JP2791891B2 - 圧力センサー内蔵スパークプラグ - Google Patents

圧力センサー内蔵スパークプラグ

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JP2791891B2
JP2791891B2 JP21477888A JP21477888A JP2791891B2 JP 2791891 B2 JP2791891 B2 JP 2791891B2 JP 21477888 A JP21477888 A JP 21477888A JP 21477888 A JP21477888 A JP 21477888A JP 2791891 B2 JP2791891 B2 JP 2791891B2
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pressure sensor
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、内燃機関に使用される圧力センサー内蔵
のスパークプラグに関する。
(従来の技術) 従来、内燃機関に使用される圧力センサー内蔵のスパ
ークプラグにおいては、圧力センサーは絶縁物によって
被覆された圧電素子を主体金具の胴部に穿設した孔部に
圧入、固定し、上記圧電素子から検出される信号をリー
ド線によってCPU等に伝達してなるものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものにおいて、絶縁物によ
って被覆された圧電素子を主体金具の胴部に穿設した孔
部に圧入、固定し、上記圧電素子から検出される信号を
リード線によってCPU等に伝達してなるものは、圧電素
子によって検出される信号をCPUに伝達するリード線
が、主体金具の上方から引出されている。したがって、
内燃機関から発生する振動や熱によって劣化を受けやす
く、接触不良や断線等の破損を生じ易い問題点がある。
この問題点を改良するために、上記リード線に代え金属
ペーストを絶縁体の表面に焼結させて導通体を形成し、
上記絶縁体の表面に周設した電極端子から信号を取り出
すものが提案されているが、圧電素子に挟持される電極
板との間における接触が、機械的応力を加えながら行う
ものでないから、その接触が確実にならないという問題
がある。そこでこの発明は上記従来のもののもつ問題点
を改善するものであり、絶縁体表面に焼結される金属ペ
ーストと電極板との接続を長期にわたり確保にしようと
するものである。
(課題を解決するための手段) そのために、主体金具の胴部に形成された収容溝内
に、バネ材よりなる電極板を圧電素子により挟持してな
る圧力センサーを、一対のくさびの相対する横方向の打
ち込みによって上下方向に固定すると共に、上記電極板
より絶縁体に向け引出される弾性を有する端子が絶縁物
を介して主体金具と絶縁してなるものである。そして上
記絶縁体表面に金属ペーストの焼結により形成される導
通体に圧着させ、かつ、該導通体を絶縁体の露出する頭
部に周設する信号を取り出す電極端子に接続してなるも
のである。
(作用) 上記構成を具えるので、主体金具の胴部の収容溝内
に、バネ材の電極板を圧電素子により挟持してなる圧力
センサーを、くさびの打ち込みによって上下方向が固定
される。これと共に、プラグの絶縁体に向け引出される
電極板に連結する弾性を有する端子が、絶縁物により主
体金具と絶縁されてスパークプラグの径方向に対して押
圧され、絶縁体の表面に焼結された金属ペーストよりな
る導通体に圧着固定して長期にわたりその接続を確保で
きるものである。
(実施例) この発明を図に示す実施例により更に説明する。
(1)は、この発明の実施例である圧力センサー内蔵ス
パークプラグであり、この圧力センサー内蔵スパークプ
ラグ(1)は、主体金具(3)の胴部(4)に内蔵され
た圧力センサー(5)と、圧力センサー(5)からの信
号を取り出す電極端子(6)を露出する頭部に周設する
絶縁体(2)、上記主体金具(3)の先端に具えられた
ネジ部(14)、中心電極(15)、外側電極(16)等から
構成されるものである。そして、圧力センサー(5)
は、バネ材よりなる電極板(7)を2個の圧電素子
(8)により挟持して構成し、主体金具(3)の胴部
(4)に設けられる収容溝(10)内に、互いに対向する
方向に傾斜面をもつ一対のくさび(9)(9)を相対す
る横方向に打ち込むことによって、上記収容溝(10)内
に圧力センサーを固定する。また、そのうちの電極板
(7)より絶縁体(2)に向い引出される端子(11)
は、絶縁物(12)によって主体金具(3)と絶縁されな
がら、絶縁体(2)表面に焼結され、絶縁体(2)の頭
部に周設される電極端子(6)に導通する金属ペースト
よりなる導通体(13)面に圧着することにより固定接続
してなるものである。さらに、導通体(13)と電極板
(7)から引出される端子(11)との間の接続は、圧電
素子(8)を固定するために互いに対向して傾斜面をも
つくさび(9)(9)を打ち込むことによって相対する
横方向に作用する力(F)が生じ上下方向が固定された
上、内方に向う力(f)により圧着し(第4図)、端子
(11)の導通体(13)への弾性接触により確実に電気的
に接続されるものである。なお、電極板(7)の周囲に
は電気的に絶縁を行う例えばゴムのような絶縁物(12)
があるから、主体金具(3)との間の絶縁は十分なもの
となり、主体金具(3)との電気的干渉を防ぐことがで
きる。
(発明の効果) 以上のとおり、内蔵圧力センサーの電極板から引出さ
れる弾性のある端子を、絶縁体表面に焼結される金属ペ
ーストの導通体に圧着し、更にはくさびを相対する横方
向に打ち込むことにより主体金具の収容溝内に固定でき
るものであり、従来のものにくらべ簡単な構造のものと
することによる信頼性の向上やリード線の廃止による取
り扱い時の作業性を簡単にし、しかも圧力センサーと導
通体の接触を永久的に確保できる優れた効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例である圧力センサー内蔵ス
パークプラグの部分断面図、第2図及び第3図は、その
正面方向からの要部拡大半断面図及び側面方向からの要
部拡大半断面図を示し、第4図は、圧力センサーの構成
を示す分解斜視図である。 1……圧力センサー内蔵スパークプラグ、2……絶縁
体、3……主体金具、4……胴部、5……圧力センサ
ー、6……電極端子、7……電極板、8……圧電素子、
9……くさび、10……収容溝、11……端子、12……絶縁
物、13……金属ペーストよりなる導通体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主体金具の胴部に形成された収容溝内に、
    バネ材よりなる電極板を圧電素子により挟持してなる圧
    力センサーを、一対のくさびの相対する横方向の打ち込
    みによって上下方向に固定すると共に、上記電極板より
    絶縁体に向け引出される弾性を有する端子が絶縁物を介
    して主体金具と絶縁して、絶縁体表面に金属ペーストの
    焼結により形成される導通体に圧着させ、かつ、該導通
    体を露出する頭部に周設する信号を取り出す電極端子に
    接続してなる圧力センサー内蔵スパークプラグ。
JP21477888A 1988-08-31 1988-08-31 圧力センサー内蔵スパークプラグ Expired - Fee Related JP2791891B2 (ja)

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