JP2797803B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2797803B2 JP35816991A JP35816991A JP2797803B2 JP 2797803 B2 JP2797803 B2 JP 2797803B2 JP 35816991 A JP35816991 A JP 35816991A JP 35816991 A JP35816991 A JP 35816991A JP 2797803 B2 JP2797803 B2 JP 2797803B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機等の
画像形成装置に関し、特に、感光体等のトナー像保持手
段上に残った用紙を検知する用紙検知装置の誤検知防止
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、転写工程終了後の用紙を感光体か
ら剥離する剥離位置を通過した感光体に対して、感光体
上に剥離されずに巻き付いた用紙を検知する用紙検知装
置が用いられている。そして、この用紙検知装置によっ
て感光体の表面に用紙が巻き付いたことを検知すると、
感光体の回転を直ちに停止させ、用紙がクリーナーに突
入して電子写真複写機等が使用不可能になるのを防止す
るように構成されている。
【0003】この種の用紙検知装置としては、例えば、
特開昭54−61938号公報や特開昭54−1550
54号公報に示すようなものがある。特開昭54−61
938号公報に開示されたものは、感光体が帯電・露光
・現像・転写・分離・清掃の各過程位置を順次に移動す
ることによって一回の複写サイクルを完了する如く設定
された複写機において、露光操作毎に感光体の転写所要
面積外の前端又は後端にトナー濃度制御画像の潜像を形
成せしめる原稿台又は原稿押えカバーに備えた基準像
と、上記潜像が現像されることにより感光体に顕像せら
れたトナー濃度制御画像と感光体から分離不良の転写紙
とを検知する為に照射する発光素子と照射された反射光
を受光する受光素子と、該トナー濃度制御画像を検出す
ることにより発生する上記受光素子からの出力電圧レベ
ルと基準画像濃度の設定レベルを比較してトナー補給動
作を制御する為の比較手段と、感光体と分離不良の転写
紙を検出することにより発生する上記受光素子からの出
力電圧レベルと転写紙分離良好時の設定レベルとを比較
して感光体及び転写紙の移動を停止せしめる為の比較手
段を備えるように構成したものである。
【0004】また、特開昭54−155054号公報に
開示されたものは、検出位置へ発光する発光手段と、前
記検出位置からの正反射光及び乱反射光を検知する検知
手段とを備え、この検知手段の出力手段から前記正反射
光量及び乱反射光量が前記検出位置における検出物の有
無によって異なる状態となることを利用して検出物の有
無を判定するように構成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記提案に係る装置の場合には、いずれも感光体上
に残った用紙を、感光体の表面に光を照射する発光素子
と感光体表面側から反射又は拡散される光を受光する受
光素子との組み合わせによって検知するように構成され
ている。そのため、感光体上に残った用紙を当該用紙に
よって拡散反射される光を受光素子により検知すること
で検知可能であるが、感光体上に未転写トナー像があっ
た場合には、これを用紙と誤検知するという問題点があ
った。つまり、電子写真複写機等の画像形成装置で使用
される用紙には、色々な種類があり、使用できる用紙の
全てを検知できるように検出レベルを設定している。そ
のため、現像剤のトナーが黒色トナーの場合には、感光
体上の未転写トナーがセンサ発光部からの光を吸収する
ので問題はないが、現像剤のトナーがカラートナー(特
にイエロートナー)の場合は、感光体上の未転写トナー
像がセンサ発光部からの光を乱反射させて拡散反射光成
分の光量が増加し、検出レベルに達してしまうため、誤
検知が発生するという問題点があった。
【0006】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、白黒は勿論のことカラー電子写真複写機などに
おいても、感光体上から剥離されずに感光体表面に残っ
た用紙を正確に検知することができ、感光体上の未転写
トナー像と誤検知することのない用紙検知装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
用紙に転写すべきトナー像を画像形成領域に保持するト
ナー像保持手段と、前記トナー像保持手段に保持された
トナー像を用紙に転写した後に前記トナー像保持手段か
ら用紙を剥離する剥離位置の下流側に設けられ、前記ト
ナー像保持手段表面に光を照射する発光素子と当該検知
位置から反射される光を受光する受光素子とからなる光
学式センサを有する前記トナー像保持手段に残った用紙
を検知する検知手段と、前記光学式センサの受光素子か
ら出力される検知信号の立ち上がり特性を識別する識別
手段と、を備えるように構成されている。
【0008】
【作用】この発明においては、光学式センサの受光素子
