JP2790559B2 - 床パネルの支持装置と該装置を用いた床パネルの施工方法 - Google Patents

床パネルの支持装置と該装置を用いた床パネルの施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床パネルの支持装置と
該装置を用いた床パネルの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、各種オフィスや会議室等の内装
床施工においては、コンクリートスラブ等の床下地材上
に高さ調整機構を有する支持装置を列設し、この支持装
置の上面間に床パネルを架設することで床下地材と床パ
ネルとの間に一定高さの床下空間を確保し、この床下空
間内に電気配線やコンピュータ回線等を収納することに
より床下空間を可及的に有効利用し、オフィス等の居住
性と機能性を高めるようにする場合がある。
【0003】図7は、かかる床施工に用いる床パネルの
支持装置の従来例を示す。この支持装置32は、床パネル
を下から支持する受板33と、床下地材上に載置される基
板34と、その受板33と基板34間を縦方向に連結する支持
柱35とを備えている。支持柱35は、縦方向の筒体36の上
端からねじ軸37を同方向に螺入して構成されていて、こ
れにより、支持柱35の中途部に高さ調整機構38が設けら
れている。
【0004】39は締付ボルトであり、筒体36上端に固着
したナット40を径内方向に貫通して螺合されていて、従
来では、床パネルの高さ調整後においてこの締付ボルト
39を工具で締付けることにより、ねじ軸37と筒体36との
相対回転を規制するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の支持装置32では、筒体36とねじ軸37とを相対回転さ
せて床パネルの高さを調整した際に締付ボルト39が作業
者の手元より反対側に向く場合があり、このため、締付
ボルト39に工具を係合できず、高さ調整をやり直さなけ
ればならないという不都合があった。
【0006】また、各床パネルは、少なくともそのコー
ナ部四カ所で支持されるため、全ての床パネルを敷設す
るには多数量の支持装置32を要するが、かかる大量の支
持装置32を工具によって高さ調整すること自体多大な施
工手間を要すると共に、ねじ軸37を締付ボルト39で径外
方向から締付ける従来の構成では、施工後の震動等によ
って締付ボルト39がゆるんでしまい、床パネルにガタつ
きが生じる場合もあった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み、極めて
簡便な操作でねじ軸と筒体の相対回転を規制できる床パ
ネルの支持装置を提供し、かつ、これによって内装床施
工に際する施工手間を大幅に低減することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。即ち、請求項1記載
の発明は、床パネル2 を下から支持する受板3 と、床下
地材4 上に載置される基板5 と、その受板3 と基板5 間
を縦方向に連結する支持柱6 とを備え、該支持柱6 の中
途部に、縦方向の筒体8 の一側にねじ軸9 を同方向に螺
入して構成した高さ調整機構10を設けた床パネルの支持
装置において、前記ねじ軸9 における筒体8 とは螺合し
ない部分に、該部分に外嵌して螺合する締付体12を設
け、前記筒体8 又は締付体12の一方に、外周面先細りテ
ーパ状とされかつ軸方向に延びる切込み14を介して周方
向に並ぶ複数の挟持片15を形成し、他方に、その挟持片
15の外周形状に沿うテーパ内面16を形成し、かつ当該挟
持片15が設けられた筒体8 又は締付体12の外周面を包み
込む内周面17を前記テーパ内面16の先端から延設したこ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、床下地材4
上に高さ調整機構10を有する支持装置1 を列設し、該支
持装置1 の上面間に床パネル2 を架設することにより、
床下地材4 と床パネル2 間に一定の床下空間23を確保す
るようにした床パネルの施工方法において、前記高さ調
整機構10のねじ軸9 と筒体8 との相対回転を介して支持
装置1 上の床パネル2 の高さ及び水平度を調整した後、
請求項1記載の締付体12を筒体8 側に締付けることによ
り、前記ねじ軸9 と筒体8 間をロックすることを特徴と
する。
【0010】
【作用】締付体12を筒体8 側へ締付けて行くと、各挟持
片15がテーパ内面16によってねじ軸9 外周に挟圧され、
ねじ軸9 と筒体8 との相対回転が規制される。このと
き、テーパ内面16の先端から延設した内周面17が筒体8
(又は締付体12)の外周面を包み込むので、締付体12と
筒体8 間の摺動面積が増加し、締付け後における締付体
