JP2790503B2 - 往復動圧縮機のバルブ装置 - Google Patents
往復動圧縮機のバルブ装置Info
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- JP2790503B2 JP2790503B2 JP31616889A JP31616889A JP2790503B2 JP 2790503 B2 JP2790503 B2 JP 2790503B2 JP 31616889 A JP31616889 A JP 31616889A JP 31616889 A JP31616889 A JP 31616889A JP 2790503 B2 JP2790503 B2 JP 2790503B2
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- recess
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭用冷蔵庫等に用いられる比較的小型の
冷凍用圧縮機のバルブ装置に関するものである。
冷凍用圧縮機のバルブ装置に関するものである。
従来の技術 近年、圧縮機のバルブ装置は、圧縮機の高効率化、及
びバルブ装置の容易な組立性の実現の為、種々の改良が
成されている。
びバルブ装置の容易な組立性の実現の為、種々の改良が
成されている。
以下図面を参照しながら、特開昭61−178581号公報な
どに見られる従来のバルブ装置の一例について説明す
る。
どに見られる従来のバルブ装置の一例について説明す
る。
第５図はバルブ装置近傍の横断面図で、第６図は従来
のバルブ装置の上面図、第７図はその横断面図である。
バルブプレート１はシリンダ２の開口端に位置し、シリ
ンダ２内を往復動するピストン３により圧縮される冷媒
の吐出孔４を有している。前記吐出孔４を覆う様に配設
されたリード５は、スプリング７のバネ力にてストッパ
６を介して、前記吐出孔４に密着する様圧下されてい
る。ピン８は前記バルブプレート１に貫通圧入され、前
記リード５、ストッパ６、スプリング７、キーパー９を
前記バルブプレート１上に配設固定している。
のバルブ装置の上面図、第７図はその横断面図である。
バルブプレート１はシリンダ２の開口端に位置し、シリ
ンダ２内を往復動するピストン３により圧縮される冷媒
の吐出孔４を有している。前記吐出孔４を覆う様に配設
されたリード５は、スプリング７のバネ力にてストッパ
６を介して、前記吐出孔４に密着する様圧下されてい
る。ピン８は前記バルブプレート１に貫通圧入され、前
記リード５、ストッパ６、スプリング７、キーパー９を
前記バルブプレート１上に配設固定している。
以上の様な構成において、前記ピストン３にて圧縮さ
れた高圧冷媒が、前記リード５を押し上げて、前記吐出
孔４を通り、吐出される。
れた高圧冷媒が、前記リード５を押し上げて、前記吐出
孔４を通り、吐出される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら前記の様な構成では、圧縮行程終了時に
前記ピストン３の上方部に形成されるトップボリューム
に残存する高圧冷媒が吸い込み行程時に膨張し、圧縮機
体積率を著しく低下させていた。従って、上記圧縮機体
積効率を向上させる為には、上記トップボリュームの大
部分を占める前記吐出孔体積を減少させることが望し
く、高圧冷媒通過時の抵抗を増大させない軸方向の長
さ、つまりバルブプレート１の板厚を薄くすることが望
しい。従来のバルブプレートの構成では、前記バルブプ
レート１前後の圧力差に対する強度的問題、及び、前記
ピン８を圧入密着させる必要より、前記バルブプレート
１の板厚を単純に薄くする事は困難であった。また、部
分点数、組立方法の観点より、自動化組立ラインへの適
用が困難という課題を有していた。
前記ピストン３の上方部に形成されるトップボリューム
に残存する高圧冷媒が吸い込み行程時に膨張し、圧縮機
体積率を著しく低下させていた。従って、上記圧縮機体
積効率を向上させる為には、上記トップボリュームの大
部分を占める前記吐出孔体積を減少させることが望し
く、高圧冷媒通過時の抵抗を増大させない軸方向の長
さ、つまりバルブプレート１の板厚を薄くすることが望
しい。従来のバルブプレートの構成では、前記バルブプ
レート１前後の圧力差に対する強度的問題、及び、前記
ピン８を圧入密着させる必要より、前記バルブプレート
１の板厚を単純に薄くする事は困難であった。また、部
分点数、組立方法の観点より、自動化組立ラインへの適
