JP2786887B2 - 圧力反応器に使用する方法及び装置 - Google Patents

圧力反応器に使用する方法及び装置

Info

Publication number
JP2786887B2
JP2786887B2 JP1126551A JP12655189A JP2786887B2 JP 2786887 B2 JP2786887 B2 JP 2786887B2 JP 1126551 A JP1126551 A JP 1126551A JP 12655189 A JP12655189 A JP 12655189A JP 2786887 B2 JP2786887 B2 JP 2786887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
central
tube
discharge end
conical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1126551A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0271007A (ja
Inventor
チャールズ・ダブリュー・リップ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DESUTETSUKU ENAJII Inc
Original Assignee
DESUTETSUKU ENAJII Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DESUTETSUKU ENAJII Inc filed Critical DESUTETSUKU ENAJII Inc
Publication of JPH0271007A publication Critical patent/JPH0271007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2786887B2 publication Critical patent/JP2786887B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10JPRODUCTION OF PRODUCER GAS, WATER-GAS, SYNTHESIS GAS FROM SOLID CARBONACEOUS MATERIAL, OR MIXTURES CONTAINING THESE GASES; CARBURETTING AIR OR OTHER GASES
    • C10J3/00Production of combustible gases containing carbon monoxide from solid carbonaceous fuels
    • C10J3/02Fixed-bed gasification of lump fuel
    • C10J3/20Apparatus; Plants
    • C10J3/30Fuel charging devices
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10JPRODUCTION OF PRODUCER GAS, WATER-GAS, SYNTHESIS GAS FROM SOLID CARBONACEOUS MATERIAL, OR MIXTURES CONTAINING THESE GASES; CARBURETTING AIR OR OTHER GASES
    • C10J3/00Production of combustible gases containing carbon monoxide from solid carbonaceous fuels
    • C10J3/46Gasification of granular or pulverulent flues in suspension
    • C10J3/48Apparatus; Plants
    • C10J3/50Fuel charging devices
    • C10J3/506Fuel charging devices for entrained flow gasifiers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10JPRODUCTION OF PRODUCER GAS, WATER-GAS, SYNTHESIS GAS FROM SOLID CARBONACEOUS MATERIAL, OR MIXTURES CONTAINING THESE GASES; CARBURETTING AIR OR OTHER GASES
    • C10J3/00Production of combustible gases containing carbon monoxide from solid carbonaceous fuels
    • C10J3/46Gasification of granular or pulverulent flues in suspension
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10JPRODUCTION OF PRODUCER GAS, WATER-GAS, SYNTHESIS GAS FROM SOLID CARBONACEOUS MATERIAL, OR MIXTURES CONTAINING THESE GASES; CARBURETTING AIR OR OTHER GASES
    • C10J2300/00Details of gasification processes
    • C10J2300/09Details of the feed, e.g. feeding of spent catalyst, inert gas or halogens
    • C10J2300/0953Gasifying agents
