JP2796091B2 - 出力画像の位置補正装置 - Google Patents
出力画像の位置補正装置Info
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- JP2796091B2 JP2796091B2 JP62074728A JP7472887A JP2796091B2 JP 2796091 B2 JP2796091 B2 JP 2796091B2 JP 62074728 A JP62074728 A JP 62074728A JP 7472887 A JP7472887 A JP 7472887A JP 2796091 B2 JP2796091 B2 JP 2796091B2
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、1出力当り複数の走査線密度を有する出力
画像の記録位置を電気的に補正する出力画像の位置補正
装置に関する。 従来の技術 従来、複数の走査線密度を有し、この複数の走査線密
度を機械光学系を介して必要な数の走査線密度に切り替
え、以て1出力当り複数の走査線密度を有する出力画像
を得る画像出力記録装置が既知である。 このような装置の機械光学系の概略構成を第2図に示
す。同図において、20、21、22は光源、23、24、25はレ
ンズ、26、27、28は記録用ドラムであって、仮に光学系
20、23、26はn dot/mmの走査線密度で出力画像を発生
し、光学系21、24、24は3/2n dot/mmの走査線密度を発
生し、光学系22、25、28は2n dot/mmの走査線密度を発
生するものとする。 このような機械光学系により上記複数のビーム系を発
生させた時の出力画像の記録位置を第4図に示す。同図
に示すように機械光学系により複数の走査線密度を得る
場合、異なる走査線密度で記録位置にずれが生じる。こ
れは機械の精度等に起因するもので、光源及びレンズ位
置を変化すると、理想的にはビームスポットが最小のビ
ーム径を中心とした同心円となって発生すべきところ、
実際には取付角度の微妙な誤差からビーム径毎にずれた
ビームスポットに収束するためである。すなわち、第4
図の例では最小のビーム径である2n dot/mmの走査線密
度のビームスポットより左にずれた位置に3/2n dot/mm
の走査線密度のビームスポットが収束し、この3/2n dot
/mの走査線密度のビームスポットより右にずれた位置に
n dot/mmの走査線密度のビームスポットが収束している
ことがわかる。従来はこの“ずれ”を機械光学系を調整
することで補正していた。 発明が解決しようとする問題点 そのため、走査線密度が細密になる程、また走査線密
度の種類が多くなる程、調整に要する時間が激増し、し
かも、精緻な調整となると調整者に高度な熟練度が要求
され、かかる条件を満足した特定の調整者が必要とな
る。 本願発明は、上記調整時間の激増を伴うことなく、ま
た特定調整者の選択等の必要もなく、装置精度等に起因
する記録位置のずれを簡易迅速に電気的に補正(ビーム
径毎のビームスポットを一致させる)する出力画像の位
置補正装置を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するため、画像データを記
憶する画像メモリと、記録媒体との相対距離を変化させ
て複数のビーム径を発生する光源及びレンズと、記録す
る画像の走査線密度に対応したビーム径になるように前
記光源及びレンズとの相対距離を切り替える切替手段
と、この切替手段により切り替えられたビーム径に対応
した第1クロックを発生する第1クロック発生手段と、
この第1クロック発生手段が発生する第1クロックに対
応した第2クロックを発生する第2クロック発生手段
と、前記第1クロックを前記第2クロックに基づいて遅
延した第3クロックを複数種類生成するシフトレジスタ
部と、走査線密度に対応した記録開始位置を定める補正
値を記憶する補正設定部と、前記シフトレジスタ部が生
成した複数のクロックの中から操作者が設定した走査線
密度と前記補正値とに基づいて第3クロックを選択する
選択部と、この選択部で選択された第3クロックで前記
画像メモリ内の画像データを読み出すメモリ制御部とを
具備し、前記補正設定部は記録開始位置が揃うような補
正値が予め記憶されており、この補正値に基づいて前走
査と異なる走査線密度の画像を記録するときには、その
記録開始位置を前走査の記録開始位置に揃えるという構
成を備えたものである。 作用 本発明は上述の構成によって、第1クロック発生手
段、第2クロック発生手段に基づいてシフトレジスタ部