用が困難という課題を有していた。
本発明は、上記課題に鑑み、圧縮機の体積効率を向上
させ、かつ少ない部品点数で自動組立が容易なるバルブ
装置を提供するものである。
させ、かつ少ない部品点数で自動組立が容易なるバルブ
装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 以上の様な課題を解決する為に、本発明のバルブ装置
は、バルブプレートの反ピストン側に、リードを収納す
るリード用凹部と、リードをリード用凹部とで挟持する
保持具を配設する保持具用凹部を設け、保持具を保持具
用凹とシリンダヘッドにて挟持するという構成を備えた
ものである。
は、バルブプレートの反ピストン側に、リードを収納す
るリード用凹部と、リードをリード用凹部とで挟持する
保持具を配設する保持具用凹部を設け、保持具を保持具
用凹とシリンダヘッドにて挟持するという構成を備えた
ものである。
作用 本発明は、上記した構成により、トップボリュームを
減少させる事で圧縮機体積効率の向上に寄与し、部品点
数を少なくする事が可能となる。
減少させる事で圧縮機体積効率の向上に寄与し、部品点
数を少なくする事が可能となる。
実 施 例 以下本発明の一実施例のバルブ装置について、図面を
参照しながら説明する。尚、同一部品は、同一符号を用
いて説明し、構成，動作は省略する。
参照しながら説明する。尚、同一部品は、同一符号を用
いて説明し、構成，動作は省略する。
第１図は、バルブプレート近傍の横断面図、第２図は
バルブプレートの正面図、第３図は第２図の横断面図、
第４図は第１図要部拡大図である。
バルブプレートの正面図、第３図は第２図の横断面図、
第４図は第１図要部拡大図である。
バルブプレート10の反ピストン側に吐出孔４を有しリ
ード５を収納するリード用凹部11と、前記リード用凹部
両端部に前記リード用凹部11より浅い保持具用凹部12を
設ける。前記バルブプレート10は、焼結合金等で形成さ
れ、前記リード用凹所11及び前記保持具用凹部の精度は
容易に得ることができ、よって、従来ストッパ６、スプ
リング７、キーパー９及びピン８にてリード５を配設し
ていたものを、保持具13の一部品にて、代用できる。前
記保持具13はそのバネ性を利用して、前記保持具用凹部
12に一時固定され、バルブ装置単体での検索に供する事
ができる。前記位バルブ装置は、前記シリンダブロック
２に、シリンダヘッド14と共に固定され、吐出空間15を
形成すると共に、前記シリンダヘッド14が、前記保持具
13を、ガスケット16を介して前記保持用具凹部12とで挟
持し、前記保持具13は、確実に固定される。
ード５を収納するリード用凹部11と、前記リード用凹部
両端部に前記リード用凹部11より浅い保持具用凹部12を
設ける。前記バルブプレート10は、焼結合金等で形成さ
れ、前記リード用凹所11及び前記保持具用凹部の精度は
容易に得ることができ、よって、従来ストッパ６、スプ
リング７、キーパー９及びピン８にてリード５を配設し
ていたものを、保持具13の一部品にて、代用できる。前
記保持具13はそのバネ性を利用して、前記保持具用凹部
12に一時固定され、バルブ装置単体での検索に供する事
ができる。前記位バルブ装置は、前記シリンダブロック
２に、シリンダヘッド14と共に固定され、吐出空間15を
形成すると共に、前記シリンダヘッド14が、前記保持具
13を、ガスケット16を介して前記保持用具凹部12とで挟
持し、前記保持具13は、確実に固定される。
以上の様な構成において、シリンダ２内で往復動する
ピストン３により圧縮された高圧冷媒は、前記リード５
を押し上げ、シリンダ外へ吐出される。トップボリュー
ムを減少することに事により、吸い込み行程時の再膨張
が押えられ、圧縮機体積効率を向上させると共に、少な
い部品点数により、容易なる組立性が得られる。
ピストン３により圧縮された高圧冷媒は、前記リード５
を押し上げ、シリンダ外へ吐出される。トップボリュー
ムを減少することに事により、吸い込み行程時の再膨張
が押えられ、圧縮機体積効率を向上させると共に、少な
い部品点数により、容易なる組立性が得られる。
発明の効果 以上のように本発明は、バルブプレート反ピストン側
に、吐出孔を有しリードを格納するリード用凹部と、リ
ードをリード用凹部とで保持する保持具を配設する保持
用具凹部を設け、保持具をシリンダヘッド壁面にて形成
される保持具用凹部で挟持する構成により、少ない部品
点数でバルブ装置の組立性が容易になると共に、トップ
