JPH10217176A - 部品等のつかみ装置 - Google Patents

部品等のつかみ装置

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JPH10217176A
JPH10217176A JP10021394A JP2139498A JPH10217176A JP H10217176 A JPH10217176 A JP H10217176A JP 10021394 A JP10021394 A JP 10021394A JP 2139498 A JP2139498 A JP 2139498A JP H10217176 A JPH10217176 A JP H10217176A
Authority
JP
Japan
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tube body
main body
expanded
triangle
hard main
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Pending
Application number
JP10021394A
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English (en)
Inventor
Michio Goshima
教夫 五嶋
Isao Watanabe
功 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な部品等のつかみ作業を可能とし、ま
た、つかみ作業の効率化を可能とする。 【解決手段】 中空円筒状の硬質本体部1と、この硬質
本体部1の平坦な内周面をおおう両端開口の肉厚がほぼ
均一なチューブ体2とを備え、このチューブ体2の上端
縁2Aと下端縁2Bとを硬質本体部1の上下端縁1A,
1Bで折り返し硬質本体部1の外側で端縁から若干の間
隔をあけて固着してチューブ体2内を密封状態に構成
し、硬質本体部1にチューブ体2内へ流体を注入・排出
するための注入口3を形成し、チューブ体2で囲まれた
何もない空間に部品等10をセットしてチューブ体2を
流体注入により膨張させて部品等10をつかむように構
成した部品等10のつかみ装置において、チューブ体2
はそれ自体膨張時に上下の開口面側から見て三角形の各
辺が三角形の中心側へ膨らんだ円弧状の膨張面2C〜2
Eとなるように3分割される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筒状の硬質本体
部の内周面内側に膨張するようにチューブを取付け、硬
質本体部にチューブと硬質本体部の内周面とが形成する
密封された空間に流体を注入するための流体注入路を形
成し、チューブの膨張面で部品等をつかむようにした部
品等のつかみ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のつかみ装置としては、特開
昭63−7289号公報に記載されるものが知られてい
る。この装置により部品等をつかむ場合には、中空筒状
のつかみ装置の略中心部分に部品等を配置し、チューブ
体に流体を注入しチューブ体を膨張させ部品等をつか
む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの種の
つかみ装置においてチューブ体の膨張形態を工夫したも
のは無く、従って効率的に物をつかむ作業を行うことは
できなかった。即ち、膨張させたチューブ体の内径が部
品等の外径に比べて大きい場合にはその外径の部品等を
つかむことは不可能であり、また、同一外径の部品等を
つかむのに必要なチューブ体への流体注入量の大小は作
業効率に係わってくる。つまり、流体注入量が多ければ
それだけ流体の給排に時間がかかり作業効率が悪くな
り、またその逆であれば作業効率が良くなる。
【0004】本願発明は、所定の膨張形態にチューブ体
を構成することにより、多種な部品等のつかみ作業を可
能とし、また、つかみ作業の効率化を可能とするつかみ
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、中空円筒状の硬質本体部と、この硬質
本体部の平坦な内周面をおおう両端開口の肉厚がほぼ均
一なチューブ体とを備え、このチューブ体の上端縁と下
端縁とを硬質本体部の上下端縁で折り返し硬質本体部の
外側で端縁から若干の間隔をあけて固着してチューブ体
内を密封状態に構成し、硬質本体部にチューブ体内へ流
体を注入・排出するための注入口を形成し、チューブ体
で囲まれた何もない空間に部品等をセットしてチューブ
体を流体注入により膨張させて部品等をつかむように構
成した部品等のつかみ装置において、前記チューブ体は
それ自体膨張時に上下の開口面側から見て三角形の各辺
が三角形の中心側へ膨らんだ円弧状の膨張面となるよう
に3分割されるものであり、またチューブ体の硬質本体
部への固着時に内径Dと高さLとの関係が、L/D≧
0.75となるように構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の好適な実施例に
ついて図面を参照に説明する。
【0007】図1及び図2に示す装置では、軸線方向に
おいて同一の内径である中空円筒状の硬質本体部1と、
この硬質本体部1の平坦な内周面をおおう両端開口の肉
厚がほぼ均一なチューブ体2とを備え、このチューブ体
2の上端縁2Aと下端縁2Bとを硬質本体部1の上下端
縁1A,1Bで折り返し硬質本体部1の外側で端縁1
A,1Bから若干の間隔をあけて固着してチューブ体2
内を密封状態に構成してある。また、硬質本体部1にチ
ューブ体2内へエアー等の流体を注入・排出するための
注入口3を形成し、チューブ体2で囲まれた空間に部品
等10をセットしてチューブ体2を流体注入により膨張
させ、この膨張面で部品等10をつかむようになってい
る。チューブ体2は膨張時に上下の開口面側から見たと
