JP2796473B2 - 扉および扉取付枠の構造 - Google Patents

扉および扉取付枠の構造

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JP2796473B2
JP2796473B2 JP4196995A JP19699592A JP2796473B2 JP 2796473 B2 JP2796473 B2 JP 2796473B2 JP 4196995 A JP4196995 A JP 4196995A JP 19699592 A JP19699592 A JP 19699592A JP 2796473 B2 JP2796473 B2 JP 2796473B2
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door
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hollow
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研次 吾郷
健雄 菊地
俊一 杉下
繁幸 秋浜
高広 荒井
公隆 関本
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、扉およびこの扉を建
物躯体等へ取付ける際に使用する取付枠の構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】扉の構造としては、木製や金属性の薄板
を両面に用いた、フラッシュパネルまたはハニカムパネ
ル等によって構成されているものが一般に知られてい
る。また、その扉の取付け枠の構造としては、木製また
は金属製で構成されているものが一般に知られている。
【0003】
【この発明が解決しようとする課題】しかし、前述した
従来の木製や金属製である扉および扉取付枠を使用する
と、軽量化のために扉および取付枠の肉厚を薄くすると
いう近年の傾向から、扉および扉取付枠におけるジョイ
ント部の止水性能が悪くなると共に、扉および扉取付枠
における断熱性や遮音性能も悪くなる。そして、このよ
うに断熱性能が悪くなることは、結露が発生し易いこと
となり、これに塵が混ざって、扉回りが汚れ易くもな
る。
【0004】また、従来のように扉および扉取付枠が木
製や金属製であると、腐食や発錆等による耐侯性が劣る
こととなると共に、火災時の耐火性能や耐熱性能も悪い
ものとなる。
【0005】一方、従来の木製や金属製の扉では、リブ
付や地紋付等の凹凸のあるデザインにすると、非常に高
価なものとなる。また、木製や金属製の扉取付枠も、太
い重厚なデザインにすると、非常に高価なものとなる。
さらに、表面の仕上げも、塗装やクロス貼り等に限定さ
れることとなる。
【0006】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は結露しにくく、水密や気密性およ
び耐火性に優れ、デザインも良好なものにすることので
きる扉および扉取付枠の構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、この発明では、扉および扉取付枠を繊維補強コ
ンクリートによる流込み成形または押出し成形で製造す
る。また、この扉取付枠における上枠や竪枠には、その
長手方向に連続して、扉組込み用の扉取付部と、中空部
を有する中空肉厚部とをそれぞれ形成する。しかも、こ
の中空部の形成位置は各枠幅方向の両側であると共に、
この両中空部に挟まれた部分には枠体取付部を形成して
いる。そして、扉は、繊維補強コンクリートで製造する
ことによって、凹凸があって彫りの深い重量感のあるデ
ザインにできるようにしている。また、扉取付枠は、繊
維補強コンクリートでの製造および各枠幅方向両側の中
空肉厚部によって、凹凸があって彫りの深い重量感のあ
るデザインにできるようにしている。
【0008】このような、この発明の扉および扉取付枠
の構造によれば、扉および扉取付枠を繊維補強コンクリ
ートで複合的に製造することにより、耐火性能および耐
熱性能の向上やその断熱性能の向上による結露防止を実
現していると共に、遮音性能の向上や耐久性の向上を実
現している。しかも、この繊維補強コンクリートで製造
することにより、扉をリブ付や地紋付等の凹凸のあるデ
