JP2797249B2 - ハンマミル - Google Patents

ハンマミル

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JP2797249B2
JP2797249B2 JP8086996A JP8699696A JP2797249B2 JP 2797249 B2 JP2797249 B2 JP 2797249B2 JP 8086996 A JP8086996 A JP 8086996A JP 8699696 A JP8699696 A JP 8699696A JP 2797249 B2 JP2797249 B2 JP 2797249B2
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rotor
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supply upright
chamber
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マルテイン・ギユルデンプフエニツヒ
ヨアヒム・プフイツチエル
Original Assignee
ダイムラー−ベンツ・アクチエンゲゼルシヤフト
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C13/00Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills
    • B02C13/26Details
    • B02C13/286Feeding or discharge
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C13/00Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills
    • B02C13/02Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills with horizontal rotor shaft
    • B02C13/04Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills with horizontal rotor shaft with beaters hinged to the rotor; Hammer mills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C13/00Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills
    • B02C13/26Details
    • B02C13/286Feeding or discharge
    • B02C2013/28618Feeding means
    • B02C2013/28672Feed chute arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、供給される粉砕物を特
定の処理時間の間粉砕室内に留めておくハンマミルが、
振り子状に懸架されるハンマを備えかつ回転駆動される
回転子を持ち、ハンマミルが回転子を包囲する静止ミル
ハウジングを持ち、このミルハウジングが回転子の範囲
で円筒状粉砕室を区画し、この粉砕室が重力方向におい
て下にある周囲部分で、粉砕物の微細成分を連続的かつ
自動的に排出する穴あきふるい板として構成され、ハン
マミルが処理すべき粉砕物のためほぼ重力方向に粉砕室
へ接線をなして通じる供給直立筒を持ち、この供給直立
筒が粉砕室から供給直立筒への移行部の範囲にある可動
閉鎖壁により閉鎖可能であり、かつハンマミルが重力方
向において粉砕室の下に設けられて粉砕物の粗大成分を
バツチ毎に排出するための排出揺動蓋、排出滑り弁等を
持つている、ハンマミルに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなハンマミルは例えばドイツ連
