JP2794352B2 - リフロー半田付け装置 - Google Patents

リフロー半田付け装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リフロー半田付け装置
に係り、特に基板を加熱することによりクリーム半田等
から発生して不活性ガス中に含まれるフラックスガスを
冷却することによって液化して分離させて回収すると共
に、リフロー半田付け装置の内部へのフラックスの付着
を防止して残留フラックスによる基板の汚染をほとんど
なくし、またリフロー半田付け装置内部の清掃を容易化
し、その頻度を極めて低くすることができるリフロー半
田付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リフロー半田付け装置は、ポリマ基板等
の基板に電子部品を搭載して要半田付け箇所にペースト
状のクリーム半田を塗り、該基板を搬送装置により搬送
してプレヒータにより予備加熱して徐々に温度を上げ、
最終段階で半田付けヒータにより短時間で半田付け温度
(約250℃以上)まで加熱してクリーム半田を溶解さ
せて電子部品を基板上の導電回路に半田付けする装置で
ある。従来のリフロー半田付け装置は、予備加熱室及び
半田付け室など複数の部屋に分離した各室内の空気を加
熱装置で加熱し、該加熱空気を介して基板を半田付け温
度まで加熱して半田付けするものであったが、空気がク
リーム半田、電子部品及び基板に接触するため、半田付
け部が酸化して十分な性能が得られないという欠点があ
った。
【0003】そこでこの欠点を解消するためにリフロー
半田付け装置内に窒素ガス等の不活性ガスを充満させて
酸化剤である酸素を除去し、該不活性ガスを介して基板
を加熱しクリーム半田、電子部品及び基板の要半田付け
箇所の酸化を防止するようにした装置が提案され、実用
化されている。
【0004】しかしながらこの不活性ガスを使用するリ
フロー半田付け装置は、窒素ガス等の不活性ガスが高価
であるので、不活性ガスの消費を少なくするためにリフ
ロー半田付け装置の密閉度を上げて不活性ガスの漏れを
最小としている。一方、基板に塗布されたペースト状の
クリーム半田からは、加熱されるとフラックスがガスと
なって蒸発し、繰り返し使用される不活性ガス中に次第
に蓄積されて行く。
【0005】そして従来のこの種のリフロー半田付け装
置においては、予備加熱室及び半田付け室は150℃度
以上の温度となっているので、不活性ガス中に含まれる
フラックスガスが液化することはないが、徐冷室の温度
は約70℃とされているので、不活性ガス中に含まれる
フラックスガスが液化して分離し、徐冷室の壁面、搬送
される基板等に付着し、またリフロー半田付け装置の低
温部に接触すると液化して該部位を汚染するという欠点
があった。
【0006】残留フラックスで汚染された基板は、半田
付け完了後洗浄して該フラックスを除去しなければなら
ず、またリフロー半田付け装置も一定期間ごとに清掃す
る必要があるが、粘度が高く除去することが難しいフラ
ックスが清掃困難なリフロー半田付け装置、特に徐冷室
の細部にまで浸透して付着するので、清掃が大変である
ばかりでなく、清掃頻度が高くなるのが不可避であり、
該清掃に多くの工数を要し、生産効率の低下は避けられ
なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、送風機から送出される不活性ガス
の高圧部に冷却装置を配設することにより不活性ガス中
に含まれるフラックスガスを冷却して液化し、不活性ガ
スから分離させることであり、またこれによって常に不
活性ガスをフラックスガスを含まない清浄な状態で使用
できるようにすると共に、リフロー半田付け装置のフラ
ックスによる汚染を防止して基板の洗浄を容易化し、ま
たリフロー半田付け装置の清掃頻度を極めて少なくし、
生産効率を向上させることである。
【0008】また他の目的は、フラックスが回収された
不活性ガスを冷却される以前の温度にまで再び加熱する
加熱装置を設けて、フラックスが除去された不活性ガス
を冷却される以前の温度にまで再び加熱して循環させる
ことにより、不活性ガス中からフラックスガスを除去し
ながら、しかも不活性ガスの温度の低下を防止し、常に
