JP2792241B2 - パーツフィーダの防音装置 - Google Patents

パーツフィーダの防音装置

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JP2792241B2
JP2792241B2 JP3010257A JP1025791A JP2792241B2 JP 2792241 B2 JP2792241 B2 JP 2792241B2 JP 3010257 A JP3010257 A JP 3010257A JP 1025791 A JP1025791 A JP 1025791A JP 2792241 B2 JP2792241 B2 JP 2792241B2
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vibration
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修 岡本
順一 浜田
秀也 上村
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動形パーツフィーダを
対象として、パーツフィーダから発生した騒音が周囲に
伝播するのを防止する防音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器などの組立ラインでは自動組立
機などにワーク (例えばボルト, ナットなどのパーツ)
を整列して供給するためにパーツフィーダが多く使用さ
れている。ところで、振動形パーツフィーダは、運転時
にパーツフィーダ本体の振動発生音の他に、ワーク同士
およびワークとパーツフィーダのボウルとが触れ合う衝
撃音が発生する。この場合に、フィーダ本体自身の発生
音は騒音レベルが比較的低い唸り音(125Hz近辺の低
周波音)であるのに対して、ワークの衝突による衝撃音
は騒音レベルの高い耳障りな騒音(1KHz以上の高周
波音)となる。そこで、従来では防音対策として、騒音
発生源となるパーツフィーダに防音カバー(例えば合成
樹脂の板を組合わせて作製したもの)を被せ、騒音が周
囲に伝播するのを防止するようにした試みがなされてい
る。なお、実施に際しては、パーツフィーダのシュート
は防音カバーの側壁に開口した小窓を通して外方へ引出
しておくものとする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、防音カバー
をベース(パーツフィーダの据付面)の上に直接据付け
た構成では、次記のような問題点が残る。すなわち、パ
ーツフィーダから周囲に伝播しようとする高周波音は防
音カバーにより良好に遮音されるが、逆に低周波音の騒
音レベルが異常に高まるケースが多々見られる。かかる
騒音レベルの増大要因について発明者等が究明したとこ
ろによれば、その原因は、パーツフィーダ自身の振動が
ベースを伝わって防音カバーに伝播し、このうち低周波
の振動により防音カバーが共振を誘発して防音カバー自
身が騒音源となるためであることが判明した。
【0004】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、前記した原因究明の結果を基に、防音カバーの
共振誘発を回避することにより防音効果が高いパーツフ
ィーダの防音装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ベース上に据付けたパーツフィーダに防
音カバーを被せるともに、防音カバーの底部全周域とベ
ースとの間に空気で膨らませた弾性チューブよりなる防
振材を介装してベースに対し防音カバーを防振支持する
ものとする。
【0006】前記した弾性チューブは、防音カバーおよ
びベース側に取付けた樋状の保持ガイドの間に挟み込ん
で案内保持する支持構造が採用できる。
【0007】
【作用】上記の構成において、防振材はベースを伝わっ
てパーツフィーダから防振カバーへ伝播する振動を吸収
して減衰させるように働くので、防音カバーがパーツフ
ィーダ本体の振動により共振を誘発することがなくな
り、低周波音の騒音レベルが異常に増大するのを防止で
きる。ここで、防振材として特に空気で膨らました弾性
チューブは空気ばねとして機能するので防振効果が大き
く、かつ弾性チューブの封入空気圧を適正に選ぶことで
防音カバーの重量で押し潰されることなく防音カバーを
弾性支持できる。しかも、弾性チューブは防音カバーと
ベースとの間の隙間を全周域に亙って閉塞しているの
で、パーツフィーダから空気を伝わって周囲に伝播する
高周波音に対しても十分な遮音効果が確保される。
【0008】また、パーツフィーダのシュート弾性チュ
ーブを防音カバーおよびベース側に取付けた樋状の支持
ガイドの間に挟持した支持構造により、弾性チューブを
所定位置に安定保持できるほか、現場での防音カバーの
据付け施工が容易に行える。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図1において、1はボウル内に一括投入した
ワークをボウル内で旋回させながら整列して外部へ供給
する振動形のパーツフィーダ、1aはパーツフィーダ1
のワーク導出用シュート、2はパーツフィーダ1の据付
ベース(鉄板)、3はパーツフィーダ1を包囲するよう
に被せた円筒形の防音カバー、4はパーツフィーダ1か
らワークの供給を受ける製品自動組立機(パーツフィー
ダ1シュート1aと自動組立機4との間に直進フィーダ
を配置する場合もある)であり、防音カバー3は底部フ
ランジ3aの全周縁とベース2との間に防振材5を介在