は遅延した第3クロックを複数種類生成し、選択部はこ
れら複数種類の第3クロックの中から走査線密度、およ
び補正設定部に記憶されている補正値に基づいて一つを
選択し、この選択された第3クロックに基づいて記録を
開始するものである。これにより、前走査と異なる操作
密度の画像を記録するときには、その記録開始位置を前
走査の記録開始位置に揃えることができる。 実施例 第1図に本発明の一実施例である出力画像の位置補正
装置の概略構成を示す。 同図は3種類の走査線密度を発生する場合の例を示す
もので、同図において、1は記録すべき画像データを格
納するメモリであり、図示しない複数ラインを格納する
画像メモリから読み出された画像データの1ライン分の
みを一時格納する画像メモリ、2は画像メモリ1に記録
すべき画像データの書き込み制御を行う第1のメモリ制
御部、3は画像メモリ1から記録すべき画像データの読
み出し制御を行う第2のメモリ制御部、4は読み出し制
御を行う第2のメモリ制御部3に画像メモリ1の読み出
しタイミングを指示するタイミング制御部である。 このタイミング制御部4は、発振器5と、ドラム回転
の同期のためのタイミング発生回路6と、機械光学系が
発生する走査線密度に対応する画像メモリ1の読み出し
クロック(第1クロック)を発生する第1の分周回路7
と、この分周回路7の読み出しクロックの10倍のクロッ
ク(第2クロック)を発生する第2の分周回路8とから
成る読み出しクロック発生部分と、走査線密度毎のビー
ム径のビームスポット位置(記録位置)を一致せしめる
ための補正データ、例えば第4図に“補正量”として示
した記録位置の“ずれ”に相当するクロック数をプリセ
ットする補正設定スイッチ9、10、11と、画像メモリ1
が格納する画像データの読み出しクロックをシフトする
ことにより、第3クロックを生成するシフトレジスタ回
路15、16、17と、前述補正設定スイッチ9、10、11の設
定値に従いシフトレジスタ回路が出力する走査線密度毎
のx、3/2x、2xの読み取りクロック毎にシフトされた第
3クロックの中から各走査線密度での記録位置が一致す
る読み取りタイミングを選択するセレクタ回路12、13、
14とから成る読み出しタイミング補正部分と、記録すべ
き走査線密度により前述セレクタ回路12、13、14が選択
する読み取りタイミングで走査線密度毎の読み出しクロ
ックを選択するOR回路18とにより構成されている。 第2図は、第1図における装置の機械光学系の概略構
成を示す図であり、この機械光学系部分については従来
と同様であり説明を省略する。 本実施例は第2図に示す機械光学系のみによる複数走
査線密度の記録に伴う記録位置の“ずれ”すなわち第4
図に示す補正量に相当する走査線密度毎の記録位置の補
正を電気的に施すものであり、以下その補正についての
動作を詳細に説明する。 まず、第1図において、記録される画像データはメモ
リ制御部2により画像メモリ1へ格納される。画像メモ
リ1に格納された画像データは、走査線密度n dot/mm、
走査線密度3n/2dot/mm、走査線密度2n dot/mm用のそれ
ぞれのセレクタ回路12、13、14で選択されたクロックを
さらにOR回路18で選択されたクロックに基づいて、読み
出される。 クロックの生成の方法は以下の通りである。 分周回路7から第1クロックが出力され、シフトレジ
スタ15、16、17にそれぞれ入力される。これは操作者が
記録する走査線密度に応じて、分周回路7に設定可能と
する。 分周回路8から出力される第2クロックは分周回路7
の第1クロックをさらに10倍したものである。この第2
クロックはシフトレジスタ15、16、17にそれぞれ入力さ
れる。 シフトレジスタ15、16、17は、第2クロックに基づい
て第1クロックを少しずつ遅延させて複数種類出力し、
これを第3クロックとする(図1では1本の線で記載さ
れているが、複数の信号を出力可能とする)。 セレクタ回路12、13、14は、シフトレジスタ回路15、
16、17のそれぞれから出力された複数の第3クロックの
うち一つを選択する。選択基準は、補正設定スイッチ
9、10、11に設定されているずれ量であり、セレクタ回
路12、13、14は、この補正スイッチ9、10、11に設定さ
れている情報に基づいて選択する。 それぞれの走査線密度のための各セレクタ回路12、1
3、14からの第3クロックは、OR回路18に入力され、OR
回路18では、操作者があらかじめ選択した走査線密度に
基づいて各セレクタ回路12、13、14からのクロックが選
択される。 OR回路18は、第3クロックの中から選択したクロック
