JP2796003B2 - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫

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JP2796003B2
JP2796003B2 JP32354191A JP32354191A JP2796003B2 JP 2796003 B2 JP2796003 B2 JP 2796003B2 JP 32354191 A JP32354191 A JP 32354191A JP 32354191 A JP32354191 A JP 32354191A JP 2796003 B2 JP2796003 B2 JP 2796003B2
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孝幸 岡本
晴久 山下
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引出し式の貯蔵部を有
すると共に、該貯蔵部の引き出し及び押し込みを検知す
る検知スイッチを有する貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、貯蔵庫例えば冷蔵庫においては、
冷凍室や冷蔵室といった貯蔵部が引出し式に構成された
ものが供されている。このものの場合、その引出し式の
貯蔵部の引き出し及び押し込みを検知する検知スイッチ
が設けられ、それによって、貯蔵部の引き出しが検知さ
れたときには、冷却装置のファンを停止させたり庫内灯
を点灯させたりし、貯蔵部の押し込みが検知されたとき
に、冷却装置のファンは駆動、庫内灯は消灯させるよう
にしている。
【0003】図8及び図9はこうしたものの従来構造を
示しており、引出し式の貯蔵部1には、その扉2の裏側
に操作凸部3が形成され、これに対応して、貯蔵庫本体
4には、貯蔵部1を収容する部分の側方部に検知スイッ
チ5がアクチェータ6を前方(操作凸部3側)に指向さ
せて配設されている。
【0004】かかる構成で、貯蔵部1が、押し込み状態
で、検知スイッチ5のアクチェータ6を操作凸部3によ
り押圧することによって、接点(図示せず)をオンさ
せ、引き出し状態では、操作凸部3による検知スイッチ
5のアクチェータ6の押圧を解除して、接点をオフさせ
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成にあって、検
知スイッチ5には、アクチェータ6の押圧が解除された
ときに、該アクチェータ6を突出状態に戻して接点をオ
フさせるスプリング(これも図示せず)が組込まれてい
る。従って、このものの場合、貯蔵部1の押し込み状態
では、貯蔵部1に上記スプリングの反発力がかかるよう
になっており、その反発力のために、貯蔵部1を押し込
み切らず、扉2がいわゆる半ドア状態になって貯蔵庫本
体4に接しない状況を生じることがある。
【0006】特に、検知スイッチ5におけるアクチェー
タ6の押圧しろは少なく、ガスケット7の高さのばらつ
き等で、扉2がアクチェータ6を押し切れないものを生
じることがあるため、上述のような状況も生じやすい。
【0007】しかして、そのようになると、扉2と貯蔵
庫本体4との間の隙間から外気が侵入し、その外気に含
まれる湿気のために、検知スイッチ5のアクチェータ6
が氷結して作動しなくなってしまう。
【0008】又、貯蔵部1の引き出し及び押し込みを、
貯蔵部1側の可動レールと貯蔵庫本体4側の固定レール
のみによって行ない、中間レールを有さないものでは、
引き出した貯蔵部1が貯蔵庫本体4内に自然に入り込む
ようにはしにくいもので、このものにあって、更に上記
スプリングの反発力を受けることにより、その自然な入
り込みが一層期待できなるという問題点をも有してい
た。
【0009】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、貯蔵部の押し込み又は自然
な入り込みが、検知スイッチの戻しスプリングの影響を
受けずにできる貯蔵庫を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の貯蔵庫においては、貯蔵部を引き出したと
きに貯蔵部構成部品によりアクチェータが押圧されて該
