JP2798781B2 - 投写レンズ - Google Patents

投写レンズ

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高画質な投写画像を得るのに適した投写型TV
用レンズに関する。
[従来の技術] 近代、大画面のテレビジョン画像を得る方法の一つと
して、プロジェクションTVが普及しつつあるが、その画
像の品質を確保する上で投影レンズの性能が重役な役割
を担っている。
プロジェクションTVの投写レンズは、明るさを確保す
るためF値を1近くと口径比を大きくとる必要があり、
かつ画面周辺部にいたるまで良好に収差補正されなけれ
ばならない。また、プロジェクションTVは直視管TVに比
較して奥行きが大きいのが一つの問題点でありコンパク
トなセットの実現が望まれている。このため投写距離の
短い投写レンズが必要となっていた。
[発明が解決しようとする課題] 従来の投写レンズでは、ガラスレンズだけで構成する
と、高い結像性能、大口径比、高画角化を実現するに
は、枚数が増加すると共に口径が大きくなりコストが高
くなる。また、特に画面周辺性能の補正が困難である。
また、従来より非球面プラスチックレンズを用いた例は
多いが、周辺部まで収差を容易に補正できるものの、補
正を強力に行うために非球面量を大きくすると加工精度
が低く、設計性能を充分発揮できないという問題点があ
った。また、プラスチックレンズは温度の変動によって
屈折率や形状が変化し、デフォーカス発生により結像性
能が劣化するという問題点があった。
この発明は上記の様な問題点が解消するためになされ
たもので、コンパクトで奥行きが薄型のプロジェクショ
ンTV用として画面全域にわたり良好なフォーカス性能を
実現し、かつ加工性を考慮し、温度特性に優れた投写レ
ンズを得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る投写レンズは、スクリーン側から順に
正のメニスカス形状の第1群レンズ、スクリーンに凸を
向けた弱い正の第2群レンズ、負の第3群レンズ、両凸
の第4群レンズ、弱い正の第5群レンズ、及び負の屈折
力を持つ第6群レンズから成り、前記第2、第5群レン
ズは少なくとも1面が非球面のプラスチックレンズであ
り、下記の条件を満足するものである。
0.15 <f/f1<0.35 … −0.45<f/f3<−0.35 … 1.00 <f/f4<1.15 … −0.90<f/f6<−0.85 … ただし、 f :全系の焦点距離 f1:第1群レンズの焦点距離 f3:第3群レンズの焦点距離 f4:第4群レンズの焦点距離 f6:第6群レンズの焦点距離 [作用] 第1群レンズ、第2群レンズは球面収差とコマ収差の
高精度な補正機能及び弱い集光機能をもち、第3群レン
ズは弱い発光機能と球面収差、軸外収差の他レンズ群と
のバランスをとる作用を有する。第4群レンズは第1、
2、3群レンズにより補正しきれない球面収差とコマ収
差を補正する機能、及び強い集光機能をもつ。第5群レ
ンズは非点集者、歪曲収差、及びコマ収差を高精度に補
正する機能を有し、第6群レンズはフィールドフラット
ナーとして像画湾曲、非点収差の補正をする。
この様な補正機能を十分に果たすために第2、5群レ
ンズを共に非球面形状とする。また非球面を有するレン
ズ材をプラスチックとすることにより、コストの大幅な
低減が見込まれる。
式の条件は第1群レンズのパワーに関するもので、
上限を越えると軸外収差、特にコマ収差の補正が困難と
なる。また下限を越えると球面収差の補正が困難とな
る。このためにプラスチックレンズである第2群レンズ
のパワーを大きくしなければならず、この時プラスチッ
ク材の屈折率の温度係数が大きいことから温度変化によ
りデフォーカスが生じてしまう。
式の条件は第3群のパワーに関するもので、第1、
2群レンズとの球面収差バランスを保つための条件であ
る。
式の条件は第4群レンズのパワーに関するもので、
上限を越えるとサジタルフレアが補正困難となり、下限
を越えるとコマ収差が発生しやすくなる。
式の条件は上限を越えると像画湾曲補正がアンダー
となり、下限を越えるとオーバーとなる。
[実施例] 以下、本発明を図に基ずいて説明する。
第1図は本発明の第1実施例の投写レンズの構成図で
ある。
第1レンズL1は正の屈折力を有するメニスカス形状で