から出力される検知信号の立ち上がり特性を識別する識
別手段を備えるように構成されているので、感光体表面
の検知位置に光を照射し、当該検知位置から反射される
光を受光素子によって受光し、当該受光素子から出力さ
れる検知信号によって感光体表面に残った用紙を検知す
る際に、識別手段によって受光素子から出力される検知
信号の立ち上がり特性を識別することができる。そのた
め、感光体上から剥離されずに感光体表面に残った用紙
を正確に検知することができるのは勿論のこと、感光体
上の未転写トナー像の場合には、受光素子から出力され
る検知信号の立ち上がり特性が用紙よりも遅れるため、
両者を識別することができ、未転写トナー像を用紙と誤
検知するのを防止することができる。
【0009】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0010】図2はこの発明に係る用紙検知装置を適用
し得るカラー電子写真複写機を示すものである。
【0011】図において、1は感光体ドラムであり、こ
の感光体ドラム1の周囲には、当該感光体ドラム1の表
面を所定の電位に一様に帯電する一次帯電器2と、この
一様に帯電された感光体ドラム1の表面に画像を露光し
て静電潜像を形成するための画像露光3と、感光体ドラ
ム1の表面に形成された静電潜像を現像するためのシア
ン・マゼンタ・イエロー・ブラックの各色のトナー像に
より現像する4個の現像器4と、感光体ドラム1の表面
に形成されたトナー像を転写用紙5上に転写する転写コ
ロトロン6と、感光体ドラム1の表面から転写用紙5を
剥離する剥離爪7と、感光体ドラム1表面の残留トナー
等を清掃するクリーナー8とが配設されている。
【0012】そして、上記感光体ドラム1の表面から用
紙を剥離する剥離爪7の下流側には、図3に示すよう
に、感光体ドラム1表面の検知位置に光を照射するLE
D等からなる発光素子10と当該検知位置から反射され
る光を受光するフォトダイオード等からなる受光素子1
1とから成る光学式センサ12が配設されている。上記
発光素子10は、感光体ドラム1の表面に対して所定の
入射角で光を照射するように配置されているとともに、
受光素子11は、上記発光素子10の感光体ドラム1の
表面からの正反射光を受光しないように、感光体ドラム
1の表面に対して直角に配置されており、受光素子11
によって感光体ドラム1表面の検知位置で乱反射される
拡散反射光を受光するようになっている。ここで、感光
体ドラム1表面の検知位置とは、図3に示すように、感
光体ドラム1の表面そのものに設定されている。
【0013】図1は上記用紙検知装置の電気回路を示す
ものである。図において、20は発光素子11を所定の
周期でパルス発光させるための発振回路、12は拡散反
射型の上記光学式センサ、21は上記光学式センサ12
の受光素子11から出力される検知信号を微分して立ち
上がりを遅らせるとともに、検知信号のノイズを除去す
る微分フィルタ回路、22はこの微分フィルタ回路21
からの出力信号を閾値電圧と比較して2値化する2値化
回路、23はこの2値化回路22によって2値化された
信号をワンショットトリガにより保持するラッチ回路、
24はラッチ回路23の出力を複写機本体側が認識する
まで一定時間保持するタイマ、25はこのタイマ24に
よって一定時間保持された信号を解除するリセット回路
である。
【0014】図4は上記用紙検知装置の電気回路を更に
具体的に示す回路図を示すものである。図において、2
0はフリップフロップ回路からなる上記発振回路であ
り、この発振回路20は、複写機のプロセススピードに
よって決定される所定の周波数(1〜3KHz)、例え
ば、2KHzで発振するように設定される。CR1は光
学式センサ12の発光素子としての発光ダイオードを示
すものであり、この発光ダイオードCR1は、例えば、
可視光領域で発光する。Q4は光学式センサ12の受光
素子としてのフォトトランジスタである。21はオペア
ンプU4と抵抗R7、R27とコンデンサC4、C16
等からなる微分フィルタ回路である。22は作動増幅器
U1と抵抗R9、R11とからなる2値化回路であり、
抵抗R9とR11は、閾値電圧を決定するためのもので
ある。U2はラッチ回路23、タイマ24及びリセット
回路25を兼ねるIC回路、U3はIC回路U2の出力
を増幅するオペアンプU3等からなる増幅回路である。
【0015】以上の構成において、この実施例に係る用
紙検知装置では、次のようにして感光体ドラム上に残っ
た用紙の検知が行われる。すなわち、カラー電子写真複
写機では、感光体ドラム1の表面を一次帯電器2によっ
て一様に帯電した後、画像露光3によって3色に色分解
されたブルー、グリーン、レッドのうちの1色目の画像
が露光され、感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成さ
れる。この感光体ドラム1上に形成された静電潜像は、
例えば、1色目のシアン色トナーの現像器4によって現
像され、このトナー像は、転写コロトロン6の帯電によ
って転写用紙5上に転写される。そして、トナー像が転
写された転写用紙5は、図示しない分離帯電器により帯
