JP2793242B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2793242B2
JP2793242B2 JP1087004A JP8700489A JP2793242B2 JP 2793242 B2 JP2793242 B2 JP 2793242B2 JP 1087004 A JP1087004 A JP 1087004A JP 8700489 A JP8700489 A JP 8700489A JP 2793242 B2 JP2793242 B2 JP 2793242B2
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将典 並川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の通信回線を接続することができるフ
ァクシミリ装置に関する。
[従来の技術] 一般に、機内交換網を備えた事業所等では、構内交換
機からの内線と電話局からの外線との2種類の電話回線
を使用することが多い。このような内線と外線とを両方
接続し、オペレータが選択、あるいは着呼した一方の回
線を使用して、ファクシミリ通信を実行するファクシミ
リ装置が知られている。
[発明が解決しようとする課題] 従来は、このような2回線を接続するファクシミリ装
置は、一方の回線でファクシミリ通信を実行している期
間中、他方の回線が空いていても、電話機での通話が行
なえなかったため、複数の回線を有効に利用することが
できないという不具合があった。
本発明は、上記の不具合を解消し、複数の回線を有効
に利用することができるファクシミリ装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] このために本発明は、複数の通信回線の内、着呼また
は選択した回線によるファクシミリ通信実行中には、使
用していない他の回線に電話機を接続するようにしたも
のである。また、会話要求が行なわれているファクシミ
リ通信の終了時に、他の回線に着呼して呼出信号が受信
されている場合には、会話要求を無効にして通信を終了
し、直ちに回線に応答してファクシミリ通信を実行する
ようにしている。
[作用] ファクシミリ通信実行中に、電話機を通常どおり使用
することができるので、複数の回線を有効に利用するこ
とができる。また、ファクシミリ通信の終了時に、会話
要求が行なわれていても、他の回線に着呼していると、
直ちに応答してファクシミリ通信を実行するので、ファ
クシミリ通信を効率よく行なうことができる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るファクシミリ装置
のブロック構成図を示したものである。図において、CP
U1は、このファクシミリ装置内各部を制御するもので、
ROM2は、そのための制御プログラムを格納するもので、
RAM3は、CPU1の制御動作時に各種データを一時格納する
ワークメモリである。
スキャナ4は原稿画像を読み取って画情報を取り出す
もので、プロッタ5は画情報を記録紙に記録するもので
ある。
符号化復号化部6は、送信する画情報の符号化および
受信した画情報の復号化を行なうものである。画像メモ
リ7は、原稿画像の蓄積送信、あるいはメモリ受信の場
合に画情報を一旦蓄積するものである。
網制御装置8は、電話回線L1,L2の2回線と電話機9
とが接続され、各回線の補足,選択信号の送出,着信の
検出を行なうと共に、ファクシミリ通信時と通話時との
接続切り換え等を行なうものである。モデム10は、画情
報を変復調して伝送すると共に、伝送制御手順における
各種手順信号を伝送するものである。
操作表示部11は、装置の操作状態を表示すると共に、
オペレータが各種操作を行なうものである。信号バス12
は、上記各部をそれぞれ接続する信号ラインである。
網制御装置8内において、一方の回線L1は、呼出信号
検出回路81とリレー接点82のコモン端子C1とに接続さ
れ、他方の回線L2は、呼出信号検出回路83とリレー接点
84のコモン端子C2とに接続されている。また、電話機9
の音声信号のラインは、リレー接点85のコモン端子C3
接続され、そのブレーク側端子b3は、リレー接点82のブ
レーク側端子b1に、メーク側端子m3はリレー接点84のブ
レーク側端子b2にそれぞれ接続されている。
リレー接点82のメーク側端子m1は、リレー接点86のブ
レーク側端子b4に、リレー接点84のメーク側端子m2は、
リレー接点86のメーク側端子m4にそれぞれ接続され、そ
のコモン端子c4は、モデム10に接続されている。
リレー制御部87は、リレー接点82,84〜86の切り換え
制御を行なうもので、入力ポート88は、呼出信号検出回
路81,83からの検知信号および電話機9のフック信号を
入力するものである。リレー制御部87および入力ポート
88は、共に信号バス12に接続されている。なお、この網
制御装置8内には、図示してないが、上記回路のほか、
電話回線L1,L2に発信相手先の電話番号である選択信号
を送出する回路等が配設されている。
以上の構成で、本実施例では、電話回線L1には、電話
局からの外線、電話回線L2には、構内交換機からの内線