あり、主に球面収差、コマ収差の補正機能を有する。第
2レンズL2はプラスチック非球面レンズであり、スクリ
ーンに凸を向けた正のメニスカス形状でほとんどパワー
を有さず、球面収差の補正を口径全体にわたり高精度に
補正する。第3群レンズL3は弱い負の屈折力を有し、第
1,2群レンズと共にコマ収差、球面収差の補正機能を有
する。第4レンズL4は強い集光機能を有し、第5レンズ
L5は非球面プラスチックレンズであり、ほとんどパワー
を有さず非点収差、歪曲収差を高精度に補正する。ま
た、軸上マージナル光線高の小さい位置に配されている
ので球面収差にあまり影響を与えず、画面周辺部まで軸
外収差を良好に補正できる。第6レンズはスクリーンに
強い凹面を向け、冷却液(A)とともに負レンズの作用
を有し、おもに像面湾曲の補正を行う。さらに、蛍光面
状が球面のCRTフェースプレート(B)により構成され
ている。
第2、第5レンズはともにプラスチックレンズである
が、各面の非球面量は小さく抑えられ、加工性が良く、
設計性能を忠実に再現できる。また、パワーをほとんど
持たせてないので、配置公差を比較的大きくとれ、温度
変化によるデフォーカスも実用上問題にならない。
蛍光面はスクリーン方向に凹面を向けた球面形状をし
ており、画面周辺部の光をより多くレンズに取り込める
作用をしている。この結果周辺光量比は相対最大画角の
90%において40%以上を実現している。
本発明の投写レンズの第1実施例の諸収差を第2図
に、また周辺部迄良好なフォーカス性能が得られている
ことを示すために第3図に400TV本(2.51p/mm)の空間
周波数に於けるMTFをしめす。第1の実施例のレンズ諸
元を第1表に示す。第2の実施例は、レンズ諸元を第2
表に、光路図を第4図に、諸収差を第5図に、MTFを第
6図にそれぞれ示す。
表中、r1,r2,…はスクリーン側から順次の各レンズ面
の曲率半径を表し、d1,d2,…は各レンズ中心厚及びレン
ズ間隔、n1,n2,…は各レンズの屈折率(λ=543nm)、
ν12,…はアッベ数を表す。
また、非球面形状は光軸方向をx軸とした直角座標に
おいて当店曲率をc、円錐定数をk、高次係数をa4,a6,
a8,a10とした時、次式で表される回転対称非球面であ
る。
第1、第2の実施例共、前記、、、式を満た
している。
[発明の効果] 本発明は非球面レンズを用い、温度特性、加工性を考
慮した形状、配置とすることで、画面全域にわたり良好
なフォーカス性能を得て400TV本の空間周波数にてMTF80
%以上を実現できる。また、35度以上の高画角化が実現
できプロジェクションTVのコンパクト化を成せる。ま
た、屈折率が1.7以上の効果が硝材を用いることなく、
プラスチックレンズを効果的に使用することにより低価
格化を可能にした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の投写レンズの構成図、第
2図は本発明の第1実施例の収差図、第3図は本発明の
第1実施例のMTF特性図、第4図は本発明の第2実施例
の投写レンズの構成図、第5図は本発明の第2実施例の
収差曲線、第6図は本発明の第2実施例のMTF特性図で
ある。 L1……第1レンズ、L2……第2レンズ、L3……第3レン
ズ、L4……第4レンズ、L5……第5レンズ、L6……第6
レンズ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーン側から順に正のメニスカス形状
    の第1群レンズ、スクリーンに凸を向けた弱い正の第2
    群レンズ、負の第3群レンズ、両凸の第4群レンズ、弱
    い正の第5群レンズ、及び負の屈折力を持つ第6群レン
    ズから成り、前記第2、第5群レンズは少なくとも1面
    が非球面のプラスチックレンズであり、下記の条件を満
    足することを特徴とする投写レンズ。 0.15<f/f1<0.35 … −0.45<f/f3<−0.30 … 1.00<f/f4<1.15 … −0.90<f/f6<−0.85 … ただし、 f:全系の焦点距離 f1:第1群レンズの焦点距離 f3:第3群レンズの焦点距離 f4:第4群レンズの焦点距離 f6:第6群レンズの焦点距離
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