電を受けるとともに剥離爪7によって感光体ドラム1表
面から剥離され、1色のみの複写の場合には、図示しな
い定着器によってトナー像が定着された後、機外に排出
される。また、2色以上の画像複写を行なう場合には、
定着処理後の転写用紙5を用紙搬送路を介して、再度感
光体ドラム1の転写位置へ所定のタイミングで搬送し、
上記と同様の工程を経て感光体ドラム1上に形成される
2色目以降のトナー像を転写用紙5上に順次転写する。
その際、転写工程終了後の感光体ドラム1表面は、クリ
ーナー8によって清掃され、残留トナー等が除去され
る。
【0016】ところで、上記感光体ドラム1表面に転写
用紙5が剥離爪7によって剥離されずに巻付いた場合に
は、次のようにして、この転写用紙5が光学式センサ1
2によって検知される。すなわち、感光体ドラム1の表
面には、所定の周波数で点滅する光学式センサ12の発
光素子10によって光が照射される。その際、感光体ド
ラム1の表面に転写用紙5が存在しない場合には、図3
に示すように、発光素子10から照射される光が感光体
ドラム1の表面で正反射され、光学式センサ12の受光
素子11には、光が入射しないため、受光素子11の出
力はなく、感光体ドラム1の表面には、転写用紙5が存
在しないことが検知される。
【0017】次に、感光体ドラム1の表面に転写用紙5
が巻付いて存在する場合には、図3に示すように、発光
素子10から照射される光が、感光体ドラム1の表面に
巻付いた転写用紙5の表面によって乱反射され、光学式
センサ12の受光素子11には、転写用紙5の表面によ
って乱反射された拡散反射光が入射する。そのため、上
記光学式センサ12の受光素子11からは、図6(a)
に示すような信号30が出力される。この受光素子11
からの出力信号30は、微分フィルタ回路21によって
微分され立ち上がりが遅らされるとともに、検知信号3
0のノイズが除去され、この微分フィルタ回路21から
は、図6(b)に示すような信号31が出力される。次
に、上記微分フィルタ回路21から出力された信号31
は、2値化回路22によって閾値電圧と比較され、図6
(c)に示すように2値化された信号32となる。この
2値化された信号32は、ラッチ回路23に入力されて
このラッチ回路23によってタイマ24によって決定さ
れる所定時間TだけHレベルの信号33が出力される。
その間、複写機本体の制御回路によって感光体ドラム1
の表面への転写用紙5の巻付きが検出され、感光体ドラ
ム1の回転が直ちに停止される。
【0018】一方、感光体ドラム1の表面に転写用紙5
が巻付いていないが、イエロートナー等の未転写トナー
像が残留している場合には、図7に示すように、発光素
子10から照射される光が、感光体ドラム1の表面に残
留するイエロートナー等の未転写トナー像によって乱反
射され、光学式センサ12の受光素子11には、未転写
トナー像によって乱反射された拡散反射光が入射する。
そのため、上記光学式センサ12の受光素子11から
は、図8(a)に示すような信号30が出力される。
【0019】ところが、感光体ドラム1の表面に残留す
る未転写トナー像は、エッジ効果によって未転写トナー
像の周縁に位置するトナー量が極微量であるため、この
未転写トナー像によって乱反射されて受光素子11に入
射し、この受光素子11から出力される信号30は、そ
の立ち上がりが図8(a)に示すように転写用紙5の場
合に比べて遅れる。したがって、上記受光素子11から
の出力信号30は、微分フィルタ回路21によって微分
し立ち上がりを遅らせると、微分フィルタ回路21から
の出力信号31は、図8(b)に示すように、転写用紙
5の場合に比べて大幅に低下する。次に、上記微分フィ
ルタ回路21から出力された信号31は、2値化回路2
2によって閾値電圧と比較され、図8(c)に示すよう
に2値化された信号32となる。その際、微分フィルタ
回路21からの出力信号31は小さいため、この出力信
号31を2値化回路22によって2値化した信号32
は、図8(c)に示すように、転写用紙5の場合と異な
りLレベルとなる。よって、ラッチ回路23から出力さ
れる信号33も、Lレベルを維持するため、複写機本体
の制御回路は、感光体ドラム1の表面への転写用紙5の
巻付きがないと検出される。
【0020】このように、2値化回路22は、転写用紙
5からの反射光と未転写トナー像からの反射光との立ち
上がり特性の変化を検知するものであるため、2値化回
路22の閾値電圧及び微分フィルタ回路21の微分定数
等のパラメータは、転写用紙5からの反射光と未転写ト
ナー像からの反射光との立ち上がり特性および、プロセ
ススピードより決定される発光素子10の発振周波数の
違いを考慮して設定される。たとえば、微分フィルタ回
路21の微分定数が小さい場合には、転写用紙5からの
反射光と未転写トナー像からの反射光との立ち上がり特
性に基づいて、微分フィルタ回路21からの出力信号3
1の立ち上がりに殆ど変化が現れないため、転写用紙5
からの反射光と未転写トナー像からの反射光との立ち上
がり特性を識別できない場合も生じる。また、2値化回
路22の閾値電圧が低すぎる場合には、当然に転写用紙
5からの反射光と未転写トナー像からの反射光との立ち
上がり特性を識別できないことになる。
