーム56の被押圧
面56cが解除アーム29の押圧面29aにより押圧さ
れて、ロックアーム56は、図5に示す点線で示す位置
から実線で示した位置まで図4で実線図示の矢印方向へ
回転駆動され、これによりロックピン59の係止が解除
され、カセット1の排出が行われる。ここでカセット排
出モード動作では、各カムギアに設けられたカム溝は係
合する部材を駆動しないように構成されている。図4に
おいてロックピン59の係止が解除されると、ロック規
制アーム57は規制面57dがロックアーム56の曲げ
規制面56dと当接する位置まで回動してロックアーム
56の回動を規制する。この時、ロック規制アーム57
の回動はストッパ57cにより規制される。
る。図2および図3において、駆動源であるモータ16
の逆転により伝達ギア21,22,23,24,25,
26,27、カムギアA17、カムギアB18およびカ
ムギアC19が、図3に点線で示した矢印の方向へ所定
量回転駆動されると、図5に示すように、カムギアC1
9に設けられた押圧ボス部19aにより、解除アーム2
9が図5の矢印方向へ回転駆動される。なお、図5はカ
セット排出モードでの解除アーム29の動作を可動シャ
ーシ上面から透視した平面図である。そして、上記解除
アーム29の回動によって、ロックアーム56の被押圧
面56cが解除アーム29の押圧面29aにより押圧さ
れて、ロックアーム56は、図5に示す点線で示す位置
から実線で示した位置まで図4で実線図示の矢印方向へ
回転駆動され、これによりロックピン59の係止が解除
され、カセット1の排出が行われる。ここでカセット排
出モード動作では、各カムギアに設けられたカム溝は係
合する部材を駆動しないように構成されている。図4に
おいてロックピン59の係止が解除されると、ロック規
制アーム57は規制面57dがロックアーム56の曲げ
規制面56dと当接する位置まで回動してロックアーム
56の回動を規制する。この時、ロック規制アーム57
の回動はストッパ57cにより規制される。
【0015】次に、図2の状態から図1に示す記録再生
モードへ移行するローディング動作について説明する。
図2および図3において、モータ16の正転により伝達
ギア21,22,23,24,25,26,27、カム
ギアA17、カムギアB18、カムギアC19が、図3
に実線で示した矢印の方向へ所定量回転駆動されると、
カムアーム28はカム溝18aにより、ガイドアーム5
はカム溝17aにより、ローラー駆動アーム11はカム
溝19bにより、各々図2,3の矢印A方向に所定量回
動する。また、ガイドアーム6は、付勢力によりガイド
アーム5の回動に伴いガイドアーム5の外形案内部5c
に沿って可動シャーシ2に設けられたストッパ60に係
止される位置まで回動する。
モードへ移行するローディング動作について説明する。
図2および図3において、モータ16の正転により伝達
ギア21,22,23,24,25,26,27、カム
ギアA17、カムギアB18、カムギアC19が、図3
に実線で示した矢印の方向へ所定量回転駆動されると、
カムアーム28はカム溝18aにより、ガイドアーム5
はカム溝17aにより、ローラー駆動アーム11はカム
溝19bにより、各々図2,3の矢印A方向に所定量回
動する。また、ガイドアーム6は、付勢力によりガイド
アーム5の回動に伴いガイドアーム5の外形案内部5c
に沿って可動シャーシ2に設けられたストッパ60に係
止される位置まで回動する。
【0016】可動シャーシ2は、カムアーム28の回動
によりガイドシャフト37,38,39と係合したガイ
ド溝穴2a,2b,2cの案内により所定の距離だけ回
転シリンダ4方向へ駆動される。また、可動シャーシ2
の移動に伴い、ガイドアーム7は、係合ピン7bがガイ
ドピース40に案内されることにより附勢方向とは逆方
向に回動し、ローディングリング47は、ラック板34
が可動シャーシ2と一体に移動することにより、増速ギ
ア48、伝達ギア49,50を介して図2の矢印B方向
へ回転駆動される。ローディングポスト53,54,5
5は、図示しない連結手段によりローディングリング4
7と連結されており、ローディングリング47の回転に
伴い溝形状46に沿ってテープ1aを回転シリンダ4に
所定量巻回・添接する位置まで駆動される。一方、ロー
ディングポスト51,52は、カムギアB18のカム溝
18bと連動する図示しない駆動手段により溝形状45
に沿ってテープ1aを回転シリンダ4に所定量巻回・添
接する位置まで駆動される。また、ピンチローラー8
は、ローラー駆動アーム11の回動により、ローラー操
作アーム10、ローラーアーム9を介してキャプスタン
44へ圧着される。
によりガイドシャフト37,38,39と係合したガイ
ド溝穴2a,2b,2cの案内により所定の距離だけ回
転シリンダ4方向へ駆動される。また、可動シャーシ2
の移動に伴い、ガイドアーム7は、係合ピン7bがガイ
ドピース40に案内されることにより附勢方向とは逆方
向に回動し、ローディングリング47は、ラック板34
が可動シャーシ2と一体に移動することにより、増速ギ
ア48、伝達ギア49,50を介して図2の矢印B方向
へ回転駆動される。ローディングポスト53,54,5
5は、図示しない連結手段によりローディングリング4
7と連結されており、ローディングリング47の回転に
伴い溝形状46に沿ってテープ1aを回転シリンダ4に
所定量巻回・添接する位置まで駆動される。一方、ロー
ディングポスト51,52は、カムギアB18のカム溝
18bと連動する図示しない駆動手段により溝形状45
に沿ってテープ1aを回転シリンダ4に所定量巻回・添