    • C10J2300/0959Oxygen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10JPRODUCTION OF PRODUCER GAS, WATER-GAS, SYNTHESIS GAS FROM SOLID CARBONACEOUS MATERIAL, OR MIXTURES CONTAINING THESE GASES; CARBURETTING AIR OR OTHER GASES
    • C10J2300/00Details of gasification processes
    • C10J2300/12Heating the gasifier
    • C10J2300/1223Heating the gasifier by burners
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S48/00Gas: heating and illuminating
    • Y10S48/07Slurry

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Gas Burners (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は流動性送給体(fluid feeds)を圧力容器へ
送ることのできる装置に関するものである。本発明のも
っと特定的な特徴の一つにおいては、問題の方法と装置
はH2やCOを含むガス状製品、たとえば合成ガス,還元
性ガス及び燃料ガスを、炭素質スラリー(carbonaceous
slurries)の高圧部分酸化(high pressure partial o
xidation)によって製造することに係わる。
(従来の技術) 炭素質スラリーの加圧部分酸化に供される方法と装置
はともにこの技術分野ではよく知られている。たとえば
U.S.Pat.No.4,113,445;No.4,353,712;及びNo.4,443,230
を参照されたい。多くの場合、炭素質スラリ及び酸素含
有ガスは、ふつう温度2500゜F(1370℃)の反応域に送ら
れる。反応器(reactor)の温度をそのような値まで上
げるのは少なくとも二つの方法でなされる。このうちの
一つでは、簡単な予熱バーナが非気密状態で反応器のバ
ーナ口に付される。この予熱バーナへは、反応器を2000
〜2500゜F(1090〜1370℃)に、反応器の耐火材をいため
ない様な速度で加熱できるような炎を発生させるべく、
たとえばメタンのような燃料ガスが送り込まれる。ふつ
うこの加熱速度は40〜80゜F/hr(22〜44℃/hr)である。
この予熱段階では、反応域は大気圧或いはそれより若干
低くされる。大気圧より低い圧力とするのが望ましい
が、それは、予熱器と反応器の間の非気密結合を通して
空気が入り込むからであり、この空気は燃料ガスを燃焼
させるように働くからである。予熱温度が望ましいもの
になった後、予熱バーナは反応器から除かれ、そして処
理バーナ(process burner)に取り替えられる。この交
換は出来るだけ迅速に行う必要がある。なぜなら反応域
が交換中に冷えてしまうからである。温度が1800゜F(98
2℃)迄下ってしまうのは異常である。もし反応域の温
度がまだ許容される温度域にあるなら、炭素質スラリー
と酸素含有ガスは、温度調節材(temperature moderato
r)を使用し又は使用しないでスラリーが部分酸化され
るよう、処理バーナへ送給される。反応器の耐火材が熱
衝撃で破損することがあるので、反応域温度を急激に上
げない様、処理バーナの取扱いには注意すべきである。
もし反応域温度が許容温度範囲より低いなら、予熱し
なおす必要がある。その様な場合、時間が失われ、そし
て余計な労賃も必要になる。
反応域温度を望ましい範囲内にするための、二つの方
法のうちのもう一方では、予熱用ならびに処理用バーナ
として作動し得る二重用途用バーナ(dual purpose bur
ner)が要求される;たとえば、U.S.Pat.No.4,353,712
に開示されたバーナを参照されたい。この種のバーナは
炭素質スラリー,酸素含有ガス,燃料ガス及び/又は温
度調節材を選択的に及び同時に送給する複数の管路を備
えている。バーナで反応器を予熱する場合、完全燃焼が
なされるように、バーナで酸素含有ガスと燃料ガスとを
適当な割合で送給する必要がある。反応域の温度が望ま
しい範囲に入った後、燃料ガスは炭素質スラリーと完全
に置換されるか、スラリーと同時に送給される。同時送
給とする場合、ふつう部分的にのみ酸化されるよう、燃
料ガスは少な目に送られる。同時送給はふつう、最初炭
素質スラリーを反応器に送給しておき、そして反応域の
温度を、操作条件が炭素質スラリー/酸素含有ガス送給
状態において平衡なものとなるまで保持した状態で行
う。二重用途用処理バーナの使用においては、操業時間
や予熱バーナ/処理バーナ法におけるような無駄もな
く、それ自身の欠点もない。二重用途バーナを用いると
き、両予熱条件、即ち「大気圧−完全燃焼条件」及び
「高圧部分酸化条件」下で火炎を安定に保つのは困難で
あり、操業の信頼性が乏しくなる。
合成ガス工業分野である者は、予熱バーナと処理バー
ナとを用いることとし、処理バーナは炭素質スラリー,
酸素含有ガス,燃料ガス及び/又は温度調節材を選んで
同時送給できるようなものとすることを提案した。この
組合せは操業時間の無駄と、予熱バーナを処理バーナに
置き替える際の労務費の必要性をまだ残しているとはい
え、処理バーナでの“選択的な同時送給”(selective
contemporananeous feed)性は前に議論した反応容器の
耐火材への熱衝撃の減少のために寄与する。熱衝撃の減
少は、予熱バーナを除いたのち反応域温度をそのさめた
時の温度から望む温度までもっていくことで達成できる
が、それは最初は酸素と燃料ガスを送給しておき、徐々
に燃料ガスを炭素質スラリーに置き替えて行くことで行
われる。炭素質スラリーの送給を緩慢に徐々に増してい
くことで、加熱し、蒸発させるべきスラリー液を少量に
