JP2798004B2 - チャンネル指定方式 - Google Patents
チャンネル指定方式Info
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 25
- 238000012508 change request Methods 0.000 claims description 6
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 5
- 230000007717 exclusion Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 101150065817 ROM2 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/16—Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/18—Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop
- H03L7/197—Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop a time difference being used for locking the loop, the counter counting between numbers which are variable in time or the frequency divider dividing by a factor variable in time, e.g. for obtaining fractional frequency division
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置で用いられる
パイロット信号のチャンネル指定方式に関する。
パイロット信号のチャンネル指定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】送信装置でキャリア信号を増幅する際な
どに使用されるパイロット信号は増幅器の非線形特性等
によって生じる歪みを補償する歪補償回路に使用されて
いる。パイロット信号にはその伝送路の特性や各回路の
温度特性などによってノイズや他チャンネルの歪が重畳
することがあり、これらの悪影響を防止して歪補償回路
の補償特性を改善するためにチャンネルを変更する(周
波数を変更する)必要がある。チャンネルを変更する方
法には、あらかじめ定められた順序でチャンネルを変え
ていく方法もあるが、ランダムにチャンネルが割り当て
られるキャリアに対応して、パイロット信号のチャンネ
ルもランダムに変更したほうがノイズや他チャンネルの
歪による悪影響が減少して望ましい。
どに使用されるパイロット信号は増幅器の非線形特性等
によって生じる歪みを補償する歪補償回路に使用されて
いる。パイロット信号にはその伝送路の特性や各回路の
温度特性などによってノイズや他チャンネルの歪が重畳
することがあり、これらの悪影響を防止して歪補償回路
の補償特性を改善するためにチャンネルを変更する(周
波数を変更する)必要がある。チャンネルを変更する方
法には、あらかじめ定められた順序でチャンネルを変え
ていく方法もあるが、ランダムにチャンネルが割り当て
られるキャリアに対応して、パイロット信号のチャンネ
ルもランダムに変更したほうがノイズや他チャンネルの
歪による悪影響が減少して望ましい。
【0003】従来のチャンネル指定方式には、図5に示
すようなノイズ信号発生器によってランダムな信号を発
生し、パルス発生回路とシフトレジスタとでランダムな
データに変換して、そのデータからランダムなチャンネ
ルを得る方式や、図6に示すようなチャンネルデータを
記憶したROMからチャンネルデータを読みだす方式な
どが提案されている。
すようなノイズ信号発生器によってランダムな信号を発
生し、パルス発生回路とシフトレジスタとでランダムな
データに変換して、そのデータからランダムなチャンネ
ルを得る方式や、図6に示すようなチャンネルデータを
記憶したROMからチャンネルデータを読みだす方式な
どが提案されている。
【0004】図5は従来のノイズ信号発生器を使用した
チャンネル指定方式の構成を示すブロック図であり、図
6は従来のROMを使用したチャンネル指定方式の構成
を示すブロック図である。
チャンネル指定方式の構成を示すブロック図であり、図
6は従来のROMを使用したチャンネル指定方式の構成
を示すブロック図である。
【0005】図5に示すように、ノイズ信号発生器を使
用したチャンネル指定方式では、パイロット信号を発振
するシンセサイザ11と、ノイズ信号を発生するノイズ
信号発生器14と、ノイズ信号をパルス化するパルス発
生回路13と、パルス発生回路13から出力されたパル
ス列を蓄積して複数のビットからなる並列データを出力
するシフトレジスタ15と、シンセサイザ11の発振周
波数が所定の周波数帯域内にあるか否かをシフトレジス
タ15から出力されるデータによって判定する比較部1
6と、シンセサイザ11に適応させて信号の整合を図る
整合回路17と、シンセサイザ11、パルス発生回路1
3、ノイズ信号発生器14、シフトレジスタ15、比較
部16、および整合回路17を制御する操作部12とか
ら構成されている。
用したチャンネル指定方式では、パイロット信号を発振
するシンセサイザ11と、ノイズ信号を発生するノイズ
信号発生器14と、ノイズ信号をパルス化するパルス発
生回路13と、パルス発生回路13から出力されたパル
ス列を蓄積して複数のビットからなる並列データを出力
するシフトレジスタ15と、シンセサイザ11の発振周
波数が所定の周波数帯域内にあるか否かをシフトレジス
タ15から出力されるデータによって判定する比較部1
6と、シンセサイザ11に適応させて信号の整合を図る
整合回路17と、シンセサイザ11、パルス発生回路1
3、ノイズ信号発生器14、シフトレジスタ15、比較
部16、および整合回路17を制御する操作部12とか
ら構成されている。
【0006】シンセサイザ11は不図示の位相比較器、
LPF(ローパスフィルタ)、VCO、およびプログラ
マブル分周器からなるPLL(フェーズ・ロック・ルー
プ)回路で構成されている。シンセサイザ11の出力周
波数は上記プログラマブル分周器の設定値を変えること
で変更されため、プログラマブル分周器の設定値をラン
ダムなデータで設定することでチャンネルをランダムに
変更することが可能になる。
LPF(ローパスフィルタ)、VCO、およびプログラ
マブル分周器からなるPLL(フェーズ・ロック・ルー
プ)回路で構成されている。シンセサイザ11の出力周
波数は上記プログラマブル分周器の設定値を変えること
で変更されため、プログラマブル分周器の設定値をラン
ダムなデータで設定することでチャンネルをランダムに
