JP2797399B2 - 時間変化領域の可視化方式 - Google Patents

時間変化領域の可視化方式

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Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術と発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果 〔概要〕 連続して入力されてくる画像の時間的に変化している
領域を可視化する画像処理方式に関し、 画像の時間的な変化の履歴を人間に見易く表示するこ
とを目的とし、 当該画像処理装置内の累積画像算出部内の画像格納領
域のクリア等の初期化を行い、テレビカメラから入力さ
れる連続画像をアナログディジタル変換する画像供給部
から供給される時間変化前の画像の変化領域検出部への
格納後、該変化領域検出部で、該内部に格納した画像を
基準とした、上記画像供給部から連続的に、新たに供給
される画像の、時間変化領域と時間不変化領域を区別し
た画像を、連続的に生成し、累積画像算出部で、上記変
化領域検出部より連続的に供給される画像の画素値を、
同じ位置の画素について、累積した画像を連続的に生成
し、次の階調変換部で、上記累積画像算出部より連続的
に供給される累積画像の画素値を、濃度変換、又は、色
変換により変換した画像を、連続的に生成し、画像表示
部で、該階調変換部より連続的に供給される画像を順次
表示するように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、連続して入力されてくる画像の時間的に変
化している領域を可視化する画像処理方式に関する。
近年の画像処理装置の高速化に伴い、TVカメラなどで
連続的に撮影した処理対象画像中の時間変化部分の様子
を、人間に見易く変換,表示し、数値化する技術の開発
が要求されている。
例えば、自動車の風洞実験では、車体の空気抵抗が大
きな部分を検出して改善し、燃費,居住性の向上をはか
っている。具体的には、風洞実験装置中の自動車、或い
は、そのクレイモデルの周りに煙を流して、渦を見つけ
ることにより車体の空気抵抗の大きな部分を探したり、
窓の部分に塗布された油膜の、風による移動を観察し
て、その移動量の違いよりドアの窓部分を空気抵抗が大
きな部分を探すことが行われる。
現在、特に後者のドアの窓部分の空気抵抗が大きな部
分を探す場合、画像を人間が眼で見て処理しているが、
ある時点で見る画像には、それ以前の時間変化の履歴が
残されておらず、一般に、該空気抵抗の大きな部分を探
す為には、その時間的変化が重要視されていることか
ら、このような画像の時間変化の履歴を可視化する技術
が必要とされている。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
第3図は従来の時間変化領域の可視化方式を説明する
図である。
時間変化領域の可視化方式として、例えば、疾患部位
の造影剤による変化過程を、造影剤に対応する変調関数
データに基づき、色彩の選択および又は色彩による画像
の特徴強調処理を行うことで、疾患部位が造影剤により
変化する様子を鮮明に表示するのものがある。例えば、
特開昭63−79632号公報『電子内視鏡装置』がある。
該電子内視鏡装置では、三原色の例えば、赤(R),
緑(G),青(B)の画像データを用いて、表示装置の
画面上に色彩表示を行う際、その表示画面上表される疾
患部位が造影剤により変化する様子を表示する為に、本
図の画像変換手段71において、被写体が造影剤により変
化する様子を撮影して得られる三原色の各色画像データ
が含まれる映像信号を受けると、この画像変換手段は71
は、該三原色の各色画像データを人間の把握しやすい形
である色相、彩度及び明度の空間に変換し、この変換信
号を色彩変調手段72に送出する。
すると、該色彩変調手段72は、該造影剤に対応する変
調関数データに基づいて、その色の三原色空間データに
対し、色彩の選択及び/又は色彩による画像の特徴強調
を行い、この処理された色の三原色空間データを上記画
像変換手段71に戻す。
その為、画像変換手段71において復元処理する対象の
色の三原色空間データは、色彩変調手段72により色彩の
選択及び/又は色彩による画像の特徴強調処理がなされ
たものとなる。
従って、画像変換手段71により三原色の各色画像デー
タに復元後、この復元による三原色画像信号を受けた表
示装置73では、画面上に疾患部位が造影剤により変化す