でき、反応器の温度低下は最小限とすることができる。
さらに、炭素質スラリーの送給の初期においては、燃料
ガスの連続送給により反応器に熱が付加されることにな
る。燃料ガスは部分酸化条件で燃焼するので、ガス生成
物におけるO2の混入は殆んどない。
たった今述べた方法で用いられる処理バーナにより、
反応器に効果的な方法で酸素含有ガス,炭素質スラリー
に燃料ガスの両方を供給してやれる筈である。効果的た
らしめるには、炭素質スラリーを酸素含有ガスに均一で
しかもきわめてよい霧状(highly atomized state)で
(たとえば最大液滴サイズ1000ミウロン未満で)分散さ
せてやる必要がある。均一な分散と霧化(atomizatio
n)により、燃焼が妥当なものになり、反応域に熱点の
できるのが避けられる。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は以上に鑑み、3種又はそれ以上の流体
送給流(fluid feed streams)を反応域に選択的かつ同
時に送給するとともに、炭素質スラリーを酸素含有ガス
中へ霧化し、均一分散させることのできる処理バーナを
提供することにある。
本発明は、合成ガス・燃料ガス又は還元性ガスを、ふ
つう圧力を15〜3500psig(0.1〜24MPaゲージ圧)に、温
度を1700〜3500゜F(925〜1925℃)にした容器中で炭素
質スラリーを部分酸化させて製造するのに用いる新規の
改善された方法に関するものである。このようなバーナ
構造の改善により、炭素質スラリーと酸素含有ガスをこ
れらのものを送出するための改善型バーナへ導くための
改良燃焼法が提供される。
本発明は、 (a) 開放放出端を有し、円筒状通路を定め、そして
その放出端の上流で流体供給口を有することを除いて、
その上流端で閉じられている中央管、 (b) 前記中央管の長さの少なくとも一部分を囲み、
そしてその中央管と同軸であり、その中央管の中央通路
と同心円であるその環状通路を定める中間管、その環状
通路は開口放出端と、流体送給口を除いて閉じられた上
流端とを有し、環状通路の放出端は中央通路の放出端と
実質的に同じ面にあるものとする; (c) 前記中間管と同軸にあり、そしてその中間管の
長さの少なくとも一部を取囲み、その中央管通路と流体
連絡しており、そしてその中央通路及び管状通路の放出
端の下流の点の方に収れんしている円錐台通路を定める
ため前記中央管の長さの一部分を定める円錐台導管、お
よび; (d) 中央、中間及び円錐通路と共軸にあり、それら
の通路と流体連絡し、そしてそれらの通路から下流に位
置する共軸の加速管の通路を定め、そしてその加速管の
通路は、円錐状通路の頂部と結合している加速管、その
加速管の通路は中央、中間及び円錐状管の放出端におい
てそれらの流路断面積の和より小さい断面積を有し、使
用中その中央及び円錐台通路の流体の70〜95重量%が前
記円錐台通路を通る、 を含むプロセスバーナーに関する。
中央管は図面では23で示される。中央管は図面では1
6、19及び28で示される。円錐台導管は図面では22及び2
6で示される。中央管には酸素含有ガスが通り、中間管
には炭素質スラリが通る。
処理バーナ内には同心円的に半径方向に広がった流れ
が形成される。形成された流れは、第一の速度を有する
中央の円柱状酸素含有ガス流、第二の速度を有する環状
炭素質スラリー流及び第三の速度を有する裁頭円錐状
(frusto-conical)酸素含有ガスを含む。中央の円柱状
酸素含有ガス流と環状炭素質スラリー流とは実質的に共
通の送出面(discharge ends)を有し、又裁頭円錐状酸
素含有ガス流はその送出面で中央の円筒状酸素含有ガス
流及び環状炭素質スラリー流と合流(収束)する。中央
の円柱状酸素含有ガス流と裁頭円錐状酸素含有ガス流の
速度は環状炭素質スラリ流の速度より大きい。二つの酸
素含有ガス流は75ft/sec(23m/s)から殆んど音速の速
度を有し、又炭素質スラリーのそれは1ft/sec(0.3m/
s)から50ft/sec(15m/s)の速度を有することが望まし
い。流速がかけ離れ、裁頭円錐状酸素含有ガス流が他の
二つの流れと合流すると炭素質スラリー流は乱される。
この乱れは二つの結果を招く。即ち、炭素質スラリーは
最初に霧化し、この“最初に霧化した炭素質スラリーと
酸素含有ガスとの「第一番目の」均一な散乱(体)(di
spersion)”が形成される。第一番目の散乱(体)は加
速域において加速され、最初に霧化した炭素質スラリー
がさらに霧化して「第二番目の散乱体」が形成される。
加速域は前述の流れの下流点から操業バーナからの送出
点まで及んでいる。流れの加速域の断面積は、複数の気
流の送出端におけるものより小さい。高度に霧化した炭
素質スラリーを含む第二番目の分散(体)はそこで加速
域から反応域へ放たれる。
加速域における第一番目の分散体の加速は、加速域の
送出端(出口)付近の、処理バーナの外側で測られた圧
力P2より大きい圧力P1を加速域の上流端付近に与える
ことによってなされる。P1とP2との差は望ましくは10
〜1500psi(0.07〜10.3MPa)にされる。流量が一定とす
ると、流体力学にもとづき、第一番目の分散(体)は加
速域を通過するにつれて加速されよう。また、第一番目
の分散(体)の酸素含有ガスの部分は、最初の霧化で形
成された炭素質スラリー粒子群よりも迅速に加速されよ
う。この速度差により炭素質スラリー粒子群はさらに剪
断され、粒子群の霧化が促進する。加速域の形状は円柱
状とするのが望ましい;しかし他の形状であってもよ
い。加速域の寸法は第一番目の分散(体)の加速域にお
ける滞留時間によって決められる。したがって、少なく
ともある程度は、そこでさらに霧化する度合を知ること
ができる。望ましく霧化することのできる加速域の形状
と寸法は、たとえば以下のことと関係がある;P1とP2
差、炭素質スラリーの粘度、炭素質スラリと酸素含有ガ
スの温度、温度調節剤の有無、及び炭素質スラリーと酸
素含有ガスの相対量。これら多くの条件については、加
速域の形状と寸法を実験的に決定することが必要であ
