JP2786997B2 - 骨固定用器具 - Google Patents
骨固定用器具Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、L(−)ラクチドの非常に高分
子量のポリマーから成る身体の骨固定用器具に関する。
これらの器具は人体内に吸収性であり、そして骨が瘉合
した後除去する必要はない。 【0002】現在入手可能な骨固定用器具は金属製であ
る。これらの金属製器具は甚だしい骨折に際して用いら
れるものであるが、この場合骨折した骨の端部を互いに
近接して固定することを要し、その結果これらは適切に
瘉合する。これらの器具は通常骨髄用棒、ピン、プレー
トおよびねじの形状を為している。この種の金属性骨固
定用器具に付随する主問題は、骨が完全に瘉合した後、
必要が無くなつたら、それらの器具の除去が望ましいこ
とである。この種の器具の除去に要する外科的処置は患
者に損傷を与えると同時に治療費の増加をもたらす。 【0003】体内骨の固定用器具を合成の吸収性ポリマ
ーから調製し、それによつてこの種の固定用器具を除去
するための第2の外科的処置の必要性を排除することが
以前から示唆されて来た。米国特許第3463158
号、第3636956号、第3739773号、第37
97499号および第3839297号には、ポリラク
チドまたはポリグリコリドの合成ポリマーか、或いはラ
クチドおよびグリコリドから成るコポリマーから調製さ
れる骨固定用器具が開示乃至示唆されている。しかし、
これら特許の教示により調製された補綴器具について、
体内骨固定用器具として利用するために必要とされる時
間の長さに関する耐力強度が適当ではないことが判明し
ている。これらの先行技術によるポリマーは、骨折した
骨が適切に瘉合し、そしてその正常な耐力機能を呈する
ことが可能となるまで必要な耐力強度を提供するのに十
分な時間の長さにわたつて適切な強度を維持しなかつ
た。 【0004】これは先行技術において開示されたポリマ
ーが十分に高分子量ではないので該ポリマーに所要時間
にわたる強度を維持させることができず、その結果それ
らは分解し始め、そして、骨が適切に瘉合し、また正常
な耐力機能の推定ができる前に身体中に吸収されてしま
うからであると考えられている。 【0005】本発明の骨固定用器具は金属性骨固定用器
具として通常用いられるものの形状乃至形態を有してい
ればよい。それらは骨を瘉合し得るように近接して骨折
を固定するために用いられるプレート、このプレートを
骨に固着するために用いられるねじ、ワイラー、棒、ピ
ン、ステープル、ケーブルタイおよびクリツプである。
骨固定用器具の特定形状は本発明の一部ではない。本明
細書中で開示されるポリマーから調製される器具はその
形状において金属から作られるものと一般に同一の形状
を有しているが、厚さにおいては金属製器具よりも若干
大となる可能性がある。 【0006】本発明の骨固定用器具はL(−)ラクチド
から調製され、このポリマーはその固有粘度により示さ
れるように極端に高い分子量を有している。この種のポ
リマーから調製される器具は、骨を瘉合させ、そして、
その耐力能力を呈するのに十分な時間にわたる移植の
後、耐力強度を維持することになる。本発明のL(−)
ラクチドポリマーの固有粘度は4.5〜10の範囲内に
ある。通常、これらのポリマーは百万を超える重量平均
分子量を有している。しかし、これらのポリマーの分子
量を正確に決定することは困難なので、本明細書中では
ポリマーの分子量を特徴づけるより信頼性ある技法とし
て固有粘度を用いるものとする。 【0007】高固有粘度の他に、本発明の器具が作成さ
れる固体ポリマーは更に未反応モノマー含有量が低くな
ければならない。器具中の未反応モノマーの存在がポリ
マーの急速な分解と共に骨固定用器具の所要強度特性を
急速に喪失することになる。ポリマー中の未反応モノマ
ー含有量は約2%未満、そして好ましくは1%未満でな
ければならず、更に最も好ましくは0%乃至検出可能の
限界未満でなければならない。 【0008】必要とする性能を備えたポリマーを得るた
めに、重合の条件は以下に詳細に説明するように、非常
に注意深く制御せねばならない。一般に、モノマー対触
媒比率および重合反応温度は相互依存的であり、そして
所望性能を有するポリマーを生成させるために制御され
ねばならない。 【0009】本発明の吸収性の骨固定器具はL(−)ラ
クチドのポリマーである。ポリマー中の反復単位は一般
式: 【0010】 【化1】 【0011】で示される。 【0012】適切なポリマーを得るためにラクチドモノ
マーは不純物および水分を含んでいてはならない。 【0013】本発明に係る骨固定用器具は移植に先立つ
て引張り強度少なくとも500kg/cm2を有してい
る。器具が移植された後、該器具が調製されたところの
ポリマーは加水分解により分解され始め、そして身体に
よつて吸収される。ポリマーが分解すると、この器具は
その引張り強度を喪失する。利用可能であるためには、
瘉合が開始され、そして耐力要件の若干の部分を示すた
めに器具は骨に関し十分な時間にわたつてその強度を維
持せねばならない。通常、移植後8週間の移植部材の引
張り強度および剪断強度は最低100kg/cm2でな
ければならない。これらの要件に合致するためには、器
具が調製されるべきポリマーは非常に高分子量でなれけ
ばならない。分子量を示すポリマーの固有粘度は、前述
の要件を満たすためには4.5より大、好ましくは7〜
10であるべきである。固有粘度4.5〜7を有するポ
リマーは或る種の応用、たとえば指、手首およびその他
の比較的低い耐力要件の場合に使用することができる。
固有粘度4.5未満を有するポリマーは他の外科的用
途、たとえば縫合または脈管植接用部材においては受容
可能であるが、これらの粘度は必要とされる時間の長さ
にわたり、耐力強度を維持する吸収性骨固定用器具を提
供するには不十分なものである。 【0014】上記した固有粘度のポリマーを得るために
は、重合のための反応条件を臨界的に制御することが必
要である。前述したように、得られたポリマーはまた、
残留未反応モノマー含有量が非常に低いものでなければ
ならない。 【0015】残留モノマー含有量を非常に低いものとす
るに際して、得られる固体ポリマーが、重合の反応生成
物の全重量基準でモノマー含有量1%未満を有すること
が好ましい。もつとも、モノマー含有量1%〜2%でも
或る種の器具用には受容可能である。本発明の適用され
るポリマーの重合に際して用いられる触媒はこのモノマ
ーを触媒することで知られている。好ましい触媒はオク
タン酸第一すずである。しかし、本発明の適用されるポ