一定の理想的な半田付け温度で電子部品を基板に半田付
けできるようにすることであり、またこれによって、均
一な半田付けを行えるようにして半田付け性能を向上さ
せると共に基板の信頼性を高めることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
電子部品を搭載した基板を搬送装置により搬送しながら
不活性ガスを充満させたガス室内で加熱して半田付けす
るリフロー半田付け装置において、前記ガス室内の前記
不活性ガスを循環させる送風機と、該送風機から送出さ
れる前記不活性ガスの高圧部に配設され該高温の不活性
ガスを冷却して該不活性ガス中に含まれるフラックスガ
スを液化して回収するフラックス回収装置とを備えたこ
とを特徴とするものである。また、本発明(請求項2)
は、電子部品を搭載した基板を搬送装置により搬送しな
がら不活性ガスを充満させたガス室内で加熱して半田付
けするリフロー半田付け装置において、前記ガス室内の
前記不活性ガスを循環させる送風機と、該送風機から送
出される前記不活性ガスの高圧部に配設され該高温の不
活性ガスを冷却して該不活性ガス中に含まれるフラック
スガスを液化する冷却装置と該冷却されたフラックスが
回収された不活性ガスを冷却される以前の温度にまで再
び加熱する加熱装置とからなるフラックス回収装置とを
備えたことを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図1から図6において、本発明の第1実施例に係
るリフロー自動半田付け装置1は、送風機2と、フラッ
クス回収装置3とを備えている。
【0011】まず図1及び図2を参照して、リフロー自
動半田付け装置1の基本構成について説明する。リフロ
ー自動半田付け装置1の框体4は、隔壁5によって予備
加熱室PH1 、PH2 、リフロー半田付け室RF及び徐
冷室CLに分割された加熱室6が形成されており、各室
の構造は、後に詳述する図2に示す如く構成され、内部
の温度が異なるだけで略同様の構造となっている。
【0012】予備加熱室PH1 、PH2 、リフロー半田
付け室RF及び徐冷室CLには、これを貫通する如く搬
送装置の一例たる公知の無端のチェーンコンベア8が配
設されており、搬入ステーション9において搬入された
基板10を矢印A方向に搬送して予備加熱室PH1 、P
2、リフロー半田付け室RF、徐冷室CLへと順次搬
送して搬出ステーション11に搬出するように構成され
ている。
【0013】図2において、窒素ガス等の不活性ガスが
充満する互いに独立して構成された予備加熱室PH1
PH2 、リフロー半田付け室RF及び徐冷室CL内に
は、ケーシング12が配設されており、加熱室6の外壁
との間に上昇循環通路6Uが、またケーシング12内に
下降循環通路6Dが形成されている。
【0014】ケーシング12内のチェーンコンベア8の
上方には、電熱器13が多数の穴14aがあけられた金
属板14で挟持され、サンドイッチ構造とされた加熱装
置15が配設されており、予備加熱室PH1 内を約18
0℃に、予備加熱室PH2 内を約150℃に、リフロー
半田付け室RF内を約250℃に、また徐冷室CL内を
約150℃となるように加熱制御するようになってお
り、チェーンコンベア8に積載された基板10を矢印A
方向に搬送しながら予備加熱室PH1 、PH2 で予備加
熱した後、リフロー半田付け室RFで急速に半田付け温
度にまで加熱して半田付けし、徐冷室CLで徐々に冷却
して搬出ステーション11から搬出するようになってい
る。
【0015】送風機2は、加熱室6内に充満する加熱さ
れた窒素ガス等の不活性ガスを強制循環させるためのも
のであって、予備加熱室PH1 、PH2 、リフロー半田
付け室RF及び徐冷室CLの下部に夫々配設された例え
ばシロッコファン等の遠心送風機でボールベアリング等
の軸受16によって支持された軸18に固定されたプー
リ19とモータ20のプーリ21との間にベルト22が
巻き掛けられており、該モータ20によって駆動される
ようになっている。
【0016】そして加熱室6内に充満する窒素ガスを吸
引して加熱装置15で加熱した後、下降循環通路6D中
を矢印B方向に降下させ、チェーンコンベア8により矢