をメモリ制御部3に出力し、画像データは、メモリ制御
部からのクロックに基づいて画像メモリに記憶されてい
る読み出される。 ここで、本実施例においてはシフトレジスタ15、16、
17を駆動するクロックは、画像メモリ1に格納されてい
る画像データを読み出すクロックの10倍としており、こ
の10倍クロックを発振器5、タイミング発生回路6、分
周回路7及び8から成るリードクロック発生回路内の一
方の分周回路8で発生せしめる。 また、シフトレジスタ回路15、16、17の入力データ
は、画像メモリ1の読み出しクロックであって、使用す
る走査線密度により周波数が異なる。この画像メモリ1
の読み出しクロックはリードクロック発生回路内の他方
の分周回路7により発生せしめる。 この実施例においては、走査線密度を前述したよう
に、n、3/2n、2n(単位:dot/mm)としているため、前
述分周回路7より発生する各々の読み出しクロックは
x、3/2x、2xとなる。また、前記分周回路8より発生す
る10倍クロックは10x、15x、20xとなる。 この10倍クロック10x、15x、20xで読み出しクロック
x、3/2x、2xをシフトレジスタ回路15、16、17で遅延を
かけ、画像メモリ1からの画像データの読み出しタイミ
ングをずらす。これにより第4図に示す如き機械光学系
に基づき発生する誤差(即ち、第4図では補正量に対応
する“ずれ”)が、電気的に補正され、第3図に示す如
き、補正された画像データ(出力画像)が得られる。 第3図は本実施例により補正された画像データの記録
位置を示す概念図であり、複数の走査線密度が1出力中
に混在していても記録位置に“ずれ”が生じない。な
お、出力される画像の走査線密度の設定は、夫々の走査
線密度の画像単位に行うものであり、その手段、構成は
特に限定するものではない。 発明の効果 以上の実施例から明らかなように、第1クロック発生
手段、第2クロック発生手段に基づいてシフトレジスタ
部は遅延した第3クロックを複数種類生成し、選択部は
これ複数種類の第3クロックの中から走査線密度、のよ
び補正設定部に記憶されている補正値に基づいて一つを
選択し、この選択された第3クロックに基づいて記録を
開始することにより、記録開始位置の補正を電気制御で
行うことができ、従来のように調整者の熟練に依存する
ことなく、簡単に調整することができる。
画像の記録位置を電気的に補正する出力画像の位置補正
装置に関する。 従来の技術 従来、複数の走査線密度を有し、この複数の走査線密
度を機械光学系を介して必要な数の走査線密度に切り替
え、以て1出力当り複数の走査線密度を有する出力画像
を得る画像出力記録装置が既知である。 このような装置の機械光学系の概略構成を第2図に示
す。同図において、20、21、22は光源、23、24、25はレ
ンズ、26、27、28は記録用ドラムであって、仮に光学系
20、23、26はn dot/mmの走査線密度で出力画像を発生
し、光学系21、24、24は3/2n dot/mmの走査線密度を発
生し、光学系22、25、28は2n dot/mmの走査線密度を発
生するものとする。 このような機械光学系により上記複数のビーム系を発
生させた時の出力画像の記録位置を第4図に示す。同図
に示すように機械光学系により複数の走査線密度を得る
場合、異なる走査線密度で記録位置にずれが生じる。こ
れは機械の精度等に起因するもので、光源及びレンズ位
置を変化すると、理想的にはビームスポットが最小のビ
ーム径を中心とした同心円となって発生すべきところ、
実際には取付角度の微妙な誤差からビーム径毎にずれた
ビームスポットに収束するためである。すなわち、第4
図の例では最小のビーム径である2n dot/mmの走査線密
度のビームスポットより左にずれた位置に3/2n dot/mm
の走査線密度のビームスポットが収束し、この3/2n dot
/mの走査線密度のビームスポットより右にずれた位置に
n dot/mmの走査線密度のビームスポットが収束している
ことがわかる。従来はこの“ずれ”を機械光学系を調整
することで補正していた。 発明が解決しようとする問題点 そのため、走査線密度が細密になる程、また走査線密
度の種類が多くなる程、調整に要する時間が激増し、し
かも、精緻な調整となると調整者に高度な熟練度が要求
され、かかる条件を満足した特定の調整者が必要とな
る。 本願発明は、上記調整時間の激増を伴うことなく、ま
た特定調整者の選択等の必要もなく、装置精度等に起因
する記録位置のずれを簡易迅速に電気的に補正(ビーム
径毎のビームスポットを一致させる)する出力画像の位