リマーの製造方法において、モノマー対触媒のモル比に
より測定される触媒の量は重合の反応温度の制御に関連
して調整されねばならない。一般にモノマー対触媒の比
率は1000〜300000、そして好ましい比率は1
100〜45000、また、最も好ましい比率は130
0〜20000である。重合は反応温度105°〜17
0℃に維持され、そして好ましくは105°〜155
℃、また最も好ましくは110°〜130℃に維持され
る。しかし、モノマー対触媒の比率を選択された特定の
反応温度と関連して維持することが必要である。すなわ
ち、モノマー対触媒の高比率と前記範囲の下限における
反応温度とは高レベルの未反応モノマーおよび本発明の
目的には適しないポリマーをもたらすものである。モノ
マー対触媒の高比率と高過ぎる温度は極端に低分子量の
ポリマーを生じ、これもまた本発明の骨固定用器具の製
造には適さないものである。モノマー対触媒の低比率と
上記規模の下限における温度は不均一で、熱的に不安定
なポリマーを生じ、これもまた本発明の目的には不適当
である。従つて、モノマー対触媒の比率を、重合反応が
起る特定温度に関し適切である範囲内に維持することが
必要である。 【0016】オクタン酸第一すずが好ましい触媒ではあ
るが、他の触媒、たとえばトリフツ化アンチモン、粉末
亜鉛、ジブチルすずオキシドおよび修酸第一すずもま
た、本発明の適用される高分子量ポリマーを生成するた
めに用いることができる。 【0017】本発明の適用されるポリマーは100%L
(−)ラクチドモノマーから調製するのが好ましい。し
かし、少量、すなわち10%以下の相溶性コモノマーを
L(−)ラクチドと重合させてもよい。適切なコモノマ
ーには次のようなものがある。すなわち、それらは、 β−プロピオラクチド テトラメチルグリコリド β−ブチロラクトン γ−ブチロラクトン ピバロラクトン α−ヒドロキシ酢酸 α−ヒドロキシ酪酸 α−ヒドロキシイソ酪酸 α−ヒドロキシ吉草酸 α−ヒドロキシイソ吉草酸 α−ヒドロキシカプロン酸 α−ヒドロキシイソカプロン酸 α−ヒドロキシ−α−エチル酪酸 α−ヒドロキシ−β−メチル吉草酸 α−ヒドロキシヘプタン酸 α−ヒドロキシオクタン酸 α−ヒドロキシデカン酸 α−ヒドロキシミリスチン酸 α−ヒドロキシステアリン酸 である。 【0018】ポリマーが高分子量を有するという要件に
加えて、固体ポリマーはまた、残留未反応モノマー含有
量が非常に低くなければならない。ポリマー中の未反応
モノマーの存在は、モノマーがより少量で、もしくは全
く存在しない場合よりもポリマーの更に迅速な分解を身
体内で生じさせる。固体ポリマーは、ポリマーの全重量
基準で2%未満、そして好ましくは1%未満(のモノ
マ)を含有すべきである。 【0019】モノマー対触媒比率および反応温度を制御
することの他に、ラクチドモノマー中に含有される可能
性のある幾らかの水分もまた制御する必要がある。これ
は重合を開始するのに先立つてモノマーを十分に乾燥す
ることにより行うことができる。 【0020】通常、本発明の適用されるポリマーを調製
する方法には、モノマーおよび適量の触媒を乾燥条件
下、たとえばグローブボツクス内の乾燥窒素の流れの下
でガラス反応器内に装填する工程が包含される。次にこ
のガラス反応器を15分にわたり、極端な低圧たとえば
水銀柱0.02mmに減圧する。次いで、この反応器を
再び乾燥窒素で再充填し、そして減圧を2度反復する。
フラスコ反応器の3回目の減圧を行つた後、これを封止
する。次いで、反応器の内容物を磁気的に撹拌しながら
重合は制御された温度を有する油浴内で行われる。重合
が進行すると、反応生成物の粘度は磁気撹拌機がもはや
回転し得なくなる点に達するまで、増加する。この点に
おいて、撹拌機を止め、そして反応を継続する。前述し
た特性を有するポリマーを生成するためには、通常反応
時間は50乃至120時間である。反応が完了した後、
固形ポリマーを反応容器から取出し、そしてこれを通常
の工作機械を用いて機械加工するか、あるいはポリマー
を研摩し、そして成形して移植に用いられる所望の固定
用器具を形成する。 【0021】受容可能なポリマーを生成するのに必要と
される重合反応条件は図1に示されるが、これは摂氏に
おける反応温度と、片対数目盛上のモノマー対触媒比率
×103との関係をプロツトしたものである。包囲曲線
A内の領域は、一般に吸収性骨固定用器具に適している
高固有粘度、低モノマー含有量のポリマーを生成する反
応条件である。包囲線B内の領域は好ましいポリマーを
生成する反応条件であり、そしてこれらのポリマーは最
も望ましい生体特性を有しており、また長時間にわたる
耐力特性を維持することができるものである。これらの
ポリマーは高い耐力用途、たとえば腕および脚の骨に使
用するための固定器具を製作するために利用することが
できる。 【0022】図2は重合反応条件、すなわち、摂氏温度
と、ポリマーの固有粘度を示すモノマー対触媒比率のl
og10との関係を示している。図2中の線は固有粘度の
不変数値を示す線である。図2中の固有粘度は以下の等
式により定義することができる。 【0023】固有粘度=4.45+9.18L−0.207T−1.51
L2+0.032LT 但し、Lはモノマー対触媒比率のlog10であり、Tは
摂氏における温度である。 【0024】図3は図2と同様な方法による重合反応条
件を示しているが、未反応乃至残留モノマーを表わすも
のである。図3中の線は未反応モノマーパーセントの不
変値を示している。この未反応モノマーパーセントは下
記の等式により定義することができる。 【0025】未反応モノマー=28.89−15.33L+6.29L
2+0.0026T2−0.213 但し、Lはモノマー対触媒比率のlog10であり、そし
てTは摂氏における温度である。 【0026】未反応モノマーの所望百分率および所望固
有粘度を備えたポリマーを得るために要する反応条件は
図1または図2および図3から選定することができる。 【0027】図1、図2および図3はモノマー対触媒比
率ならびに重合温度間の臨界的な関係を示すものであ
り、これは必要な特性を備える合成されたポリマーを得
るために制御されねばならない。図1において、曲線A
の境界内のモノマー対触媒比率ならびに温度は通常、人
体内の移植後所要の耐力能力を付与するポリマーを生成
する。より好ましいポリマーは曲線B内の重合温度なら
びにモノマー対触媒比率によつて調製される。これらの
ポリマーは通常より高い固有粘度を有し、そしてより長
い時間にわたり引張り強度を維持する。 【0028】図2は温度ならびにモノマー/触媒比率の
対数に対してプロツトしたポリマーの固有粘度のグラフ
である。図2中に示された線はグラフの軸上の条件にお
