JP2790795B2 - 生体用電極 - Google Patents

生体用電極

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JP2790795B2 JP8332449A JP33244996A JP2790795B2 JP 2790795 B2 JP2790795 B2 JP 2790795B2 JP 8332449 A JP8332449 A JP 8332449A JP 33244996 A JP33244996 A JP 33244996A JP 2790795 B2 JP2790795 B2 JP 2790795B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、心臓の活動電位を
計測する際に、体表面に貼り付ける生体用電極に係り、
特に、使用後に廃棄される使い捨て用の生体用電極に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】生体用
電極は、心臓の活動電位を計測し、記録する心電計に於
いて、体表面に生じる電位変化を検出する電極であり、
通常、体表面に貼り付けた状態で使用される。
【0003】かかる生体用電極で検出された体表面に於
ける電位変化は心電計に入力され、心電図情報となる。
ここで、前記生体用電極と心電計とは、接続ケーブル
(リード線)により接続され、生体用電極と接続ケーブ
ルとの接続部は着脱可能になっている。
【0004】上記生体用電極と心電計との接続方法とし
ては、バネ圧を利用したホック(スナップ)式、鰐口ク
リップ式又は磁石の吸引力により接続する方式(以下、
マグネット吸着方式という)があり、前記接続方法によ
り、接続部の導体同士(生体用電極側と接続ケーブル
側)が接触し、電気的な導通を確保している。
【0005】ここで、上記マグネット吸着方式の場合、
体表面に貼り付けた生体用電極に、接続ケーブルを接続
するときに、生体用電極に対して圧入力等を加えずに接
続することができるので、体表面と生体用電極の間のス
ポンジに充填されているゲル剤(導電性ゼリー)が漏れ
出るような問題が起こり難く、又、取り外すときもクリ
ップ式の様にバネ圧を解除する必要がないので、マグネ
ット吸着方式は生体用電極と接続ケーブルとの接続に特
に適している。
【0006】上記マグネット吸着方式の生体用電極とし
ては、実公昭57−46964号公報に示されているよ
うなものがある。この生体用電極は、図10の断面図に
示したように導電ペースト1aを介して電気的に接続す
る電極1と磁石2とがプラスチックケース3a内に収納
され、接着固定されている。又、プラスチックケース3
aの凹部には導電性ゼリーが充填されたスポンジ4が収
められる。そして、プラスチックケース3aの鍔部を利
用して、環状の粘着テープ5によりプラスチックケース
3aを体表面に固定し、導電性ゼリーが充填されたスポ
ンジ4を体表面に密着させている。
【0007】しかし、この生体用電極では、プラスチッ
クケース3aの鍔部が、電極1の外周より外側に張り出
しているため、体表面に貼り付けたときの負担(不快
感)を大きくしていた。更に、プラスケッチケース3a
を有する生体用電極は、その形状が大きいため、人体の
運動により、又は着衣からの外力により、心電図情報に
ノイズが混入することがあった。
【0008】又、生体用電極は、使用後に廃棄される
(2回以上使用しない)ことが多くなり、安価な生体用
電極を提供することが求められている。しかし、プラス
チックケース3aを用いた場合には、コスト高となり、
安価な生体用電極を提供することの妨げになっていた。
【0009】この問題点は、環状のフィルムシートの一
方の面に電極を備えた導電性磁性材を、他方の面にスポ
ンジと環状の粘着テープを接着することにより解決でき
るが、これら全ての接着面に接着剤を塗布することは容
易でなく、又、フィルムシートの両面に接着剤として粘
着層を設けた場合には、そのべたつきにより作業性が悪
くなる。
【0010】そこで、本発明は、体表面に貼り付けたと
きの負担(不快感)が少なく、製造する際の作業性が良
い生体用電極を、提供することを目的とする。又、本発
明にかかる生体用電極は、製造コストが安価なので、使
い捨て用に好適である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の生体用電
極は、環状のフィルムシートの一方の面に電極を具備し
た接続部が固着され、他方の面にスポンジ及び粘着テー