る。本発明の改良処理バーナは、それにより炭素質スラ
リーと酸素含有ガスとが、時には温度調節材も反応域に
送られる容器へ取り付けられるものである。このバーナ
はまた反応域にメタンのような燃料ガスも送給する。こ
のバーナはこれら流体のいずれをも選択的かつ同時に取
扱うことができる。
この独得な形状により、本発明の処理バーナは反応域
に炭素質スラリーを高度に霧化した形態、たとえば炭素
質スラリーの液滴の「体積平均サイズ」(volume media
n droplet size)値100〜600ミクロンにて送ることがで
きる。炭素質スラリーは高度に霧化するだけではなく、
それは又スラリーとガスが反応域に導かれるとき酸素含
有ガス中に均一に分散する。このような霧化と分散の均
一性を保証することで、良好できわめて均一な燃焼が反
応域にて達成される。従来の、炭素含有スラリーと酸素
含有ガスとの霧化又は分散が行われにくい操業バーナで
は不均一な燃焼,熱点及び、たとえばCやCO2のような
望ましくないものが生成するのを経験する。ノズルの内
側で均一な分散と霧化を起させることも又、本発明の重
要な特徴の一つである。ノズルの内部で分散と霧化を実
質的に行わせると、炭素質スラリーの霧化の度合を、そ
れが反応器で燃焼する前に正確に調整することができ
る。霧化を殆んど−全部ではないにせよ−反応域内で行
わせようとした従来のノズルでは、霧化を進めようとす
ると、霧化がある領域、即ち霧化規準(atomization st
andards)によって限定されない反応域に集中してしま
うので、粒子サイズを制御するのは困難であった。又、
反応域における霧化過程は炭素質スラリーと酸素含有ガ
スの燃焼につき、経時的(time-wise)にも完全でなけ
ればならない。
本発明の処理バーナの望ましい特徴の一つは、その外
側にある反応域に燃料ガスを供給することである。この
燃料ガス流は処理バーナから反応域に送出されるが、こ
の送出は下流に延びる加速域の長手軸と交差する線に沿
って行われる。この線に沿って行われる送出の利益の一
つは燃料ガス炎がバーナ面から隔っていることである。
というのは、もし燃料ガス炎がバーナ面に近ければバー
ナが損傷することもあるからである。もし酸素含有ガス
のO2含有量が50パーセントのように高いと、高酸素雰
囲気下での火炎伝播速度は殆んどの燃料ガスの場合非常
に急速であるので、燃料ガスを処理バーナ内部から導く
のは決して得策とはいえない。なぜならそのようにする
とふつう火炎がバーナに逆火してバーナをひどく損傷す
るからである。
炭素質スラリーを酸素含有ガス中へ均一に分散させる
ため、本発明の一つの実施態様では、第一の速度で裁頭
円錐状酸素含有ガス流を生ずる構造を有する処理バーナ
で特徴づけられるものとした。さらにバーナは円柱状で
第二の速度を有する炭素質スラリー流を与える構造にな
っている。円柱状の流れは裁頭円錐状酸素含有ガス流の
内面と交差するものである。交差角は望ましくは15°〜
75°とされる。裁頭円錐流は75ft/sec(23m/s)から音
速とするのが望ましく、1〜50ft/sec(15m/s)の速度
を望ましいものとする炭素質スラリーの速度より大きく
なければならない。本発明の処理ノズルにより与えられ
る実質的に均一な分散は、円柱形炭素質スラリー流を裁
頭円錐状の酸素含有ガス流と交差させ、又二つの流れの
速度を違うものとすることによって得られる。本発明の
操業バーナはこの理論に限られるものではないが、裁頭
円錐流は円柱状スラリー流を剪断し、少なくともその一
部を霧化する。
本発明のもう一つの実施態様では、操業バーナは、中
央の円柱状酸素含有ガス流,環状スラリー流及び裁頭円
錐状酸素含有ガス流を備えた構造を有する。これらの流
れは互いに同心円的かつ放射状に配置されており、中央
のガス流は環状炭素質スラリー流の中におかれ、環状炭
素質スラリー流は裁頭円錐状酸素含有ガス流と15〜75°
の角度で交差するようにされる。酸素含有ガス流は75ft
/sec(23m/s)から音速に、そして最小速度を1ft/sec
(0.3m/s)とするスラリー流よりも大きくされる。酸素
含有ガス中の炭素質スラリーの実質的に均一な分散は、
上記流れの配置と速度差によって得られる。裁頭円錐状
酸素含有ガス流と中央の円柱状のそれとはいずれも環状
スラリー流を剪断し、スラリー流を分散せしめそして
“最初の霧化”を起こさせる。この分散と最初の霧化の
後、スラリーとガスの分散体は加速域を通過せしめられ
る。前記第一番目の実施態様と同様、加速域は下流の中
空円筒管にて与えられるが、この管の長手断面において
は、孔の内壁が裁頭円錐管の先端になだらかな曲線で収
束していく。本実施態様においては、上記中空円筒管の
断面積は円環状炭素質スラリー流と中央の円柱状酸素含
有流と裁頭円錐状酸素含有流の断面積を組み合わせたも
のより小さい。この中空円筒管の操作と寸法規準は前記
第一番目の操業バーナに係る実施態様のそれと同じであ
る。
本発明の処理バーナの他の望ましい実施態様では、流
体−特に炭素質スラリー−の流れを均一にするため広が
った上部断面の環状路を備え、流体の流れの大きい領域
で起こる過剰摩耗を防止する。本発明では、中央管と中
間管との間の「環」によって形成される環状路が備えら
れるが、この環状路は細長い上部ならびに下部断面を有
し、上部断面は下部断面より大きな環状断面積を有す
る。この環状路上端は流体送給口を除いて閉じられてい
る。そしてこの送給口は、中央管が中間管を貫いている
ため長手軸から偏っている。この偏りのため、環状路又
は裁頭円錐路又は加速管路において、流体流量が大きく
摩耗しやすい部分が出てくる可能性がある。この過剰摩
耗を防ぐため、環状路の広い上部断面に分配室が形成さ
れる。分配室は流体送給口のそばに邪魔板(baffle pla
te)又は混合板(mixing plate)を内蔵し、そしてその
下部で実質的に全ての流体送給物を軸流(axial flow)
から実質的に環を取りまく放射状流(radial flow)に
変える。この軸流により、本発明の処理バーナの環状路
の下部断面及び他の下流部分での流れの均一化と摩耗の
