JP2787968B2 - 車両への車輪供給、及び取付補助装置 - Google Patents

車両への車輪供給、及び取付補助装置

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JP2787968B2
JP2787968B2 JP4253951A JP25395192A JP2787968B2 JP 2787968 B2 JP2787968 B2 JP 2787968B2 JP 4253951 A JP4253951 A JP 4253951A JP 25395192 A JP25395192 A JP 25395192A JP 2787968 B2 JP2787968 B2 JP 2787968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両搬送ハンガーで連
続的に搬送されてくる車両に、車輪を供給し、車輪の取
り付けを補助する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車輪を車両に取り付けるには、車
輪搬送コンベヤで水平な状態で送られてきた車輪を作業
者が掴み、持上げて縦向きに起こし、これを抱えて動い
ている車両まで運び、車両のアクスルハブに装着し、ナ
ットで仮付けし、爾後ナットを本締めして車輪を車両に
取り付けている。以上の従来の工程は、重い車輪を起こ
し、動いている車両まで運び、アクスルハブに組み付け
るので、作業者に多大の労力をかけ、作業上の負担が極
めて大きく、作業性も悪く、作業能率の点からも好まし
くなく、又以上により、作業には熟練を要する。
【0003】そこで、従来、特開昭59―164272
号、特開昭62―94236号の技術が開示されてい
る。この技術は、車両の車輪取付領域にストックされ、
待機していた車輪を供給し、供給された車輪を車両の取
付位置に送り込み、車両の搬送と同期して送り込み手段
を台車で同期して搬送させ、車輪を車両のアクスルハブ
に取り付けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来開示されて
いる技術は、何れも車両の搬送ラインに沿って車輪のス
トック手段、車輪を載置し、構造も複雑化すること、車
両を搬送する搬送装置に同期して走行する台車等を必要
とし、設備が大掛りとなること、従って、車輪のストッ
ク、供給等に広いスペースを必要とすること、この結
果、作業者の車輪組付作業スペースが規制され、作業者
の組付姿勢、作業性に影響を及ぼす等の問題がある。
【0005】本発明はかかる課題を解決すべくなされた
もので、その目的とする処は、既設の車両搬送、組立ラ
インに直ちに、簡易に付設することができ、構成も簡素
で、しかも、従来のようなスペースを必要とすること無
くコンパクトに、省スペースを図って設置することがで
き、車輪を、搬送されてくる車両のアクスルハブに効率
良く、タイミング良く供給し、取り付け得る、ようにし
た車両への車輪供給、取付補助装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、搬送ハンガーに支持され、搬送される車両
に、車輪を供給し、供給されてきた車輪を、車両に取り
付ける作業を補助する装置であって、前記車両の搬送路
と平行するように設けられ、該搬送路に沿って車輪を水
平状態で搬送する搬送路と、前記車輪搬送路で搬送され
てきた車輪を受け取り、車輪を縦向きに反転させる反転
受渡し装置と、前記反転受渡し装置と、前記車両搬送路
の車輪取付領域との間に、略々直交するように配設さ
れ、車両の搬送方向に往復動する走行架台と、前記走行
架台に担持され、前記反転受渡し装置と、前記車両搬送
路の車輪取付領域との間を、往復走行し、及び、前記反
転受渡し装置から受け取った車輪を、車輪取付姿勢に変
換させるために水平方向に半回転する車輪受け台とから
なる車両への車輪供給、及び取付補助装置である。又、
前記反転受渡し装置は、車輪を昇降させる昇降装置を備
え、更に、前記車輪受け台は、該受け台を昇降させるバ
ランスシリンダ等の昇降機構を備える車両への車輪供
給、及び取付補助装置である。
【0007】
【作用】上記した手段によれば、既存の車両組立搬送ラ
インに容易に設備でき、省スペースが図れ、搬送されて
