JP2787373B2 - 地中壁用鋼製単位体の継ぎ手 - Google Patents
地中壁用鋼製単位体の継ぎ手Info
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- JP2787373B2 JP2787373B2 JP33370390A JP33370390A JP2787373B2 JP 2787373 B2 JP2787373 B2 JP 2787373B2 JP 33370390 A JP33370390 A JP 33370390A JP 33370390 A JP33370390 A JP 33370390A JP 2787373 B2 JP2787373 B2 JP 2787373B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (考案が属する技術分野) 本発明は地中壁用鋼製単位体の継ぎ手に関するもので
ある。
ある。
(発明の課題とその特徴点) 本出願人は、先に、地中壁用鋼製単位体を地中に連接
して貫入または建て込んだ後、その一側を掘削し、露出
した掘削側接続部を溶接により一体化して、地下構造物
の外壁となる地中壁を構築する工法を開発した(平成年
特許願第306655号参照)。
して貫入または建て込んだ後、その一側を掘削し、露出
した掘削側接続部を溶接により一体化して、地下構造物
の外壁となる地中壁を構築する工法を開発した(平成年
特許願第306655号参照)。
本発明は、前記工法実施用として好適な地中壁用鋼製
単位体の継ぎ手を提供することを目的としているもので
あって、その構成上の特徴は特許請求の範囲に記載した
とおりである。
単位体の継ぎ手を提供することを目的としているもので
あって、その構成上の特徴は特許請求の範囲に記載した
とおりである。
請求項(1)の発明と請求項(2)の発明とは、雌金
具と雄金具の取り付け態様が異なるが、両者の基本的な
技術思想は同じである。
具と雄金具の取り付け態様が異なるが、両者の基本的な
技術思想は同じである。
なお、本発明でいう地中壁用鋼製単位体の母材は、一
般的にはH型(ボックスH型を含む)の鋼矢板である。
般的にはH型(ボックスH型を含む)の鋼矢板である。
(実施例の説明) 第1図において、1は本発明の継ぎ手が施される地中
壁用鋼製単位体の母材であり、ボックスH型の鋼矢板の
継ぎ手を切断したものである。
壁用鋼製単位体の母材であり、ボックスH型の鋼矢板の
継ぎ手を切断したものである。
母材1の角型筒部2の両側のフランジ3,4の延長線上
にそれぞれ突出部5,6,7,8が形成されているが、一側
(掘削側)のフランジ4と面一の突出部7,8の端面9,10
は斜面に形成されている。
にそれぞれ突出部5,6,7,8が形成されているが、一側
(掘削側)のフランジ4と面一の突出部7,8の端面9,10
は斜面に形成されている。
突出部7の先端には、内面に沿って平板11が溶接さ
れ、この平板11の端面9より突出する先端に、請求項
(1)発明においては雌金具12が溶接され(第2〜5図
参照)、請求項(2)の発明においては棒材から成る雄
金具13が溶接される(第6,7図参照)。
れ、この平板11の端面9より突出する先端に、請求項
(1)発明においては雌金具12が溶接され(第2〜5図
参照)、請求項(2)の発明においては棒材から成る雄
金具13が溶接される(第6,7図参照)。
平板11は、その基端面を突出部7の内面に隅肉溶接す
るとともに、必要に応じて、その基端部14を突出部7の
内面にスポット溶接するのが好ましい(第2図参照)。
るとともに、必要に応じて、その基端部14を突出部7の
内面にスポット溶接するのが好ましい(第2図参照)。
突出部8の先端の内面には、請求項(1)の発明にお
いては断面円形の雄金具15が溶接され(第2〜5図参
照)、請求項(2)の発明においては円弧状に湾曲した
雌金具16が溶接される(第6,7図参照)。
いては断面円形の雄金具15が溶接され(第2〜5図参
照)、請求項(2)の発明においては円弧状に湾曲した
雌金具16が溶接される(第6,7図参照)。
請求項(1)の発明における雌金具12は、第2図の場
合は平板を湾曲加工したもの、第3図の場合はアングル
材、第4図の場合は平板を溝形に曲げ加工したもの、第
5図の場合は2つのアングル材を平板を介して溝形に組
み立てたものであり、雄金具15は、第2図の場合は丸
棒、第3〜5図の場合はパイプが用いられている。
