JP2794399B2 - 営巣防止装置及び営巣防止装置におけるテグスの張設構造 - Google Patents

営巣防止装置及び営巣防止装置におけるテグスの張設構造

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JP2794399B2
JP2794399B2 JP7124357A JP12435795A JP2794399B2 JP 2794399 B2 JP2794399 B2 JP 2794399B2 JP 7124357 A JP7124357 A JP 7124357A JP 12435795 A JP12435795 A JP 12435795A JP 2794399 B2 JP2794399 B2 JP 2794399B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐張鉄塔又は懸垂鉄塔
に装設され、塔体の空間領域にテグスを張設して鳥の飛
来を防止しようとする営巣防止装置及び営巣防止装置に
おけるテグスの張設構造に関する。ここで、テグスは張
線(水糸)の意である。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄塔における営巣防止対策と
して以下に列挙するようないくつかの手法が知られてい
る。
【0003】(1)鳥には見えないものに接触する事を
嫌う習性があることを利用して、塔体内にテグスを張
る。
【0004】(2)鳥には磁力を嫌う習性があることを
利用して、塔体内に磁石を張る。
【0005】(3)羽根の表面にカラスの天敵であるタ
カの目を描き、風により回転させ鳥を威嚇する。
【0006】(4)鉄塔に磁石を取り付けるとともに、
特殊な臭気を放ち鳥を寄せつけないようにする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においても特に優れた効果は得られず、毎年の営巣
時期には防止対策を憂慮しているのが現状である。
【0008】従来例に共通する問題点は、装置の劣化と
鳥の慣れ(学習効果)により営巣防止効果が低下するこ
とである。
【0009】したがって、営巣防止手段としてテグスの
張設を選択する場合は、鳥が「見えないものに接触する
事を嫌う習性を有する」点と同時に「手段に慣れること
がない」点を最大限に利用することが求められる。
【0010】また、取付け,保守等の作業が活線近接作
業となる回数を低減する張設構造も要請される。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、上記課題を解消し、営巣防止対策における
著しい改善と取付け,保守等の作業性を向上した営巣防
止装置及び営巣防止装置におけるテグスの張設構造を提
供することを目的とするものである。
【0012】なお、テグス張設用通線案内部材の構成要
素である個々の取付部材はテグス張設用治具として考慮
されてよい。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、鉄塔上部で送電線の支持構造を異にする耐
張鉄塔又は懸垂鉄塔に装設可能な組み合わせ部材とテグ
スからなる営巣防止装置であって、異種複数のテグス張
設用通線案内部材が、グランドワイヤ取付部材と塔体用
上部取付部材と塔体用下部取付部材と塔体用中間支持部
材からなるとともに、これらを適宜に組み合わせて通線
経路を形成し、テグスの少なくとも縦1本を下部取付位
置から発して鉄塔上部でターンして往還するループ状又
はフープ状に面張りしてなることを特徴とするものであ
る。
【0014】ここで、テグスが樹脂製線材であり;グラ
ンドワイヤ取付部材が耐張鉄塔に対して一の面張りを構
成するためのテグス張設用通線案内部材であって、その
一端にグランドワイヤを挾着する取付部と他端にテグス
の通線部を有し、鉄塔最上部で通線経路を形成するもの
であり;塔体用上部取付部材、塔体用下部取付部材及び
塔体用中間支持部材が耐張鉄塔及び懸垂鉄塔に対して共
通に一の面張りを構成するための取付位置に応じたテグ
ス張設用通線案内部材であって、前記塔体用上部取付部
材が概略コ字状の水平材金具又は概略く字状のキャップ
取付金具であって、部材一端の塔体への取付部から他端
の通線部を塔体の空間領域に押出して鉄塔上部で通線経
路を形成するものであり;前記塔体用下部取付部材が概
略L字状に形成され一端のアングル取付部と他端のテグ
ス係止部を有し、アングル取付部にU溝を設けて塔体に
既設のボルト脚杆に挟装・締着するとともにテグス係止
部にはテグスの張力を緩衝するためのリング付きコイル
スプリングを設けてテグスの始端又は終端を係止するも
のであり;前記塔体用中間支持部材が鉄塔中間部でテグ
スの通線経路を形成し、かつ、張設後のテグスの揺動を
拘束するために塔体用上部取付金具又は塔体用下部取付
金具を押出し金具として使用しこれらの通線部又はテグ
