JP2795985B2 - 電子部品組立データ作成装置 - Google Patents

電子部品組立データ作成装置

Info

Publication number
JP2795985B2
JP2795985B2 JP2321917A JP32191790A JP2795985B2 JP 2795985 B2 JP2795985 B2 JP 2795985B2 JP 2321917 A JP2321917 A JP 2321917A JP 32191790 A JP32191790 A JP 32191790A JP 2795985 B2 JP2795985 B2 JP 2795985B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
electronic component
chip
error
assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2321917A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04196198A (ja
Inventor
昌樹 浜吉
宏之 清水
洋 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2321917A priority Critical patent/JP2795985B2/ja
Publication of JPH04196198A publication Critical patent/JPH04196198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2795985B2 publication Critical patent/JP2795985B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、一般に電子部品組立データ作成装置に関
し、特に印刷配線基板上にチップ部品(即ち、電子部
品)を実装する複数台のチップマウンタと、このチップ
マウンタが印刷配線基板上にチップ部品を実装するに際
して必要な組立データを作成する組立データ作成機とを
備えた電子部品組立データ作成装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 一般に、複数台のチップマウンタを用いて各種チップ
部品を印刷配線基板上に実装する作業では、各チップ部
品の印刷配線基板上における位置決めを高精度に行なう
必要がある。そのため、従来より、上記位置決めを行な
うのに必要な組立データを、実装対象たるチップ部品の
種別や印刷配線基板上のチップ部品の実装位置等の諸条
件に基づいて各チップマウンタに共通なデータとして作
成し、この作成した共通な組立データに基づき、上記各
チップマウンタの駆動を制御していた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した従来の組立データを作成工程で
は、個々のチップマウンタの特性や、各チップマウンタ
を構成している部品の摩耗等によるチップ部品の実装作
業時の誤差(即ち、位置ズレ)等は考慮していない。よ
って、上記各要因により、印刷配線基板上に実装された
チップ部品に所定の実装位置とズレが生じると、この位
置ズレが生じた組立データを個々のチップ部品毎、チッ
プマウンタ毎に位置ズレが生じないように修正する作業
を必要とした。
ところが、このようなやり方で各チップマウンタにお
いて生じた各種チップ部品の実装位置ズレを修正すると
非常な手間がかかることとなるので、各チップマウンタ
における各種チップ部品の実装作業の能率が著しく低下
するという不具合がある。
第5図は、各チップマウンタに共通な組立データと、
この共通な組立データに基づき、上記従来の組立データ
の作成工程を経て印刷配線基板上に組立てられた後のチ
ップ抵抗器の基板上における実装位置ズレとを示した例
である。
従来、第5図にて示したような実装位置ズレが生じた
場合において、例えば、実装位置誤差x,m(ここで、x,y
は、基板上の任意の位置を原点としたときのチップ抵抗
器の中心部の基板上における座標を示す)が0.08以内で
あり、又、上記と同様にチップ抵抗器と基板との実装位
置ズレを示す角度誤差(θ)についても10゜以内であれ
ば修正不要としていた。このような前提に立って第5図
を参照すると、符号R1で示すチップ抵抗器については実
装位置ズレの修正は不要、符号R2と符号R10で示すチッ