合は平板を湾曲加工したもの、第3図の場合はアングル
材、第4図の場合は平板を溝形に曲げ加工したもの、第
5図の場合は2つのアングル材を平板を介して溝形に組
み立てたものであり、雄金具15は、第2図の場合は丸
棒、第3〜5図の場合はパイプが用いられている。
また、請求項(2)の発明における雄金具13は、第6
図の場合は丸棒、第7図の場合は角棒であり、雌金具16
は平板を湾曲加工したものが用いられている。
図の場合は丸棒、第7図の場合は角棒であり、雌金具16
は平板を湾曲加工したものが用いられている。
そして、請求項(1)の発明においては、隣接の地中
壁用鋼製単位体の雌金具12と雄金具15とが係合した状態
において、また、請求項(2)の発明においては、隣接
の地中壁用鋼製単位体の雄金具13と雌金具16とが係合し
た状態において、それぞれ、対向する突出部7,8の先端
間に、端面9,10と平板11の外面とにより断面台形状の溶
接用の溝17が形成されるようになっている。
壁用鋼製単位体の雌金具12と雄金具15とが係合した状態
において、また、請求項(2)の発明においては、隣接
の地中壁用鋼製単位体の雄金具13と雌金具16とが係合し
た状態において、それぞれ、対向する突出部7,8の先端
間に、端面9,10と平板11の外面とにより断面台形状の溶
接用の溝17が形成されるようになっている。
なお、他側(地山側)のフランジ3と面一の突出部5,
6の先端にも、同じ態様で雌金具と雄金具がそれぞれ取
り付けられるが、他側のフランジ5の先端に取り付ける
平板11の長さを掘削側の平板11よりも長くすると、その
片持ち部分の大きな弾性変形により地中壁用鋼製単体の
貫入または建込みの施工性を良くすることができる。
6の先端にも、同じ態様で雌金具と雄金具がそれぞれ取
り付けられるが、他側のフランジ5の先端に取り付ける
平板11の長さを掘削側の平板11よりも長くすると、その
片持ち部分の大きな弾性変形により地中壁用鋼製単体の
貫入または建込みの施工性を良くすることができる。
以上のような継ぎ手を施した地中壁用鋼製単位体を、
請求項(1)の発明においては対応する雌金具12と雄金
具15とを係合させながら、また、請求項(2)の発明に
おいては対応する雄金具13と雌金具16とを係合させなが
ら、順次、地中に貫入または建て込んだ後、フランジ4
の側を掘削し、露出した突出部7,8の接続部において溝1
7に現場溶接を施して、突出部7,8の先端相互を一体的に
接続し、地下構造物の外壁となる地中壁を構築する。
請求項(1)の発明においては対応する雌金具12と雄金
具15とを係合させながら、また、請求項(2)の発明に
おいては対応する雄金具13と雌金具16とを係合させなが
ら、順次、地中に貫入または建て込んだ後、フランジ4
の側を掘削し、露出した突出部7,8の接続部において溝1
7に現場溶接を施して、突出部7,8の先端相互を一体的に
接続し、地下構造物の外壁となる地中壁を構築する。
(発明の効果) 本発明の地中壁用鋼製単位体の継ぎ手は、以上のよう
なものであるから、次のような諸効果が期待できる。
なものであるから、次のような諸効果が期待できる。
既製の鋼矢板に簡単な改変加工を施すだけで容易に得
られ、しかも、掘削側の雌・雄両金具による接続部をさ
らに溶接により一体的に接続して地下構造物の外壁とな
る堅固な地中壁を構築することができる。
られ、しかも、掘削側の雌・雄両金具による接続部をさ
らに溶接により一体的に接続して地下構造物の外壁とな
る堅固な地中壁を構築することができる。
現場溶接の方向が母材に対して直角であることによ
り、溶接の作業性が良好であるのみならず、溶接部の品
質の確保が容易であり、また、平坦な母材面を利用して
自動溶接や溶接部の非破壊検査も容易に適用が可能であ
る。
り、溶接の作業性が良好であるのみならず、溶接部の品
質の確保が容易であり、また、平坦な母材面を利用して
自動溶接や溶接部の非破壊検査も容易に適用が可能であ
る。
突出部の端面が完全に突合せ溶接されることにより、
応力の伝達機構が明確であり、設計上、有利である 掘削側表面に邪魔物がなく、掘削の作業性が良好であ
るのみならず、平坦で奇麗な外壁面が得られる。
応力の伝達機構が明確であり、設計上、有利である 掘削側表面に邪魔物がなく、掘削の作業性が良好であ
るのみならず、平坦で奇麗な外壁面が得られる。
図面は本発明の実施例の説明図であって、第1図は地中