けるポリマーに関する不変固有粘度についての線であ
る。グラフの左上方角において生成されるポリマーは固
有粘度3.5未満であり、これに対しグラフ右方の条件
において生成されるポリマーは10%を超える残留モノ
マー含有量を有する。 【0029】図3のプロツトは各種の反応条件下で得ら
れる残留モノマーパーセントを示している。図3上の線
は残留モノマーの不変パーセントについての線である。
グラフの右方の領域では、ポリマーは10%を超える残
留モノマーを含有するものとなる。更に、図2における
ように、グラフの左上方における領域は固有粘度3.5
未満を有するポリマーを生成する条件である。 【0030】図2と図3とを比較すれば、所望の固有粘
度と低残留モノマー含有量を示すポリマーを得るための
反応条件、温度ならびにモノマー対触媒比率を選定する
ことが可能である。 【0031】以下の実施例において、ポリマーの固有粘
度はキヤノン・フエンケ粘度計No.50を用いる25℃
におけるクロロホルム中の1%溶液として測定された。 【0032】 【実施例】実施例1 ポリマーの調製 L(−)ラクチド40gを50ml容量の長首、丸底フ
ラスコ中に装入した。モノマー/触媒比率1488とな
るように、このフラスコにオクタン酸第一すず溶液(ト
ルエン中0.33M)0.56mlを添加した。磁気バー
を添加した後、フラスコを15分間にわたり0.02m
mHgの圧力に減圧し、そして乾燥窒素でバージした。
減圧とバージを反復した。フラスコは3回にわたり減圧
し、次いで気密に封止した。フラスコは油浴中に溶積
し、そして66.5時間105℃に保持した。最初の
2、3時間の間、フラスコの内容物を磁石で撹拌した。
66.5時間の最後において、フラスコを放冷し、そし
てこれを破壊した。固形ポリマーを回収し、そして真空
下に貯蔵した。このポリマーの固有粘度は5.06と測
定された。 【0033】実施例2 ポリマーの調製 重合に用いるL(−)ラクチドの量が373gであつた
こととモノマー/触媒比率が1413であつたこと以外
は実施例1の方法を利用した。重合温度を105℃に維
持し、そして重合時間は69.5時間であつた。得られ
たポリマーは固有粘度5.26および極限粘度5.50で
あつた。 【0034】実施例3 この実施例はモノマー/触媒比率を変動させることによ
りポリL(−)ラクチドの固有粘度がどのように影響を
受けるかを示すものである。実施例1の手順を用いた
が、L(−)ラクチドの量は全てのバツチにおいて30
0gとした。モノマー/触媒比率ならびに重合温度は、
最終生成物ポリマーの固有粘度および該ポリマー中の未
反応モノマーの百分率と共に第I表中にまとめた。 【0035】第 I 表 ポリマー モノマー/触媒比率 反応温度℃ 固有粘度 未反応モノマー% A 18275 105 0.30 65.8 B 12400 110 2.89 <1 C 11267 105 1.63 5.7 D 5208 105 9.70 3.1 E 1302 105 6.51 0 F 1413 105 5.26 - - G 1488 105 5.06 - - H 1488 105-168 3.49 - - I 1240 110-160 2.24 0 J 1127 110-230 2.15 0実施例4 この実施例はL(−)ラクチドを、より高い温度ならび
に高および低モノマー/触媒比率で重合させる効果を示
すものである。 【0036】L(−)ラクチドの重合に用いた手順は、
モノマー/触媒比率、反応温度および反応時間を除いて
実施例1におけるのと同一である。用いたラクチドの量
は各バツチごとに300gであつた。それらの結果は第
II表中にまとめた。 【0037】第 II 表 モノマー/ 反応時間 反応温度 固有 未反応 ポリマー 触媒比率 時間 ℃ 粘度 モノマー% K 548246 258 107-210 2.96 18.3 L 289352 90 150 4.66 15.0 M 274123 194 105-187 4.18 17.7 N 260417 93 163-170 4.73 0.1-10.0 O 28935 90 150 5.67 1.1 P 26042 41 160-181 3.60 1.2 Q 2604 18 155-167 2.74 0実施例5 本実施例は37.8℃における「バツフアー7」中の実
施例2によるポリマーについての剪断強度減少の速度を
示している。試験片は、このポリマーからピン、すなわ
ち長さ15mmおよび直径3〜4mmの形状で調製し
た。結果は第III表中に示す。 【0038】第 III 表 時間の函数としての剪断強度および硬度 試験溶液 直径 剪断強度 剪断強度 針入度0.01における 中の期間 (インチ) (ポンド) (psi) 硬度 (ポンド) 乾燥 0.196 131.0 4342 27.5 1ケ月 0.195 55.9 1872 27.6 2ケ月 0.200 12.1 385 37.0 3ケ月 0.198 6.7 212 13.6実施例6 本実施例は各種のモノマー/触媒比率、反応温度および
反応時間についての一連の重合から得られた結果を示し
ている。第IV表中に同定される若干のポリマーは第I
表および第II表中にもまた報告されている。第IV表
から得られたデータは図1、図2および図3上にプロツ
トされて、本発明に係る高分子量ポリマーを生成するの
に要する条件を例示するものである。 【0039】第 IV 表 ポリマー合成の変動要因 ポリマー モル比 反応温度 反応時間 固有 ポリマー中の No. モノマー/触媒 ℃ (時間) 粘度 残存モノマー% 1 12400 110-160 51 2.8 0 2 1240 110-160 51 2.2 0 3 11267 105 91 1.6 6.0 4 18275 104-105 118 0.3 66.0 5 27412 105-183 75 4.6 0 6 26042 160-181 41 3.6 1.2 7 2604 155-167 18 2.7 0 8 260417 163-170 93 4.7 10.0 9 28935 150 90 5.7 1.0 10 289352 150 90 4.7 15.0 11 5208 105 66 9.7 4.4 12 1302 105 66 6.5 1.5 13 4963 110 74 9.0 1.9 14 5708 150 74 4.5 0.6 15 5631 110 67 8.4 3.0 16 5631 150 67 3.7 0.2 17 11905 110-120 42 8.6 1.6 18 5952 116-120 42 8.0 1.7 19 2815 110 65 8.3 5.0 20 28153 