る様子を鮮明に表示することができる。
このように、該従来技術では、疾患部位の造影剤によ
る時間変化をとらえるのに、該造影剤に対応する変調関
数データを用いているため、該変調関数データに対応し
ない時間変化は扱えないことになる。
これは、該従来技術が人間の体を扱う内視鏡装置に関
するのもであり、人間の体が、身動き,或いは、内臓の
運動により、位置的に固定されないため、単なる画像の
輝度変化では造影剤による変化過程のみをとらえること
ができないことから、変調関数データを用いて造影剤に
よる変化過程のみをとらえるようにしているからであ
る。
又、該従来技術においては、疾患部位画像の時間変化
の履歴を表示することはしていない。
本発明は上記従来の欠点に鑑み、風洞実験等に必要な
連続的に供給される画像の時間変化の履歴を、人間に見
易く表示することができる画像処理方式を提供すること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明の原理説明図であって、(イ)は全
体の構成例を示し、(ロ),(ハ)は画像の時間変化の
履歴を示している。
上記の問題点は下記の如くに構成された時間変化領域
の可視化方式によって解決される。
連続的に外界の情報を画像として供給する画像供給部
1と、 連続的に供給される画像のうち、ある時点に供給され
た画像を内部に格納し、その後、該格納された画像を基
準として、以後において、連続的に供給される画像との
間で画素間演算を行い、該格納後に供給された画像中
の、上記内部に格納された画像から変化した領域を検出
し、その領域中の画素値に‘0'以外の数‘n'を、他の領
域中の画素値に‘0'を割り当てることで、変化領域と不
変化領域を区別した画像を、連続的に生成,供給する変
化領域検出部2と、 連続的に供給される画像の画素値を、同じ位置の画素
について累積した画像を、連続的に生成,供給するとと
もに、内部に格納する、累積画像算出部3と、 連続的に供給される上記累積画像の画素値を、予め定
められたルールにより変換し、上記供給された画像と異
なる画素値をもつ画像を、連続的に生成,供給する、階
調変換部4と、 連続的に供給される画像を順次表示する、画像表示部
5と、 上記2〜4を制御する制御部6を有し、 制御部6により、上記累積画像算出部3内の画像格納
領域のクリア等の初期化と、画像供給部1から供給され
る時間変化前の画像の変化領域検出部2への格納後、 該変化領域検出部2で、内部に格納した画像を基準と
した、上記画像供給部1から連続的に供給される画像
の、時間変化領域と時間不変化領域を区別した画像を、
連続的に生成し、 累積画像算出部3で、変化領域検出部2より連続的に
供給される画像の画素値を、同じ位置の画素について、
累積した画像を連続的に生成し、階調変換部4で、累積
画像算出部3より連続的に供給される累積画像の画素値
を、濃度変換、又は、色変換により変換した画像を、連
続的に生成し、 画像表示部5で、該階調変換部4より連続的に供給さ
れる画像を順次表示するように構成する。
〔作用〕
先ず、画像供給部1においては、例えば、TVカメラに
より外界の情報を画像として、連続的に、変化領域検出
部2に供給する。
該変化領域検出部2では、制御部6からの画像格納命
令により、上記画像供給部1から供給される画像を内部
に格納し、該格納後、内部に格納された画像を基準とし
て、上記画像供給部1から連続的に供給される画像との
間で画素間演算を行い、該画像供給部1から連続的に供
給される画像中の、内部に格納された画像との違いを検
出し、違う領域中の画素の値に‘0'以外の数‘n'を、他
の領域中の画素の値に‘0'を割り当てて、該画像供給部
1から連続的に画像中の、内部に格納された画像に対す
る時間変化領域と時間不変化領域を区別した画像を、連
続的に生成して、次の累積画像算出部3に供給する。
該累積画像算出部3においては、上記制御部6からの
クリア命令により内部の画像格納領域をクリアした後、
該制御部6から続いて送られてくる累積開始命令によ
り、上記変化領域検出部2から連続的に供給される画像
の画素値を、同じ位置の画素について累積した画像を、
連続的に生成し、内部に格納するとともに、次の階調変
換部4に供給するように動作する。
階調変換部4では、累積画像算出部3から連続的に供
給される画像の画素値を、鋸状濃度変換、色変換など予
め定められたルールにより変換し、供給された画像と異
なる画素値をもつ画像を、連続的に生成し、画像表示部
5に供給する。
画像表示部5では、上記階調変換部4から連続的に供
