JP2790622B2 - 推進管内測量用軌条走行車両 - Google Patents
推進管内測量用軌条走行車両Info
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Description
地中に埋設される管、とくに非直線的に推進する管の位
置を測量するための推進管内測量用軌条走行車両に関す
る。
中に埋設するための管渠埋設工法として、先端に掘進機
を配置し、その後方に推進管となるヒューム管を接続
し、発進立坑から油圧ジャッキで推進管の後部を地盤中
に押込みながら、順次ヒューム管を接続していく推進工
法が広く用いられている。推進工法では、発進立坑から
出発して掘進機を到達立坑まで正確に誘導する必要があ
る。近年は、都市部は地下も過密状態となり、直線的に
推進工法で管を埋設することは困難であり、推進工法も
非直線的な経路で行う必要がある。非直線的な経路に沿
って掘進機を正確に誘導するためには、掘進機の位置を
正確に把握しておく必要がある。
に用いる走行台車および軌条についての先行技術は、特
開平7−197779号公報に開示されている。この先
行技術について、以下、図5〜図8に従って説明する。
ンネルの平面断面を示す。地盤を鉛直方向に掘削して発
進立坑1を設け、発進立坑1から所望の方向へ掘進機2
によって掘進む。掘進機2の後方には、測量管3が追従
し、複数の推進管4(41,42,43,…,4n-1,
4n,4n+1)は発進立坑1内に設けられる油圧ジャッキ
5によって順次押込まれる。
の2箇所に受光器61,62が取付られており、下方には
傾斜計7が設置されている。測量管3内には、前方の天
井に掘進機検出装置8が取付られており、その掘進機検
出装置8の下面にはラインレーザ光源9が設けられてい
る。掘進機検出装置8から掘進機2まで、測長ワイヤ1
0が延びて、掘進機検出装置8と掘進機2との間の距離
を計測することができる。計測結果は下方に設置される
無線通信機11を介して送信される。掘進機検出装置8
には、充電器12や制御装置13が接続される。また測
量管3後方の天井には受光器63が取付られる。ライン
レーザ光源9からのレーザ光を受光器61,62,63で
それぞれ受光し、掘進機2および測量管3の姿勢と測量
管3の位置を基準とする掘進機2の位置とを検出するこ
とができる。測量管3および各推進管4内には、二線式
軌条である走行レール14が敷設されている。走行レー
ル14上には台車15が走行自在に設けられる。台車1
5は、走行車輪16を駆動装置17によって回転駆動し
て走行レール14上を走行する。台車15上には、ジャ
イロセンサ18および走行距離計測装置19が搭載さ
れ、走行中の姿勢と走行距離とを計測することができ
る。走行距離計測装置19は、走行距離検出部20、台
車15の後部に立設する平面鏡21、測量プリズム2
2、無線通信機23、制御装置24およびバッテリ25
を含む。発進立坑1内には、測距測角儀26が設置され
る。走行レール14は、枕木27によって推進管4内に
固定される。
の推進管4内を往復走行し、両端の相対的な位置と姿勢
とを計測する。すなわち発進立坑1では、測距測角儀2
6によって台車15が発進立坑1の付近で停止するとき
の位置と姿勢とを計測する。台車15が掘進機2側へ走
行する際には、その走行距離と方位変化とを連続的に計
測しながら軌跡を算出し、台車15が停止する位置を、
発進立坑1を基準として求める。掘進機2の位置と姿勢
とは、掘進機検出装置8がラインレーザ光源9を回転さ
せて、受光器61,62,63からの出力と、測長ワイヤ
10の検出値とを用いて相対的に計測し、台車15によ
る計測結果と合わせて掘進機2の位置と姿勢とを検出す
ることができる。走行レール14は測量管3および推進
管4内に予め設置されており、測量管3および推進管4
を接続する際に自動的に走行レール14も接続される。
する際の支持状態を示す。図7(a)に示すように、レ
ール14に対して基本的には3点支持を行っている。す
なわち二線式の走行レール14の一方の走行レール14
aに対しては2輪で、他方の走行レール14bに対して
は1輪で、図7(a)に示すように計3輪で支持するよ
うにすれば、走行レール14に凹凸があっても安定な支
持状態を保つことができる。走行レール14に沿って正
確に走行車輪16が案内されるためには、一方の走行レ
ール14a上を走行する走行車輪16a1,16a2
は、走行レール14aの表面と接触する踏面の両側にフ