プ抵抗器については上記修正が必要ということとなる。
符号R2と符号R10で示すチップ抵抗器については、これ
らチップ抵抗器を把持して基板上に搬送するのに、同一
規格のノズル(No.2)を同一回転角度(90゜)で用いる
こととしているので、上述したように各チップマウンタ
毎にチップ抵抗器の実装位置ズレを修正しようとすると
無駄な作業を行なうこととなる。
以上説明したように、従来の方法では、印刷配線基板
上に実装されたチップ部品に所定の実装位置とズレが生
じると、この位置ズレが生じた組立データを個々のチッ
プ部品毎、チップマウンタ毎に位置ズレが生じないよう
に修正する作業を必要としたので、この作業に非常な手
間がかかることとなり、各チップマウンタにおける各種
チップ部品の実装作業の能率が著しく低下するという不
具合があった。
従って本発明は、上記事情を考慮してなされたもの
で、その目的は、予め各種チップ部品毎に設定されてい
る各チップマウンタに共通な組立データを、各チップマ
ウンタの試運転動作時に各チップマウンタ毎に補正する
ことにより、各チップマウンタの実運転時に上記補正作
業を不要とし、もって各種チップ部品の実装作業の高能
率化を図ることが可能な電子部品組立データ作成装置を
提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明に係る電子部品組立
データ作成装置は、基板上における電子部品の実装位置
を示す電子部品組立データの供給を受けて、外部から駆
動指令が与えられたときに、前記データに基づき、供給
された電子部品を、保持している基板上に載置、固定す
る複数台の電子部品組立装置と、前記複数台の電子部品
組立装置が前記データに基づいて前記基板上に載置した
電子部品の該基板に対する相対位置を検知するととも
に、これら検知した相対位置と前記データとの間の誤差
を演算する誤差演算手段と、予め与えられた電子部品の
実装位置情報を基に作成した電子部品組立データを、全
ての電子部品組立装置に係る共通データとして保持する
とともに、この共通データに基づき、前記各電子部品組
立装置が試運転動作したときに前記誤差演算手段から出
力された各電子部品組立装置毎の誤差データを受けて、
前記共通データと前記各誤差データとから実運転時にお
ける各電子部品組立装置毎の電子部品組立データを作成
する電子部品組立データ作成手段と、を備えた構成とし
た。
(作 用) 上記構成によれば、複数台の電子部品組立装置は、夫
々供給された電子部品を受けて、これを保持している基
板上に載置、固定するものである。これら複数台の電子
部品組立装置は、電子部品組立データ作成手段から、基
板上における電子部品の実装位置を示す電子部品組立デ
ータの供給を受け、外部から駆動指令が与えられること
によって、前記データに基づき、供給された電子部品を
前記基板上に載置、固定する。誤差演算手段は、複数台
の電子部品組立装置が前記電子部品組立データに基づい
て前記基板上に載置した電子部品の該基板に対する相対
位置を検知する。これとともに誤差演算手段は、これら
検知した相対位置と前記電子部品組立データとの間の誤
差を、各電子部品組立装置毎に演算してこれら演算結果
を電子部品組立データ作成手段に出力することとなる。
電子部品組立データ作成手段は、電子部品の実装位置情
報が予め与えられると、この実装位置情報を基に電子部
品組立データを作成する。そしてこの作成した電子部品
組立データを、全ての電子部品組立装置に係る共通デー
タとして保持する。電子部品組立データ作成手段は、
又、この共通データを各電子部品組立装置に出力すると
ともに、各電子部品組立装置がこの共通データに基づき
試運転動作したときに前記誤差演算手段から出力された
各電子部品組立装置毎の誤差データを受ける。そして、
前記共通データと前記各電子部品組立装置毎の誤差デー
タとから、実運転時における各電子部品組立装置毎の電
子部品組立データを作成し、これら電子部品組立データ
を、対応する電子部品組立装置に供給する。
上述した説明内容から明らかなように、電子部品組立
データ作成手段から各電子部品組立装置に対して共通デ
ータが与えられ、各電子部品組立装置がこの共通データ
に基づき試運転動作したときには、前記誤差演算手段か
らは、各電子部品組立装置毎の誤差データが電子部品組
立データ作成手段に対して出力されることとなる。
従って、各種電子部品の実装作業の高能率化を図るこ
とができるようになった。