給される画像を順次表示する。
この時、制御部6においては、変化領域検出部2に対
する画像格納命令、累積画像算出部3に対するクリア命
令、累積開始命令を発行する。又、変化領域検出部2,累
積画像算出部3,階調変換部4に対してクロックの供給な
どを行う。
第1図(ロ),(ハ)は、本発明の作用を模式的に説
明する図である。
第1図(ロ)において、(a)は時間変化前の画像を
示し、(b)〜(d)を順に、該(a)と時間の隔たり
が大きい時間変化後の画像を示している。
簡単のため、ここにおいて□の部分の画素値は0、 の部分の画素値は1とする。
(a)が変化領域検出部2の画像格納部に格納されて
いるとき、(b)〜(d)が連続的に供給されるとする
と、変化領域検出部2が連続的に供給する画像は、本図
(e)〜(g)となる。ここにおいて、□の部分の画素
値は0、 の部分の画素値は1である。
累積画像算出部3内の画像格納領域がクリアされてい
た場合、(e)〜(g)が連続的に供給されたとする
と、該累積画像算出部3が連続的に供給する画像は、本
図(h)〜(j)となる。ここにおいて、□の部分の画
素値は0、 の部分の画素値は2、 の部分の画素値は3である。
実際に人間に画素値の差が非常に小さい場合、表示さ
れている画像上でのその違いを区別することが出来ない
ため、(h)〜(j)が連続的に供給されたとき、階調
変換部4で画素値□を画素値□に、画素値 画素値 を画素値■に変換することにより、階調変換部が連続的
に供給する画像は、本図(k)〜(m)となる。
このように、画素値■は(a)に対する時間変化が
(b)からあった部分を、画素値 は(a)に対する時間変化が(c)からあった部分を、
画素値 は(a)に対する時間変化が(d)からあった部分を表
わしており、その時間変化の履歴が明確に可視化され
る。
この作用は、本図(ロ)と(ハ)とを比較することに
より、より明確になる。
即ち、本図(ハ)(a)は(ロ)(a)と同様である
が、本図(ハ)(b)〜(d)は(ロ)(b)〜(d)
と、時間変化の様子が異なっている。しかし、本図
(ハ)(d)を見ただけでは本図(ロ)(d)と区別が
つかない。
本図(ハ)についても、本図(ロ)と同様に各処理部
において連続的に供給される画像を表したのが、(e)
〜(m)である。
このように、本発明によれば、本図(ハ)(m)と
(ロ)(m)を比較すれば分かるように、本図(ハ)
(d)と(ロ)(d)を単に比較したたけでは分からな
い、時間変化の様子の違いを表わすことができる。
即ち、本発明においては、連続的に供給される複数枚
の画像間の時間変化領域の変化の履歴を、人間に見易く
表示することができる効果がある。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面によって詳述する。
前述の第1図が本発明の原理説明図であり、第2図は
本発明の一実施例を示した図であって、(イ)は画像の
時間変化可視化装置の構成例を示し、(ロ)は変化領域
検出回路の構成例を示し、(ハ)は変化領域を検出する
為の演算用テーブルメモリの構成例を示し、(ニ)は累
積画像算出回路の構成例を示し、(ホ)は累積画像を算
出する為の演算用テーブルメモリと構成例を示し、
(ヘ)は階調変換回路の構成例を示し、(ト)は階調を
強調変換する為の演算用テーブルメモリと構成例を示し
ており、変化領域検出回路2,累積画像算出回路3,階調変
化回路4が本発明を実施するのに必要な手段である。
尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物を示している。
以下、第1図を参照しながら、第2図によって本発明
の時間的変化領域の可視化方式を説明する。
本実施例ではモノクロ画像について説明しているが、
カラー画像についても、例えば、3原色のそれぞれにつ
いて、同じように構成することにより、複数枚の画像間
の時間変化領域の変化の履歴を人間に見易いようにす表
示することができる。
先ず、第2図(イ)によって、該時間変化可視化装置
の全体の構成と、その概略動作を説明する。
ここでは簡単のためこのTVカメラ1aが供給する画像は
ノンインタレースであるとする。該TVカメラ1aからアナ
ログの同期信号、画像データを信号線a、データ線bを
介して、アナログ/ディジタル変換器(A/D変換器)1b
に供給する。
A/D変換器1bにおいては、TVカメラ1aから信号線a、
データ線bを介して供給される同期信号、画像データ
を、サンプリング、量子化して、同期信号、画像データ
のディタルデータを信号線c、データ線dに供給する。
