JP2683310B2 - スピーカ駆動回路 - Google Patents

スピーカ駆動回路

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JP2683310B2 JP30457191A JP30457191A JP2683310B2 JP 2683310 B2 JP2683310 B2 JP 2683310B2 JP 30457191 A JP30457191 A JP 30457191A JP 30457191 A JP30457191 A JP 30457191A JP 2683310 B2 JP2683310 B2 JP 2683310B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルオーディオ信
号をスイッチング制御信号としてスピーカに供給する定
電圧をスイッチングするスピーカ駆動回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルオーディオ信号をもとに
してスピーカ駆動電力を得る場合、特に高速標本化技術
によりパルス密度変調された所謂1ビットデジタル信号
の2値に応じて駆動電圧をON,OFFするか若しくは
駆動電圧の方向を正,負に切換える等の手段を用いてデ
ジタル信号に応じたスピーカ駆動電力を生成していた。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】上記1ビットデジタル
信号の2値に応じて駆動電圧をON,OFFする場合に
ついて記述すると、1ビットデジタル信号の2値(1,
0)の性質について、a) 元のアナログ音声信号が正
の振幅をもつとき、「1」の頻度が多い、b) 元のア
ナログ音声信号の振幅が0(零)のとき、デジタル信号
として「1」と「0」が同等の頻度で出現する、c)
元のアナログ音声信号が負の振幅をもつとき、「0」の
頻度が多い、という傾向がある。従って、元のアナログ
音声信号が正,負の情報をもっていても、駆動信号とし
ては、例えば「1」を「ON」,「0」を「OFF」に
対応させると、駆動電力は正の領域のみに偏位した状態
で出現するため、これを正,負の情報をもった元の信号
と対応させるためには、何等かの形で駆動電力にバイア
スをかけてやる必要がある。
【0004】また、上記(b)項のように元のアナログ
音声信号の振幅が「0」の場合でも約1/2頻度で駆動
電圧が「ON」となり、電力効率が悪い。
【0005】次に、上記1ビットデジタル信号の2値
(1,0)に応じて駆動電圧の方向を正,負に切り換え
る場合について記述すると、1ビットデジタル信号の2
値(1,0)の性質は上記した傾向があるので、デジタ
ル信号として「1」を正方向駆動、「0」を負方向駆動
に対応した場合、元アナログ信号の振幅が「0」の場合
でも、常に「正」,「負」どちらかの駆動電圧が印加さ
れることになり、電力効率が極端に悪いという問題が残
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記したよう
な従来のデジタル信号によるスピーカ駆動回路の課題を
解決するため、高速標本化ΔΣ変調方式により得られた
1ビット・デジタルオーディオ信号の2値(1,0)を
3値信号(+1,0,−1)に変換し、該3値信号を制
御信号としてスイッチング信号を制御し、3値信号の符
号(+,−)によりスピーカに印加する定電圧の符号を
設定し、且つ3値信号の絶対値(1,0)により、スピ
ーカに印加する定電圧のON,OFFを設定してスピー
カに音響再生駆動電力が供給されることを特徴とするも
のである。
【0007】
【作用】上記本発明によるスピーカ駆動回路は、1ビッ
ト・デジタルオーディオ信号から得られた3値信号(+
1,0,−1)により、スイッチング回路は以下のよう
に作用する。
【0008】 3値信号が「+1」の場合、スピーカ
には正の定電圧E0が印加され、駆動電流が正方向に流
れる。
【0009】 3値信号が「0」の場合、スピーカに
は電流が流れない。
【0010】 3値信号が「−1」の場合、スピーカ
には負の定電圧−E0が印加され、駆動電流が負方向に
流れる。