接する位置まで駆動される。また、ピンチローラー8
は、ローラー駆動アーム11の回動により、ローラー操
作アーム10、ローラーアーム9を介してキャプスタン
44へ圧着される。
【0017】解除アーム29は、可動シャーシ2の移動
に伴い(カムギアC19の回転に伴い)押圧ボス部19
aが図3に実線で示した矢印の方向へ回転して、解除ア
ーム29の回動範囲を規制しない位置へ移動するため、
ロックアーム56と規制ボス33によって限定される回
動可能範囲において任意の回動が許容されるようにな
り、さらに、可動シャーシ2の移動が進行すると、ガイ
ド部材(ガイドシャフト)37の外周面37aにより回
動範囲が装置内部方向に規制されて、図1に示すように
装置内部に他の部材と干渉すること無く収納される。
に伴い(カムギアC19の回転に伴い)押圧ボス部19
aが図3に実線で示した矢印の方向へ回転して、解除ア
ーム29の回動範囲を規制しない位置へ移動するため、
ロックアーム56と規制ボス33によって限定される回
動可能範囲において任意の回動が許容されるようにな
り、さらに、可動シャーシ2の移動が進行すると、ガイ
ド部材(ガイドシャフト)37の外周面37aにより回
動範囲が装置内部方向に規制されて、図1に示すように
装置内部に他の部材と干渉すること無く収納される。
【0018】上述したローディング動作により、図1に
示す記録再生モード状態となる。ここで、テープ1a
は、テープガイド部材5a,6a、テープガイド41,
42、ローディングポスト51,52、シリンダ4、ロ
ーディングポスト53,54,55、テープガイド4
3、テープガイド部材7aに順次添接する記録再生の走
行経路を形成すると共に、ピンチローラー8とキャプス
タン44に挾持されて移送される。
示す記録再生モード状態となる。ここで、テープ1a
は、テープガイド部材5a,6a、テープガイド41,
42、ローディングポスト51,52、シリンダ4、ロ
ーディングポスト53,54,55、テープガイド4
3、テープガイド部材7aに順次添接する記録再生の走
行経路を形成すると共に、ピンチローラー8とキャプス
タン44に挾持されて移送される。
【0019】図1の状態からモータ16がさらに所定量
正転して最もローディング側に位置するローディングS
TOPモードに至った時の解除アーム29と押圧ボス部
19aの関係が図6に示されている。図6において押圧
ボス部19aは、カムギアC19の回転により図5に示
すカセット排出モードにおける位置から半時計方向に略
一回転した位置に来ているが、解除アーム29と干渉す
ることは無い。なお、アンローディング時には、上記し
た一連の動作と逆の動作が行われる。
正転して最もローディング側に位置するローディングS
TOPモードに至った時の解除アーム29と押圧ボス部
19aの関係が図6に示されている。図6において押圧
ボス部19aは、カムギアC19の回転により図5に示
すカセット排出モードにおける位置から半時計方向に略
一回転した位置に来ているが、解除アーム29と干渉す
ることは無い。なお、アンローディング時には、上記し
た一連の動作と逆の動作が行われる。
【0020】以上説明したように、解除アーム29は、
可動シャーシ2の移動範囲においてガイド部材(ガイド
シャフト)37と干渉する空間に配置されるも、可動シ
ャーシ2の回転シリンダ4側の前進により、ガイド部材
37と干渉しない位置に退避する。また、ガイド部材3
7は解除アーム29の規制部材として機能すると共に、
解除アーム29を装置内部へ案内する。
可動シャーシ2の移動範囲においてガイド部材(ガイド
シャフト)37と干渉する空間に配置されるも、可動シ
ャーシ2の回転シリンダ4側の前進により、ガイド部材
37と干渉しない位置に退避する。また、ガイド部材3
7は解除アーム29の規制部材として機能すると共に、
解除アーム29を装置内部へ案内する。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、可動シャ
ーシを案内するガイド部材と、可動シャーシ側に配置し
たカセットホルダーのロック解除部材の前後進移動範囲
との干渉配置を許容できるので、装置の小型化を妨げる
ことなく可動シャーシにロック解除機構を設けることが
できる。また、ガイド部材をロック解除部材の規制部材
として利用すると共に、ロック解除部材を装置内部に収
納できるので機構の簡素化および小型化に好適である。
ーシを案内するガイド部材と、可動シャーシ側に配置し
たカセットホルダーのロック解除部材の前後進移動範囲
との干渉配置を許容できるので、装置の小型化を妨げる
ことなく可動シャーシにロック解除機構を設けることが
できる。また、ガイド部材をロック解除部材の規制部材
として利用すると共に、ロック解除部材を装置内部に収
納できるので機構の簡素化および小型化に好適である。
【図1】本発明の実施例に係るVTRメカニズムの記録
再生モードにおける概略構成を示す平面図である。
再生モードにおける概略構成を示す平面図である。
【図2】本発明の実施例に係るVTRメカニズムのカセ
ット装着モードにおける概略構成を示す平面図である。
ット装着モードにおける概略構成を示す平面図である。
【図3】図2のカセット装着モードにおける可動シャー
シの部品配置を裏面側から見た要部裏面図である。
シの部品配置を裏面側から見た要部裏面図である。
【図4】本発明の実施例に係るVTRメカニズムのロッ
ク機構を示す要部側面図である。
ク機構を示す要部側面図である。
【図5】本発明の実施例に係るVTRメカニズムのカセ