邦共和国特許第4216638号明細書から公知であ
る。この刊行物は、厚肉硬質プラスチツク製の担体、こ
の担体上に固着するように設けられる発泡材料製中間
層、及びこの中間層の外側に固着しかつ担体より薄肉に
構成される可撓性膜から成るリサイクルすべき複合部材
を解体し、この複合部材から異なるプラスチツクを純粋
な種類に分離する方法を示している。複合部材は、まだ
異なるプラスチツクから成るなるべく約20mmの大き
さ又は断面縁長のほぼさいころ状又は条片状の小片にま
ず破砕される。形成される小片は続いて乾燥されて個々
の材料に解体され、これらの材料が純粋な種類に分離さ
れる。そのため小片の破壊に対して抵抗力のない発泡材
料が、小片への衝撃印加により機械的に、小片の残片よ
り著しく小さい屑に選択破砕される。小さい発泡材料屑
は大きい小片の残片からふるい分けられる。両方の処
理、即ち発泡材料成分の選択破砕を伴う複合小片の解体
と発泡材料屑のふるい分けは、ふるい板を組込まれかつ
バツチ運転されるハンマミルにおいて行われる。3物質
複合部材では、最初に残つている厚肉の硬質プラスチツ
ク破片と薄肉膜小片から成る混合物が、乱流の少ない垂
直風ふるいにより純粋な種類に分離される。ハンマミル
による複合材料小片の分割又は解体の際、成分の損傷の
ない処理のために重要なことは、バツチ運転の際処理時
間が非常に短かく、材料に最適なものとして見出される
処理時間ができるだけ秒まで精確に維持されることであ
る。処理が長すぎると、ハンマミル内のプラスチツクが
温度上昇して、運転をひどく妨げかつ非常に時間をかけ
てのみ除去可能な付着、詰まりあるいは、塊形成をひき
起す。他方是認できる解体あるいは、分割の成果が得ら
れるようにするため、それぞれのバツチに含まれるすべ
ての小片に対して、特定の最低処理時間を維持すること
が必要である。小片の一部がまだ完全には個別成分に解
体されないことを、できるだけ回避せねばならない。こ
の場合特にハンマミルの処理空間への迅速かつ完全な充
填は困難である。例えば供給直立筒内における停滞によ
りまた事情によつては粉砕装置のある程度の戻し効果に
よりひきおこされる充填の遅れのため、最初に処理空間
へ入つた小片は、最後に入る小片より長く処理される。
小片の処理時間のこの相違は、処理の平均全時間に対し
て無視できない。これに関して、1つのバツチの処理時
間がすべてのバツチに対して及び1つのバツチのすべて
の小片に対してほぼ同じであるだけでなく、充填も結果
に関係しているので、すべてのバツチに対してハンマミ
ルの処理空間の同じ充填度が再現可能に維持されるよう
に、考慮せねばならない。このため遅れるか又はバツチ
毎に異なる充填は、処理結果即ち複合材料のきれいで完
全な解体に不利な影響を及ばす。
【0003】ドイツ連邦共和国特許第816784号明
細書は、砕解機と称される粉砕機を示しており、注入装
置は、供給直立筒内における粉砕物の橋形成を防止し、
粉砕装置により粉砕物が供給直立筒から戻る危険をも防
止する。この公知の注入装置は注入方向へ先細になる供
給直立筒を持ち、この供給直立筒は方向対称な粉砕室の
軸線方向端面に設けられて、少し下方へずれた偏心距離
をもつてほぼ中心で粉砕室へ通じている。供給直立筒の
上端には、2つの揺動可能な閉鎖揺動蓋が僅かな間隔を
おいて設けられ、そのうち内側揺動蓋は供給直立筒内へ
のみ揺動可能であり、これに反し外側揺動蓋は外方への
み開かれる。両方の揺動蓋は、互いにほぼ直角をなして
互いに固定的に結合され、共通な揺動軸線の周りに一体
に揺動可能である。内側閉鎖揺動蓋は、持ち上げられた
閉鎖位置に重力の作用に抗して固定可能である。外側揺
動蓋は、揺動蓋面に対して直角に動き得るように案内さ
れて手で移動可能な押し棒を持つており、この押し棒の
供給直立筒側端部に押圧板がピストンのように取付けら
れている。内側揺動蓋が閉じられ、外側揺動蓋が開か
れ、押圧板が揺動蓋の近くへ戻されると、両方の揺動蓋
の間に区画される角形空間が新たな粉砕物用の準備空間
を形成する。この準備された粉砕物は、両方の揺動蓋の
同時揺動により、粉砕物の投げ出されるおそれなしに供
給直立筒へ導入される。外側揺動蓋の閉鎖位置で押し棒
及び押圧板により、供給直立筒内にある粉砕物が強制的
