JP2793545B2 - 部品等のつかみ装置 - Google Patents
部品等のつかみ装置Info
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- JP2793545B2 JP2793545B2 JP8034398A JP3439896A JP2793545B2 JP 2793545 B2 JP2793545 B2 JP 2793545B2 JP 8034398 A JP8034398 A JP 8034398A JP 3439896 A JP3439896 A JP 3439896A JP 2793545 B2 JP2793545 B2 JP 2793545B2
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- main body
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Description
部の内周面内側に膨張するようにチューブを取付け、硬
質本体部にチューブと硬質本体部の内周面とが形成する
密封された空間に流体を注入するための流体注入路を形
成し、チューブの膨張面で部品等をつかむようにした部
品等のつかみ装置に関するものである。
昭63−7289号公報に記載されるものが知られてい
る。この装置により部品等をつかむ場合には、中空筒状
のつかみ装置の略中心部分に部品等を配置し、チューブ
体に流体を注入しチューブ体を膨張させ部品等をつか
む。
つかみ装置においてチューブ体の膨張形態を工夫したも
のは無く、従って効率的に物をつかむ作業を行うことは
できなかった。即ち、膨張させたチューブ体の内径が部
品等の外径に比べて大きい場合にはその外径の部品等を
つかむことは不可能であり、また、同一外径の部品等を
つかむのに必要なチューブ体への流体注入量の大小は作
業効率に係わってくる。つまり、流体注入量が多ければ
それだけ流体の給排に時間がかかり作業効率が悪くな
り、またその逆であれば作業効率が良くなる。
を構成することにより、多種な部品等のつかみ作業を可
能とし、また、つかみ作業の効率化を可能とするつかみ
装置を提供することを目的とする。
め、この発明は、中空円筒状の硬質本体部と、この硬質
本体部の平坦な内周面をおおう両端開口の肉厚がほぼ均
一なチューブ体とを備え、このチューブ体の上端縁と下
端縁とを硬質本体部の上下端縁で折り返し硬質本体部の
外側で端縁から若干の間隔をあけて固着してチューブ体
内を密封状態に構成し、硬質本体部にチューブ体内へ流
体を注入・排出するための注入口を形成し、チューブ体
で囲まれた何もない空間に部品等をセットしてチューブ
体を流体注入により膨張させて部品等をつかむように構
成した部品等のつかみ装置において、前記チューブ体の
硬質本体部への固着時に内径Dと高さLとの関係が、L
/D≧0.75となるように構成し、前記チューブ体は
それ自体膨張時に上下の開口面側から見てほぼ正三角形
の各辺が三角形の中心側へ膨らんだ円弧状の膨張面とな
るように3分割されるものである。
ついて図面を参照に説明する。
おいて同一の内径である中空円筒状の硬質本体部1と、
この硬質本体部1の平坦な内周面をおおう両端開口の肉
厚がほぼ均一なチューブ体2とを備え、このチューブ体
2の上端縁2Aと下端縁2Bとを硬質本体部1の上下端
縁1A,1Bで折り返し硬質本体部1の外側で端縁1
A,1Bから若干の間隔をあけて固着してチューブ体2
内を密封状態に構成してある。また、硬質本体部1にチ
ューブ体2内へエアー等の流体を注入・排出するための
注入口3を形成し、チューブ体2で囲まれた空間に部品
等10をセットしてチューブ体2を流体注入により膨張
させ、この膨張面で部品等10をつかむようになってい
る。チューブ体2は膨張時に上下の開口面側から見たと
き、図1及び図3に示すように、三角形の各辺が三角形
の中心側へ膨らんだ円弧状の膨張面2C〜2Eとなるよ
うに3分割される。チューブ体2の上下端縁2A,2B
の硬質本体部1外側への固着手段としては、かしめリン
グ4を使用し、上下端縁2A,2Bを硬質本体部1に圧
締しているが、チューブ体2内を密封状態に保ちうる手
段であれば、ガスホース等のホースバンドの如きものも
使用できる。
Lとの関係がL/D≧0.75となるとき円弧状の膨張
面2C〜2Eとなるように3分割される。内径Dの半径
をrとし、チューブ体2から3分割状態となった当初に
おける円弧状の膨張面2C〜2Eに接する円(空孔内の
円)の半径をRとすると、この半径Rは図3に示すよう
に半径r(直径D)の円に接する正三角形の各辺の半分
が√3rとなるので、
分割されるものを図4に示すが、この場合の半径Rは、
L/D=0.54程度のときである。
ニウムで形成し、チューブ体2をクロロプレンゴムで形
成し、内径Dを夫々19mm,27mm,37mm,48mmと
し、高さLを夫々36mm,48mm,52mm,56mmと
し、チューブ体2の厚みを夫々1.9mm,2.6mm,
2.6mm,2.6mmとした4種類のつかみ装置を作製し
た。夫々のL/Dは、1.89,1.77,1.40,
1.16であり、いずれもチューブ体2の膨張時に円弧
状の膨張面3C〜3Eが生じ、チューブ体2を3分割す
る。また、いずれの装置も使用最大空気圧は、1.5kg
f/cm3 とした。
4分割される図4の装置のいずれも、チューブ体2の隣
り合う部分が最初に接触した状態を示すが、この状態よ
りさらに流体を注入することにより空孔の半径Rをさら
に小さくすることが可能であるが、この状態(図3及び
図4)から流体を注入するには、分割されたチューブ体
2同士がお互いに押し合うことになるので、より大きな
注入圧力が必要となる。従って、上記分割されたチュー
ブ体2の隣り合う部分が最初に接触する状態にて部品を
つかむことができれば、流体注入圧力を小さく、流体注
入量も少なくでき、よって流体の給排を素早く行え、つ