【0021】従って、2値化回路22の閾値電圧及び微
分フィルタ回路21の微分定数等のパラメータは、転写
用紙5からの反射光と未転写トナー像からの反射光との
立ち上がり特性の違いを考慮して設定されるようになっ
ている。
【0022】以上の如く、この実施例においては、光学
式センサ12の受光素子11から出力される検知信号3
0の立ち上がり特性を識別するための微分フィルタ回路
21や2値化回路22等を備えているため、感光体ドラ
ム1表面の検知位置に光を照射し、当該検知位置から反
射される光を受光素子11によって受光し、当該受光素
子11から出力される検知信号30によって感光体ドラ
ム1表面に残った転写用紙5を検知する際に、微分フィ
ルタ回路21や2値化回路22等の識別手段によって受
光素子11から出力される検知信号30の立ち上がり特
性を識別することができる。そのため、感光体ドラム1
上から剥離されずに感光体ドラム1表面に残った転写用
紙5を正確に検知することができるのは勿論のこと、感
光体ドラム1上の未転写トナー像の場合には、受光素子
11から出力される検知信号の立ち上がり特性が用紙よ
りも遅れるため、両者を識別することができ、未転写ト
ナー像を転写用紙5と誤検知するのを防止することがで
きる。
【0023】なお、上記実施例の場合には、感光体ドラ
ム1上の残留した未転写トナー像が、主にイエロートナ
ー等のカラートナーである場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、感光体ドラム1上の残留
した未転写トナー像が黒色トナー1色の場合、即ち白黒
の1色の複写機の場合でも、この発明は適用することが
できる。
【0024】すなわち、複写機が黒色トナー1色を使用
する白黒の複写機の場合には、光学式センサ12の発光
素子10として、感光体ドラム1の表面で正反射される
波長の光を照射するものを用い、受光素子11として
は、感光体ドラム1の表面で正反射される光を受光する
ように構成する。その際、感光体ドラム1が例えばOP
C感光体等である場合には、その表面色を考慮して発光
素子10の発光波長を決定する。そして、感光体ドラム
1上に転写用紙5が巻き付いている場合には、転写用紙
5の表面で光が乱反射するため、受光素子11に入射す
る光は、感光体ドラム1表面に比べて急激に低下する。
これに対して、感光体ドラム1上に黒色の残留トナーが
存在する場合には、やはり照射光が黒色の残留トナーに
よって乱反射され、受光素子11に入射する光が低下す
るが、その低下の割合は、残留トナーのエッジ効果によ
って鈍くなる。そのため、転写用紙5からの反射光と未
転写トナー像からの反射光との立ち上がり特性の違いを
識別することによって、前記実施例と同様に転写用紙5
と未転写トナー像とを識別することが可能となる。
【0025】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、白黒は勿論のことカラー電子写真複写機など
においても、感光体上から剥離されずに感光体表面に残
った用紙を正確に検知することができ、感光体上の未転
写トナー像と誤検知することのない用紙検知装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る用紙検知装置の一実施
例の電気回路を示す一実施例を示すブロック図である。
【図2】 図2はこの発明に係る用紙検知装置を適用し
得る画像形成装置を示す構成図である。
【図3】 図3は光学式センサを示す構成図である。
【図4】 図4はこの発明に係る用紙検知装置の一実施
例の電気回路を示す回路図である。
【図5】 図5は感光体ドラムの表面に用紙が巻き付い
た状態を示す説明図である。
【図6】 図6(a)〜(d)はこの実施例の動作をそ
れぞれ示す波形図である。
【図7】 図7は感光体ドラムの表面に付着した未転写
トナー像を示す説明図である。
【図8】 図8(a)〜(d)はこの実施例の動作をそ
れぞれ示す波形図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム、5 転写用紙、10 発光素子、1
1 受光素子、12光学式センサ、21 微分フィルタ
回路、22 2値化回路、23 ラッチ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙に転写すべきトナー像を画像形成領
    域に保持するトナー像保持手段と、 前記トナー像保持手段に保持されたトナー像を用紙に転
    写した後に前記トナー像保持手段から用紙を剥離する剥
    離位置の下流側に設けられ、前記トナー像保持手段表面
    に光を照射する発光素子と当該検知位置から反射される
    光を受光する受光素子とからなる光学式センサを有する
    前記トナー像保持手段に残った用紙を検知する検知手段
    と、 前記光学式センサの受光素子から出力される検知信号の
    立ち上がり特性を識別する識別手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置
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