に粉砕室の方へ押されるか、粉砕室へ完全には押込まれ
ないようにすることができる。このため供給直立筒は、
その軸線が回転軸線に対して約45゜の角をなすよう
に、粉砕室の所に設けられている。供給直立筒内に回転
軸線に対して傾斜して設けられる押圧板は、粉砕室へ接
近してはならない。そうでないと、押圧板は粉砕装置に
より捕捉されて損傷することになる。粉砕装置と押圧板
との間には、供給直立筒の上端にある両方の揺動蓋の間
の準備空間とほぼ同じ大きさの楔状残余空間が残る。そ
の結果この公知の注入装置では、粉砕室への粉砕物の迅
速かつ完全な導入を行うことができない。当業者は、こ
の公知の注入装置から、ハンマミルの選択粉砕作用を得
るための過程の最適化について示唆を得ることができな
かつた。
【0004】米国特許第1622849号明細書は、円
形粉砕室の周囲へ向かつて半径方向に先細になる供給直
立筒を持つハンマミルを示しており、供給直立筒は重力
方向に対して約45゜傾斜して設けられている。粉砕物
は、円筒状供給直立筒の内部で回転しかつこの供給直立
筒の内側断面を完全に満たす送りスクリユにより、強制
的に粉砕室へ導入される。このハンマミルは連続運転方
式に構成されており、粉砕物のすべての成分が完全に粉
砕室を通され、粉砕装置により一様に処理される。この
刊行物からも当業者は、粉砕物の特定の成分の選択処理
及びハンマミルのこれに関する過程最適化に関して示唆
を得ることができなかつた。
【0005】ドイツ連邦共和国特許出願公告第1085
403号明細書は、ハンマミルのハンマの揺動行程の非
対称な限定について示しているが、この非対称性は図面
からわかるだけで、それについての記載はなされておら
ず、当業者もこれを解明できない。揺動行程の非対称な
限定に関し、図面の予期しない不精確さも存在する。更
に本発明の有効な構成とは異なり、ハンマの先行する揺
動範囲(約67゜)は、追従する揺動範囲(約35゜)
より大きく示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、最初
にあげた種類のハンマミルを改良して、選択的な破砕効
果及び粉砕物の損傷なし処理のためにハンマミルを最適
化し、その点で有利な処理条件を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、供給直立筒が直線状にかつ角柱状に構
成され、粉砕物をゆるく堆積して粉砕室に完全に充填す
る際測つて、供給直立筒が粉砕室充填量の少なくとも
1.1倍を収容できるように、この供給直立筒が内側断
面積及び長さに関して収容容積の大きさを定められ、可
動閉鎖壁が、供給直立筒にある縦案内部によりその長さ
方向に、上昇せしめられる所にある待機位置と粉砕室の
周囲の所まで下降せしめられる所にある動作位置との間
で往復移動可能であり、閉鎖壁が上昇せしめられる際供
給直立筒に注入される粉砕物が、粉砕室の方向への閉鎖
壁の移動により、強制的に粉砕室へ押込まれかつ粉砕室
内に留められ、上昇せしめられる閉鎖壁の待機位置より
下で供給直立筒の側壁に注入開口が設けられ、注入開口
より下にある供給直立筒の収容容積が、完全な粉砕室充
填量をその中に収容できる大きさを持ち、供給直立筒に
設けられる注入開口の外側の前に、下側を閉鎖可能で粉
砕室充填量を収容する注入ホツパが設けられ、この注入
ホツパの排出開口が供給直立筒の注入開口へ通じ、回転
子の少なくとも回転方向において後方へのハンマの揺動
行程を限定するストツパが設けられ、ハンマの後方揺動
の際回転方向において後方にあるストツパへのハンマの
後方スツパ衝突位置が、ハンマを回転子に懸架する揺
動軸を通りかつ回転子の回転中に対して同心的な円に
対して接線をなして後方へ向く接線位置にほぼ一致する
か、又は回転方向において後方へ最大10゜だけこの接
線位置を越える後方揺動位置にほぼ一致するように、ス
トツパが回転子に配置され、ハンマの後方ストツパ衝突
位置で、ハンマの両縦辺のうち回転子の回転方向におい
て先行するハンマの縦辺が、ハンマを懸架する回転子の
円板から突出している。
【0008】
【発明の効果】本発明により、ハンマミルのバツチ運転
において、バツチのすべての小片に対して粉砕物の短い