【0011】以上のようなスイッチング回路の作用によ
り、スピーカに音響再生駆動電力が供給されるが、これ
は元のアナログ信号の振幅に応じて電力が供給されてい
る状況と同様である。
【0012】
【実施例】本発明のスピーカ駆動回路について以下図面
と共に説明すると,図1は本発明の実施例の概略ブロッ
ク回路図であり、図2は本発明の他の実施例の概略ブロ
ック回路図であり、図3は本発明のスピーカ駆動回路中
のスイッチング回路図である。
【0013】図1において、符号1はアナログオーディ
オ信号源であり、順次A/D変換回路2でデジタルオー
ディオ信号に変換し、デジタル・ローパス・フィルタ3
を介してデジタル処理回路4で48KHz,16ビット
の形態で、伝送,記憶,デジタルイコライジング等の処
理がされ、デジタルオーディオ信号の出力を得、次段の
オーバーサンプリング・デジタル・ローパスフィルタ5
により通過帯域外の信号を減衰させるが、この際オーバ
ーサンプリングにより標本化周波数の高いサンプル値を
得る。
【0014】上記サンプル値をもとに高速標本化ΔΣ変
調回路6でノイズシェーピングされた1ビットのデジタ
ルオーディオ信号が生成される。このデジタルオーディ
オ信号は2値(1,0)の信号であるので、次段の3値
化(PDM)回路7の3値信号(+1,0,−1)に変
換するが、この変換は以下の通りである。
【0015】 ・時刻Tにおける2値信号をD2(T) ・時刻Tにおける3値信号をD3(T) ・高速標本化のサンプリング周期をΔTとすると、
【0016】
【数1】 D3(T)=D2(T−ΔT)+D2(T)−1 の式によって3値信号D3(T)が得られる。上記変換
が3値化回路7で実行され、該3値化回路7から出力さ
れる信号を制御信号としてスイッチング回路9が制御さ
れる。
【0017】該スイッチング回路9は、図3に示すよう
に、スイッチ9a,9bからなり、各スイッチ9a,9
bはそれぞれ3値信号「+1」,「0」,「−1」に対
応した端子a1,a2,a3,及び端子b1,b2,b
3を有し、3値化回路7より出力される信号11によっ
て接続端子が決定される。尚、上記スイッチング回路9
は機械的なスイッチシンボルで示しているが、実際の回
路はFETやサイリスタ等を用いた高速動作可能な電子
スイッチで構成される。
【0018】上記スイッチング回路9とスピーカ10の
動作は、3値信号が「+1」の場合、スイッチ9aは端
子a1に、スイッチ9bは端子b1に閉成してスピーカ
10には正の定電圧E0 が印加され、駆動電流が正方向
に流れ、スピーカ振動板の前面の気圧が上昇し、3値信
号が「0」の場合、スイッチ9aは端子a2に、スイッ
チ9bは端子b2に接触してスピーカの端子は開放状態
となり、駆動電流は流れないためスピーカ振動板の前面
の気圧は変化せず、3値信号が「−1」の場合、スイッ
チ9aは端子a3に、スイッチ9bは端子b3に閉成し
てスピーカ10には負の定電圧−E0 が印加され、駆動
電流が負方向に流れ、スピーカ振動板の前面の気圧が下
降する、ことになる。
【0019】連続した3値信号によりスイッチング回路
9がスイッチング制御された場合、元のアナログ信号に
応じたアナログ音波がスピーカ10から得られる。この
際、スピーカ10の再生帯域の上限が音響振動系により
可聴帯域以下に制限されるように設定されていれば、従
来のD/A変換後の帯域制限用ローパスフィルタ(アン
チェリアスフィルタ)の役割をスピーカ10の音響振動
系が果すことになるので電気回路としてのアナログ・ロ
ーパスフィルタを省略することができる。
【0020】次に、図2において、アナログオーディオ
信号源1から出力されたオーディオ信号は、整流回路1
2及び13で正の振幅をもつ成分と負の振幅をもつ成分
に分離され、それぞれ高速標本化ΔΣ変調A/D変換回
路14及び15に入力され、2系統の1ビット・デジタ
ルオーディオ信号(2値信号)を得る。ここで、 ・時刻Tにおける正の振幅をもつ成分に関する1ビット
デジタル信号をDP(T) ・時刻Tにおける負の振幅をもつ成分に関する1ビット
デジタル信号をDM(T) ・時刻Tにおける3値信号をD3(T)とすると、
【0021】
【数2】D3(T)=DP(T)+DM(T)−1 の式によって3値信号D3(T)が得られる。上記変換