させてベース上に防振支持されている。なお、パーツフ
ィーダ1のシュート1aは防音カバー3の側壁に開口し
た小窓3bを通じて外方に引出してある。
【0010】次に、図1における防振材5,およびその
具体的な取付け構造を図2に示す。すなわち、図示構造
では防振材として空気で膨らました弾性チューブ6(例
えば自転車用のタイヤチューブ)が採用されており、該
弾性チューブ6は防音カバー3の底部フランジ3a,お
よびベース2にそれぞれ上下に向かい合わせて取付けた
断面U字形の支持ガイド7の間に挟み込んで案内保持さ
れている。さらに防音カバー3の底部フランジ3aには
少なくとも周縁の一箇所で位置決めピン8が植設されて
おり、該ピン8の先端がベース2の所定位置に開口して
穴2aに多少の遊びを残して遊嵌式に係止されている。
なお、9は前記の穴2aに嵌め込んだ環状の防振ゴムで
ある。
【0011】かかる構成により、パーツフィーダ1の運
転時にベース2を伝わって防音カバー3に伝播しようと
するパーツフィーダ本体からの振動は、その伝播経路の
途中で防振材5により吸収されて防音カバー3には殆ど
伝播することがなく、これにより防振カバー3の共振誘
発,並びに防音カバーの共振に起因する騒音レベルの異
常な増加が回避される。なお、防振材として空気で膨ら
ました弾性チューブ6を採用した防音カバー3の防振支
持構造について、防音カバー3の外側で騒音レベルを実
測したところによれば、防音カバー3を防止支持せずに
直接ベース2の上に据付けた場合と比べて低周波音域
(100Hz前後)の騒音レベルを13db低減できること
が確認されている。
【0012】また、前記の構成では、弾性チューブ6は
上下に向かい合う樋状の支持ガイド7の間に嵌め込んで
挟持されているので定位置に安定保持される。さらに、
防音カバー3に植設した位置決めピン8がベース2の穴
2aに係止されているので、防音カバー3が所定位置か
ら不当にずれ動くことがなく、パーツフィーダ1の運転
中に防音カバー3がパーツフィーダ1のシュート1aに
接触するなどの干渉が防げる。なお、前記穴2aには防
振ゴム9が嵌め込んであるので、位置決めピン8の先端
がこれに接触してもパーツフィーダ1からの振動が防音
カバー3に殆ど伝播することはない。
【0013】
【発明の効果】本発明によるパーツフィーダの防音装置
は、以上説明したように構成されているので、次記の効
果を奏する。すなわち、防音カバーとパーツフィーダの
据付ベースとの間に防振材を介在させたことにより、ベ
ースを伝わってパーツフィーダから防振カバーへ伝播す
る振動を防振材が吸収するので、これによりベースを伝
播経路としてパーツフィーダ本体の低周波振動で誘発す
る防音カバーの共振を防ぎ、防音カバーが音源となって
騒音レベルが異常に増大するのを防止できる。
【0014】また、防振材として空気で膨らました弾性
チューブを採用することにより、防音カバーからの音漏
れを防ぎつつ、防音カバーとベースとの間で高い防振効
果が得られ、かつ弾性チューブを樋状の支持ガイドの間
に挟持する支持構造の採用で弾性チューブの安定保持,
並びに据付け施工が容易となる。さらに防音カバーの周
縁をベースへ定位置に係止させることで防音カバーとパ
ーツフィーダから引出したシュートが接触して不当に干
渉し合うのを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図
【図2】図1における吸振体取付け部分の詳細構造図
【符号の説明】
1 パーツフィーダ 2 ベース 3 防音カバー 5 防振材 6 弾性チューブ 7 支持ガイド 8 位置決めピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−181790(JP,A) 特開 昭63−210434(JP,A) 実開 昭59−100714(JP,U) 実開 平1−58736(JP,U) 実開 昭54−52508(JP,U) 実公 昭48−311(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 27/00 - 27/34 F16F 15/00 - 15/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース上に据付けたパーツフィーダに防音
    カバーを被せるともに、防音カバーの底部全周域とベー
    スとの間に空気で膨らませた弾性チューブよりなる防振
    材を介装してベースに対し防音カバーを防振支持したこ
    とを特徴とするパーツフィーダの防音装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の防音装置において、弾性
    チューブが防音カバーおよびベース側に取付けた樋状の
    保持ガイドの間に挟持されていることを特徴とするパー
    ツフィーダの防音装置。
JP3010257A 1991-01-31 1991-01-31 パーツフィーダの防音装置 Expired - Fee Related JP2792241B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59100714U (ja) * 1982-12-24 1984-07-07 株式会社ニユ−サンワ 振動部品供給機用防音装置
JPH0158736U (ja) * 1987-10-07 1989-04-12

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