JP2793731B2 - スピーカ駆動装置 - Google Patents

スピーカ駆動装置

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JP2793731B2
JP2793731B2 JP3307351A JP30735191A JP2793731B2 JP 2793731 B2 JP2793731 B2 JP 2793731B2 JP 3307351 A JP3307351 A JP 3307351A JP 30735191 A JP30735191 A JP 30735191A JP 2793731 B2 JP2793731 B2 JP 2793731B2
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voice coil
speaker
constant voltage
audio signal
digital audio
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竜太郎 高橋
徹 早瀬
國彦 大林
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ΔΣ変調回路によって
変調された1ビット・デジタルオーディオ信号で、電気
機械変換器,即ちスピーカの駆動部に印加された定電圧
をスイッチングして正確に音声信号の再生を行うスピー
カ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル音声信号をスピーカで再
生する場合、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変
換して、その信号を出力可能なレベルにまで増幅した後
にスピーカに供給していた。これに対し近年では、デジ
タルオーディオの普及に伴い、デジタル音声信号をアナ
ログに変換せずに直接スピーカに供給して再生を行うス
ピーカ駆動装置が開発されている。
【0003】上記スピーカの駆動回路の一方式として、
ΔΣ変調回路で得た1ビット・デジタルオーディオ信号
を制御信号として定電圧回路をスイッチングし、スピー
カの駆動部に駆動電流を供給して音声信号の再生を行う
スピーカ駆動装置がある。
【0004】上記ΔΣ変調回路で得た1ビット・デジタ
ルオーディオ信号を制御信号として駆動電流を得ようと
すると、例えば1ビット・デジタルオーディオ信号のデ
ータが“0”のときに駆動電流をOFFし、データが
“1”のときに駆動電流をONする方法または、上記デ
ータが“0”のときに負の方向へ駆動電流を流し、デー
タが“1”のときに正の方向へ駆動電流を流す方法等に
よりスピーカの駆動力を生成することが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスピーカ駆
動装置のように、1ビット・デジタルオーディオ信号を
制御信号としてスピーカの駆動部に印加された定電圧を
制御し、スピーカ駆動電力を得ようとする場合、該スピ
ーカの駆動部に印加された定電圧にゆらぎが生じたり、
またはノイズ成分が含まれていたりすると、スピーカ駆
動電力に直接影響を及ぼし、歪みやノイズ発生の原因と
なっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカ駆動装
置は、以上のような1ビット・デジタルオーディオ信号
によるスピーカ駆動の課題を解決するため、ΔΣ変調回
路によって変調された1ビットデジタルオーディオ信
号を制御信号として駆動されるスピーカ駆動装置におい
て、 平行2線をコイルボビンに一定方向に巻回して2系
統のボイスコイルを得ると共に、一方のボイスコイルの
入出力端を定電圧に対して正極性となるように接続し、
且つ他方のボイスコイルの入出力端を定電圧に対して逆
極性となるように接続する一方、上記制御信号に基づい
て定電圧を供給するボイスコイルを切り換えるスイッチ
ング回路を設けたものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】本発明に係るスピーカ駆動装置は、駆動電流を
供給する2系統のボイスコイルをそれぞれ逆極性となる
ようにコイルボビンに巻回しているため、定電圧源等に
生じている歪みやノイズ成分を相殺するものである。
【0010】
【実施例】先ず、本発明のスピーカ駆動装置へ供給され
る制御信号は、次のようにして得るもので、概略を説明
する。
【0011】例えばコンパクトディスク等に記録された
信号を再生したときに得られる16ビットのデジタルオ
ーディオ信号をデジタル・ローパスフィルタに入力する
と、該フィルタによってサンプリング周波数を上げ、折
返しノイズ成分を高い周波数域の方へ追いやるためにオ