変化領域検出回路2においては、制御回路6から信号
線eを介して供給される画像格納命令信号により、A/D
変換器1bから供給される画像を内部に格納する。また、
内部に格納された画像データと、A/D変換器1bから供給
される画像間で、時間変化領域と時間不変化領域を画素
単位で検出し、それらを区別した画像を生成し、データ
線gを介して、信号線fには内部の遅延を同期信号に加
えて、累積画像算出回路3に供給する。
該累積画像算出回路3においては、制御回路6から信
号線hを介して供給されるクリア命令により、内部の格
納領域をクリアし、信号線iを介して供給される累積開
始命令信号により、該内部の格納領域への累積を開始す
る。また、上記変化領域検出回路2から供給される画像
の画素値を同じ位置の画素ごとに累積した画像を、上記
内部の格納領域に格納するとともに、データ線kを介し
て、又、信号線jには内部の遅延を同期信号に加えて、
階調変換回路4に供給する。
階調変換回路4においては、内部に格納された変換論
理(例えば、濃度変換論理,又は、色変換論理)によ
り、上記累積画像算出回路3から供給された画像データ
の画素値を変換した画像を、データ線mを介して、信号
線1には内部の遅延を同期信号に加えて、ディジタル/
アナログ変換器(D/A変換器)5aに供給する。
該D/A変換器5aでは、信号線1、データ線mを介して
供給される同期信号、画像データをアナログデータに変
換し、信号線n、データ線oを介してモニタ5bに供給す
る。
モニタ5bでは、D/A変換器5aから信号線n、データ線
oを介して供給された同期信号、画像データを輝度情報
に変換し、表示する。
制御回路6は、一般的にはコンピュータであり、信号
線eを介して変化領域検出回路2に画像格納命令信号と
を、信号線hを介して、累積画像算出回路3にクリア命
令信号を、信号線iを介して該累積画像算出回路3に累
積開始命令信号を、信号線pを介して、それぞれの回路
2,3,4にクロック信号を供給する。
以下において、上記構成要素を、より具体的に説明す
るが、TVカメラ、A/D変換器、D/A変換器、モニタについ
ては、市販のものを用いればよいため、説明を省略す
る。
第2図(ロ)は上記変化領域検出回路2の構成例を示
した図である。
先ず、画像格納命令信号生成用のレジスタ21では、信
号線eを介して供給される制御部6からの画像格納命令
信号をクロック端子に接続し、データ入力端子に適当な
電圧を加えることで、該画像格納命令信号のインアクテ
ィブ−アクティブ変化時に信号線e1に、画像格納命令の
アクティブをホールドして供給する。また、信号線c1を
介して供給されるリセット信号をリセット端子に接続す
ることで、1画像分の格納が終了した時点にリセットさ
れる。
次の画像格納命令信号生成用のレジスタ22では、A/D
変換器1bから信号線cを介して供給される同期信号をク
ロック端子に接続することで、信号線e1を介して供給さ
れる上記レジスタ21の出力をホールドして信号線e2に供
給する。即ち、画像格納命令信号がアクティブになった
後の最初の画像データの供給時に、アクティブとなる。
また、信号線c1を介して供給されるリセット信号をリセ
ット端子に接続することで、1画像分の格納が終了した
時点にリセットされる。
リセット信号生成用のゲート23では、上記A/D変換器1
bから信号線cを介して供給される同期信号と、上記レ
ジスタ22から信号線e2を介して供給される画像格納命令
信号の双方がアクティブとなる場合に、上記信号線c1に
リセットのインアクティブを供給し、同期信号のアクテ
ィブ−インアクティブ変化時にリセットのアクティブを
供給するように機能する。
これにより、上記画像格納命令信号生成用のレジスタ
21,22がリセットされる。
24,25,26は入力信号位相調整用レジスタであり、信号
線c、e2、データ線dを介して供給される同期信号、画
像格納命令信号、画像データの位相を調整して,信号線
c2、e3、データ線d2に供給するように動作する。
画像メモリ28用のカウンタ27では、上記信号線c2を介
して供給される同期信号がアクティブである場合に、信
号線pを介して供給されるクロック信号によってカウン
トアップし、データ線c3を介して画像メモリ28をアクセ
スする為のアドレスを供給する。また、本実施例では該
画像メモリ28のアドレスと、上記カウンタ27の最大出力
は同一であるように構成しているので、リセット等周辺
信号は記載していない。
この画像メモリ28では、データ線c3を介して供給され
る上記アドレスの内容をデータ線e4を介して演算用テー