ス係止部に支持コイルを結合・付設したものである。
【0015】また、耐張鉄塔又は懸垂鉄塔に装設される
営巣防止装置におけるテグスの張設構造であって、テグ
スの少なくとも縦1本が、塔体の下部取付位置を始端又
は終端として高さ方向の複数箇所に段階的に設けた各テ
グス張設用通線案内部材を経由し、前記下部取付位置で
はその各端部が離間し、かつ、スプリングを介して端部
固定され、塔体の空間領域に一部開のループ状又はフー
プ状に往還し、鉄塔の正面矢視及び側面矢視の外観がそ
れぞれ面張り形状を有してなることを特徴とするもので
ある。
【0016】
【作用】鉄塔の正面矢視及び側面矢視において、樹脂製
テグスの少なくとも縦1本を塔体の外方空間領域(鉄塔
外面)に面張りすることにより、鳥からは視認しにく
く、かつ、慣れにくいものとし、塔体内へ鳥の進入を防
止する。
【0017】また、異種複数のテグス張設用通線案内部
材(グランドワイヤ取付部材、塔体用上部取付部材、塔
体用中間支持部材及び塔体用下部取付部材)を組み合わ
せ部材として用意し、鉄塔への取付位置に応じてそれら
取付部材を選択的に組み合わせて通線経路を形成し、鉄
塔外面にテグスをループ状又はフープ状に面張りするこ
とにより、鉄塔部材との接触切断を回避するとともにテ
グスの張替えを下部取付位置から作業可能とする。
【0018】また、スプリングを介してテグスの各端部
(始端と終端)を係止することにより、揺動又は撓み等
によるテグスの張力変化を伸縮吸収(緩衝)し、鳥が衝
突した際の衝撃を吸収する。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面を参照して以下
説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例である営巣防止装
置及びテグスの張設構造を説明する構成概要図である。
ここで、(a)が耐張鉄塔の場合及び(b)が懸垂鉄塔
の場合を示す。
【0021】図中、1がテグス、2がテグス張設用通線
案内部材、21がグランドワイヤ取付部材、22が塔体用上
部取付部材、23が塔体用中間支持部材、24が塔体用下部
取付部材(下部取付位置)、 221が水平材金具、 222が
キャップ取付金具、Aが耐張鉄塔、Bが懸垂鉄塔及びX
が営巣防止装置である。
【0022】図示するように、本発明営巣防止装置
(X)は、個々にグランドワイヤ取付部材(21)と塔体
用上部取付部材(22)と塔体用中間支持部材(23)と塔
体用下部取付部材(24)からなる異種複数のテグス張設
用通線案内部材(2)を用意し、テグス(1)張設の際
にこれらを組み合わせて使用するものである。
【0023】そして、通線経路を形成し、テグス(1)
の少なくとも縦1本を下部取付位置(24)から発して鉄
塔(A,B)上部でターンして往還するループ状又はフ
ープ状に面張りするものである。なお、この面張りは鉄
塔構造に応じて複数本併設される場合がある。
【0024】上記取付部材(2;21〜24)を適宜に組み
合わせることにより、鉄塔上部で送電線の支持構造を異
にする耐張鉄塔(A)と懸垂鉄塔(B)の何れにも装設
可能としている。ここで使用されるテグス(1)は樹脂
製線材であり、例えば超高強力・高弾性率ポリエチレン
繊維〔ダイニーマ社製〕が好適である。これを使用すれ
ば、テグスの太さを4号〜4.5号程度に細線化すること
ができ、現在のところ、より「見えにくさ」に寄与する
ことが確認されている。
【0025】ここで、テグス(1)の張設構造は、テグ
ス(1)の少なくとも縦1本が、塔体(A,B)の下部
取付位置(24)を始端又は終端として高さ方向の複数箇
所に段階的に設けた各テグス張設用通線案内部材(2;
21〜24)を経由し、前記下部取付位置(24)ではその各
端部が離間し、かつ、スプリング(後述の24b)を介して
端部固定され、塔体(A,B)の外方空間領域に一部開
のループ状又はフープ状に往還し、鉄塔(A,B)の正
面矢視及び側面矢視の外観がそれぞれ面張り形状を有す
るものである。
【0026】この構造により、鉄塔部材との接触切断を
回避するとともに鳥が衝突した際の衝撃を吸収すること
ができる。しかも、従来より張設本数を減らすことがで
き、また、テグスの張替えを下部取付位置(24)から作
業可能とするので、充電部の作業(活線近接作業)を無
くすことができる。
【0027】図2〜図6にテグス張設用通線案内部材
(2)として用意され組み合わせて使用される各取付部
材を示している。以下、これらを個別に説明する。
【0028】図2はグランドワイヤ取付部材(21)の外
観図であり、図中、 21Aが取付部及び 21Bが通線部であ
る。
【0029】図示のグランドワイヤ取付部材(21)は耐
張鉄塔(A)に対して一の面張りを用意するためのテグ
ス張設用通線案内部材(2)であって、その一端にグラ
ンドワイヤを挾着する取付部(21A)と他端に通線部(21
B)を有し、鉄塔(A)最上部で通線経路を形成するもの
