JP2790609B2 - マレイミドの製造方法 - Google Patents
マレイミドの製造方法Info
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- JP2790609B2 JP2790609B2 JP6090003A JP9000394A JP2790609B2 JP 2790609 B2 JP2790609 B2 JP 2790609B2 JP 6090003 A JP6090003 A JP 6090003A JP 9000394 A JP9000394 A JP 9000394A JP 2790609 B2 JP2790609 B2 JP 2790609B2
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マレイミドの製造方法
に関するものである。詳しく述べると、N−無置換マレ
インアミド酸エステルを出発原料として高収率、高選択
率、かつ経済的にN−無置換マレイミドを製造する方法
に関するものである。
に関するものである。詳しく述べると、N−無置換マレ
インアミド酸エステルを出発原料として高収率、高選択
率、かつ経済的にN−無置換マレイミドを製造する方法
に関するものである。
【0002】本発明におけるマレインアミド酸エステル
およびマレイミドとは、それぞれN−無置換マレインア
ミド酸エステルおよびN−無置換マレイミドを意味す
る。
およびマレイミドとは、それぞれN−無置換マレインア
ミド酸エステルおよびN−無置換マレイミドを意味す
る。
【0003】
【従来の技術】マレイミドは、例えば耐熱性が要求され
る熱可塑性樹脂の原料のほかに、医薬、農薬等の中間体
として有用な化合物であり、現在、その製造方法とし
て、多くの方法が知られている。
る熱可塑性樹脂の原料のほかに、医薬、農薬等の中間体
として有用な化合物であり、現在、その製造方法とし
て、多くの方法が知られている。
【0004】例えば、米国特許3899509号明細書
には、マレイン酸または炭化水素混合マレイン酸とアン
モニアとを気相で酸化アルミニウム触媒の存在下で反応
させる連続式再循環型製造方法が記載されている。ヨー
ロッパ特許82620号は可変原子価金属酸化物からな
る酸化触媒の存在下に、1,3−ブタジエンとアンモニ
アとのアンモオキシデーションによる製造法、また特開
昭60−188367号公報には、スクシンイミドを特
定な触媒の存在下に酸化的脱水素して製造する方法が記
載されている。しかしながら、これらの方法がいずれも
収率が低いうえに、操作が複雑であり、コストが高くな
るなどの欠点を有している。
には、マレイン酸または炭化水素混合マレイン酸とアン
モニアとを気相で酸化アルミニウム触媒の存在下で反応
させる連続式再循環型製造方法が記載されている。ヨー
ロッパ特許82620号は可変原子価金属酸化物からな
る酸化触媒の存在下に、1,3−ブタジエンとアンモニ
アとのアンモオキシデーションによる製造法、また特開
昭60−188367号公報には、スクシンイミドを特
定な触媒の存在下に酸化的脱水素して製造する方法が記
載されている。しかしながら、これらの方法がいずれも
収率が低いうえに、操作が複雑であり、コストが高くな
るなどの欠点を有している。
【0005】また無水マレイン酸にフラン、シクロペン
タジエン等を反応させ、ディールスアルダー付加物を生
成させ、これをアンモニアで処理してイミド化合物に変
換し、さらに熱分解してマレイミドを得る方法も公知で
ある。しかし、この方法は、工程が複雑で工業的な実施
には適さない。
タジエン等を反応させ、ディールスアルダー付加物を生
成させ、これをアンモニアで処理してイミド化合物に変
換し、さらに熱分解してマレイミドを得る方法も公知で
ある。しかし、この方法は、工程が複雑で工業的な実施
には適さない。
【0006】最も一般的なマレイミドの製造方法は、マ
レインアミド酸を脱水剤により脱水環化する方法であ
る。例えば、ドイツ特許第1934791号公報には、
オルトリン酸を脱水剤として用いたマレイミドの製造方
法が開示されている。しかし、この方法は収率が低いな
どの欠点を有している。また、特開昭50−12665
9号公報記載の方法においては、脱水剤とし塩化アセチ
ル、塩化ベンゾイル、塩化チオニル、五酸化リンなどを
使用するが、これらの脱水剤はいずれも水分との反応性
が高いため、取り扱いにくく、また腐食性も強い。この
ため、この方法は作業性が低く、設備費も高くなって工
業的実施には適していない。さらに、特開昭64−79
148号公報には、脱水剤として塩化シアヌルを、また
溶媒としてN,N−ジメチルホルムアミドを用いてマレ
イミドを製造する方法が開示されている。しかしながら
この方法は、高価で、しかも毒性のある塩化シアヌルや
ジメチルホルムアミドを用いることから、工業的実施に
適しているとはいえない。また、ジメチルホルムアミド
などの非プロトン性極性溶媒は沸点が高いため、製品マ
レイミドから分離除去することが困難であるなどの欠点
もある。
レインアミド酸を脱水剤により脱水環化する方法であ
る。例えば、ドイツ特許第1934791号公報には、
オルトリン酸を脱水剤として用いたマレイミドの製造方
法が開示されている。しかし、この方法は収率が低いな
どの欠点を有している。また、特開昭50−12665
9号公報記載の方法においては、脱水剤とし塩化アセチ
ル、塩化ベンゾイル、塩化チオニル、五酸化リンなどを
使用するが、これらの脱水剤はいずれも水分との反応性
が高いため、取り扱いにくく、また腐食性も強い。この
ため、この方法は作業性が低く、設備費も高くなって工
業的実施には適していない。さらに、特開昭64−79
148号公報には、脱水剤として塩化シアヌルを、また
溶媒としてN,N−ジメチルホルムアミドを用いてマレ
イミドを製造する方法が開示されている。しかしながら
この方法は、高価で、しかも毒性のある塩化シアヌルや
ジメチルホルムアミドを用いることから、工業的実施に
適しているとはいえない。また、ジメチルホルムアミド
などの非プロトン性極性溶媒は沸点が高いため、製品マ
レイミドから分離除去することが困難であるなどの欠点
もある。
【0007】一方、N−置換マレイミド誘導体の製造方
法に関しては、例えば特開昭62−215563号公報
には、マレイン酸モノエステルとイソシアネート化合物
とを反応させてマレインアミド酸モノエステルを生成さ
せた後、高真空条件下これを加熱により脱アルコールを
行なって閉環イミド化させることによりN−置換マレイ