(実施例) 以下、図面により本発明の一実施例について説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例に従う電子部品組立デー
タ作成装置の全体的な構成を示したブロック図である。
本発明の一実施例に従う電子部品組立データ作成装置
は、第1図にて示すように、組立データ作成機1を始
め、外部記憶装置2及びチップマウンタ(#1)3、チ
ップマウンタ(#2)4、……、チップマウンタ(#
N)Nを備えた構成となっている。第1図では、図示の
都合上、チップマウンタは3台分だけしか記載していな
いが、本実施例に従う電子部品組立データ作成装置で
は、多数のチップマウンタが第2図(a)、第2図
(b)にて示すフイルム48の移動方向に沿って略等間隔
で一列に並設されているものとする。上記各チップマウ
ンタ3,4,……,Nは、第2図(a)、第2図(b)にて示
すようなフィルム48から、各チップ部品47を真空チャッ
ク等で吸付けて、XYステージ上に固定的に載置されてい
る印刷配線基板46上に載置するようになっている。な
お、第2図(b)にて示したフイルム48の幅方向一側に
は、図のごとく多数の送り穴48aが略等間隔に形成され
ている。のみならず、上記フィルム48の上部には、第2
図(a)にて、示すように、テープ49が貼着されてい
る。このテープ49は、上記チップ部品47が各チップマウ
ンタ3,4,……,Nが並設されている位置まで運搬されるま
での間、各チップ部品47がフィルム48から脱落するのを
防止するために貼着されているものである。
上述した各チップマウンタ3,4,……,Nには、第1図に
て示すように同一構成のものが用いられている。
チップマウンタ(#1)3は、第1図を参照して明ら
かなように、位置誤差検出回路6を始め、メモリ9、シ
ステム制御装置10、X・Yステージドライバ11、X・Y
ステージ12、カメラ13、カメラコントロールユニット14
及びモニタ15を備えた構成となっている。上記各部につ
き、更に詳述しれば以下のようである。
メモリ9は、システム制御装置10を通して組立データ
作成機1から与えられた組立データを記憶する。メモリ
9は、又は、システム制御装置10からデータ読出し要求
があったときには、記憶している組立データをシステム
制御装置に出力する。ここで、メモリ9が記憶する組立
データとは、基板上における各種チップ部品(即ち、各
種電子部品)毎の実装位置を示すデータである。このデ
ータは、同一種類のチップ部品について全てのチップマ
ウンタ(#1)3〜(#N)Nに共通なデータと、この
共通なデータに基づき、各チップマウンタ(#1)3〜
(#N)Nが試運転動作したことによって得られた同一
種類のチップ部品に関する各々のチップマウンタ(#
1)3〜(#N)Nに特有の組立データと大別される。
メモリ9が記憶する上記各データについては、後に詳述
する。
X・Yステージドライバ11は、システム制御装置10の
制御下で、X・Yステージ12を2軸方向(即ち、X軸方
向とY軸方向)に移動するために設けられている。X・
Yステージドライバ11は、システム制御装置10から出力
される組立データ(即ち、基板上に実装しようとするチ
ップ部品の実装位置を示す情報)を受ける。そして、こ
の組立データを、X・Yステージ12が2軸方向に移動可
能なように信号変換してX・Yステージ12に出力するよ
うになっている。ここで、X・Yステージ12の駆動源に
ステッピングモータを採用した場合を想定すると、上述
したX・Yステージドライバ11では、これらステッピン
グモータを駆動するために、前記実装位置情報を、前記
実装位置情報と対応したパルス信号に変換する信号変換
動作を実行することとなる。
X・Yステージ12は、第2図(c)にて示すような基
板46(符号7,8は、パッドと称される電極を示す)をス
テージ上に固定的に保持した状態で、例えば上述したよ
うなステッピングモータを駆動源として2軸方向(X軸
方向、Y軸方向)に移動可能となっている。X・Yステ
ージ12は、真空チャック等により第2図(b)にて示す
フィルム48上から剥されたチップ部品47が第2図(c)
にて示す基板46上に実装させるように、X・Yステージ
ドライバ11から出力された信号に基づいて2軸方向に移
動するようになっている。
カメラ13は、カメラコントロールユニット14の制御下
で撮像動作を実行する。即ちカメラ13は、カメラコント
ロールユニット14の制御下で、X・Yステージ12上に載
置された基板46に対するチップ部品47の実装作業を撮像
し、この撮像の結果得られた実装作業時の画像データ
を、カメラコントロールユニット14を通してモニタ15に
