JP2796769B2 - 硬貨回収処理装置の硬貨回収方法 - Google Patents

硬貨回収処理装置の硬貨回収方法

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JP2796769B2
JP2796769B2 JP4360606A JP36060692A JP2796769B2 JP 2796769 B2 JP2796769 B2 JP 2796769B2 JP 4360606 A JP4360606 A JP 4360606A JP 36060692 A JP36060692 A JP 36060692A JP 2796769 B2 JP2796769 B2 JP 2796769B2
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和広 知久
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Nippon Signal Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬貨を回収処理する硬
貨回収処理装置の硬貨回収方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道路線駅に設置してある自動券売機や
自動精算機においては、その内部に釣銭の種類(10円、
50円、100 円、500 円)に応じた数の硬貨回収処理装置
が格納されている。この硬貨回収処理装置は、釣銭とし
て溜めておいた硬貨を回収する際に使用され、図2に示
すように、ホッパ2の底部に配置した回転自在な硬貨送
出用のディスク3と、このディスク3の裏面側に配置し
た回転自在な硬貨放出用のスクレーパ6とを駆動モータ
(図示せず)により回転させ、ホッパ2に固着したコイ
ルスプリングよりなるストッパ部材4の延出端41でデ
ィスク3上の硬貨Cの移動を阻止することにより、ディ
スク3に形成された複数の各貫通穴32に硬貨Cが1枚
づつ嵌まり、ディスク3の回転に伴い貫通穴32内の硬
貨Cが硬貨受部材5上に順次落下し、その硬貨Cをスク
レーパ6が押出爪61で外部に放出し、スクレーパ6が
硬貨Cを放出する毎に硬貨検知機構7のアクチュエータ
71が矢印方向に回動して検知センサ72より硬貨検知
信号を出力し、この硬貨検知信号に基づいて硬貨Cの放
出枚数をカウントするようになっている。
【0003】ところが、上記硬貨回収処理装置において
は、ディスク3の回転中に、ストッパ部材4の延出端4
1でディスク3上の硬貨Cの移動を阻止することによっ
て、ディスク3の各貫通穴32に硬貨Cを1枚づつ嵌め
るよう構成してあるため、硬貨Cの枚数が多い場合に
は、ストッパ部材4の延出端41が硬貨Cに埋もれ硬貨
Cを弾くことはないけれども、硬貨Cの枚数が残り少な
くなると、ストッパ部材4の延出端41が硬貨Cをディ
スクの回転方向と反対方向へ弾き、その硬貨がディスク
3の回転によりストッパ部材4まで戻され、延出端41
がその硬貨Cを再びディスク3の回転方向と反対方向へ
弾くといったようなことが繰り返し起こり、その結果、
硬貨Cがディスク3の貫通穴32に嵌まり込むことなく
ディスク3上に残ってしまうという難点があった。
【0004】 本発明は、ディスクの回転中に硬貨の移
動を阻止する弾性部材よりなるストッパ部材を備えた硬
貨回収処理装置に上述のような難点があったことに鑑み
て為されたものであって、予め設定したディスクの回転
所要時間内にスクレーパが硬貨を放出しない場合に、駆
動モータによりディスクを断続的に回転させ、ストッパ
部材で弾かれた硬貨をディスクの回転が止まったとき当
該ディスクの貫通穴に嵌まり込ませるようにして、全て
の硬貨の回収を可能とした硬貨回収方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホッパ2の底
部に配置した回転自在な硬貨送出用のディスク3と、こ
のディスク3の裏面側に配置した回転自在な硬貨放出用
のスクレーパ6とを駆動モータ8により回転させ、ホッ
パ2に固着した弾性部材よりなるストッパ部材4でディ
スク3上の硬貨Cの移動を阻止することにより当該ディ
スク3に形成された複数の各貫通穴32に硬貨Cが1枚
づつ嵌まり、ディスク3の回転に伴い貫通穴32より硬
貨受部材5上に順次落下した硬貨Cをスクレーパ6で外
部に放出し、その際に硬貨検知手段7が硬貨検知信号を
出力する硬貨回収処理装置の硬貨回収方法であって、前
記駆動モータ8を起動してディスク3およびスクレーパ
6を回転させる過程と、前記スクレーパ6が硬貨Cを放
出する毎に硬貨検知手段7が硬貨検知信号を出力する過
程と、前記ディスク3が少なくとも1回転する回転所要
時間内に、硬貨検知手段7より硬貨検知信号の入力が無
い場合にのみ、前記駆動モータ8によりディスク3を断
続的に回転させる過程と、を含む硬貨回収処理装置の硬
貨回収方法とすることによって、上述の目的を解決し
た。
【0006】 本発明によれば、硬貨Cの枚数が残り少
なくなり、ストッパ部材4の延出端41が硬貨Cをディ
スク3の回転方向と反対方向へ弾き、硬貨Cが貫通穴3
2に嵌まり込まなくなった状態において、ディスク
少なくとも1回転する回転所要時間内に、硬貨検知手段
7より硬貨検知信号の入力が無い場合にのみ、駆動モー
タ8によりディスク3を断続的に回転させることから、
ディスク3の断続回転中にストッパ部材4で弾かれた硬
貨Cはディスク3の回転が止まったときに貫通穴32に
嵌まり込むようになる。これにより、ディスク3上の硬
貨Cが残らず貫通穴32に嵌まり、ディスク3の貫通穴
32に嵌まり込んだ硬貨Cは、ディスク3により硬貨受
部材5上に運ばれて落下し、スクレーパ6で外部に放出
される。
【0007】 以下、本発明を添付図面に示す実施例に
基づいて、更に詳しく説明する。本発明を適用する硬貨
回収処理装置は、図2および図3に示すように、基板1
と、この基板1の表面に固着したホッパ2と、このホッ