ミドを製造する方法が開示されている。しかしながら、
この方法は、原料イソシアネート化合物が比較的高価で
あり、また脱アルコール反応を行なう際に10-3mmH
g〜10-5mmHgという高真空を必要とするため、こ
のような高真空条件を実現するために高性能の真空ポン
プおよびそれに付随する装置などの設備投資に莫大な費
用がかかることから、工業的には全く不利な方法であ
る。
法に関しては、例えば特開昭62−215563号公報
には、マレイン酸モノエステルとイソシアネート化合物
とを反応させてマレインアミド酸モノエステルを生成さ
せた後、高真空条件下これを加熱により脱アルコールを
行なって閉環イミド化させることによりN−置換マレイ
ミドを製造する方法が開示されている。しかしながら、
この方法は、原料イソシアネート化合物が比較的高価で
あり、また脱アルコール反応を行なう際に10-3mmH
g〜10-5mmHgという高真空を必要とするため、こ
のような高真空条件を実現するために高性能の真空ポン
プおよびそれに付随する装置などの設備投資に莫大な費
用がかかることから、工業的には全く不利な方法であ
る。
【0008】また、特開平3−118362号公報に
は、N−置換マレインアミド酸モノエステルを酸触媒お
よび過加熱水蒸気の存在下に、脱アルコール反応により
閉環イミド化を行ないN−無置換マレイミドを製造する
方法が開示されている。しかしながらこの方法は過加熱
水蒸気を使用する点で単に加熱して脱アルコール反応を
行なう方法に比べて経済的に不利という欠点がある。こ
の方法は、回分式でも連続式でも行なうことができ、回
分式の場合、N−置換マレインアミド酸エステルと酸触
媒との混合物を反応器に導入し、これに過加熱水蒸気を
接触させて脱アルコール反応を行なっている(同公報の
第5項左上欄参照)。また、連続方式によれば、反応混
合物を水蒸気とともに反応容器から取り出し、冷却によ
って生成N−置換マレイミドを得ている(同公報の実施
例1参照)。
は、N−置換マレインアミド酸モノエステルを酸触媒お
よび過加熱水蒸気の存在下に、脱アルコール反応により
閉環イミド化を行ないN−無置換マレイミドを製造する
方法が開示されている。しかしながらこの方法は過加熱
水蒸気を使用する点で単に加熱して脱アルコール反応を
行なう方法に比べて経済的に不利という欠点がある。こ
の方法は、回分式でも連続式でも行なうことができ、回
分式の場合、N−置換マレインアミド酸エステルと酸触
媒との混合物を反応器に導入し、これに過加熱水蒸気を
接触させて脱アルコール反応を行なっている(同公報の
第5項左上欄参照)。また、連続方式によれば、反応混
合物を水蒸気とともに反応容器から取り出し、冷却によ
って生成N−置換マレイミドを得ている(同公報の実施
例1参照)。
【0009】また、特開平3−173866号公報に
は、N−置換マレインアミド酸モノエステルを硫酸触媒
および不活性な溶媒とアルコールの共存下、混合物を加
熱して、脱アルコール反応により閉環イミド化を行な
い、N−置換マレイミドを製造する方法が開示されてい
る(同公報の実施例1参照)。
は、N−置換マレインアミド酸モノエステルを硫酸触媒
および不活性な溶媒とアルコールの共存下、混合物を加
熱して、脱アルコール反応により閉環イミド化を行な
い、N−置換マレイミドを製造する方法が開示されてい
る(同公報の実施例1参照)。
【0010】また、特開平3−184956号公報に
は、N−置換マレインアミド酸類を硫酸触媒の存在下に
アルコールと反応させてエステル化し、引き続きエステ
ル化反応よりも高い温度条件下、重合防止材共存下で加
熱することによりN−置換マレイミド類を製造する方法
が開示されている(同公報の実施例1参照)。
は、N−置換マレインアミド酸類を硫酸触媒の存在下に
アルコールと反応させてエステル化し、引き続きエステ
ル化反応よりも高い温度条件下、重合防止材共存下で加
熱することによりN−置換マレイミド類を製造する方法
が開示されている(同公報の実施例1参照)。
【0011】さらに、特開平4−221365には、N
−メチルマレインアミド酸エステルを溶媒中で無機酸お
よび/または有機酸のアルカリ金属塩からなる触媒の存
在下に閉環イミド化するN−置換マレイミドの製造方法
が開示されている(同公報の実施例1参照)。
−メチルマレインアミド酸エステルを溶媒中で無機酸お
よび/または有機酸のアルカリ金属塩からなる触媒の存
在下に閉環イミド化するN−置換マレイミドの製造方法
が開示されている(同公報の実施例1参照)。
【0012】さらに、特開平4−290868には、N
−アリールマレインアミド酸を硫酸触媒の存在下、アル
コールと反応させてN−アリールマレインアミド酸エス
テルを得、ついでこのエステルを硫酸触媒およびリン酸
触媒の共存下、イミド化反応を行なっている(同公報の
実施例1参照)。
−アリールマレインアミド酸を硫酸触媒の存在下、アル
コールと反応させてN−アリールマレインアミド酸エス
テルを得、ついでこのエステルを硫酸触媒およびリン酸
触媒の共存下、イミド化反応を行なっている(同公報の
実施例1参照)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前述の
特開平3−184956、特開平4−221365公報
および特開平4−290868に記載の方法に従い、硫
酸をイミド化触媒として本発明者らが目的とするマレイ
ミドの製造に適用したところ、N−置換マレインアミド
酸エステルは、公知文献に示されるような硫酸触媒の存
在下、容易に脱アルコール反応を起こし、相当するN−
置換マレイミドを生成するのに対して、マレアミド酸エ
ステルを同条件下で反応させても、マレイン酸、マレイ
ン酸ジエステル、マレイン酸モノエステルなどを副生し
てしまい、目的とするマレイミドをほとんど得ることが
できないことが判明した。
特開平3−184956、特開平4−221365公報
および特開平4−290868に記載の方法に従い、硫
酸をイミド化触媒として本発明者らが目的とするマレイ
ミドの製造に適用したところ、N−置換マレインアミド
酸エステルは、公知文献に示されるような硫酸触媒の存
在下、容易に脱アルコール反応を起こし、相当するN−
置換マレイミドを生成するのに対して、マレアミド酸エ
ステルを同条件下で反応させても、マレイン酸、マレイ
ン酸ジエステル、マレイン酸モノエステルなどを副生し
てしまい、目的とするマレイミドをほとんど得ることが
できないことが判明した。
【0014】このように、マレイミドが有用な化合物で
