JP2790030B2 - 人工芝の巻取装置 - Google Patents

人工芝の巻取装置

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JP2790030B2 JP1574794A JP1574794A JP2790030B2 JP 2790030 B2 JP2790030 B2 JP 2790030B2 JP 1574794 A JP1574794 A JP 1574794A JP 1574794 A JP1574794 A JP 1574794A JP 2790030 B2 JP2790030 B2 JP 2790030B2
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修 松本
哲 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は人工芝を巻き取る装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】人工芝の巻取装置としては例えば米国特
許第4,399,954号公報に開示されたものがあ
り、これは人工芝の一端を巻取ドラムに固定し、該巻取
ドラムの軸線と直交する方向の前後の下側を前後一対の
受ローラによって支持し、各受ローラの前後の下側をそ
れぞれ前後一対の支持ローラによって支持した人工芝の
巻取装置において、前記受ローラを受ローラ駆動モータ
によって回転駆動した人工芝の巻取装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に巻き取り可能に
形成された人工芝は、容易に屈曲して巻き取られるよう
に、ゴム質のベースに人工芝を植え付けてあり、また人
工芝がガタつかないように、ベースの裏面は凹凸のない
平面状に形成されている。他方、上記技術において人工
芝を内側にして巻き取ると、ベースの裏面と受ローラの
表面との間の摩擦力によって人工芝が引き込められて、
巻取ドラムに巻き取られることになる。すなわちベース
はゴム質でその裏面に凹凸はなく、受ローラもまた通常
単なる円筒状に形成されるから、ベースと受ローラとは
容易に滑ってしまう。なお人工芝を外側にして巻き取る
ことも考えられるが、このときには人工芝と受ローラと
は一層滑ってしまう。すなわち上記技術は、人工芝自体
あるいはそのベースと、受ローラとの間の摩擦力によっ
て人工芝を巻き取るものであるから、広大な人工芝のと
きには巻き取ることができなくなるという問題点があ
る。したがって本発明は、人工芝を確実に巻き取ること
ができる人工芝の巻取装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻取ドラム駆
動装置を昇降自在に配置し、該巻取ドラム駆動装置によ
って巻取ドラムを回転駆動することによって、上記目的
を達成したものである。
【0005】
【作用】人工芝の一端は巻取ドラムに固定されているか
ら、巻取ドラムを回転駆動することにより、人工芝を確
実に巻き取ることができる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面によって説明する。
図1及び図2に示すように、競技場の前端(図面右端を
いう。以下同じ。)には複数台の敷設ウインチ2が配設
されており、人工芝1の前端にワイヤ2aを取り付け、
このワイヤ2aを敷設ウインチ2によって巻き取ること
により、人工芝1を競技場に敷設できるように構成され
ている。他方、競技場の後端(図面左端をいう。以下同
じ。)にはピットが穿設されており、該ピットに巻取ド
ラム3が配設されており、人工芝1の後端はこの巻取ド
ラム3に固定されており、巻取ドラム3に人工芝1を巻
き取ることにより、人工芝1を競技場より撤去できるよ
うに構成されている。競技場の中間には複数個の空気吹
出口4aが設けられており、人工芝1を敷設するとき、
あるいは巻き取るときに、ブロア4によって空気吹出口
4aより空気を吹き出して、人工芝1の下面と競技場の
上面との摺動摩擦を軽減できるように構成されている。
【0007】図3及び図4は人工芝1の巻き取り装置を
示し、先ずピットの入口には、昇降自在に蛇行調芯ロー
ラ5が設置されている。この蛇行調芯ローラ5は都合5
本からなり、各蛇行調芯ローラ5の両端の軸受にはシリ
ンダー5aが取り付けられている。こうして人工芝1を
巻き取るとき、あるいは人工芝1を敷設するときに、蛇
行調芯ローラ5を押し挙げてピット入口部での人工芝1
の摺動摩擦の軽減を図り、且つ、人工芝1のセンターが
ずれたときには、蛇行調芯ローラ5を傾斜させて蛇行の
調芯を図るように構成されている。
【0008】蛇行調芯ローラ5を経た人工芝1の後端