貯蔵部の引き出しを検知し、押し込んだときに貯蔵部構
成部品によるアクチェータの押圧が解除されて該貯蔵部
の押し込みを検知する検知スイッチを具えたことを特徴
とする。
【0011】
【作用】上記手段によれば、検知スイッチは、貯蔵部を
引き出したときにアクチェータが押圧され、貯蔵部を押
し込んだときにはそのアクチェータの押圧が解除される
のであるから、戻しスプリングの反発力も、貯蔵部を引
き出したときに作用し、押し込んだときには作用しな
い。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1及び
図2を参照して説明する。
【0013】まず図2には貯蔵庫本体であるこの場合冷
蔵庫本体11を示しており、これに貯蔵部であるこの場
合冷凍室12を引出し式に設けている。
【0014】上記冷凍室12は、詳細には、扉13と、
これの裏側に一体化した可動レール14、可動レール1
4に掛けた容器15、及び可動レール14に枢支して設
けたローラ16から構成しており、その可動レール14
及びローラ16を冷蔵庫本体11内側面に設けた固定レ
ール17によりガイドして、冷凍室12を引き出し及び
押し込み自在としている。
【0015】しかして、貯蔵部構成部品であるこの場合
可動レール14は、中間部の下側に斜状の段部18を形
成し、それより後方の部分を前方の部分より下方に幅広
に形成している。
【0016】又、これに対して、冷蔵庫本体11内側面
の上記段部18より少し前方の部分の下方には、検知ス
イッチ19を、アクチェータ20が上方に指向する状態
で配設している。なお、アクチェータ20はその後側を
斜面20aとしている。又、この検知スイッチ19に
は、アクチェータ20が押圧されると接点(図示せず)
がオフし、アクチェータ20の押圧が解除されると接点
がオンするものを使用している。
【0017】上記構成のものの場合、図2に示す状態が
冷凍室12を押し込んだ状態で、この状態から、冷凍室
12を引き出すと、検知スイッチ19のアクチェータ2
0が可動レール14の段部18からそれより後方の部分
の下縁部14aによって図1に示すように押圧され、図
示しない接点をオフさせて、冷却装置のファンを停止さ
せたり庫内灯を点灯させたりする。
【0018】一方、この状態から、冷凍室12を押し込
むと、検知スイッチ19のアクチェータ20は可動レー
ル14の段部18より後方の部分の下縁部14a並びに
その段部18による押圧から図2に示すように解除さ
れ、図示しない接点をオンさせて、冷却装置のファンは
駆動、庫内灯は消灯させる。
【0019】このように本構成のものでは、検知スイッ
チ19が、冷凍室12を引き出したときにアクチェータ
20を押圧され、冷凍室12を押し込んだときにはその
アクチェータ20の押圧を解除されるのであるから、検
知スイッチ19に組込まれた戻しスプリング(図示せ
ず)の反発力も、冷凍室12を引き出したときに作用
し、押し込んだときには作用しない。よって、冷凍室1
2の押し込みを、検知スイッチ19の戻しスプリング
(これも図示せず)の影響を受けずに行なうことができ
るもので、それにより、扉13がいわゆる半ドア状態に
なることもなくて、検知スイッチ19のアクチェータ2
0の氷結を防止でき、検知スイッチ19が確実に作動す
るようにできる。
【0020】又、冷凍室12の引き出し及び押し込み
を、冷凍室12側の可動レール14と冷蔵庫本体11側
の固定レール17のみによって行ない、中間レールを有
さないもので、引き出した冷凍室12が冷蔵庫本体11
内に自然に入り込むようにはしにくいものでも、上述の
ように冷凍室12の押し込み状態で検知スイッチ19の
戻しスプリングの反発力を受けないようにできることに
より、その自然な入り込みが期待できるようになり、取
扱性を良くすることができる。
【0021】以上に対して、図3ないし図5は本発明の
第2実施例を示したもので、冷凍室12の可動レール1
4には中間部の側面部に斜状の段部21を形成し、これ
に対して、冷蔵庫本体11内側面の上記段部18より少
し前方の部分の側方に、検知スイッチ19を、アクチェ
ータ20が内側に指向する状態で配設したものを示して
いる。
【0022】このものでは、冷凍室12を引き出すこと
により、検知スイッチ19のアクチェータ20が可動レ
ール14の段部21からそれより後方の部分の側面部1