あるにもかかわらず、決して高い収率で得ることができ
なかった。
あるにもかかわらず、決して高い収率で得ることができ
なかった。
【0015】本発明の目的は、マレインアミド酸エステ
ルからマレイミドを簡便に、しかも高収率かつ高選択率
で製造する方法を提供することにある。
ルからマレイミドを簡便に、しかも高収率かつ高選択率
で製造する方法を提供することにある。
【0016】本発明者らは、上述したようにマレインア
ミド酸エステルの脱アルコール反応により、対応するマ
レイミドを製造する際、収率が著しく低くなる原因につ
いて鋭意検討したところ、置換基を有したアミド基に比
べて置換基を有さないアミド基は、分子内に持つ活性水
素が一つ多いために、化合物分子の極性が大幅に高くな
り、有機溶媒への溶解性や、官能基に値する反応性など
に大きな違いを見出した。
ミド酸エステルの脱アルコール反応により、対応するマ
レイミドを製造する際、収率が著しく低くなる原因につ
いて鋭意検討したところ、置換基を有したアミド基に比
べて置換基を有さないアミド基は、分子内に持つ活性水
素が一つ多いために、化合物分子の極性が大幅に高くな
り、有機溶媒への溶解性や、官能基に値する反応性など
に大きな違いを見出した。
【0017】さらに、検討を進めたところ、置換基を有
さないアミド基は、比較的強度の強い酸に対して反応性
が高く、容易に分解をうける事実をつきとめこのことに
よりN−置換マレインアミド酸エステル、N−置換マレ
イミド等のN−置換体化合物群と、マレインアミド酸エ
ステル、マレイミドなどの無置換化合物群の反応性の差
が生じることが判明した。
さないアミド基は、比較的強度の強い酸に対して反応性
が高く、容易に分解をうける事実をつきとめこのことに
よりN−置換マレインアミド酸エステル、N−置換マレ
イミド等のN−置換体化合物群と、マレインアミド酸エ
ステル、マレイミドなどの無置換化合物群の反応性の差
が生じることが判明した。
【0018】以上述べたように、N−置換体と無置換体
は全く別の化合物であり、公知のN−置換マレイミドの
製造方法を単純にマレイミドに製造のため用いても、決
してよい結果を得ることできないのである。
は全く別の化合物であり、公知のN−置換マレイミドの
製造方法を単純にマレイミドに製造のため用いても、決
してよい結果を得ることできないのである。
【0019】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明者ら
は、かかる無置換体の一連の化学的、物理的性質を考慮
に入れ、マレイミドを収率よく製造するための条件につ
いて緻密に検討を加えることにより、下記の事実を見い
だしたのである。
は、かかる無置換体の一連の化学的、物理的性質を考慮
に入れ、マレイミドを収率よく製造するための条件につ
いて緻密に検討を加えることにより、下記の事実を見い
だしたのである。
【0020】すなわち、本発明は、一般式(1)
【0021】
【化3】
【0022】(ただし、式中、R1 は炭素数1〜8のア
ルキル基または炭素数3〜8のシクロアルキル基であ
る。)で示されるマレインアミド酸エステル化合物を、
不活性有機溶媒中で、一般式(2)
ルキル基または炭素数3〜8のシクロアルキル基であ
る。)で示されるマレインアミド酸エステル化合物を、
不活性有機溶媒中で、一般式(2)
【0023】
【化4】
【0024】(ただし、式中、R2 は炭素数1〜8のア
ルキル基または炭素数3〜8のシクロアルキル基であ
る)で示されるモノ(シクロ)アルキル硫酸エステルと
ともに加熱し、脱アルコール閉環反応を行なうことを特
徴とするマレイミドの製造方法である。
ルキル基または炭素数3〜8のシクロアルキル基であ
る)で示されるモノ(シクロ)アルキル硫酸エステルと
ともに加熱し、脱アルコール閉環反応を行なうことを特
徴とするマレイミドの製造方法である。
【0025】本発明はまた、該モノ(シクロ)アルミル
硫酸エステルの使用量が該マレインアミド酸エステルに
対して0.01〜2モル倍である前記マレイミドの製造
方法である。本発明はさらに、R1 とR2 とは同一であ
る前記マレイミドの製造方法である。本発明は、不活性
有機溶媒の使用量がマレインアミド酸エステルに対して
1〜50重量倍である前記マレイミドの製造方法。本発
明はまた、反応温度が20〜200℃である前記マレイ
ミドの製造方法である。
硫酸エステルの使用量が該マレインアミド酸エステルに
対して0.01〜2モル倍である前記マレイミドの製造
方法である。本発明はさらに、R1 とR2 とは同一であ
る前記マレイミドの製造方法である。本発明は、不活性
有機溶媒の使用量がマレインアミド酸エステルに対して
1〜50重量倍である前記マレイミドの製造方法。本発
明はまた、反応温度が20〜200℃である前記マレイ
ミドの製造方法である。
【0026】
【作用】以下、本発明について詳細に説明する。
【0027】本発明において用いられる一般式(1)で
表わされるマレインアミド酸エステルは、公知の方法で
アルコールとマレインアミド酸から製造され、式中R1
は、炭素数1〜8、好ましくは3〜6のアルキル基ある
いは炭素数3〜8、好ましくは5〜7のシクロアルキル
基を示す。具体的に例示するとメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、アミル基、
sec−アミル基、イソアミル基、n−ヘキシル基、イ
ソヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−
エチルヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
表わされるマレインアミド酸エステルは、公知の方法で
アルコールとマレインアミド酸から製造され、式中R1
は、炭素数1〜8、好ましくは3〜6のアルキル基ある
いは炭素数3〜8、好ましくは5〜7のシクロアルキル
基を示す。具体的に例示するとメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、アミル基、
sec−アミル基、イソアミル基、n−ヘキシル基、イ
ソヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−
エチルヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
【0028】出発原料である一般式(1)で表わされる
マレインアミド酸エステルを具体的に例示すると、マレ
