JP2795068B2 - 車両用エアバッグ - Google Patents

車両用エアバッグ

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JP2795068B2
JP2795068B2 JP4157049A JP15704992A JP2795068B2 JP 2795068 B2 JP2795068 B2 JP 2795068B2 JP 4157049 A JP4157049 A JP 4157049A JP 15704992 A JP15704992 A JP 15704992A JP 2795068 B2 JP2795068 B2 JP 2795068B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用エアバッグに関
する。特に、インフレータ取付け孔の周縁内側に形成す
る補強布縫付糸を保護する保護布の縫付に特徴を有する
発明である。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用エアバッグの一例を、図2
〜4に基づいて説明する。
【0003】通常、上側基布12と、インフレータ取付
け孔14を備えた下側基布16とを重合させて周縁部1
2a、16aを縫合し袋体としたものを、インフレータ
取付け孔14を介して反転させて形成する。なお、18
は、ガス抜き孔である。
【0004】インフレータ取付け孔14の周縁は、バッ
グホルダ20にリテーナ22により挟持固定され、イン
フレータ28の作動時に他部に比して大きな引き裂力を
受けるとともに、インフレータ28からの火炎を直接受
ける。このため、通常、複数枚(通常、2〜4枚)の後
述のリテーナ22より大径(通常1.5〜2.5倍の)
の補強布30、30が該部に縫い付けられる。この補強
布縫付部は、通常、同心円状に三重以上で形成される。
図例では、内側から第一・第二・第三補強布縫付部3
2、34、36が形成されている。さらに、補強布縫付
部の糸が、インフレータ28の作動時の火炎による熱影
響を受けない様に、補強布30の上に保護布38が取り
つけられる。そして、該保護布38の取付けは、通常、
実質的に火炎の影響を直接受けないリテーナ22の内側
に位置する第一補強布縫付部32の縫付糸で縫付けて行
なっている。
【0005】そして、下側基布16のインフレータ取付
け孔14のインフレータ取付け孔の周縁内側には、保護
布38の外径より小さく、バッグホルダ20に周縁を固
定するためのリテーナ22が組み付けられる。この際、
リテーナ22は、バッグホルダ20にリベット等で一体
化されると共に、インフレータ取付けボルト26が溶接
されている。図例中、27はリベット孔である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
のエアバッグの場合、リテーナ22をインフレータ取付
け孔14から内側へ挿入して、手探り(めくら)でリテ
ーナ22をエアバッグにセットする為、保護布30が図
例の如く、保護布がまくれたまま、インフレータがセッ
トされるおそれがある。まくれの態様によっては、リテ
ーナ22とバッグホルダ20との結合する為のリベット
孔27等がふさがって、リテーナ22の取付け作業性に
悪影響を与える。また、その保護布38が折れ曲がった
まま、リテーナがバッグホルダ20に取付けられると、
リテーナ22の外側に位置する第二・第三補強布縫付部
34、36が保護布38で被覆されない箇所が発生す
る。
【0007】本発明は、上記にかんがみて、インフレー
タ取付け孔の周縁内側面のリテーナの取付けに先立ち、
保護布の外周部のまくれ現象が発生し難い車両用エアバ
ッグを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用エアバッ
グは、上記課題を、下記構成により解決するものであ
る。
【0009】 上側基布と、インフレータ取付け孔を備
えた下側基布とを重合させて周縁部で縫合し袋体とした
ものを、インフレータ取付け孔を介して反転させて形成
するものであって、インフレータ取付け孔の周縁には、
一枚以上の補強布が略同心円状に三重以上の補強布縫付
部を介して取付けられるとともに、前記補強布と略同一
大きさで補強布縫付部を保護する保護布が積層されてな
り、インフレータ取付け孔の周縁内側には、保護布の外
径より小さく、バッグホルダに周縁を固定するためのリ
テーナが組み付けられる構成の車両用エアバッグにおい
て、リテーナで隠れる部位での保護布の補強布縫付部の
縫付糸による縫付に加えて、保護布の内径:d1、外
径:d2としたとき、(d1+d2)/2の径より外側
に位置する最初の補強布縫付部の縫付糸で保護布を縫付
け、また、該最初の補強布縫い付け部より外側に位置す
る補強布縫い付け部のうち、少なくとも最外周における
補強布縫付部の縫付糸で補強布のみ縫付けるものとする
ことを特徴とする。
【0010】
【実施例】次に、本発明を一実施例に基づいて詳細に説
明をする。なお、従来例と同一部分については、同一図
符号を付して、それらの説明の全部又は一部を省略す
る。
【0011】 (1)上側基布12と、インフレータ取
付け孔14を備えた下側基布16とを重合させて周縁部
12a、16aで縫合し袋体としたものを、インフレー
タ取付け孔14を介して反転させて形成する。インフレ
ータ取付け孔14の周縁内側には、一枚以上の補強布
(図例では2枚)30、30が略同心円状に三重以上の
補強布縫付部32、34、36を介して取付けられると
ともに、補強布30の上に、該補強布30と略同一大き
さで補強布縫付部32、34、36を保護する保護布3
8が積層されている。また、インフレータ取付け孔14
の周縁内側には、保護布38の外径より小さく、バッグ