である。具体的には、図1(a)に示すようにグランド
ワイヤ取付部材(21)と塔体用上部取付部材(22)であ
るキャップ取付金具(222)を組み合わせた上部張設構造
を特徴とするものである。
【0030】一方、塔体用上部取付部材(22)、塔体用
中間支持部材(23)及び塔体用下部取付部材(24)は、
耐張鉄塔(A)及び懸垂鉄塔(B)に対して共通に一の
面張りを用意するためのテグス張設用通線案内部材
(2)である。
【0031】図3は塔体用上部取付部材(22)である水
平材金具(221)の外観図であり、図中、 22Aがアングル
取付部及び 22Bが通線部である。
【0032】図示の塔体用上部取付部材(22)は概略コ
字状の水平材金具(221)であって、部材(222)一端の塔
体へのアングル取付部(22A)から体部又は他端の通線部
(22B)を塔体(A,B)の空間領域に押出して鉄塔
(A,B)上部で通線経路を形成するものである。
【0033】後述のキャップ取付金具(222)との使用上
の違いは取付構造にあり、水平材金具(221)が塔体
(A,B)の構造部材をアングル取付部(22A)に抱いて
ボルト締着し、体部又は他端に設けた通線部(22B)を塔
体の空間領域に押出すようにしている。
【0034】図4は塔体用上部取付部材(22)であるキ
ャップ取付金具(222)の外観図であり、図中、 22Aがア
ングル取付部、 22aがアングル取付部のU溝及び 22Bが
通線部である。
【0035】図示の塔体用上部取付部材(22)は概略く
字状のキャップ取付金具(222)であって、本体形状は後
述の塔体用下部取付部材(24)のアングル取付部(後述
の24A)の角度を変更したものである。
【0036】取付上の目的は上記水平材金具(221)にお
ける場合と同様であって、部材(222)一端の塔体(A,
B)へのアングル取付部(22A)から他端の通線部(22B)
を塔体(A,B)の空間領域に押出して鉄塔(A,B)
上部で通線経路を形成するものである。
【0037】この取付構造は、取付部(22A)に設けたU
溝(22a)を塔体(A,B)に既設のボルト脚杆に挟装・
締着するものである。
【0038】図5は塔体用下部取付部材(24)の外観図
であり、図中、24A がアングル取付部、24a がアングル
取付部のU溝、24B がテグス係止部及び24b がリング付
きコイルスプリング(スプリング)である。
【0039】図示の塔体用下部取付部材(24)は概略L
字状に形成され一端のアングル取付部(24A)と他端のテ
グス係止部(24B)を有し、アングル取付部にU溝(24a)
を設けて塔体(A,B)に既設のボルト脚杆に挟装・締
着するとともにテグス係止部(24B)にはテグスの張力を
緩衝するためのスプリング、好ましくはリング付きコイ
ルスプリング(24b)を設けたものである。
【0040】図6は塔体用中間支持部材(23)の支持コ
イルを示す正面図及び部分平面図であり、図中、 23Bが
支持コイルである。
【0041】図示の塔体用中間支持部材(23)は、鉄塔
(A,B)中間部でテグス(1)の通線経路を形成し、
かつ、張設後のテグス(1)の揺動を拘束するための支
持部材であり、塔体用上部取付部材(22;221,222) 又は
塔体用下部取付部材(24)を押出し金具として使用しこ
れらの通線部(22B)又はテグス係止部(24B)に支持コイ
ル(23B)を結合・付設したものである。
【0042】本発明営巣防止装置(X)を営巣実績のあ
る鉄塔に設置(営巣箇所の営巣撤去後6線路21基に実
施)したところ、鉄塔充電部付近の営巣箇所は無く、鳥
の近づく様子も激減した。未対策の隣接鉄塔には営巣が
見られたことから、本発明営巣防止装置(X)が効果と
して優れていることが確認できた。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなるものであ
り、これによれば異種複数のテグス張設用通線案内部材
を組み合わせ部材として用意し、鉄塔への取付箇所によ
ってそれら取付部材を選択的に組み合わせ、樹脂製テグ
スの少なくとも縦1本を鉄塔の空間領域(鉄塔外面)に
ループ状又はフープ状に面張りするものとしているの
で、鳥からは視認しにくく、かつ、慣れにくいものとな
り、塔体内へ鳥の進入防止効果の飛躍的な向上が図れ
る。
【0044】しかも、鉄塔部材との接触切断を回避する
構造を有し、スプリングを介して張線(テグス)の揺動
又は撓み等による張力変化を伸縮吸収(緩衝)するよう
にしているので、鳥が衝突した際の衝撃を吸収すること
ができる。
【0045】さらに、継続的な効果を維持するためのテ
グスの張替えを下部取付位置から作業可能としているの
で、活線近接作業は初めの取付け時1回で済み、作業の
容易性及び安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である営巣防止装置及びテグ
スの張設構造を説明する構成概要図であり、(a)が耐
