JP2788085B2 - 顔料およびその製造方法 - Google Patents

顔料およびその製造方法

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    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
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    • C09C1/405Compounds of aluminium containing combined silica, e.g. mica
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、顔料の表面がN−アシルアスパラギン酸
(多価金属塩)で被覆処理された無機顔料およびその製
造方法に関する。
更に詳しくは、保存安定性に優れ、耐水性があり、皮
膚に対して良好な付着性(つき)を示し、しっとり感の
ある新規な被覆無機顔料およびその製造方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
仕上化粧料のうち重要な位置を占めるケーキ型ファン
デーションは、(1)スポンジに水を含ませて使用する
夏期専用製品、(2)水を含ませたスポンジでも乾いた
スポンジでも使える水乾両用タイプ、(3)乾いたソフ
トスポンジで使用するタイプの3つに大別される。その
うち、(1)及び(2)はケーキ表面が濡れたスポンジ
でこすられるため、ケーキを構成する顔料粒子間に水が
しみ込むとケーキ表面が固くなり取れが悪くなる(ケー
キング現象)。そこで、顔料表面をメチルハイドロジエ
ンポリシロキサンなどの有機シリコーンで被覆処理し、
粒子表面を撥水性にした顔料を用いてファンデーション
を製造し耐水性を持たせることによってケーキングを防
ぐことが試みられている。しかし、このシリコーン処理
顔料を配合したファンデーションは耐水性は良好である
ものの、皮膚に対する付着性(付き)やしっとりした仕
上り感に欠ける難点があった。
一方、ステアリン酸アルミニウムなどの金属石ケンで
被覆処理した顔料を配合したファンデーションは皮膚に
対する付着性は良好であるが、製品が長期保存で変臭し
やすいという欠点があった。
また、N−ステアロイルグルタミン酸アルミニウムな
どのN−アシルグルタミン酸塩で被覆処理した顔料を配
合したファンデーション(特開昭58−72512)は変臭し
にくいという長所を有するものの、耐水性に劣り、ケー
キングしやすいという問題点があった。
油性ファンデーション,乳化型ファンデーション,口
紅などにおいてもシリコーン被覆顔料やアシルグルタミ
ン酸多価金属塩被覆顔料を配合したものは皮膚あるいは
口唇に対する付着性に劣り、金属石ケン被覆顔料を配合
したものは変臭の面で保存安定性に問題があった。
本発明の目的は、保存安定性,耐水性に優れ、皮膚に
対して良好な付着性を示し、しっとり感のある新規な被
覆顔料およびその製造方法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は 一般式 (但し、RCOはカプリン酸,ラウリン酸,ミリスチン
酸,パルミチン酸,ステアリン酸,オレイン酸の残基を
表わし、MはH,Mg,Ca,Co,Zn,Al,Ti,Fe,Zrを表わす)で
表わされるN−アシルアスパラギン酸またはアスパラギ
ン酸多価金属塩で被覆処理された無機顔料およびその製
造方法である。
本発明の被覆顔料の基体を構成している顔料として
は、タルク,カオリン,マイカ,セリサイト,硫酸バリ
ウム,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,石コウ,ケ
イ酸アルミニウム,ケイ酸マグネシウム,酸化チタン,
板状酸化チタン,微粒子酸化チタン,ベンガラ,黄酸化
鉄,黒酸化鉄,紺青,群青,亜鉛華,雲母チタン,酸化
チタン−アルミナ被覆マイカなどを挙げることができ
る。また、組み合わせてもよい。