出力するようになっている。モニタ15は、カメラコント
ロールユニット14から出力された上記画像データを画像
として表示する。
カメラコントロールユニット14は、カメラ13から出力
された上記実装作業時の画像データを、システム制御装
置10に転送する。例えば、各チップマウンタ(#1)3
〜(#N)Nの試運転動作時に、作業者がモニタ15上に
表示された画像を観察した結果、基板46上におけるチッ
プ部品47の実装位置が第4図(b)(第4図(b)にお
いて、符号7,8は、基板46上に設けられたパッドと称さ
れる電極を示す)にて示すように位置ズレを生じている
と認識し、この位置ズレを、第4図(a)にて示すよう
な正常位置に修正する必要があると判断して手動にてX
・Yステージ12を移動すると、第4図(b)にて示す画
像データと第4図(a)にて示す画像データとがともに
カメラコントロールユニット14からシステム制御装置10
に対して与えられることとなる。
位置誤差検出回路6は、システム制御装置10を通して
第4図(b)にて示すような画像データと、第4図
(a)にて示すような画像データとが与えられたとき
に、両画像データから、基板46上においてチップ部品47
の実装位置ズレが生じているときのデータ(即ち、共通
データ)とチップ部品47の実装位置ズレが生じていない
ときのデータ(即ち、作業者が手動によりX・Yステー
ジ12を移動させたことにより得られたデータ)との間の
差分を誤差として求める。位置誤差検出回路6は、上記
誤差データを、システム制御装置10を通して組立データ
作成機1に出力する。
ここで、位置誤差検出回路6が前記両データ間の誤差
を演算するに際して必要となる各チップマウンタ(#
1)3〜(#N)Nに共通な組立データと、位置誤差検
出回路6によって求められた誤差とにつき、具体例を挙
げて説明する。
第5図は、例えば、前述したチップ抵抗器のごとき複
数種類のチップ部品についての、各チップマウンタ(#
1)3〜(#N)Nに共通な組立データと、この共通な
組立データに基づき、チップマウンタ(#1)3を試運
転動作させた後、作業者が手動によりX・Yステージ12
を移動させたことにより得られた組立データとの間の誤
差とを示している。第5図において、R1,R2,……,R10,
……,R18,……は、夫々基板46上に実装すべきチップ部
品の種別を表わしている。x,yは、基板46上に実装され
た各チップ部品の中心位置が上記基板46上のいずれに位
置するかを示す座標である。このx,yの値は、例えば、
矩形状を呈する基板を上方から見て、その左下側の頂点
を原点としたときに、該左下側の頂点と右下側の頂点と
を結ぶ辺をx軸、該左下の頂点と左上の頂点とを結ぶ辺
をy軸と定義して規定される座標面(第1象限に対応)
上に存在する。又、θは、各種チップ部品が基板46上に
実装されたときの、基板46の長手方側軸方向とチップ部
品47の長手側軸線方向とがなす角度である。又、第5図
において、ノズル番号1,2は、第2図(a),(b)に
て示したような状態で搬送されてきた各種チップ部品47
を搬送して基板46上に載置するために、各チップマウン
タ(#1)3〜(#N)Nが具備するヘッド(既述の真
空チャックと同一物)の規格を示している。この種のヘ
ッドは各種チップ部品を把持した状態で360゜回転可能
に構成されている。従って、上述したθは、基板46の長
手側軸線方向と各種チップ部品47の長手側軸線方向とが
なす角度を示していると同時に、上記各ヘッドの回転角
度をも示していることになる。更に、第5図において、
Δx,Δyは前記のように、上述した共通な組立データに
係る基板46上での各種チップ部品47の中心位置と、各チ
ップマウンタに共通な組立データに基づき、チップマウ
ンタ(#1)3を試運転動作させた後、作業者が手動に
よりX・Yステージ12を移動させたことによって得られ
た基板46上における各種チップ部品の中心位置との間の
誤差を示している。位置誤差検出回路6は、チップマウ
ンタ(#1)3の試運転動作時、システム制御装置10を
通してカメラコントロールユニット14から与えられる画
像データに基づき、上述した誤差を算出し、この算出し
た誤差を誤差データとして組立データ作成機1に出力す
ることとなる。
上記共通な組立データに基づいて、各種チップ部品47
を基板46上に実装するに際しては、実装位置ズレは必ず
発生する。しかしながら、各チップマウンタ(#1)3
〜(#N)NにおけるX・Yステージ12,20,28棟の停止
精度、繰り返し精度等を考慮して、例えばΔx,Δyが0.