パ2の底部に形成した円筒部21の内部において基板1
に回転自在に取付けられた硬貨送出用のディスク3と、
ホッパ2の上部に固着されたコイルスプリングよりなる
ストッパ部材4と、基板1の裏面に固着され当該基板1
に形成した硬貨搬出用の切欠部11内でディスク3より
硬貨Cを受ける平板状の硬貨受部材5と、ディスク3の
裏面側において基板1の表面に回転自在に取付けられ硬
貨受部材5上の硬貨Cを外部に放出するスクレーパ6
と、基板1の表面に配置されスクレーパ6が硬貨Cを放
出する際に硬貨検知信号を出力する硬貨検知手段である
硬貨検知機構7と、基板1の裏面側に配置されギャ機構
(図示せず)を介してディスク3およびスクレーパ6を
反対方向へ回転させる駆動モータ8と、この駆動モータ
8を制御する制御部9とから成っている。
【0008】前記硬貨回収処理装置は、ホッパ2に供給
された硬貨Cを回収する際に、スイッチ(図示せず)を
ONにして駆動モータ8を起動させることにより、ディ
スク3が反時計回り方向へ回転し、スクレーパ6が時計
回り方向へ回転する(図2参照)。ディスク3には、そ
の中央にホッパ2内の硬貨Cを攪拌する攪拌棒31が突
設され、当該攪拌棒31の周囲に硬貨Cの外径よりも僅
かに大きい内径の貫通穴32が等しい間隔をおいて複数
(図示の例では4個)形成されている。ストッパ部材4
は、その先端部にディスク3に向け垂直に下降する大略
b字形の延出端41を有し、この延出端41で硬貨Cの
移動を阻止することにより、ディスク3の貫通穴32に
硬貨Cを1枚づつ嵌め込むようになっている。スクレー
パ6は、ディスク3の貫通穴32と同数の押出爪61を
外周に有して大略十文字形に形成され、ディスク3の回
転に伴い基板1の切欠部11を介して硬貨受板5上に落
下した硬貨Cを夫々の押出爪61で硬貨検知機構7を介
し外部に順次放出するようになっている。硬貨検知機構
7は、アクチュエータ71と検知センサ72とから成
り、アクチュエータ71の先端に設けたガイドローラ7
3が硬貨Cにより押され引張コイルバネ74の張力に抗
して軸75を支点に反時計回り方向へ回動すると、検知
センサ72が上記アクチュエータの71の後端部を光学
的に検知して、制御部9に硬貨検知信号を出力する。制
御部9は、図3に示すように、CPU91と、CPU9
1を作動させるプログラムを格納したROM92と、デ
ィスク3が少なくとも1回転する回転所要時間T1を記
憶しているRAM93とから成っている。前記CPU9
1は、検知センサ72よりA/D変換器(図示せず)を
介し硬貨検知信号を順次入力し、ディスク3の回転所要
時間T1内に硬貨検知信号の入力が無い場合にのみ、駆
動モータ8を断続的に回転させる制御信号をD/A変換
器(図示せず)を介しモータ起動回路81に出力するよ
うになっている。
【0009】 次に、上記硬貨回収処理装置の硬貨回収
方法を、図1に示すフローチャートに従って説明する。
スイッチをONにして(ステップ1)、駆動モータ8を
起動させると(ステップ2)、ディスク3が反時計回り
方向へ回転し、スクレーパ6が時計回り方向へ回転す
る。この状態において、ホッパ2内の硬貨Cは、ディス
ク3の回転により攪拌棒31で攪拌されながらストッパ
部材4に向け運ばれ、ストッパ部材4の延出端41に当
ってディスク3の各貫通穴32に1枚づつ嵌まり込む。
そして、ディスク3の貫通穴32に嵌まり込んだ硬貨C
は、ディスク3の回転に伴い硬貨受部材5上に順次落下
し、スクレーパ6の押出爪51により外部に放出され
る。これにより、硬貨検知機構7のアクチュエータ71
が反時計回り方向へ回動し、その後端部を検知センサ7
2が検知してCPU91に硬貨検知信号を出力する(ス
テップ3)。ステップ4でCPU91は、ディスク3の
回転所要時間T1内に硬貨検知機構7の検知センサ72
より硬貨検知信号の入力があったか否かを判定し、ディ
スク3の回転所要時間T1内に検知センサ72より硬貨
検知信号の入力があった場合(YES)にはステップ2
に戻るが、硬貨Cの枚数が残り少なくなり、ストッパ部
材4の延出端41が硬貨Cをディスク3の回転方向と反
対方向へ弾き、硬貨Cが貫通穴32に嵌まり込まなくな
った状態において、ディスク3の回転所要時間T1内に
スクレーパ6による硬貨Cの放出が全く無い場合、即
ち、ディスク3の回転所要時間T1内に検知センサ72
より硬貨検知信号の入力が無い場合(NO)にはステッ
プ5へと進み、モータ駆動回路81に駆動モータ8を断
続的に回転させる制御信号を出力する。この状態におい
て、ディスク3が駆動モータ8により断続的に回転され
るので、ディスク3の断続回転中にストッパ部材4の延
出端41で弾かれた硬貨Cはディスク3の回転が止まっ
たとき貫通穴32に嵌まり込む。これにより、ディスク
3上の硬貨Cが残らず貫通穴32に嵌まり込み、ディス
ク3の貫通穴32に嵌まり込んだ硬貨Cは、ディスク3
により硬貨受部材5上に運ばれて落下し、その硬貨Cを
スクレーパ6が押出爪61で外部に放出し、もって、全
ての硬貨Cが回収される。
【0010】 以上、説明したように、本発明によれ
ば、ディスクの回転所要時間内に硬貨検知手段より硬貨
検知信号の入力が無い場合に、駆動モータによりディス
クを断続的に回転させるようにしたので、ディスクの断
続回転中にストッパ部材で弾かれた硬貨はディスクの
転が止まったとき貫通穴に嵌まり込み、したがって、デ
ィスク上の硬貨を全て回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示すフローチャートである。
【図2】本発明を適用する硬貨回収処理装置の構成を概
略的に示した一部切欠平面図である。
【図3】本発明を適用する硬貨回収処理装置の制御ブロ
ック図である。
【符号の説明】
2 ホッパ 3 ディスク 32 貫通穴 4 ストッパ部材 5 硬貨受部材 6 スクレーパ 7 硬貨検知機構 8 駆動モータ C 硬貨
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 9/00 306 G07D 1/00 GBN

