JP2793455B2 - 高周波用ic - Google Patents
高周波用icInfo
- Publication number
- JP2793455B2 JP2793455B2 JP4316227A JP31622792A JP2793455B2 JP 2793455 B2 JP2793455 B2 JP 2793455B2 JP 4316227 A JP4316227 A JP 4316227A JP 31622792 A JP31622792 A JP 31622792A JP 2793455 B2 JP2793455 B2 JP 2793455B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- test
- package
- terminal
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波ICに関し、特に
高周波特性試験に適したICに関する。
高周波特性試験に適したICに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ICの特性を試験する場合には、
被試験ICをICソケットに挿入し、かつICソケット
をユニバーサル基板(複数の穴の開いた基板)に差し込
み、所定の回路を構成して試験を行っている。しかしな
がら、この試験方法を高周波ICに適用すると、信号線
間のクロストークや外部からのノイズの影響を受けて高
周波特性の影響で試験確度が悪くなる。それを避けるた
めに被試験ICの端子に部品を直付けするか、被試験I
Cに対して専用の基板を作成するか、若しくは試験用ベ
タ基板(基板一面に銅メッキを施したもの)を使用して
いた。
被試験ICをICソケットに挿入し、かつICソケット
をユニバーサル基板(複数の穴の開いた基板)に差し込
み、所定の回路を構成して試験を行っている。しかしな
がら、この試験方法を高周波ICに適用すると、信号線
間のクロストークや外部からのノイズの影響を受けて高
周波特性の影響で試験確度が悪くなる。それを避けるた
めに被試験ICの端子に部品を直付けするか、被試験I
Cに対して専用の基板を作成するか、若しくは試験用ベ
タ基板(基板一面に銅メッキを施したもの)を使用して
いた。
【0003】図6は従来の高周波IC用特性試験治具の
一例の斜視図である。被試験ICを試験用ベタ基板20
の上に乗せた上で、被試験ICを試験用ベタ基板20の
表面に固定するために接地電位となる端子3eをはんだ
付けする。その上で、同軸ケーブルで構成した入出力信
号線14の中心導体14aを各信号端子3sに接続し、
かつ外側導体14bを試験用ベタ基板20にはんだ付け
している。また、電源端子3vにはチップコンデンサ1
1やタンタルコンデンサ12と一緒に電源線10をはん
だ付けし、接地線13を試験用ベタ基板20に直接はん
だ付けしている。
一例の斜視図である。被試験ICを試験用ベタ基板20
の上に乗せた上で、被試験ICを試験用ベタ基板20の
表面に固定するために接地電位となる端子3eをはんだ
付けする。その上で、同軸ケーブルで構成した入出力信
号線14の中心導体14aを各信号端子3sに接続し、
かつ外側導体14bを試験用ベタ基板20にはんだ付け
している。また、電源端子3vにはチップコンデンサ1
1やタンタルコンデンサ12と一緒に電源線10をはん
だ付けし、接地線13を試験用ベタ基板20に直接はん
だ付けしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の被試験IC
を用いた高周波IC用特性試験では、被試験ICの端子
と試験用基板を直接はんだ付けをするため、専用の基板
を作成するか試験用ベタ基板を用いる必要がある。前者
の基板では各種IC毎に専用の基板を作成する必要があ
り、繁雑になる。後者では試験毎に専用の接地をとる必
要があり、この接地箇所の違いにより試験結果にばらつ
きが生じることがある。また、いずれの場合でも基板を
介して接地(ノイズ対策)しているため、信号線から接
地点までの距離が長くなり高周波特性に影響を及ぼす等
の問題があった。本発明の目的は、高周波特性試験専用
の基板を用いず、かつ良好な高周波特性を得ることがで
きる高周波用ICを提供することにある。
を用いた高周波IC用特性試験では、被試験ICの端子
と試験用基板を直接はんだ付けをするため、専用の基板
を作成するか試験用ベタ基板を用いる必要がある。前者
の基板では各種IC毎に専用の基板を作成する必要があ
り、繁雑になる。後者では試験毎に専用の接地をとる必
要があり、この接地箇所の違いにより試験結果にばらつ
きが生じることがある。また、いずれの場合でも基板を
介して接地(ノイズ対策)しているため、信号線から接
地点までの距離が長くなり高周波特性に影響を及ぼす等