1mm以内であり、Δθが3゜以内であれば、この程度の
位置ズレは実装上特に問題とはならないので、本実施例
では、位置誤差検出回路6における誤差の算出は行なわ
ないこととした。
第6図は、前記第5図にて示した誤差データ中からヘ
ッドの規格を示すノズル番号毎及びヘッドの回転角度毎
に分類して得られたチップマウンタ(#1)3の誤差デ
ータを示したものである。本実施例では、第6図を参照
して明らかなように、ノズル番号1及びノズル番号2の
ヘッドにおいては、それぞれの回転角度が0゜の場合に
は、共通な組立データとこの共通な組立データにより基
板46上に実装した各種チップ部品47の位置との間に誤差
が生じても補正を行なわないこととし、ノズル番号2で
回転角度が90゜のヘッドの場合だけ、xの値を−0.22m
m、θの値を+6.6゜補正することとした。上記内容は、
既述の第5図にて示した共通な組立データと、上述した
誤差が生じたことによって共通な組立データの補正が行
なわれたことにより得られた第7図にて示すチップマウ
ンタ(#1)3に特有の組立データとを比較対照すれば
明らかである。なお、第7図については、組立データ作
成機1の項で説明する。
システム制御装置10は、位置誤差検出回路6を始め、
メモリ9、X・Yステージドライバ11、カメラコントロ
ールユニット14等をその制御下に置く。システム制御装
置10は、チップマウンタ(#1)3の試運転動作時、メ
モリ9から各チップマウンタに共通な組立データを読出
し、この読出した組立データに基づいてX・Yステージ
12を駆動すべく、前記読出した組立データをX・Yステ
ージドライバ11に出力する。システム制御装置10は、
又、カメラコントロールユニット14に対して駆動指令信
号を出力するとともに、カメラコントロールユニット14
を通してカメラ13から出力された画像データを位置誤差
検出回路6に出力する。前述した内容から明らかなよう
に、チップマウンタ(#1)3の試運転動作時、第4図
(b)にて示したような実装位置ズレが生じた場合に
は、位置誤差検出回路6において上述したような誤差の
演算動作が実行される。システム制御装置10は、チップ
マウンタ(#1)3の試運転動作時、位置誤差検出回路
6から上述したような誤差データが出力されると、該誤
差データを組立データ作成機1に出力するようになって
いる。
チップマウンタ(#2)4も、第1図を参照して明ら
かなように、位置誤差検出回路16を始め、メモリ17、シ
ステム制御装置18、X・Yステージドライバ19、X・Y
ステージ20、カメラ21、カメラコントロールユニット22
及びモニタ23を備えた構成となっている。又、チップマ
ウンタ(#N)Nも、第1図を参照して明らかなよう
に、やはり位置誤差検出回路24を始め、メモリ25、シス
テム制御装置26、X・Yステージドライバ27、X・Yス
テージ28、カメラ29、カメラコントロールユニット30及
びモニタ31を備えた構成となっている。チップマウンタ
(#1)3を構成している各部の機能と、チップマウン
タ(#2)4、チップマウンタ(#N)Nを構成してい
る各部の機能とは同一であるので、これらのチップマウ
ンタ(#2)4は、チップマウンタ(#N)Nを構成し
ている各部の詳細な説明は省略する。
組立データ作成機1は、所謂印刷配線基板(以下、
「PCB」と略記する)−CAD等から得られる各基板46上に
おけるチップ部品実装位置情報に基づき、前記第5図に
て示したようなチップマウンタ(#1)3〜チップマウ
ンタ(#N)Nに共通な組立データを作成するようにな
っているものである。組立データ作成機1は、演算処理
部32を始め、メモリ33、I/Oポート34,35に備えた構成と
なっている。組立データ作成機1の演算処理部32は、メ
モリ33に記憶されているプログラムに従って、上記PCB
−CAD等から得られたチップ部品実装位置情報に基づき
作成した上記共通な組立データを、チップマウンタ(#
1)3〜チップマウンタ(#N)Nの試運転動作時にお
ける組立データとして、I/Oポート34を通して外部記憶
装置2に出力する。演算処理部32は、又、各チップマウ
ンタ(#1)3〜(#N)Nの試運転動作時、上記組立
データを、I/Oポート35を通して各チップマウンタ(#
1)3〜(#N)Nに出力する。演算処理部32は、チッ
プマウンタ(#1)3〜(#N)Nの試運転動作時、各
チップマウンタ(#1)3〜(#N)Nの位置誤差検出
回路(6,16,24)から各種チップ部品の実装位置ズレを
示す誤差データがI/Oポート35を通して夫々与えられる
と、これら各誤差データを受ける。そして、これら各誤
差データを、I/Oポート34を通して外部記憶装置2に一
旦記憶させる。演算処理部32は、I/Oポート34を通して
外部記憶装置2から前述した各種チップ部品毎に共通な
組立データとこれら各誤差データとを読出して、この読
出した各種チップ部品毎に共通な組立データを、各種チ
ップ部品毎に且つ各チップマウンタ(#1)3〜(#