ブルメモリ29に供給する。ただし信号線e3を介して供給
される画像格納命令信号がアクティブである場合には、
データ線d23から供給される画像データが、該データ線c
3を介して供給されるアドレスに書き込まれる。
即ち、制御部6からの画像格納命令信号eに基づい
て、最初の1フレーム分の画像データがデータ線d2を介
して画像メモリに書き込まれた後、該信号線e3は‘オ
フ’となるので、次のフレームからは読み出し動作のみ
となる。
演算用のテーブルメモリ29では、上記データ線d2、e4
を介して供給される上記画像メモリ28に格納された画像
の画素値と、あらたに供給されている画像の画素値をア
ドレスとして、その内容をデータ線d3,レジスタ31を介
して、次の累積画像算出回路3に供給する。該テーブル
メモリ29はRAMでもROMでもよいが、読みだし専用で動作
する。
30,312は出力信号位相調整用のレジスタであり、信号
線c2、データ線d3を介して供給される同期信号、画像デ
ータの位相を調整して信号線f、データ線gに、同期信
号、画像データを供給する。
第2図(ハ)は画素間の差分演算により、変化領域と
不変化領域と区別した画像を生成するための、上記演算
用のテーブルメモリ29の内容例であって、画像データの
画素を最小値を0、最大値をmax、閾値をth、変化領域
への設定値をnとした場合の例である。
この内容例では、画像メモリ28に格納されているある
時点での画像データe4(画像1の画素値)と、新たに供
給される画像データd2(画像2の画像値)とが比較さ
れ、該画像2の画像値が画像1の画像値mに比較して、
「m±閾値th」以内であれば、変化なしとして‘0'が出
力され、該「m±閾値th」以外であると、変化ありとし
て、値‘n'、例えば、‘1'がデータ線d3を介して出力さ
れる。
このようにして、制御回路6からの画像格納命令信号
eに基づいて、画像メモリ28に書き込まれた最初の1フ
レーム分の画像データと、続いて入力される画像データ
との差分が、例えば、値‘1'として検出され、次の累積
画像算出回路3に供給されるのである。
第2図(ニ)は該累積画像算出回路3の構成例を示し
た図である。
先ず、累積開始命令信号生成用のレジスタ41では、上
記変化領域検出回路2から信号線fを介して供給される
同期信号をクロック端子に接続することで、制御回路6
から信号線iを介して供給される累積開始命令信号を、
信号線i2にホールドして供給する。即ち、信号線i2に供
給されるのは、制御部が累積開始命令信号をアクティブ
にした時点の画像から、インアクティブにした次の画像
までの、画素値の累積を可能とする信号である。
42,43,44は入力信号位相調整用のレジスタであり、信
号線f、i2、データ線gを介して供給される同期信号、
累積開始命令信号、画像データの位相を調整して,信号
線f2、i3、データ線g2に供給する。
画像メモリ用リード/ライト信号生成用のゲート45で
は、上記信号線i3を介して供給される累積開始命令信号
がアクティブである場合だけ、信号線pを介して供給さ
れるクロックを、画像メモリ用リード/ライト信号とし
て、信号線i4に供給する。このとき、画像メモリ47に、
信号線f3を介して供給されるアドレスが変化しない区間
で、リードが先で、ライトか後となるように機能させ
る。
画像メモリ用のカウンタ46では、信号線f2を介して供
給される同期信号がアクティブである場合に、信号線p
を介して供給されるクロック信号によってカウントアッ
プし、データ線f3を介して画像メモリアクセス用のアド
レスを供給する。また、本実施例では画像メモリ47とア
ドレスと上記カウンタ46の最大出力は同一であるように
構成してあるので、リセット等周辺信号は記載していな
い。
該画像メモリ47では、データ線f3を介して供給される
アドレスの内容をデータ線i5を介して演算用のテーブル
メモリ48に供給する。ただし信号線i4を介して供給され
るリード/ライト信号がアクティブである場合には、デ
ータ線g3から供給される後述の画像データを、データ線
f3を介して供給されるアドレスに書き込む。
該画像メモリ47に書き込まれる画像データは、累積画
像データであり、演算用のテーブルメモリ48において生
成される。
即ち、該演算用のテーブルメモリ48では、データ線i
5、g2を介して供給される、画像メモリ47に格納された
画像の画素値(画像1の画素値m)と、あらたに供給さ
れている画像の画素値(画素2の画素値n)をアドレス
として、本図(ホ)に示した内容をデータ線g3,レジス