が3値化回路7で実行され、該3値化回路7から出力さ
れる信号を制御信号としてスイッチング回路9が制御さ
れる。上記3値信号によるスイッチング制御は、図1の
実施例と同様の動作をし、元のアナログ信号に応じたア
ナログ音波がスピーカ10から得られる。上記図2の実
施例ではA/D変換部で得られる1ビット・デジタルオ
ーディオ信号を用いて3値化する手段について記述した
が、図1に示すデジタル処理回路4で正,負の信号成分
をデジタル信号として分離し、オーバーサンプリング・
デジタル・ローパスフィルタ5と高速標本化ΔΣ変調回
路6を用いてD/A変換部でも3値化することが可能で
ある。また、上記駆動回路においては、スピーカ10か
ら出力される音量を調節するのに、スピーカ10に印加
される定電圧の大きさを変化させる手段の他に、サンプ
リング周期 ΔTの時間内で電圧印加の時間幅τ を、0
<τ<ΔTの範囲で設定することにより音量調整が可能
である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、比較的簡単な回路構成
で、アナログ信号増幅時のような電力増幅回路を使用す
ることなく、デジタル信号により直接スピーカでアナロ
グ音波を得ることができる。また、無音時にはスピーカ
側に電流が流れることがないので、電力効率の高いスピ
ーカ駆動ができる。
【0023】また、アナログ音波の音量は、定電圧源の
値を可変する以外に、電圧印加のパルス幅をサンプル周
期内で可変することにより制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカ駆動回路における一実施例の
概略ブロック回路図である。
【図2】本発明のスピーカ駆動回路における他の実施例
の概略ブロック回路図である。
【図3】本発明のスピーカ駆動回路中のスイッチング回
路図である。
【符号の説明】
1 アナログオーディオ信号源 2 A/D変換回路 3,5 デジタル・ローパスフィルタ 4 デジタル処理回路 6 高速標本化ΔΣ変調回路 7 3値化回路 9 スイッチング回路 12,13 整流回路 14,15 高速標本化ΔΣ変調A/D変換回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速標本化ΔΣ変調により得られた1ビ
    ット・デジタルオーディオ信号の2値信号をもとに、時
    刻Tにおける2値信号をD2(T)とし、サンプリング
    周期をΔT とすると、時刻Tにおける3値信号D
    3(T)はD3(T)=D2(T−ΔT)+D2(T)−1
    として与えられ、該3値信号を制御信号としてスイッチ
    ング回路を制御し、該3値信号の符号によりスピーカに
    印加する定電圧の符号を設定し、且つ3値信号の絶対値
    により、スピーカに印加する定電圧のON,OFFを設
    定してスピーカに音響再生電力が供給されることを特徴
    とするスピーカ駆動回路。
  2. 【請求項2】 A/D変換されるべきアナログ信号に対
    して、正の振幅のみ整流したアナログ信号と負の振幅の
    み整流したアナログ信号とに分離したうえでそれぞれ高
    速標本化ΔΣ変調を行い、前者の時刻Tにおける1ビッ
    トデジタル信号をDP(T)、後者の時刻Tにおける1
    ビットデジタル信号をDM(T)とすると、時刻Tにお
    ける3値信号D3(T)は、D3(T)=DP(T)+DM
    (T)−1として与えられ、この3値信号を制御信号と
    したことを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ駆動
    回路。
  3. 【請求項3】 定電圧の印加される時刻τを、0<τ<
    ΔTの範囲で可変することにより、スピーカに供給され
    る駆動電力を制御し、音響変換される音量を制御するこ
    とを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のスピ
    ーカ駆動回路。
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