JP3119879B2 - 投写レンズ - Google Patents

投写レンズ

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JP3119879B2
JP3119879B2 JP02417490A JP41749090A JP3119879B2 JP 3119879 B2 JP3119879 B2 JP 3119879B2 JP 02417490 A JP02417490 A JP 02417490A JP 41749090 A JP41749090 A JP 41749090A JP 3119879 B2 JP3119879 B2 JP 3119879B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高画質な投写画像を得る
のに適した投写型ディスプレー用の高精細度投写レンズ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大画面のテレビジョン画像を得る
方法の一つとして、プロジェクションTVが普及しつつ
あるが、その品質を確保する上で投写レンズの性能が重
要な役割を担っている。
【0003】プロジェクションTVの投写レンズは、明
るさを確保するためF値が1に近い大口径比をとる必要
があり、かつ画面周辺部にいたるまで良好に収差補正さ
れなければならない。またプロジェクションTVは直視
管TVに比較して奥行きが大きいのが一つの問題点であ
りコンパクトなセットの実現が望まれている。このため
投写距離の短い広画角投写レンズが必要となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の投写レンズは、
ガラスレンズだけで構成すると、高い結像性能,大口径
比,広画角化を実現するために、枚数を増加すると共に
口径を大きくしなければならず、コスト及び重量の点で
限界が生じるなどの問題点があった。
【0005】また従来より非球面プラスチックレンズを
用いた例は多くあるが、その場合収差補正を強力に行う
ために非球面量を大きくする必要がある。しかしプラス
チックレンズはガラスレンズに比べ加工精度が低く、そ
の為設計性能を十分発揮できないという問題点があっ
た。特にスクリーンに近い側に非球面を設けると、光束
径が大きいため加工誤差が収差を発生させ易く、フレア
ーの発生によりコントラストが低下するという問題点が
あった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、奥行きの薄いプロジェクション
TV用として、画面全域に渡り良好なフォーカス性能を
有し、かつ加工性に優れた非球面形状のプラスチックレ
ンズを搭載した、広画角投写レンズを得ることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る投写レン
ズは、スクリーン側から順に正のメニスカス形状の第1
群レンズ、前記スクリーンに凸面を向けた正の第2群レ
ンズ、負のメニスカス形状の第3群レンズ、両凸の正の
第4群レンズ、この第4群レンズと近接した位置に配さ
れた正の第5群レンズ、前記スクリーンに凹面を向けた
正の第6群レンズ、前記スクリーンに凹面を向けた負の
第7レンズからなり、前記第2、6群レンズは少なく
とも1面が非球面を有する7群7枚構成としたものであ
る。
【0008】また本発明の投写レンズは、上記の構成に
おいて以下の条件を満たすものである。 (a) 0.0<f/f1< 0.3 (b) −0.4<f/f3<−0.1 (c) 0.2<f/f5< 0.6 但し f:全系の焦点距離 f1:第1レンズの焦点距離 f3:第2レンズの焦点距離 f5:第3レンズの焦点距離
【0009】
【作用】本発明においては、プロジェクター用投写レン
ズがスクリーン側より順に第1,第2群レンズを有する
ことにより球面収差とコマ収差の高精度な補正及び正の
集光作用を行う。また負の第3群レンズは第1,第2群
レンズと球面収差のバランスをとる作用を有する。第
4、第5群レンズは主に集光作用を有し互いに近接して
配される。第6群レンズは非点収差、歪曲収差、及びコ
マ収差を高精度に補正する機能を有する。そしてスクリ