ーバーサンプリングされる。オーバーサンプリングされ
たデジタルオーディオ信号は、ΔΣ変換回路によってノ
イズシェーピングされ、2値の1ビットPDM(パルス
・デンシティ・モジュレーション)信号に変換され出力
される。
【0012】上記PDM信号によって、下記する定電圧
源の電圧をスイッチングするものである。
【0013】以下、本発明のスピーカ駆動装置について
図面と共に説明すると、図1は本発明のスピーカ駆動装
置の実施回路図であり、図2は本発明のスピーカ駆動装
置の他の実施回路図であり、図3は本発明のスピーカ駆
動装置に実施する2系統ボイスコイルを示す概略図であ
る。
【0014】図1において、線1から上記2値の1ビッ
トPDM信号がスイッチング回路2に入力される。
【0015】該スイッチング回路2の実際はFETやサ
イリスタを用いた高速動作可能な電子スイッチで構成す
るが、機械的なスイッチシンボルで示すと、スイッチ3
の固定端子3cは定電圧源4の正極に接続され、接点3
aにはスピーカ5のコイルボビン6に一定方向に巻回さ
れた2系統ボイスコイル7の第1ボイスコイル7aの一
端が接続され、該第1ボイスコイル7aの他端は定電圧
源4の負極に接続される。スイッチ3の接点3bには2
系統ボイスコイル7の第1ボイスコイル7aとは逆方向
に巻回された第2ボイスコイル7bの一端に接続され、
該第2ボイスコイル7bの他端は定電圧源4の負極に接
続される。
【0016】上記のスピーカ駆動装置において、線1か
ら入力される1ビットPDM信号はデータ“0”,
“1”の2値信号であり、この制御信号としてのデータ
“1”のときスイッチング回路2のスイッチ3は接点3
aに閉成となり、駆動電流i8aは第1ボイスコイル7
aに流れる。また制御信号としてのデータ“0”のとき
スイッチ3は接点3bに閉成となり、駆動電流i8bは
第2ボイスコイル7bに流れる。
【0017】従って、上記の第1及び第2ボイスコイル
7a及び7bには1ビットPDM信号のデータ“1”,
“0”によってコイルボビン6上で駆動電流i8a及び
i8bがスイッチングされ、従来のスピーカ駆動装置に
おけるアナログ・ローパスフィルタの出力としてのアナ
ログオーディオ信号と比例した駆動が得られ、音響的な
ローパスフィルタの役割をするスピーカ5でオーディオ
信号を再生することができる。
【0018】上記本発明のスピーカ駆動装置の場合、従
来の1系統のボイスコイルにデータ“1”,“0”に対
応して駆動電流をON,OFFして流す場合に比較し
て、両方向の駆動力を得ることができ、また他の従来の
1系統のボイスコイルにデータ“1”,“0”に対応し
て駆動電流の極性を転換する如くON,OFFして流す
場合に比較してスイッチング回路部の構成を簡単にする
ことができる。
【0019】次に図2において、上記実施例と同様に、
線1から2値の1ビットPDM信号がスイッチング回路
9に入力される。
【0020】上記スイッチング回路9中の双投型のスイ
ッチ10の固定端子10dにはスピーカ5のコイルボビ
ン6に一定方向に巻回された2系統ボイスコイル7の第
1ボイスコイル7aの一端が接続され、該ボイスコイル
7aの他端は定電圧源4の負極に接続される。スイッチ
10の固定端子10eには2系統ボイスコイル7の第1
ボイスコイル7aとは逆方向に巻回された第2ボイスコ
イル7bの一端に接続され、該第2ボイスコイル7bの
他端は定電圧源4の負極に接続される。
【0021】上記スイッチ10の接点10aと10cに
は定電圧源4の正極が接続され、中央接点10bにコン
デンサ11を介して接続され、また接点10が接続され
ている。
【0022】上記のスピーカ駆動装置において、線1か
ら入力される1ビットPDM信号はデータ“0”,
“1”の2値信号であり、この制御信号としてのデータ
“1”のときスイッチング回路9のスイッチ10は接点
10aに閉成となり、駆動電流12aは第1ボイスコイ
ル7aに流れる。また制御信号としてのデータ“0”の
ときスイッチ10は接点10cに閉成となり、駆動電流
12bは第ボイスコイル7bに流れる。
【0023】従って、上記の第1及び第2ボイスコイル
7a及び7bには1ビットPDM信号のデータ“1”,
“0”によってコイルボビン6上で駆動電流i12a及
びi12bがスイッチングされ、上記の要領でスピーカ
5でオーディオ信号を再生することができる。
【0024】この際、定電圧電源4の定電圧に含まれる
ノイズ成分の影響で、上記駆動電流i12a,i12b
にノイズ電流が発生することになるが、例えば1ビット
PDM信号がデータ“1”のときスイッチ10が接点1
0a,10bによって閉成しているため、第1ボイスコ
イル7aに駆動電流i12aが流れると共にノイズ電流
i13aが重畳して流れ、また第2ボイスコイル7bに