の問題があった。本発明の目的は、高周波特性試験専用
の基板を用いず、かつ良好な高周波特性を得ることがで
きる高周波用ICを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ICチップを
封止する絶縁性のパッケージ内に積層した導電膜を設
け、この導電膜の一部を接地端子に接続して接地導体と
して構成するとともに、この接地導体で前記ICチップ
及びこれに接続される信号用の導体を囲み、かつ前記パ
ッケージの表面には前記各種端子を包囲するような導電
体を形成し、この導電体を前記接地導体に導通させてい
る。
封止する絶縁性のパッケージ内に積層した導電膜を設
け、この導電膜の一部を接地端子に接続して接地導体と
して構成するとともに、この接地導体で前記ICチップ
及びこれに接続される信号用の導体を囲み、かつ前記パ
ッケージの表面には前記各種端子を包囲するような導電
体を形成し、この導電体を前記接地導体に導通させてい
る。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1実施例を示しており、(a)は
斜視図、(b)はそのA−A線断面図である。また、図
2は図1のB−B線断面図、図3はC−C線断面図であ
る。これらの図において、高周波ICは、ICチップ1
を樹脂或いはセラミック等の絶縁材2で封止してパッケ
ージを構成しており、このパッケージの両側面から各種
端子3を突出させている。前記パッケージ2の内部に
は、各種端子3の周囲を取囲むように形成した導電体4
を有している。この導電体4は、複数枚の導電膜5と絶
縁膜6とを積層し、かつ上下の導電膜5を適宜に導通さ
せた構成としており、その導電膜5の一部を利用して前
記ICチップ1と信号端子3sとを接続する信号導体5
sとし、他の一部を電源端子3vに接続して電源導体5
vとし、更に他の一部を接地端子3eに接続して接地導
体5eとしている。特に、接地導体5eは前記信号導体
5sを囲むように形成され、かつ前記端子3を上下、左
右に挟むように前記パッケージの表面に設けた導電体7
に導通されており、これらの導電体7により前記端子3
を包囲した構成としている。
る。図1は本発明の第1実施例を示しており、(a)は
斜視図、(b)はそのA−A線断面図である。また、図
2は図1のB−B線断面図、図3はC−C線断面図であ
る。これらの図において、高周波ICは、ICチップ1
を樹脂或いはセラミック等の絶縁材2で封止してパッケ
ージを構成しており、このパッケージの両側面から各種
端子3を突出させている。前記パッケージ2の内部に
は、各種端子3の周囲を取囲むように形成した導電体4
を有している。この導電体4は、複数枚の導電膜5と絶
縁膜6とを積層し、かつ上下の導電膜5を適宜に導通さ
せた構成としており、その導電膜5の一部を利用して前
記ICチップ1と信号端子3sとを接続する信号導体5
sとし、他の一部を電源端子3vに接続して電源導体5
vとし、更に他の一部を接地端子3eに接続して接地導
体5eとしている。特に、接地導体5eは前記信号導体
5sを囲むように形成され、かつ前記端子3を上下、左
右に挟むように前記パッケージの表面に設けた導電体7
に導通されており、これらの導電体7により前記端子3
を包囲した構成としている。
【0007】この構成の高周波用ICを用いて高周波特
性の試験を行う場合には、図4に示すように、各端子3
の先端部を切断してその長さを短くした上で、電源端子
3vには電源線10を接続し、かつ導電体7との間にチ
ップコンデンサ11やタンタルコンデンサ12を接続す
る。また、接地端子3eは接地線13に接続し、かつ導
電体7に接続する。更に、信号端子3sには同軸ケーブ
ルからなる信号線14の中心導体14aを接続し、その
外側導体14bは導電体7に接続する。これにより、接
地端子3e及び導電体7を介してICのパッケージ2内
の接地導体5eが接地されるため、ICチップ1や信号
導体5sは接地導体5eによって包囲されることにな
る。したがって、高周波専用の基板を用いなくとも信号
線間のクロストークや外部からのノイズの影響を受けに
くい良好な高周波試験特性を得ることができる。
性の試験を行う場合には、図4に示すように、各端子3
の先端部を切断してその長さを短くした上で、電源端子
3vには電源線10を接続し、かつ導電体7との間にチ
ップコンデンサ11やタンタルコンデンサ12を接続す
る。また、接地端子3eは接地線13に接続し、かつ導
電体7に接続する。更に、信号端子3sには同軸ケーブ
ルからなる信号線14の中心導体14aを接続し、その
外側導体14bは導電体7に接続する。これにより、接
地端子3e及び導電体7を介してICのパッケージ2内
の接地導体5eが接地されるため、ICチップ1や信号
導体5sは接地導体5eによって包囲されることにな
る。したがって、高周波専用の基板を用いなくとも信号