処理時間がほぼ秒まで精確に維持され、個々の小片の処
理の際充填時間により生ずる時間差が回避される。更に
処理空間の特定の比較的高い充填度を、バツチ毎に精確
に再現して維持することができる。本発明による充填兼
押込み装置によつて、粉砕装置により自動的に引込むこ
とができるより多くの材料を入れることができる。押込
み装置を使用する際得られるような大きい充填密度で
は、選択破砕のために有利な条件が粉砕室内に得られ、
この場合に必要な又は所望の典型的な破砕過程が行われ
る。粉砕室の少ない充填の場合粉砕物の殆ど衝撃印加の
みが行われるが、多い充填の場合主として粉砕物の衝撃
及び摩擦の印加が認められる。衝撃及び摩擦過程は衝撃
過程により著しく僅かしか粉砕物に負荷しないので、衝
撃及び摩擦の印加は、複合材料の破壊し易い成分のみの
選択破砕のために適切に利用することができる。バツチ
全体の秒までの精確な荷重印加時間のため、材料が不必
要に長く荷重をかけられることがなく、即ち部分的に長
すぎる処理時間のため粉砕室内に残る粗大な成分の損失
はない。それにより粗大な成分の収量は大きく、選択的
に破砕される微細な成分の汚れは最小である。処理時間
が長すぎると、プラスチツクが高温に加熱される。それ
により重合体が熱的に損傷し、個々の小片の望ましくな
い可塑化及び粘着がおこる。
【0009】本発明の有利な構成は従属請求項からわか
る。図面に示されている実施例に基いて本発明を以下に
説明する。
【0010】
【実施例】図に示されているハンマミルは、特に粉砕物
の選択破砕の際使用されるように、バツチ運転のために
考慮されている。供給される粉砕物は特定の処理時間の
間粉砕室内に留められて粉砕され、その際粉砕物の物質
的に区別可能成分のみが選択的に破砕され、粉砕物の残
りはほぼ影響を受けない。ハンマミルは、振り子状に懸
架されるハンマ4を備えかつ回転駆動される回転子2を
持つている。ハンマ4は揺動軸5を介して回転子2の周
囲に懸架されている。回転子2を包囲する静止ミルハウ
ジング1は、回転子2の範囲に円筒状の粉砕室6を区画
している。ミルハウジング1は、重力方向において下に
ある周囲部分で、粉砕物の微細成分を連続的にかつ自動
的に排出するための穴あきふるい板7として構成されて
いる。上から重力方向に粉砕室6へ接線をなして、処理
すべき粉砕物用の供給直立筒3が通じ、粉砕室6と供給
直立筒3との間の移行部の範囲にある可動閉鎖壁8によ
り閉鎖可能である。重力方向において下の粉砕室6に、
粉砕室6から粉砕物の粗大成分をバツチ毎に排出するた
めの排出揺動蓋9が設けられている。
【0011】ハンマミルのバツチ運転の際、バツチの全
小片に対して粉砕物の短い処理時間をほぼ同じ時間で維
持し、バツチ毎における処理空間の特定の充填を精確に
再現できるようにするため、供給直立筒3の所において
実現される改善された注入可能性がハンマミルに考慮さ
れている。このため供給直立筒3は直線状にかつ角柱状
に構成され、それによりこの供給直立筒3内で閉鎖壁8
を上下移動可能に案内することができる。供給直立筒3
は、完全な粉砕室充填量の少なくとも1.1倍なるべく
約1.5倍を収容できるように、その内側断面積及び長
さLを定められている。この場合粉砕室充填量は粉砕物
のゆるい堆積に基いている。供給直立筒3で可動な閉鎖
壁8は、供給直立筒3にある図示しない縦案内部により
その長さ方向に、上昇せしめられる鎖線の待機位置と粉
砕室6の周囲の所まで下降せしめられる実線の動作位置
との間で、往復移動可能である。それにより閉鎖壁8が
上昇せしめられる際供給直立筒3へ注入された粉砕物
は、粉砕室6の方への閉鎖壁8の下方移動により強制的
に粉砕室6へ押込まれ、続いてその中に留められる。閉
鎖壁8の上昇せしめられる待機位置より下で供給直立筒
3の側壁10に注入開口11が設けられている。ミルハ
ウジング1の上縁から注入開口11の下縁までの長さ1
は、ミルハウジング上縁から待機位置にある閉鎖壁8ま
での供給直立筒3の長さLよりもちろん小さい。注入開
口11より下にある供給直立筒3の収容容積は、完全な
粉砕室充填量を注入開口11の下縁の所まで供給直立筒
3に収容できるような大きさである。注入開口11の外
側の前には計量装置12の計量物収容器としての注入ホ