タ50を介して、次の階調変換回路4に供給する。該テー
ブルメモリ48はRAMでもROMでもよいが、読みだし専門と
して機能する。
49,50は出力信号位相調整用レジスタであり、信号線f
2、データ線g3を介して供給される同期信号、画像デー
タの位相を調整して信号線j、データ線kに、同期信
号、画像データデータを供給する。
第2図(ホ)は画素間の加算により、各画素値の累積
画像を生成するための、演算用のテーブルメモリ48の内
容例であって、画像データの画素の最小値を0、最大値
をmaxとした場合の例である。
該(ホ)図に示した内容欄の式は、正の整数値を表し
ているので、 m+n/(max+1) は、画像データが8ビッドの場合を例にとると、「max
+1」=256であり、「m+n」は‘0'〜‘511'迄変化
することから、‘0',又は、‘1'をとることになる。
従って、該内容欄の値は、「0〜255,0〜255」となる
ことが判る。
即ち、新たな入力画像データを画素値nに対して累積
画素値「m+n」は最大値‘255'を境とした繰り返し画
素値(累積画素値)が順次出力される。即ち、 である。
こうして、あるアドレスの画素の画素値mを読み出
し、新たに供給される該画素に対応する画素値nを加算
したものを、同じアドレスに書き込むことを累積開始命
令信号がアクティブ中繰り返されることで、累積画像が
得られる。
第2図(ヘ)は階調変換回路の構成例を示した図であ
る。
先ず、61,62は入力信号位相調整用のレジスタであ
り、信号線j、データ線kを介して供給される同期信
号、画像データの位相を調整して,信号線j1、データ線
k2に供給する。
演算用のテーブルメモリ63では、該データ線k1を介し
て供給される画像の画素値をアドレスとして、その内容
をデータ線k2,レジスタ65を介して、ディジタル/アナ
ログ変換器(D/A変換器)5aに供給する。該テーブルメ
モリはRAMでもROMでもよいが、読みだし専用である。
64,65は出力信号位相調整用レジスタであり、信号線j
1、データ線k2を介して供給される同期信号、画像デー
タの位相を調整して信号線1、データ線mに、同期信
号、画像データを載せ、画像表示部5に供給する。
第2図(ト)は、例えば、鋸状濃度変換を施した画像
を生成するための、演算用のテーブルメモリ63の内容例
であって、画像データの画素の最小値を0、最大値をma
x、ステップ数(鋸の歯の数)をpとした場合の例であ
る。
このテーブルでは、入力される累積画像データの各画
素値を鋸状の濃度値に変換する。
今、該鋸状の歯の数をP=4とすると、 画像データが8ビットである場合には、最大累積画素
値は「max+1=256」階調であるから、 max+1/P=32 従って、正の整数値をとる、 {m/(max+1/P)} は、0,1,2,〜,8をとることになる。
従って、該テーブルメモリの内容欄の()内は、32階
調を最大値とした繰り返しの値となることが判る。即
ち、 となる。
この結果、該入力された累積画素値m(0〜255)
は、(0〜31)階調×8に強調された鋸状の濃度値に変
換されることが判る。
このようにして、変換された鋸状濃度値が、データ線
mを介して、ディジタル/アナログ変換器(D/A変換
器)5aを介してモニタ5bに送出され、表示される。
このように、本発明は、連続的に供給される複数枚の
画像間の時間的変化領域を抽出し、該変化領域に対し
て、例えば、画素値‘1'を与えたものを順次累積した累
積画素値m(画像データが8ビットである場合には、0
〜255)を、例えば、歯の数がP=8枚の鋸状、即ち、3
2階調毎の鋸状の画素値に分割し、該分割された鋸状の
画素値をP=8倍に強調した濃度値に変換して表示する
ようにした所に特徴がある。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように、本発明の時間変化領域
の可視化方式は、テレビカメラから入力される連続画像
をアナログディジタル変換する画像供給部から供給され
る時間変化前の画像の変化領域検出部への格納後、該変
化領域検出部で、該内部に格納した画像を基準とした、
上記画像供給部から連続的に、新たに供給される画像
の、時間変化領域と時間不変化領域を区別した画像を、
連続的に生成し、累積画像算出部で、上記変化領域検出
部より連続的に供給される画像の画素値を、同じ位置の
画素について、累積した画像を連続的に生成し、次の階
調変換部で、上記累積画像算出部より連続的に供給され
る累積画像の画素値を、濃度変換、又は、色変換により
変換した画像を、連続的に生成し、画像表示部で、該階