くる車両に効率的に車輪を供給することができ、作業者
は補助装置を車両に接近させてアクスルハブに車輪を合
せることにより、車輪の仮取付が行え、熟練を要するこ
となく、作業者に掛かる負担を大幅に軽減することがで
き、作業の効率化をはかることができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付した図面に従
って詳述する。図1は本発明にかかる車両への車輪供
給、取付補助装置の概略を示す平面図、図2は図1の矢
視2方向の拡大説明図、図3は図1の矢視3方向の拡大
説明図、図4は反転受渡し装置と車輪受け台部分の拡大
平面図、図5は図4の矢視5方向の拡大図で、車輪受け
台の拡大側面図、図6は図5の矢視6方向の図で車輪受
け台の正面図、図7は図1の要部の拡大説明図で、走行
架台部分の一部の平面図、図8は図7の矢視8方向の拡
大説明図である。
【0009】図1、図2、図3において、Lは車両の搬
送ラインで、ハンガーコンベヤ等からなり、図3ではレ
ールL1を、又図2ではハンガーL2の一部を示し、搬
送ラインLで車両Wが組立工程に従って搬送され、車両
を順次組立てゆく。搬送ラインLの一部に、図1に示す
ように車輪取付領域Aが設けられ、車輪取付領域Aの直
後の上流部には、搬送されてくる車両Wの搬送方向と直
交する車輪搬送コンベヤCが搬送ラインL下方の床F上
に設けられ、コンベヤCはローラコンベヤ等で構成され
る。
【0010】上記した車輪取付領域Aは、車体Wに近い
部位と、これと平行して車体から短い距離離間した二本
の平行した部材2,2からなるレール1が、搬送ライン
Lの一部と短い距離平行するように床F上に配設され
る。かかるレール1の外側の部材2―1の直後に、コン
ベヤCが臨み、コンベヤCの下流部C1は、外側レール
2―1の直後からこれの外側に延出し、下流部C1の車
両搬送方向には、搬送方向に短い長さの車輪受取り台3
が配設され、車輪受取り台3は、レールの外側部材2―
1の外側に平行するように設けられる。
【0011】車輪受取り台3は、図3のように搬送方向
前方に下傾して短いローラコンベヤで構成され、コンベ
ヤCの下流部C1が車輪受取り台3の上流端と近接して
設けられる。車輪受取り台3は、前後で高さの異なる脚
部4…、平面視矩形の枠体5、枠体5に横架された複数
のローラ6…等からなり、上流部に車輪W1…を1個づ
つ受け取る規制部7、下流部に車輪W1のストッパ8を
備え、車輪W1を1個づつ受け取り、下流に隣接して配
設した反転受渡し装置10に受け渡す。
【0012】車輪W1…は、傾斜等したローラコンベヤ
C上に供給されて、搬送ラインLの下方を横断するよう
に流れ、下流部C1に至り、下流部でストッパ等で停止
し、車輪受け取り台3により、直交方向に供給される。
車輪W1は、車輪の取付状態で外側となるホイールディ
スク部が、上となるように、水平にコンベヤC、車輪受
け取り台3に載置され、搬送される。従って、車輪の外
側に膨出するホイールディスクセンター部の表面は、搬
送で傷つくことがない。
【0013】レール外側部材2―1の直近外側で、上記
した車輪受け取り台3の接近した直後には、車輪W1の
反転受渡し装置10を設ける。反転受渡し装置10は、
図1、図2、図3、図4に示す如くで、床F上に所定高
さに設けられた薄い立方枠状の枠体19を備える。枠体
19は、床Fに固設した基台11に、図2に示すように
逆L型のブラケット12、これに支持された脚13、脚
13の高さ方向中間部に、水平に延設されたリフター1
4等で支持されている。
【0014】枠体19は、脚13上に位置し、シリンダ
15で昇降自在であり、シリンダ15は下端をブラケッ
ト12に枢着し、ロッド15―1は脚13のリフター1
4に枢着され、シリンダ15の作動で枠体19は昇降す
る。枠体19のレール部材2―1側の端部には、アーム
20を延設し、これにリフター14の端部から起設した
スティ16を枢着17し、脚13側に一端部を枢着した
反転シリンダ18のロッド18―1を枠体19に枢着す
る。従って、シリンダ18の伸縮動で、枠体19はアー
ム20とスティ16の枢着部を支点として図2の想像線
aのように、水平状態から90°反転して起立するよう
に構成される。
【0015】枠体19にはローラ23…を載置し、又枠
体19の下方には、上記ロール6…の下流部をなすロー