120 74 0.6 64.0 21 5631 130 69 7.4 0.7 22 5631 120 69 7.2 1.0 23 27412 130 46 7.6 7.3 24 13706 120 46 8.9 1.9 25 2637 105-110 76 7.4 7.0 26 1319 105-110 76 7.0 1.7 27 2815 115 52 6.8 0.7 28 1408 110 52 6.5 0.6 29 1447 137-139 64 3.1 0 30 4452 137-139 64 4.5 0 31 22645 137-139 64 6.5 0 32 86806 137-139 64 6.7 11.4 33 236742 137-139 64 5.6 17.1 34 1353 115 64.5 5.0 0 35 2706 115 64.5 6.1 0.6 36 20833 115 64.5 7.4 2.1 37 86806 115 64.5 5.9 28.0 38 236742 115 64.5 0.02 98.0実施例7 本実施例は経時的なポリマーの試験管内分解に対する未
反応モノマー存在の影響を示している。第IV表中に同
定されるポリマーの試料は37℃で「バツフアー7」溶
液中に配置した。これらの試料は長さ20mm、幅3m
mおよび厚さ1mmの矩形ブロツクであつた。これらの
試料を種々の時間において取出し、そして剪断強度を測
定した。これらの結果はポリマー中の未反応モノマーの
存在がポリマーの強度を、ポリマー中に未反応モノマー
が存在しない場合に比べて、より早い速度で喪失させる
ことを示している。 【0040】第 V 表 試験管内剪断強度対時間 剪断強度(kg/cm2) 37℃における「バツフアー7」 ポリマーNo. 中の時間(週) 5 11 8 0 674 659 530 1 579 375 341 2 494 215 197 3 387 133 115 4 356 104 64 6 336 79 49 8 205 57 42 10 209 45 23 12 195 58 42 16 160 44 28 20 133 25 19 24 134 39 18 未反応モノマー% 0 4.4 10 第V表中のデータは図5中に示されている。 【0041】実施例8 本実施例は、時間に関する、第IV表中に同定された或
る種のポリマーの試験管内引張り強度に対する分子量の
影響を示すものである。各ポリマーから成る試料を37
℃の「バツフアー7」溶液中に配置した。試料は長さ2
0mm、幅3mmおよび厚さ1mmの矩形ブロツクであ
つた。これらの試料を種々の時間において取出し、そし
て剪断強度を測定した。第IV表中の結果は、8週間の
試料管内における適切な引張り強度をポリマーに持たせ
るためには高分子量が必要であることを示している。 【0042】第 VI 表 試験管内引張り強度 引張り強度(kg/cm2) 37℃における「バツフアー7」 ポリマーNo. 中の浸漬期間(週) 21 16 14 0 582 288 261 1 553 - - - - 2 519 243 245 3 487 - - - - 4 424 212 170 6 348 149 153 8 271 162 92 10 139 48 51 12 95 36 23 16 66 21 - - 固有粘度 7.4 3.7 4.5実施例9 第IV表よりの2種類のポリマー21および16から成
る試料をラツトの背筋中に移植し、そして種々の時間後
に取り出して引張り強度について試験した。それらの結
果を第VII表中に示す。 【0043】第 VII 表 生体内引張り強度 引張り強度(kg/cm2) ポリマーNo. 移植期間(週) 21 16 0 582 288 2 522 - - 4 - - 92 6 304 92 8 224 48 12 182 * 16 45 ** 固有粘度 7.4 3.7 * 試料は取扱い中に破損した ** 外植した際に試料は破損した。 【0044】実施例8および9の表中のデータは図4中
にプロツトしてある。ポリマー2の生体内および試験管
内引張り強度は類似であり、そしてそれらは図4中に単
一の線として示されている。図4中の線16Tはポリマ
ー16の試験管内引張り強度のプロツトであり、一方線
16Vはポリマー16の生体内引張り強度のプロツトで
ある。ポリマー16は、試験管内テストの線16Tにお
いては所要の保有引張り強度を有しているように見える
が、生体内テストの線16TVの結果によれば、明らか
に受入れ不能である。 【0045】実施例10 第IV表中のポリマー9、5および2から成る試料を、
長さ20mm、幅3mmおよび厚さ1mmの矩形状で試
験管内および生体内剪断強度について試験した。試験管
内テストに際しては、試料を37℃で「バツフアー7」
中に配置し、そして種々の時間経過後、個別に試料を取
り出して剪断強度について試験した。生体内試験に際し
ては、試料をラツトの背筋内に移植し、取出し、そして
剪断強度について試験した。生体内テストの結果は図6
に示し、一方試験管内テストの結果を図7に示す。 【0046】上述の各実施例は、体内で機能するのに必
要な強度を備えた骨固定用器具を製作し得るポリマーを
生成するには重合条件の制御が必要であることを示して
いる。
子量のポリマーから成る身体の骨固定用器具に関する。
これらの器具は人体内に吸収性であり、そして骨が瘉合
した後除去する必要はない。 【0002】現在入手可能な骨固定用器具は金属製であ
る。これらの金属製器具は甚だしい骨折に際して用いら
れるものであるが、この場合骨折した骨の端部を互いに
近接して固定することを要し、その結果これらは適切に
瘉合する。これらの器具は通常骨髄用棒、ピン、プレー
トおよびねじの形状を為している。この種の金属性骨固
定用器具に付随する主問題は、骨が完全に瘉合した後、
必要が無くなつたら、それらの器具の除去が望ましいこ
とである。この種の器具の除去に要する外科的処置は患
者に損傷を与えると同時に治療費の増加をもたらす。 【0003】体内骨の固定用器具を合成の吸収性ポリマ
ーから調製し、それによつてこの種の固定用器具を除去
するための第2の外科的処置の必要性を排除することが
以前から示唆されて来た。米国特許第3463158
号、第3636956号、第3739773号、第37
97499号および第3839297号には、ポリラク
チドまたはポリグリコリドの合成ポリマーか、或いはラ
クチドおよびグリコリドから成るコポリマーから調製さ
れる骨固定用器具が開示乃至示唆されている。しかし、
これら特許の教示により調製された補綴器具について、
体内骨固定用器具として利用するために必要とされる時
間の長さに関する耐力強度が適当ではないことが判明し
ている。これらの先行技術によるポリマーは、骨折した
骨が適切に瘉合し、そしてその正常な耐力機能を呈する
ことが可能となるまで必要な耐力強度を提供するのに十
分な時間の長さにわたつて適切な強度を維持しなかつ
た。 【0004】これは先行技術において開示されたポリマ
ーが十分に高分子量ではないので該ポリマーに所要時間
にわたる強度を維持させることができず、その結果それ
らは分解し始め、そして、骨が適切に瘉合し、また正常
な耐力機能の推定ができる前に身体中に吸収されてしま
うからであると考えられている。 【0005】本発明の骨固定用器具は金属性骨固定用器
具として通常用いられるものの形状乃至形態を有してい
ればよい。それらは骨を瘉合し得るように近接して骨折
を固定するために用いられるプレート、このプレートを
骨に固着するために用いられるねじ、ワイラー、棒、ピ
ン、ステープル、ケーブルタイおよびクリツプである。
骨固定用器具の特定形状は本発明の一部ではない。本明
細書中で開示されるポリマーから調製される器具はその
形状において金属から作られるものと一般に同一の形状
を有しているが、厚さにおいては金属製器具よりも若干
大となる可能性がある。 【0006】本発明の骨固定用器具はL(−)ラクチド
から調製され、このポリマーはその固有粘度により示さ
れるように極端に高い分子量を有している。この種のポ
リマーから調製される器具は、骨を瘉合させ、そして、
その耐力能力を呈するのに十分な時間にわたる移植の
後、耐力強度を維持することになる。本発明のL(−)
ラクチドポリマーの固有粘度は4.5〜10の範囲内に
ある。通常、これらのポリマーは百万を超える重量平均
分子量を有している。しかし、これらのポリマーの分子
量を正確に決定することは困難なので、本明細書中では
ポリマーの分子量を特徴づけるより信頼性ある技法とし
て固有粘度を用いるものとする。 【0007】高固有粘度の他に、本発明の器具が作成さ
れる固体ポリマーは更に未反応モノマー含有量が低くな
ければならない。器具中の未反応モノマーの存在がポリ
マーの急速な分解と共に骨固定用器具の所要強度特性を
急速に喪失することになる。ポリマー中の未反応モノマ
ー含有量は約2%未満、そして好ましくは1%未満でな
ければならず、更に最も好ましくは0%乃至検出可能の
限界未満でなければならない。 【0008】必要とする性能を備えたポリマーを得るた
めに、重合の条件は以下に詳細に説明するように、非常
に注意深く制御せねばならない。一般に、モノマー対触
媒比率および重合反応温度は相互依存的であり、そして
所望性能を有するポリマーを生成させるために制御され
ねばならない。 【0009】本発明の吸収性の骨固定器具はL(−)ラ
クチドのポリマーである。ポリマー中の反復単位は一般
式: 【0010】 【化1】 【0011】で示される。 【0012】適切なポリマーを得るためにラクチドモノ
マーは不純物および水分を含んでいてはならない。 【0013】本発明に係る骨固定用器具は移植に先立つ
て引張り強度少なくとも500kg/cm2を有してい
る。器具が移植された後、該器具が調製されたところの
ポリマーは加水分解により分解され始め、そして身体に
よつて吸収される。ポリマーが分解すると、この器具は
その引張り強度を喪失する。利用可能であるためには、
瘉合が開始され、そして耐力要件の若干の部分を示すた
めに器具は骨に関し十分な時間にわたつてその強度を維
持せねばならない。通常、移植後8週間の移植部材の引
張り強度および剪断強度は最低100kg/cm2でな
ければならない。これらの要件に合致するためには、器
具が調製されるべきポリマーは非常に高分子量でなれけ
ばならない。分子量を示すポリマーの固有粘度は、前述
の要件を満たすためには4.5より大、好ましくは7〜
10であるべきである。固有粘度4.5〜7を有するポ
リマーは或る種の応用、たとえば指、手首およびその他
の比較的低い耐力要件の場合に使用することができる。
固有粘度4.5未満を有するポリマーは他の外科的用
途、たとえば縫合または脈管植接用部材においては受容
可能であるが、これらの粘度は必要とされる時間の長さ
にわたり、耐力強度を維持する吸収性骨固定用器具を提
供するには不十分なものである。 【0014】上記した固有粘度のポリマーを得るために
は、重合のための反応条件を臨界的に制御することが必
要である。前述したように、得られたポリマーはまた、
残留未反応モノマー含有量が非常に低いものでなければ
ならない。 【0015】残留モノマー含有量を非常に低いものとす
るに際して、得られる固体ポリマーが、重合の反応生成
物の全重量基準でモノマー含有量1%未満を有すること
が好ましい。もつとも、モノマー含有量1%〜2%でも
或る種の器具用には受容可能である。本発明の適用され
るポリマーの重合に際して用いられる触媒はこのモノマ
ーを触媒することで知られている。好ましい触媒はオク
タン酸第一すずである。しかし、本発明の適用されるポ
リマーの製造方法において、モノマー対触媒のモル比に
より測定される触媒の量は重合の反応温度の制御に関連
して調整されねばならない。一般にモノマー対触媒の比
率は1000〜300000、そして好ましい比率は1
100〜45000、また、最も好ましい比率は130
0〜20000である。重合は反応温度105°〜17
0℃に維持され、そして好ましくは105°〜155
℃、また最も好ましくは110°〜130℃に維持され
る。しかし、モノマー対触媒の比率を選択された特定の
反応温度と関連して維持することが必要である。すなわ
ち、モノマー対触媒の高比率と前記範囲の下限における
反応温度とは高レベルの未反応モノマーおよび本発明の
目的には適しないポリマーをもたらすものである。モノ
マー対触媒の高比率と高過ぎる温度は極端に低分子量の
ポリマーを生じ、これもまた本発明の骨固定用器具の製
造には適さないものである。モノマー対触媒の低比率と
上記規模の下限における温度は不均一で、熱的に不安定
なポリマーを生じ、これもまた本発明の目的には不適当
である。従つて、モノマー対触媒の比率を、重合反応が
起る特定温度に関し適切である範囲内に維持することが
必要である。 【0016】オクタン酸第一すずが好ましい触媒ではあ
るが、他の触媒、たとえばトリフツ化アンチモン、粉末
亜鉛、ジブチルすずオキシドおよび修酸第一すずもま
た、本発明の適用される高分子量ポリマーを生成するた
めに用いることができる。 【0017】本発明の適用されるポリマーは100%L
(−)ラクチドモノマーから調製するのが好ましい。し
かし、少量、すなわち10%以下の相溶性コモノマーを
L(−)ラクチドと重合させてもよい。適切なコモノマ