置補正装置を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するため、画像データを記
憶する画像メモリと、記録媒体との相対距離を変化させ
て複数のビーム径を発生する光源及びレンズと、記録す
る画像の走査線密度に対応したビーム径になるように前
記光源及びレンズとの相対距離を切り替える切替手段
と、この切替手段により切り替えられたビーム径に対応
した第1クロックを発生する第1クロック発生手段と、
この第1クロック発生手段が発生する第1クロックに対
応した第2クロックを発生する第2クロック発生手段
と、前記第1クロックを前記第2クロックに基づいて遅
延した第3クロックを複数種類生成するシフトレジスタ
部と、走査線密度に対応した記録開始位置を定める補正
値を記憶する補正設定部と、前記シフトレジスタ部が生
成した複数のクロックの中から操作者が設定した走査線
密度と前記補正値とに基づいて第3クロックを選択する
選択部と、この選択部で選択された第3クロックで前記
画像メモリ内の画像データを読み出すメモリ制御部とを
具備し、前記補正設定部は記録開始位置が揃うような補
正値が予め記憶されており、この補正値に基づいて前走
査と異なる走査線密度の画像を記録するときには、その
記録開始位置を前走査の記録開始位置に揃えるという構
成を備えたものである。 作用 本発明は上述の構成によって、第1クロック発生手
段、第2クロック発生手段に基づいてシフトレジスタ部
は遅延した第3クロックを複数種類生成し、選択部はこ
れら複数種類の第3クロックの中から走査線密度、およ
び補正設定部に記憶されている補正値に基づいて一つを
選択し、この選択された第3クロックに基づいて記録を
開始するものである。これにより、前走査と異なる操作
密度の画像を記録するときには、その記録開始位置を前
走査の記録開始位置に揃えることができる。 実施例 第1図に本発明の一実施例である出力画像の位置補正
装置の概略構成を示す。 同図は3種類の走査線密度を発生する場合の例を示す
もので、同図において、1は記録すべき画像データを格
納するメモリであり、図示しない複数ラインを格納する
画像メモリから読み出された画像データの1ライン分の
みを一時格納する画像メモリ、2は画像メモリ1に記録
すべき画像データの書き込み制御を行う第1のメモリ制
御部、3は画像メモリ1から記録すべき画像データの読
み出し制御を行う第2のメモリ制御部、4は読み出し制
御を行う第2のメモリ制御部3に画像メモリ1の読み出
しタイミングを指示するタイミング制御部である。 このタイミング制御部4は、発振器5と、ドラム回転
の同期のためのタイミング発生回路6と、機械光学系が
発生する走査線密度に対応する画像メモリ1の読み出し
クロック(第1クロック)を発生する第1の分周回路7
と、この分周回路7の読み出しクロックの10倍のクロッ
ク(第2クロック)を発生する第2の分周回路8とから
成る読み出しクロック発生部分と、走査線密度毎のビー
ム径のビームスポット位置(記録位置)を一致せしめる
ための補正データ、例えば第4図に“補正量”として示
した記録位置の“ずれ”に相当するクロック数をプリセ
ットする補正設定スイッチ9、10、11と、画像メモリ1
が格納する画像データの読み出しクロックをシフトする
ことにより、第3クロックを生成するシフトレジスタ回
路15、16、17と、前述補正設定スイッチ9、10、11の設
定値に従いシフトレジスタ回路が出力する走査線密度毎
のx、3/2x、2xの読み取りクロック毎にシフトされた第
3クロックの中から各走査線密度での記録位置が一致す
る読み取りタイミングを選択するセレクタ回路12、13、
14とから成る読み出しタイミング補正部分と、記録すべ
き走査線密度により前述セレクタ回路12、13、14が選択
する読み取りタイミングで走査線密度毎の読み出しクロ
ックを選択するOR回路18とにより構成されている。 第2図は、第1図における装置の機械光学系の概略構
成を示す図であり、この機械光学系部分については従来
と同様であり説明を省略する。 本実施例は第2図に示す機械光学系のみによる複数走
査線密度の記録に伴う記録位置の“ずれ”すなわち第4
図に示す補正量に相当する走査線密度毎の記録位置の補
正を電気的に施すものであり、以下その補正についての
動作を詳細に説明する。 まず、第1図において、記録される画像データはメモ
リ制御部2により画像メモリ1へ格納される。画像メモ
リ1に格納された画像データは、走査線密度n dot/mm、
走査線密度3n/2dot/mm、走査線密度2n dot/mm用のそれ
ぞれのセレクタ回路12、13、14で選択されたクロックを
さらにOR回路18で選択されたクロックに基づいて、読み