減少が計られる。
本発明の最も望ましい操業バーナは、「徐々に収束し
ていく(smoothly converging)加速管壁」及び「混合
板」又は「邪魔板」を有する分配室のいずれをも特徴と
する。この操業バーナは、第一番目の操業バーナの実施
態様と同様、反応域において炭素質スラリー/酸素含有
ガスの分散が行われるように、反応域に燃料ガスを供給
する。この燃料ガスの分散は操業バーナの外部で行われ
る。
本発明の操業バーナが特に有用な触媒を使用しない部
分酸化法では、耐火材で内張りした容器で与えられる反
応域にて原料ガス(raw gas)の流れが生ずる。操業バ
ーナは容器のバーナ口に臨時に又は恒久的に取り付けら
れる。恒久的な取り付けは、容器に予熱ヒータが付加的
かつ恒久的に取り付けられるときに有用である。この場
合予熱バーナは、反応域が初期温度まで達するよう点火
され、そして消される。予熱バーナが消された後、本発
明の操業バーナが用いられる。操業バーナの臨時的な取
り付けは、初期加熱後予熱バーナが除かれ、そして操業
バーナで置き換えられるような時に行われる。
前述した様に、合成ガスの製造においては、燃料ガス
又は還元性ガスは、炭素質スラリーの部分酸化により、
ふつうは温度が1700〜3500゜F(925〜1925℃)に、圧力
が15〜3500psig(0.1〜24MPaゲージ圧)にされた反応域
にて生成する。典型的な部分酸化ガス発生器はU.S.pate
nt No.2,809,104に記されている。製造されるガス流は
殆んどの場合、水素と一酸化炭素及び次のうちの一種以
上を含む:CO2,H2O,N2,Ar,CH4,H2S及びCOS。原料ガス流
は、用いられる燃料により及び操作条件により、粒子状
の炭素のススや片状物(flash)やスラグなどを含むこ
とがある。部分酸化でつくられ、原料ガス流に引き込ま
れないスラグは容器の底に向い、連続的に除去される。
ここで用いられる「炭素質スラリー」という語は、圧
送でき(pumpable)、ふつう40〜80パーセントの固形分
(solids)を含み、後で述べる本発明の操作ノズルの管
路を経過できるものを指すものとする。このスラリーは
ふつう液体担体(liquid carrier)と固体炭素質燃料よ
り成る。水は望ましい担体である。担体として有用な液
体炭水化物材料は次の材料で実験された:液化石油ガ
ス,石油蒸留物(petroleum distillates)と残渣,ガ
ソリン,ナフサ,ケロシン,原油(crude petroleu
m),アスファルト,ガス油(gas oil),残留油(resi
dual oil),タール,砂れき油(sand oil),頁岩油
(shale oil),石油抽出油(coal-derived oil),コ
ールタール,流体の触媒分解処理からのサイクルガス
油,コークス又はガス油のフルフラール抽出物(furfur
al extract),メタノール,エタノール,その他のアル
コール,オキソ及びオキシル(oxo,oxyl)合成からの副
産物としての各種酸素含有液体炭化水素及びその混合
物,及びベンゼン,トルエン,キシレンなどの芳香性炭
化水素。他の液体担体は液体二酸化炭素である。二酸化
炭素を液体状態にしておくために、それはその時の圧力
に応じて−67〜100゜F(55〜38℃)で操業バーナへ導入
される。液体CO2を用いる場合、液体スラリーに40〜70
重量パーセントの固体炭素質燃料を含ませると一番良い
ことが報告されている。
固体の炭素質燃料は通常、石炭,石炭からのコーク
ス,石炭からのチャー(char),石炭液化時の残渣,石
油コークス(petroleum coke),石油頁岩からの固形物
中の粒状の炭素スス(carbon soot),タール砂及びピ
ッチを含む。使用し得る石炭の種類は、無煙炭,瀝青
炭,亜瀝青炭及び褐炭が使用できるので、ふつうは限定
されない。他の固体炭素質燃料はたとえば、生ゴミ片,
脱水衛生汚物など、あるいはアスファルト,ゴム,ゴム
状材料(ゴム製自動車タイヤを含む)などである。前述
のとおり、本発明の操業バーナで用いられる炭素質スラ
リは圧送でき、設計にもとづく操業バーナ管路を通過可
能なものである。この端において、スラリーの固体炭素
質燃料組成は粉砕され、実質的に全ての材料がASTM E11
-70Cふるい設計規格140mm(選択No.14)を通過し、少な
くとも80%がASTM E11-70Cふるい設計規格425mm(選択N
o.40)を通過する様にされる。ふるいの通過性は0〜40
重量パーセントの湿度を有する固体炭素質燃料を用いて
測定される。
本発明の操業バーナで用いられるガスは空気であって
も、酸素富化空気であってもよい。即ち20モルパーセン
トを越える酸素を含む空気でも、実質的に純粋な酸素で
もよい。
前に述べた様に、本操業バーナでは温度調節材を用い
ることもできる。この温度調節材はふつう、炭素質スラ
リー流及び/又は酸素含有ガス流に添加して用いる。適
当な温度調節材の例は水,蒸気,CO2,N2及び上記した部
分酸化法で生成したガスの循環部分である。
本操業バーナの外で発生させる燃料ガスにはメタン,
エタン,プロパン,ブタン,合成ガス,水素及び天然ガ
スなどが含まれる。
(実施例) 本発明の処理バーナの高度な分散及び霧化特性、なら
びにこのバーナを満足に使用するための条件とバーナ製
造時の経済性は、本発明の望ましい実施態様に関する以
下の記述を、部品毎に数字を付した添付図面と照合する
ことによりさらによく理解できよう。
第1図は本発明の処理バーナの縦断面図である。
第2図は第1図の線2−2に沿った断面図である。
第3図は環状路における分配室の部分断面図である。
第4図は第3図に示した分配室の線4−4に沿った断
面図である。
第5図は第3図に示した分配室を底部から見た図であ
る。
第1,2図において、数字10により大体示される本発明
の処理バーナが見られる。処理バーナ10は、部分酸化合
成ガス反応器において用いられる、下流側に貫通した下
流端を備えている。処理バーナ10の位置は、反応器の頂
部又は側部とすべきであるが、それは反応器の形状次第
である。処理バーナ10は恒久的に又は一時的に設置され