ザイン扉として自由にかつ安価に製作することができる
ようにしていると共に、各枠幅方向両側の中空肉厚部と
相まって扉取付枠を重厚な太いデザインのものとして自
由に安価に製作することができるようにしている。
【0009】また、この発明における扉取付枠の上枠お
よび竪枠によれば、各枠幅方向両側の両中空部で挟まれ
た部分に枠体取付部を形成しているので、枠体取付部の
形成が扉取付枠を重厚な太いデザインのものとしても容
易に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の扉および扉取付枠の構造
を、図1および図2に示す実施例に基づいて説明する。
【0011】この発明は、扉取付枠3に扉2を組み込ん
だ状態における扉および扉取付枠の構造1についてのも
のであり、扉2および扉取付枠3を繊維補強コンクリー
トによる流込み成形または押出し成形によって製造して
いる。また、扉取付枠3における上枠6および竪枠7に
は、その長手方向に連続して、扉2を組み込んでいる扉
取付部6a,7aと、中空部9を有する中空肉厚部6b,7bと
をそれぞれ形成している。さらに、上枠6および竪枠7
における中空部9の形成位置は各枠幅方向の両側である
と共に、この両中空部9に挟まれた部分には枠体取付部
10を形成している。
【0012】そして、この発明における扉2は、繊維補
強コンクリートで製造することによって、凹凸があって
彫りの深い重量感のあるデザイン扉とすることができる
ようにしている。また、この発明の構造1における扉取
付枠3は、繊維補強コンクリートでの製造および各枠幅
方向両側の中空肉厚部6b,7bによって、凹凸があって彫
りの深い重量感のあるデザインとすることができるよう
にしている。
【0013】なお、この実施例での扉2は、横リブ5を
複数形成することで凹凸のあるデザイン扉としている。
【0014】この実施例での扉取付枠3の上枠6には、
その長手方向に連続して、扉取付部6aと、中空部9を有
する中空肉厚部6bとが形成されている。また、この中空
部9は枠幅方向の両側位置に形成されていると共に、こ
の両中空部9に挟まれた部分に枠体取付部10が形成され
ている。そして、この上枠6の扉取付部6aには、横リブ
5付きの扉2が取付けられている。
【0015】この実施例での扉取付枠3の竪枠7には、
その長手方向に連続して、扉取付部7aと、中空部9を有
する中空肉厚部7bとが形成されている。また、この中空
部9は枠幅方向の両側位置に形成されていると共に、こ
の両中空部9に挟まれた部分に枠体取付部10が形成され
ている。そして、この竪枠7の扉取付部7aには、横リブ
5付きの扉2が嵌込まれている。
【0016】なお、扉取付枠3の上枠6,下枠8および
竪枠7と、扉2の端部材2aとは、繊維補強コンクリート
4(鋼繊維または炭素繊維若しくはガラス繊維などの補
強繊維を混入して補強したコンクリート)を押出し成形
することで製造している。また、扉2は、繊維補強コン
クリート4の流込み成形で製造している。
【0017】このような、この発明の扉および扉取付枠
の構造1によれば、扉2および扉取付枠3を繊維補強コ
ンクリート製にしたことで、耐火や断熱性能を向上させ
て結露防止を実現し、かつ遮音性能の向上や耐久性の向
上も実現している。
【0018】また、この繊維補強コンクリート製にした
ことで、扉2を、リブ付(横リブ5を複数形成するこ
と)等の凹凸のあるデザイン扉として、自由で安価に製
作できると共に、各枠幅方向両側の中空肉厚部6b,7bと
相まって、扉取付枠3を、重厚な太いデザインとして自
由で安価に製作できる。なお、表面仕上げも一般塗装の
みでなく、シルクスクリーン等により、幅広い自由なテ
クスチャーを表現することができる。
【0019】さらに、この発明における扉取付枠3の上
枠6および竪枠7によれば、各枠幅方向の両側に形成し
た両中空部9で挟まれた部分に枠体取付部10を形成して
いるので、扉取付枠3を重厚な太いデザインのものとし
ても、扉取付枠3の取付けを容易に行うことができる。
【0020】
【発明の効果】この発明の扉および扉取付枠の構造は、
以上のような構成からなるもので、以下に述べる効果を
有する。
【0021】(1) 扉取付枠として、繊維補強コンクリー
トからなる押出し形材が使用されているため、アルミや