き、図1及び図3に示すように、三角形の各辺が三角形
の中心側へ膨らんだ円弧状の膨張面2C〜2Eとなるよ
うに3分割される。チューブ体2の上下端縁2A,2B
の硬質本体部1外側への固着手段としては、かしめリン
グ4を使用し、上下端縁2A,2Bを硬質本体部1に圧
締しているが、チューブ体2内を密封状態に保ちうる手
段であれば、ガスホース等のホースバンドの如きものも
使用できる。
【0008】図2においてチューブ体2の内径Dと高さ
Lとの関係がL/D≧0.75となるとき円弧状の膨張
面2C〜2Eとなるように3分割される。内径Dの半径
をrとし、チューブ体2から3分割状態となった当初に
おける円弧状の膨張面2C〜2Eに接する円(空孔内の
円)の半径をRとすると、この半径Rは図3に示すよう
に半径r(直径D)の円に接する正三角形の各辺の半分
が√3rとなるので、
【0009】
【数1】
【0010】となる。なお、チューブ体2の膨張時に4
分割されるものを図4に示すが、この場合の半径Rは、
【0011】
【数2】
【0012】となる。なおまた、5分割される場合は、
L/D=0.54程度のときである。
【0013】硬質本体部1及びかしめリング4をアルミ
ニウムで形成し、チューブ体2をクロロプレンゴムで形
成し、内径Dを夫々19mm,27mm,37mm,48mmと
し、高さLを夫々36mm,48mm,52mm,56mmと
し、チューブ体2の厚みを夫々1.9mm,2.6mm,
2.6mm,2.6mmとした4種類のつかみ装置を作製し
た。夫々のL/Dは、1.89,1.77,1.40,
1.16であり、いずれもチューブ体2の膨張時に円弧
状の膨張面3C〜3Eが生じ、チューブ体2を3分割す
る。また、いずれの装置も使用最大空気圧は、1.5kg
f/cm3 とした。
【0014】チューブ体2が3分割される図3の装置と
4分割される図4の装置のいずれも、チューブ体2の隣
り合う部分が最初に接触した状態を示すが、この状態よ
りさらに流体を注入することにより空孔の半径Rをさら
に小さくすることが可能であるが、この状態(図3及び
図4)から流体を注入するには、分割されたチューブ体
2同士がお互いに押し合うことになるので、より大きな
注入圧力が必要となる。従って、上記分割されたチュー
ブ体2の隣り合う部分が最初に接触する状態にて部品を
つかむことができれば、流体注入圧力を小さく、流体注
入量も少なくでき、よって流体の給排を素早く行え、つ
かみ作業の効率化が可能となる。即ち、この状態におけ
る空孔の半径Rは3分割とすることでもっとも小さくで
き、4分割以上に比べて、小さい外径の部品をつかむこ
とが可能となる。また、3分割のチューブ体2では、部
品との接触面の対向面は必ず分割部位となる為、傾いた
状態のまま持ち上げることが可能であり、装置の応用の
幅を広げるものである。図5は、部品等10を傾いたま
まつかむ状態を説明する図である。
【0015】図6は、上下縁の内径が同一の中空筒状の
硬質本体部1の長さ方向の中間部に所定厚のフランジ5
を形成し、このフランジ5に注入孔3を形成するととも
に、この装置の移動用ロボット等の機械にこのつかみ装
置を取付けるための取付用ねじ孔6(複数)を形成した
ものを示す。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、チ
ューブ体はそれ自体膨張時に上下の開口面側から見て三
角形の各辺が三角形の中心側へ膨らんだ円弧状の膨張面
となるように3分割されるので、3つの円弧状の膨張面
で囲まれた空孔の半径は3分割とすることで最も小さく
することができ、その結果流体注入圧力を小さく、流体
注入量も少なくでき、これによって流体の給排をすばや
く行え、つかみ作業の効率化が可能となる。また、3つ
の円弧状の膨張面は互いに対向位置にないので、円弧状
の膨張面間と1つの円弧状の膨張面との間で部品等をつ
かむことができ、このとき部品等を傾いたままつかむこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す平面図。
【図2】縦断面図。
【図3】膨張時にチューブ体が3分割された状態の説明
図。
【図4】チューブ体が4分割される状態の説明図。
【図5】この発明のつかみ装置で部品等を傾いたままつ
かんだ状態を説明する図。
【図6】他の実施例を示す側面図。
【符号の説明】
1 硬質本体部 1A 硬質本体部の上端縁 1B 硬質本体部の下端縁 2 チューブ体 2A チューブ体の上端縁 2B チューブ体の下端縁 2C〜2E 円弧状の膨張面 3 注入口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空円筒状の硬質本体部と、この硬質本
    体部の平坦な内周面をおおう両端開口の肉厚がほぼ均一
    なチューブ体とを備え、このチューブ体の上端縁と下端
    縁とを硬質本体部の上下端縁で折り返し硬質本体部の外
    側で端縁から若干の間隔をあけて固着してチューブ体内
    を密封状態に構成し、硬質本体部にチューブ体内へ流体
    を注入・排出するための注入口を形成し、チューブ体で
    囲まれた何もない空間に部品等をセットしてチューブ体
    を流体注入により膨張させて部品等をつかむように構成
    した部品等のつかみ装置において、 前記チューブ体はそれ自体膨張時に上下の開口面側から
    見て三角形の各辺が三角形の中心側へ膨らんだ円弧状の
    膨張面となるように3分割されることを特徴とする部品
    等のつかみ装置。
  2. 【請求項2】 前記チューブ体の硬質本体部への固着時
    に内径Dと高さLとの関係が、L/D≧0.75となる
    ように構成したことを特徴とする請求項1に記載の部品
    等のつかみ装置。
JP10021394A 1998-01-19 1998-01-19 部品等のつかみ装置 Pending JPH10217176A (ja)

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