印A方向に搬送される基板10を加熱した後、送風機2
で矢印C方向に圧送し、上昇循環通路6Uを通して再び
矢印D方向に上昇させ、循環させるように構成されてい
る。
【0017】フラックス回収装置3は、図3から図6も
参照して、フラックスガスを含む窒素ガスを冷却してフ
ラックスガスを液化して分離させるためのものであっ
て、予備加熱室PH2 及び徐冷室CLの下方に送風機2
と対向して配設されている。またフラックス回収装置3
は、金属板により製作され、内部が空洞に形成された略
箱状に形成され、送風機2によって圧送される窒素ガス
が高圧となる送風機2と対向する面には、ガス流入口3
aが大きく開口し、両側面3bにはガス流入口3aの開
口面積と比較してかなり小さな面積を持つガス流出口3
cが開口している。
【0018】箱状とされたフラックス回収装置3の内部
には水等の冷却液を供給及び回収する冷却パイプ23が
配管され、該冷却パイプ23には多数のフィン24が固
定されている。冷却パイプ23中に冷却液を矢印E方向
に流入させ、矢印F方向に回収してフィン24を冷却す
るようになっている。そして送風機2によって圧送され
るガス状のフラックスを含む高温の窒素ガスをガス流入
口3aから矢印C方向に取り入れ、多数のフィン24に
接触させることにより約70℃以下に冷却し、フラック
スガスを液化して窒素ガスから分離させるように構成さ
れている。
【0019】多数のフィン24の奥にはくの字形の整流
板25が配設されており、フィン24の間を通って圧送
される窒素ガスを左右に分流させてガス流出口3cから
矢印G又はH方向に流出させるようになっている。また
フラックス回収装置3の底部3dにはコック26が装着
されたフラックス回収パイプ28が配管されている。
【0020】次に、図7から図9を参照して、本発明の
第2実施例について説明する。この実施例では、フィン
24と整流板25との間に多数の穴29aがあけられた
加熱板29が装着された加熱装置30が配設されてお
り、フィン24によって冷却されフラックスガスが液化
して分離した窒素ガスを再び加熱してフラックス回収装
置3に流入する以前とほぼ同じ温度にまで昇温させた
後、整流板25で左右に分流させてガス流出口3cから
矢印G又はH方向に流出させるようになっている。そし
て冷却パイプ23及びフィン24の方向が異なる以外は
第1実施例と全く同じ構成となっているので、同一部分
には図面に同一の符号を付して説明を省略する。
【0021】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図1から図6に示す第
1実施例においては、まず搬入ステーション9におい
て、基板10をチェーンコンベア8に積載すると、基板
10は、矢印A方向に搬送され、窒素ガスが約180℃
に加熱されている予備加熱室PH1 において急速に加熱
され、比較的小型の熱容量の小さい電子部品31は、す
ぐに窒素ガスの温度と同じ約180℃まで加熱される
が、比較的大型の熱容量も大きい電子部品31は、表面
部は約180℃まで加熱されるが、内部は十分加熱され
ずにこれより低い温度となつている。
【0022】次いで約150℃に加熱されている予備加
熱室PH2 に搬送され、熱容量の小さい電子部品31は
温度が下げられ、また熱容量の大きい電子部品31は更
に徐々に加熱されて全体の温度が調整されて基板10及
び電子部品31の全部品が約150℃の均一な温度にな
って予備加熱が終了する。
【0023】ここで、予備加熱室PH1 、PH2 におけ
る基板10の加熱の状態について詳細に説明すると、図
2も参照して、該予備加熱室PH1 、PH2 内におい
て、送風機2が矢印J方向に回転すると、下降循環通路
6Dは負圧となるため、加熱室6上方の窒素ガスは、矢
印B方向に金属板14の穴14aに流入し、電熱器13
により加熱された金属板14と熱交換して加熱された
後、更に下降してチェーンコンベア8によって搬送され
る基板10に接触して該基板10及び電子部品31を加
熱する。そして窒素ガスは、送風機2に吸引され、左右
に流れて上昇循環通路6U内を矢印Dの如く上昇して加
熱装置15の上方に戻る。
【0024】このとき、窒素ガスの温度は図示しない温