N)N別に得られた誤差データによって補正することに
より、各種チップ部品毎に各チップマウンタ(#1)3
〜(#N)N別の組立データを作成する。そして、これ
ら組立データをI/Oポート34を通して外部記憶装置2に
記憶させる。演算処理部32は、各チップマウンタ(#
1)3〜(#N)Nの実運転動作時、外部記憶装置2に
記憶させておいた上記各チップマウンタ(#1)3〜
(#N)N別の組立データを、I/Oポート34を通して読
出し、これら読出した各チップマウンタ別の組立データ
を、I/Oポート35を通して各チップマウンタ (#1)3〜(#N)Nに夫々出力する。
これにより、各チップマウンタ(#1)3〜(#N)
Nは、各チップマウンタ別の組立データに従って、実運
転動作を行なうこととなる。即ち、前述した共通な組立
データを用いたときとは異なって、第4図(a)にて示
すように、各種チップ部品を実装位置ズレを生じること
なく基板46上に実装することが可能となる。
第7図は、位置誤差検出回路6から演算処理部32に、
第5図右方の欄に記載するような各種チップ部品別の誤
差データが与えられたときに、演算処理部32が第6図に
て示した補正データに基づいて、各種チップ部品別の共
通な組立データ(第5図左方の欄に記載)を補正した結
果得られたチップマウンタ(#1)3における各種チッ
プ部品別の組立データを示す。第7図にて示した組立デ
ータの詳細については、前記第5図に関する記述内容と
略同様であるので、その説明は省略する。
次に第1図にて図示した組立データ作成機1が具備す
る演算処理部32の動作を、第4図にて図示したフローチ
ャートを参照しながら説明する。
演算処理部32は、PCB−CAD等から得られる各基板6上
におけるチップ部品実装位置情報を入力する(ステップ
51)。そして、各チップマウンタ(#1)3〜(#N)
Nの位置誤差検出回路(6,16,24)から、前述した共通
な組立データを各チップマウンタ別に補正するための誤
差データが与えられているか否かをチェックする(ステ
ップ52)。ステップ52において、上記誤差データが与え
られていないと判断すると、ステップ51にて入力したチ
ップ部品実装位置情報に基づいて各チップマウンタ(#
1)3〜(#N)Nに共通な組立データを作成する(ス
テップ53)。そして、このステップ53にて作成した共通
な組立データを、各チップマウンタ(#1)3〜(#
N)Nに転送する(ステップ54)。各チップマウンタ
(#1)3〜(#N)Nが、上記共通な組立データに基
づいて、各種チップ部品を基板に対して実装するための
作業の試運転動作を行なう。次いで作業者が実装位置ズ
レを観察したことで各チップマウンタのX・Yステージ
を手動で移動させる等のプロセスを経て各位置誤差検出
回路(6,16,24)から与えられた誤差データを受ける
(ステップ55,56)。そして、上記誤差データが予め設
定された値よりも大きいと判断した場合(例えば、Δx
が0.1mm以上)には、ステップ58に移行して、チップマ
ウンタ別の組立データを作成する。そして、これら組立
データを、チップマウンタ毎又は各チップマウンタに夫
々固定される基板名毎に外部記憶装置2に記憶させる。
一方、上記誤差データが予め設定された値よりも小さい
と判断した場合(例えば、Δxが0.1mm未満)には、上
述した共通な組立データをチップマウンタ別に補正する
作業はは行なわない(ステップ57)。
一方、ステップ52において、上述した誤差データが与
えられていると判断すると、実運転を行なおうとするチ
ップマウンタ(個々のチップマウンタ毎に定められてい
る識別No.のうちのいずれかの識別No.が外部から与えら
れることにより、演算処理部32が実運転動作を行なわせ
たいチップマウンタを識別する)と対応する誤差データ
を、外部記憶装置2から読出す(ステップ59,60)。そ
して、上述した各チップマウンタに対して共通な組立デ
ータを、上記誤差データで補正することにより、各チッ
プマウンタ(#1)3〜(#N)N別の組立データを作
成する(ステップ61)。ステップ61にて作成した組立デ
ータを、各チップマウンタ(#1)3〜(#ンN)Nに
夫々転送することにより(ステップ62)、各チップマウ
ンタ(#1)3〜(#N)Nは、各種チップ部品を各基
板6へ実装する作業を行うこととなる(ステップ63)。
以上のようにして、各チップマウンタ(#1)3〜
(#N)Nに共通な組立データから各チップマウンタ別
の組立データを作成し、これら各組立データに基づいて
各種チップ部品の各基板46上への実装作業を行なうこと
としたので、実装誤差の発生を最小限に抑制することが
可能となった。
〔発明の効果〕
以上説明したょうに、本発明によれば、予め与えられ
た電子部品の実装位置情報を基に作成した電子部品組立
データを、全ての電子部品組立装置に係る共通データと
して保持するとともに、この共通データに基づき、前記
各電子部品組立装置が試運転動作したときに誤差演算手