変更することが可能になる。
【0007】上記のような構成において、不図示の制御
手段からチャンネル変更要求信号Icが出力されると、
操作部12はパルス発生回路13に制御信号を送出す
る。パルス発生回路13は制御信号を受け取ると、ノイ
ズ信号発生器14から出力されたノイズ信号をパルス化
してシフトレジスタ15に送出する。シフトレジスタ1
5ではパルス発生回路13から送られたパルス列を蓄積
し、操作部12からの次の制御信号を待って、その時点
までに蓄積したランダムなデータを比較部16へ出力す
る。比較部16はシフトレジスタ15から出力されたデ
ータが所定の範囲内にあるか否かを判定し、整合回路1
7でプログラマブル分周器の入力信号形態に変換してシ
ンセサイザ11に供給する。シンセサイザ11では整合
回路17から送られたランダムなデータに基づいて対応
する周波数の信号を出力していた。一方、図6に示すよ
うに、ROMを使用したチャンネル指定方式では、パイ
ロット信号を発振するシンセサイザ21と、各チャンネ
ルのデータを記憶しているROM23と、シンセサイザ
21に対応させて信号の整合を図る整合回路27と、不
図示の制御手段から送信されるチャンネルの変更要求信
号Icによってシンセサイザ21、ROM23、および
整合回路27を制御する操作部22とから構成されてい
る。
手段からチャンネル変更要求信号Icが出力されると、
操作部12はパルス発生回路13に制御信号を送出す
る。パルス発生回路13は制御信号を受け取ると、ノイ
ズ信号発生器14から出力されたノイズ信号をパルス化
してシフトレジスタ15に送出する。シフトレジスタ1
5ではパルス発生回路13から送られたパルス列を蓄積
し、操作部12からの次の制御信号を待って、その時点
までに蓄積したランダムなデータを比較部16へ出力す
る。比較部16はシフトレジスタ15から出力されたデ
ータが所定の範囲内にあるか否かを判定し、整合回路1
7でプログラマブル分周器の入力信号形態に変換してシ
ンセサイザ11に供給する。シンセサイザ11では整合
回路17から送られたランダムなデータに基づいて対応
する周波数の信号を出力していた。一方、図6に示すよ
うに、ROMを使用したチャンネル指定方式では、パイ
ロット信号を発振するシンセサイザ21と、各チャンネ
ルのデータを記憶しているROM23と、シンセサイザ
21に対応させて信号の整合を図る整合回路27と、不
図示の制御手段から送信されるチャンネルの変更要求信
号Icによってシンセサイザ21、ROM23、および
整合回路27を制御する操作部22とから構成されてい
る。
【0008】上記のような構成において、操作部22は
不図示の制御手段からのチャンネル変更要求信号Icを
受け取るとROM23に制御信号を送出する。ROM2
3はチャンネルを指定するためのチャンネルデータを記
憶しており、そのチャンネルデータが制御信号にしたが
って順番に読み出されて整合回路27に送られる。整合
回路27ではチャンネルデータをプログラマブル分周器
の入力信号形態に変換してシンセサイザ21に供給す
る。シンセサイザ21では整合回路27から送られたチ
ャンネルデータに基づいて対応する周波数の信号を出力
していた。
不図示の制御手段からのチャンネル変更要求信号Icを
受け取るとROM23に制御信号を送出する。ROM2
3はチャンネルを指定するためのチャンネルデータを記
憶しており、そのチャンネルデータが制御信号にしたが
って順番に読み出されて整合回路27に送られる。整合
回路27ではチャンネルデータをプログラマブル分周器
の入力信号形態に変換してシンセサイザ21に供給す
る。シンセサイザ21では整合回路27から送られたチ
ャンネルデータに基づいて対応する周波数の信号を出力
していた。
【0009】このようなROM23で記憶しているチャ
ンネルデータは、読み出されるチャンネルの順番に規則
性がないため、シンセサイザ21から出力される信号は
周波数が統計的にランダムに変わるとみなすことができ
る。
ンネルデータは、読み出されるチャンネルの順番に規則
性がないため、シンセサイザ21から出力される信号は
周波数が統計的にランダムに変わるとみなすことができ
る。
【0010】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら上記した
ような従来のチャンネル指定方式のうち、ノイズ信号発
生器を使用した場合には、ノイズ信号発生器およびパル
ス発生回路のコストが非常に高くなるという欠点があっ
た。また、ノイズ信号発生器によって作られたノイズが
シンセサイザ等に回り込んでしまうことがあるため、シ
ンセサイザの出力信号の特性が劣化してしまうという問
題があった。さらに、パルス発生回路とシフトレジスタ
とで生成されるランダムなデータでは同じデータを2度
続けて出力する可能性があるため、別なチャンネルに変
更されないこともあった。
ような従来のチャンネル指定方式のうち、ノイズ信号発
生器を使用した場合には、ノイズ信号発生器およびパル
ス発生回路のコストが非常に高くなるという欠点があっ
た。また、ノイズ信号発生器によって作られたノイズが
シンセサイザ等に回り込んでしまうことがあるため、シ
ンセサイザの出力信号の特性が劣化してしまうという問
題があった。さらに、パルス発生回路とシフトレジスタ
とで生成されるランダムなデータでは同じデータを2度
続けて出力する可能性があるため、別なチャンネルに変
更されないこともあった。
【0011】一方、ROMを使用した場合には、ROM
で記憶するデータ量はチャンネル数が増えるにしたがっ
て多くなるため、ROMに大きな記憶領域が必要になる
という問題があった。したがって、ワンチップマイコン
に内蔵されたROMなどでチャンネルデータを記憶する
場合、内蔵ROMで記憶している他のソフトウェアの記
憶領域を制限してしまうことがあった。
で記憶するデータ量はチャンネル数が増えるにしたがっ
て多くなるため、ROMに大きな記憶領域が必要になる
という問題があった。したがって、ワンチップマイコン
に内蔵されたROMなどでチャンネルデータを記憶する
場合、内蔵ROMで記憶している他のソフトウェアの記
憶領域を制限してしまうことがあった。
【0012】本発明は上記したような従来の技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、使用メ
モリ量を削減し、かつ簡単な構成でランダムにチャンネ
ルを指定することが可能なチャンネル指定方式を提供す
ることを目的とする。
る問題点を解決するためになされたものであり、使用メ
モリ量を削減し、かつ簡単な構成でランダムにチャンネ
ルを指定することが可能なチャンネル指定方式を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のチャンネル指定方式は、分周比のデータが設定
されることによって所定の周波数帯域内の信号を発振す