4bによって図3に示すように押圧され、一方、冷凍室
12を押し込むことにより、検知スイッチ19のアクチ
ェータ20が可動レール14の段部21より後方の部分
の側面部14b並びにその段部21による押圧から図4
に示すように解除されるようになっている。
【0023】従って、このものでも、検知スイッチ19
の戻しスプリングの反発力は、冷凍室12を引き出した
ときに作用し、押し込んだときには作用しないから、第
1実施例同様の効果を得ることができる。
【0024】又、図6及び図7は本発明の第3実施例を
示したもので、検知スイッチ19を、固定レール22の
ローラ16(貯蔵部構成部品)が走行する軌道部分にア
クチェータ20を突出させて設けたものを示しており、
このようにすることによって、検知スイッチ19のアク
チェータ20をローラ16によって冷凍室12の引き出
し時に図6に示すように押圧し、冷凍室12の押し込み
時には図7に示すようにその押圧を解除できるから、こ
れにても、検知スイッチ19の戻しスプリングの反発力
が、冷凍室12を引き出したときに作用し、押し込んだ
ときには作用しないようにできるものであり、従って、
やはり第1実施例同様の効果を得ることができる。
【0025】このほか、本発明は上記し且つ図面に示し
た実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、検知
スイッチ19のアクチェータ20は容器15そのほかの
貯蔵部構成部品で押圧するようにしても良いもので、更
に、全体としても冷蔵庫以外、温蔵庫や防湿庫,常温庫
など貯蔵庫一般に適用できるものであり、要旨を逸脱し
ない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0026】
【発明の効果】以上の記述で明らかなように、本発明の
貯蔵庫は、引出し式の貯蔵部を有するものにあって、そ
の貯蔵部を引き出したときに貯蔵部構成部品によりアク
チェータが押圧されて該貯蔵部の引き出しを検知し、押
し込んだときに貯蔵部構成部品によるアクチェータの押
圧が解除されて該貯蔵部の押し込みを検知する検知スイ
ッチを具えたことを特徴とするものであり、それによっ
て、貯蔵部の押し込み又は自然な入り込みが、検知スイ
ッチの戻しスプリングの影響を受けずにできて、貯蔵部
が半ドア状態になることを防止でき、検知スイッチのア
クチェータの氷結も防止できて、該検知スイッチを確実
に作動させ得、そのほか、取扱性を良くすることもでき
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の貯蔵部引
き出し状態での縦断側面図
【図2】同部分の貯蔵部押し込み状態での縦断側面図
【図3】本発明の第2実施例を示す主要部分の貯蔵部引
き出し状態での横断面図
【図4】同部分の貯蔵部押し込み状態での横断面図
【図5】同部分の貯蔵部引き出し状態での縦断正面図
【図6】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図7】図2相当図
【図8】従来例を示す主要部分の斜視図
【図9】同部分の横断面図
【符号の説明】
11は冷蔵庫本体(貯蔵庫本体)、12は冷凍室(貯蔵
部)、14は可動レール(貯蔵部構成部品)、16はロ
ーラ(貯蔵部構成部品)、19は検知スイッチ、20は
アクチェータを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 29/00 F25D 23/00 301 F25D 23/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引出し式の貯蔵部を有するものであっ
    て、その貯蔵部を引き出したときに貯蔵部構成部品によ
    りアクチェータが押圧されて該貯蔵部の引き出しを検知
    し、押し込んだときに貯蔵部構成部品によるアクチェー
    タの押圧が解除されて該貯蔵部の押し込みを検知する検
    知スイッチを具えたことを特徴とする貯蔵庫。
JP32354191A 1991-12-09 1991-12-09 貯蔵庫 Expired - Lifetime JP2796003B2 (ja)

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