出される。 クロックの生成の方法は以下の通りである。 分周回路7から第1クロックが出力され、シフトレジ
スタ15、16、17にそれぞれ入力される。これは操作者が
記録する走査線密度に応じて、分周回路7に設定可能と
する。 分周回路8から出力される第2クロックは分周回路7
の第1クロックをさらに10倍したものである。この第2
クロックはシフトレジスタ15、16、17にそれぞれ入力さ
れる。 シフトレジスタ15、16、17は、第2クロックに基づい
て第1クロックを少しずつ遅延させて複数種類出力し、
これを第3クロックとする(図1では1本の線で記載さ
れているが、複数の信号を出力可能とする)。 セレクタ回路12、13、14は、シフトレジスタ回路15、
16、17のそれぞれから出力された複数の第3クロックの
うち一つを選択する。選択基準は、補正設定スイッチ
9、10、11に設定されているずれ量であり、セレクタ回
路12、13、14は、この補正スイッチ9、10、11に設定さ
れている情報に基づいて選択する。 それぞれの走査線密度のための各セレクタ回路12、1
3、14からの第3クロックは、OR回路18に入力され、OR
回路18では、操作者があらかじめ選択した走査線密度に
基づいて各セレクタ回路12、13、14からのクロックが選
択される。 OR回路18は、第3クロックの中から選択したクロック
をメモリ制御部3に出力し、画像データは、メモリ制御
部からのクロックに基づいて画像メモリに記憶されてい
る読み出される。 ここで、本実施例においてはシフトレジスタ15、16、
17を駆動するクロックは、画像メモリ1に格納されてい
る画像データを読み出すクロックの10倍としており、こ
の10倍クロックを発振器5、タイミング発生回路6、分
周回路7及び8から成るリードクロック発生回路内の一
方の分周回路8で発生せしめる。 また、シフトレジスタ回路15、16、17の入力データ
は、画像メモリ1の読み出しクロックであって、使用す
る走査線密度により周波数が異なる。この画像メモリ1
の読み出しクロックはリードクロック発生回路内の他方
の分周回路7により発生せしめる。 この実施例においては、走査線密度を前述したよう
に、n、3/2n、2n(単位:dot/mm)としているため、前
述分周回路7より発生する各々の読み出しクロックは
x、3/2x、2xとなる。また、前記分周回路8より発生す
る10倍クロックは10x、15x、20xとなる。 この10倍クロック10x、15x、20xで読み出しクロック
x、3/2x、2xをシフトレジスタ回路15、16、17で遅延を
かけ、画像メモリ1からの画像データの読み出しタイミ
ングをずらす。これにより第4図に示す如き機械光学系
に基づき発生する誤差(即ち、第4図では補正量に対応
する“ずれ”)が、電気的に補正され、第3図に示す如
き、補正された画像データ(出力画像)が得られる。 第3図は本実施例により補正された画像データの記録
位置を示す概念図であり、複数の走査線密度が1出力中
に混在していても記録位置に“ずれ”が生じない。な
お、出力される画像の走査線密度の設定は、夫々の走査
線密度の画像単位に行うものであり、その手段、構成は
特に限定するものではない。 発明の効果 以上の実施例から明らかなように、第1クロック発生
手段、第2クロック発生手段に基づいてシフトレジスタ
部は遅延した第3クロックを複数種類生成し、選択部は
これ複数種類の第3クロックの中から走査線密度、のよ
び補正設定部に記憶されている補正値に基づいて一つを
選択し、この選択された第3クロックに基づいて記録を
開始することにより、記録開始位置の補正を電気制御で
行うことができ、従来のように調整者の熟練に依存する
ことなく、簡単に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である出力画像の位置補正装
置の概略構成を示す図、第2図は第1図における装置の
機械光学系の概略構成を示す図、第3図は本実施例によ
り補正された画像データの記録位置を示す概念図、第4
図は機械光学系により発生する出力画像の“ずれ”を示
すための概念図である。 1……画像メモリ、2,3……メモリ制御部、4……タイ
ミング制御部、5……発振器、6……タイミング発生回
路、7,8……分周回路、9,10,11……補正設定スイッチ、
12,13,14……セレクタ回路、15,16,17……シフトレジス
タ回路、18……OR回路
置の概略構成を示す図、第2図は第1図における装置の
機械光学系の概略構成を示す図、第3図は本実施例によ
り補正された画像データの記録位置を示す概念図、第4