調変換部より連続的に供給される画像を順次表示するこ
とにしたものであるので、連続的に供給される複数枚の
画像間の時間変化領域の変化と履歴を人間に見易く表示
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図, 第2図は本発明の一実施例を示した図, 第3図は従来の時間変化領域の可視化方式を説明する
図, である。 図面において、 1は画像供給部, 2は変化領域検出部,(又は、回路), 3は累積画像算出部,(又は、回路), 4は階調変換部,(又は、回路), 5は画像表示部, 6は制御部,又は、制御回路, 1aはTVカメラ,1bはA/D変換器、 5aはD/A変換器,5bはモニタ, 21,22は画像格納命令信号用生成用のレジスタ, 23はリセット信号生成用のゲート, 24,25,26は入力信号位相調整用のレジスタ, 27は画像メモリ用のカウンタ, 28は画像メモリ, 29は演算用のテーブルメモリ, 30,31は出力信号位相調整用のレジスタ, 41は累積開始命令信号生成用レジスタ, 42,43,44は入力信号位相調整用のレジスタ, 45は画像メモリ用リード/ライト信号生成用のゲート, 46は画像メモリ用のカウンタ, 47は画像メモリ, 48は演算用のテーブルメモリ, 49,50は出力信号位相調整用のレジスタ, 61,62は入力信号位相調整用のレジスタ, 63は演算用のテーブルメモリ, 64,65は出力信号位相調整用のレジスタ, 71は画像変換手段,72は色彩変調手段, 73は表示装置, a,nはアナログの同期信号,又は、信号線, b,oはアナログの画像データ,又は、データ線, Pはクロック,又は、信号線, c,f,j,lは同期信号,又は,信号線, eは画像格納命令信号,又は、信号線, iは累積開始命令信号,又は、信号線, hはクリア命令信号,又は、信号線, d,g,k,mは画像データ,又はデータ線, をそれぞれ示す。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/18 G06F 15/62 380

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的に外界の情報を画像として供給する
    画像供給部(1)と、 連続的に供給される画像のうち、ある時点に供給された
    画像を内部に格納し、その後、該格納された画像を基準
    として、以後において、連続的に供給される画像との間
    で画素間演算を行い、該格納後に供給された画像中の、
    上記内部に格納された画像から変化した領域を検出し、
    その領域中の画素値に‘0'以外の数‘n'を、他の領域中
    の画素値に‘0'を割り当てることで、変化領域と不変化
    領域を区別した画像を、連続的に生成,供給する変化領
    域検出部(2)と、 連続的に供給される画像の画素値を、同じ位置の画素に
    ついて累積した画像を、連続的に生成,供給するととも
    に、内部に格納する、累積画像算出部(3)と、 連続的に供給される上記累積画像の画素値を、予め定め
    られたルールにより変換し、上記供給された画像と異な
    る画素値をもつ画像を、連続的に生成,供給する、階調
    変換部(4)と、 連続的に供給される画像を順次表示する、画像表示部
    (5)と、 上記(2)〜(4)を制御する制御部(6)とを有し、 制御部(6)により、累積画像算出部(3)内の画像格
    納領域のクリア等の初期化と、画像供給部(1)から供
    給される時間変化前の画像の変化領域検出部(2)への
    格納後、 該変化領域検出部(2)で、内部に格納した画像を基準
    とした、上記画像供給部(1)から連続的に供給される
    画像の、時間変化領域と時間不変化領域を区別した画像
    を、連続的に生成し、 累積画像算出部(3)で、変化領域検出部(2)より連
    続的に供給される画像の画素値を、同じ位置の画素につ
    いて、累積した画像を連続的に生成し、階調変換部
    (4)で、累積画像算出部(3)より連続的に供給され
    る累積画像の画素値を、濃度変換、又は、色変換により
    変換した画像を、連続的に生成し、 画像表示部(5)で、該階調変換部(4)より連続的に
    供給される画像を順次表示することを特徴とする時間変
    化領域の可視化方式。
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