インアミド酸メチルエステル、マレインアミド酸エチル
エステル、マレインアミド酸n−プロピルエステル、マ
レインアミド酸イソプロピルエステル、マレインアミド
酸n−ブチルエステル、マレインアミド酸イソブチルエ
ステル、マレインアミド酸sec−ブチルエステル、マ
レインアミド酸t−ブチルエステル、マレインアミド酸
アミルエステル、マレインアミド酸sec−アミルエス
テル、マレインアミド酸イソアミルエステル、マレイン
アミド酸n−ヘキシルエステル、マレインアミド酸イソ
ヘキシルエステル、マレインアミド酸2−エチルヘキシ
ルエステル、マレインアミド酸シクロペンチルエステ
ル、マレインアミド酸シクロヘキシルエステル、マレイ
ンアミド酸シクロヘプチル等が挙げられる。
マレインアミド酸エステルを具体的に例示すると、マレ
インアミド酸メチルエステル、マレインアミド酸エチル
エステル、マレインアミド酸n−プロピルエステル、マ
レインアミド酸イソプロピルエステル、マレインアミド
酸n−ブチルエステル、マレインアミド酸イソブチルエ
ステル、マレインアミド酸sec−ブチルエステル、マ
レインアミド酸t−ブチルエステル、マレインアミド酸
アミルエステル、マレインアミド酸sec−アミルエス
テル、マレインアミド酸イソアミルエステル、マレイン
アミド酸n−ヘキシルエステル、マレインアミド酸イソ
ヘキシルエステル、マレインアミド酸2−エチルヘキシ
ルエステル、マレインアミド酸シクロペンチルエステ
ル、マレインアミド酸シクロヘキシルエステル、マレイ
ンアミド酸シクロヘプチル等が挙げられる。
【0029】また、一般式(2)で示されるモノ(シク
ロ)アルキル硫酸エステルのR2 は、炭素数1〜8、好
ましくは3〜6のアルキル基あるいは炭素数3〜8、好
ましくは5〜7のシクロアルキル基を示す。具体的に例
示するとメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、t−ブチル基、アミル基、sec−アミル基、イ
ソアミル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘ
プチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基
等が挙げられる。
ロ)アルキル硫酸エステルのR2 は、炭素数1〜8、好
ましくは3〜6のアルキル基あるいは炭素数3〜8、好
ましくは5〜7のシクロアルキル基を示す。具体的に例
示するとメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、t−ブチル基、アミル基、sec−アミル基、イ
ソアミル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘ
プチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基
等が挙げられる。
【0030】一般式(2)で示されるモノ(シクロ)ア
ルキル硫酸エステルを具体的に例示すると、モノメチル
硫酸エステル、モノエチル硫酸エステル、モノn−プロ
ピル硫酸エステル、モノイソプロピル硫酸エステル、モ
ノn−ブチル硫酸エステル、モノイソブチル硫酸エステ
ル、モノsec−ブチル硫酸エステル、モノtert−
ブチル硫酸エステル、モノアミル硫酸エステル、モノs
ec−アミル硫酸エステル、モノイソアミル硫酸エステ
ル、モノn−ヘキシル硫酸エステル、モノイソヘキシル
硫酸エステル、モノn−ヘプチル硫酸エステル、モノn
−オクチル硫酸エステル、モノ2−エチルヘキシル硫酸
エステル、モノシクロペンチル硫酸エステル、モノシク
ロヘキシル硫酸エステル、モノシクロヘプチル硫酸エス
テル等が挙げられる。
ルキル硫酸エステルを具体的に例示すると、モノメチル
硫酸エステル、モノエチル硫酸エステル、モノn−プロ
ピル硫酸エステル、モノイソプロピル硫酸エステル、モ
ノn−ブチル硫酸エステル、モノイソブチル硫酸エステ
ル、モノsec−ブチル硫酸エステル、モノtert−
ブチル硫酸エステル、モノアミル硫酸エステル、モノs
ec−アミル硫酸エステル、モノイソアミル硫酸エステ
ル、モノn−ヘキシル硫酸エステル、モノイソヘキシル
硫酸エステル、モノn−ヘプチル硫酸エステル、モノn
−オクチル硫酸エステル、モノ2−エチルヘキシル硫酸
エステル、モノシクロペンチル硫酸エステル、モノシク
ロヘキシル硫酸エステル、モノシクロヘプチル硫酸エス
テル等が挙げられる。
【0031】一般式(2)で示されるモノアルキル硫酸
エステルの使用量は、多すぎると副反応の原因となり、
少なすぎると反応が進行しないので、一般式(1)で示
されるマレインアミド酸エステルに対して0.01〜2
モル倍、好ましくは0.05〜1モル倍の量で使用され
る。
エステルの使用量は、多すぎると副反応の原因となり、
少なすぎると反応が進行しないので、一般式(1)で示
されるマレインアミド酸エステルに対して0.01〜2
モル倍、好ましくは0.05〜1モル倍の量で使用され
る。
【0032】本発明に係るモノ(シクロ)アルキル硫酸
は、硫酸、無水硫酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、メチルスルホン酸、エチルスルホン酸、
プロピルスルホン酸、ブチルスルホン酸、オクチルスル
ホン酸またはマレインアミド酸と硫酸との塩、酸性イオ
ン交換樹脂等を含んでいてもよい。
は、硫酸、無水硫酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、メチルスルホン酸、エチルスルホン酸、
プロピルスルホン酸、ブチルスルホン酸、オクチルスル
ホン酸またはマレインアミド酸と硫酸との塩、酸性イオ
ン交換樹脂等を含んでいてもよい。
【0033】反応溶媒としては、一般の不活性有機溶媒
を単独であるいは混合して用いることができ、例えばジ
エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、アセトン、メチルエチルケト
ン、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、スルホラン、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン、ペ
ンタン、ヘキサン、シクロペンタン、シクロヘキサン等
が例示され、なかでもトルエンおよびキシレンが好まし
い。
を単独であるいは混合して用いることができ、例えばジ
エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、アセトン、メチルエチルケト
ン、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、スルホラン、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン、ペ
ンタン、ヘキサン、シクロペンタン、シクロヘキサン等
が例示され、なかでもトルエンおよびキシレンが好まし
い。
【0034】反応溶媒の使用量については、経済的条件
を満足させる点から、出発原料である一般式(1)で示
されるマレインアミド酸エステルに対して1〜50重量
倍使用するのが好ましく、さらに2〜20重量倍の範囲
で使用するのがより好ましい。
を満足させる点から、出発原料である一般式(1)で示
されるマレインアミド酸エステルに対して1〜50重量
倍使用するのが好ましく、さらに2〜20重量倍の範囲
で使用するのがより好ましい。
【0035】本反応の反応温度は高すぎると副反応が起
り、低すぎると反応が進行しないので、20〜200
℃、好ましくは、70〜180℃の範囲の温度で行な
う。反応の圧力は、上記温度範囲内であれば常圧、加圧
および減圧のいずれの状態でもよい。反応時間について
は反応濃度によっても異なるが、0.5〜20時間、好
ましくは2〜10時間行なう。
り、低すぎると反応が進行しないので、20〜200
℃、好ましくは、70〜180℃の範囲の温度で行な
う。反応の圧力は、上記温度範囲内であれば常圧、加圧
および減圧のいずれの状態でもよい。反応時間について
は反応濃度によっても異なるが、0.5〜20時間、好
ましくは2〜10時間行なう。
【0036】本発明においては、重合防止剤を使用して
もよく、一般に使用されるものであれば何等制限はな
い。具体的に例示するとフェノール、メトキシフェノー
ル、t−ブチルカテコール、ハイドロキノン、t−ブチ
ルハイドロキノン、チトジプロピオン酸ジラウリル、チ
オジプロピオン酸ギステアリル、ジェメチルジチトカル
バミン酸ナトリウム、ジエチルジチオカルバイミン酸ナ
トリウム、ジブチルジチオカルバミン酸銅、ジブチルジ
チオカルバミン酸亜鉛、サリチル酸ナトリウム、サリチ
ル酸フェニル、フェノチアジン、2−メルカプベンズイ
ミダゾール、トリフェニルホスファイト等が挙げられ
る。
もよく、一般に使用されるものであれば何等制限はな
い。具体的に例示するとフェノール、メトキシフェノー
ル、t−ブチルカテコール、ハイドロキノン、t−ブチ
ルハイドロキノン、チトジプロピオン酸ジラウリル、チ
オジプロピオン酸ギステアリル、ジェメチルジチトカル
バミン酸ナトリウム、ジエチルジチオカルバイミン酸ナ
トリウム、ジブチルジチオカルバミン酸銅、ジブチルジ
チオカルバミン酸亜鉛、サリチル酸ナトリウム、サリチ
ル酸フェニル、フェノチアジン、2−メルカプベンズイ
ミダゾール、トリフェニルホスファイト等が挙げられ
る。
【0037】本発明におけるイミド化反応は、脱アルコ
ール反応であるために、生成するアルコールを溶媒と共
に留去しつつ行なうことで有利に進行させることができ
る。このため、一般式(1)R1 と一般式(2)のR2
とは同一であることが、同一のアルコールを生成するの
で好ましい。
ール反応であるために、生成するアルコールを溶媒と共
に留去しつつ行なうことで有利に進行させることができ
る。このため、一般式(1)R1 と一般式(2)のR2
とは同一であることが、同一のアルコールを生成するの
で好ましい。
【0038】溶媒と共に系外へ留去したアルコールは、
溶媒から分離され、再び原料として用いることができる
し、他方、分離された溶媒は、反応系に再び用いること
ができる。
溶媒から分離され、再び原料として用いることができる
し、他方、分離された溶媒は、反応系に再び用いること
ができる。
【0039】当該方法において、反応系へ加えられるマ
レインアミド酸エステル、反応溶媒、モノ(シクロ)ア
ルキル硫酸エステル、重合防止剤の添加順序は特に制限
はないが、反応を円滑に進めるためには反応系の良好な
攪拌が不可欠であるために、反応溶媒が最初に加えら
れ、その後、モノアルキル硫酸エステルが加えられ、し
かる後に重合防止剤、マレインアミド酸エステルが加え
られることが好ましい。なお、マレインアミド酸エステ
ルは連続的に加えても良いし、回分式、半回分式に加え
ても良い。また、特に好ましい実施形態は、原料である
マレインアミド酸エステル製造特に用いられた有機溶媒
と該反応に用いられる反応溶媒とが同一であるように、
有機溶媒の種類が選ばれる。
レインアミド酸エステル、反応溶媒、モノ(シクロ)ア
ルキル硫酸エステル、重合防止剤の添加順序は特に制限
はないが、反応を円滑に進めるためには反応系の良好な
攪拌が不可欠であるために、反応溶媒が最初に加えら
れ、その後、モノアルキル硫酸エステルが加えられ、し
かる後に重合防止剤、マレインアミド酸エステルが加え
られることが好ましい。なお、マレインアミド酸エステ
ルは連続的に加えても良いし、回分式、半回分式に加え
ても良い。また、特に好ましい実施形態は、原料である
マレインアミド酸エステル製造特に用いられた有機溶媒
と該反応に用いられる反応溶媒とが同一であるように、
有機溶媒の種類が選ばれる。
【0040】かくして、製造されたマレイミドは例え
ば、ラジカル重合によって、単独あるいは共重合させる
ことにより耐熱性熱可塑樹脂が得られる。また、医薬、
農薬等の中間体としても有用な化合物である。
ば、ラジカル重合によって、単独あるいは共重合させる
ことにより耐熱性熱可塑樹脂が得られる。また、医薬、
農薬等の中間体としても有用な化合物である。
【0041】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0042】実施例1 温度計、冷却管および攪拌機を備えた500mlのフラ
スコに、マレインアミド酸n−ブチルエステル10.0
g(58.4ミリモル)、モノn−ブチル硫酸エステル
1.6g(10.4ミリモル)、トルエン40.0gお
よびジブチルジチオカルバミン酸銅0.01gを入れ、
還流下で反応を行なった。2時間攪拌後、反応を終了。
反応液を濾過し、濾取した反応溶液を核磁気共鳴(NM
R)で分析したところ、純度93モル%のマレイミドで
あった。ガスクロマトグラフィで分析したところ、マレ
インアミド酸n−ブチルエステルに対して68.0モル
%の収率でマレイミドが得られた。その結果を表1に示
す。
スコに、マレインアミド酸n−ブチルエステル10.0