ランジが設けられる両フランジ型であり、他方の走行レ
ール14b上を走行する走行車輪16bは踏面のみでフ
ランジがない無フランジ型とする。両フランジ型の走行
車輪16a1,16a2を用いて曲線区間を円滑に走行
するためには、両フランジ型の走行車輪16a1,16
a2と台車15との結合を、鉛直軸線まわりに角変位自
在なキャスタを介して行う必要がある。さらに円滑な直
進走行を実現するためには、図7(b)に示すように、
両フランジ型車輪を1軸ではなく2軸走行車輪28とし
て置き換える方が好ましい。
行する状態を示す。図8(a)は通常区間の走行状態を
示し、図8(b)は継目区間の走行状態を示す。通常区
間では、両フランジ型の走行車輪16a1,16a2
は、両フランジ間の踏面で走行レール14a上を走行
し、無フランジ型の走行車輪16bはフランジ無しの踏
面で走行レール14b上を走行する。両フランジ型の走
行車輪16a1,16a2の踏面の幅は、走行レール1
4aよりもわずかに大きい程度で、走行レール14aに
沿った正確な走行が可能となっている。他方の走行レー
ル14b上を走行する無フランジ型の走行車輪16b
は、踏面の幅が走行レール14bの幅に比較して広く取
られている。両フランジ型の走行車輪16a1,16a
2では、通常走行用の踏面のほかに、両フランジの外側
に継目部分を走行する際に用いる踏面が形成される。
走行する際には、継目用枕木29または継目用レール押
さえ部品に設けられる補助レール29a,29b上を走
行車輪16a1,16a2,16bがそれぞれ走行す
る。本来の走行レール14a,14bは、継目部分では
かなり間隔があき、走行車輪16a1,16a2,16
bが間隔に落込まないように補助レール29a,29b
上を走行可能にしている。なお、無フランジ型の走行車
輪16bについては、補助レール29bは1つでもよ
い。走行レール14a,14bに継目部分で間隔があく
のは、曲線区間を走行する際には曲率半径の外方と内方
とで必要な走行レール14a,14bの長さが異なり、
最小の曲率でも内側の走行レール14a,14bの継目
でわずかに隙間が残るようにすると、外側では大きな隙
間が生じるからである。推進工法では、推進管は発進立
坑からの油圧ジャッキの作動によって順次地盤中に押込
まれ屈曲した経路に沿って推進される際に、いずれの方
向へも推進可能なように、走行レール14a,14bは
両方とも同一長さにしておく必要がある。
技術による台車15は、3点支持のために走行方向の中
間の位置で走行車輪16bによって支持されている。こ
のように台車15の中間位置で走行車輪16bによる支
持が行われていると、台車15に搭載する機器を低い位
置まで実装することが困難となる。とくに、管の断面が
小さくなってくると、中間の走行車輪16bが邪魔にな
って、台車15上に有効に測定機器を搭載することが困
難となる。
a2では、両フランジの外側に踏面を形成し、走行レー
ル14a,14bが存在しない継目の部分では継目用枕
木29に補助レール29a,29bをそれぞれ形成して
おき、補助レール29a,29bによって走行車輪16
a1,16a2,16bをそれぞれ支える。走行レール
に要求される材料特性と枕木に要求される材料特性とは
異なるので、補助の走行レール29a,29bは、走行
レール14a,14bを固定する押さえ部品の一部とし
て使用することになる。走行レールの押さえ部品は、走
行レール14a,14bの両側から枕木27に対して固
定することになるので、図8(b)に示すような従来の
走行レール14a,14bの継目部分では、両フランジ
側の走行レール14aに2組、無フランジ側の走行レー
ル14bに最低限1組の特殊形状のレール押さえ部品が
必要とされる。推進工法では、多くの継目用枕木29を
使用し、特殊形状のレール押さえ部品も数多く必要とな
って製造コストの上昇を招く。
も精度よく軌条に従って走行可能で、位置測量が可能な
推進管内測量用軌条走行車両を提供することである。
って埋設される管内の二線式軌条に対し、一方の軌条に
は両フランジ型の踏面を有する車輪で、他方の軌条には
無フランジ型の踏面を有する車輪でそれぞれ走行しなが
ら、位置測量を行う推進管内測量用軌条走行車両におい
て、車両の走行方向の一端側に2自由度を介して連結さ
れ、各軌条を走行する2輪ずつの車輪を備え、軌条間で
1自由度を有する第1の台車と、車両の走行方向の他端
側に3自由度を介して連結され、各軌条を走行する2輪
ずつの車輪を備え、軌条間で1自由度を有する第2の台