12の筒体8 に対するゆるみが有効に防止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2において、1 は当該床パネルの支持
装置であり、この支持装置1は、床パネル2 を下から支
持する側面視L字状の受板3 と、コンクリートスラブ等
の床下地材4 上に載置される基板5 と、その受板3 の下
面と基板5 の上面間を縦方向に連結する支持柱6 とを備
えている。
【0012】支持柱6 は、内部にねじ孔7 を有する鋼製
の筒体8 と、該筒体8 の上端からねじ孔7 に螺入された
ねじ軸9 とを備え、これにより、支持柱6 の中途部に、
ねじ軸9 と筒体8 との相対回転によって受板3 と基板5
間の高さを調整する高さ調整機構10が設けられている。
なお、受板3 の形状は床パネル2 のどの部分を支持する
かによって異なり、図6に示すように、床パネル2 の接
合部を支持する支持装置1 は、平板状の受板3を有して
いる。また、11は基板5 の下面に貼着したクッションゴ
ムである。
【0013】12は締付体であり、ねじ軸9 における筒体
8 とは螺合しない部分、即ち筒体8の上端と受板3 の下
面間の部分に外嵌して螺合されていて、図2に示す如
く、本実施例では筒体8 の外径より径大のローレットを
採用している。13は筒体8 の上端部に一体形成した挟持
体であり、本実施例では、この挟持体13によってねじ軸
9 と筒体8 との相対回転をロックすることにしている。
【0014】即ち、この挟持体13は、筒体8 の上端部の
外周面を先細りテーパ状とすることにより形成されてい
て、先端から軸方向に延びる切込み14を介して周方向に
並ぶ四つの挟持片15を備えている。これに対して、締付
体12の下部側、即ち筒体8 との相対向側には、下端に向
かって漸次拡径するテーパ内面16が形成されていて、締
付体12の筒体8 側への締付け時には、このテーパ内面16
が挟持体13の各挟持片15の外周に当接し、それらをねじ
軸9 側に挟圧するようになっており、これにより、ねじ
軸9 と筒体8 間の相対回転が規制される。
【0015】なお、本実施例では、切込み14は挟持体13
のテーパ開始線15a よりも深く切込まれており、挟持片
15のねじ軸9 側への挟圧がよりなされやすいようにして
いる。また、17はテーパ内面16の先端から締付体12の下
端ラジアル面にまで延設した内周面で、この内周面12
は、締付体12の軸方向に平行な円柱状を呈し、筒体8 の
外周面に摺接してこれを包み込む程度の内径を有してい
る。
【0016】従って、締付体12を筒体8 側へ締付けて行
くと、上記テーパ内面16による挟持体13の挟圧と共に、
当該内周面12が筒体8 の外周面を包み込み、この各面間
の摺接によって締付け完了後における締付体12の筒体8
に対するゆるみが防止できるようになっている。なお、
本実施例に係る締付体12は、上部外周から径外方向に一
体に突設された四つの突片18を備え、締付体12を手で回
動しやすくなっており、かつ、この突片18を横からハン
マー等でたたけば、より強固な締付けを行い得る。
【0017】ところで、図4に示す如く、各挟持片15の
内面には、ゴム等よりなるスペーサ19を介装することに
してもよく、この場合には、ねじ軸9 と筒体8 との相対
回転をより確実にロックすることができる。更に、挟持
体13全体を筒体8 とは別体の硬質プラスチック等よりな
るテーパ状の筒体で構成し、かかる別体に構成した挟持
体13を筒体8 の上端に同軸状に固着することにしてもよ
い。
【0018】また、図4に示す如く、締付体12の下端入
口に樹脂製のリング体20を固着し、かかるリング体20の
内側で前記内周面17を構成することも可能であり、これ
により、締付体12の摺動摩擦係数がより増加するので、
締付体12のゆるみをより有効に防止できる。更に、図5
に示す如く、筒体8 のねじ孔7 は、各挟持片15の内面側
にまで形成しておいてもよい。
【0019】なお、図1に示す支持柱6 を上下逆転させ
て受板3 と基板5 間に取付け、筒体8 とねじ軸9 との上
下関係を逆転させてもよく、この場合には、締付体12は
下方から筒体8 を締付けることになる。また、締付体12
側に挟持体13(挟持片15)を形成し、かつ筒体8 側にそ
れに対応するテーパ内面16を形成することにしてもよ
く、この場合には、テーパ内面16から延設される内周面
17は、締付体12の外周面に接当することになる。
【0020】図6は、上記した床パネルの支持装置1 を
用いて床施工を行う場合の施工手順を示している。本実
施例では、先ず、床下地材4 の壁際に端部支持用の支持
装置Aを固定し、これを所定高さに設定して締付体12で
ロックした後、接合部用の支持装置Bを床下地材4 の中
途部に上載固定し、これらの支持装置A, Bの受板3 間
に床パネル2 を架設する。その後、接合部用の支持装置