度センサにより検出されて制御装置(図示せず)に伝達
され、該制御装置の指令によって電熱器13に供給する
電力の調節が行われ、加熱室6内の窒素ガスが所定の温
度となるように制御される。
【0025】次いで基板10は、リフロー半田付け室R
Fに搬送され、ここで予備加熱室PH1 、PH2 と同様
にして約250℃に加熱された窒素ガスと接触して加熱
されるので、クリーム半田が溶融して電子部品31が基
板10の所定の箇所に半田付けされる。予備加熱室PH
1 、PH2 及びリフロー半田付け室RFには、不活性の
窒素ガスが充満しており、加熱室6内の酸素濃度は非常
に低く保たれ、100乃至1000ppm程度となって
いるので、溶融した半田及び電子部品31のリード線等
が酸化することはなく、理想的な半田付けが行われる。
【0026】リフロー半田付け室RFにおいて半田付け
され、まだ高温状態にある基板10は、更に約150℃
になっている徐冷室CLに搬送されてゆっくりと冷却さ
れた後、搬出ステーション11に搬出されて矢印A方向
に搬出される。
【0027】予備加熱室PH1 、PH1 及びリフロー半
田付け室RFで基板10が加熱される際、クリーム半田
からはフラックスがガス状になって蒸発し、窒素ガスと
混合される。該窒素ガスは密閉度の高いリフロー自動半
田付け装置1内で繰り返し使用されるので、窒素ガスに
含まれるフラックスガスは次第に蓄積されて濃度が高く
なるが、予備加熱室PH1 及びPH2 、リフロー半田付
け室RF、徐冷室CLはいずれも150℃以上の温度に
保たれているので、フラックスガスが液化することはな
く、窒素ガスに含まれた状態となっている。
【0028】次に、本発明の主要部であるフラックス回
収装置3によるフラックス回収の状態を図3から図6も
参照して説明する。窒素ガスが150℃に加熱されてい
る予備加熱室PH2 及び徐冷室CLに配設されているフ
ラックス回収装置3のガス流入口3aからフラックスガ
スを含む窒素ガスが送風機2によって圧送され、矢印C
方向に流入する。
【0029】そして冷却液が矢印E方向に流入すること
により、冷却された冷却パイプ23及び該冷却パイプ2
3に固定され冷却されている多数のフィン24に接触す
ることによって150℃のフラックスガスを含む窒素ガ
スは、約70℃にまで冷却される。
【0030】これによって、窒素ガス中にガスとして含
まれていたフラックスは、液化して窒素ガスから分離
し、滴下してフラックス回収装置3の底部3dに貯溜さ
れる。ここでフラックス回収装置3内の窒素ガスの流速
は、ガス流出口3cの面積が小さく絞られているので、
ゆっくりと流れ、150℃の窒素ガスを十分約70℃に
まで冷却することができる。またフラックス回収装置3
を予備加熱室PH2 及び徐冷室CLに配設したのは、リ
フロー半田付け室RF等に比して温度が低く窒素ガスを
容易に70℃にまで冷却することができるからである。
【0031】フラックスが分離してきれいになった窒素
ガスは、整流板25によって左右に分流され、ガス流出
口3cから矢印G又はH方向に流出して、再び上昇循環
通路6U内を矢印Dの如く上昇して加熱装置15の上方
に戻され、加熱装置15によって150℃まで加熱さ
れ、再び半田付けに使用される。そしてフラックス回収
装置3の底部3dに溜まった液状のフラックス32はコ
ック26を開放して矢印I方向にフラックス回収パイプ
28を通して回収する。
【0032】次に、本発明の第2実施例の作用を図7か
ら図9を参照して説明すると、フラックスガスを含む窒
素ガスは、第1実施例と同様に送風機2によって矢印C
方向に圧送され、フラックス回収装置3のガス流入口3
aから流入する。そして冷却されている多数のフィン2
4に接触して冷却され、窒素ガス中にガスとして含まれ
ているフラックスを液化して窒素ガスから分離させる。
【0033】フラックスが除去された窒素ガスは、加熱
装置30により加熱された加熱板29の多数の穴29a
中を通過する際にフラックス回収装置3に流入する以前
と略同じ温度(150℃)にまで加熱された後、整流板
25で左右に分流し、ガス流出口3cから矢印G又はH
方向に流出する。
【0034】この実施例によれば、窒素ガスは、フィン
24によって冷却された後、加熱装置30により元の温