コンデンサ11を介して該ノイズ電流i13bが流れ
る。これにより上記ノイズ電流i13aとi13bとに
よるコイルボビン6への駆動力は逆極性となるため打ち
消し合うことになり、定電圧電源4に含まれるノイズ成
分を相殺することができる。
【0025】次に、1ビットPDM信号がデータ“0”
のときスイッチ10が接点10b,10cに閉成して、
第1ボイスコイル7a,第2ボイスコイル7bに流れる
ノイズ電流による駆動力は、上記と同様に逆極性となる
ため打ち消し合うことになり、定電圧電源4に含まれる
ノイズ成分を相殺することができる。
【0026】尚、スピーカ5の駆動力は、該スピーカ5
に印加される電圧即ち定電圧源4で発生する定電圧に比
例することにより、駆動されるスピーカ5から得られる
音量の調節は、定電圧の値を可変することによって行わ
れる。
【0027】また、図3において、本発明のスピーカ駆
動装置に実施する2系統のボイスコイルについて説明す
ると、上記定電圧源4及び定電圧源4をスイッチングす
るスイッチング回路2または9は、図1及び図2に示す
ものと同様とし、2系統ボイスコイル14は平行2線を
コイルボビン6に一定方向に巻回して太線で図示した第
1ボイスコイル14a,細線で図示した第2ボイスコイ
ル14bを構成し、例えば第2ボイスコイル14bの入
出力端を逆にしてスイッチング回路2または9に接続す
るだけであり、コイルボビン6への2系統ボイスコイル
14の巻回が生産工程上有用となる。
【0028】
【発明の効果】本発明のスピーカ駆動装置は、叙上のよ
うな構成であるから、請求項1においては、2系統のボ
イスコイルをボビンに巻回する工程で生産性を向上する
ことができつつ、1ビット・デジタルオーディオ信号を
利用してスピーカ駆動電流を得る場合において、逆極性
2系統ボイスコイルを使用してどちらのボイスコイルに
駆動電流を供給するかをスイッチングすることで、従来
装置よりも駆動能率を上げることができ、且つスイッチ
ング回路を簡単にすることができるといった効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカ駆動装置の実施回路図であ
る。
【図2】本発明のスピーカ駆動装置の他の実施回路図で
ある。
【図3】本発明のスピーカ駆動装置に実施する2系統ボ
イスコイルを示す概略図である。
【符号の説明】
2,9 スイッチング回路 4 定電圧源 5 スピーカ 7,14 2系統ボイスコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−119883(JP,A) 特開 平2−241199(JP,A) 特開 昭56−58784(JP,A) 特開 昭60−76898(JP,A) 特開 昭62−142500(JP,A) 特開 昭62−155698(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 3/00 310

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ΔΣ変調回路によって変調された1ビッ
    ト・デジタルオーディオ信号を制御信号として駆動され
    るスピーカ駆動装置において、 平行2線をコイルボビンに一定方向に巻回して2系統の
    ボイスコイルを得ると共に、一方のボイスコイルの入出
    力端を定電圧に対して正極性となるように接続し、且つ
    他方のボイスコイルの入出力端を定電圧に対して逆極性
    となるように接続する一方、 上記制御信号に基づいて定電圧を供給するボイスコイル
    を切り換えるスイッチング回路を設けたことを特徴とす
    るスピーカ駆動装置。
JP3307351A 1991-11-20 1991-11-22 スピーカ駆動装置 Expired - Lifetime JP2793731B2 (ja)

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US07/956,358 US5347587A (en) 1991-11-20 1992-10-05 Speaker driving device
DE69226066T DE69226066T2 (de) 1991-11-20 1992-11-04 Steuervorrichtung für Lautsprecher
EP92118912A EP0543224B1 (en) 1991-11-20 1992-11-04 Speaker driving device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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