JPH09126774A - トンネル機械の位置・姿勢計測方法及びその計測装置 - Google Patents

トンネル機械の位置・姿勢計測方法及びその計測装置

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JPH09126774A
JPH09126774A JP22764496A JP22764496A JPH09126774A JP H09126774 A JPH09126774 A JP H09126774A JP 22764496 A JP22764496 A JP 22764496A JP 22764496 A JP22764496 A JP 22764496A JP H09126774 A JPH09126774 A JP H09126774A
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measuring
relay
tunnel machine
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station
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JP22764496A
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Hiroaki Yamaguchi
博明 山口
Kenzo Hoashi
建三 帆足
Hiroshi Takada
洋 高田
Yutaka Kato
豊 加藤
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継測点を移動台車上に設けたトンネル機械
の位置・姿勢計測方法において、中継測点の位置・姿勢
が不明となることを阻止する。 【解決手段】 基準測点と、トンネル機械上に設けた移
動体測点との間に、トンネル機械の掘進と共に基準測点
から掘進方向に遠ざかる移動台車上に搭載された中継測
点を設け、基準測点から放射した光を中継測点で受光し
て中継測点の位置及び姿勢を基準測点を基準に計測する
と共に、中継測点から放射した光を移動体測点で受光し
て移動体測点の位置及び姿勢を中継測点を基準に計測す
ることによって、トンネル機械の掘進中の位置及び姿勢
を基準測点を基準に計測するトンネル機械の位置・姿勢
計測方法において、トンネル機械の掘進停止時に、移動
台車を、基準測点から放射した光が到達可能な距離に移
動させて停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル機械の位
置・姿勢計測方法及びその計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル施工では、計画線通りの施工を
行うために、トンネル機械の位置・姿勢を計測する。位
置計測は、トンネル空間内に適当な三次元座標系を設置
してその3成分で表すのが普通である。通常はトンネル
計画線を1つの座標軸とし、これより得られる掘進距離
と、計画線からの水平方向へのずれと、計画線からの鉛
直方向へのずれとにより、トンネル機械の位置を表すこ
とが多い。他方、姿勢計測は、前記三次元座標系の各軸
回りの3成分で表すのが普通である。例えばトンネル機
械の水平面方向の向き(ヨーイング角)と、トンネル機
械の前後方向の傾き(ピッチング)と、トンネル機械の
中心軸回りの回転(ローリング)とにより、トンネル機
械の姿勢を表すことが多い。
【0003】そしてトンネル機械における上記計測は、
レーザ光などの光ビームを用いるのが普通である。とこ
ろが光ビームは、トンネル内の温度、湿度、粉塵等の影
響を受け、100〜150m程度の有効到達距離しかな
い。そこで直線施工でも、施工距離が長いときは、トン
ネル機械後方の既知点(以下、基準測点とする)と、こ
のトンネル機械に備えた測点(以下、移動体測点とす
る)と間に、光ビーム発生手段等を備えた中継測点を設
ける。他方、曲線施工では、曲部での光ビームの移動体
測点への未達に対し、上記同様、中継測点を必要数設け
る。即ち、このような計測では、通常のトラバース測量
と同様、基準測点、必要数の中継測点、移動体測点を設
けて行う。
【0004】上記中継測点なる光ビーム発生手段等は、
いわゆる盛替え手順によりトンネル機械後方に周設した
セグメント等の固定物上やトンネル内を移動可能とされ
た移動台車上に設ける。ところで前者「中継測点をセグ
メント等の固定物上に設置した」技術は、設置作業(即
ち、盛替え作業)を作業者が行わなければならない。従
って手数がかかるばかりか、盛替えに熟練を要し、自動
化も期待できないという問題がある。そこでこの問題を
解決した技術が後者「中継測点を移動台車上に設置し
た」技術と言える。
【0005】そして後者技術として、例えば特開昭5−
288548号公報がある。これは、「自動追尾式測距
測角儀を搭載した走行台車をシールド掘進機の後方台車
の後方に連結し、もしくはこの走行台車を自走式とし、
シールド掘進機の掘進時に、走行台車を静止させたまま
で、立坑側の基準点を基にこの自動追尾式測距測角儀の
位置を自動検出し、次いでシールド掘進機に取り付けた
ターゲットを追尾してシールド掘進機の位置を検出し、
後方台車の進行・停止とは独立してこれに追従してゆく
自動測量方法」なる技術を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の特
開昭5−288548号公報記載の技術は、自動追尾式
測距測角儀が立坑側の基準点を視準できなくなる位置で
は、この自動追尾式測距測角儀の位置を自動検出するこ
とができないという問題がある。即ち、自動追尾式測距
測角儀が立坑側の基準点を視準できなくなる位置では、
自動追尾式測距測角儀からトンネル機械(シールド掘進
機)に取り付けたターゲットを視準できても、自動追尾
式測距測角儀自体の基準点に対する位置が不明となって
いるため、トンネル機械の位置を検出できないという問
題が生じる。
【0007】また管推進工法でも、推進管が先導管と共
に推進されるため、推進管上に位置した移動台車も推進
管と共に移動する。そして移動台車が、光ビームが到達
しない位置(直線施工にあっては光ビームの有効到達距
離を越えた位置、また曲線施工にあっては曲線部)に至
ることにより、上記同様、トンネル機械(先導管)の位
置・姿勢を計測できなくなるという問題が生じている。
【0008】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、移
動台車が移動することにより、移動台車(即ち、中継測
点)の位置・姿勢が不明となり、もって移動体測点(即
ち、トンネル機械)の位置・姿勢も計測できなくなると
いう従来技術の問題点の解決方法及びその装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係わるトンネル機械の位置・姿勢計測方法
及びその計測装置は、 (1)第1に、基準測点と、トンネル機械上に設けた移
動体測点との間に、トンネル機械の掘進と共に基準測点
から掘進方向に遠ざかる移動台車上に搭載された中継測
点を設け、基準測点から放射した光を中継測点で受光し
て中継測点の位置及び姿勢を基準測点を基準に計測する
と共に、中継測点から放射した光を移動体測点で受光し
て移動体測点の位置及び姿勢を中継測点を基準に計測す
ることによって、トンネル機械の掘進中の位置及び姿勢
を基準測点を基準に計測するトンネル機械の位置・姿勢
計測方法において、トンネル機械の掘進停止時に、移動
台車を、基準測点から放射した光が到達可能な距離に移
動させて停止させることを特徴としている。 (2)第2に、曲線施工を考慮して、基準測点と、トン
ネル機械上に設けた移動体測点との間に、トンネル機械
の掘進と共に基準測点から掘進方向に遠ざかる移動台車
上に搭載された中継測点を設け、基準測点から放射した
光を中継測点で受光して中継測点の位置及び姿勢を基準
測点を基準に計測すると共に、中継測点から放射した光
を移動体測点で受光して移動体測点の位置及び姿勢を中
継測点を基準に計測することによって、トンネル機械の
掘進中の位置及び姿勢を基準測点を基準に計測するトン
ネル機械の位置・姿勢計測方法において、トンネル機械
の掘進停止時に、移動台車を、基準測点から放射した光
が到達可能な距離に移動させた後、トンネル機械の掘進
時に、移動台車の前記移動を停止させて移動台車が前記
掘進と共に基準測点から掘進方向に遠ざかりながら、中
継測点及び移動体測点のそれぞれの位置及び姿勢を計測
することを特徴としている。 (3)第3に、直線施工を考慮して、基準測点と、トン
ネル機械上に設けた移動体測点との間に、トンネル機械
の掘進と共に基準測点から掘進方向に遠ざかる移動台車
上に搭載された中継測点を設け、基準測点から放射した
光を中継測点で受光して中継測点の位置及び姿勢を基準
測点を基準に計測すると共に、中継測点から放射した光
を移動体測点で受光して移動体測点の位置及び姿勢を中
継測点を基準に計測することによって、トンネル機械の
掘進中の位置及び姿勢を基準測点を基準に計測するトン
ネル機械の位置・姿勢計測方法において、トンネル機械
の掘進停止時に、移動台車を、基準測点から放射した光
が到達可能な距離に移動させた後、トンネル機械の掘進
中に、移動台車の前記移動を停止させて、移動台車が前
記掘進と共に基準測点から掘進方向に遠ざかりながら、
中継測点からの光の放射方向を移動体測点の移動する方
向にし、中継測点及び移動体測点のそれぞれの位置及び
姿勢を計測することを特徴としている。 (4)第4に、請求項1〜3に記載のトンネル機械の位
置・姿勢計測方法において、基準測点と移動体測点の間
に、複数台の前記移動台車上にそれぞれ搭載された前記
中継測点を設けると共に、トンネル機械の掘進停止時
に、各移動台車を、基準測点から、又は当該中継測点よ
り基準測点側の隣の中継測点から放射した光が到達可能
な距離に移動させた後、トンネル機械の掘進時に、各移
動台車の前記移動を停止させて各移動台車が前記掘進と
共に基準測点から掘進方向に遠ざかりながら、各中継測
点及び移動体測点のそれぞれの位置及び姿勢を計測する
ことによって、トンネル機械の掘進中の位置及び姿勢を
基準測点を基準に計測することを特徴としている。 (5)第5に、基準測点と、トンネル機械上に設けた移
動体測点と、基準測点及び移動体測点の間に設けられた
移動台車上に搭載された中継測点とを有すると共に、前
記基準測点及び中継測点にそれぞれ設けられ、かつ、そ
れぞれ中継測点又は移動体測点に向けてレーザ光を放射
するレーザ発振器と、前記中継測点及び移動体測点にそ
れぞれ設けられ、それぞれ基準測点又は中継測点の前記
レーザ発振器から放射されたレーザ光を受光し、かつ、
この受光位置変位量に基づいて中継測点又は移動体測点
の位置及び姿勢を計測する受光器とを備え、この各受光
器で計測された中継測点及び移動体測点のそれぞれの位
置及び姿勢に基づいて、トンネル機械の掘削中の位置及
び姿勢を基準測点を基準に計測するトンネル機械の位置
・姿勢計測装置において、トンネル機械の掘進停止時
に、基準測点の前記レーザ発振器から放射されたレーザ
光が中継測点の前記受光器に到達可能な所定距離に前記
移動台車が移動するように、移動台車に移動指令を出力
するホスト制御器を備えたことを特徴としている。 (6)第6に、請求項5に記載のトンネル機械の位置・
姿勢計測装置において、基準測点と移動体測点の間に前
記移動台車及び前記中継測点を複数配設し、各中継測点
には前記レーザ発振器と前記受光器とを備えると共に、
前記ホスト制御器は、トンネル機械の掘進停止時に、前
記各レーザ発振器から放射されたレーザ光が受光される
べき前記受光器に到達可能な所定距離に前記各移動台車
が移動するように、各移動台車に移動指令を出力するこ
とを特徴としている。
【0010】
【作用】上記第1構成は、要すれば、基準測点と、移動
台車上の中継測点と、トンネル機械上の移動体測点とを
結ぶように光ビームを放射することにより、基準測点に
対する中継測点の位置・姿勢を測定し、次いでこの中継
測点に対する移動体測点(即ち、トンネル機械)の位置
・姿勢を測定するトンネル機械の位置・姿勢計測方法に
おいて、トンネル機械の掘進停止時に、移動台車を、基
準測点から放射した光が到達可能な距離に移動させて停
止させるようにしている。例えば、第2構成又は第5構
成に示すように、掘進中は、移動台車を停止させておく
が(この場合、従来技術に示したように、移動台車はシ
ールド掘進機と共に、又は推進管とともに基準測点から
トンネル機械の方へ遠ざかる)、他方、掘進停止中に元
の位置に移動させる。このようにすると、中継測点(即
ち、移動台車)と基準測点との距離が所定範囲に保持さ
れ、基準測点と中継測点との間で光ビームが到達しなく
なるということがなくなる。即ち、第2構成又は第4構
成は、特には曲線施工に適用されるが、直線施工でも適
用可能である。他方、第3構成に示すように、光の放射
方向とは、距離測定が不要であることを示す。すなわ
ち、第3構成は、直線施工や、曲線施工後の直線施工に
適用される。また、第4構成又は第6構成においては、
中継測点及び移動台車を複数配設する場合、掘進中は、
各移動台車を停止させておくが(この場合、前述同様に
各移動台車はシールド掘進機と共に、又は推進管ととも
に基準測点からトンネル機械の方へ遠ざかる)、掘進停
止中に元の位置に移動させる。このようにすると、各中
継測点(即ち、移動台車)と基準測点との距離、又は各
中継測点間の距離が所定の範囲に保持され、基準測点と
中継測点との間、及び各中継測点間で光ビームが到達し
なくなるということがなくなる。なお、第4構成又は第
6構成は、曲線施工及び直線施工に適用される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1〜図7を参
照して例機と共に説明する。尚、本実施例に供される例
機は管推進工法用のトンネル機械(以下、先導管とす
る)と、これに搭載した各種計測機器とでなる。管推進
工法は、図2に示すように、発進立坑10に設けた油圧
ジャッキ等の推進機20で先導管30又はこれに順次継
足された推進管40を地中に押し込みつつ推進管40を
到達立坑(図示せず)まで埋設する工法である。
【0012】例機は、図4に示すように、発進立坑10
に基準測点Aを設け、先導管30に移動測点Bを設け、
中継測点Cを設置してある。そしてこの中継測点Cは図
示しない移動台車に搭載してある。
【0013】各測点A、B、Cの計測機器を、図4を参
照して説明する。 (1)基準測点Aは、俯仰水平回転自在とされたレーザ
発振器A1及び光波測距測角儀A2並びにこれらの俯仰
水平角を検出する角度計A3等の各計測機器と、前記レ
ーザ発振器A1及び光波測距測角儀A2の俯仰水平駆動
アクチュエータ、光波測距測角儀A2及び角度計A3に
電気的に接続されたホスト制御器A4とを備えている。 (2)中継測点Cは、俯仰水平回転自在とされて移動体
測点Bに向けたレーザ発振器C1及び光波測距測角儀C
2、これらの俯仰水平角を検出する角度計C3と、受光
器C4、反射プリズムC5並びにローリング計C6等の
各計測機器と、前記レーザ発振器C1及び光波測距測角
儀C2の俯仰水平駆動アクチュエータ、光波測距測角儀
C2、角度計C3、受光器C4及びローリング計C6に
電気的に接続されたローカル制御器C7とを備えてい
る。 (3)移動体測点Bは、受光器B1、反射プリズムB2
及びローリング計B3等の各計測機器と、前記受光器B
1及びローリング計B3に電気的に接続されたローカル
制御器B4とを備え、移動台車上に設けられている。 (4)尚、前記ホスト制御器A4には前記ローカル制御
器C7、B4が電気的に接続され、通信可能とされてい
る。尚、前記移動台車の走行制御及び制動制御は、ホス
ト制御器A4からローカル制御器C7を経てなされる。
【0014】尚、上記受光器C4、B1は、レーザ発振
器A1(中継測点Cが複数ある時は、レーザ発振器C1
も含む)からのレーザ光Sに対する受光器C4、B1自
体の位置、ピッチング及びヨーイングを得るものであ
る。このような受光器C4、B1としては、例えば集光
レンズと、透明又は半透明の第1受光板と、CCD等で
なる第2受光板とをこの順で互いに離間して鉛直方向に
平行配列したものがある。詳しくは、第1受光板と第2
受光板とは、集光レンズの光軸上を原点とした水平方向
と鉛直方向とからなる平面座標を備えており、かつ第2
受光板の原点が集光レンズの焦点と一致するように位置
に配置してある。従って集光レンズを透過したレーザ光
Sの第1受光板上での入射点座標は、レーザ光Sに対す
る受光器C4、B1の相対位置を表す。他方、第1受光
板を透過したレーザ光Sの第2受光板上での入射点座標
は、レーザ光Sに対する受光器C4、B1のピッチング
及びヨーイングの算出要素となる。受光器C4、B1の
ローリングは、ローリング計C6で計測し、前記受光器
C4、B1の位置、ピッチング及びヨーイングの補正に
供される。そしてこれら演算は、受光器C4、B1及び
ローリング計C6、B3に接続されたローカル制御器C
7、B4で行われる。なお、上記のレーザ光Sの第2受
光板上での入射点座標によって受光器C4、B1のヨー
イングのみを検出し、ピッチングはローリングと同様に
傾斜計で計測するようにしてもよい。
【0015】以下実施例方法を第1図のフロチャート及
び図3〜図7を参照して説明する。既説の通り、管推進
工法では、推進管40も移動するため、中継測点Cも移
動し、光ビームなるレーザ光Sが到達しなくなると、先
導管30の位置・姿勢を計測することができなくなる。
【0016】そこで、図1に示すように、先ず、移動台
車を推進管40の内部を予め定めた位置まで移動させて
停止させる(工程51−52)。この予め定めた位置と
は、曲線施工設計時に定めた地点でも、また施工実績上
定めた地点でもよい。設置条件として、基準測点Aから
のレーザ光Sの可能到達点よりも手前である必要があ
る。例えば、第3図では、次の推進管40の押し込み時
に基準測点Aからのレーザ光Sは移動測点Bに到達しな
くなる。そこで、移動台車を発振立坑10から推進管4
0の内部を移動させ、例えば基準測点Aと移動測点Bと
の中間位置や、先導管30から2つ手前の推進管40の
位置としてもよい。すなわち、移動台車は、中継測点C
から基準測点A及び移動測点Bが望める位置に在りさえ
すればよい。
【0017】尚、移動台車の構造、移動機構及び移動距
離の検出方法に関しては様々なものが考えられ、本発明
はその構造、移動機構及び付随する機器構成などは問わ
ない。一般的に、移動台車の構造として、推進管内を移
動するタイプ、推進管内に設置され管推進工法に使われ
ている管類(例えば、推進中の土砂を排出する管や、先
導管を駆動するための管や、ケーブル等)を用いて移動
するタイプ、また、専用の走行レールなどを用いて移動
するタイプなどが考えられが、本発明はこれらのタイプ
の移動方法には限定されない。
【0018】一方、移動台車の移動のさせ方がそれぞれ
異なるので、以下に若干例示して説明する。移動台車の
移動の仕方としては、移動台車にモータなどの自走用駆
動源を持った自走タイプと、駆動源を持たない非自走タ
イプがある。自走タイプの場合、前述の工程51−52
は、駆動源に駆動指令を与えて所定の位置まで走行さ
せ、停止させる方法が考えられる。所定の位置を検出す
る方法は、例えばモータ等を使用する場合はロータリー
エンコーダ等を設置して移動台車の移動量を計測しても
よい。あるいは、ホスト制御器が基準測点Aに設置した
光波測距測角儀により移動台車(中継測点C)との距離
を計測し、基準測点Aから所定距離離れた地点で移動台
車を停止させるようにしてもよい。
【0019】非自走タイプの場合、移動台車にワイヤや
ロッド等の一端を接続し、その他端を立坑(基準測点
A)まで引き込むような構造とし、立坑側に導かれてい
る上記ワイヤやロッド等を引っ張ったり押し込んだりし
て、移動台車を移動させる方法が考えられる。このワイ
ヤやロッドの配置の仕方としては、例えば、単純に移動
台車と繋いで立坑まで持ってくる方法や、このように繋
いだワイヤやロッドに加えて、さらに、先導管側に滑車
等を設け、移動台車の先導管側に繋いた他のワイヤやロ
ッドを上記滑車等で折り返して立坑に引き込む方法等が
考えられるが、本発明はこれらを問わない。この場合、
立坑まで引き込まれた上記ワイヤやロッドの一端を、ウ
ィンチなどで引っ張ったり、ジャッキ等で押したりして
動かすこともできるし、又は、人手によって操作するこ
とも可能である。また、移動距離及び停止位置の監視に
ついては、前述したようなロータリーエンコーダが採用
されている場合は、このエンコーダの出力値をホスト制
御器に通信等で入力する。そして、ホスト制御器に上記
ウィンチやジャッキ等の駆動源があれば、ホスト制御器
が上記エンコーダ値に基づいてその駆動源を制御して移
動や停止を行わせることができるし、あるいは、ホスト
制御器に上記エンコーダ値を表示して手動操作で行うこ
とも可能である。なお、この方法によれば、光波測距測
角儀の距離データを使うことも可能である。また、ワイ
ヤやロッドなどの長さを計測することによって、移動量
を測定することも可能であり、特段、電気的に移動距離
を計測する必要はない。ここで、ワイヤ、ロッドなど
は、移動台車から立坑まで一体である必要はなく、幾つ
かに分割されたものを連結して使用しても機能に代わり
がないことは当然である。
【0020】つぎに、推進管40の押し込みを再開し、
推進機20で押し込んだ後(工程54)、次の推進管4
0を継ぎ足す工程に入ったことを通信手段(本例では、
ホスト制御器A4からローカル制御器C7を経た指令)
を以て移動台車に伝え、この工程中もしくは前後に、推
進管40の1本分の長さを発振立坑10の方向に後退移
動させて停止させる(工程55−52)。自走式の移動
台車の場合は、上記通信手段によって移動させ、非自走
式の場合は、例えば1本分の長さをホストコントローラ
の表示によるメッセージをもって移動させる。この工程
55−52を、第4図、第5図に示す。つまり、推進管
40の押し込み中、移動台車は、推進管40と共に移動
していることになる(図4)が、推進管40の継足し工
程に入り、自ら推進管長分だけ移動することにより、前
の工程で停止していた地点に戻ってくる(図5)。
【0021】このような動作をする移動台車を用いての
移動台車(即ち、中継測点C)の位置・姿勢の測定を経
て、先導管30の位置・姿勢を計測する手順を述べる
(工程53)。基準測点Aのレーザ発振器A1からのレ
ーザ光Sは、移動台車に設置した中継測点Cの受光器C
4で受光される。ローカル制御器C7は,受光器C4か
らの計測データと、ローリング計C6からのローリング
角とを入力し、ローリング角で補正した中継測点Cの位
置、ピッチング及びヨーイングを測定し、この結果とロ
ーリング角を基準測点Aのホスト制御器A4へ伝送す
る。ホスト制御器A4は、基準測点Aの光波測距測角儀
A2が中継測点Cの反射プリズムC5とで計測した基準
測点Aから中継測点Cまでの距離も入力する。以上によ
り、中継測点C(即ち、移動台車)の位置・姿勢が計測
される。
【0022】尚、本実施例では、光波測距測角儀A2及
び反射プリズムC5によって基準測点Aと中継測点C間
の距離及び俯仰水平角を測定しているが、本発明に係わ
る位置・姿勢計測方法はこれに限定するものではなく、
例えば、俯仰水平角の計測はレーザ付きセオドライトに
よって行ない、これとは別に、距離の計測は光波距離計
によって行ってもよい。上記レーザ付きセオドライトは
俯仰水平駆動用アクチュエータを備えていないような手
動操作によるものであってもよく、この場合にはこれに
伴って、角度計A3も電気的にホスト制御器A4と接続
されてなくてもよいが、これらの角度計A3の値は、ホ
スト制御器A4に人手により入力可能となっていること
が望ましい。また、上記距離計測は、例えばワイヤ長や
推進管40の本数等によって計測しても構わない。
【0023】次に、この移動台車の位置・姿勢におい
て、移動台車の中継測点Cのレーザ発振器C1から先導
管30の方向へレーザ光Sを発振する。またこのときの
レーザ発振器C1の俯仰水平角を角度計C3で計測し、
この計測データをローカル制御器C7に入力する。先導
管30の存在方向は、施工計画線と既に推進されている
推進管40の本数とにより概ね確定されている。また、
施工履歴を参照することによりさらに精度良く推定する
事もできる。先導管30の存在位置が推定され、中継測
点Cの姿勢が計測できることより、レーザ光Sの発光方
向を概ね定めることが可能であり、先導管30上の移動
体測点Bの受光器B1にレーザ光Sを照射することがで
きる。なお、受光器B1で受光できない場合には、レー
ザ発振器C1の俯仰水平角を調整して受光可能な俯仰水
平角にすることによって、上記で説明した作用と同じ作
用が得られ、本発明の作用に変わりが無いことは言うま
でもない。この先導管30上の移動測点Bの受光器B1
はレーザ発振器C1からのレーザ光Sを受光し、受光器
B1(即ち、先導管30そして移動測点B)の位置、ピ
ッチング及びヨーイングの計測データをローカル制御器
B4に入力する。このローカル制御器B4はローリング
計B3からローリング角を入力して、前記移動測点B
(即ち、先導管30)の位置、ピッチング及びヨーイン
グの計測データを補正する。
【0024】尚、移動台車を未だ配置していない間で
は、前記受光器B1は基準測点Aに備えたレーザ発振器
A1からのレーザ光Sを受光する。尚、重力方向の姿勢
は、傾斜計等を別途移動測点Bに備えることにより計測
し、この計測データをローカル制御器B4に入力する。
【0025】中継測点Cから移動測点Bまでの距離は、
中継測点Cに設けた光波測距測角儀C2と、移動測点B
に設けた反射プリズムB2とで行い、この計測データは
光波測距測角儀C2から中継測点Cに設けたローカル制
御器C7に入力される。この距離計測も、前記同様、前
記光波測距測角儀C2や反射プリズムB2を用いること
なく、例えばワイヤ長や推進管40の本数等によって計
測しても構わない。尚、前記光波測距測角儀A2、C2
が、レーザ光等の光ビームに変調をかけて、発光、受光
間の変調位相差を計測することにより計測する原理であ
るならば、前記レーザ発振器A1、C1にレーザ光を変
調する機能と、受光した光の位相差を検出する機能をも
たせることにより、距離計測を成し得るようにしてもよ
い。
【0026】また、これまで説明した、基準測点Aから
中継測点Cまでの距離、中継測点Cから次の中継測点C
までの距離、または、中継測点Cから移動測点Bまでの
距離を計測する他の方法として、例えば三角測量原理を
用いてもよい。すなわち、前記レーザ発振器A1、C1
から所定距離離した位置に受光器を設置し、レーザ発振
器A1、C1から照射されたレーザ光を、中継測点Cの
前記各計測機器を収納した中継器に、もしくは先導管に
当てる。そして、このレーザ光が当たった位置を上記受
光器で検出し、その受光位置の変位と、レーザ発振器か
ら受光器までの距離とを基に、レーザ発振器A1、C1
からレーザ光が当たっている位置までの距離を計測する
ようにしてもよい。なお、この場合には、レーザ光が当
たるべき位置は光を散乱反射すればよいので、中継測点
C又は移動測点Bに反射プリズムを設ける必要はなく、
上記のレーザ光が当たるべき位置に例えば色付きプラス
チック等の反射面を設ければよい。
【0027】中継測点Cのローカル制御器C7は、基準
測点Aから照射されるレーザ光を受光した中継測点Cの
位置と、ローリング角により補正されたピッチング角及
びヨーイング角と、傾斜計により計測されたローリング
角とを記憶すると共に、先導管30へのレーザ照射の俯
仰水平角及び距離を記憶し、それらのデータをホスト制
御器A4へ送信する。先導管30上の移動体測点Bの中
継測点Cより照射されたレーザ光を受光することにより
測定された位置、ピッチング角、ヨーイング角、及び傾
斜計により計測されたローリング角は、ローカル制御器
B4に記憶されているが、これらもホスト制御器A4に
送信される。ホスト制御器A4は、基準測点Aにある光
波測距測角儀A2のデータと共に、まず、中継測点Cの
位置を演算し、その位置と姿勢、並びに前記レーザ光俯
仰水平角及び距離、移動体測点Bの位置及び姿勢データ
によって、基準測点Aからの移動体測点Bの位置を演算
することができる。これと共に、ホスト制御器A4は、
基準測点Aに任意に設けられた方位(通常、立坑からの
発進方位)に対する移動体測点Bの方向(ヨーイング角
に相当)、ピッチング角及びローリング角(上記の傾斜
計の値をそのまま使う)を演算することができ、これら
の演算結果を推進機20のオペレータに表示等の手段で
知らせることができる。これらの演算は、推進機20の
操作中であっても、レーザ光が基準測点Aから移動体測
点Bまでつながっていれば可能である。
【0028】また、上記の演算手順は、これに限定され
るものでは無く、例えば以下のように行ってもよい。す
なわち、移動体測点Bのデータを中継測点Cのローカル
制御器C7に転送し、ローカル制御器C7により中継測
点C及び移動体測点Bの位置を演算し、この演算結果
と、ローカル制御器C7に記憶されている基準測点Aか
らのレーザ光による受光位置、ピッチング角、ヨーイン
グ角及びローリング角とをホスト制御器A4に転送す
る。そして、ホスト制御器A4は、基準測点Aと中継測
点Cの位置関係を演算し、かつ、ローカル制御器C7に
よって演算され転送された前記中継測点Cと移動体測点
Bの位置関係を利用することにより、移動体測点Bの位
置及び姿勢を基準測点Aを基準にした位置及び姿勢に変
換して演算するようにしても、何ら差し支えは無い。ま
た、ホスト制御器A4は、中継測点C及び移動体測点B
の位置を常に知ることができるので、管継ぎ工程に入っ
た時以外であっても、中継測点Cにあるレーザ発振器の
俯仰水平角が不正であるような時に、レーザ光により基
準測点Aから移動体測点Bをつなぐように、中継測点C
の移動を指令できる機能を持つことが可能になる。
【0029】実施例の効果を述べる。上記実施例から明
らかなように、先導管30なるトンネル機械の位置・姿
勢を基準測点Aから移動台車(即ち、中継測点C)の位
置・姿勢を経由して計測することが可能となる。そし
て、これら計測は、トンネル機械が掘進中においてもな
すことができるため、トンネル機械の的確な方向修正や
制御が可能となる。そして、トンネル機械の推進の停止
中に、移動台車が、前述したように、推進管40の1本
分だけ基準測点Aの側に後退するため、推進管40の1
本分の区間において光路確保可能な地点に、移動台車を
設置させれば、次の推進管施工区間においても位置・姿
勢を計測できる。
【0030】また、移動台車とトンネル機械との間の距
離は、計測しなくても良い場合も有る。これは、施工条
件によるが、最終曲進後のトンネル機械の進行方向を正
確に制御しておけば良い場合である。例えば、図6に示
すように、曲進区間終了後は直線であり、最終到達地点
までその方向へさえ推進すれば良いような場合(即ち、
トンネル機械の位置が曖昧でも推進できる場合)は、距
離を敢えて計測する必要はなく、移動台車上のレーザ発
振器C1のレーザ光Sは、トンネル機械の掘進する方位
を与え、トンネル機械上の受光器B1の受光を基準とし
た変位量と方向の変角のみを計測し、トンネル機械を制
御して行けば良いことは明確である。
【0031】曲進施工区間が2カ所以上ある施工や、曲
線施工長が長く1台の中継測点では立坑から先導管まで
常時レーザ光でつながった状態にできないような施工の
場合などは、移動台車を複数設置すれば良いことは明白
である。この場合は、移動台車から放射される光ビーム
が、トンネル機械に搭載された受光器B1に検出されな
くなった時に又は施工線形上予測される時に、図7
(a)に示すように、先行の移動台車をトンネル機械側
へ移動させ、次いで図7(b)に示すように、新たな移
動台車を先行した移動台車の元あった位置まで移動させ
ることにより光ビームの経路を基準測点Aより移動測点
Bまで結べば良い。そして、基準測点Aから移動測点B
まで常時光ビームでつながるように、すなわち、各レー
ザ発振器から放射した光が受光されるべき受光器に到達
可能な所定距離の範囲に各移動台車がいるように、この
各移動台車を上述のように移動して停止させればよいこ
とは言うまでもない。なお、本発明に係わる移動台車
(中継測点)の投入手順については、上述した例に限定
されない。また、本実施形態においては移動量を推進管
1本分としたが、これに限定されずに、例えば、光ビー
ムがつながる状態で、推進管1本分以外の移動量とする
ことも可能である。
【0032】尚、上記説明から明らかなように、トンネ
ル機械の位置・姿勢における計測機器の配置は、上記の
例機の配置に限定されることなく、千差万別である。幾
つかの事例を次に列記する。
【0033】第1事例として、(1)基準測点Aには、
反射プリズムA5を配置し、(2)中継測点Cには、反
射プリズムC5、後視かつ前視可能に俯仰水平回転自在
とされ、後視して前記基準測点Aの反射プリズムA5
と、前視して移動測点Bの反射プリズムB2とに光ビー
ムを投射し、中継測点Cから基準測点Aまで及び中継測
点Cから移動測点Bまでの距離を計測する光波測距測角
儀C2、少なくとも移動測点Bの受光器B1に向けてレ
ーザ光Sを投射するために俯仰水平回転自在とされたレ
ーザ発振器C1、これらの俯仰水平角を計測する角度計
C3等の各測機器と共に、ローカル制御器C7を配置す
る。尚、中継測点Cを複数設置可能とされるため、受光
器C4及び反射プリズムC5も備える。(3)移動体測
点Bには、前記例機同様、受光器B1と、反射プリズム
B2と、ローリング計B3等の各測機器と共に、ローカ
ル制御器B4を配置したもの、(4)尚、例えば発進立
坑近辺にホスト制御器A4を備え、ローカル制御器C
7、B4と通信し、移動台車を制御し、かつ、ローカル
制御器C7、B4からの測定データを入力してトンネル
機械の位置・姿勢を演算する。
【0034】また第2事例として、中継測点Cに基準測
点Aからのレーザ発振器A1からのレーザ光Sを反射す
るだけのものでもよい。
【0035】また第3事例として、目標計測精度によっ
ては、姿勢計測の一部、例えばローリング計C2、B3
等を不要としたものなど多々ある(即ち、上記6成分の
総てを計測しない場合も多々ある)。
【0036】
【発明の効果】上記実施例の説明から明らかように、本
発明は、要すれば、特許請求の範囲に記載の手段を講じ
たものであり、上記実施例の説明から分かるように、移
動台車(即ち、中継測点)の位置・姿勢が不明とならな
いため、トンネル機械の位置・姿勢を正確に計測でき
る。詳しくは、次の通り。 (1)従来の技術では、掘進するトンネル掘進機の位置
・姿勢を計測する方法では、特に近年施工事例が出てき
た、曲線、急曲線施工に対して、位置・姿勢を精度よく
計測する際に、光路の確保が困難なため、盛り替え作業
を必要とし、自動化しにくいなどの問題があったが、本
発明により、自動化を推進することができる。これは、
特に人がトンネル内に入ることが難しい小口径の施工に
おいて有効であり、自動的に測量を行う機械の適用を広
げる効果がある。 (2)また、トンネル機械の掘進中の位置、姿勢を捉え
ることから、トンネル機械の方向修正、制御にそのデー
タを使用することができ、トンネル機械の制御精度の向
上、引いては、トンネル線形の仕上がり精度の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例方法の移動台車制御のフロチャートであ
る。
【図2】管推進工法における直進推進の図である。
【図3】管推進工法における短い曲進推の図である。
【図4】移動台車の設置を示す図である。
【図5】移動台車を推進管の一本分後退させる図であ
る。
【図6】トンネル機械の位置が曖昧でも計測できること
を説明する図である。
【図7】複数の移動台車を設置した図であり、(a)
は、先行する移動台車、(b)は後続する移動台車の設
置位置を示す図である。
【符号の説明】
A 基準測点 B 移動体測点 C 移動台車上の中継測点 A1、C1 レーザ発振器 A2、C2 光波測距測角儀 A3、C3 角度計 A4 ホスト制御器 C4、B1 受光器 C5、B2 反射プリズム C6、B3 ローリング計 C7、B4 ローカル制御器
フロントページの続き (72)発明者 加藤 豊 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準測点と、トンネル機械上に設けた移
    動体測点との間に、トンネル機械の掘進と共に基準測点
    から掘進方向に遠ざかる移動台車上に搭載された中継測
    点を設け、基準測点から放射した光を中継測点で受光し
    て中継測点の位置及び姿勢を基準測点を基準に計測する
    と共に、中継測点から放射した光を移動体測点で受光し
    て移動体測点の位置及び姿勢を中継測点を基準に計測す
    ることによって、トンネル機械の掘進中の位置及び姿勢
    を基準測点を基準に計測するトンネル機械の位置・姿勢
    計測方法において、 トンネル機械の掘進停止時に、移動台車を、基準測点か
    ら放射した光が到達可能な距離に移動させて停止させる
    ことを特徴とするトンネル機械の位置・姿勢計測方法。
  2. 【請求項2】 基準測点と、トンネル機械上に設けた移
    動体測点との間に、トンネル機械の掘進と共に基準測点
    から掘進方向に遠ざかる移動台車上に搭載された中継測
    点を設け、基準測点から放射した光を中継測点で受光し
    て中継測点の位置及び姿勢を基準測点を基準に計測する