る。それは恒久的に取り付けられた予備バーナと共に用
いるか、予備バーナと交換して用いるかによるが、それ
については全く前述のとおりである。処理バーナ10の取
り付けは環状フランジ48による。
処理バーナ10は中央に置かれた管22を有するが、それ
は上端が板21で閉じられ、下端には先細りの裁頭円錐壁
26を有する。裁頭円錐壁26の先端には、加速域33と流体
の通り抜けのできる開口35がある。加速域33の下端は開
口30で終わる。図面に示された態様において、加速域33
は中空の円筒形の領域であり、その側壁は裁頭円錐壁26
の頂部から真直ぐな円筒断面へと徐々に曲っていく。
炭素質スラリーの供給管14が板21の開口部を、ガスも
れなきよう貫通している。この供給管14はその最下端
で、分配器16の上端を塞ぐ円板17にあけられた口とつな
がっている。分配器16は収束性の裁頭円錐状下部壁19を
有する。この壁19の先端は環状スラリー管路25として、
下方にぶら下っている管28を構成する。管28の内径は分
配器16のそれよりもかなり小さい。分配器16を用いる
と、管路25の下端における開口からの炭素質スラリーの
流れは、その環状流のいたるところで実質的に均等にな
るのが判明した。分配器16と管28の内径は、圧力降下−
それは炭素質スラリーが管28の内壁と中央管23の外壁と
で限定される環状管路25を通過するときにこうむる−
が、分配器16の内側のどの環状の水平断面において測ら
れるスラリーの最高圧力と最低圧力の差よりも大きくな
るように決められる。分配器16は又、スラリー供給管14
の流体流入口14aの下に角度を付して設けられた混合板1
6aを有する。板16aは、スラリー供給物のかなりの量の
軸流を分配器16の中でだいたい放射状の(半径方向)の
流れに変えることのできるものである。もしこの圧力と
流れの関係が保たれないと、環状管路25から不均一な環
状流が生ずることになり、後述するように、炭素質スラ
リーが裁頭円錐状酸素含有ガス流と接触するときの分散
効率の低下を招く。
環状管路25の内径と外径との差は少なくともスラリー
中の炭素質材料の細かさである程度決ってくる。環状管
路25の内外径差は、使用されるスラリー中の粒状炭素質
材料で管路が詰まらないように、十分大きくする必要が
ある。この管路25の内径と外径の差は、多くの場合0.1
〜1.0インチ(2.54〜25.4mm)とすべきである。
分配器16と下方にぶら下った管28の長手軸と、全長に
わたって実質的に均一な直径を有する管23とは共軸関係
にある。管23は酸素含有ガスを通過させるために管路27
を備え、その上流側と下流側の端は開いている。そして
この下流側開口と管28の下流端開口とは実質的に共通面
にある。
酸素含有ガスは供給管24を通じて処理バーナ10へ送ら
れる。酸素含有ガスの一部は管23の開口端から入り管路
27を通過する。このガスの残りは管22の内壁と管28の外
壁で限定される環状管路31を通じて流れる。加速管35の
摩滅(eroding)を防ぐべくスラリー供給を減らすに
は、酸素含有ガスの70〜95重量パーセントを管路31に流
すべきであることが判明した。こうするには、各管路の
サイズを適当なものとしてもよいし、管23への流体流入
口中に制限リング23aを設けてもよい。管路31を通過す
るガスは、裁頭円錐面26と同20によって限定される裁頭
円錐管路をガスが通過するのを強制されるときに加速さ
れることになる。裁頭円錐面20と26の間隙は、炭素質ス
ラリーがそのための管路25から流出して効果的に分散す
るのに必要な酸素含有ガス速度を与えるようなものとす
ればよい。たとえば、酸素含有ガスが管路27を計算速度
200ft/sec(60m/s)で通過し、炭素質スラリーが管路25
を8ft/sec(2.5m/s)を通過し、そして内外径差が0.3イ
ンチ(7.62mm)であるときに酸素含有ガスは裁頭円錐管
路を計算速度200ft/sec(60m/s)で通過することが判明
した。
概論すれば、これから議論しようとする流れのために
は、二つの裁頭円錐面間の距離は0.05〜0.95インチ(1.
27〜24.13mm)とする。この流れと相対速度について言
えば、加速域33の高さと径はそれぞれ7インチ(178m
m)及び1.4インチ(35.6mm)にする。裁頭円錐面26は管
28の延長軸に沿って15〜75°の角度で収束する。もし角
度が小さすぎると、たとえば10°だと、酸素含有ガスは
その面に衝撃を与えるエネルギーの多くを消費する。し
かし、もしこの角度が大きすぎると、剪断がなされにく
い。
管22には環状水筒32が同心的に設けられている。水筒
32はその最上端が円板58で閉じられている。水筒32の下
端には円板42があるが、それは水路43を設けた状態で内
側に延びている。管22の外壁と水筒32の内壁の間にある
円環状空間39には、3本の燃料管路36,40,41が配置され
ている。燃料ガス管路36,40,41はそれぞれ管36a,40a,41
aにより設けられる。管36aと40aは第1図からわかるよ
うに、フランジ42にあけられた孔を貫いている。第1図
にはあらわれていないが、管41aもフランジ42の孔を貫
いている。燃料ガスは管40aと36aを通じて、それぞれ供
給管52と50を経て送られる。管41aのための供給管は示
されていないが、他の管に用いるものと同様のものであ
る。
又、第1図に示されている様に、燃料ガス管路40と36
(同41についても同様)は、管28の延長長手軸とある角
度をなしている。これら管路はこの軸に対して同角度か
つ同距離で放射状に置かれている。このような角度と配
置にすると、燃料ガスが開口30を通った後の炭素質スラ
リー/酸素含有ガス分散(体)中へ均一に方向づけられ
るので都合がよい。燃料ガス用管路の角度は、燃料ガス
がバーナ面から十分離れるように、しかも燃料ガスの炭
素質スラリー/酸素含有ガス流中への迅速な混合又は分
散が妨げられない範囲で導かれるようなものでなければ
ならない。ふつうこの角度a1,a2は第1図にみられるよ
うに、30〜70°の範囲にしなければならない。