は、巻取ドラム3に固定されている。巻取ドラム3は長
大であり、且つ人工芝1を巻き取ったときには著しく重
くなるから、その軸受3aによって巻取ドラム3を支持
することは不可能である。そこで巻取ドラム3の前後の
下側に前後一対の受ローラ6,6を配置し、受ローラ
6,6によって巻取ドラム3を支持している。この受ロ
ーラ6も長大であり、したがってその軸受によって受ロ
ーラ6を支持することは不可能である。そこで軸線方向
の数カ所において、各受ローラ6の前後の下側にそれぞ
れ前後一対の支持ローラ7を配置し、支持ローラ7によ
って受ローラ6を支持している。各受ローラ6,6の左
右両端には、それぞれ受ローラ駆動モータ8,8が設置
されており、両受ローラ駆動モータ8,8は同期して運
転され、それぞれチェン8a,8bを介して両受ローラ
6,6を回転駆動している。
【0009】他方、巻取ドラム3は、両端に取り付けた
巻取ドラム駆動モータ9,9によって回転駆動されてい
るが、巻取ドラム3は人工芝1を巻き取るにしたがって
太るから、その軸芯はほぼまっすぐに上昇する。したが
ってそれぞれの巻取ドラム駆動モータ9は次のように配
置されている。すなわち巻取ドラム3の軸線と直交する
方向に2本のレール10,10が敷設されており、この
レール10,10は図5及び図6に示すように平板を長
円状にくりぬいた形状に形成されており、各レール1
0,10上に架台11が走行自在に載置されている。架
台11の両側には、下方に張り出した一対のブラケット
12,12の間に、それぞれ同軸となるように車軸1
3,13が固定されている。各車軸13にはオイルレス
ブッシュ14を介して、片面に鍔を有する車輪15が外
嵌しており、車輪15の鍔と円盤体16とによって各レ
ール10の両側を挟着するように構成されており、車輪
15の鍔とブラケット12との間、及び円盤体16とブ
ラケット12との間に、スラストブッシュ17が介在し
ている。
【0010】なお本実施例では円盤体16を用いている
が、通常の電車の場合と同様に円盤体を用いずに、2本
のレール10,10上に鍔が内側になるように車輪1
5,15を載置して、脱線を防止することもできるし、
あるいは鍔が外側になるように車輪を配置することもで
きる。また本実施例ではブラケット12と車軸13とを
固定し、車軸13と車輪15とを回転自在に装着してい
るが、電車の場合と同様に、車軸と車輪とを固定し、ブ
ラケットと車軸とを回転自在に装着することもできる。
また本実施例では架台11の両側の各々に車軸13を設
けたが、両車軸は同軸に設けられているから、電車の場
合と同様に、1本の車軸とすることもできる。架台11
は以上のようにレール10,10上に載置されているか
ら、レールに沿って走行できると共に、巻取ドラム3の
軸線と直交する平面内で俯仰することができる。なお、
電車の場合と同様にレール上に走行自在に台車を載置
し、台車上に巻取ドラム3の軸線と平行な軸によって架
台11を軸支して、架台11を俯仰自在とすることもで
きる。
【0011】巻取ドラム3の両側に設けたそれぞれの架
台11上には、巻取ドラム駆動モータ9と巻取ドラム3
の軸受3aとが固定されており、巻取ドラム駆動モータ
9と巻取ドラム3との間にチェン9aが掛け渡されてい
る。両巻取ドラム駆動モータ9,9は同期して運転さ
れ、こうして巻取ドラム3が巻取ドラム駆動モータ9に
よって回転駆動されている。巻取ドラムのそれぞれの軸
受3aは、巻取ドラム3の荷重を支持するのではなく、
両車輪15,15と両レール10,10との2カ所の接
点P,Pによって俯仰自在に支持された架台11の、第
3の支点となって、架台11を支持するものである。本
実施例の場合、架台11が水平な状態で、巻取ドラム駆
動モータ9の軸線がほぼ車軸13の直上となるように配
置されている。したがってその状態では架台11の軸受
3a側が僅かに重く、この不平衡の荷重のみを軸受3a
が支持することとなる。この不平衡の荷重は、架台11
が俯仰するに伴って若干変動するが、一般に軸受は一定
の荷重を支持できるから、特に問題は生じない。すなわ
ち車輪15とレール10との接点Pを、設置物を含む全
架台11の、巻取ドラム3の軸線と直交する平面内での
重心(図3での重心)に一致させれば、不平衡の荷重は
生じなくなるが、特にそのように形成する必要はない。
巻取ドラムの軸受3aは、上記不平衡の荷重を支持する
他に、巻取ドラム3のスラスト荷重を支持する機能をも
果たしている。
【0012】人工芝1が巻取ドラム3に巻き取られ、あ
るいは巻き解かれるに従って、巻取ドラム3は昇降し、
その軸受3aも昇降し、これに伴って架台11は俯仰し
且つ進退する。すなわち軸受3aはほぼ垂直に昇降する