ツパ13が設けられ、その排出開口14は供給直立筒3
の注入開口11へ通じている。排出開口14は閉鎖滑り
弁17により閉鎖可能である。計量収容器13及び閉鎖
滑り弁17は、計量運動の範囲内で全く妨げられること
なく供給直立筒3に対して垂直方向に動き得るが、動か
ない場合供給直立筒3に対して一定の相対位置をとつて
いる。
【0012】図示したハンマミルによる粉砕サイクルは
次の通りである。以前に注入されたバツチの処理時間中
に、新しい粉砕物が注入ホツパ13へ注入され、計量装
置12が注入量を常に表示する。この時間中に閉鎖滑り
弁17は図示した閉鎖位置にある。計量は所定の目標量
の計量を可能にする。ハンマミルにおけるバツチの処理
中に、供給直立筒3円の閉鎖壁8は実線で示す動作位置
に保持されている。以前にハンマミルへ注入されたバツ
チの処理中に、新たな計量粉砕物が閉鎖した閉鎖滑り弁
17の前にある注入ホツパ13の下部に準備される。
【0013】以前にハンマミルへ注入された粉砕物の処
理の際、この粉砕物が選択的に破砕され、破砕された微
細成分は、穴あきふるい板7を通つて常に下へ、この微
細成分が粉砕物から完全に除去されるまで排出され、破
砕されてはならない粗大成分のみが粉砕室6に収容され
ている。粉砕物の個々の材料成分の間に大きい硬度差が
あると、このような選択破砕はよく可能であり、短い処
理時間後既に達成される。残つている粗大成分の損傷を
防止するため、軟質成分の完全な破砕後粉砕過程が非常
に迅速に中止され、粉砕室6が空にされるようにする。
この目的のため排出揺動蓋9が、周方向に穴あきふるい
板7に続いてミルハウジング1の下部範囲に設けられ
て、解錠後揺動により開かれる。ミルハウジングの下側
開口を通つて、粉砕室6内に残つている粉砕物の粗大成
分は、引続き回転する回転子2の粉砕装置により迅速に
投げ出され、粉砕室6から排出される。排出揺動蓋9の
閉鎖及び鎖錠後、ハンマミルは新しいバツチの受入れの
ために準備される。
【0014】粉砕室6への粉砕物の新たな充填のため、
閉鎖壁8が下降せしめられている動作位置から注入開口
11より上の待機位置へ上昇せしめられ、続いて閉鎖滑
り弁17が下方へ引出され、注入ホツパ13の排出開口
14が開かれる。従つて計量されかつ準備されている新
たな粉砕物が、重力により供給直立筒3へ滑り込み、そ
こから中で引続き回転している回転子2を持つ粉砕室6
へ入る。図示した実施例では、回転子2の回転方向16
が粉砕物の落下方向と一致しているので、粉砕物は回転
する粉砕装置により粉砕室6へ迅速に引込まれる。更に
供給直立筒3へ粉砕物が滑り込んだ後、閉鎖壁8が上昇
せしめられた待機位置から迅速に再び下の動作位置へ下
降せしめられる。粉砕物の大きい小片が供給直立筒3内
で互いに邪魔し合うようにすれば、下降する閉鎖壁8に
より橋形成の危険が除去される。即ち閉鎖壁8により、
粉砕物が強制的に粉砕室6へ押込まれる。いずれにせよ
動作位置への閉鎖壁8の下降により、粉砕室6は新たな
粉砕物で迅速に満たされ、供給直立筒3が粉砕室6へ通
じる個所が閉鎖される。粉砕物のすべての小片がほぼ同
時に粉砕室6へ入るので、粉砕室6からの迅速な排出に
関連して、処理時間が全体として比較的短いとしても、
バツチのすべての小片に対して同じ処理時間が保証され
る。それにより個々のバツチのすべての小片に対してハ
ンマミルにおける同じ処理条件が与えられるので、均一
な処理結果を期待することができる。更に粉砕室6の迅
速な充填及び排出は、選択破砕の主として考えられる使
用事例に対して、過程を最適化される短い処理時間を可
能にする。
【0015】回転子2に揺動軸5を介して懸架されるハ
ンマ4は、約90゜に相当する角度範囲にわたつて周方
向に自由に揺動可能である。回転子2の粉砕装置の各ハ
ンマ4又は同じ周上に設けられる各列のハンマには、ス
トツパ桟片の形のストツパ15がそれぞれ付属してい
る。ストツパ15の適当な配置により、ハンマ4の動き
得る角度範囲は半径方向に対して非対称に設けられてい
る。各ハンマ4は、遠心力により半径方向に延びる実線
の位置をとることができるが、この位置で、回転子2の
回転方向16において前にあるハンマ4の縦辺が、先行