Bねじ軸9 と筒体8 を相対回動させることにより、水糸
や気泡水準器等を用いて床パネル2 の高さ及び水平度を
調整した後、接合部用の支持装置Bに係る締付体12を締
付けてそのストッパを介してねじ軸9 をロックする。
【0021】その後は、図6で仮想線に示す如く、他の
床パネル2 を、高さの決定した接合部用の支持装置Bと
新たに床下地材4 上に固定した他の接合部用の支持装置
C間に架設し、この新たに設けた支持装置Cのみについ
て高さの調整及びねじ軸9 のロックを行うようにして、
床パネル2 を順次屋内側へ向かって設置するようにすれ
ばよい。
【0022】なお、図6において、21は電気配線用のア
ウトレット、22は電気コードを示し、この電気コード22
は、床パネル2 と床下地材4 間で画成された床下空間23
内に収容されている。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、筒体8 と
ねじ軸9 間の相対角度に関係なく常に同じ状況の下で締
付体12を操作することができるので、一旦設定した高さ
を変更させるような不都合もなく、ねじ軸9 と筒体8 の
ロックを簡便に行うことができ、床パネル2 の施工手間
を大幅に短縮化することができる。
【0024】また、筒体8 又は締付体12に形成した挟持
片15をねじ軸9 外周に挟圧させることによりねじ軸9 を
ロックするので、ねじ軸9 の挟圧面積が広くねじ軸9 を
確実にロックできると共に、テーパ内面16先端より延設
した内周面17が筒体8 又は締付体12の外周面を包み込む
ので、締付け完了後の締付体12のゆるみが生じるおそれ
がほとんどなく、安定したねじ軸9 のロック状態を長期
間にわたって維持することができる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、ねじ軸9 と
筒体8とを相対回転させて高さ調整を行った後でも締付
体12の操作を簡単に行いうるので、床施工に際する施工
手間を大幅に縮減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床パネルの支持装置の正面図である。
【図2】同装置の要部拡大断面図である。
【図3】挟持体の斜視図である。
【図4】挟持片の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図5】同要部拡大断面図である。
【図6】床下構造の縦断面図である。
【図7】従来の床パネルの支持装置の正面図である。
【符号の説明】
1 支持装置 2 床パネル 3 受板 4 床下地材 5 基板 6 支持柱 8 筒体 9 ねじ軸 10 高さ調整機構 12 締付体 14 切込み 15 挟持片 16 テーパ内面 17 内周面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パネル(2) を下から支持する受板(3)
    と、床下地材(4) 上に載置される基板(5) と、その受板
    (3) と基板(5) 間を縦方向に連結する支持柱(6) とを備
    え、該支持柱(6) の中途部に、縦方向の筒体(8) の一側
    にねじ軸(9)を同方向に螺入して構成した高さ調整機構
    (10)を設けた床パネルの支持装置において、 前記ねじ軸(9) における筒体(8) とは螺合しない部分
    に、該部分に外嵌して螺合する締付体(12)を設け、前記
    筒体(8) 又は締付体(12)の一方に、外周面先細りテーパ
    状とされかつ軸方向に延びる切込み(14)を介して周方向
    に並ぶ複数の挟持片(15)を形成し、他方に、その挟持片
    (15)の外周形状に沿うテーパ内面(16)を形成し、かつ当
    該挟持片(15)が設けられた筒体(8) 又は締付体(12)の外
    周面を包み込む内周面(17)を前記テーパ内面(16)の先端
    から延設したことを特徴とする床パネルの支持装置。
  2. 【請求項2】 床下地材(4) 上に高さ調整機構(10)を有
    する支持装置(1) を列設し、該支持装置(1) の上面間に
    床パネル(2) を架設することにより、床下地材(4) と床
    パネル(2) 間に一定の床下空間(23)を確保するようにし
    た床パネルの施工方法において、 前記高さ調整機構(10)のねじ軸(9) と筒体(8) との相対
    回転を介して支持装置(1) 上の床パネル(2) の高さ及び
    水平度を調整した後、請求項1記載の締付体(12)を筒体
    (8) 側に締付けることにより、前記ねじ軸(9) と筒体
    (8) 間をロックすることを特徴とする請求項1記載の支
    持装置を用いた床パネルの施工方法。
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