ーン側に凹面を向けた負のレンズは、スクリーンに凹面
を向けたCRT蛍光面上に像を正しく結ぶための像面湾
曲補正の作用を行う。さらに第2、第6レンズ群は上記
の補正機能を十分果たすために非球面形状にする。また
非球面を有するレンズ材をプラスチックとすることによ
り、コストの低減及び軽量化がなされる。
【0010】また(a) の条件は第1群レンズのパワーに
関するもので、この条件を満たすことにより特に球面収
差の補正が容易に行え、このため第2群レンズの非球面
量を小さくすることができ、製造公差が実用的となる。
【0011】また(b) の条件は第3群レンズのパワーに
関するもので、この条件を満たすことにより第1,2群
レンズとの球面収差のバランスを容易にとることができ
る。
【0012】また(c) の条件は第5群レンズのパワーに
関するもので、この条件を満たすことにより第4群レン
ズのパワーを大きくする必要がなく、従ってコマ収差の
補正を容易に行うことができ、かつ周辺光量を容易に確
保できる。
【0013】
【実施例】本発明による投写レンズの一実施例を以下に
示す。図1〜4は本発明の第1〜第4の実施例による投
写レンズの光路図、図5〜8は第1〜第4の実施例によ
る投写レンズの収差図である。第1〜第4の実施例の投
写レンズは各々図に示すようにスクリーン側から順に正
のメニスカス形状の第1レンズL1、スクリーンに凸面
を向けた正の第2レンズL2、負のメニスカス形状の第
3レンズL3、両凸の正の第4レンズL4と第4群レン
ズと近接した位置に配された正の第5レンズL5、スク
リーンに凹面を向けた正の第6レンズL6、スクリーン
に強い凹面を向けた負の第7レンズL7からなる。
【0014】各実施例において、前記第2,6レンズL
2,L6は両面に非球面を有する。このうち第2レンズ
は両面共変曲点を有さない。第2レンズL2は光束径の
大きな光束が透過するが変曲点を有さないので、設計ど
うりの形状加工が容易であり加工誤差による球面収差の
発生はほとんどない。また集光作用を行うレンズを第
4,5レンズL4,L5の2枚で構成したため、軸外収
差の発生を小さく抑えることができ、第6レンズL6の
非球面量も小さくできる。
【0015】以下に示す実施例の各表において、Rは曲
率半径、Dは面間隔、Nは543nmの屈折率、vはア
ッベ数、siはスクリーン側からi番目の面番号であ
る。また、非球面形状は光軸をx、光軸に直交方向を
p、非球面係数をcc、Aj(j=4,6,8,10)
とする時次式で表される。
【0016】
【数1】
【0017】またfを全系の焦点距離,f1を第1群レ
ンズの焦点距離とする時、第1群レンズのパワーに関す
るf/f1が0.0以下または0.3以上になると特に
球面収差の補正が困難となり第2群レンズの非球面量を
大きくしなければならないので、0.0<f/f1<
0.3となるように設定する。
【0018】またfを全系の焦点距離,f3を第2群レ
ンズの焦点距離とする時、第3群レンズのパワーに関す
るf/f3が−0.4以下または−0.1以上になる
と、第1,第2群レンズとの球面収差のバランスをとる
のが困難となるので、−0.4<f/f3<−0.1と
なるように設定する。
【0019】さらにfを全系の焦点距離,f5を第3群
レンズの焦点距離とする時、第5群レンズのパワーに関
するf/f5が0.2以下となると第4群レンズのパワ
ーを大きくしなければならずコマ収差の補正が困難とな
り、また0.6以上となると周辺光量を確保することが
困難となるので、0.2<f/f5<0.6となるよう
に設定する。
【0020】第1の実施例の構成を表1に、光路図を図
1、収差図を図5に示す。
【0021】
【表1】
【0022】第2の実施例の構成を表2に、光路図を図
2、収差図を図6に示す。
【0023】
【表2】
【0024】第3の実施例の構成を表3に、光路図を図
3、収差図を図7に示す。
【0025】
【表3】
【0026】第4の実施例の構成を表4に、光路図を図
4、収差図を図8に示す。
【0027】
【表4】
【0028】このように本実施例においては、いずれも
第2,6レンズは両面に非球面を有しているが、第2レ
ンズは変曲点を持たないため設計どうりの形状加工が容
易であり、また第6レンズは、第4,5の2枚のレンズ