図は機械光学系により発生する出力画像の“ずれ”を示
すための概念図である。 1……画像メモリ、2,3……メモリ制御部、4……タイ
ミング制御部、5……発振器、6……タイミング発生回
路、7,8……分周回路、9,10,11……補正設定スイッチ、
12,13,14……セレクタ回路、15,16,17……シフトレジス
タ回路、18……OR回路
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フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭61−48274(JP,A)
特開 昭59−163971(JP,A)
特開 昭62−49779(JP,A)
特開 昭62−47269(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.画像データを記憶する画像メモリと、記録媒体との
相対距離を変化させて複数のビーム径を発生する光源及
びレンズと、記録する画像の走査線密度に対応したビー
ム径になるように前記光源及びレンズとの相対距離を切
り替える切替手段と、この切替手段により切り替えられ
たビーム径に対応した第1クロックを発生する第1クロ
ック発生手段と、この第1クロック発生手段が発生する
第1クロックに対応した第2クロックを発生する第2ク
ロック発生手段と、前記第1クロックを前記第2クロッ
クに基づいて遅延した第3クロックを複数種類生成する
シフトレジスタ部と、走査線密度に対応した記録開始位
置を定める補正値を記憶する補正設定部と、前記シフト
レジスタ部が生成した複数のクロックの中から操作者が
設定した走査線密度と前記補正値とに基づいて第3クロ
ックを選択する選択部と、この選択部で選択された第3
クロックで前記画像メモリ内の画像データを読み出すメ
モリ制御部とを具備し、前記補正設定部は記録開始位置
が揃うような補正値が予め記憶されており、この補正値
に基づいて前走査と異なる走査線密度の画像を記録する
ときには、その記録開始位置を前走査の記録開始位置に
揃えることを特徴とする出力画像の位置補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62074728A JP2796091B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 出力画像の位置補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62074728A JP2796091B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 出力画像の位置補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63240265A JPS63240265A (ja) | 1988-10-05 |
JP2796091B2 true JP2796091B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=13555573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62074728A Expired - Fee Related JP2796091B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 出力画像の位置補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2796091B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0695719B2 (ja) * | 1983-03-08 | 1994-11-24 | キヤノン株式会社 | カラ−画像記録装置 |
JPS6148274A (ja) * | 1984-08-14 | 1986-03-08 | Fujitsu Ltd | 電子写真式プリンタ |
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1987
- 1987-03-27 JP JP62074728A patent/JP2796091B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS63240265A (ja) | 1988-10-05 |
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