プが固着された生体用電極に於いて、上記フィルムシー
トの少なくともスポンジ及び粘着テープが固着された側
の面に、熱可塑性の樹脂層が形成されている生体用電極
を提供するものである。
【0012】請求項2記載の生体用電極は、請求項1記
載の生体用電極に於いて、上記スポンジ及び粘着テープ
が、上記樹脂層を接着剤として上記フィルムシートに加
熱押圧接着されている生体用電極を提供するものであ
る。
【0013】請求項3記載の生体用電極は、請求項1記
載の生体用電極に於いて、上記スポンジ、粘着テープ及
びカバーが、上記樹脂層を接着剤として上記フィルムシ
ートに加熱押圧接着されている生体用電極を提供するも
のである。
【0014】請求項4記載の生体用電極は、請求項1乃
至請求項3記載のいずれかの生体用電極に於いて、上記
フィルムシートが、PETフィルムである生体用電極を
提供するものである。
【0015】請求項5記載の生体用電極は、請求項1乃
至請求項3記載のいずれかの生体用電極に於いて、上記
フィルムシートが、ポリカーボネイトフィルムである生
体用電極を提供するものである。
【0016】請求項6記載の生体用電極は、請求項1乃
至請求項3記載のいずれかの生体用電極に於いて、上記
フィルムシートが、ポリプロピレンフィルムである生体
用電極を提供するものである。
【0017】請求項7記載の生体用電極は、請求項1乃
至請求項3記載のいずれかの生体用電極に於いて、上記
フィルムシートが、ナイロンフィルムである生体用電極
を提供するものである。
【0018】請求項8記載の生体用電極は、請求項1乃
至請求項7記載のいずれかの生体用電極に於いて、上記
樹脂層が、ホットメルト型の接着剤である生体用電極を
提供するものである。
【0019】請求項9記載の生体用電極は、請求項1乃
至請求項7記載のいずれかの生体用電極に於いて、上記
樹脂層が、ポリエチレンである生体用電極を提供するも
のである。
【0020】請求項10記載の生体用電極は、請求項1
乃至請求項7記載のいずれかの生体用電極に於いて、上
記フィルムシートの両面に、樹脂層が形成され、該一方
の樹脂層と他方の樹脂層の融点が異なる生体用電極を提
供するものである。
【0021】請求項11記載の生体用電極は、請求項1
0記載の生体用電極に於いて、上記一方の樹脂層がホッ
トメルト型の接着剤であり、他方の樹脂層がポリエチレ
ンである生体用電極を提供するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
[本発明にかかる生体用電極の構成]図1は、本発明に
かかる生体用電極の構成を示した分解図である。同図に
示したように、本発明にかかる生体用電極は、環状のフ
ィルムシート3の一方の面に、電極及び基板2からなる
接続部が固着されており、他方の面に、スポンジ4と環
状の粘着テープ5が固着されている。又、保存時、ゲル
剤が含浸されたスポンジ4は、カバー7によって保護さ
れている。
【0023】尚、図2〜図9の図面は、図1に於けるA
A’断面図を示している。
【0024】次に、図2を参照して、本発明にかかる生
体用電極の構成について詳説する。基板2は、導電性及
び磁性を有する材料、例えば鉄ニッケル系フェライトか
らなる基板であり、生体用電極と心電計とを接続する接
続ケーブルに磁力により接続する。この基板2は、ホッ
トメルト61によりフィルムシート3に固着されてい
る。又、基板2のフィルムシート3側の面には、Ag、
AgClペーストを印刷硬化させて電極1が形成されて
いる。
【0025】又、フィルムシート3の接続部(電極1及
び基板2)が固着された面と反対側の面には、スポンジ
4と粘着テープ5が固着されている。ここで、粘着テー
プ5は、不織布51、粘着剤52及び剥離テープ53か
らなり、剥離テープ53には、ゲル剤が含浸されたスポ
ンジ4を保護するためにカバー7が固着されている。
【0026】ここで、フィルムシート3の中央部は切り
取られている(フィルムシート3は環状形状になってい
る)ため、かかる部分に於いては、電極1とスポンジ4
が、フィルムシート3を介在せずに対向する。従って、
スポンジ4にゲル剤を含浸させたときに、電極1とスポ
ンジ4の間にもゲル剤が充填される。
【0027】又、上記フィルムシート3のスポンジ4と
粘着テープ5が固着されている側の面には、熱可塑性の
樹脂層31が設けられ、この樹脂層31を接着剤とし
て、スポンジ4と粘着テープ5がフィルムシート3に接
着(加熱押圧接着)されている。
【0028】ここで、フィルムシート3としては、50