g(58.4ミリモル)、モノn−ブチル硫酸エステル
1.6g(10.4ミリモル)、トルエン40.0gお
よびジブチルジチオカルバミン酸銅0.01gを入れ、
還流下で反応を行なった。2時間攪拌後、反応を終了。
反応液を濾過し、濾取した反応溶液を核磁気共鳴(NM
R)で分析したところ、純度93モル%のマレイミドで
あった。ガスクロマトグラフィで分析したところ、マレ
インアミド酸n−ブチルエステルに対して68.0モル
%の収率でマレイミドが得られた。その結果を表1に示
す。
【0043】実施例2〜3 原料としてマレインアミド酸n−ブチルエステル、触媒
としてモノn−ブチル硫酸エステルを用い、触媒量を表
1に示すようにそれぞれ変化させて実施例1と同様に行
なって、表1に示す収率でマレイミドを得た。
としてモノn−ブチル硫酸エステルを用い、触媒量を表
1に示すようにそれぞれ変化させて実施例1と同様に行
なって、表1に示す収率でマレイミドを得た。
【0044】実施例4〜6 原料としてマレインアミド酸2−エチルヘキシルエステ
ル、触媒としてモノ2−エチルヘキシル硫酸エステルを
用い、触媒量を表1に示すようにそれぞれ変化させて実
施例1と同様に行なって、表1に示す収率でマレイミド
を得た。
ル、触媒としてモノ2−エチルヘキシル硫酸エステルを
用い、触媒量を表1に示すようにそれぞれ変化させて実
施例1と同様に行なって、表1に示す収率でマレイミド
を得た。
【0045】
【表1】
【0046】実施例7 温度計、冷却管および攪拌機を備えた500mlのフラ
スコにマレインアミド酸n−ブチルエステル10.0g
(58.4ミリモル)、モノn−ブチル硫酸エステル
1.6g(10.4ミリモル)、キシレン40.0gお
よびジブチルジチオカルバミン酸銅0.01gを入れ、
還流下で反応を行なった。2時間攪拌後、反応を終了。
反応液を濾過し、濾取した反応溶液を核磁気共鳴(NM
R)で分析したところ、純度89モル%のマレイミドで
あった。ガスクロマトグラフィで分析したところ、マレ
インアミド酸n−ブチルエステルに対して78モル%の
収率でマレイミドが得られた。その結果を表2に示す。
スコにマレインアミド酸n−ブチルエステル10.0g
(58.4ミリモル)、モノn−ブチル硫酸エステル
1.6g(10.4ミリモル)、キシレン40.0gお
よびジブチルジチオカルバミン酸銅0.01gを入れ、
還流下で反応を行なった。2時間攪拌後、反応を終了。
反応液を濾過し、濾取した反応溶液を核磁気共鳴(NM
R)で分析したところ、純度89モル%のマレイミドで
あった。ガスクロマトグラフィで分析したところ、マレ
インアミド酸n−ブチルエステルに対して78モル%の
収率でマレイミドが得られた。その結果を表2に示す。
【0047】実施例8〜10 原料としてマレインアミド酸エチルエステル、触媒とし
てモノエチル硫酸エステルを用い、触媒量を表2に示す
ようにそれぞれ変化させて実施例7と同様に行なって、
表7に示す収率でマレイミドを得た。
てモノエチル硫酸エステルを用い、触媒量を表2に示す
ようにそれぞれ変化させて実施例7と同様に行なって、
表7に示す収率でマレイミドを得た。
【0048】実施例11〜13 原料としてマレインアミド酸シクロヘキシルエステル、
触媒としてモノシクロヘキシル硫酸エステルを用い、触
媒量を表2に示すようにそれぞれ変化させて実施例7と
同様に行なって、表2に示す収率でマレイミドを得た。
触媒としてモノシクロヘキシル硫酸エステルを用い、触
媒量を表2に示すようにそれぞれ変化させて実施例7と
同様に行なって、表2に示す収率でマレイミドを得た。
【0049】
【表2】
【0050】実施例14 温度計、水分離器を備えた冷却管および攪拌機を備えた
500mlのフラスコに、マレインアミド酸n−ブチル
エステル10.0g(58.4ミリモル)、モノn−ブ
チル硫酸エステル1.6g(10.4ミリモル)、トル
エン40.0gおよびジブチルジチオカルバミン酸銅
0.01gを入れ、温度115℃で反応を行なった。反
応により生成したn−ブチルアルコールは系外に留去し
た。1時間攪拌後、反応を終了。反応液を濾過し、濾取
した反応溶液を核磁気共鳴(NMR)で分析したとこ
ろ、純度99モル%のマレイミドであった。ガスクロマ
トグラフィで分析したところ、マレインアミド酸n−ブ
チルエステルに対して90モル%の収率でマレイミドが
得られた。その結果を表3に示す。
500mlのフラスコに、マレインアミド酸n−ブチル
エステル10.0g(58.4ミリモル)、モノn−ブ
チル硫酸エステル1.6g(10.4ミリモル)、トル
エン40.0gおよびジブチルジチオカルバミン酸銅
0.01gを入れ、温度115℃で反応を行なった。反
応により生成したn−ブチルアルコールは系外に留去し
た。1時間攪拌後、反応を終了。反応液を濾過し、濾取
した反応溶液を核磁気共鳴(NMR)で分析したとこ
ろ、純度99モル%のマレイミドであった。ガスクロマ
トグラフィで分析したところ、マレインアミド酸n−ブ
チルエステルに対して90モル%の収率でマレイミドが
得られた。その結果を表3に示す。
【0051】実施例15 温度計、水分離器を備えた冷却管および攪拌機を備えた
500mlのフラスコに、マレインアミド酸n−ブチル
エステル10.0g(58.4ミリモル)、モノn−ブ
チル硫酸エステル1.6g(10.4ミリモル)、キシ
レン40.0gおよびジブチルジチオカルバミン酸銅
0.01gを入れ、温度145℃で反応を行なった。反
応により生成したn−ブチルアルコールは系外に留去し
た。1時間攪拌後、反応を終了。反応液を濾過し、濾取
した反応溶液を核磁気共鳴(NMR)で分析したとこ
ろ、純度99モル%のマレイミドであった。ガスクロマ
トグラフィで分析したところ、マレインアミド酸n−ブ
チルエステルに対して95モル%の収率でマレイミドが
得られた。その結果を表3に示す。
500mlのフラスコに、マレインアミド酸n−ブチル
エステル10.0g(58.4ミリモル)、モノn−ブ
チル硫酸エステル1.6g(10.4ミリモル)、キシ
レン40.0gおよびジブチルジチオカルバミン酸銅
0.01gを入れ、温度145℃で反応を行なった。反
応により生成したn−ブチルアルコールは系外に留去し
た。1時間攪拌後、反応を終了。反応液を濾過し、濾取
した反応溶液を核磁気共鳴(NMR)で分析したとこ
ろ、純度99モル%のマレイミドであった。ガスクロマ
トグラフィで分析したところ、マレインアミド酸n−ブ
チルエステルに対して95モル%の収率でマレイミドが
得られた。その結果を表3に示す。