線間のクロストークや外部からのノイズの影響を受けに
くい良好な高周波試験特性を得ることができる。
【0008】図5は本発明の第2の実施例の高周波用I
Cとその試験状態を示す斜視図である。この実施例で
は、板状をした導電板8の上にパッケージ2を構成し、
このパッケージの上面及び側面に形成した導電体7を導
電板8に接続して各種端子3を包囲するように構成して
いる。この構成のICによる高周波試験は第1実施例と
殆ど同じであるが、この構成では各種端子3と接地導体
7の間に試験回路部品を実装する場合に、その一端をパ
ッケージの下側に突出されている導電板8に接続すれば
よいため、接続を容易にしかも素早く行うことができ、
かつ接地電位を十分とることによって高周波用基板を用
いた時と同等の効果が得られ、部品を実装した場合にI
Cの特性も安定する。
Cとその試験状態を示す斜視図である。この実施例で
は、板状をした導電板8の上にパッケージ2を構成し、
このパッケージの上面及び側面に形成した導電体7を導
電板8に接続して各種端子3を包囲するように構成して
いる。この構成のICによる高周波試験は第1実施例と
殆ど同じであるが、この構成では各種端子3と接地導体
7の間に試験回路部品を実装する場合に、その一端をパ
ッケージの下側に突出されている導電板8に接続すれば
よいため、接続を容易にしかも素早く行うことができ、
かつ接地電位を十分とることによって高周波用基板を用
いた時と同等の効果が得られ、部品を実装した場合にI
Cの特性も安定する。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、パッケー
ジ内に設けた接地導体でICチップや信号導体を包囲
し、かつパッケージの表面に設けた導電体で端子を包囲
し、この導電体を接地導体に導通させているので、端子
と導電体とに直接配線や部品を接続してICの試験を行
っても、各端子を接地電位で包囲した状態での試験が可
能となり、高周波特性試験専用の基板を用いずに良好な
特性のIC試験を行うことができる効果がある。
ジ内に設けた接地導体でICチップや信号導体を包囲
し、かつパッケージの表面に設けた導電体で端子を包囲
し、この導電体を接地導体に導通させているので、端子
と導電体とに直接配線や部品を接続してICの試験を行
っても、各端子を接地電位で包囲した状態での試験が可
能となり、高周波特性試験専用の基板を用いずに良好な
特性のIC試験を行うことができる効果がある。
【図1】本発明の高周波用ICの第1実施例を示し、
(a)は斜視図、(b)はそのA−A線断面図である。
(a)は斜視図、(b)はそのA−A線断面図である。
【図2】図1のB−B線断面図である。
【図3】図1のC−C線断面図である。
【図4】図1のICを用いた試験状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】本発明の第2実施例の試験状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図6】従来のICの試験状態を示す斜視図である。
1 ICチップ 2 パッケージ(絶縁材) 3 各種端子(3e 接地端子、3v 電源端子、3s
信号端子) 5 導電膜(5e 接地導体、5v 電源導体、5s
信号導体) 6 絶縁膜 7 導電体 8 導電板
信号端子) 5 導電膜(5e 接地導体、5v 電源導体、5s
信号導体) 6 絶縁膜 7 導電体 8 導電板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−225842(JP,A) 特開 平4−79262(JP,A) 特開 昭61−234055(JP,A) 特開 昭62−21248(JP,A) 特開 昭61−113451(JP,A) 特開 平4−154152(JP,A) 実開 平1−161336(JP,U) 実開 平3−17635(JP,U) 実開 昭60−121653(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 23/12 301 H01L 23/50 G01R 31/26
Claims (1)
- 【請求項1】 ICチップを絶縁性のパッケージ内に封
止し、前記パッケージの側面に各種端子を配列してなる
高周波用ICにおいて、前記パッケージ内には積層した
導電膜を設け、この導電膜の一部を接地端子に接続して
接地導体として構成するとともに、この接地導体で前記
ICチップ及びこれに接続される信号用の導体を囲み、
かつ前記パッケージの表面には前記各種端子を包囲する
ような導電体を形成し、この導電体を前記接地導体に導