ーには次のようなものがある。すなわち、それらは、 β−プロピオラクチド テトラメチルグリコリド β−ブチロラクトン γ−ブチロラクトン ピバロラクトン α−ヒドロキシ酢酸 α−ヒドロキシ酪酸 α−ヒドロキシイソ酪酸 α−ヒドロキシ吉草酸 α−ヒドロキシイソ吉草酸 α−ヒドロキシカプロン酸 α−ヒドロキシイソカプロン酸 α−ヒドロキシ−α−エチル酪酸 α−ヒドロキシ−β−メチル吉草酸 α−ヒドロキシヘプタン酸 α−ヒドロキシオクタン酸 α−ヒドロキシデカン酸 α−ヒドロキシミリスチン酸 α−ヒドロキシステアリン酸 である。 【0018】ポリマーが高分子量を有するという要件に
加えて、固体ポリマーはまた、残留未反応モノマー含有
量が非常に低くなければならない。ポリマー中の未反応
モノマーの存在は、モノマーがより少量で、もしくは全
く存在しない場合よりもポリマーの更に迅速な分解を身
体内で生じさせる。固体ポリマーは、ポリマーの全重量
基準で2%未満、そして好ましくは1%未満(のモノ
マ)を含有すべきである。 【0019】モノマー対触媒比率および反応温度を制御
することの他に、ラクチドモノマー中に含有される可能
性のある幾らかの水分もまた制御する必要がある。これ
は重合を開始するのに先立つてモノマーを十分に乾燥す
ることにより行うことができる。 【0020】通常、本発明の適用されるポリマーを調製
する方法には、モノマーおよび適量の触媒を乾燥条件
下、たとえばグローブボツクス内の乾燥窒素の流れの下
でガラス反応器内に装填する工程が包含される。次にこ
のガラス反応器を15分にわたり、極端な低圧たとえば
水銀柱0.02mmに減圧する。次いで、この反応器を
再び乾燥窒素で再充填し、そして減圧を2度反復する。
フラスコ反応器の3回目の減圧を行つた後、これを封止
する。次いで、反応器の内容物を磁気的に撹拌しながら
重合は制御された温度を有する油浴内で行われる。重合
が進行すると、反応生成物の粘度は磁気撹拌機がもはや
回転し得なくなる点に達するまで、増加する。この点に
おいて、撹拌機を止め、そして反応を継続する。前述し
た特性を有するポリマーを生成するためには、通常反応
時間は50乃至120時間である。反応が完了した後、
固形ポリマーを反応容器から取出し、そしてこれを通常
の工作機械を用いて機械加工するか、あるいはポリマー
を研摩し、そして成形して移植に用いられる所望の固定
用器具を形成する。 【0021】受容可能なポリマーを生成するのに必要と
される重合反応条件は図1に示されるが、これは摂氏に
おける反応温度と、片対数目盛上のモノマー対触媒比率
×103との関係をプロツトしたものである。包囲曲線
A内の領域は、一般に吸収性骨固定用器具に適している
高固有粘度、低モノマー含有量のポリマーを生成する反
応条件である。包囲線B内の領域は好ましいポリマーを
生成する反応条件であり、そしてこれらのポリマーは最
も望ましい生体特性を有しており、また長時間にわたる
耐力特性を維持することができるものである。これらの
ポリマーは高い耐力用途、たとえば腕および脚の骨に使
用するための固定器具を製作するために利用することが
できる。 【0022】図2は重合反応条件、すなわち、摂氏温度
と、ポリマーの固有粘度を示すモノマー対触媒比率のl
og10との関係を示している。図2中の線は固有粘度の
不変数値を示す線である。図2中の固有粘度は以下の等
式により定義することができる。 【0023】固有粘度=4.45+9.18L−0.207T−1.51
L2+0.032LT 但し、Lはモノマー対触媒比率のlog10であり、Tは
摂氏における温度である。 【0024】図3は図2と同様な方法による重合反応条
件を示しているが、未反応乃至残留モノマーを表わすも
のである。図3中の線は未反応モノマーパーセントの不
変値を示している。この未反応モノマーパーセントは下
記の等式により定義することができる。 【0025】未反応モノマー=28.89−15.33L+6.29L
2+0.0026T2−0.213 但し、Lはモノマー対触媒比率のlog10であり、そし
てTは摂氏における温度である。 【0026】未反応モノマーの所望百分率および所望固
有粘度を備えたポリマーを得るために要する反応条件は
図1または図2および図3から選定することができる。 【0027】図1、図2および図3はモノマー対触媒比
率ならびに重合温度間の臨界的な関係を示すものであ
り、これは必要な特性を備える合成されたポリマーを得
るために制御されねばならない。図1において、曲線A
の境界内のモノマー対触媒比率ならびに温度は通常、人
体内の移植後所要の耐力能力を付与するポリマーを生成
する。より好ましいポリマーは曲線B内の重合温度なら
びにモノマー対触媒比率によつて調製される。これらの
ポリマーは通常より高い固有粘度を有し、そしてより長
い時間にわたり引張り強度を維持する。 【0028】図2は温度ならびにモノマー/触媒比率の
対数に対してプロツトしたポリマーの固有粘度のグラフ
である。図2中に示された線はグラフの軸上の条件にお
けるポリマーに関する不変固有粘度についての線であ
る。グラフの左上方角において生成されるポリマーは固
有粘度3.5未満であり、これに対しグラフ右方の条件
において生成されるポリマーは10%を超える残留モノ
マー含有量を有する。 【0029】図3のプロツトは各種の反応条件下で得ら
れる残留モノマーパーセントを示している。図3上の線
は残留モノマーの不変パーセントについての線である。
グラフの右方の領域では、ポリマーは10%を超える残
留モノマーを含有するものとなる。更に、図2における
ように、グラフの左上方における領域は固有粘度3.5
未満を有するポリマーを生成する条件である。 【0030】図2と図3とを比較すれば、所望の固有粘
度と低残留モノマー含有量を示すポリマーを得るための
反応条件、温度ならびにモノマー対触媒比率を選定する
ことが可能である。 【0031】以下の実施例において、ポリマーの固有粘
度はキヤノン・フエンケ粘度計No.50を用いる25℃
におけるクロロホルム中の1%溶液として測定された。 【0032】 【実施例】実施例1 ポリマーの調製 L(−)ラクチド40gを50ml容量の長首、丸底フ
ラスコ中に装入した。モノマー/触媒比率1488とな
るように、このフラスコにオクタン酸第一すず溶液(ト
ルエン中0.33M)0.56mlを添加した。磁気バー
を添加した後、フラスコを15分間にわたり0.02m
mHgの圧力に減圧し、そして乾燥窒素でバージした。
減圧とバージを反復した。フラスコは3回にわたり減圧
し、次いで気密に封止した。フラスコは油浴中に溶積
し、そして66.5時間105℃に保持した。最初の