段から出力された各電子部品組立装置毎の誤差データを
受けて、前記共通データと前記各誤差データとから実運
転時における各電子部品組立装置毎の電子部品組立デー
タを作成することとしたので、予め各種電子部品毎に設
定されている各電子部品組立装置に共通な組立データ
を、各電子部品組立装置の試運転動作時により各電子部
品組立装置毎に補正することにより、各電子部品組立装
置の実運転時に上記補正作業を不要とし、もって各種電
子部品の実装作業の高能率化を図ることが可能な電子部
品組立データ作成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に従う電子部品組立データ
作成装置の全体的な構成を示したブロック図、第2図
(a),第2図(b)は、本発明の一実施例に係る各種
電子部品を示した説明図、第2図(c)は、本発明の一
実施例に係る各種電子部品が実装される基板を示した平
面図、第3図は、本発明の一実施例に従う組立データ作
成機が具備する演算処理部の動作を示すフローチャー
ト、第4図(a)及び第4図(b)は、夫々本発明の一
実施例に従う各チップマウンタのカメラが撮像した画像
データを示した図、第5図は、複数種類のチップ部品に
つき各チップマウンタに共通な組立データと、位置誤差
検出回路によって求められた誤差データとを示した図、
第6図は、上述した各チップマウンタに共通な組立デー
タを、各チップマウンタ毎に補正するための補正値デー
タを示した図、第7図は、本発明の一実施例に従う組立
データ作成機が作成した補正後の各チップマウンタ毎の
組立データを示した図である。 1……組立データ作成機、3,4,……,N……チップマウン
タ、6,16,24……位置誤差検出回路、7……チップ、46
……基板。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上における電子部品の実装位置を示す
    電子部品組立データの供給を受けて、外部から駆動指令
    が与えられたときに、前記データに基づき、供給された
    電子部品を、保持している基板上に載置、固定する複数
    台の電子部品組立装置と、 前記複数台の電子部品組立装置が前記データに基づいて
    前記基板上に載置した電子部品の該基板に対する相対位
    置を検知するとともに、これら検知した相対位置と前記
    データとの間の誤差を演算する誤差演算手段と、 予め与えられた電子部品の実装位置情報を基に作成した
    電子部品組立データを、全ての電子部品組立装置に係る
    共通データとして保持するとともに、この共通データに
    基づき、前記各電子部品組立装置が試運転動作したとき
    に前記誤差演算手段から出力された各電子部品組立装置
    毎の誤差データを受けて、前記共通データと前記各誤差
    データとから実運転時における各電子部品組立装置毎の
    電子部品組立データを作成する電子部品組立データ作成
    手段と、 を備えたことを特徴とする電子部品組立データ作成装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子部品組立データ作成装
    置において、 前記誤差演算手段は、前記各々の電子部品組立装置毎に
    設けられており、 前記電子部品組立データ作成手段は、前記各誤差演算手
    段によって演算された誤差の値が予め設定された誤差許
    容範囲内にあるときには、前記共通な組立データの補正
    は行なわず、又、誤差が生じた複数の電子部品組立装置
    同士において実装対象たる電子部品の種類が同一で且つ
    実装時の諸条件が同一であるときには、一方の電子部品
    組立装置に係る補正データを、別の電子部品組立装置に
    係る補正データとすることを特徴とする電子部品組立デ
    ータ作成装置。
JP2321917A 1990-11-26 1990-11-26 電子部品組立データ作成装置 Expired - Lifetime JP2795985B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2321917A JP2795985B2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 電子部品組立データ作成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2321917A JP2795985B2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 電子部品組立データ作成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04196198A JPH04196198A (ja) 1992-07-15