バーナ胴44は同心状に置かれ、水筒32の外壁の外側に
半径方向にずらして設けられる。バーナ胴44は円周状に
外側にずらして設けることで環状水路が形成される。バ
ーナ胴44の上端には排水管56が設けられる。第1図で見
られるように水は水送給管54を通って流入し、水通路43
へ向ってそこを通過し、環状水路45を通り、そして排水
管56へ流れる。このような水の流れにより、処理バーナ
10を望ましく実質的に一定温度に保つことができる。
バーナ胴44はその上端で円環状フランジ60により水密
状態で閉じられている。バーナ胴44の下端はバーナ面46
で終っている。
操作に際し、処理バーナ10は、予熱期において温度を
1500〜2500゜F(815〜1370℃)にされる反応域と同一線
上に並べられる。処理バーナ10を通じて反応域へ導かれ
る各供給物の流れと任意の温度調節材の相対比は注意深
く調節される。そして炭素質スラリー中の実質的に炭素
である部分と燃料ガスは製品ガスに望まれるCOとH2
成にされ、反応域の温度は適当なものにされる。
供給物の流れが処理バーナ10から放出された後、それ
が反応器に留まる時間は1〜10秒にされる。
酸素含有ガスは、そのO2含有量に応じた温度で処理
バーナ10へ送給される。空気の場合、温度は室温〜1200
゜F(650℃)に、純O2の場合は室温〜800゜F(425℃)に
される。酸素含有ガスは、30〜3500psig(206.8〜24MPa
ゲージ圧)で送給される。炭素質スラリーは、室温から
液体担体(liquid carrier)の飽和温度、及び30〜3500
psig(0.2〜24MPaゲージ圧)の圧力で送給される。反応
域の温度を望ましい範囲にするための燃料ガスは、望ま
しくはメタンであり、それは室温〜1200゜F(650℃)及
び30〜3500psig(0.2〜24MPaゲージ圧)で送給される。
定量的には、炭素質スラリー,燃料ガス及び酸素含有ガ
スは自由酸素の炭素に対する比が0.9〜2.27の範囲にな
る様な量で送給される。
炭素質スラリーは送給管14を通じて分配器16の内側へ
望ましい流量0.1〜20ft/sec(0.03〜6m/sec)で送給さ
れる。炭素質スラリー用管路25の直径が小さいので、こ
のスラリーの速度は1〜50ft/sec(0.3〜15m/s)の範囲
に増すことになる。
酸素含有ガスは送給管24を通じて送給され二つの流れ
になる。一つはガス管路27を通り、他は裁頭円錐流とな
って管路29を通過する。酸素含有ガス流は異った速度と
することができる。たとえばガス管路27を通るものは20
0ft/sec(6m/s)に、裁頭円錐管路29を通るものは300ft
/sec(90m/s)にすることができる。前述した様に、円
環状炭素質流は炭素質スラリー用管路25を出て行き、丁
度管28と管23の最下端の直下で酸素含有ガスの裁頭円錐
流と交わる。環状炭素質スラリー流が裁頭円錐酸素含有
ガス流と管路27から中央に送給される酸素含有ガス流と
で剪断されることにより、酸素含有ガス中に炭素質スラ
リーが均一に分散されることになる。得られた分散
(体)はそこで加速域33を通過せしめられるが、この加
速域は、酸素含有ガスを十分な速度に加速し、炭素質ス
ラリーを体積平均粒子サイズ100〜600ミクロンに霧化す
る様に大きさと形状が定められる。
バーナノズル10が最初操業状態に入ったときには燃料
ガスの送給速度は炭素質スラリーのそれを上まわる。炭
素質スラリーの送給が増すにつれ、しかし燃料ガスの送
給速度は減少する。この燃料ガスの送給から炭素質スラ
リーの送給への同時かつゆるやかな転換は前者が完全に
停止するまで続けられる。もし反応域の乱れが起ったな
ら、炭素質スラリーの送給は減らさなければならない。
そして、燃料ガスの送給を、反応域の温度が望ましい範
囲になるようにしなければならない。
第3〜5図を見るに、混合板16aについてさらに描か
れている。示されているように、混合板16aは円板17か
ら45°の角度で下方へ延びている。望ましくはそれは管
23を取り巻いて回転角90°で延びるようにされるが、こ
の角度は75〜115°の範囲とすればよい。スラリーが確
実に軸流になる様にするには、スラリーが混合板16aか
ら逃げるのを防ぐため邪魔板16bを設けてもよい。
本発明の実施態様は次の通りである。
1.以下のa)〜b)を含むプロセスバーナ: a) 開口放出端を有し、その放出端の上流で流体供給
口を有するのを除いて、その上流端で閉じられている円
筒状通路を定める中央管; b) 上記中央管と共軸で、この中央管の長さの少なく
とも1部を取り囲み、もって中央通路と同心の環状通路
を定める中間管、ここにこの環状通路は開口放出端と、
流体送給口を除いて閉じられた上流端とを有し、環状通
路の放出端は中央通路の放出端と実質的に同じ面にある
ものとする; c) 上記中間管と共軸で、この中間管の長さの少なく
とも1部を取り囲み、もって裁頭円錐状通路を定める裁
頭円錐状管、ここにこの裁頭円錐状通路は中央通路と流
体で連絡し合い、そして中央及び環状通路の放出端の下
流の一点に向けて収束するものとする;及び d) 共軸の加速通路を定める加速管、ここにこの加速
通路は、中央、中間及び裁頭円錐状の各通路と共軸で、
流体と連絡し合い、そしてこれら各通路の下流に位置
し、裁頭円錐状通路の頂部と結合しており、またこの加
速通路は中央、中間及び裁頭円錐状管の放出端において
それらの流路断面積の和より小さい断面積を有するもの
とする、これら中央管、中間管及び裁頭円錐状管を有
し、そして使用時に、中央及び裁頭円錐状通路を通過す
る流体のうちの70〜95重量パーセントが裁頭円錐状通路
を通過することを特徴とするプロセスバーナ。
2.加速管が、円筒状の孔に滑らかな曲線で収束する長手
方向の切断面を有する、上記1に記載のバーナ。
3.加速管がタングステンカーバイド、シリコンカーバイ
ド及びボロンカーバイドより選ばれた1種類の材料でつ
くられる、上記1又は2に記載のバーナ。
4.加速管の滑らかな曲線が裁頭円錐状通過の放出端と正
接する、上記2又は3に記載のバーナ。
5.上記1〜4のうちのいずれか一項に記載のバーナであ