通させたことを特徴とする高周波用IC。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4316227A JP2793455B2 (ja) | 1992-10-31 | 1992-10-31 | 高周波用ic |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4316227A JP2793455B2 (ja) | 1992-10-31 | 1992-10-31 | 高周波用ic |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06151687A JPH06151687A (ja) | 1994-05-31 |
JP2793455B2 true JP2793455B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=18074728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4316227A Expired - Fee Related JP2793455B2 (ja) | 1992-10-31 | 1992-10-31 | 高周波用ic |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2793455B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6787884B2 (en) * | 2002-05-30 | 2004-09-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Circuit component, circuit component package, circuit component built-in module, circuit component package production and circuit component built-in module production |
-
1992
- 1992-10-31 JP JP4316227A patent/JP2793455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06151687A (ja) | 1994-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0624962A2 (en) | Optical module | |
JPH0447998B2 (ja) | ||
JPS58124259A (ja) | リードフレームアセンブリ | |
JPS61117858A (ja) | 半導体装置 | |
EP0117434A1 (en) | Hybrid microwave subsystem | |
US5616954A (en) | Flat package for semiconductor IC | |
JP2793455B2 (ja) | 高周波用ic | |
US20030151113A1 (en) | Semiconductor device | |
US6344667B1 (en) | Wiring board with reduced radiation of undesired electromagnetic waves | |
JP2765363B2 (ja) | Icソケット | |
JPH0632716Y2 (ja) | 電子機器のシールド構造 | |
JP3228785B2 (ja) | 高周波素子の測定方法及び測定装置 | |
US7339269B2 (en) | High frequency IC package, high frequency unit using high frequency IC package, and manufacturing method thereof | |
JPH08242047A (ja) | プリント配線板 | |
JPH0936617A (ja) | 高周波モジュール | |
JPH0613421A (ja) | 集積回路装置 | |
JPS6086852A (ja) | 半導体装置 | |
JPS61125031A (ja) | プロ−ブカ−ド | |
JP2682588B2 (ja) | Icソケット | |
JPH05335709A (ja) | 印刷配線基板 | |
JP3529323B2 (ja) | 高周波ユニット及び高周波ユニットの製造方法 | |
JPH0336061Y2 (ja) | ||
JPH05211279A (ja) | 混成集積回路 | |
JP2606086Y2 (ja) | 現象観測装置 | |
JPH05302939A (ja) | プローブカードおよび高周波素子の測定法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |