JP2814829B2 - トンネル掘進機の位置計測装置 - Google Patents

トンネル掘進機の位置計測装置

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JP2814829B2 JP7766692A JP7766692A JP2814829B2 JP 2814829 B2 JP2814829 B2 JP 2814829B2 JP 7766692 A JP7766692 A JP 7766692A JP 7766692 A JP7766692 A JP 7766692A JP 2814829 B2 JP2814829 B2 JP 2814829B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トンネル掘進機の位
置計測装置に関し、特に、トンネルボーリングマシー
ン、シールド掘削機等のトンネル掘進機に後続する台車
を介してトンネル掘進機の位置を測定するトンネル掘進
機の位置計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、シールド掘削機によるトンネル
掘進作業は、スキンプレートの後部内側に組立てられた
セグメントの端部に推進ジャッキを押し当てその反力を
取りつつ推進するものである。このとき計画路線からの
水平,垂直の偏位量を極少にする掘進制御を行う必要が
ある。
【0003】このための測定方法の一つに、シールド掘
削機の後部にターゲットを設けるとともに坑内の既知点
に設けたレーザトランシットからレーザ光をターゲット
に向けて発振し、ターゲットからの反射波を受光してそ
の受光角度からシールド掘削機の位置・姿勢を検出する
方法があり、レーザトランシットはパルスモ―タの駆動
により掘削機の掘進に伴い自動追従する機能を有してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの測定方法で
あると、例えば直径5m 以上に達する大口径断面のトン
ネルには有効であるが、小口径のトンネルの場合には、
坑内を往復するズリ搬送用あるいはセグメントなどの機
材搬送用の台車の列にレーザ光が遮られるため、実質的
には使用できなかった。このため従来では人手による測
量に頼らざるを得ず、測量工数の大幅な増加を招来して
いた。また人手による計測方法では基準点から順次尺取
り虫状に計測を行うため、累積誤差も大きかった。
【0005】この発明は以上の問題点に鑑みなされたも
のであって、その目的は、トンネル掘進機に後続する台
車を利用することにより、視準線を遮られることなく自
動測量を行え、これによってトンネル掘進機の正確な位
置を容易に測定することのできるトンネル掘進機の位置
計測装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明のトンネル掘進機の位置計測装置は、トン
ネル掘削孔の定点位置に配置された第一の撮像装置と、
トンネル掘削孔に敷設された軌条上を走行する複数の連
結台車の後尾台車に配置された前記第一の撮像装置のタ
ーゲットと、前記連結台車の前部台車に配置されてトン
ネル掘削機の定位置を監視する第二の撮像装置と、前記
各連結台車に備えられ、かつ互いにフレキシブルジョイ
ントを介して連結された計測管と、該計測管内に挿通さ
れて計測管の曲がり度合いを検出する孔曲がり測定器
と、前記第一の撮像装置とターゲット間の距離及び角
度,前記孔曲がり測定器により計測された計測管の距離
及び角度、および前記第二の撮像装置とトンネル掘進機
との距離及び角度により各部の座標を演算するととも
に、定点座標に対する各部の座標を加算し、トンネル掘
進機の位置座標を割り出す演算手段を設けたものであ
る。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、第一の撮像装置と後尾台
車に設けられたターゲットとの角度及び距離により、前
記第一の撮像装置が配置される定点に対する後尾台車の
座標が演算される。また計測管内に挿通された孔曲がり
測定機によって、各台車の座標が後部から順に演算され
る。さらに最前部台車に設けた第二の撮像装置に対する
トンネル掘進機の角度及び距離に応じてトンネル掘進機
の位置座標が演算される。すなわち、演算手段は定点の
座標位置に対する各部の座標を加算することで定点座標
に対する各測定点の正確な位置を演算し、水平方向及び
垂直方向の偏位量に応じたトンネル掘進機の正確な位置
座標を出力する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。図1はこの発明に係るトンネル掘進機の
位置計測装置を小口径断面のシールドトンネルに適用し
た場合を示すものである。
【0009】図1において、1は小口径のトンネル掘進
用シールド掘削機、2は掘削機の外形を構成するスキン
プレート後部に順次組立てられてトンネル掘削孔を構成
する多数のセグメントである。このトンネル掘削孔内に
は軌条3が敷設され、この軌条3上にはズリ運搬やセグ
メントなどの機材搬送用の多数の台車4a,4b…4n
を連結した連結台車4が走行し、掘削機1と図外の発進
竪坑との間を往復移動する。
【0010】このトンネル掘削孔の天井面の定点位置、
すなわち既知点には第一の撮像装置、すなわちレーザ投
受光装置5が据え付けられ、最後尾の連結台車4aの後
部上面に配置されたターゲット6と対向し、この装置5
に対するターゲット6の離間距離及び上下左右の角度を
監視している。このレーザ投受光装置5による測定原理
は従来の項で述べたものと同じである。
【0011】最前部の台車4nの上部には第二の撮像装
置、すなわちテレビカメラ7が据え付けられ、このテレ
ビカメラ7は前記掘削機1の後部内側にの定点位置に設
けられたターゲット8に対向しこのカメラ7に対するタ
ーゲット8の離間距離及び上下左右の角度を監視してい
る。
【0012】さらに、各台車4a,4b…4nにはそれ
ぞれ、例えばボールバルブ等のフレキシブルジョイント
9を介して計測管10が連設配置され、計測管10には
これの内部をこれに沿って移動する孔曲がり測定器11
が挿通されている。
【0013】孔曲がり測定器11は、例えば特開昭62
−49210号公報に記載される孔曲がり測定装置と同
様のもので、図2に示すように、計測管10の内部に挿
通される、一対のほぼ同じ長さの中空円筒形の先・後行
筒体20,22の一端同士を、中心に透孔が形成された
ボールジョイント24で回動可能に連結した測定管26
と、先行筒体20の前端近傍に筒軸と直交するするよう
にして設けられた受光器28と、後行筒体22の前端近
傍の筒軸上に設置され、筒軸とほぼ一致した同一光軸上
の前後方向に光(S1,S2)を投射するレーザー発射
装置21とを有している。また、上記筒体20,22の
下方には、これらを計測管10に沿って移動させる複数
の回転ローラ23が装着されており、回転ローラ23は
例えばステッピングモータなどで移動する長さが制御さ
れるとともに、その移動長が検出され、この測定器11
では、計測管10の入口に設けた受光装置25に光を投
射して初期設定をした後に、端部のロ―ラ23間の長さ
(2L)の1/2の長さで、尺取り虫上状に順次移動し
て計測が行われる。
【0014】そして、以上のレーザ投受光装置5,テレ
ビカメラ7,各孔曲がり測定器11の角度及び距離デー
タは演算処理部12に入力され、ここで各装置により得
られたデータを処理することで、レーザ投受光装置5の
据付位置を基準として掘削機1の座標位置及び基準位置
に対する水平,垂直方向の曲がり度合いの演算がなさ
れ、演算結果はディスプレイ14及びプリンタ15に出
力される。
【0015】図3は一例として掘削機1の水平方向の偏
位量の演算方法を模式化して示すもので、トンネル坑の
水平方向をx軸にとり、長さ方向をy軸に取り、定点の
平面座標を(x0 ,y0 )とすると、投受光装置5によ
り計測された角度と離間距離Lにより演算処理部12は
そのx,y成分のLx,Ly を加えてターゲット6の平面
座標(x0 +Lx ,y0 +Ly )を演算する。
【0016】また演算処理部12は各台車間4a,4b
…4nに沿って計測された距離及び角度に応じて後ろか
ら順に(x1 ,y1 ),(x2 ,y2 )…(xn ,yn
)を演算する。
【0017】さらに演算処理部12では最前列の台車4
nに対するターゲット8の平面座標(Xn +lx ,yn
+ly )をテレビカメラ7により計測された角度と離間
距離lに応じて演算する。
【0018】さらに演算処理部12では以上の座標値か
らx成分及びy成分のそれぞれを順次加算し、定点座標
に対する掘削機1の平面座標を割り出し、定点に対する
掘削機の水平方向の偏位量及び定点からの距離を演算
し、偏位量に応じた孔曲がり度合いとして出力する。な
お、実際には垂直方向の偏位量も同様の方法により垂直
軸であるz軸を加えることにより演算する。
【0019】ところで、前記掘削機1の推進方向を決定
するのはスキンプレートの後部内周に配置された図示し
ない複数のシールドジャッキのセグメント2に対する推
進力であることから、以上の偏位量の演算結果に応じて
各シールドジャッキの推進力を水平及び垂直方向で制御
することで、計画路線に応じた修正制御を行うことが出
来る。
【0020】なお、掘削機1が推進を繰返す結果、最後
尾の台車4aが投受光装置5によって計測できない距
離,角度になったなら、再度投受光装置5を既知の定点
位置に移動し、ここを基準座標として前記と同様の計測
作業を繰り返せば良いが、この移動作業は計画路線が急
な曲がりを含むもので無いかぎり、従来の尺取り虫状の
計測作業に比べてその頻度が極めて少なく、計測工数に
与える影響も極めて小さく、また累積誤差などの影響も
小さい。
【0021】また実施例ではこの発明を小口径断面のシ
ールド推進工法に適用したが、ボーリングマシン等によ
る掘削孔その他トンネルの先進導孔などの、トンネル掘
削孔であって台車が坑内を走行するトンネルにおけるト
ンネル掘進機の位置計測全般に適用できることは勿論で
ある。
【0022】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明によるトンネル掘進機の位置計測装置にあ
っては、第一の撮像手段と後尾台車に設けられたターゲ
ットとの角度及び距離により、後尾台車の定点からの座
標が演算され、計測管内の孔曲がり測定器によって、各
台車の座標が演算され、前部台車に設けた第二の撮像手
段に対するトンネル掘進機の角度及び距離に応じてこれ
の座標が演算され、定点の座標に対する各部の座標を加
算することで定点座標に対するトンネル掘進機の座標を
割り出し、水平方向及び垂直方向の偏位量に応じたトン
ネル掘進機の位置座標を出力する構成なので、従来測定
の障害となっていた台車を利用して、視準線を遮られる
ことなく自動測量により、容易且つ正確にトンネル掘進
機の位置を計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をシールド推進工法に適用した場合を
示す説明図である。
【図2】計測管と孔曲がり測定器の内部構成を示す説明
図である。
【図3】掘削機の水平方向の偏位量の演算方法を模式化
して示す説明図である。
【符号の説明】
1 シールド掘削機 2 セグメント 3 軌条 4 連結台車 4a 最後尾台車 4n 最前部台車 5 レーザ投受光装置(第一の撮像装置) 6,8 ターゲット 7 テレビカメラ(第二の撮像装置) 9 フレキシブルジョイント 10 計測管 11 孔曲がり計測器 12 演算処理部(演算手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル掘削孔の定点位置に配置された
    第一の撮像装置と、トンネル掘削孔に敷設された軌条上
    を走行する複数の連結台車の後尾台車に配置された前記
    第一の撮像装置のターゲットと、前記連結台車の前部台
    車に配置されてトンネル掘削機の定位置を監視する第二
    の撮像装置と、前記各連結台車に備えられ、かつ互いに
    フレキシブルジョイントを介して連結された計測管と、
    該計測管内に挿通されて計測管の曲がり度合いを検出す
    る孔曲がり測定器と、前記第一の撮像装置とターゲット
    間の距離及び角度,前記孔曲がり測定器により計測され
    た計測管の距離及び角度、および前記第二の撮像装置と
    トンネル掘進機との距離及び角度により各部の座標を演
    算するとともに、定点座標に対する各部の座標を加算
    し、トンネル掘進機の位置座標を割り出す演算手段を設
    けたことを特徴とするトンネル掘進機の位置計測装置。
JP7766692A 1992-03-31 1992-03-31 トンネル掘進機の位置計測装置 Expired - Lifetime JP2814829B2 (ja)

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JP4692205B2 (ja) * 2005-10-07 2011-06-01 Jfeエンジニアリング株式会社 湾曲形状管理装置及び管送り込み方法
CN109991025B (zh) * 2019-04-08 2023-11-14 中国矿业大学(北京) 一种地铁管片偏差自动测量靶及其测量方法
CN116295313B (zh) * 2023-05-22 2023-07-18 太原理工大学 掘进机的实时定位系统

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