【0052】実施例16〜17 原料としてマレインアミド酸n−ブチルエステル、触媒
としてモノn−ブチル硫酸エステルを用い、触媒量を表
3に示すようにそれぞれ変化させて実施例5と同様に行
なって、表3に示す収率でマレイミドを得た。
としてモノn−ブチル硫酸エステルを用い、触媒量を表
3に示すようにそれぞれ変化させて実施例5と同様に行
なって、表3に示す収率でマレイミドを得た。
【0053】実施例18〜20 原料としてマレインアミド酸2−エチルヘキシルエステ
ル、触媒としてモノ2−エチルヘキシル硫酸エステルを
用い、触媒量を表3に示すようにそれぞれ変化させて実
施例15と同様に行なって、表3に示す収率でマレイミ
ドを得た。
ル、触媒としてモノ2−エチルヘキシル硫酸エステルを
用い、触媒量を表3に示すようにそれぞれ変化させて実
施例15と同様に行なって、表3に示す収率でマレイミ
ドを得た。
【0054】
【表3】
【0055】実施例21 温度計、水分離器を備えた冷却管および攪拌機を備えた
500mlのフラスコにマレインアミド酸n−ブチルエ
ステル10.0g(58.4ミリモル)、モノn−ブチ
ル硫酸エステル0.8g(5.2ミリモル)、硫酸0.
3g(2.94ミリモル)、キシレン40.0gおよび
ジブチルジチオカルバミン酸銅0.01gを入れ、温度
145℃で反応を行なった。反応により生成したn−ブ
チルアルコールは系外に留去した。1時間攪拌後、反応
を終了。反応液を濾過し、濾取した反応溶液を核磁気共
鳴(NMR)で分析したところ、純度97モル%のマレ
イミドであった。ガスクロマトグラフィで分析したとこ
ろ、マレインアミド酸n−ブチルエステルに対して91
モル%の収率でマレイミドが得られた。
500mlのフラスコにマレインアミド酸n−ブチルエ
ステル10.0g(58.4ミリモル)、モノn−ブチ
ル硫酸エステル0.8g(5.2ミリモル)、硫酸0.
3g(2.94ミリモル)、キシレン40.0gおよび
ジブチルジチオカルバミン酸銅0.01gを入れ、温度
145℃で反応を行なった。反応により生成したn−ブ
チルアルコールは系外に留去した。1時間攪拌後、反応
を終了。反応液を濾過し、濾取した反応溶液を核磁気共
鳴(NMR)で分析したところ、純度97モル%のマレ
イミドであった。ガスクロマトグラフィで分析したとこ
ろ、マレインアミド酸n−ブチルエステルに対して91
モル%の収率でマレイミドが得られた。
【0056】比較例1 温度計、水分離器を備えた冷却管、トルエン供給管およ
び攪拌機を備えた500ml四っ口フラスコにマレイン
アミド酸23.0g(0.2モル)、トルエン180m
l、イソブチルアルコール55.3g(0.6モル)お
よび濃硫酸2.0mlを仕込み、加熱攪拌下、減圧する
ことにより反応温度を80℃に保ち、反応により生成す
る水をトルエンとともに系外に留去せしめながら1時間
エステル化反応を行なった。この際、反応溶液はスラリ
ー状であった。ついで、減圧を解き、80℃のままでフ
ラスコ内にp−メトキシフェノールを0.1g添加し
た。常圧のまま再び加熱を開始して、トルエンが還流を
始めた時点からトルエン供給管より180ml/hの速
度でトルエンをフラスコ内に供給するとともに、水分離
器より180ml/hの速度で反応溶媒を抜き出しを行
なった。この状態で3時間攪拌を続けて反応を行なっ
た。この際、反応系はスラリー状であり、一部塊状固体
があった。反応終了後、濾過を行ない、濾取した固体を
高速液体クロマトグラフィーで分析したところ3.2モ
ル%マレイミドが得られ、有機層をガスクロマトグラフ
ィーにより分析した結果、マレイミドが6.0モル%得
られた。これによりマレイミドが原料として使用したマ
レインアミド酸に対して9.2モル%の収率で得られ
た。
び攪拌機を備えた500ml四っ口フラスコにマレイン
アミド酸23.0g(0.2モル)、トルエン180m
l、イソブチルアルコール55.3g(0.6モル)お
よび濃硫酸2.0mlを仕込み、加熱攪拌下、減圧する
ことにより反応温度を80℃に保ち、反応により生成す
る水をトルエンとともに系外に留去せしめながら1時間
エステル化反応を行なった。この際、反応溶液はスラリ
ー状であった。ついで、減圧を解き、80℃のままでフ
ラスコ内にp−メトキシフェノールを0.1g添加し
た。常圧のまま再び加熱を開始して、トルエンが還流を
始めた時点からトルエン供給管より180ml/hの速
度でトルエンをフラスコ内に供給するとともに、水分離
器より180ml/hの速度で反応溶媒を抜き出しを行
なった。この状態で3時間攪拌を続けて反応を行なっ
た。この際、反応系はスラリー状であり、一部塊状固体
があった。反応終了後、濾過を行ない、濾取した固体を
高速液体クロマトグラフィーで分析したところ3.2モ
ル%マレイミドが得られ、有機層をガスクロマトグラフ
ィーにより分析した結果、マレイミドが6.0モル%得
られた。これによりマレイミドが原料として使用したマ
レインアミド酸に対して9.2モル%の収率で得られ
た。
【0057】比較例2 温度計、水分離器を備えた冷却管および攪拌機を備えた
200mlの三っ口フラスコにマレインアミド酸n−ブ
チルエステル17.2g(0.1モル)、トルエン90
ml、n−ブチルアルコール74.0g(1.0モル)
および濃硫酸1.0mlを仕込み、加熱攪拌しつつ還流
下で3時間攪拌を続けて反応を行なった。反応終了後、
高速液体クロマトグラフィー反応液を分析したところ、
マレイミドが原料として使用したマレインアミド酸メチ
ルエステルに対して51.3モル%の収率で得られた。
200mlの三っ口フラスコにマレインアミド酸n−ブ
チルエステル17.2g(0.1モル)、トルエン90
ml、n−ブチルアルコール74.0g(1.0モル)
および濃硫酸1.0mlを仕込み、加熱攪拌しつつ還流
下で3時間攪拌を続けて反応を行なった。反応終了後、
高速液体クロマトグラフィー反応液を分析したところ、
マレイミドが原料として使用したマレインアミド酸メチ
ルエステルに対して51.3モル%の収率で得られた。
【0058】比較例3 温度計、水分離器を備えた冷却管および攪拌機を備えた
200ml三っ口フラスコにマレインアミド酸メチルエ
ステル12.9g(0.1モル)、トルエン90ml、
メチルアルコール32.0g(1.0モル)および濃硫
酸1.0mlを仕込み、加熱攪拌しつつ還流下で3時間
攪拌を続けて反応を行なった。反応終了後、高速液体ク
ロマトグラフィー反応液を分析したところ、マレイミド
が原料として使用したマレインアミド酸メチルエステル
に対して10.0モル%の収率で得られた。
