JP2793632B2 - オートマチックトランスアクスル - Google Patents

オートマチックトランスアクスル

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JP2793632B2
JP2793632B2 JP12053489A JP12053489A JP2793632B2 JP 2793632 B2 JP2793632 B2 JP 2793632B2 JP 12053489 A JP12053489 A JP 12053489A JP 12053489 A JP12053489 A JP 12053489A JP 2793632 B2 JP2793632 B2 JP 2793632B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、オートマチックトランスアクスルに関する
ものである。
(ロ)従来の技術 エンジン横置き式のFF用自動変速機(オートマチック
トランスアクスル)として、例えば実開昭61−161462号
公報に示されるものがある。このオートマチックトラン
スアクスルの場合には、自動変速機構への入力回転速度
はエンジン回転速度と同一であるからエンジン回転速度
を検出することにより入力回転速度が検出される。ま
た、出力軸の回転速度は車速センサーによって検出され
る。しかしながら、トルクコンバータのタービンランナ
ーの回転速度を検出する装置は設けられていない。
一方、実開昭60−74057号公報には、FR用自動変速機
の場合にタービンランナーの回転速度を検出する装置を
設けたものが示されている。すなわち、タービン軸と一
体に回転するセンシングロータを設け、センシングロー
タの外周部に凹凸形状を形成し、この凹凸形状に対面す
るようにタービン回転速度センサーをケーシングに取付
けている。これにより、タービンランナーの回転速度を
検出することができ、トルクコンバータのスリップ状態
を正確に検知することができる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 FF用のオートマチックトランスアクスルの場合にも、
より精密な制御を行なうためにはタービンランナーの回
転速度を検出する必要があるが、この場合にFR用のもの
と同様のセンシングロータを設けることは実際上困難で
ある。すなわち、センシングロータを配置するために
は、少なくともセンシングロータの肉厚及びこれの両側
に配置されるスラスト軸受の厚さ寸法だけ自動変速機構
の軸方向寸法が増大する。また、タービン回転速度セン
サーをケーシングの外周に設けるため、外径方向にも大
型化する。このため、特に小型化が要求されるFF用のオ
ートマチックトランスアクスルに上述のようなセンシン
グロータ形式のタービン回転速度検出装置を設けること
は実際的でない。本発明はこのような課題を解決するこ
とを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、タービン軸を出力軸を貫通させて流体伝動
装置側とは反対側の端部に露出させることにより、上記
課題を解決する。すなわち、本発明は、エンジンのクラ
ンク軸と同軸に配置される自動変速機構と、自動変速機
構と平行に配置される戻し軸(35)と、戻し軸と平行に
配置される差動機構(16)とを有し、自動変速機構はエ
ンジン寄りの端部に流体伝動装置(12)を、またエンジ
ンから遠い側の端部に出力ギア(32)を、それぞれ有し
ており、戻し軸の一端に設けられる中間ギア(34)が自
動変速機構の出力ギアとかみ合い、戻し軸の他端に設け
られるピニオンギア(36)が差動機構のリングギア(3
8)とかみ合っているオートマチックトランスアクスル
を前提としたものであり、流体伝動装置のタービンラン
ナー(20)と一体に回転するタービン軸(26)が出力ギ
アと一体に回転する出力軸(30)の中心部を貫通し、タ
ービン軸の端面が出力ギアの中心部に露出しており、タ
ービン軸の端面には回転速度検出のための凹凸形状(5
0)が設けられており、この凹凸形状に対面するタービ
ン回転速度センサー(52)が出力ギアの内径側の凹部
(60)内に位置するようにケーシング(56)に固定され
ていることを特徴としている。なお、かっこ内の符号は
後述の実施例の対応する部材を示す。
(ホ)作用 タービン軸の端面に形成された凹凸形状と、タービン