2、3時間の間、フラスコの内容物を磁石で撹拌した。
66.5時間の最後において、フラスコを放冷し、そし
てこれを破壊した。固形ポリマーを回収し、そして真空
下に貯蔵した。このポリマーの固有粘度は5.06と測
定された。 【0033】実施例2 ポリマーの調製 重合に用いるL(−)ラクチドの量が373gであつた
こととモノマー/触媒比率が1413であつたこと以外
は実施例1の方法を利用した。重合温度を105℃に維
持し、そして重合時間は69.5時間であつた。得られ
たポリマーは固有粘度5.26および極限粘度5.50で
あつた。 【0034】実施例3 この実施例はモノマー/触媒比率を変動させることによ
りポリL(−)ラクチドの固有粘度がどのように影響を
受けるかを示すものである。実施例1の手順を用いた
が、L(−)ラクチドの量は全てのバツチにおいて30
0gとした。モノマー/触媒比率ならびに重合温度は、
最終生成物ポリマーの固有粘度および該ポリマー中の未
反応モノマーの百分率と共に第I表中にまとめた。 【0035】第 I 表 ポリマー モノマー/触媒比率 反応温度℃ 固有粘度 未反応モノマー% A 18275 105 0.30 65.8 B 12400 110 2.89 <1 C 11267 105 1.63 5.7 D 5208 105 9.70 3.1 E 1302 105 6.51 0 F 1413 105 5.26 - - G 1488 105 5.06 - - H 1488 105-168 3.49 - - I 1240 110-160 2.24 0 J 1127 110-230 2.15 0実施例4 この実施例はL(−)ラクチドを、より高い温度ならび
に高および低モノマー/触媒比率で重合させる効果を示
すものである。 【0036】L(−)ラクチドの重合に用いた手順は、
モノマー/触媒比率、反応温度および反応時間を除いて
実施例1におけるのと同一である。用いたラクチドの量
は各バツチごとに300gであつた。それらの結果は第
II表中にまとめた。 【0037】第 II 表 モノマー/ 反応時間 反応温度 固有 未反応 ポリマー 触媒比率 時間 ℃ 粘度 モノマー% K 548246 258 107-210 2.96 18.3 L 289352 90 150 4.66 15.0 M 274123 194 105-187 4.18 17.7 N 260417 93 163-170 4.73 0.1-10.0 O 28935 90 150 5.67 1.1 P 26042 41 160-181 3.60 1.2 Q 2604 18 155-167 2.74 0実施例5 本実施例は37.8℃における「バツフアー7」中の実
施例2によるポリマーについての剪断強度減少の速度を
示している。試験片は、このポリマーからピン、すなわ
ち長さ15mmおよび直径3〜4mmの形状で調製し
た。結果は第III表中に示す。 【0038】第 III 表 時間の函数としての剪断強度および硬度 試験溶液 直径 剪断強度 剪断強度 針入度0.01における 中の期間 (インチ) (ポンド) (psi) 硬度 (ポンド) 乾燥 0.196 131.0 4342 27.5 1ケ月 0.195 55.9 1872 27.6 2ケ月 0.200 12.1 385 37.0 3ケ月 0.198 6.7 212 13.6実施例6 本実施例は各種のモノマー/触媒比率、反応温度および
反応時間についての一連の重合から得られた結果を示し
ている。第IV表中に同定される若干のポリマーは第I
表および第II表中にもまた報告されている。第IV表
から得られたデータは図1、図2および図3上にプロツ
トされて、本発明に係る高分子量ポリマーを生成するの
に要する条件を例示するものである。 【0039】第 IV 表 ポリマー合成の変動要因 ポリマー モル比 反応温度 反応時間 固有 ポリマー中の No. モノマー/触媒 ℃ (時間) 粘度 残存モノマー% 1 12400 110-160 51 2.8 0 2 1240 110-160 51 2.2 0 3 11267 105 91 1.6 6.0 4 18275 104-105 118 0.3 66.0 5 27412 105-183 75 4.6 0 6 26042 160-181 41 3.6 1.2 7 2604 155-167 18 2.7 0 8 260417 163-170 93 4.7 10.0 9 28935 150 90 5.7 1.0 10 289352 150 90 4.7 15.0 11 5208 105 66 9.7 4.4 12 1302 105 66 6.5 1.5 13 4963 110 74 9.0 1.9 14 5708 150 74 4.5 0.6 15 5631 110 67 8.4 3.0 16 5631 150 67 3.7 0.2 17 11905 110-120 42 8.6 1.6 18 5952 116-120 42 8.0 1.7 19 2815 110 65 8.3 5.0 20 28153 120 74 0.6 64.0 21 5631 130 69 7.4 0.7 22 5631 120 69 7.2 1.0 23 27412 130 46 7.6 7.3 24 13706 120 46 8.9 1.9 25 2637 105-110 76 7.4 7.0 26 1319 105-110 76 7.0 1.7 27 2815 115 52 6.8 0.7 28 1408 110 52 6.5 0.6 29 1447 137-139 64 3.1 0 30 4452 137-139 64 4.5 0 31 22645 137-139 64 6.5 0 32 86806 137-139 64 6.7 11.4 33 236742 137-139 64 5.6 17.1 34 1353 115 64.5 5.0 0 35 2706 115 64.5 6.1 0.6 36 20833 115 64.5 7.4 2.1 37 86806 115 64.5 5.9 28.0 38 236742 115 64.5 0.02 98.0実施例7 本実施例は経時的なポリマーの試験管内分解に対する未
反応モノマー存在の影響を示している。第IV表中に同
定されるポリマーの試料は37℃で「バツフアー7」溶
液中に配置した。これらの試料は長さ20mm、幅3m
mおよび厚さ1mmの矩形ブロツクであつた。これらの
試料を種々の時間において取出し、そして剪断強度を測
定した。これらの結果はポリマー中の未反応モノマーの
存在がポリマーの強度を、ポリマー中に未反応モノマー
が存在しない場合に比べて、より早い速度で喪失させる