〜100μm程度のPET(結晶性が高く、耐熱性が高
いPET)フィルム、ポリカーボネイトフィルム、ポリ
プロピレンフィルム又はナイロンフィルム等を用いるこ
とがでる。
【0029】又、熱可塑性の樹脂層31としては、ポリ
エチレンやEVA系、ポリオレフィン系、ゴム系、ポリ
エステル系等のホットメルト型の接着剤(以下、ホット
メルトという)等を用いることができる。樹脂層31の
層厚は20〜50μm程度であり、ラミネートやコーテ
ィング等により形成する。この樹脂層31は、両面が同
一の材料であっても、異なる材料であってもよく、又、
樹脂層31をフィルムシート3の両方の面に設けずに、
スポンジ4と粘着テープ5が固着されている側の面だけ
に設けてもよい。
【0030】尚、上記ゲル剤は、電解質と水からなるゲ
ル剤であり、例えば、カラギーナン約4%、アルカリ金
属塩約3%、グリセリン約4%、水約89%のゲルを用
いることができる。又、アクリル系含水ゲルやウレタン
系導電ゲル等を用いることもできる。
【0031】[本発明にかかる生体用電極の使用方法]
次に、図3を参照して、本発明にかかる生体用電極の使
用方法を説明する。本発明にかかる生体用電極を体表面
に貼り付ける場合には、剥離テープを剥がし(同時にカ
バーも剥がされる)、スポンジ4側が体表面と密着する
ように貼り付ける。そして、生体用電極を体表面に貼り
付けた後に、生体用電極と接続ケーブル20とを接続す
る。
【0032】ここで、接続ケーブル20の生体用電極側
の端部には、信号線24と接続する接続端部21が設け
られている。この接続端部21は、導電性及び磁性を有
する材料からなり(例えば、鉄やステンレス鋼)、中央
部には磁石22が配置されており、この磁石22の磁気
吸引力により、生体用電極の基板2と密接し、同時に電
気的にも接続する。又、ノイズが接続端部21から混入
するのを防止するために、シールド23(シールド23
はシールド線25と接続している)も設けられている。
【0033】上記のように、生体用電極を体表面に貼り
付け、接続ケーブルに接続した場合、体表面に生じた電
圧変化は、ゲル剤が含浸されたスポンジ4、電極1、基
板2、接続端部21及び信号線24を介して心電計に入
力される。
【0034】又、接続ケーブル20の接続端部21の周
囲に設けられた外周部26が、生体用電極の基板2と嵌
合するので、かかる部分の繋止作用により、生体用電極
と接続ケーブルは安定した接続状態を保つことができ
る。従って、接続ケーブルが引っ張られたときに、接続
ケーブルが生体用電極からはずれることがほとんどな
い。
【0035】[本発明にかかる生体用電極の製造方法]
次に、図4から図8を参照して、本発明にかかる生体用
電極の製造方法について説明する。
【0036】(1)基板とフィルムシートとの接着 まず、図4((a)転写前、(b)転写後)に示したよ
うに版(加熱状態)81により、120℃程度に加熱し
た基板2にホットメルト61を転写する。ここで、基板
2上に形成されている電極1は、Ag、AgClペース
トを印刷した後、500℃程度の温度で硬化させたもの
である。尚、ホットメルト61を転写するときに、基板
2を加熱するのは、仕上がり状態向上(ホットメルトの
糸引きを防止)のためである。
【0037】次に、図5((a)接着前、(b)接着
後)に示したように、両面に熱可塑性の樹脂層が形成さ
れているフィルムシート3をホットメルト61が転写さ
れた基板2上に載せ、ホットメルト61が転写されてい
る部分をフィルムシート3側からヒートプレス機82に
より加熱押圧(温度120℃、時間1〜2秒程度)する
ことにより、基板2とフィルムシート3を接着する。
【0038】ここで、フィルムシート3の基板2と接着
する側の面には、樹脂層が無くてもよいが、フィルムシ
ート3がPETフィルムの場合に基板2と接着する側の
面に樹脂層が無いと、PETフィルムは一般に接着性が
良くないので、基板2とフィルムシート3とを接着する
ことが困難になる。従って、ホットメルト61との接着
性が良くないフィルムシート3を用いる場合には、フィ
ルムシート3の両面に樹脂層を設けることが好ましく、
樹脂層を設けることによって、接着性が改善される。
【0039】(2)スポンジとフィルムシートとの接着 図6((a)接着前、(b)接着後)に示したように、
フィルムシート3上にスポンジ4を載せ、スポンジ4側
からヒートプレス機83により加熱押圧(温度120
℃、時間1〜2秒程度)することにより、スポンジ4と
フィルムシート3を接着する。この加熱押圧接着に於い