をそれぞれ接続して、ファクシミリ装置を使用するもの
とする。
このファクシミリ装置の待機状態には、リレー接点8
2,84〜86のコモン端子c1〜c4は、全てブレーク側端子b1
〜b4に接続されている。これにより、電話機9は、電話
回線L1つまり外線側に接続され、オペレータは、電話機
9をオフフックして、任意に発信および通話を行なうこ
とができる。
また、オペレータは、原稿の送受信のために発信する
場合、相手先を入力すると共に、必要により会話要求等
の設定操作、および外線,内線つまり電話回線L1とL2の
選択操作を行なって、起動操作する。
このファクシミリ装置は、上記起動操作あるいは着呼
した場合に、所定の動作を開始する。すなわち、第2図
(a),(b)はこの動作を示したもので、このファク
シミリ装置は、常時、着呼検出と起動操作の検知を行な
っている(処理101、処理101のNより処理102、処理102
のNより処理101へ)。
そして、電話回線L1またはL2に着呼した場合(処理10
1のY)、あるいはオペレータによる起動操作が行なわ
れた場合(処理102のY)、電話回線L1,L2の内、着呼あ
るいはオペレータにより選択された回線を判別する。い
ま、ファクシミリ通信に使用される回線をモデム10に、
空いている方の回線を電話機9にそれぞれ接続する。例
えば、いま、電話回線L1が使用する回線であったとする
と、リレー接点82をメーク側端子m1側、リレー接点86を
ブレーク側端子b4側、リレー接点85をメーク側端子m
3側、リレー接点84をブレーク側端子b2側に、それぞれ
接続する。また、電話回線L2が使用回線であったとする
と、リレー接点82をブレーク側端子b1側、リレー接点85
をブレーク側端子b3側、リレー接点84をメーク側端子m2
側、リレー接点86をメーク側端子m4側にそれぞれ接続す
る(処理103、処理104)。
これにより、発呼の場合には、選択信号を送出して相
手先が応答した後、また、着呼の場合には、直ちに、モ
デム10がファクシミリ信号を送受して、それぞれ所定の
ファクシミリ通信を開始する(処理105)。
この後、ファクシミリ通信が終わるまで、電話機9の
フック状態を監視する(処理106、処理106のN、処理10
7、処理107のNより処理106)。いま、電話機9がオン
フックのまま、通信が終了したとすると(処理107の
Y)、その時点で、電話機9に接続されている回線が呼
出信号を受信し、電話機9がリンギング中でないかどう
かをチェックする(処理108)。そして、リンギング中
でない場合(処理108のN)、次に上記ファクシミリ通
信で会話要求が行なわれているかどうか判別して(処理
109)、会話要求が行なわれていない場合(処理109の
N)、リレー接点84,84〜86をすべてブレーク側端子b1
〜b4側に接続して、電話回線L1,L2の接続を切り離し
(処理110)、初期待機状態にする。
一方、上記において、発信側あるいは着信側で会話要
求が行なわれている場合(処理109のY)、図示せぬス
ピーカよりオペレータコールのトーンを出力した後(処
理111)、一定時間、電話機9のフック状態を監視する
(処理112、処理112のNより処理113、処理113のNより
処理112へ)。
オペレータは、会話を行なう場合、ここで、電話機9
をオフフックして、図示せぬストップキーを押下する。
ファクシミリ装置は、電話機9がオフフックされると
(処理113のY)、そのストップ操作を監視し(処理11
4)、ストップ操作が行なわれない場合(処理114の
N)、上記処理112に戻る。
ここで、ストップ操作が行われると(処理114の
Y)、電話回線L1でファクシミリ通信していたときに、
リレー接点85をブレーク側端子b3側、リレー接点82をb1
側にそれぞれ切り換える。また、電話回線L2でファクシ
ミリ通信していたとすると、リレー接点85をメーク側端
子m3側、リレー接点84をb2側にそれぞれ切り換える(処
理115)。これにより、オペレータは、電話機9で相手
先と会話することができる。
この後、電話機9のフック状態を監視し(処理116の
Nのループ)、オンフックになった時点で(処理116の
Y)、電話回線L1,L2を切り離し(処理110)、初期状態
にする。
また、上記オペレータコールに対して、電話機9のオ
フフックやストップ操作が行なわれず、一定時間が経過
した場合には(処理112のY)、直ちに初期状態に復帰
する(処理110)へ。
さらに、ファクシミリ通信終了時に、電話機9がリン
ギング音出力中であった場合には(処理108のY)、上
記と同様に、直ちに初期状態に復帰する(処理110)
へ、 一方、ファクシミリ通信開始後にオフフックを検出し
(処理106のY)、その後オンフックの監視(処理117)
とファクシミリ通信の監視(処理118)を行っていると
きにオフフックのままファクシミリ装置が終了した場合
(処理118のY)、前記と同様に、会話要求が行なわれ
ているかどうか判別して(処理119)、会話要求が行な
われていない場合(処理119のN)、モデム10とファク
シミリ通信のために接続されていた回線を切り離す(処
理120)。ファクシミリ通信開始後にオフフックを検出
し(処理106のY)、その後オンフックの監視(処理11