るシンセサイザを有し、前記シンセサイザのチャンネル
をランダムに変更するチャンネル指定方式において、シ
フトレジスタと、前記シフトレジスタの各出力にそれぞ
れ接続される複数のスイッチからなるスイッチ部と、前
記複数のスイッチの出力が入力され、排他的論理和の計
算出力を前記シフトレジスタの入力に帰還する排他的論
理和回路とによって前記分周比のデータを作成し、前記
シフトレジスタの各出力により前記シンセサイザのチャ
ンネルを指定するランダムデータ発生回路と、前記シフ
トレジスタの初期設定値と前記スイッチの開閉状態を設
定する初期設定値とを記憶する記憶素子とを有すること
を特徴とする。
本発明のチャンネル指定方式は、分周比のデータが設定
されることによって所定の周波数帯域内の信号を発振す
るシンセサイザを有し、前記シンセサイザのチャンネル
をランダムに変更するチャンネル指定方式において、シ
フトレジスタと、前記シフトレジスタの各出力にそれぞ
れ接続される複数のスイッチからなるスイッチ部と、前
記複数のスイッチの出力が入力され、排他的論理和の計
算出力を前記シフトレジスタの入力に帰還する排他的論
理和回路とによって前記分周比のデータを作成し、前記
シフトレジスタの各出力により前記シンセサイザのチャ
ンネルを指定するランダムデータ発生回路と、前記シフ
トレジスタの初期設定値と前記スイッチの開閉状態を設
定する初期設定値とを記憶する記憶素子とを有すること
を特徴とする。
【0014】また、分周比のデータが設定されることに
よって所定の周波数帯域内の信号を発振するシンセサイ
ザを有し、前記シンセサイザのチャンネルをランダムに
変更するチャンネル指定方式において、シフトレジスタ
と、前記シフトレジスタの各出力にそれぞれ接続される
複数のスイッチからなるスイッチ部と、前記複数のスイ
ッチの出力が入力されるブール関数回路と、前記複数の
スイッチの出力と前記ブール関数回路の出力とが入力さ
れ、排他的論理和の計算出力を前記シフトレジスタの入
力に帰還する排他的論理和回路とによって前記分周比の
データを作成し、前記シフトレジスタの各出力により前
記シンセサイザのチャンネルを指定するランダムデータ
発生回路と、前記シフトレジスタの初期設定値と前記ス
イッチの開閉状態を設定する初期設定値とを記憶する記
憶素子とを有することを特徴とする。
よって所定の周波数帯域内の信号を発振するシンセサイ
ザを有し、前記シンセサイザのチャンネルをランダムに
変更するチャンネル指定方式において、シフトレジスタ
と、前記シフトレジスタの各出力にそれぞれ接続される
複数のスイッチからなるスイッチ部と、前記複数のスイ
ッチの出力が入力されるブール関数回路と、前記複数の
スイッチの出力と前記ブール関数回路の出力とが入力さ
れ、排他的論理和の計算出力を前記シフトレジスタの入
力に帰還する排他的論理和回路とによって前記分周比の
データを作成し、前記シフトレジスタの各出力により前
記シンセサイザのチャンネルを指定するランダムデータ
発生回路と、前記シフトレジスタの初期設定値と前記ス
イッチの開閉状態を設定する初期設定値とを記憶する記
憶素子とを有することを特徴とする。
【0015】このとき、上記のチャンネル指定方式いず
れにおいても、排他的論理和回路は排他的否定論理和で
あってもよく、シンセサイザの発振周波数が所定の周波
数帯域内にあるか否かをランダムデータ発生回路の出力
データを使用して判定する比較部と、前記比較部の出力
データに所定のオフセット値を加算し、シンセサイザに
適応させてデジタル信号またはアナログ信号で出力する
整合回路と、記憶素子のデータで、スイッチ部、前記シ
フトレジスタ、前記比較部、および前記整合回路の初期
設定を行い、チャンネルの変更要求を受け取るとランダ
ムデータ発生回路に制御信号を送出して次の分周比のデ
ータを発生させる操作部とを有し、前記記憶素子は、前
記比較部の初期設定値である前記シンセサイザの発振周
波数が所定の周波数帯域内にあるか否かを判定するため
のデータと前記整合回路の初期設定値である前記オフセ
ット値とを記憶していてもよい。
れにおいても、排他的論理和回路は排他的否定論理和で
あってもよく、シンセサイザの発振周波数が所定の周波
数帯域内にあるか否かをランダムデータ発生回路の出力
データを使用して判定する比較部と、前記比較部の出力
データに所定のオフセット値を加算し、シンセサイザに
適応させてデジタル信号またはアナログ信号で出力する
整合回路と、記憶素子のデータで、スイッチ部、前記シ
フトレジスタ、前記比較部、および前記整合回路の初期
設定を行い、チャンネルの変更要求を受け取るとランダ
ムデータ発生回路に制御信号を送出して次の分周比のデ
ータを発生させる操作部とを有し、前記記憶素子は、前
記比較部の初期設定値である前記シンセサイザの発振周
波数が所定の周波数帯域内にあるか否かを判定するため
のデータと前記整合回路の初期設定値である前記オフセ
ット値とを記憶していてもよい。
【0016】
【作用】上記のように構成された本発明のチャンネル指
定方式は、記憶素子が記憶しているシフトレジスタの初
期設定値によって最初のチャンネルが指定され、スイッ
チ部の各スイッチの開閉状態を設定する初期設定値によ
ってシフトレジスタの出力と排他的論理和回路の入力と
の接続の組み合せが設定される。
定方式は、記憶素子が記憶しているシフトレジスタの初
期設定値によって最初のチャンネルが指定され、スイッ
チ部の各スイッチの開閉状態を設定する初期設定値によ
ってシフトレジスタの出力と排他的論理和回路の入力と
の接続の組み合せが設定される。
【0017】そして、この排他的論理和回路の出力をシ
フトレジスタの入力に帰還させることで、任意の繰返し
周期を有する疑似乱数がシフトレジスタから出力され
る。この疑似乱数を分周比データとしてシンセサイザに
入力することでシンセサイザからはランダムに周波数が
変わる信号を得ることができる。
フトレジスタの入力に帰還させることで、任意の繰返し
周期を有する疑似乱数がシフトレジスタから出力され
る。この疑似乱数を分周比データとしてシンセサイザに
入力することでシンセサイザからはランダムに周波数が
変わる信号を得ることができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0019】(第1実施例)図1は本発明のチャンネル
指定方式の第1実施例の構成を示すブロック図である。
また、図2は図1に示したランダムデータ発生回路の構
成を示すブロック図であり、図3は図1に示した整合回
路の構成を示すブロック図である。
指定方式の第1実施例の構成を示すブロック図である。
また、図2は図1に示したランダムデータ発生回路の構
成を示すブロック図であり、図3は図1に示した整合回
路の構成を示すブロック図である。
【0020】図1において、本実施例のチャンネル指定
方式は、パイロット信号を出力するシンセサイザ1と、
ランダムなデータを出力するためのランダムデータ発生
回路4と、シンセサイザ1の出力周波数が所定の周波数