200ml三っ口フラスコにマレインアミド酸メチルエ
ステル12.9g(0.1モル)、トルエン90ml、
メチルアルコール32.0g(1.0モル)および濃硫
酸1.0mlを仕込み、加熱攪拌しつつ還流下で3時間
攪拌を続けて反応を行なった。反応終了後、高速液体ク
ロマトグラフィー反応液を分析したところ、マレイミド
が原料として使用したマレインアミド酸メチルエステル
に対して10.0モル%の収率で得られた。
【0059】比較例4 温度計、水分離器を備えた冷却管および攪拌機を備えた
200ml三っ口フラスコにマレインアミド酸n−ブチ
ルエステル17.2g(0.1モル)、n−ブチルアル
コール90mlおよび炭酸ナトリウム0.8gを加え室
温(25℃)で3時間攪拌を続けて反応を行なった。反
応終了後、触媒を濾過し除去した。つぎに、高速液体ク
ロマトグラフィーで反応溶液を分析したところ、マレイ
ミドが原料として使用したマレインアミド酸メチルエス
テルに対して27.9モル%の収率で得られた。
200ml三っ口フラスコにマレインアミド酸n−ブチ
ルエステル17.2g(0.1モル)、n−ブチルアル
コール90mlおよび炭酸ナトリウム0.8gを加え室
温(25℃)で3時間攪拌を続けて反応を行なった。反
応終了後、触媒を濾過し除去した。つぎに、高速液体ク
ロマトグラフィーで反応溶液を分析したところ、マレイ
ミドが原料として使用したマレインアミド酸メチルエス
テルに対して27.9モル%の収率で得られた。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、N−無置
換マレインアミド酸エステルを脱アルコール閉環により
イミド化してN−無置換のマレイミドを製造するに当
り、モノアルキルまたはモノシクロアルキル硫酸エステ
ルを使用するものであるから、マレイミドを簡便に、し
かも高収率かつ高選択率で製造することができるのであ
る。
換マレインアミド酸エステルを脱アルコール閉環により
イミド化してN−無置換のマレイミドを製造するに当
り、モノアルキルまたはモノシクロアルキル硫酸エステ
ルを使用するものであるから、マレイミドを簡便に、し
かも高収率かつ高選択率で製造することができるのであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸野 和夫 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地 の1 株式会社日本触媒 機能開発研究 所内 (72)発明者 喜多 裕一 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地 の1 株式会社日本触媒 機能開発研究 所内 (56)参考文献 特開 昭63−227568(JP,A) 特開 平6−184105(JP,A) 特開 平4−221365(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 207/00 - 207/50 B01J 31/02 103 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (ただし式中、R1 は、炭素数1〜8のアルキル基また
は炭素数3〜8のシクロアルキル基である。)で示され
るマレインアミド酸エステル化合物を、不活性有機溶媒
中で、一般式(2) 【化2】 (ただし、式中、R2 は炭素数1〜8のアルキル基また
は炭素数3〜8のシクロアルキル基である)で示される
モノ(シクロ)アルキル硫酸エステルとともに加熱し、
脱アルコール閉環反応を行なうことを特徴とするマレイ
ミドの製造方法。 - 【請求項2】 該モノ(シクロ)アルキル硫酸エステル
の使用量が該マレインアミド酸エステルに対して0.0
1〜2モル倍である請求項1に記載のマレイミドの製造
方法。 - 【請求項3】 R1 とR2 とが同一である請求項1また
は2に記載のマレイミドの製造方法。
Priority Applications (7)
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---|---|---|---|
JP6090003A JP2790609B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | マレイミドの製造方法 |
TW083104257A TW369516B (en) | 1992-12-21 | 1994-05-09 | A method for preparation of a N-no substituted maleimide |
PCT/JP1994/000749 WO1995009834A1 (fr) | 1993-10-06 | 1994-05-09 | Procedes de production d'acide maleamique, d'un de ses esters et d'un maleimide |
KR1019940704871A KR0138343B1 (ko) | 1993-10-06 | 1994-05-09 | 말레인아미드산, 그 에스테르 및 말레이미드의 제조방법 |
US08/239,609 US5523414A (en) | 1993-10-06 | 1994-05-09 | Method for production of maleinamic acid, esters thereof, and maleinimide |
EP94914596A EP0672650A4 (en) | 1993-10-06 | 1994-05-09 | PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF MALEAMIC ACID, ONE OF ITS ESTERS, AND A MALEIMIDE. |
KR1019940704871A KR950702532A (ko) | 1993-10-06 | 1994-12-30 | 말레인아미드산, 그 에스테르 및 말레이미드의 제조방법 |
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-
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JPH07291928A (ja) | 1995-11-07 |
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