ット排出モードにおける解除アームと押圧ボス部の関係
を可動シャーシ上面から透視した説明図である。
ット排出モードにおける解除アームと押圧ボス部の関係
を可動シャーシ上面から透視した説明図である。
【図6】本発明の実施例に係るVTRメカニズムのロー
ディングSTOPモードにおける解除アームと押圧ボス
部の関係を可動シャーシ上面から透視した説明図であ
る。
ディングSTOPモードにおける解除アームと押圧ボス
部の関係を可動シャーシ上面から透視した説明図であ
る。
2 可動シャーシ 3 メインシャーシ 2a,2b,2c ガイド溝穴 19 カムギアC 19a 押圧ボス部 29 解除アーム 29a 押圧面 37,38,39 ガイドシャフト(ガイド部材) 37a 外周面 56 ロックアーム 56c 被押圧面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西嶋 立身 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (72)発明者 滝田 耕平 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (72)発明者 益岡 信夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (72)発明者 長井 究一郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (56)参考文献 特開 平2−165458(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/665
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気ヘッドを備えた回転シリンダを載置
したメインシャーシと、磁気テープを巻回したリールを
内包したカセットが装着・載置されて該カセットが前記
回転シリンダに対して接近もしくは離間するように前記
メインシャーシに対して平行に駆動・案内される可動シ
ャーシと、前記可動シャーシと係合して該可動シャーシ
を案内支持する前記メインシャーシに設けられたガイド
部材と、前記カセットの着脱を行うカセット装着装置
と、バネによりカセット取出し位置へ付勢された前記カ
セット装着装置のカセットホルダーと、該カセットホル
ダーをカセット装着位置へ保持するロック機構と、前記
ロック機構と係合して前記カセットホルダーの保持を解
除するロック解除部材を有する前記可動シャーシに設け
られたロック解除機構とを具備した磁気記録再生装置に
おいて、前記ロック解除部材と前記ガイド部材とが、前
記可動シャーシの移動範囲において互いに干渉する空間
に配置されると共に、前記可動シャーシの前記回転シリ
ンダへの接近に伴い、前記ロック解除部材が前記ガイド
部材と干渉する空間から退避するように構成されたこと
を特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項2】 請求項1記載において、前記した可動シ
ャーシの前記回転シリンダへの接近に伴い、前記ロック
解除部材の動作範囲が前記ガイド部材によって規制され
るようにしたことを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項3】 請求項2記載において、前記ガイド部材
が前記ロック解除部材の動作範囲を規制するのに伴い、
前記ロック解除部材が装置内部に収納されることを特徴
とする磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3159464A JP2799087B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3159464A JP2799087B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 磁気記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04358346A JPH04358346A (ja) | 1992-12-11 |
JP2799087B2 true JP2799087B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=15694339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3159464A Expired - Lifetime JP2799087B2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2799087B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02165458A (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-26 | Canon Inc | 記録または再生装置 |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP3159464A patent/JP2799087B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04358346A (ja) | 1992-12-11 |
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