帯域内にあるか否かをランダムデータ発生回路4から出
力されるデータによって判定する比較部6と、シンセサ
イザ1に適応させて信号の整合を図る整合回路7と、シ
ンセサイザ1、ランダムデータ発生回路4、比較部6、
および整合回路7の初期設定値を記憶する記憶素子であ
るROM3と、シンセサイザ1、ランダムデータ発生回
路4、比較部6、整合回路7、およびROM3を制御す
る操作部2とによって構成されている。
方式は、パイロット信号を出力するシンセサイザ1と、
ランダムなデータを出力するためのランダムデータ発生
回路4と、シンセサイザ1の出力周波数が所定の周波数
帯域内にあるか否かをランダムデータ発生回路4から出
力されるデータによって判定する比較部6と、シンセサ
イザ1に適応させて信号の整合を図る整合回路7と、シ
ンセサイザ1、ランダムデータ発生回路4、比較部6、
および整合回路7の初期設定値を記憶する記憶素子であ
るROM3と、シンセサイザ1、ランダムデータ発生回
路4、比較部6、整合回路7、およびROM3を制御す
る操作部2とによって構成されている。
【0021】図2において、ランダムデータ発生回路4
は、操作部2からの制御信号にしたがって、入力された
データを1ビットずつシフトして複数ビットからなる並
列データを出力するシフトレジスタ5と、シフトレジス
タ5の各出力にそれぞれ接続された複数のスイッチから
構成されるスイッチ部41と、スイッチ部41の各スイ
ッチから出力される信号の排他的論理和を出力する多入
力のEXOR回路42とによって構成されている。
は、操作部2からの制御信号にしたがって、入力された
データを1ビットずつシフトして複数ビットからなる並
列データを出力するシフトレジスタ5と、シフトレジス
タ5の各出力にそれぞれ接続された複数のスイッチから
構成されるスイッチ部41と、スイッチ部41の各スイ
ッチから出力される信号の排他的論理和を出力する多入
力のEXOR回路42とによって構成されている。
【0022】図3において、整合回路7は、初期設定時
に設定されるオフセット値を記憶するオフセット部71
と、オフセット部71の出力と比較部6の出力とを加算
する加算器72と、デジタル信号である加算器72の出
力をアナログ信号に変換するD/A変換器73と、デジ
タル信号である加算器72の出力、またはアナログ信号
であるD/A変換器73の出力を選択するためのスイッ
チ74、75とによって構成されている。オフセット部
71で記憶するオフセット値は所定の周波数帯域内の中
間の周波数をシンセサイザ1から発振させるために加え
られるものであり、このことによってシンセサイザ1で
はオフセット値に対応するチャンネルを中心としてラン
ダムにチャンネルが変更される。
に設定されるオフセット値を記憶するオフセット部71
と、オフセット部71の出力と比較部6の出力とを加算
する加算器72と、デジタル信号である加算器72の出
力をアナログ信号に変換するD/A変換器73と、デジ
タル信号である加算器72の出力、またはアナログ信号
であるD/A変換器73の出力を選択するためのスイッ
チ74、75とによって構成されている。オフセット部
71で記憶するオフセット値は所定の周波数帯域内の中
間の周波数をシンセサイザ1から発振させるために加え
られるものであり、このことによってシンセサイザ1で
はオフセット値に対応するチャンネルを中心としてラン
ダムにチャンネルが変更される。
【0023】このような構成において、次に本実施例の
チャンネル指定方式の動作について説明する。
チャンネル指定方式の動作について説明する。
【0024】電源投入後、まず操作部2からの信号によ
って、スイッチ部41、シフトレジスタ43、比較部
6、および整合回路7がROM3に記憶している値でそ
れぞれ初期化される。スイッチ部41の初期設定では、
各スイッチがそれぞれ開状態または閉状態に設定され
る。例えばシフトレジスタ43のビット長が16ビット
でスイッチ部41を構成するスイッチが16個のとき、
スイッチ部41に初期設定値として「00000000
10001110」(ここで、「0」はスイッチが開状
態、「1」はスイッチが閉状態にあることを意味する)
のデータが与えられると、シフトレジスタ43の出力の
うち、スイッチが閉状態(「1」に設定)にある出力ビ
ットとEXOR回路42の入力とが接続される。
って、スイッチ部41、シフトレジスタ43、比較部
6、および整合回路7がROM3に記憶している値でそ
れぞれ初期化される。スイッチ部41の初期設定では、
各スイッチがそれぞれ開状態または閉状態に設定され
る。例えばシフトレジスタ43のビット長が16ビット
でスイッチ部41を構成するスイッチが16個のとき、
スイッチ部41に初期設定値として「00000000
10001110」(ここで、「0」はスイッチが開状
態、「1」はスイッチが閉状態にあることを意味する)
のデータが与えられると、シフトレジスタ43の出力の
うち、スイッチが閉状態(「1」に設定)にある出力ビ
ットとEXOR回路42の入力とが接続される。
【0025】また、シフトレジスタ43には最初のチャ
ンネルに相当するデータとして「0000000000
000000」以外の任意の値、すなわち、少なくとも
1つのビットに「1」が設定された初期設定値が与えら
れる。比較部6には使用可能な所定の周波数帯域の上限
周波数と下限周波数とに相当するデータが初期設定値と
して与えられ、整合回路7にはオフセット部71のオフ
セット値と、スイッチ74、75の状態(開または閉状
態)とがそれぞれ初期設定値として与えられる。
ンネルに相当するデータとして「0000000000
000000」以外の任意の値、すなわち、少なくとも
1つのビットに「1」が設定された初期設定値が与えら
れる。比較部6には使用可能な所定の周波数帯域の上限
周波数と下限周波数とに相当するデータが初期設定値と
して与えられ、整合回路7にはオフセット部71のオフ
セット値と、スイッチ74、75の状態(開または閉状
態)とがそれぞれ初期設定値として与えられる。
【0026】スイッチ部41の初期設定によって、シフ
トレジスタ43の出力とEXOR回路42の入力とが接
続され、EXOR回路42の出力がシフトレジスタ43
の入力に帰還されると、シフトレジスタ43の出力から
は操作部2から送られる制御信号毎に16ビットのデー
タが出力される。このようにして発生するデータは疑似
乱数(PN:Pseudo Noise)と呼ばれてい
る。この疑似乱数は異なる一定数のデータを発生した
後、再び同じデータを出力する周期性を有しており、ス
イッチ部41で「1」に設定されたビットの最大桁の値
で発生周期(反復レート)が決定される。ここでは
「1」に設定された最大桁が8ビット目なので28 −1
=255個のデータが発生した後に同じデータが再び発
生することになる。
トレジスタ43の出力とEXOR回路42の入力とが接
続され、EXOR回路42の出力がシフトレジスタ43
の入力に帰還されると、シフトレジスタ43の出力から
は操作部2から送られる制御信号毎に16ビットのデー
タが出力される。このようにして発生するデータは疑似
乱数(PN:Pseudo Noise)と呼ばれてい
る。この疑似乱数は異なる一定数のデータを発生した
後、再び同じデータを出力する周期性を有しており、ス
イッチ部41で「1」に設定されたビットの最大桁の値
で発生周期(反復レート)が決定される。ここでは
「1」に設定された最大桁が8ビット目なので28 −1
=255個のデータが発生した後に同じデータが再び発
生することになる。
【0027】ここで、シフトレジスタ43の初期設定値
として、「0000000001010101」のデー
タが与えられたとすると、シフトレジスタ43からは表
1に示すようなデータが操作部2からの制御信号で一つ
ずつ順番に出力される(表1では下位8ビットのみ表
示、上位8ビットは使用しない)。
として、「0000000001010101」のデー
タが与えられたとすると、シフトレジスタ43からは表
1に示すようなデータが操作部2からの制御信号で一つ
ずつ順番に出力される(表1では下位8ビットのみ表
示、上位8ビットは使用しない)。
【0028】
【表1】 初期設定後、不図示の制御手段から変更要求信号Icが
操作部2に送られると、操作部2は制御信号を送出し、
ランダムデータ発生回路4は操作部2からの制御信号に
よってデータ(疑似乱数)を出力する。比較部6では、
初期設定値として与えられた所定の周波数帯域の上限周
波数に相当するデータ(上限データ)および下限周波数
に相当するデータ(下限データ)と、ランダムデータ発
生回路4の出力データとを比較し、ランダムデータ発生
回路4の出力データが上限データまたは下限データを越
えた場合、つまりシンセサイザ1の出力周波数が所定の
周波数帯域の帯域外となる場合には、操作部2に帯域外
になる旨を送信する。このとき、操作部2はデータを変
更するためにランダムデータ発生回路4に再び制御信号
を送出し、ランダムデータ発生回路4は操作部2からの
制御信号によって次のデータ(疑似乱数)を発生する。
また、比較部6で比較した結果、ランダムデータ発生回
路4の出力データが上限データまたは下限データを越え
ない場合には、ランダムデータ発生回路4の出力データ
がそのまま整合回路7に送られる。
操作部2に送られると、操作部2は制御信号を送出し、
ランダムデータ発生回路4は操作部2からの制御信号に
よってデータ(疑似乱数)を出力する。比較部6では、
初期設定値として与えられた所定の周波数帯域の上限周
波数に相当するデータ(上限データ)および下限周波数
に相当するデータ(下限データ)と、ランダムデータ発
生回路4の出力データとを比較し、ランダムデータ発生
回路4の出力データが上限データまたは下限データを越
えた場合、つまりシンセサイザ1の出力周波数が所定の
周波数帯域の帯域外となる場合には、操作部2に帯域外
になる旨を送信する。このとき、操作部2はデータを変
更するためにランダムデータ発生回路4に再び制御信号
を送出し、ランダムデータ発生回路4は操作部2からの
制御信号によって次のデータ(疑似乱数)を発生する。
また、比較部6で比較した結果、ランダムデータ発生回
路4の出力データが上限データまたは下限データを越え
ない場合には、ランダムデータ発生回路4の出力データ
がそのまま整合回路7に送られる。
【0029】整合回路7では初期設定値として与えられ
たオフセット部71のオフセット値を加算器72によっ
て比較部6の出力に加算する。そして、シンセサイザ1
のプログラマブル分周器の分周比がデジタル信号によっ
て設定される場合には、デジタル信号である加算器72
の出力をそのまま(スイッチ74とスイッチ75とが図
3に示す下位置)シンセサイザ1に送出し、プログラマ
ブル分周器の分周比がアナログ信号によって設定される
場合には、D/A変換器73によってアナログ信号に変
換して(スイッチ74及びスイッチ75とが図3の上位
置)シンセサイザ1に送出する。
たオフセット部71のオフセット値を加算器72によっ
て比較部6の出力に加算する。そして、シンセサイザ1
のプログラマブル分周器の分周比がデジタル信号によっ
て設定される場合には、デジタル信号である加算器72
の出力をそのまま(スイッチ74とスイッチ75とが図
3に示す下位置)シンセサイザ1に送出し、プログラマ
ブル分周器の分周比がアナログ信号によって設定される
場合には、D/A変換器73によってアナログ信号に変
換して(スイッチ74及びスイッチ75とが図3の上位
置)シンセサイザ1に送出する。
【0030】シンセサイザ1では整合回路7の出力デー
タによってプログラマブル分周器の分周比が設定され、
新たなチャンネル(周波数)のパイロット信号が出力さ
れる。
タによってプログラマブル分周器の分周比が設定され、
新たなチャンネル(周波数)のパイロット信号が出力さ
れる。
【0031】したがって、シフトレジスタ43とEXO
R回路42とがスイッチ部41の初期設定によって任意
の周期を持つ疑似乱数を発生する回路となり、シフトレ
ジスタ43の出力がシンセサイザ1のプログラマブル分
周器の分周比を設定するために使用されることで、簡単
な構成でシンセサイザ1のチャンネルをランダムに変更
することができる。このようなシフトレジスタ43とE
XOR回路42とを使用した疑似乱数発生回路は反復レ
ートが長いため、多数のチャンネルに変更する必要があ
る場合などに用いられる。
R回路42とがスイッチ部41の初期設定によって任意
の周期を持つ疑似乱数を発生する回路となり、シフトレ
ジスタ43の出力がシンセサイザ1のプログラマブル分
周器の分周比を設定するために使用されることで、簡単
な構成でシンセサイザ1のチャンネルをランダムに変更
することができる。このようなシフトレジスタ43とE
XOR回路42とを使用した疑似乱数発生回路は反復レ
ートが長いため、多数のチャンネルに変更する必要があ
る場合などに用いられる。
【0032】また、ROM3には各部位の初期設定値の
みを記憶すればよいため、従来例と比較してROMの記
憶容量を大幅に削減することができる。よって、ワンチ
ップマイコンの内蔵ROMを使用する場合などでも、他
のソフトウェアのために大きな記憶領域を確保すること
が可能になるため、他のROMを必要とせず、内蔵RO
M一つで全てが制御可能となる。
みを記憶すればよいため、従来例と比較してROMの記
憶容量を大幅に削減することができる。よって、ワンチ
ップマイコンの内蔵ROMを使用する場合などでも、他
のソフトウェアのために大きな記憶領域を確保すること
が可能になるため、他のROMを必要とせず、内蔵RO
M一つで全てが制御可能となる。
【0033】(第2実施例)図4は本発明のチャンネル
指定方式の第2実施例を示す図であり、ランダムデータ
発生回路の構成を示すブロック図である。
指定方式の第2実施例を示す図であり、ランダムデータ
発生回路の構成を示すブロック図である。
【0034】図4に示すように本実施例ではランダムデ
ータ発生回路8として、論理積を計算するAND回路8
5および論理和を計算するOR回路86を組み合せた論
理回路の出力を排他的論理和を計算するEXOR回路8
7に入力している点が第1実施例と異なっている。その
他の構成は第1実施例と同様であるので、その説明は省
略する。
ータ発生回路8として、論理積を計算するAND回路8
5および論理和を計算するOR回路86を組み合せた論
理回路の出力を排他的論理和を計算するEXOR回路8
7に入力している点が第1実施例と異なっている。その
他の構成は第1実施例と同様であるので、その説明は省
略する。
【0035】なお、AND回路85、OR回路86、お
よびEXOR回路87とスイッチ部81の各スイッチと
の接続の組み合せはあらかじめ定められたものに限定さ
れるため、初期設定時にはこれらの組合せの中から対応
する設定値が選択されてスイッチ部81に送られる。
よびEXOR回路87とスイッチ部81の各スイッチと
の接続の組み合せはあらかじめ定められたものに限定さ
れるため、初期設定時にはこれらの組合せの中から対応
する設定値が選択されてスイッチ部81に送られる。
【0036】このような構成にすると、ランダムデータ
発生回路8で発生する疑似乱数の発生周期(反復レー
ト)が第1実施例と比較して短くなり、発生する疑似乱
数の数が少なくなる。例えば、スイッチ部81が16個
のスイッチで構成され、初期設定値として「00000
00001101010」のデータが与えられると、
「1」に設定された最大桁は7ビット目なので、第1実
施例のような回路構成の場合は疑似乱数の発生周期(反
復レート)が27 −1=127となる。しかしながら、
図4に示すようにEXOR回路87の入力にAND回路
85およびOR回路86を接続することで疑似乱数の発
生周期が9になる。このような回路構成は反復レートが
短く、広い帯域でチャンネルを指定する場合などに用い
られる。
発生回路8で発生する疑似乱数の発生周期(反復レー
ト)が第1実施例と比較して短くなり、発生する疑似乱
数の数が少なくなる。例えば、スイッチ部81が16個
のスイッチで構成され、初期設定値として「00000
00001101010」のデータが与えられると、
「1」に設定された最大桁は7ビット目なので、第1実
施例のような回路構成の場合は疑似乱数の発生周期(反
復レート)が27 −1=127となる。しかしながら、
図4に示すようにEXOR回路87の入力にAND回路
85およびOR回路86を接続することで疑似乱数の発
生周期が9になる。このような回路構成は反復レートが
短く、広い帯域でチャンネルを指定する場合などに用い
られる。
【0037】ここで、シフトレジスタ83に「0000
000001110011」の初期設定値が与えられた
場合、シフトレジスタ83からは表2に示すデータが操
作部からの制御信号で一つずつ順番に出力される(表2
では下位8ビットのみ表示、上位8ビットは使用しな
い)。
000001110011」の初期設定値が与えられた
場合、シフトレジスタ83からは表2に示すデータが操
作部からの制御信号で一つずつ順番に出力される(表2
では下位8ビットのみ表示、上位8ビットは使用しな
い)。
【0038】
【表2】 したがって、第1実施例と同様にシフトレジスタ83、
AND回路85、OR回路86、およびEXOR回路8
7が疑似乱数を発生する回路となり、シンセサイザを構
成するプログラマブル分周器の分周比を設定するために
使用されることで簡単な回路構成でシンセサイザのチャ
ンネルをランダムに変更することができる。
AND回路85、OR回路86、およびEXOR回路8
7が疑似乱数を発生する回路となり、シンセサイザを構
成するプログラマブル分周器の分周比を設定するために
使用されることで簡単な回路構成でシンセサイザのチャ
ンネルをランダムに変更することができる。
【0039】ところで、本実施例では、シフトレジスタ
83の7ビット目と6ビット目とがAND回路85に入
力され、シフトレジスタ83の4ビット目とAND回路
85の出力とがOR回路86に入力され、シフトレジス
タ83の2ビット目とOR回路86の出力とがEXOR
回路87に入力される例で説明しているが、EXOR回
路87の出力がシフトレジスタ83に帰還される構成で
あれば、AND回路85、OR回路86、およびEXO
R回路87の回路接続は本実施例の回路接続に限定され
る必要はない。また、AND回路85、OR回路86、
およびEXOR回路87の数はそれぞれ複数であっても
よく、AND回路85、OR回路86、およびEXOR
回路87の入力数(入力端子数)はそれぞれ多入力であ
ってもよい。このような場合、疑似乱数の発生パターン
および反復レートはこれらの回路接続によって任意に決
定される。
83の7ビット目と6ビット目とがAND回路85に入
力され、シフトレジスタ83の4ビット目とAND回路
85の出力とがOR回路86に入力され、シフトレジス
タ83の2ビット目とOR回路86の出力とがEXOR
回路87に入力される例で説明しているが、EXOR回
路87の出力がシフトレジスタ83に帰還される構成で
あれば、AND回路85、OR回路86、およびEXO
R回路87の回路接続は本実施例の回路接続に限定され
る必要はない。また、AND回路85、OR回路86、
およびEXOR回路87の数はそれぞれ複数であっても
よく、AND回路85、OR回路86、およびEXOR
回路87の入力数(入力端子数)はそれぞれ多入力であ
ってもよい。このような場合、疑似乱数の発生パターン
および反復レートはこれらの回路接続によって任意に決
定される。
【0040】なお、上記各実施例では、EXOR回路単
体、あるいはAND回路、OR回路、およびEXOR回
路を用いた例で説明しているが、これらブール演算を行
う論理回路はEXOR回路、AND回路、およびOR回
路に限らず、それぞれの反転機能を持つEXNOR回
路、NOR回路、NAND回路を用いてもよい。また、
これらの論理回路を組み合せたブール関数回路はPLD
(プログラマブル・ロジック・デバイス)等で実現して
もよい。
体、あるいはAND回路、OR回路、およびEXOR回
路を用いた例で説明しているが、これらブール演算を行
う論理回路はEXOR回路、AND回路、およびOR回
路に限らず、それぞれの反転機能を持つEXNOR回
路、NOR回路、NAND回路を用いてもよい。また、
これらの論理回路を組み合せたブール関数回路はPLD
(プログラマブル・ロジック・デバイス)等で実現して
もよい。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載する効果を奏する。
ているので以下に記載する効果を奏する。
【0042】シフトレジスタと、シフトレジスタの出力
にそれぞれ接続される複数のスイッチからなるスイッチ
部と、スイッチ部を構成する各スイッチの出力が入力さ
れ、排他的論理和の計算出力をシフトレジスタの入力に
帰還する排他的論理和回路とによってランダムな値の分
周比データを作成するランダムデータ発生回路とを有
し、記憶素子にシフトレジスタの初期設定値とスイッチ
の開閉状態を設定する初期設定値とを記憶することで、
ランダムデータ発生回路を構成するシフトレジスタおよ
び排他的論理和回路によって、シフトレジスタの出力か
ら任意の繰返し周期を有する疑似乱数を得ることがで
き、この疑似乱数を分周比データとしてシンセサイザに
入力することでシンセサイザからはランダムに周波数が
変わる信号を得ることができる。したがって簡単な構成
でランダムにチャンネルを指定することが可能になる。
にそれぞれ接続される複数のスイッチからなるスイッチ
部と、スイッチ部を構成する各スイッチの出力が入力さ
れ、排他的論理和の計算出力をシフトレジスタの入力に
帰還する排他的論理和回路とによってランダムな値の分
周比データを作成するランダムデータ発生回路とを有
し、記憶素子にシフトレジスタの初期設定値とスイッチ
の開閉状態を設定する初期設定値とを記憶することで、
ランダムデータ発生回路を構成するシフトレジスタおよ
び排他的論理和回路によって、シフトレジスタの出力か
ら任意の繰返し周期を有する疑似乱数を得ることがで
き、この疑似乱数を分周比データとしてシンセサイザに
入力することでシンセサイザからはランダムに周波数が
変わる信号を得ることができる。したがって簡単な構成
でランダムにチャンネルを指定することが可能になる。
【0043】また、記憶素子には初期設定値のみを記憶
すればよいため、記憶容量を大幅に削減することができ
る。
すればよいため、記憶容量を大幅に削減することができ
る。
【図1】本発明のチャンネル指定方式の第1実施例の構
成を示すブロック図である
成を示すブロック図である
【図2】図1に示したランダムデータ発生回路の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】図1に示した整合回路の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】図4は本発明のチャンネル指定方式の第2実施
例を示す図であり、ランダムデータ発生回路の構成を示
すブロック図である。
例を示す図であり、ランダムデータ発生回路の構成を示
すブロック図である。
【図5】従来のノイズ信号発生器を使用したチャンネル
指定方式の構成を示すブロック図である。
指定方式の構成を示すブロック図である。
【図6】従来のROMを使用したチャンネル指定方式の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
1 シンセサイザ 2 操作部 3 ROM 4、8 ランダムデータ発生回路 6 比較部 7 整合回路 41、81 スイッチ部 42、87 EXOR回路 43、83 シフトレジスタ 71 オフセット部 72 加算器 73 D/A変換器 74、75 スイッチ 85 AND回路 86 OR回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−227124(JP,A) 特開 平2−239733(JP,A) 特開 平2−206917(JP,A) 特開 平4−70015(JP,A) 特開 昭56−111476(JP,A) 特開 平6−21781(JP,A) 特開 昭63−171015(JP,A) 実開 平4−48720(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03L 7/183 G06F 7/58 H03K 3/84
Claims (5)
- 【請求項1】 分周比のデータが設定されることによっ
て所定の周波数帯域内の信号を発振するシンセサイザを
有し、前記シンセサイザのチャンネルをランダムに変更
するチャンネル指定方式において、 シフトレジスタと、前記シフトレジスタの各出力にそれ
ぞれ接続される複数のスイッチからなるスイッチ部と、
前記複数のスイッチの出力が入力され、排他的論理和の
計算出力を前記シフトレジスタの入力に帰還する排他的
論理和回路とによって前記分周比のデータを作成し、前
記シフトレジスタの各出力により前記シンセサイザのチ
ャンネルを指定するランダムデータ発生回路と、 前記シフトレジスタの初期設定値と前記スイッチの開閉
状態を設定する初期設定値とを記憶する記憶素子と、を
有することを特徴とするチャンネル指定方式。 - 【請求項2】 分周比のデータが設定されることによっ
て所定の周波数帯域内の信号を発振するシンセサイザを
有し、前記シンセサイザのチャンネルをランダムに変更
するチャンネル指定方式において、 シフトレジスタと、前記シフトレジスタの各出力にそれ
ぞれ接続される複数のスイッチからなるスイッチ部と、
前記複数のスイッチの出力が入力され、排他的否定論理
和の計算出力を前記シフトレジスタの入力に帰還する排
他的否定論理和回路とによって前記分周比のデータを作
成し、前記シフトレジスタの各出力により前記シンセサ
イザのチャンネルを指定するランダムデータ発生回路
と、 前記シフトレジスタの初期設定値と前記スイッチの開閉
状態を設定する初期設定値とを記憶する記憶素子と、を
有することを特徴とするチャンネル指定方式。 - 【請求項3】 分周比のデータが設定されることによっ
て所定の周波数帯域内の信号を発振するシンセサイザを
有し、前記シンセサイザのチャンネルをランダムに変更
するチャンネル指定方式において、 シフトレジスタと、前記シフトレジスタの各出力にそれ
ぞれ接続される複数のスイッチからなるスイッチ部と、
前記複数のスイッチの出力が入力されるブール関数回路
と、前記複数のスイッチの出力と前記ブール関数回路の
出力とが入力され、排他的論理和の計算出力を前記シフ
トレジスタの入力に帰還する排他的論理和回路とによっ
て前記分周比のデータを作成し、前記シフトレジスタの
各出力により前記シンセサイザのチャンネルを指定する
ランダムデータ発生回路と、 前記シフトレジスタの初期設定値と前記スイッチの開閉
状態を設定する初期設定値とを記憶する記憶素子と、を
有することを特徴とするチャンネル指定方式。 - 【請求項4】 分周比のデータが設定されることによっ
て所定の周波数帯域内の信号を発振するシンセサイザを
有し、前記シンセサイザのチャンネルをランダムに変更
するチャンネル指定方式において、 シフトレジスタと、前記シフトレジスタの各出力にそれ
ぞれ接続される複数のスイッチからなるスイッチ部と、
前記複数のスイッチの出力が入力されるブール関数回路
と、前記複数のスイッチの出力と前記ブール関数回路の
出力とが入力され、排他的否定論理和の計算出力を前記
シフトレジスタの入力に帰還する排他的否定論理和回路
とによって前記分周比のデータを作成し、前記シフトレ
ジスタの各出力により前記シンセサイザのチャンネルを
指定するランダムデータ発生回路と、 前記シフトレジスタの初期設定値と前記スイッチの開閉