張鉄塔の場合及び(b)が懸垂鉄塔の場合を示す。
【図2】グランドワイヤ取付部材の外観図である。
【図3】塔体用上部取付部材である水平材金具の外観図
である。
【図4】塔体用上部取付部材であるキャップ取付金具の
外観図である。
【図5】塔体用下部取付部材の外観図である。
【図6】塔体用中間支持部材の支持コイルを示す正面図
及び部分平面図である。
【符号の説明】
1 テグス 2 テグス張設用通線案内部材 21 グランドワイヤ取付部材 21A 取付部 21B 通線部 22 塔体用上部取付部材 221 水平材金具 222 キャップ取付金具 22A アングル取付部 22a アングル取付部のU溝 22B 通線部 23 塔体用中間支持部材 23B 支持コイル 24 塔体用下部取付部材(下部取付位置) 24A アングル取付部 24a アングル取付部のU溝 24B テグス係止部 24b リング付きコイルスプリング(スプリング) A 耐張鉄塔 B 懸垂鉄塔 X 営巣防止装置
フロントページの続き (72)発明者 岸田 雅樹 広島県広島市中区小町4番33号 中国電 力株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−130721(JP,A) 特開 平7−274362(JP,A) 実開 平4−82973(JP,U) 実開 平1−127327(JP,U) 実開 昭63−113430(JP,U) 実開 平2−60426(JP,U) 実公 昭57−57595(JP,Y2) 実公 昭58−36297(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 7/00 - 7/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電線支持物(以下、鉄塔又は塔体とい
    う。)に装設され、その空間領域にテグスを張設して鳥
    の飛来を防止しようとする営巣防止装置において、鉄塔
    上部で送電線の支持構造を異にする耐張鉄塔又は懸垂鉄
    塔に装設可能な組み合わせ部材と張線(テグス)からな
    る営巣防止装置であって、異種複数のテグス張設用通線
    案内部材が、グランドワイヤ取付部材と塔体用上部取付
    部材と塔体用下部取付部材と塔体用中間支持部材からな
    るとともに、これらを適宜に組み合わせて通線経路を形
    成し、テグスの少なくとも縦1本を下部取付位置から発
    して鉄塔上部でターンして往還するループ状又はフープ
    状に面張りしてなることを特徴とする営巣防止装置。
  2. 【請求項2】 テグスが樹脂製線材であり;グランドワ
    イヤ取付部材が耐張鉄塔に対して一の面張りを構成する
    ためのテグス張設用通線案内部材であって、その一端に
    グランドワイヤを挾着する取付部と他端にテグスの通線
    部を有し、鉄塔最上部で通線経路を形成するものであ
    り;塔体用上部取付部材、塔体用下部取付部材及び塔体
    用中間支持部材が耐張鉄塔及び懸垂鉄塔に対して共通に
    一の面張りを構成するための取付位置に応じたテグス張
    設用通線案内部材であって、前記塔体用上部取付部材が
    概略コ字状の水平材金具又は概略く字状のキャップ取付
    金具であって、部材一端の塔体への取付部から他端の通
    線部を塔体の空間領域に押出して鉄塔上部で通線経路を
    形成するものであり;前記塔体用下部取付部材が概略L
    字状に形成され一端のアングル取付部と他端のテグス係
    止部を有し、アングル取付部にU溝を設けて塔体に既設
    のボルト脚杆に挟装・締着するとともにテグス係止部に
    はテグスの張力を緩衝するためのリング付きコイルスプ
    リングを設けてテグスの始端又は終端を係止するもので
    あり;前記塔体用中間支持部材が鉄塔中間部でテグスの
    通線経路を形成し、かつ、張設後のテグスの揺動を拘束
    するために塔体用上部取付金具又は塔体用下部取付金具
    を押出し金具として使用しこれらの通線部又はテグス係
    止部に支持コイルを結合・付設したものである 請求項1記載の営巣防止装置。
  3. 【請求項3】 耐張鉄塔又は懸垂鉄塔に装設される営巣
    防止装置におけるテグスの張設構造であって、テグスの
    少なくとも縦1本が、塔体の下部取付位置を始端又は終
    端として高さ方向の複数箇所に段階的に設けた各テグス
    張設用通線案内部材を経由し、前記下部取付位置ではそ
    の各端部が離間し、かつ、スプリングを介して端部固定
    され、塔体の空間領域に一部開のループ状又はフープ状
    に往還し、鉄塔の正面矢視及び側面矢視の外観がそれぞ
    れ面張り形状を有してなることを特徴とする営巣防止装
    置におけるテグスの張設構造。
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