壁用鋼製単位体の母材の平面図、第2図は請求項(1)
の発明における地中壁用鋼製単位体の掘削側接続部の状
態を示す平面図、第3〜5図は同じく別例平面図、第6
図は請求項(1)の発明における地中壁用鋼製単位体の
掘削側接続部の状態を示す平面図、第7図は同じく別例
平面図である。 1:母材、2:角型筒部、3,4:フランジ、5,6,7,8:突出部、
9,10:端面、11:平板、12:雌金具、13:雄金具、14;基端
部、15:雄金具、16:雌金具、17:溝。
壁用鋼製単位体の母材の平面図、第2図は請求項(1)
の発明における地中壁用鋼製単位体の掘削側接続部の状
態を示す平面図、第3〜5図は同じく別例平面図、第6
図は請求項(1)の発明における地中壁用鋼製単位体の
掘削側接続部の状態を示す平面図、第7図は同じく別例
平面図である。 1:母材、2:角型筒部、3,4:フランジ、5,6,7,8:突出部、
9,10:端面、11:平板、12:雌金具、13:雄金具、14;基端
部、15:雄金具、16:雌金具、17:溝。
Claims (2)
- 【請求項1】地中壁用鋼製単位体の両側のフランジと面
一にそれぞれ両側方に延びる平板状の突出部の先端にお
いて、一側方に延びる突出部の先端には、内面に沿って
平板を溶接するとともに、突出部の端面から突出する前
記平板の先端に雌金具を溶接し、他側方に延びる突出部
の先端の内面には、断面円形の雄金具を溶接し、また、
一側のフランジと面一に両側方に延びる突出部の端面は
斜面に形成し、隣接の地中壁用鋼製単位体の対応する雌
金具と雄金具とが係合した状態において、一側のフラン
ジと面一の突出部の先端間に、斜面に形成した端面と前
記平板とにより断面台形状の溶接用の溝が形成されるよ
うにしたことを特徴とする地中壁用鋼製単位体の継ぎ
手。 - 【請求項2】地中壁用鋼製単位体の両側のフランジと面
一にそれぞれ両側方に延びる平板状の突出部の先端にお
いて、一側方に延びる突出部の先端には、内面に沿って
平板を溶接するとともに、突出部の端面から突出する前
記平板の先端に棒材から成る雄金具を溶接し、他側方に
延びる突出部の先端の内面には、円弧状に湾曲した雌金
具を溶接し、また、一側のフランジと面一に両側方に延
びる突出部の端面は斜面に形成し、隣接の地中壁用鋼製
単位体の対応する雌金具と雄金具とが係合した状態にお
いて、一側のフランジと面一の突出部の先端間に、斜面
に形成した端面と前記平板とにより断面台形状の溶接用
の溝が形成されるようにしたことを特徴とする地中壁用
鋼製単位体の継ぎ手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33370390A JP2787373B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 地中壁用鋼製単位体の継ぎ手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33370390A JP2787373B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 地中壁用鋼製単位体の継ぎ手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04203016A JPH04203016A (ja) | 1992-07-23 |
JP2787373B2 true JP2787373B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33370390A Expired - Fee Related JP2787373B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 地中壁用鋼製単位体の継ぎ手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2787373B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP33370390A patent/JP2787373B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04203016A (ja) | 1992-07-23 |
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