状態を設定する初期設定値とを記憶する記憶素子と、を
有することを特徴とするチャンネル指定方式。 - 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか1項に記載の
チャンネル指定方式において、 シンセサイザの発振周波数が所定の周波数帯域内にある
か否かをランダムデータ発生回路の出力データを使用し
て判定する比較部と、 前記比較部の出力データに所定のオフセット値を加算
し、シンセサイザに適応させてデジタル信号またはアナ
ログ信号で出力する整合回路と、 記憶素子のデータで、スイッチ部、前記シフトレジス
タ、前記比較部、および前記整合回路の初期設定を行
い、チャンネルの変更要求を受け取るとランダムデータ
発生回路に制御信号を送出して次の分周比のデータを発
生させる操作部と、を有し、 前記記憶素子は、前記比較部の初期設定値である前記シ
ンセサイザの発振周波数が所定の周波数帯域内にあるか
否かを判定するためのデータと前記整合回路の初期設定
値である前記オフセット値とを記憶することを特徴とす
るチャンネル指定方式。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7117162A JP2798004B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | チャンネル指定方式 |
US08/648,956 US5710983A (en) | 1995-05-16 | 1996-05-16 | Channel selecting system utilizing a random number generator having a shift register, switches and Boolean function circuit to randomly select a channel frequency |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7117162A JP2798004B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | チャンネル指定方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08316835A JPH08316835A (ja) | 1996-11-29 |
JP2798004B2 true JP2798004B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=14704993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7117162A Expired - Lifetime JP2798004B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | チャンネル指定方式 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5710983A (ja) |
JP (1) | JP2798004B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004095235A2 (en) | 2003-03-24 | 2004-11-04 | Quorum Systems, Inc. | Multi-mode wireless bridge system and method using a single-radio transceiver |
US7031672B2 (en) * | 2003-03-24 | 2006-04-18 | Quorum Systems, Inc. | Direct conversion transmitter system and method with quadrature balancing and low LO feed through |
EP2333957B1 (en) | 2009-12-04 | 2015-01-28 | Nxp B.V. | A clock signal generator |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3944925A (en) * | 1974-08-05 | 1976-03-16 | Motorola, Inc. | Phase-locked loop transceiver having automatic frequency offset selectability |
JPS5523039A (en) * | 1978-08-04 | 1980-02-19 | Toshiba Corp | Water repellent activated carbon |
JPS6014534A (ja) * | 1983-07-05 | 1985-01-25 | Nec Corp | チヤンネル指定方式 |
JPH02206917A (ja) * | 1989-02-06 | 1990-08-16 | Fujitsu Ltd | ランダム周波数信号発生回路 |
JP3345114B2 (ja) * | 1992-08-18 | 2002-11-18 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 高周波信号受信機 |
EP0688446A1 (en) * | 1993-03-10 | 1995-12-27 | National Semiconductor Corporation | Radio frequency telecommunications transceiver |
US5452319A (en) * | 1993-06-17 | 1995-09-19 | Itt Corporation | Method and system for increasing the reliability of multiple frequency communication systems |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP7117162A patent/JP2798004B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-05-16 US US08/648,956 patent/US5710983A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08316835A (ja) | 1996-11-29 |
US5710983A (en) | 1998-01-20 |
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