本発明に用いるこれらの無機粉体の粒径は、通常0.01
〜100μの範囲が好適である。
本発明に用いる被覆無機顔料の被覆物質は、 一般式 で表わされるN−アシルアスパラギン酸(多価金属塩)
である。
式中、RCOはカプリン酸,ラウリン酸,ミリスチン
酸,パルミチン酸,ステアリン酸,オレイン酸の残基を
表わし、また、式中Mで表わされる塩形成に用いられる
多価金属イオンとしては、Mg,Ca,Co,Zn,Al,Ti,Zr,Feイ
オンが有用である。N−アシルアスパラギン酸塩は、カ
ルボキシル基の片方あるいは両方が塩となったいずれの
形のものでもよい。また、異なる金属イオンであっても
よい。
例えば、2価の金属イオンを用いた場合、本発明にお
ける被覆物質は の1種,又は2種以上の混合物である。
被覆物質であるN−アシルアスパラギン酸多価金属塩
は、N−アシルアスパラギン酸の水溶性塩と多価金属の
水溶性塩との組合せにより生成する。N−アシルアスパ
ラギン酸の水溶性塩としては、ナトリウム,カリウム,
アンモニウム,トリエタノールアミン,ジエタノールア
ミン,2−アミノ−2−メチルプロパノール,2−アミノ−
2−メチル−1,3−プロパンジオール,トリイソプロパ
ノールアミンなどのモノ又はジ塩が挙げられる。
多価金属の水溶性塩としては、MgCl2,MgSO4,ZnCl2,Zn
SO4,AlCl3,Al2(SO43,TiCl4,TiOSO4,Ti(SO42,FeCl
3,Fe2(SO43,FeSO4,ZrOCl2,CoCl2などが挙げられる。
N−アシルアスパラギン酸(塩)で顔料表面を被覆処
理する方法は以下の通りである。
なお、本発明ではΦ,Γ,Ψという記号を用い以下の
ように定義した。
(1) 分子式AmBnで表わされる塩を水に溶かした時、
次式に従って電解するとする。
AmBn→mAx++nBy- これは、塩1分子はmx個の正電価とny個の負電価を水
中に放出することと解釈できる。このAmBn αモルを水
に溶かした時、αmxをΦと定義する。
(2) N−アシルアスパラギン酸の水溶性塩はモノ塩
とジ塩があるが、いずれにしても多価金属塩との反応で
は両方のカルボン酸が塩形成に関与する。従って、この
N−アシルアスパラギン酸の水溶性塩 βモルを水に溶
かした時、2βをΓと定義する。
(3) 更に、Φ/ΓをΨと定義する。
(1)〜(3)を用いた記号は、本発明のN−アシル
アスパラギン酸(塩)で顔料表面を被覆処理する際に使
用されるN−アシルアスパラギン酸の水溶性塩と該金属
イオンの塩の比率を示すのに、以下の製造例及び実施例
に於いて随時用いた。
(製造例1) N−アシルアスパラギン酸の水溶性塩を加温した水に
溶解させ、これに顔料を5〜30重量%になるように懸濁
させる。この懸濁液を撹拌しながらMg,Ca,Co,Zn,Al,Ti,
Fe,Zr塩の少なくとも一種以上を含み、その塩の総量が
0.5≦Ψ≦2を満足する範囲に多価金属イオン水溶液を
ゆっくりと滴下する。
これによって、N−アシルアスパラギン酸の多価金属
塩が生成すると同時に、顔料表面に配向吸着する。これ
をフィルター・プレスや遠心濾過機等で濾過・水洗した
後、80〜120℃で乾燥する。
また、下記のような投入順序による製造方法でもよ
い。
(製造例2) 顔料懸濁液にN−アシルアスパラギン酸の水溶性塩を
溶かした後前述の多価金属イオン水溶液を加える。
(製造例3) 前述の多価金属イオン水溶液に顔料を懸濁させた後N
−アシルアスパラギン酸の水溶性塩水溶液を加える。
(製造例4) 顔料懸濁液に前述の多価金属イオン水溶液を加えた
後、N−アシルアスパラギン酸の水溶性塩水溶液を加え
る。
また、N−アシルアスパラギン酸塩でなく、N−アシ
ルアスパラギン酸そのものを用いて被覆する時は、上述
のいずれの方法に於いても、金属イオン水溶液の代りに
塩酸,硫酸などの酸を用いればよい。
これらの被覆顔料は、パウダーファンデーション,リ
クイドファンデーション,油性ファンデーションなどの
ベース・メークアップあるいはアイシャドウ,チークカ
ラー,口紅,ネイルカラー,ネイルエナメルなどのポイ