度に加熱されてから加熱室6に戻されるので、冷却によ
り加熱室6内の温度が低下することはなく、常に一定の
安定した温度に保持することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上記のように送風機から送出
される不活性ガスの高圧部に冷却装置を配設したので、
不活性ガス中に含まれるフラックスガスを冷却して液化
し、不活性ガスから分離させることができ、またこの結
果常に不活性ガスをフラックスガスを含まない清浄な状
態で使用できる効果が得られ、またリフロー半田付け装
置のフラックスによる汚染を防止でき、基板の洗浄も容
易となり、またリフロー半田付け装置の清掃が容易とな
るばかりでなく、その頻度を極めて少なくすることがで
きるから、生産効率を向上させることができる効果があ
る。
【0036】またフラックスが回収された不活性ガスを
冷却される以前の温度にまで再び加熱する加熱装置を設
けたので、フラックスが除去された不活性ガスを冷却さ
れる以前の温度にまで再び加熱して循環させることで、
不活性ガス中からフラックスガスを除去しながら、しか
も不活性ガスの温度の低下を防止でき、常に一定の理想
的な半田付け温度で電子部品を基板に半田付けできる効
果があり、またこの結果均一な半田付けを行うことがで
き、半田付け性能を向上させることができると共に基板
の信頼性を高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図6は本発明の第1実施例に係り、図
1はリフロー半田付け装置の全体を示す縦断面図であ
る。
【図2】リフロー自動半田付け装置の加熱室を示す要部
拡大縦断面図である。
【図3】フラックス回収装置の内部構造を示す縦断面図
である。
【図4】フラックス回収装置の全体を示す部分破断斜視
図である。
【図5】フラックスガスを含む窒素ガスの流れる状態を
示す要部横断面図である。
【図6】フラックス回収装置の状態を示す要部縦断面図
である。
【図7】図7から図9は本発明の第2実施例に係り、フ
ラックスガスを含む窒素ガスの流れる状態を示す要部横
断面図である。
【図8】フラックス回収装置の状態を示す要部縦断面図
である。
【図9】フラックス回収装置の内部構造を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 リフロー半田付け装置 2 送風機 3 フラックス回収装置 6 加熱室 8 搬送装置の一例たるチェーンコンベア 10 基板 23 冷却装置の一例たる冷却パイプ 30 加熱装置 31 電子部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 1/008 B23K 31/02 H05K 3/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を搭載した基板を搬送装置によ
    り搬送しながら不活性ガスを充満させたガス室内で加熱
    して半田付けするリフロー半田付け装置において、前記
    ガス室内の前記不活性ガスを循環させる送風機と、該送
    風機から送出される前記不活性ガスの高圧部に配設され
    該高温の不活性ガスを冷却して該不活性ガス中に含まれ
    るフラックスガスを液化して回収するフラックス回収装
    置とを備えたことを特徴とするリフロー半田付け装置。
  2. 【請求項2】 電子部品を搭載した基板を搬送装置によ
    り搬送しながら不活性ガスを充満させたガス室内で加熱
    して半田付けするリフロー半田付け装置において、前記
    ガス室内の前記不活性ガスを循環させる送風機と、該送
    風機から送出される前記不活性ガスの高圧部に配設され
    該高温の不活性ガスを冷却して該不活性ガス中に含まれ
    るフラックスガスを液化する冷却装置と該冷却されたフ
    ラックスが回収された不活性ガスを冷却される以前の温
    度にまで再び加熱する加熱装置とからなるフラックス回
    収装置とを備えたことを特徴とするリフロー半田付け装
    置。
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