ル21…が配設されている。、枠体19の平面は図4に
示すように矩形をなし、下流部に車輪W1のタイヤ端部
を受ける衝撃緩和用のストッパ22が設けられている。
【0016】以上において、車輪受け取り台3に達した
車輪W1は、ストッパ8でストックされ、ストッパ8の
降下等の規制解除動で、転って反転受渡し装置10上部
のローラ21…上に移載される。爾後、昇降シリンダ1
5の作動で図2の低位から移載高さまで上昇し、設定高
さに達すると反転シリンダ18が作動し、水平な車輪W
1、これを支持するローラ23…、枠体19は、図2中
左方向(反時計方向)に回動し、90°反転した状態で
直立し、レール外側部材2―1の内側に臨む車輪受け台
60上に車輪を臨ませる。以上により、車輪W1は、水
平状態で反転受渡し装置10に搬送供給され、ここで車
両Wへの供給、取付高さに調節され、且つ垂直な縦向き
となるように90°反転され、車輪受け台60上に配置
されることとなる。上記したように、これを図2の想像
線aで示した。
【0017】上記したレール1の左右のレール部材2,
2間には、走行架台30が走行自在に架設される。走行
架台30は、各レール部材2,2に係合、架設された車
両Wの搬送方向と直交する長い杆状の基体31を備え、
基体31の両端部にはレール部材2,2と係合する転輪
32…を備え、レール部材2,2に沿って車両Wの搬送
方向に走行するように構成されている。
【0018】内側レール2―2の上流端には、走行架台
30の車両搬送方向への移動用モータ33を設置し、モ
ータ33は、例えばエアモータ等を用いる。モータ33
の出力軸34にはスプロケット35を設け、スプロケッ
ト35をチエン36でクラッチ37のスプロケット39
に連結する。クラッチ37の軸38には、スプロケット
41を設け、これにチエン42を巻回し、チエン42を
走行架台30に連結する。これを図7で示した。モータ
33の出力は、クラッチ37のオン時に軸38を介して
スプロケット41に伝えられ、チエン42を駆動する。
従って、走行架台30を走行させる。
【0019】以上においては、走行架台30は、モータ
33の駆動により、チエン、スプロケット機構により、
図1の始点bから車両Wの搬送に伴って、矢印dで示す
方向に走行し、終点eで上記したクラッチ37をオンさ
せ、自動的に始点b位置まで復帰させる。
【0020】以上の走行架台30の基体31上には、こ
れと平行するレール43を設け、レール43は、走行架
台30の略々長さ一杯に亘り設けられ、基体31には始
点aを設定するストッパ44が側方に突設されている。
一方、レール部材2―2の車両W側には、規制部材45
が設けられ、規制部材45は、基台46に支持されたシ
リンダ47のロッド48先端部に設けたリンク49に連
結され、図7、及び図8は始点b位置でストッパ44が
規制部材に当接し、走行架台30は規制されている状態
を示す。
【0021】シリンダ47のロッド48を引き戻すこと
により、リンク49は支点50を中心として図7中右回
り(時計方向)に回動し、規制部材45がレール部材2
―2の車両側に逃げ、ストッパ44への規制が解除され
ることから、走行架台30はレール部材2,2に案内さ
れて走行することとなる。
【0022】以上の走行架台30に車輪受け台60が、
走行架台30のレール43に沿って走行自在に架設され
る。車輪受け台60は基体61を備え、基体61の前後
には、上下にスティ62…を延設し、スティ62…には
転輪63…を支持せしめ、転輪63…は上下でレール4
3を挟持するように係合し、従って、レール43は、上
下にガイド部を備え、前後、上下、都合4個の転輪63
…で受け台60をレール43に片持ち支持する。
【0023】かかる基体61に車輪受け台60の受け部
64を設け、受け部64は図5、図6に示す如くで、図
5のように側面視L型の車輪支持部65を備える。車輪
支持部65は正面視が前後に離間した矩形枠状をなし、
水平部66に車輪の受け取り姿勢ではレール43と平行
な車輪タイヤ外周を下辺部を受ける受けローラ67…を
備え、起立部68には、下向きに開くように左右に縦の
ローラ69,69を備え、起立部68上端部には、把持
用グリップ70,70が起設されている。
【0024】以上の車輪支持部65の起立部68側の下
面をスティ71で支持し、スティ71は直立する半回転