回転速度センサーとによって、タービン軸の回転速度が
検出される。センシングロータなどの専用の部材は設け
られておらず、またタービン回転速度センサーも出力ギ
アの凹部に配置されるので、自動変速機構の軸方向寸法
をまったく又はほとんど増大することなく、タービン回
転速度の検出が可能となる。
(ヘ)実施例 第1図に本発明の実施例を示す。なお、第1図におい
ては分かりやすくするために本発明と直接関連する部分
だけを示してある。全体の構造は第2図に骨組図として
示してある。まず、この第2図に基づいて全体の構造を
簡単に説明する。車両に対して横向き、すなわち車両前
後方向に直交する向きに搭載されたエンジン10に連結さ
れるオートマチックトランスアクスルは、エンジン10の
クランク軸11と同心にトルクコンバータ12、遊星歯車変
速機構14などから成る自動変速機構を有している。エン
ジン10からの回転が入力されるトルクコンバータ12はポ
ンプインペラー18、タービンランナー20、ステータ22及
びロックアップクラッチ24を有している。タービンラン
ナー20はタービン軸26と連結されており、ロックアップ
クラッチ24が解放された状態ではポンプインペラー18か
らタービン軸26へ流体を介して回転力が伝達され、また
ロックアップクラッチ24が締結されると機械的にタービ
ン軸26へ回転力が入力される。ロックアップクラッチ24
はアプライ室T/A及びレリーズ室T/Rの差圧により作動す
る。なお、トルクコンバータ12はオイルポンプ28を駆動
するように構成されている。遊星歯車変速機構14は第1
遊星歯車組G1及び第2遊星歯車組G2を有しており、第1
遊星歯車組G1は、第1サンギアS1と、第1インターナル
ギアR1と、両ギアS1及びR1と同時にかみ合う第1ピニオ
ンギアP1を支持する第1ピニオンキャリアPC1とから構
成されており、また第2遊星歯車組G2は、第2サンギア
S2と、第2インターナルギアR2と、両ギアS2及びR2と同
時にかみ合う第2ピニオンギアP2を支持する第2ピニオ
ンキャリアPC2とから構成されている。第1サンギアS1
はタービン軸26と常時連結されており、また第1ピニオ
ンキャリアPC1及び第2インターナルギアR2は出力軸30
と常に連結されている。第1インターナルギアR1は、直
列に配置されたフォワードワンウェイクラッチF/O及び
フォワードクラッチF/Cを介して、またこれらに並列に
配置されたオーバランクラッチO/Cを介して第2ピニオ
ンキャリアPC2と連結可能である。第2サンギアS2はリ
バースクラッチR/Cを介してタービン軸26と連結可能で
あり、また第2ピニオンキャリアPC2はハイクラッチH/C
を介してタービン軸26と連結可能である。第2サンギア
S2はバンドブレーキB/Bによって静止部に対して固定可
能であり、また第2ピニオンキャリアPC2は互いに並列
に配置されたローワンウェイクラッチL/Oとローアンド
リバースブレーキL&R/Bとを介して静止部に対して固
定可能である。出力軸30と一体に出力ギア32が設けられ
ている。出力ギア32とかみ合うように中間ギア34が設け
られており、中間ギア34には戻し軸35を介してピニオン
ギア36が一体に回転するように連結されている。ピニオ
ンギア36は差動機構16のリングギア38とかみ合ってい
る。差動機構16から左右に駆動軸40及び42が突出してお
り、これに左右の前輪が連結される。
この遊星歯車変速機構14は、クラッチF/C、H/C、O/C
及びR/C、ブレーキB/B及びL&R/B、及びワンウェイク
ラッチF/O及びL/Oを種々の組合せで作動させることによ
って遊星歯車組G1及びG2の各要素(S1、S2、R1、R2、PC
1及びPC2)の回転状態を変えることができ、これによっ
て前進4速後退1速を得ることができる。
上記のような遊星歯車変速機構14の作動により、ター
ビン軸26の回転は所定の変速をされ出力軸30へ出力され
る。出力軸30の回転力は出力ギア32、中間ギア34及びピ
ニオンギア36を介して差動機構16のリングギア38に伝達
される。これにより駆動軸40及び42を介して左右の前輪
を駆動することができる。こうすることによってオーバ
ドライブ付き前進4速の自動変速を行なわせることがで
きる。
次に、本発明と直接関連する構成について第1図に基
づいて説明する。タービン軸26は、これの一端において
トルクコンバータ12のタービンランナー20と一体に回転