スチール製のように結露が発生しにくく、結露水によっ
て扉まわりが汚れることはない。また、強度もアルミ製
などに劣らず、扉を確実で強固に固定することができ
る。さらに、アルミなどの金属製のものより遙かに耐火
性や耐熱性に優れている。
【0022】(2) 扉および扉取付枠は、炭素繊維などの
補強繊維を混入した繊維補強コンクリートによって押出
し成形されるため、生産が容易であると共に、複雑な断
面形状のものも簡単に成形できる。また、扉取付枠にお
ける上枠および竪枠の各枠幅方向両側に中空肉厚部を形
成すると共に、扉を凹凸のあるデザイン扉としている。
そのため、重厚な太いデザインの扉取付枠を自由に安価
に製作することができると共に、リブ付や地紋付等の凹
凸のあるデザイン扉を自由かつ安価に製作することがで
きる。さらに、扉取付枠における上枠および竪枠の各枠
幅方向両側に形成した両中空部で挟まれた部分には、枠
体取付部を形成している。そのため、扉取付枠を重厚な
太いデザインのものとしても扉取付枠の取付けを容易に
行うことができる。
【0023】(3) 断熱性や耐侯性を向上させることがで
きると共に、電波障害性能も向上させることができる。
【0024】(4) 前述した(1) 〜(3) により、従来の金
属製扉では困難であった、外壁に付く扉、特に非常用進
入口や排煙口等を、外壁と同じ仕上げ,テクスチャーの
もので作ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の扉および扉取付枠の構造を示す部分
省略縦断面図である。
【図2】図1で示した扉および扉取付枠の構造の部分横
断面図である。
【符号の説明】
1…扉および扉取付枠の構造、2…扉、2a…端部材、3
…扉取付枠、4…繊維補強コンクリート、5…横リブ、
6…上枠、6a…扉取付部、6b…中空肉厚部、7…竪枠、
7a…扉取付部、7b…中空肉厚部、8…下枠、9…中空
部、10…枠体取付部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉下 俊一 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 秋浜 繁幸 東京都港区元赤坂1丁目1番5号 富士 陰ビル 株式会社エフ・アール・シー内 (72)発明者 荒井 高広 東京都港区元赤坂1丁目1番5号 富士 陰ビル 株式会社エフ・アール・シー内 (72)発明者 関本 公隆 東京都港区元赤坂1丁目1番5号 富士 陰ビル 株式会社エフ・アール・シー内 (56)参考文献 特開 昭62−65961(JP,A) 特開 平2−267146(JP,A) 特開 昭59−141682(JP,A) 特開 昭48−25020(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 3/82 E06B 1/24 E06B 1/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉取付枠に扉を組み込んだ状態における
    扉および扉取付枠の構造であり、 前記扉および扉取付枠は、繊維補強コンクリートによる
    流込み成形または押出し成形によって製造していると共
    に、前記扉取付枠における上枠および竪枠には、その長
    手方向に連続して、前記扉組込み用の扉取付部と、中空
    部を有する中空肉厚部とをそれぞれ形成しており、 前記上枠および竪枠における中空部の形成位置は各枠幅
    方向の両側であると共に、この両中空部に挟まれた部分
    には枠体取付部を形成しており、 前記扉は、繊維補強コンクリートで製造することによっ
    て、凹凸があって彫りの深い重量感のあるデザイン扉と
    することができるようにしていると共に、前記扉取付枠
    は、繊維補強コンクリートでの製造および各枠幅方向両
    側の中空肉厚部によって、凹凸があって彫りの深い重量
    感のあるデザインとすることができるようにしているこ
    とを特徴とする扉および扉取付枠の構造。
JP4196995A 1992-07-23 1992-07-23 扉および扉取付枠の構造 Expired - Lifetime JP2796473B2 (ja)

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