7)とファクシミリ通信の監視(処理118)を行っている
処理で、ファクシミリ通信の終了を検出する前にオンフ
ックを検出したときは(処理117のY)、処理107におい
てファクシミリ通信の終了を待つようにする。
この後、前記と同様に、電話機9のオンフックの期間
待機し(処理116のNのループ)、オフフックされる
と、電話回線L1,L2の接続を切り離し(処理110)、初期
待機状態にする。
また、上記において、会話要求が行なわれている場合
(処理119のY)、オペレータコールのトーンを出力し
た後(処理120)、一定時間、電話機9のフック状態お
よびストップ操作を監視する(処理121〜123)。ここ
で、電話機9がオフフックされ(処理122のY)、スト
ップキーが操作されると(処理123のY)、電話機9を
ファクシミリ通信のために接続された回線側に切り換え
て、通話状態にする(処理115へ)。
以上のように、本実施例では、ファクシミリ通信実行
中には、電話機9を使用していない回線に切換接続する
ので、いつでも電話機を使用することができ、2回線を
有効に利用することができる。また、ファクシミリ通信
の終了時に、会話要求が行なわれていても、他方の回線
に着呼していると、直ちに応答してファクシミリ通信を
実行するので、ファクシミリ通信を効率よく行なうこと
ができる。
ところで、電話機9は、外線側に接続されたり内線側
に接続されたりするため、オペレータが電話機9を使用
する際、特に電話機9がファクシミリ装置本体から離れ
ているような場合、いまどちらの回線に接続されている
か、容易に判別できないという不具合がある。
そこで、電話機9は、一方の回線でファクシミリ通信
していないときだけ、その回線に接続するようにして、
他方の回線には接続しないことにすれば、上記のような
不具合を防止することができる。
なお、以上の実施例では、通信回線として電話回線と
内線と外線との2回線を使用する例を説明したが、一方
のみ2回線使用することもできる。さらに、3回線以上
使用する場合には、1回線でファクシミリ通信中に、電
話機を他の回線に接続するようにすれば、本発明を同様
に適用することができ同様の効果が得られる。
また、ファクシミリ通信や電話機9での通話実行中
に、使用している回線の別をファクシミリ装置で表示さ
せるようにすれば、オペレータが回線の使用状況を容易
に把握することができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、ファクシミリ通信実
行中には、電話機を使用していない回線に切換接続する
ので、電話機を通常どおり使用することができ、複数の
回線を有効に利用することができるようになる。また、
ファクシミリ通信の終了時に、会話要求が行なわれてい
ても、他の回線に着呼していると、直ちに応答してファ
クシミリ通信を実行するので、ファクシミリ通信を効率
よく行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るファクシミリ装置のブ
ロック構成図、第2図(a),(b)はそのファクシミ
リ装置の動作フローチャートである。 1……CPU、2……ROM、3……RAM、4……スキャナ、
5……プロッタ、6……符号化復号化部、7……画像メ
モリ、8……網制御装置、9……電話機、10……モデ
ム、11……操作表示部、81,83……呼出信号検出回路、8
2,84,85,86……リレー接点、87……リレー制御部、88…
…入力ポート、L1,L2……電話回線、。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通話用の電話機能とファクシミリ通信機能
    とを備えて、複数の通信回線に接続可能に構成されたフ
    ァクシミリ装置において、 前記複数の通信回線のうち、着呼した回線又は選択した
    回線に前記ファクシミリ通信機能を接続したとき、前記
    電話機能を当該回線以外の他の通信回線に接続する手段
    と、 会話要求が行われているファクシミリ通信終了後の当該
    会話実行前に前記他の回線に着信があったとき前記会話
    要求を無効にして通信を終了する手段と、 前記通信の終了後直ちに前記他の回線の着信信号に応答
    してファクシミリ通信を実行する手段とを備えているこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記他の回線に着信がないときは所定時間
    前記会話実行のための呼出音を発生させる手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】前記呼出音発生中に前記電話機能を回線か
    ら切り離し、さらにストップキー操作を行うことにより
    前記他の回線に前記電話機能を接続する手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
JP1087004A 1989-04-07 1989-04-07 ファクシミリ装置 Expired - Lifetime JP2793242B2 (ja)

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