ントメークアップに代表される仕上化粧料に、また、有
機溶剤への分散性が良いので、塗料やラッカーなどに応
用することもできる。
〔実施例〕
以下、実施例にて本発明を説明する。
実施例に記載の保存安定性,耐水性,実用特性(皮膚
に対する付着性,しっとり感)に関する試験法は、下記
の通りである。
(1) 保存安定性試験 試料を45℃の恒温室に3ケ月間保存した後、試料の臭
いをチェックして、異常が認められない場合は○,異臭
をやや認める場合は△,異臭を著しく認める場合は×と
した。
(2) 耐水性試験 50mlの共栓つき比色管に水20mlと顔料0.5gを入れよく
振り混ぜ、静置2時間後に浮上している顔料の重量%に
基づき、70%を超えるものを○,50〜70%のものを△,50
%未満のものを×として評価した。
(3) 実用特性試験(皮膚に対する付着性,しっとり
感) 専門検査員10人による実用テストで調べた。皮膚に対
する付着性(つきのよさ),しっとり感のスコアは極め
て良い(5点)、良い(4点)、普通(3点)、悪い
(2点)、極めて悪い(1点)の5段階として評価し、
10名のスコアの平均値を求め、次のように表示した。
実施例1 N−ステアロイル−L−アスパラギン酸ア
ルミニウムで被覆処理した顔料の製造 N−ステアロイル−L−アスパラギン酸モノナトリウ
ム塩20g(β=4.74×10-2mol,Γ=9.48×10-2)を60℃
の水10に溶解し、これにマイカ(約10μ)1kgを懸濁
した。この中に、硫酸アルミニウムの5%水溶液100ml
(α=1.46×10-2mol,Φ=8.76×10-2,Ψ=0.924)を20
分かけて送液ポンプにより加えた。その後20分間撹拌
し、濾過,水洗し、110℃にて乾燥した。これを解砕
し、N−ステアロイル−L−アスパラギン酸アルミニウ
ム被覆処理マイカを得た。同様の操作をタルク,雲母チ
タン,酸化チタン,ベンガラ,黄酸化鉄,黒酸化鉄,群
青についても行なった。
比較例1 N−ステアロイル−L−アスパラギン酸モノナトリウ
ム塩の代りにN−ステアロイル−L−グルタミン酸モノ
ナトリウム塩を用いるほかは実施例1と同様に処理顔料
を製造した。
比較例2 N−ステアロイル−L−アスパラギン酸モノナトリウ
ム塩の代りにステアリン酸カリウムを用いるほかは実施
例1と同様に処理顔料を製造した。
比較例3 メチルハイドロジエンポリシロキサン焼付
処理顔料の製造 予め減圧乾燥したマイカ1.0kgに対し、キシレン700g
にメチルハイドロジエンポリシロキサン20gを溶解させ
たものを徐々に加え、85℃にて30分間撹拌しながらキシ
レンを留去した。次いで130℃にて1.5時間焼付処理しメ
チルハイドロジエンポリシロキサン焼付処理マイカを得
た。
第1表に、実施例1及び比較例1〜3で製造した被覆
マイカについて評価テスト結果を示した。
実施例2 N−パルミトイル−L−アスパラギン酸亜
鉛で被覆処理した顔料の製造 N−パルミトイル−L−アスパラギン酸ジトリエタノ
ールアミン30%水溶液257g(β=1.16×10-1mol,Γ=2.
31×10-1)を50℃の水10に溶解し、これに酸化チタン
−酸化アルミニウム被覆マイカ(5μ)1kgを懸濁し
た。その後、硫酸亜鉛の3.7%水溶液1(α=2.29×1
0-1mol,Φ=4.58×10-1,Ψ=2.0)を10分かけて送液ポ
ンプにより加えた。その後30分間撹拌し、濾過,水液
し、110℃にて乾燥した。これを解砕し、N−パルミト
イル−L−アスパラギン酸亜鉛被覆処理顔料を得た。
実施例3 N−ミリストイル−L−アスパラギン酸カ
ルシウムで被覆処理した顔料の製造 塩化カルシウムの0.1%水溶液10(α=9.01×10-2m
ol,Φ=1.80×10-1)にタルク(粒径5μ)2kgを懸濁し
た。これを50℃とした後、酢酸120gを加え、次いで、1N
−NaOH水溶液を加えて系のpHを7.0に調整した。これ
に、N−ミリストイル−L−アスパラギン酸モノナトリ
ウム28.7g(β=7.86×10-2mol,Γ=1.57×10-1,Ψ=1.