支軸72で支持し、半回転支軸72は垂下されて軸支持
部材73で回転自在に支持され、下方に設けたロータリ
ーアクチュエータ74とグリップ70を把持したマニュ
アル操作で半回転せしめられる。かかるスティ71に受
け部64全体が支持され、ロータリーアクチュエータ7
4を含む軸支持部材73は、外周の一部にブラケット7
5を突設し、ブラケット75を平行するリンク部材7
6,77からなる平行リンク機構78の先端部に枢着7
9,79し、基端部を基体61端部に起設したブラケッ
ト80に枢着81,81する。これを図6で示した。
【0025】基体61の端部には、ブラケット82を垂
下し、ブラケット82にはスティ83を受け部64方向
に突設し、スティ83に車輪重量バランスシリンダ84
下端部を枢着85し、これのロッド86上端部を平行リ
ンク機構78の下方のリンク77に枢着87する。
【0026】以上の車輪受け台60の基体61は、走行
架台30の基体31に固設したモータ88、スプロケッ
ト89、チエン90、スプロケット91、クラッチ9
2、スプロケット93を介してチエン94に連結され、
レール43に案内されて走行架台30の基体31に沿っ
て往復動し、従って、車輪受け台60全体が走行架台3
0の移動方向、即ち、車両Wの搬送方向とは直角の方向
に往復動する。
【0027】かかる車輪受け台60には、上記した反転
受渡し装置10で起立させた車輪W1が車輪支持部65
上に縦向きに載置され、車輪W1は、図6の想像線fの
ように受け渡され、この状態では、車輪のホイールディ
スク外面が上向きの状態下で車両Wに向き、即ち図5の
状態で、車輪W1の左側が車両側で、右側が反転受渡し
装置10側である。従って、反転受渡し装置10から反
転、起立せしめられた車輪W1は、車体W方向にホイー
ルディスク外面が向き、従って、車輪を180°回転、
即ち半転させる必要がある。
【0028】そこで、上記したロータリーアクチュエー
タ74によって、車輪Wの向きを半転させ、車輪W1の
取付側を車両W側にむける。これにより、車輪W1のホ
イールディスクは、車両のアクスルハブに組み付け得る
姿勢に変更されることとなり、そのまま、車両Wの方向
に移動させ、アクスルハブに取付可能な状態となる。
【0029】爾後、基体61を含む車輪W1を半転支持
した車輪受け台60をレール43にガイドさせて車体W
方向に移動させ、車輪W1を含む車輪受け台60を車両
のアクスルハブに臨ませ、車輪W1をアクスルハブに仮
取り付けする。この場合、車輪受け台60全体を支持す
る走行架台30は、既述のように車両Wの搬送方向と平
行に図1のb点からe点まで走行可能で、車両Wと略々
同期して走行し、車輪の仮組み付けを行うことができ
る。又車輪取り付け時に、車輪重量バランスシリンダ8
4がアシストを行い、車輪W1が軽い荷重で上下し、車
輪取り付けをアシストし、車輪取り付けを容易化し、又
車種によって、車輪取付位置が上下しても、容易に追従
することができる。
【0030】イ.以上で本発明にかかる装置の各部を説
明したが、次に装置による車輪組付を系統的に説明する
と、 ロ.上記したように、ローラコンベヤCでホイールディ
スク部の表面を上向きにして水平に搬送されてきた車輪
W1は、車輪受け取り台C1で直角に方向転換して受け
取られる。 ハ.次に、反転受渡し装置10上にそのままの姿勢で受
け渡され、受渡し後、装置10の枠体19は、シリンダ
15で上昇し、続いてシリンダ18で傾動、起立せしめ
られ、車輪受け台60上に起立して載置、支持される。 ニ.上記した車輪受け台60上に載置支持された状態で
は、車輪W1はホイールディスクの表面が取付側と反対
側を向いているので、ロータリーアクチュエータ74で
180°半転させ、アクスルハブへ取付可能な姿勢に設
定する。 ホ.爾後、走行架台30のレール43に沿って車輪受け
台60を車両W方向に移動させ、車両のアクスルハブに
車輪を臨ませる。車輪W1の取り付けは、バランスシリ
ンダ84の作用で小さな力で上下動し、作業者に負担を
掛けることなく容易に行える。 ヘ.車両Wは、搬送ラインLを走行してくるが、一方、
搬送方向と平行なレール1のレール部材2,2に案内さ
れて走行架台30は、b点からe点まで移動し、この間
に車輪W1の車両Wへの仮取付を完了する。 ト.完了後は、走行架台30をe点からb点に自動的に