ては、フィルムシート3の表面に形成されている樹脂層
が接着剤となる。
【0040】(3)粘着テープとフィルムシートとの接
着 図7((a)接着前、(b)接着後)に示したように、
フィルムシート3上に粘着テープ5を載せ(粘着テープ
5の不織布側がフィルムシート3側になるように載せ
る)、粘着テープ5側(粘着テープの剥離テープ側)か
らヒートプレス機84により加熱押圧(温度150℃、
時間1〜2秒程度)することにより、粘着テープ5とフ
ィルムシート3を接着する。この加熱押圧接着に於いて
は、フィルムシート3の表面に形成されている樹脂層が
接着剤となる。
【0041】(4)ゲル剤の含浸 図8に示したように、ノズル85によりゲル剤9を、ス
ポンジ4に含浸させる。この後に、ゲル剤を含浸したス
ポンジ4を保護するために、スポンジ4を覆うようにカ
バーを設けてもよい。
【0042】尚、上記フィルムシート3に於いて、基板
2を接着する側の樹脂層の融点と、スポンジ及び粘着テ
ープを接着する側の樹脂層の融点とを異ならせ、融点の
高い側を先に接着すれば、融点の低い側を加熱押圧した
ときに、融点の高い側がその影響を受けることがほとん
どないため、作業性及び製品外観が向上する。
【0043】例えば、フィルムシート3の基板2を接着
する側の樹脂層にポリエチレンを用い、スポンジ4及び
粘着テープ5を接着する側の樹脂層に前記ポリエチレン
より融点が低いホットメルトを用いれば、スポンジ4及
び粘着テープ5を加熱押圧接着(前記ポリエチレンの融
点より低い温度で加熱押圧する)するときに、前記ポリ
エチレンが受ける影響が少なくなる。
【0044】[その他の構成]上述の生体用電極は、マ
グネット吸着方式であったが、図9(a)に示したよう
な、ホック方式の生体用電極であっても同様に実施する
ことができる。同図に於いては、マグネット吸着方式の
場合の電極及び基板が、表面にAg・AgCl処理が施
された(電極となるAg・AgCl層が設けられた)ス
タッド11に置き換えられている。又、スタッド11と
嵌合する受容部12は、接続ケーブルに設けられてい
る。
【0045】又、図9(b)に示したように表面に電極
1(Ag・AgClペーストを印刷硬化形成した電極)
が設けられたプラスチックフィルム13で置き換えても
よい。
【0046】又、図2に示したように、カバー7を粘着
テープ5の剥離テープ53に固着せずに、図9(c)に
示したように、フィルムシート3に固着してもよい。こ
の際、カバー7は、フィルムシート3のみに固着して
も、フィルムシート3と剥離テープ53の双方に固着し
てもよい。
【0047】このようにカバー7をフィルムシート3に
固着した場合、スポンジ4に含浸したゲル剤、又はスポ
ンジ4の周囲に充填されたゲル剤が、直接粘着テープ5
に接触しないため、ゲル剤に含まれる水分が粘着テープ
5の不織布51や粘着剤52を介して蒸発することがな
い。つまり、樹脂層31によりカバー7をフィルムシー
ト3に接着した場合、カバー7内側の気密性が向上する
ため、保存時にゲル剤に含まれる水分が蒸発し、ゲル剤
が劣化することを低く抑えることができる。尚、この樹
脂層31による接着は、粘着剤(感圧タイプ)による接
着よりも気密性が高くなるが、剥離性も残されているた
め、使用時に生体用電極の他の構成部分を破損すること
なく、カバー7を容易に取り外すことができる。
【0048】上記カバー7としては、例えばAーPET
(非結晶性が高く、耐熱性が低いPET)等を用いるこ
とができ、カバー7とフィルムシート3との接着面は、
スポンジ4の周囲に環状に形成される。ここで、カバー
7としてAーPETを用い、加熱押圧接着した場合に
は、加熱押圧接着の際にカバー7が変形するため、カバ
ー7をスポンジ4と粘着テープ5の隙間に入り込ませ、
カバー7とフィルムシート3を容易に接着させることが
できる
【0049】
【発明の効果】以上の様に本発明にかかる生体用電極に
よれば、体表面に貼り付けたときの負担(不快感)が少
なく、皮膚へのなじみの良い生体用電極を低コストで提
供することができる。
【0050】又、部品点数も少なく、製造工程の単純簡
素化も可能なので、製造時の作業性も向上する。
【0051】又、フィルムシート3の両方の面に形成さ
れた樹脂層の融点を異ならせた場合、製造時の作業性及
び製造された製品外観がより向上する。
【0052】又、カバー7をフィルムシート3に固着し
た場合、保存時のゲル剤の劣化を低く抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる生体用電極の構成を示した分解