が集光作用を行い軸外収差の発生を小さく抑えるため、
その非球面量を小さくでき加工性がよくなる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スクリー
ン側より順に、球面収差とコマ収差の高精度な補正及び
正の集光作用を行う第1,第2群レンズ、第1,第2群
レンズと球面収差のバランスをとる負の第3群レンズ、
集光作用を有し互いに近接して配される第4、第5群レ
ンズ、非点収差、歪曲収差、及びコマ収差を高精度に補
正する機能を有する第6群レンズ、そしてスクリーンに
凹面を向けたCRT蛍光面上に像を正しく結ぶための像
面湾曲補正の作用を行う負の第7群レンズにより構成さ
れており、さらに第2、第6レンズ群は上記の補正機能
を十分果たすことができるように両面に非球面を有して
いるので、口径比が1.05と大口径比で、なおかつ半
画角が35度程度と広いにもかかわらず、結像性能が良
好な投写レンズを得ることができる効果がある。しかも
第2,6レンズは両面に非球面を有しているが、第2レ
ンズは変曲点を持たないため設計どうりの形状加工が容
易であり、また第6レンズは、第4,5の2枚のレンズ
が集光作用を行い軸外収差の発生を小さく抑えるため、
その非球面量を小さくできるので、コストの低減及び軽
量化を図るためプラスチックレンズを用いても、加工性
に優れたものとなる。従って、本発明の投写レンズは生
産性に優れた高性能投写レンズであり、これを用いるこ
とでコンパクトで薄型の投写型TVを実現できる効果が
ある。
【0030】また、0.0<f/f1<0.3(f:全
系の焦点距離,f1:第1群レンズの焦点距離)とした
ので、球面収差の補正が容易に行え、この為第2群レン
ズの非球面量を小さくでき、製造公差が実用的となる効
果がある。
【0031】また、−0.4<f/f3<−0.1
(f:全系の焦点距離,f3:第2群レンズの焦点距
離)としたので、第3群レンズは第1,2群レンズとの
球面収差のバランスを容易にとることができる効果があ
る。
【0032】また、0.2<f/f5<0.6(f:全
系の焦点距離,f5:第3群レンズの焦点距離)とした
ので、第4群レンズのパワーを大きくする必要がなく従
ってコマ収差の補正を容易に行うことができ、しかも周
辺光量を容易に確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による投写レンズの光路
図である。
【図2】本発明の第2の実施例による投写レンズの光路
図である。
【図3】本発明の第3の実施例による投写レンズの光路
図である。
【図4】本発明の第4の実施例による投写レンズの光路
図である。
【図5】本発明の第1の実施例による投写レンズの収差
図である。
【図6】本発明の第2の実施例による投写レンズの収差
図である。
【図7】本発明の第3の実施例による投写レンズの収差
図である。
【図8】本発明の第4の実施例による投写レンズの収差
図である。
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 L6 第6レンズ群 L7 第7レンズ群

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投写型ディスプレイ用の投写レンズにお
    いて、スクリーン側から順に正のメニスカス形状の第1
    群レンズ、前記スクリーンに凸面を向けた正の第2群レ
    ンズ、負のメニスカス形状の第3群レンズ、両凸の正の
    第4群レンズ、この第4群レンズと近接した位置に配さ
    れた正の第5群レンズ、前記スクリーンに凹面を向けた
    正の第6群レンズ、前記スクリーンに凹面を向けた負の
    第7レンズからなり、次の(a) 〜(c) の条件を満足する
    と共に、前記第2,6群レンズは少なくとも1面が非
    球面を有することを特徴とする投写レンズ。(a) 0.0<f/f1< 0.3 (b) −0.4<f/f3<−0.1 (c) 0.2<f/f5< 0.6 但し、 f :全系の焦点距離 f1:第1群レンズの焦点距離 f3:第2群レンズの焦点距離 f5:第3群レンズの焦点距離
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