戻し、一方、モータ88を逆転させることで、車輪受け
台60は原位置に復帰する。
【0031】
【発明の効果】以上で明らかなように本発明によれば、
車両の搬送ラインと平行に、車輪仮組み付けに必要な短
いレール等と、車体方向に往復動し、水平軸を中心とし
て半転する車輪受け台と、車輪を水平状態から直立して
供給する反転受渡し装置を設け、これに車輪を水平な状
態で供給すれば足り、従って、既存の車両組立搬送ライ
ンに容易に設備することができる。又各種機器は上記の
ごとくなので、スペースを取ることが少なく、車両の搬
送ラインに付設して省スペースが図れ、搬送されてくる
車両に効率的に車輪を供給することができ、作業者は車
輪受け台等の補助装置を車両に接近させてアクスルハブ
に車輪を合せることにより、バランスシリンダ等の作用
で車輪の仮取付が行え、熟練を要することなく、且つ、
作業者に掛かる負担を大幅に軽減することができ、作業
の効率化をはかることができる。
【0032】又本発明は、以上を企図しつつ、車両の搬
送ラインと平行に、車輪仮組み付けに必要な短いレール
等と、車体方向に往復動し、水平軸を中心として半転す
る車輪受け台と、車輪を水平状態から直立して供給する
反転受渡し装置を設け、これに車輪を水平な状態で供給
する車輪搬送コンベヤを付設すれば足り、従って、装置
全体の構成も比較的簡素であり、自動化とマニュアル作
業を混在させつつ、移動、走行等を自動化して行わせ、
作業の効率化を簡素な設備で行える等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車両への車輪供給、取付補助装
置の概略を示す平面図
【図2】上記図1の矢視2方向の拡大説明図
【図3】上記図1の矢視3方向の拡大説明図
【図4】反転受渡し装置と車輪受け台部分の拡大平面図
【図5】上記図4の矢視5方向の拡大図で、車輪受け台
の拡大側面図
【図6】上記図5の矢視6方向の図で車輪受け台の正面
図、
【図7】上記図1の要部の拡大説明図で、走行架台部分
の一部の平面図
【図8】上記図7の矢視8方向の拡大説明図
【符号の説明】
L…搬送ハンガー、 W…車両、 W1…車輪、 3…
搬送路、 10…反転受渡し装置、 30…走行架台、
60…車輪受け台、 15…昇降用シリンダ、 84
…バランスシリンダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−94236(JP,A) 特開 昭59−164272(JP,A) 特開 平2−63904(JP,A) 特開 平3−139477(JP,A) 特開 平5−38639(JP,A) 実開 昭63−181589(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 65/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ハンガーに支持され、搬送される車
    両に、車輪を供給し、供給されてきた車輪を、車両に取
    り付ける作業を補助する装置であって、 前記車両の搬送路と平行するように設けられ、該搬送路
    に沿って車輪を水平状態で搬送する搬送路と、 前記車輪搬送路で搬送されてきた車輪を受け取り、車輪
    を縦向きに反転させる反転受渡し装置と、 前記反転受渡し装置と、前記車両搬送路の車輪取付領域
    との間に、略々直交するように配設され、車両の搬送方
    向に往復動する走行架台と、 前記走行架台に担持され、前記反転受渡し装置と、前記
    車両搬送路の車輪取付領域との間を、往復走行し、及
    び、前記反転受渡し装置から受け取った車輪を、車輪取
    付姿勢に変換させるために水平方向に半回転する車輪受
    け台と、 からなることを特徴とする車両への車輪供給、及び取付
    補助装置。
  2. 【請求項2】 前記反転受渡し装置は、車輪を昇降させ
    る昇降装置を備える請求項1の車両への車輪供給、及び
    取付補助装置。
  3. 【請求項3】 前記車輪受け台は、該受け台を昇降させ
    るバランスシリンダ等の昇降機構を備える請求項1の車
    両への車輪供給、及び取付補助装置。
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