ボリュームを減じる事により圧縮機体積効率の向上を得
る事ができる。
に、吐出孔を有しリードを格納するリード用凹部と、リ
ードをリード用凹部とで保持する保持具を配設する保持
用具凹部を設け、保持具をシリンダヘッド壁面にて形成
される保持具用凹部で挟持する構成により、少ない部品
点数でバルブ装置の組立性が容易になると共に、トップ
ボリュームを減じる事により圧縮機体積効率の向上を得
る事ができる。
第１図は本発明の一実施例における往復動圧縮機のバル
ブ装置の断面図、第２図は同第１図のバルブ装置正面
図、第３図は第２図のＡ−Ａ線の断面図、第４図は第１
図の要部拡大図、第５図は従来の往復動圧縮機のバルブ
装置の断面図、第６図は従来のバルブ装置の平面図、第
７図は第６図の断面図である。 ２……シリンダ、３……ピストン、４……吐出孔、５…
…リード、10……バルブプレート、11……リード用凹
部、12……保持具用凹部、13……保持具、14……シリン
ダヘッド。
ブ装置の断面図、第２図は同第１図のバルブ装置正面
図、第３図は第２図のＡ−Ａ線の断面図、第４図は第１
図の要部拡大図、第５図は従来の往復動圧縮機のバルブ
装置の断面図、第６図は従来のバルブ装置の平面図、第
７図は第６図の断面図である。 ２……シリンダ、３……ピストン、４……吐出孔、５…
…リード、10……バルブプレート、11……リード用凹
部、12……保持具用凹部、13……保持具、14……シリン
ダヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 年彦 大阪府東大阪市高井田本通３丁目22番地 松下冷機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F04B 39/00 F16K 15/16
Claims (1)
- 【請求項１】ピストンを内蔵するシリンダの開口端に配
設されるバルブ装置であり、前記シリンダ端面に固定さ
れ反ピストン側に、吐出孔を備えるとともに前記吐出穴
に係合するリードを収納するリード用凹部と前記リード
用凹部両端に前記リード用凹部より浅い保持具用凹部と
を設けたプレートと、前記リード用凹部に係合し、両端
部をシリンダ側に折り曲げたリードと、前記リードを前
記リード用凹部とで挟持すると共に、前記保持具用凹部
に係合される細長い板状の保持具と、高圧室をプレート
と共に画定するシリンダヘッドとを備え、前記保持具
は、板状スプリングで形成されるとともに両端は円弧状
に形成され前記保持具用凹部と、前記シリンダヘッドと
で挟持固定されることを特徴とする往復動圧縮機のバル
ブ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31616889A JP2790503B2 (ja) | 1989-12-05 | 1989-12-05 | 往復動圧縮機のバルブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31616889A JP2790503B2 (ja) | 1989-12-05 | 1989-12-05 | 往復動圧縮機のバルブ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03179182A JPH03179182A (ja) | 1991-08-05 |
| JP2790503B2 true JP2790503B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=18074045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31616889A Expired - Lifetime JP2790503B2 (ja) | 1989-12-05 | 1989-12-05 | 往復動圧縮機のバルブ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2790503B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-05 JP JP31616889A patent/JP2790503B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03179182A (ja) | 1991-08-05 |
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