ホルダ20に周縁を固定するためのリテーナ22が組み
付けられる。ここまでは、従来構成と同じである。
【0012】(2) そして、本実施例では、リテーナ22
で隠れる部位での保護布の補強布縫付部、即ち、第一補
強布縫付部32の縫付糸による保護布38の縫付けに加
えて、保護布38の内径:d1、外径:d2としたと
き、(d1+d2)/2の径より外側に位置する最初の
補強布縫付部、即ち第二補強布縫付部34の縫付糸で、
保護布38を縫付けるものとする。さらに、本実施例で
は、必然的ではないが、保護布38が第二補強布縫付部
34で折れ曲がったときその自由端がリテーナ22の内
側に位置しない、即ち、第二補強布縫付部34の径が、
保護布38の外径とリテーナの外径の中間点軌跡と略等
しく(±5mm以内)しておくことが望ましい。例えば、
保護布外径d1=196mm、リテーナ最大径D=144
mmとしたとき、第二補強布縫付部の設定径=166mmと
する。
【0013】(3) 上記実施例のエアバッグの使用態様
は、下記の通りである。第一補強布縫付部32の縫付糸
で保護布38を縫いつけるに加えて、保護布38の内
径:d1、外径:d2としたとき、(d1+d2)/2
の径より外側に位置する最初の補強布縫付部、即ち第二
補強布縫付部34の縫付糸で、保護布38が縫付けられ
ている、即ち、縫付を、保護布38の幅の略半分以上の
部位でも縫付けてあるため、保護布38の外周部がまく
れ現象が発生し難い。
【0014】従って、リテーナ22をインフレータ取付
け孔14から内側へ挿入して、手探り(めくら)でリテ
ーナ22をエアバッグにセットする際、従来の如く、保
護布38がまくれたまま、インフレータ28がセットさ
れるおそれが少ない。このため、リテーナ22をバッグ
ホルダ20に結合する為のリベット孔27等がふさがる
おそれも少なく、リテーナ22の取付け作業性に悪影響
を与えることもない。また、同様の理由で、リテーナ2
2の外側に位置する第二・第三補強布縫付部34、36
が保護布38で被覆されない箇所が発生するおそれが少
ない。
【0015】 なお、第二補強縫付部34の縫付糸は保
護布38も縫付けるため、インフレータ作動時、第二補
強布縫付部34の縫付糸は、火炎の影響を直接受ける
が、第二補強布縫付部34の外側に位置する最外周の
三補強布縫付部36の縫付糸は、保護布38で保護され
るため、全体として問題が発生することはない。
【0016】
【発明の作用・効果】本発明のエアバッグは、上記構成
により、下記のような作用・効果を奏する。
【0017】従来構成のエアバッグにおいて、第一補強
布縫付部32の縫付糸による保護布38の縫付けに加え
て、保護布38の内径:d1、外径:d2としたとき、
(d1+d2)/2の径より外側に位置する最初の補強
布縫付部、即ち第二補強布縫付部34の縫付糸で、保護
布38を縫付ける構成とすることにより、従来、内周側
部分だけであった縫付を、保護布38の幅の略半分以上
の外側の部位でも縫つけることとなる。このため、イン
フレータ取付け孔14の周縁内側面のリテーナ22の取
付けに先立ち、保護布38の外周部のまくれ現象が発生
し難い。
【0018】従って、従来発生していた、リテーナの取
付け作業性に対する悪影響、及び、保護布が折れ曲がっ
たまま、リテーナがバッグホルダに取付けられる、等の
問題点の発生おそれが格段に低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すエアバッグの要部断面
図(断面表示一部省略)
【図2】従来例のエアバッグの膨張時の概略端面図
【図3】図2の要部断面図(断面表示一部省略)
【図4】図3の4−4線矢視図(インフレータ省略)
【符号の説明】
12 上側基布 14 インフレータ取付け孔 16 下側基布 20 バッグホルダ 22 リテーナ 30 補強布 32 第一補強布縫付部 34 第二補強布縫付部 36 第三補強布縫付部 38 保護布
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 21/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側基布と、インフレータ取付け孔を備
    えた下側基布とを重合させて周縁部で縫合し袋体とした
    ものを、インフレータ取付け孔を介して反転させて形成
    するものであって、 前記インフレータ取付け孔の周縁には、一枚以上の補強
    布が略同心円状に三重以上の補強布縫付部を介して取付
    けられるとともに、前記補強布と略同一大きさで前記補
    強布縫付部を保護する保護布が積層されてなり、 前記インフレータ取付け孔の周縁内側には、前記保護布
    の外径より小さく、バッグホルダに周縁を固定するため
    のリテーナが組み付けられる構成の車両用エアバッグに
    おいて、 リテーナで隠れる部位での保護布の補強布縫付部の縫付
    糸による縫付に加えて、保護布の内径:d1、外径:d
    2としたとき、(d1+d2)/2の径より外側に位置
    する最初の補強布縫付部の縫付糸で保護布を縫付け、 また、該最初の補強布縫い付け部より外側に位置する補
    強布縫い付け部のうち、少なくとも最外周における補強
    布縫付部の縫付糸で補強布のみ縫付けるものとすること
    を特徴とする車両用エアバッグ。
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JPH03262947A (ja) * 1990-03-14 1991-11-22 Hitachi Ltd コンピュータ断層撮影装置及びその方法並びにコンピュータ断層撮影走査装置

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