JP2795985B2 true JP2795985B2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=18137854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2321917A Expired - Lifetime JP2795985B2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 電子部品組立データ作成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2795985B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04196198A (ja) 1992-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900006739B1 (ko) 전자부품 장착 시스템
JP3965288B2 (ja) 対基板作業結果検査装置
US6861269B2 (en) Electric-circuit fabricating method and system, and electric-circuit fabricating program
KR100730831B1 (ko) 부품의 실장 방법
JP2003069288A (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
US20020166225A1 (en) Electric-circuit board assembling line, electric-circuit board producing method and electric-circuit board assembling line controlling program
JP4685066B2 (ja) 印刷装置
JP4421991B2 (ja) 移載装置、表面実装機、誤差テーブルの作成方法、プログラムおよび記憶媒体
JP2795985B2 (ja) 電子部品組立データ作成装置
US6885905B2 (en) Electric-circuit fabricating system and method, and electric-circuit fabricating program
JP2005072317A (ja) 実装方法及び装置
JP3310882B2 (ja) 電子部品装着装置
JP3142720B2 (ja) 実装機の位置補正方法及びその装置
JP3564191B2 (ja) 実装機の位置補正方法及びその装置
JP2545674B2 (ja) プリント基板の加工方法およびその装置
JPS634691A (ja) 部品実装方式
JPH10207522A (ja) プレイバックロボット制御方法
JP3603554B2 (ja) 電子部品実装装置における移載ヘッドの回転角度自動ティーチ方法
WO2020012588A1 (ja) 画像処理方法および部品実装機
JPS63133700A (ja) 電子部品自動挿入機における部品挿入位置補正方法
JPH11243300A (ja) 部品装着装置および部品装着方法
JP2003152397A (ja) 電気部品装着システムおよび電気回路製造方法
WO2020188745A1 (ja) 演算装置、および入力装置
JPS63133699A (ja) 電子部品自動挿入機における部品挿入位置補正方法
JP2653093B2 (ja) チッププレーサーの部品高さ情報入力方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090626

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090626

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100626

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100626

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110626

Year of fee payment: 13

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110626

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110626

Year of fee payment: 13

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110626

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110626

Year of fee payment: 13