15)を溶かした水溶液1を30分かけて送液ポンプによ
り加えた。その後30分間撹拌し、濾過,水洗し、105℃
にて乾燥した。これを解砕し、N−ミリストイル−L−
アスパラギン酸カルシウム被覆処理タルクを得た。
実施例4 N−ラウロイル−L−アスパラギン酸モノカリウム塩
300g(β=0.850,Γ=1.70)を40℃の水10に溶解し、
これに微粒子酸化チタン(粒径0.03μ)2kgを懸濁し
た。この中に塩化第二鉄0.283mol(α=0.283,Φ=0.8
5,Ψ=0.50)を含む水溶液2を40分かけて送液ポンプ
により加えた。次いで、1NHCl水溶液を加えて、pHを4.0
に調整後、40分撹拌を続けた。濾過,水洗後、110℃で
乾燥し、ジェット・ミルで微粉砕し、N−ラウロイル−
L−アスパラギン酸第二鉄被覆処理微粒子酸化チタンを
得た。
応用例1 ラッカーエナメル タルクの代りに酸化チタン(粒径0.3μ)を用い、N
−ミリストイル−L−アスパラギン酸モノナトリウムの
代りにN−ステアロイル−L−アスパラギン酸モノトリ
エタノールアミンの30%水溶液の等モルを用いる他は実
施例3と同様にしてN−ミリストイル−レ−アスパラギ
ン酸カルシウム被覆処理酸化チタンを得た。
これを、次に示す処方のラッカーエナメルに配合し
た。
処理酸化チタン 17部 ニトロセルロース(1/2秒) 16 ダンマルガム 4 フタル酸樹脂 4 フタル酸ジブチル 6 酢酸ブチル 9 酢酸アミル 2 酢酸エチル 10 シクロヘキサノン 4 ブタノール 6 ベンゼン 22 本ラッカーエナメルは分散安定性,使用特性,金属板
やプラスチック上の塗膜の強度,安定性にすぐれたもの
であった。
応用例2 油性ファンデーション 酸化チタン(約0.3μ)100g,タルク(約5μ)10g,マ
イカ(約50μ)10g,ベンガラ(約0.4μ)10g,黄酸化鉄
(針状0.1×0.8μ)20g,黒酸化鉄(約0.4μ)3gを水1
に懸濁させた。これに塩化マグネシウム1.4g(α=1.
47×10-2mol,Φ=2.95×10-2)を溶解させた後、N−オ
レオイル−L−アスパラギン酸モノナトリウム塩の4.5
%水溶液200g(β=2.15×10-2mol,Γ=4.30×10-2
=0.686)を20分間で均一に添加した。20分間そのまま
撹拌後濾過水洗し、80℃にて噴霧乾燥した。次いで、ヘ
ンシェル・ミキサーにて3分間混合し、N−オレオイル
−L−アスパラギン酸マグネシウム被覆処理混合顔料を
得た。これを油性ファンデーションに応用した。
成分A:処理顔料 40.0部 成分B:流動パラフィン 25.8 パルミチン酸イソプロピル 15.0 ソルビタンモノオレート 3.0 マイクロクリスタリンワックス 8.0 オゾケライト 7.0 キャンデリラロウ 1.0 防腐剤 0.2 成分C:香料 適量 成分Bを加熱・混合し均一にした。これに成分Aを加
え、混合物をロールミルで練った。これを再融解し、撹
拌下に冷却し、60℃で成分Cを加え、容器に流し込み放
冷して固めた。
この油性ファンデーションは保存安定性に優れ、皮膚
に対する良好な付着性を示し、しっとりとした化粧効果
が持続する特性を示した。
〔発明の効果〕
以上記載のごとく、本発明は保存安定性に優れ、耐水
性があり、皮膚に対して良好な付着性を示し、しっとり
感のある優れた被覆顔料及び製造方法を提供することは
明らかである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (但し、RCOはカプリン酸,ラウリン酸,ミリスチン
    酸,パルミチン酸,ステアリン酸,オレイン酸の残基を
    表わし、MはH,Mg,Ca,Co,Zn,Al,Ti,Fe,Zrを表わす) で表わされるN−アシルアスパラギン酸またはアスパラ
    ギン酸多価金属塩で被覆処理された無機顔料。
  2. 【請求項2】無機顔料を懸濁させたN−アシルアスパラ
    ギン酸の水溶性塩の水溶液中に多価金属塩水溶液,酸の
    1種,又は2種以上を添加することを特徴とする、N−
    アシルアスパラギン酸またはN−アシルアスパラギン酸
    多価金属塩被覆無機顔料の製造方法。
  3. 【請求項3】無機顔料を懸濁させた多価金属塩,酸の1
    種,又は2種以上を含む水溶液中に、N−アシルアスパ
    ラギン酸の水溶性塩の水溶液を添加することを特徴とす
    るN−アシルアスパラギン酸またはN−アシルアスパラ
    ギン酸多価金属塩被覆無機顔料の製造方法。
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