かみ作業の効率化が可能となる。即ち、この状態におけ
る空孔の半径Rは3分割とすることでもっとも小さくで
き、4分割以上に比べて、小さい外径の部品をつかむこ
とが可能となる。また、3分割のチューブ体2では、部
品との接触面の対向面は必ず分割部位となる為、傾いた
状態のまま持ち上げることが可能であり、装置の応用の
幅を広げるものである。図5は、部品等10を傾いたま
まつかむ状態を説明する図である。
硬質本体部1の長さ方向の中間部に所定厚のフランジ5
を形成し、このフランジ5に注入孔3を形成するととも
に、この装置の移動用ロボット等の機械にこのつかみ装
置を取付けるための取付用ねじ孔6(複数)を形成した
ものを示す。
ューブ体の硬質本体部への固着時に内径Dと高さLとの
関係が、L/D≧0.75となるように構成し、チュー
ブ体はそれ自体膨張時に上下の開口面側から見てほぼ正
三角形の各辺が三角形の中心側へ膨らんだ円弧状の膨張
面となるように3分割されるので、3つの円弧状の膨張
面で囲まれた空孔の半径は3分割とすることで最も小さ
くすることができ、その結果流体注入圧力を小さく、流
体注入量も少なくでき、これによって流体の給排をすば
やく行え、つかみ作業の効率化が可能となる。また、3
つの円弧状の膨張面は互いに対向位置にないので、円弧
状の膨張面間と1つの円弧状の膨張面との間で部品等を
つかむことができ、このとき部品等を傾いたままつかむ
ことが可能となる。
図。
かんだ状態を説明する図。
Claims (1)
- 【請求項1】 中空円筒状の硬質本体部と、この硬質本
体部の平坦な内周面をおおう両端開口の肉厚がほぼ均一
なチューブ体とを備え、このチューブ体の上端縁と下端
縁とを硬質本体部の上下端縁で折り返し硬質本体部の外
側で端縁から若干の間隔をあけて固着してチューブ体内
を密封状態に構成し、硬質本体部にチューブ体内へ流体
を注入・排出するための注入口を形成し、チューブ体で
囲まれた何もない空間に部品等をセットしてチューブ体
を流体注入により膨張させて部品等をつかむように構成
した部品等のつかみ装置において、前記チューブ体の硬質本体部への固着時に内径Dと高さ
Lとの関係が、L/D≧0.75となるように構成し、 前記チューブ体はそれ自体膨張時に上下の開口面側から
見てほぼ正三角形の各辺が三角形の中心側へ膨らんだ円
弧状の膨張面となるように3分割されることを特徴とす
る部品等のつかみ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8034398A JP2793545B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 部品等のつかみ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8034398A JP2793545B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 部品等のつかみ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23539888A Division JP2663382B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 部品等のつかみ装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10021394A Division JPH10217176A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 部品等のつかみ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08229868A JPH08229868A (ja) | 1996-09-10 |
JP2793545B2 true JP2793545B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=12413087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8034398A Expired - Lifetime JP2793545B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 部品等のつかみ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2793545B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109909992B (zh) * | 2019-04-25 | 2021-07-09 | 苏州柔性智能科技有限公司 | 用于内科手术的软体操作臂 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0218198B1 (en) * | 1985-10-07 | 1992-07-29 | Westinghouse Electric Corporation | Gripper assembly |
JPS637289A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-13 | 株式会社ブリヂストン | 部品等のつかみ装置 |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP8034398A patent/JP2793545B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08229868A (ja) | 1996-09-10 |
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