JP2791223B2 - 自動ガス切断機 - Google Patents

自動ガス切断機

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JP2791223B2
JP2791223B2 JP2409354A JP40935490A JP2791223B2 JP 2791223 B2 JP2791223 B2 JP 2791223B2 JP 2409354 A JP2409354 A JP 2409354A JP 40935490 A JP40935490 A JP 40935490A JP 2791223 B2 JP2791223 B2 JP 2791223B2
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JP
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cutting
cut
preheating time
cutting machine
preheating
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耐 田巻
一之 河野
雅生 黒田
毅 本田
雅文 畑迫
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Yoshikawa Kogyo Co Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Yoshikawa Kogyo Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は比較的重量の大きい鉄板
等の素材分割・切断加工する自動ガス切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス切断にあたっては切断開始点を予め
予熱し、十分加熱してから切断開始する必要がある。し
かるに、従来予熱時間は作業者が予熱状態を目視にて確
認しながら決定していたため、個人差が大きく予熱の過
不足を生じ、切断不能や予熱部分コーナー部の溶け落ち
等の品質不良を発生していた。このため提案されたもの
として特開昭62−270276号公報が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62−2702
76号公報の提案では、被切断材の材質、厚みによって
予熱時間を決め、予め制御装置にプリセットしておくこ
とが開示されているが、この方法では切断開始点に半円
状の切込み部が形成されるため、成品を採取する予定位
置の外側に切断開始点を位置しなければならず、歩留が
低くなる。このため本発明は切断不能や品質不良が発生
せず、かつ歩留低下の起きない自動ガス切断機の提供を
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を有利
に解決するため、本発明は被切断材の長手方向及び幅方
向に移動自在な切断トーチを備えた自動ガス切断機にお
いて、該切断機に被切断材の厚さ及び切断開始位置に応
じ、以下に説明する(1)式及び(2)式により最適予
熱時間の演算を行う演算機を接続配置した自動ガス切断
機である。
【0005】
【作用】本発明では切断開始位置となる板端部の予熱時
間を被切断材の厚みの関数とし、 τ=At+B …………………… (1) τ:予熱時間(sec.) t:被切断材の厚み(mm) A,B:被切断材の材質に依存する定数 なる式で表し、予熱を行う都度演算機に入力し演算して
得られた予熱時間を設定し予熱する。上記予熱時間は最
初に切断を行う端部での予熱時間であり、一度切断を行
った端面からひきつづいて切断を行う場合、端面の予熱
開始位置に応じて次式を用いて前記演算機で演算し、少
なくとも1日は予熱時間を短くする。
【0006】すなわち本発明では、図3に示すように切
断によって生じる耳屑と、切断開始点Kとの距離を切断
の順序に応じた切断開始位置により、数種類に区分し、
各区分毎に異なる係数Ciを(1)式に乗じることによ
って、(2)式に示すように2回目以降の切断の予熱時
間を決定する。
【0007】 τ′=Ci(At+B) ……… (2) Ci:切断開始位置に依存する係数 i=2〜n しかしてこの理由は2回目以降の切断では被切断材の温
度が最初の切断時に比べて高いこと、切断によって生じ
た耳屑13が切断開始位置に接近して存在しているた
め、予熱炎が集中しやすいこと等により、最初の切断と
同じ予熱時間を適用すると予熱オーバーになりコーナー
部の溶け落ち等の品質不良を発生するからである。本発
明はこのような演算機をガス切断機に接続して配置し、
演算結果に基づいてガス切断する構成としたので最適な
予熱と品質不良のないガス切断が実行できる。
【0008】
【実施例】本発明実施例装置を第1図に示す。図1は全
体平面図であり、1はガス切断機のガーダーで、前後進
駆動装置2によってレール3上を被切断材の長手方向に
移動する。4はトーチ5を搭載し横行駆動装置6によっ
てガーダー1の長手方向(被切断材の幅方向)に移動自
在なキャリッジである。
【0009】しかしてこれらの前後進、横行動作はガス
切断機に接続された演算機7によって制御される。すな
わち、被切断材の寸法(厚、幅、長)と製品採取寸法、
枚数から切断順序が決まり、切断開始位置にトーチ5を