車とを含むことを特徴とする推進管内測量用軌条走行車
両である。本発明に従えば、車両は走行方向の一端側お
よび他端側を第1および第2の台車によってそれぞれ支
持されるので、車両の中間部分には低い位置まで計測装
置等を有効に搭載することができる。第1の台車は、車
両に2自由度を介して連結され、二線式軌条の各軌条に
対して2輪ずつの車輪で走行し、軌条間で1自由度を有
する。第2の台車は、車体の他端側に3自由度を介して
連結され、各軌条に対して走行する2輪ずつの車輪を有
し、軌条間では1自由度を有する。車両と第1の台車と
は2自由度を介して連結されるので、2点支持と等価の
状態であり、車両と第2の台車とは3自由度を介して連
結されるので1点支持と等価である。したがって車両と
第1および第2の台車とは3点支持の状態で連結され、
安定に車両を支持することができる。各台車は、二線式
軌条の各軌条に対して2輪ずつで走行し、軌条間では1
自由度を有するので、それぞれ3点支持と等価な状態で
各車輪を軌道に密着させて走行させることができる。
垂直な軸線まわり、および軌条面に平行で走行方向に垂
直な軸線まわりの2自由度を介して車両に連結され、各
軌条に対して、軌条面に平行で走行方向に垂直な軸線ま
わりに1自由度を有し、前記第2の台車は軌条面に垂直
な軸線まわり、軌条面に平行で走行方向に垂直な軸線ま
わり、および軌条面に平行で走行方向に平行な軸線まわ
りの3自由度を介して車両に連結され、各軌条に対し
て、軌条面に平行で走行方向に垂直な軸線まわりに1自
由度を有することを特徴とする。本発明に従えば、第1
の台車は軌条面に垂直な軸線まわりと軌条面に平行で走
行方向に垂直な軸線まわりとの2自由度を介して車両に
連結されるので、車両を軌条面に平行で走行方向に垂直
な軸線に沿って間隔をあけた2箇所で支持する状態と等
価である。車両は走行方向の他端側を第2の台車で支持
されるので、3点支持の状態となり、軌条面の変化に追
従して安定に走行可能である。各台車は、各軌条に対し
て2輪ずつで走行し、軌条間で軌条面に平行で走行方向
に垂直な軸線まわりに1自由度を有するので、3点支持
と等価な状態となって安定に走行することができる。
する車輪は、第1踏面の両側に第1および第2フランジ
が形成され、第1または第2フランジの外側に第2踏面
およびその端部の第3フランジが形成されていることを
特徴とする。本発明に従えば、両フランジ型車輪は第1
および第2踏面が両フランジ型に形成されるので、通常
は第1踏面を使用して軌条を走行し、軌条の継目部分で
は第2踏面を使用して安定な走行状態を継続することが
できる。
れる管内の二線式軌条に対し、一方の軌条には両フラン
ジ型の踏面を有する車輪で、他方の軌条には無フランジ
型の踏面を有する車輪でそれぞれ走行しながら、位置測
量を行う推進管内測量用軌条走行車両において、両フラ
ンジ型の踏面を有する車輪は、第1踏面の両側に第1お
よび第2フランジが形成され、第1または第2フランジ
の外側に第2踏面およびその端部の第3フランジが形成
されていることを特徴とする推進管内測量用軌条走行車
両である。本発明に従えば、車両は2本の軌道上の一方
を両フランジ型の車輪で走行し、他方は無フランジ型の
車輪で走行するので、軌条に正確に従って走行すること
ができる。推進工法で地中を掘進する際には、軌条は掘
進する可能性があり、曲がる方向も不定である。2本の
平行な軌条が曲がる際には、曲率の外側では長さが不足
し、内側では過剰になる。内側で過剰となっても軌条間
の隙間を最小限確保するため、外側ではかなり長い距離
で軌条が存在しない部分が生じる。このような継目部分
に対して、予備の軌条を併設して、予備の軌条上を第2
の踏面を用いて走行すれば継目部分も正確に走行するこ
とができる。予備の軌条は本来の軌条の片側に設ければ
よいので、継目部分の枕木やレール押さえ部品などに特
殊形状部品を使用する個数を減らすことができる。
よる推進管内測量用軌条走行車両の台車の支持方式を模
式的に示す。車体30は、第1の台車31の2軸走行車
輪32,33によって走行レール34a,34b上を走
行可能である。各2軸走行車輪32,33は、走行レー
ル34a,34bの表面に平行で走行レール34a,3
4bの延びる方向に垂直な横軸35,36の軸線まわり
にそれぞれ角変位可能である。台車31の横軸35,3
6は、中央付近に設けられる縦軸37を介して車体30
の一端の中央付近に連結される。車体30への連結部で
は、縦軸37の軸線まわりの自由度を有する。2軸走行