するストツパ15に既に当つているか、又はこのストツ
パ15の後面に少なくとも非常に近づいている。粉砕物
の抵抗を受けると、ハンマ4は回転方向16とは逆の方
向に後退する。この抵抗が一時的に非常に強く高まる
と、ハンマ4は衝撃的に戻り揺動することがある。この
状況で周方向において隣接するハンマ4が互いに邪魔し
ないようにするため、ハンマ4の後方揺動の制限もスト
ツパ15により行われる。ハンマ4の後方へ向く回避位
置で、ハンマ4の後側縦辺が後方で隣接するストツパ1
5の前面に当る。鎖線で示すこの後方ストツパ衝突位置
は、回転方向16において後方へ向くハンマ4の接線位
置にほぼ一致している。ハンマ4の非対称配置及び揺動
の限定によつて、ハンマ4の後方への大きい回避可能
性、従つて特に粉砕室6の迅速な充填後における損傷の
ない粉砕の可能性が与えられる。ハンマ4の自由な揺動
のために利用可能な角度範囲を90゜より若干大きくす
るのも好都合である。ハンマの半径方向に延びる位置及
び後方へ向く接線位置により決定されて半径位置に対し
て非対称になつている90゜の角度範囲から始まつて、
ストッパ15により限定される角度範囲は、ハンマが半
径方向に延びる位置を約15ないし25゜だけ越えて回
転方向16へ進むように揺動できるように設けられる。
他方、即ち後方へ向く接線位置の範囲において、更に約
10゜までの後方揺動も可能である。後方揺動するハン
マが後方ストツパ衝突位置にあつても、ハンマの縦辺が
破砕のため回転子2の円板からなお著しく突出している
ようにする。
【0016】上述したように、ハンマミルにおける普通
の破砕過程に比較して、選択破砕のために、小さい強さ
の荷重しか必要でないか又は望まれない。そのためハン
マミルは、それに応じた低い回転数で運転されねばなら
ない。比較的低い回転数における遠心力は、粉砕物中で
旋回するハンマ4を常に半径方向に立たせるのには充分
でない。むしろハンマ4は、特に処理の始めに完全に後
方へ偏向せしめられる。ストツパ15により、ハンマ4
の更に後方への偏向又は軸線方向に隣接する回転子円板
の間へ完全な入り込みが防止されるので、粗く予備破砕
された材料を供給する場合にも大きい総合破砕出力が得
られる。ハンマ4とストツパ15とが面で当るため、摩
耗も少なくすることができる。ストツパ15が回転子円
板の外側にあるため、例えば当り合うことにより互いに
動かなくなることがないので、運転の高い信頼度が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンマミルの断面図である。
【符号の説明】
1 ミルハウジング 2 回転子 3 供給直立筒 4 ハンマ 6 粉砕室 7 穴あきふるい板 8 閉鎖壁 9 排出揺動蓋 10 側壁 11 注入開口 13 注入ホツパ 14 排出開口 15 ストツパ 16 回転子の回転方向
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B02C 13/00 - 13/31

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される粉砕物を特定の処理時間の間
    粉砕室内に留めておくハンマミルが、 振り子状に懸架されるハンマを備えかつ回転駆動される
    回転子を持ち、 この回転子を包囲する静止ミルハウジングを持ち、この
    ミルハウジングが回転子の範囲で円筒状粉砕室を区画
    し、この粉砕室が、重力方向において下にある周囲部分
    で、粉砕物の微細成分を連続的かつ自動的に排出する穴
    あきふるい板として構成され、 処理すべき粉砕物のためほぼ重力方向に粉砕室へ接線を
    なして通じる供給直立筒を持ち、この供給直立筒が粉砕
    室から供給直立筒への移行部の範囲にある可動閉鎖壁に
    より閉鎖可能であり、かつ重力方向において粉砕室の下
    に設けられて粉砕物の粗大成分をバツチ毎に排出するた
    めの排出揺動蓋、排出滑り弁等を持つているものにおい
    て、 供給直立筒(3)が直線状にかつ角柱状に構成され、粉
    砕物をゆるく堆積して粉砕室(6)に完全に充填する際
    測つて、供給直立筒(3)が粉砕室充填量の少なくとも