ことを示している。 【0040】第 V 表 試験管内剪断強度対時間 剪断強度(kg/cm2) 37℃における「バツフアー7」 ポリマーNo. 中の時間(週) 5 11 8 0 674 659 530 1 579 375 341 2 494 215 197 3 387 133 115 4 356 104 64 6 336 79 49 8 205 57 42 10 209 45 23 12 195 58 42 16 160 44 28 20 133 25 19 24 134 39 18 未反応モノマー% 0 4.4 10 第V表中のデータは図5中に示されている。 【0041】実施例8 本実施例は、時間に関する、第IV表中に同定された或
る種のポリマーの試験管内引張り強度に対する分子量の
影響を示すものである。各ポリマーから成る試料を37
℃の「バツフアー7」溶液中に配置した。試料は長さ2
0mm、幅3mmおよび厚さ1mmの矩形ブロツクであ
つた。これらの試料を種々の時間において取出し、そし
て剪断強度を測定した。第IV表中の結果は、8週間の
試料管内における適切な引張り強度をポリマーに持たせ
るためには高分子量が必要であることを示している。 【0042】第 VI 表 試験管内引張り強度 引張り強度(kg/cm2) 37℃における「バツフアー7」 ポリマーNo. 中の浸漬期間(週) 21 16 14 0 582 288 261 1 553 - - - - 2 519 243 245 3 487 - - - - 4 424 212 170 6 348 149 153 8 271 162 92 10 139 48 51 12 95 36 23 16 66 21 - - 固有粘度 7.4 3.7 4.5実施例9 第IV表よりの2種類のポリマー21および16から成
る試料をラツトの背筋中に移植し、そして種々の時間後
に取り出して引張り強度について試験した。それらの結
果を第VII表中に示す。 【0043】第 VII 表 生体内引張り強度 引張り強度(kg/cm2) ポリマーNo. 移植期間(週) 21 16 0 582 288 2 522 - - 4 - - 92 6 304 92 8 224 48 12 182 * 16 45 ** 固有粘度 7.4 3.7 * 試料は取扱い中に破損した ** 外植した際に試料は破損した。 【0044】実施例8および9の表中のデータは図4中
にプロツトしてある。ポリマー2の生体内および試験管
内引張り強度は類似であり、そしてそれらは図4中に単
一の線として示されている。図4中の線16Tはポリマ
ー16の試験管内引張り強度のプロツトであり、一方線
16Vはポリマー16の生体内引張り強度のプロツトで
ある。ポリマー16は、試験管内テストの線16Tにお
いては所要の保有引張り強度を有しているように見える
が、生体内テストの線16TVの結果によれば、明らか
に受入れ不能である。 【0045】実施例10 第IV表中のポリマー9、5および2から成る試料を、
長さ20mm、幅3mmおよび厚さ1mmの矩形状で試
験管内および生体内剪断強度について試験した。試験管
内テストに際しては、試料を37℃で「バツフアー7」
中に配置し、そして種々の時間経過後、個別に試料を取
り出して剪断強度について試験した。生体内試験に際し
ては、試料をラツトの背筋内に移植し、取出し、そして
剪断強度について試験した。生体内テストの結果は図6
に示し、一方試験管内テストの結果を図7に示す。 【0046】上述の各実施例は、体内で機能するのに必
要な強度を備えた骨固定用器具を製作し得るポリマーを
生成するには重合条件の制御が必要であることを示して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は包囲領域内で適切なポリマーを生成する
反応条件を示すモノマー対触媒比率と重合温度との関係
を表わす片対数グラフ図。 【図2】図2は異なつた反応条件下で生成されたポリマ
ーの固有粘度をプロツトしたグラフ図。 【図3】図3は異なつた反応条件下で生成されたポリマ
ーのモノマー含有量をプロツトしたグラフ図。 【図4】図4は各種のラクチドポリマーの経時的な引張
り強度の喪失をプロツトしたグラフ図。 【図5】図5は各種のラクチドポリマーの経時的な剪断
強度の喪失をプロツトしたグラフ図。 【図6】図6は各種のラクチドポリマーの経時的な剪断
強度の喪失をプロツトしたグラフ図であつて、生体内の
結果を示すものである。 【図7】図7は各種のラクチドポリマーの経時的な剪断
強度の喪失をプロツトしたグラフ図であつて、試験管内
の結果を示すものである。
反応条件を示すモノマー対触媒比率と重合温度との関係
を表わす片対数グラフ図。 【図2】図2は異なつた反応条件下で生成されたポリマ
ーの固有粘度をプロツトしたグラフ図。 【図3】図3は異なつた反応条件下で生成されたポリマ
ーのモノマー含有量をプロツトしたグラフ図。 【図4】図4は各種のラクチドポリマーの経時的な引張
り強度の喪失をプロツトしたグラフ図。 【図5】図5は各種のラクチドポリマーの経時的な剪断
強度の喪失をプロツトしたグラフ図。 【図6】図6は各種のラクチドポリマーの経時的な剪断
強度の喪失をプロツトしたグラフ図であつて、生体内の
結果を示すものである。 【図7】図7は各種のラクチドポリマーの経時的な剪断
強度の喪失をプロツトしたグラフ図であつて、試験管内
の結果を示すものである。
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フロントページの続き
(56)参考文献 Macromolecular Ch
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ume5,30−41,1981年4月15日、H
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第5〜10頁、高分子刊行会 Polym
er,1982,Vol.23,10月号、1587
〜1593頁
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
A61L 25/00
A61L 27/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.クロロホルム中の固有粘度4.5乃至10を有し、
また未反応ラクチドモノマー2%未満を含有するポリL
(−)ラクチドポリマーから調製され、そして動物体内
に移植後、8週間にわたり少なくとも100Kg/cm
2の引張り強度を維持し得ることを特徴とする骨固定用
器具。
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