車輪32の車輪38は、走行レール34aに対して踏面
の両側にフランジが設けられる両フランジ型であり、他
方の2軸走行車輪33の車輪39は、走行レール34b
に対してフランジのない無フランジ型の踏面で走行す
る。各車輪38,39は、連結フレーム40で走行方向
の前後に間隔をあけて台車31に取付られる。
は、縦軸37まわりの1つの自由度があり、さらに各2
軸走行車輪32,33が横軸35,36まわりに自由度
を有するので、横軸35,36に平行な軸線まわりにも
1つの自由度を有し、合計して2つの自由度で第1の台
車31は車体30に連結されている。車体30の一端側
の台車31は、横軸35,36に関して2軸走行車輪3
2,33がそれぞれ軸線まわりの自由度を有するので、
2軸走行車輪32,33間で自由に走行レール34a,
34bに追従することができる。
関して他端側に連結され、走行レール34a,34bを
それぞれ走行する2軸走行車輪42,43を有する。2
軸走行車輪42,43は、走行レール34a,34bの
表面で形成される面に平行で走行方向に垂直な横軸4
5,46の先端にそれぞれ結合される。横軸45,46
は、縦軸47と結合され、縦軸47は車体30の他端
を、3つの方向の自由度を介して連結される。3つの自
由度は、縦軸47の軸線まわりと、横軸45,46と平
行な軸線まわり、および走行レール34a,34bの走
行方向に平行な軸線まわりの3つの自由度を有する。走
行レール34aを走行する両フランジ型の車輪38を有
する2軸走行車輪42と横軸45との間の結合には自由
度がなく、無フランジ型の車輪39によって走行レール
34b上を走行する2軸走行車輪43と横軸46との間
の結合は、横軸46の軸線まわりの自由度を有する。こ
のように台車41は走行レール34a,34b間に1つ
の自由度を有するので、車輪38,39を4輪とも確実
に走行レール34a,34bに接触させ、安定に走行さ
せることができる。
って走行レール34a,34bを通常走行する状態を
(a)で示し、継目部分を走行する状態を(b)で示
す。両フランジ型の車輪38には、第1踏面38aと第
2踏面38bとが、3つのフランジ38c,38d,3
8eによってそれぞれ両フランジ型として形成される。
通常の走行時には、たとえば走行レール34a,34b
間の内側の第1踏面38aを使用して走行する。走行レ
ール34a,34bは、枕木50によって支持される。
継目部分では、継目用枕木51によって走行レール34
a,34bが支持される。通常の枕木50に対しては、
各走行レール34a,34bの両側からレール押さえ部
品52によって押さえて、走行レール34a,34bを
固定する。継目部分では、継目用枕木51に対して継目
用レール押さえ部品53と、仮レール54が形成される
継目用レール押さえ部品55とを用いて固定する。仮レ
ール54は、第2の踏面38bに適合する位置に形成さ
れ、継目部分で走行レール34a,34bが途切れて
も、車輪38,39が走行レール34a,34bによっ
て形成される面の延長上を円滑に走行可能とする。無フ
ランジ型の踏面を有する車輪39側では、継目の部分で
走行レール34bが途切れたときにも正常に走行するた
め、仮レール54を有する継目用レール押さえ部品55
が一方に用いられる。車輪38は、踏面の幅が広く取ら
れており、走行レール34bでも仮レール54でも走行
可能である。
す。走行レール34a,34bは、推進管の進行に従っ
て屈曲方向は変化する可能性があるので、いずれが曲率
半径の内方側となってもレール上が過剰とならないよう
に、通常は継目にかなりの隙間を生じる。走行レール3
4a,34b間の隙間に対しては、継目用レール押さえ
部品55の仮レール54を併設させて予備のレールを配
置し、段差なしで車輪38,39が走行可能とする。本
実施形態によれば、仮レール54を有するような特殊な
継目用レール押さえ部品55と継目用レール押さえ部品
53の組合わせは、各走行レール34a,34b毎に1
組ずつ用いればよい。図8(b)に示すように、各走行
レール14a,14b毎に少なくとも1つの特殊形状の
レール押さえ部品を配置し、とくに両フランジ型の走行
車輪16a1,16a2走行用の走行レール14aのよ
うに、両側に2組の特殊な形状のレール押さえ部品を必
要として、合計3組の特殊形状レール押さえ部品が必要
な場合と比較すれば、走行レール34a,34bの付設
に要する費用を低減することができる。
車の支持構造を模式的に示す。本実施形態は図1の実施