図である。
【図2】本発明にかかる生体用電極の構成を示した断面
図である。
【図3】本発明にかかる生体用電極の使用状態を示した
説明図である。
【図4】本発明にかかる生体用電極の製造工程(ホット
メルトの転写作業)を示した説明図である。
【図5】本発明にかかる生体用電極の製造工程(基板と
フィルムシートとの接着作業)を示した説明図である。
【図6】本発明にかかる生体用電極の製造工程(スポン
ジとフィルムシートとの接着作業)を示した説明図であ
る。
【図7】本発明にかかる生体用電極の製造工程(粘着テ
ープとフィルムシートとの接着作業)を示した説明図で
ある。
【図8】本発明にかかる生体用電極の製造工程(ゲル剤
の含浸作業)を示した説明図である。
【図9】本発明にかかる生体用電極の応用例を示した説
明図である。
【図10】従来の生体用電極の構成を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電極 11 スタッド 12 受容部 13 プラスチックフィルム 2 基板 3 フィルムシート 31 樹脂層 4 スポンジ 5 粘着テープ 51 不織布 52 粘着剤 53 剥離テープ 61 ホットメルト 7 カバー

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のフィルムシートの一方の面に電極
    を具備した接続部が固着され、他方の面にスポンジ及び
    粘着テープが固着された生体用電極に於いて、上記フィ
    ルムシートの少なくともスポンジ及び粘着テープが固着
    された側の面に、熱可塑性の樹脂層が形成されている生
    体用電極。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の生体用電極に於いて、上
    記スポンジ及び粘着テープが、上記樹脂層を接着剤とし
    て上記フィルムシートに加熱押圧接着されている生体用
    電極。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の生体用電極に於いて、上
    記スポンジ、粘着テープ及びカバーが、上記樹脂層を接
    着剤として上記フィルムシートに加熱押圧接着されてい
    る生体用電極。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3記載のいずれかの
    生体用電極に於いて、上記フィルムシートが、PETフ
    ィルムである生体用電極。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3記載のいずれかの
    生体用電極に於いて、上記フィルムシートが、ポリカー
    ボネイトフィルムである生体用電極。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項3記載のいずれかの
    生体用電極に於いて、上記フィルムシートが、ポリプロ
    ピレンフィルムである生体用電極。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項3記載のいずれかの
    生体用電極に於いて、上記フィルムシートが、ナイロン
    フィルムである生体用電極。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7記載のいずれかの
    生体用電極に於いて、上記樹脂層が、ホットメルト型の
    接着剤である生体用電極。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項7記載のいずれかの
    生体用電極に於いて、上記樹脂層が、ポリエチレンであ
    る生体用電極。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項7記載のいずれか
    の生体用電極に於いて、上記フィルムシートの両面に、
    樹脂層が形成され、該一方の樹脂層と他方の樹脂層の融
    点が異なる生体用電極。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の生体用電極に於い
    て、上記一方の樹脂層がホットメルト型の接着剤であ
    り、他方の樹脂層がポリエチレンである生体用電極。
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