    と共に、中継測点から放射した光を移動体測点で受光し
    て移動体測点の位置及び姿勢を中継測点を基準に計測す
    ることによって、トンネル機械の掘進中の位置及び姿勢
    を基準測点を基準に計測するトンネル機械の位置・姿勢
    計測方法において、 トンネル機械の掘進停止時に、移動台車を、基準測点か
    ら放射した光が到達可能な距離に移動させた後、トンネ
    ル機械の掘進時に、移動台車の前記移動を停止させて移
    動台車が前記掘進と共に基準測点から掘進方向に遠ざか
    りながら、中継測点及び移動体測点のそれぞれの位置及
    び姿勢を計測することを特徴とするトンネル機械の位置
    ・姿勢計測方法。
  3. 【請求項3】 基準測点と、トンネル機械上に設けた移
    動体測点との間に、トンネル機械の掘進と共に基準測点
    から掘進方向に遠ざかる移動台車上に搭載された中継測
    点を設け、基準測点から放射した光を中継測点で受光し
    て中継測点の位置及び姿勢を基準測点を基準に計測する
    と共に、中継測点から放射した光を移動体測点で受光し
    て移動体測点の位置及び姿勢を中継測点を基準に計測す
    ることによって、トンネル機械の掘進中の位置及び姿勢
    を基準測点を基準に計測するトンネル機械の位置・姿勢
    計測方法において、 トンネル機械の掘進停止時に、移動台車を、基準測点か
    ら放射した光が到達可能な距離に移動させた後、トンネ
    ル機械の掘進中に、移動台車の前記移動を停止させて、
    移動台車が前記掘進と共に基準測点から掘進方向に遠ざ
    かりながら、中継測点からの光の放射方向を移動体測点
    の移動する方向にし、中継測点及び移動体測点のそれぞ
    れの位置及び姿勢を計測することを特徴とするトンネル
    機械の位置・姿勢計測方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載のトンネル機械の位
    置・姿勢計測方法において、 基準測点と移動体測点の間に、複数台の前記移動台車上
    にそれぞれ搭載された前記中継測点を設けると共に、 トンネル機械の掘進停止時に、各移動台車を、基準測点
    から、又は当該中継測点より基準測点側の隣の中継測点
    から放射した光が到達可能な距離に移動させた後、トン
    ネル機械の掘進時に、各移動台車の前記移動を停止させ
    て各移動台車が前記掘進と共に基準測点から掘進方向に
    遠ざかりながら、各中継測点及び移動体測点のそれぞれ
    の位置及び姿勢を計測することによって、トンネル機械
    の掘進中の位置及び姿勢を基準測点を基準に計測するこ
    とを特徴とするトンネル機械の位置・姿勢計測方法。
  5. 【請求項5】 基準測点と、トンネル機械上に設けた移
    動体測点と、基準測点及び移動体測点の間に設けられた
    移動台車上に搭載された中継測点とを有すると共に、前
    記基準測点及び中継測点にそれぞれ設けられ、かつ、そ
    れぞれ中継測点又は移動体測点に向けてレーザ光を放射
    するレーザ発振器と、前記中継測点及び移動体測点にそ
    れぞれ設けられ、それぞれ基準測点又は中継測点の前記
    レーザ発振器から放射されたレーザ光を受光し、かつ、
    この受光位置変位量に基づいて中継測点又は移動体測点
    の位置及び姿勢を計測する受光器とを備え、この各受光
    器で計測された中継測点及び移動体測点のそれぞれの位
    置及び姿勢に基づいて、トンネル機械の掘削中の位置及
    び姿勢を基準測点を基準に計測するトンネル機械の位置
    ・姿勢計測装置において、 トンネル機械の掘進停止時に、基準測点の前記レーザ発
    振器から放射されたレーザ光が中継測点の前記受光器に
    到達可能な所定距離に前記移動台車が移動するように、
    移動台車に移動指令を出力するホスト制御器を備えたこ
    とを特徴とするトンネル機械の位置・姿勢計測装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のトンネル機械の位置・
    姿勢計測装置において、 基準測点と移動体測点の間に前記移動台車及び前記中継
    測点を複数配設し、各中継測点には前記レーザ発振器と
    前記受光器とを備えると共に、 前記ホスト制御器は、トンネル機械の掘進停止時に、前
    記各レーザ発振器から放射されたレーザ光が受光される
    べき前記受光器に到達可能な所定距離に前記各移動台車
    が移動するように、各移動台車に移動指令を出力するこ
    とを特徴とするトンネル機械の位置・姿勢計測装置。
JP22764496A 1995-08-28 1996-08-09 トンネル機械の位置・姿勢計測方法及びその計測装置 Pending JPH09126774A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082804A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Tokyo Keisoku:Kk リンク型変位計の測定方法およびリンク型変位計の測定装置
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