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパ2の底部に配置した回転自在な硬
    貨送出用のディスク3と、このディスク3の裏面側に配
    置した回転自在な硬貨放出用のスクレーパ6とを駆動モ
    ータ8により回転させ、ホッパ2に固着した弾性部材よ
    りなるストッパ部材4でディスク3上の硬貨Cの移動を
    阻止することにより当該ディスク3に形成された複数の
    各貫通穴32に硬貨Cが1枚づつ嵌まり、ディスク3の
    回転に伴い貫通穴32より硬貨受部材5上に順次落下し
    た硬貨Cをスクレーパ6で外部に放出し、その際に硬貨
    検知手段7が硬貨検知信号を出力する硬貨回収処理装置
    の硬貨回収方法であって、前記駆動モータ8を起動して
    ディスク3およびスクレーパ6を回転させる過程と、前
    記スクレーパ6が硬貨を放出する毎に硬貨検知手段7が
    硬貨検知信号を出力する過程と、前記ディスク3が少な
    くとも1回転する回転所要時間内に、硬貨検知手段7よ
    り硬貨検知信号の入力が無い場合にのみ、前記駆動モー
    タ8によりディスク3を断続的に回転させる過程と、を
    含む硬貨回収処理装置の硬貨回収方法。
JP4360606A 1992-12-28 1992-12-28 硬貨回収処理装置の硬貨回収方法 Expired - Lifetime JP2796769B2 (ja)

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JPH06203245A JPH06203245A (ja) 1994-07-22
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JP2008071038A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Asahi Seiko Kk コイン払出機、コイン計数機及びそのコイン計数機を用いたコイン計数・集金台車

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