形態に類似し、対応する部分には同一の参照符を付して
重複した説明を省略する。本実施形態では、第1の台車
31で、両フランジ型踏面を有する車輪38側の2軸走
行車輪32と横軸35との間の軸線まわりの自由度を縦
軸37の先端における車体30との結合部分について、
走行レール34a,34bの表面に平行で走行方向に垂
直な軸線まわりの自由度に置換えてある。このような構
成でも図1の構成と技術的に等価であり、同様な効果を
得ることができる。
行方向の一端および他端を第1および第2の台車でそれ
ぞれ支持し3点支持と同様な安定した支持を行うことが
できるので、正確に軌条に従う走行を行うことができ
る。車両の中間部に対する支持が不要となるので、車両
の中間部には車輪に邪魔されずに測定機器を搭載するこ
とができ、小さな断面の管内でも十分に測量用の機器を
搭載した車両を走行させることができる。
幅方向の2箇所を間隔あけて支持する状態と等価であ
り、第2の台車は車両の1箇所を支持するので、車両の
走行方向の一端側を2箇所、他端側を1箇所の合計3箇
所で安定して3点支持を行うことができる。
は第1および第2の踏面を有し、通常走行する軌条の継
目部分で間隔があいても、予備の軌条を併設し、円滑か
つ正確に軌条に沿った走行を継続することができる。
埋設される管内の二線軌条の一方の軌条に対して走行す
る両フランジ型の踏面を有する車輪は、第1および第2
の両フランジ型踏面を備える。通常の軌条走行時には第
1の踏面で走行し、軌条の継目部分では併設される予備
の軌条を第2の踏面で走行し、軌条の継目部分で隙間が
大きくても安定に走行して正確な測量を行うことができ
る。
模式図である。
34a,34b上を走行する状態と、走行レール34
a,34bの継目部分を走行する状態とを示す簡略化し
た断面図である。
れている状態を示す簡略化した平面図である。
状態を示す簡略化した模式図である。
用車両の概略的な構成を示す平面断面図である。
略化した側面断面図である。
ある。
す簡略化した正面断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 推進工法によって埋設される管内の二線
式軌条に対し、一方の軌条には両フランジ型の踏面を有
する車輪で、他方の軌条には無フランジ型の踏面を有す
る車輪でそれぞれ走行しながら、位置測量を行う推進管
内測量用軌条走行車両において、 車両の走行方向の一端側に2自由度を介して連結され、
各軌条を走行する2輪ずつの車輪を備え、軌条間で1自
由度を有する第1の台車と、 車両の走行方向の他端側に3自由度を介して連結され、
各軌条を走行する2輪ずつの車輪を備え、軌条間で1自
由度を有する第2の台車とを含むことを特徴とする推進
管内測量用軌条走行車両。 - 【請求項2】 前記第1の台車は、軌条面に垂直な軸線
まわり、および軌条面に平行で走行方向に垂直な軸線ま
わりの2自由度を介して車両に連結され、各軌条に対し
て、軌条面に平行で走行方向に垂直な軸線まわりに1自
由度を有し、 前記第2の台車は、軌条面に垂直な軸線まわり、軌条面
に平行で走行方向に垂直な軸線まわり、および軌条面に
平行で走行方向に平行な軸線まわりの3自由度を介して
車両に連結され、各軌条に対して、軌条面に平行で走行
方向に垂直な軸線まわりに1自由度を有することを特徴
とする請求項1記載の推進管内測量用軌条走行車両。 - 【請求項3】 前記両フランジ型の踏面を有する車輪
は、第1踏面の両側に第1および第2フランジが形成さ
れ、第1または第2フランジの外側に第2踏面およびそ
の端部の第3フランジが形成されていることを特徴とす
る請求項1または2記載の推進管内測量用軌条走行車
両。 - 【請求項4】 推進工法によって埋設される管内の二線
式軌条に対し、一方の軌条には両フランジ型の踏面を有
する車輪で、他方の軌条には無フランジ型の踏面を有す
る車輪でそれぞれ走行しながら、位置測量を行う推進管
内測量用軌条走行車両において、 両フランジ型の踏面を有する車輪は、第1踏面の両側に
第1および第2フランジが形成され、第1または第2フ
ランジの外側に第2踏面およびその端部の第3フランジ
が形成されていることを特徴とする推進管内測量用軌条
走行車両。
Priority Applications (1)
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1996
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