移動設定した後、 τ=At+B …………………… (1) τ:予熱時間(sec.) t:被切断材の厚み(mm) A,B:被切断材の材質に依存する定数 演算機7は上記(1)式で最初の切断における予熱時間
を演算し、トーチ5にて該時間分の予熱を行った後切断
を開始させるべく、前後進駆動装置2又は横行駆動装置
6を駆動させる。
【0010】このようにして最初の切断をしたのち、ひ
きつづきその切断端面を切断開始点として予熱−切断を
するとき、その切断端面は最初の切断で高温となってい
るため、最初の切断と同じ予熱時間をとると予熱オーバ
ーとなって不具合を生ずる。このため演算機7は下記
(2)式を用いて予熱時間を決定する。
【0011】 τ′=Ci(At+B) ……… (2) Ci:切断開始位置に依存する係数 i=2〜n このようにして得られた予熱時間τ′だけ予熱したあ
と、演算機7は前後進駆動装置2又は横行駆動装置6を
駆動し、トーチ5にて切断を実行させる。本発明装置は
以上の如き構成、機能を持つものであるが、図1の装置
を用いた具体的切断例を図2にもとずき説明する。
【0012】図2は図1に示した切断機を用いて切断を
行う予熱時間の実施例である。図において厚みが10mm
の普通鋼である切断素材8より成品9〜12を切断する
場合、最初にa,b,c,dを切断し、次にb,e,h
およびc,f,iおよびd,g,jを同時に切断した
後、hi,ij,ef,fgの順に切断を行う。この時
予熱時間を決定する(1)式の定数A,B及び(2)式
の係数Ciは、A=0.2,B=7.3及びCiは2種
類に区分し、切断開始位置b,c,d,eで0.8、
断開始位置f,h,iで0.4である。従って予熱時間
は切断開始位置aで9.3秒、b,c,d,eで7.4
秒、f,h,iで3.7秒である。このように演算機7
で演算し、トーチ5で演算された予熱時間だけ予熱し切
断を行った結果、予熱不足もなくかつ予熱オーバーによ
るコーナー部の溶け落ちも発生せず、良好に自動ガス切
断を実行できた。
【0013】
【発明の効果】本発明は被切断材の厚さ及び切断開始位
置に応じて最適予熱時間の演算を行う演算機を自動ガス
切断機に接続配置して構成したので、1枚の被切断材か
ら連続して、複数枚の成品を分割・切断する際の予熱の
過不足が解消でき、切断開始点に溶け落ち等の品質異常
が生じない優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置の構成を示す平面説明図。
【図2】本発明装置を用いた予熱時間の演算例を示す説
明図。
【図3】2回目以降の切断時に予熱時間を変える必要が
あることを示す説明図。
【符号の説明】
1 ガーダー 2 前後進駆動装置 3 レール 4 キャリッジ 5 トーチ 6 横行駆動装置 7 演算機 8 被切断素材 9〜12 成品 a〜k 切断開始点または終了点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 雅生 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵 株式会社 名古屋製鐵所内 (72)発明者 本田 毅 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵 株式会社 名古屋製鐵所内 (72)発明者 畑迫 雅文 愛知県知多市新舞子字口新曽5番 (56)参考文献 特開 昭59−70464(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 7/00 B23K 7/00 505

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断材の長手方向及び幅方向に移動自
    在な切断トーチを備えた自動ガス切断機において、該切
    断機に被切断材の厚さを基本値として、最初の切断開始
    位置での予熱時間を下記(1)式により、引き続き、最
    初の切断端面の所定の切断開始位置での予熱時間を下記
    (2)式により、最適予熱時間の演算を行う演算機を接
    続配置したことを特徴とする自動ガス切断機。 τ=At+B …………………… (1) τ:予熱時間(sec.) t:被切断材の厚み(mm) A,B:被切断材の材質に依存する定数 τ′=Ci(At+B) ……… (2) Ci:切断開始位置に依存する係数 i=2〜n
JP2409354A 1990-12-28 1990-12-28 自動ガス切断機 Expired - Lifetime JP2791223B2 (ja)

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JPH04251667A JPH04251667A (ja) 1992-09-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5970464A (ja) * 1982-10-14 1984-04-20 Nippon Steel Corp ガス溶削穿孔方法

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JPH04251667A (ja) 1992-09-08

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