から、車輪15とレール10との接点Pと、軸受3aの
中心とを結ぶ直線がほぼ水平となった状態で、架台11
は巻取ドラム3から最も離隔し、その状態よりも軸受3
aが上昇し、又は下降するに従って、架台11は俯仰す
ると共に巻取ドラム3側に接近する。こうして軸受3a
は架台11の一端を昇降させると共に、引っ張り、ある
いは押し戻す。したがって軸受3aに作用し得る捩じり
力を軽減するために、設置物を含む全架台11の、巻取
ドラム3の軸線方向の重心(図4での重心)上に、軸受
3aを配置するか、あるいは巻取ドラム3の片方につき
離隔して2個、軸受3aを設けることが好ましい。
【0013】本実施例は以上のように構成されており、
すなわち人工芝1の一端は巻取ドラム3に固定されてお
り、その巻取ドラム3を巻取ドラム駆動モータ9によっ
て回転駆動しているから、人工芝1を確実に巻き取るこ
とができる。また本実施例では両受ローラ6,6も受ロ
ーラ駆動モータ8によって回転駆動しているから、人工
芝1の巻き取りを一層確実に行なうことができる。なお
人工芝1を巻き取るときには、架台11は巻取ドラムの
軸受3aを中心として図3中反時計方向に回転しようと
する反作用を受け、したがって車輪15はレール10面
に押し付けられる。これに対して人工芝1を敷設すると
きには、巻取ドラム駆動モータ9は特に運転せずに敷設
ウインチ2を運転するが、もしも人工芝1を巻き解く方
向に巻取ドラム駆動モータ9を運転すると、架台11は
巻取ドラムの軸受3aを中心として図3中時計方向に回
転しようとする反作用を受ける。したがって本実施例の
ように、車輪15の上面側にもレール10を設けておく
ことが安全上好ましい。なお本実施例ではレール10を
円環状に形成しているから、前端と後端とにレール留め
があることになるが、車輪15がこのレール留めに当接
すると、巻取ドラムの軸受3aに無用な力が働くから、
このレール留めは余裕を見て十分に離れて設置する必要
がある。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上記述したように、巻取ドラ
ム駆動装置を昇降自在に配置し、人工芝の一端を固定し
た巻取ドラムを直接回転駆動するものであるから、人工
芝を確実に巻き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】同じく側面図
【図3】同じく要部側面図
【図4】図3中A−A線矢視図
【図5】車輪部分を示す側面図
【図6】図5中B−B線断面図
【符号の説明】
1…人工芝 2…敷設ウインチ 2
a…ワイヤ 3…巻取ドラム 3a…軸受 4
…ブロア 4a…空気吹出口 5…蛇行調芯ローラ 5
a…シリンダー 6…受ローラ 7…支持ローラ 8
…受ローラ駆動モータ 8a,8b…チェン 9…巻取ドラム駆動モータ 9a…チェン 10…レール 1
1…架台 12…ブラケット 13…車軸 1
4…オイルレスブッシュ 15…車輪 16…円盤体 1
7…スラストブッシュ P…接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 75/00 - 75/48 B65H 18/00 - 18/28 E01C 13/00 A63C 19/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人工芝の一端を巻取ドラムに固定し、該巻
    取ドラムの軸線と直交する方向の前後の下側を前後一対
    の受ローラによって支持した人工芝の巻取装置におい
    て、 巻取ドラム駆動装置を昇降自在に配置し、該巻取ドラム
    駆動装置によって前記巻取ドラムを回転駆動したことを
    特徴とする人工芝の巻取装置。
  2. 【請求項2】前記受ローラを受ローラ駆動装置によって
    回転駆動した請求項1記載の人工芝の巻取装置。
  3. 【請求項3】前記前後方向にレールを敷設し、該レール
    上に走行自在且つ前記巻取ドラムの軸線と直交する平面
    内で俯仰自在に架台を設置し、該架台上に前記巻取ドラ
    ムの軸受と前記巻取ドラム駆動装置とを設置した請求項
    1又は2記載の人工芝の巻取装置。
  4. 【請求項4】前記巻取ドラムを人工芝の敷設面よりも低
    く設置し、該敷設面から巻取ドラムに至る人工芝の屈曲
    部に移動自在に蛇行調芯ローラを当接させた請求項1、
    2又は3記載の人工芝の巻取装置。
JP1574794A 1994-01-14 1994-01-14 人工芝の巻取装置 Expired - Lifetime JP2790030B2 (ja)

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