するようにスプライン結合されている。タービン軸26は
出力ギア32と一体の出力軸30の内径部を貫通しており、
タービン軸26の端面は出力ギア32の内径側まで達してい
る。タービン軸26の端面には所定の間隔で配置された凹
凸形状50が設けられている。この凹凸形状50に対面する
ようにピックアップセンサーであるタービン回転速度セ
ンサー52が配置されている。すなわち、タービン回転速
度センサー52はケーシング56にボルト58によって取付け
られ、タービン回転速度センサー52の主要部はケーシン
グ56の内側に配置されている。すなわち、タービン回転
速度センサー52は出力ギア32の内径側の凹部60内に位置
している。
次にこの実施例の動作について説明する。エンジン10
の回転力がトルクコンバータ12に入力されるとタービン
ランナー20が回転する。タービンランナー20と一体のタ
ービン軸26も回転し、これの端面に設けられた凹凸形状
50も回転する。凹凸形状50にタービン回転速度センサー
52が対面するように配置されているため、凹凸形状50の
凹凸ごとにタービン回転速度センサー52によって1パル
スが発生する。このパルスを図示してないコントロール
ユニットによって計数することによりタービン回転速度
を求めることができる。凹凸形状50はタービン軸26の端
面に形成されているので、タービン軸26の回転速度の検
出のためにセンシングロータなどの特別な部材は設けら
れていない。また、タービン回転速度センサー52は出力
ギア32の内径側の凹部60内に配置されているので、ケー
シング56の外部にはほとんど突出せず(ボルト58の頭部
のみが突出している)、オートマチックトランスアクス
ルの軸方向寸法はほとんど増大していない。なお、ター
ビン回転速度センサー52はこれの外周にねじを設けてケ
ーシング56にねじ込むようにすることにより、まったく
外部に突出しないようにすることもでき。
(ト)発明の効果 タービン軸の端面を流体伝動装置配置側とは反対側の
端部に露出させ、これに対面するようにタービン回転速
度センサーを出力ギアの凹部内に配置したので、オート
マチックトランスアクスルの軸方向寸法を増大すること
なくタービン回転速度の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す図、第2図はオートマチ
ックトランスアクスルを骨組図として示す図である。 12……トルクコンバータ(流体伝動装置)、16……差動
機構、20……タービンランナー、26……タービン軸、30
……出力軸、32……出力ギア、34……中間ギア、35……
戻し軸、36……ピニオンギア、38……リングギア、50…
…凹凸形状、52……タービン回転速度センサー、56……
ケーシング、60……凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 41/24 F16H 47/06,47/08 F16H 61/00 - 61/24 F16H 39/02 - 59/78 F16H 63/40 - 63/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランク軸と同軸に配置される
    自動変速機構と、自動変速機構と平行に配置される戻し
    軸と、戻し軸と平行に配置される差動機構とを有し、自
    動変速機構は、エンジン寄りの端部に流体伝動装置を、
    またエンジンから遠い側の端部に出力ギアを、それぞれ
    有しており、戻し軸の一端に設けられる中間ギアが自動
    変速機構の出力ギアとかみ合い、戻し軸の他端に設けら
    れるピニオンギアが差動機構のリングギアとかみ合って
    いるオートマチックトランスアクスルにおいて、 流体伝動装置のタービンランナーと一体に回転するター
    ビン軸が出力ギアと一体に回転する出力軸の中心部を貫
    通し、タービン軸の端面が出力ギアの中心部に露出して
    おり、タービン軸の端面には回転速度検出のための凹凸
    形状が設けられており、この凹凸形状に対面するタービ
    ン回転速度センサーが出力ギアの内径側の凹部内に位置
    するようにケーシングに固定されていることを特徴とす
    るオートマチックトランスアクスル。
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