    1.1倍を収容できるように、この供給直立筒(3)が
    内側断面積及び長さ(L)に関して収容容積の大きさを
    定められ、 可動閉鎖壁(8)が、供給直立筒(3)にある縦案内部
    によりその長さ方向に、上昇せしめられる所にある待機
    位置と粉砕室(6)の周囲の所まで下降せしめられる所
    にある動作位置との間で往復移動可能であり、閉鎖壁
    (8)が上昇せしめられる際供給直立筒(3)に注入さ
    れる粉砕物が、粉砕室(6)の方向への閉鎖壁(8)の
    移動により、強制的に粉砕室(6)へ押込まれかつ粉砕
    室内に留められ、 上昇せしめられる閉鎖壁(8)の待機位置より下で供給
    直立筒(3)の側壁(10)に注入開口(11)が設け
    られ、注入開口(11)より下にある供給直立筒(3)
    の収容容積が、完全な粉砕室充填量をその中に収容でき
    る大きさを持ち、 供給直立筒(3)に設けられる注入開口(11)の外側
    の前に、下側を閉鎖可能で粉砕室充填量を収容する注入
    ホツパ(13)が設けられ、この注入ホツパの排出開口
    (14)が供給直立筒(3)の注入開口(11)へ通
    じ、 回転子(2)の少なくとも回転方向(16)において後
    方へのハンマ(4)の揺動行程を限定するストツパ(1
    5)が設けられ、ハンマ(4)の後方揺動の際回転方向
    (16)において後方にあるストツパ(15)へのハン
    マ(4)の後方ストツパ衝突位置が、ハンマ(4)を回
    転子(2)に懸架する揺動軸(5)を通りかつ回転子
    (2)の回転中心に対して同心的な円に対して接線をな
    して後方へ向く接線位置にほぼ一致するか、又は回転方
    向(16)において後方へ最大10゜だけこの接線位置
    を越える後方揺動位置にほば一致するように、ストツパ
    (15)が回転子(2)に配置され、 ハンマ(4)の後方ストツパ衝突位置で、ハンマ(4)
    の両縦辺のうち回転子(2)の回転方向(16)におい
    て先行するハンマ(4)の縦辺が、ハンマ(4)を懸架
    する回転子(2)の円板から突出していることを特徴と
    する、ハンマミル。
  2. 【請求項2】 供給直立筒(3)の外側の前に設けられ
    る注入ホツパ(13)が、計量装置(12)の計量物収
    容器として構成され、この計量物収容器として役立つ注
    入ホツパ(13)が、その下端に設けられる閉鎖滑り弁
    (17)を含めて、計量運動の範囲内で供給直立筒
    (3)に対して垂直方向に全く妨げられることなく動き
    得るように懸架され、動かない場合供給直立筒(3)に
    対して一定の相対位置をとつていることを特徴とする、
    請求項1に記載のハンマミル。
  3. 【請求項3】 回転子(2)の粉砕装置の各ハンマ
    (4)又は同じ周上に設けられる各列のハンマ(4)
    に、それぞれ1つのストツパ(15)又はストツパ桟片
    が付属し、 遠心力により半径方向に延びるハンマ(4)の位置で、
    回転子回転方向(16)においてハンマ(4)に先行し
    て隣接するストツパ(15)又はストツパ桟片の回転子
    回転方向(16)とは逆を向く後面に、各ハンマ(4)
    前の縦辺が当り、粉砕物の抵抗を受けて回転子回転方向(16)とは逆の
    方向に後退する ハンマ(4)の回避位置で、回転子回転
    方向(16)において後方に隣接するストツパ(15)
    又はストツパ桟片の前面に、各ハンマ(4)の後側縦辺
    が当ることを特徴とする、請求項1に記載のハンマミ
    ル。
  4. 【請求項4】 回転子回転方向(16)において前方へ
    のハンマ(4)の揺動行程を限定するストツパ(15)
    の角度範囲が、ハンマの半径方向に延びる位置とこの位
    最大約25゜だけ回転子回転方向に越える揺動位置
    とによりほぼ規定されることを特徴とする、請求項3に
    記載のハンマミル。
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