って、 環状通路の上流端がその放出端より十分大きな断面積
を有するようにし、もって分配室を形成することで流体
送給の圧力を均一にするとともにこの流体送給が流体流
の大きい領域を有しない上記環状通路の、相対的により
小さい下流端へ入っていくようにされ、ここに上記分配
室は、流体送給口の近傍かつ下部に、流入する流体送給
に対し概してこの流体送給の軸流が実質的に半径方向の
流れに変換されるような角度で取り付けられた混合板を
有しており、もって流体の送給の大きな領域ができない
ようにされる、首記バーナ。
6.混合板が環状通路の長手軸から45°に置かれた、上記
5に記載のバーナ。
7.混合板が中央管と中間管との間の環状通路に置かれ、
そして下方に90°の回転角で延びる、上記5又は6に記
載のバーナ。
8.バーナの放出面に設けられた開口と流体で連絡し合う
少なくとも一本のガス管を有する、上記1〜7のうちの
いずれか一項に記載のバーナ。
9.上記1〜8のうちのいずれか一項に記載のバーナを嵌
着した容器中で、水素と一酸化炭素を含むガスを炭素質
スラリーの部分酸化によって製造する方法であって、ス
ラリーが上記バーナの環状通路を通じて送給され、酸素
含有ガスが上記バーナの中央及び裁頭円錐状通路を通じ
て送給される上記方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の処理バーナの縦断面図である。 第2図は第1図の線2−2に沿った断面図である。 第3図は環状通路における分配室の部分断面図である。 第4図は第3図に示した分配室の線4−4に沿った断面
図である。 第5図は第3図に示した分配室を底部から見た図であ
る。 図面中の番号の説明: 10:処理バーナ、14:スラリ送給管 14a:流体流入口、16:分配器 16a:混合板、16b:邪魔板 17:円板、19:裁頭円錐状下部壁 20:裁頭円錐面(壁)、22:酸素含有ガス用管 23:酸素含有ガス用管、23a:制限リング 24:酸素含有ガス送給管、25:環状スラリー用管路 26:裁頭円錐面(壁)、27:酸素含有ガス用管路 28:スラリー用管、29:裁頭円錐面 30:開口、32:水筒 33:加速域、35:加速管 36,40,41:燃料ガス用管路 36a,40a:燃料ガス用管 39,45:水路、42:フランジ 44:バーナ胴、48:環状フランジ 50,52:燃料ガス送給管 54:冷却水送給管、56:冷却水排水管 58,60:水筒の環状蓋
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−259016(JP,A) 特開 昭62−266154(JP,A) 特開 昭61−138016(JP,A) 実開 昭58−175339(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 21/00 F23D 17/00 C10J 3/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 開放放出端を有し、円筒状通路を
    定め、そしてその放出端の上流で流体供給口を有するこ
    とを除いて、その上流端で閉じられている中央管、 (b) 前記中央管の長さの少なくとも一部分を囲み、
    そしてその中央管と同軸であり、その中央管の中央通路
    と同心円であるその環状通路を定める中間管、その環状
    通路は閉口放出端と、流体送給口を除いて閉じられた上
    流端とを有し、環状通路の放出端は中央通路の放出端と
    実質的に同じ面にあるものとする; (c) 前記中間管と同軸にあり、そしてその中間管の
    長さの少なくとも一部を取囲み、その中央管通路と流体
    連絡しており、そしてその中央通路及び管状通路の放出
    端の下流の点の方に収れんしている円錐台通路を定める
    ため前記中央管の長さの一部分を定める円錐台導管、お
    よび; (d) 中央、中間及び円錐通路と共軸にあり、それら
    の通路と流体連絡し、そしてそれらの通路から下流に位
    置する共軸の加速管の通路を定め、そしてその加速管の
    通路は、円錐状通路の頂部と結合している加速管、その
    加速管の通路は中央、中間及び円錐状管の放出端におい
    てそれらの流路断面積の和より小さい断面積を有し、使
    用中その中央及び円錐通路の流体の70〜95重量%が前記
    円錐通路を通る、 を含むプロセスバーナー。
  2. 【請求項2】(a) 開放放出端を有し、円筒状通路を
    定め、そしてその放出端の上流で流体供給口を有するこ
    とを除いて、その上流端で閉じられている中央管、 (b) 前記中央管の長さの少なくとも一部分を囲み、
    そしてその中央管と同軸であり、その中央管の中央通路
    と同心円であるその環状通路を定める中間管、 その環状通路は開口放出端と、流体送給口を除いて閉じ
    られた上流端とを有し、環状通路の放出端は中央通路の
    放出端と実質的に同じ面であるものとする: 環状通路の上流端がその放出端より十分大きな断面積を
    有し、分配室を形成し、それによって流体送給の圧力を
    均一し、そしてその流体送給が流体流の大きい領域を有
    しない上記環状通路の、相対的に小さい下流端へ入って
    いき、ここに上記分配室は、流体送給口の近傍かつ下部
    に、流入する流体送給に対し概してこの流体送給の軸流
    が実質的に半径方向の流れに変換されるような角度で配
    置された混合板を有しており、もって高い流体の送給の
    領域が防止され、環状通路の放出端は中央通路の放出端
    と実質的に同じ面にあるものとする; (c) 前記中間管と同軸にあり、そしてその中間管の
    長さの少なくとも一部を取囲み、その中央管通路と流体
    連絡しており、そしてその中央通路及び管状通路の放出
    端の下流の点の方に収れんしている円錐台通路を定める
    ため前記中央管の長さの一部分を定める円錐台導管、お
    よび; (d) 中央、中間及び円錐通路と共軸にあり、それら
    の通路と流体連絡し、そしてそれらの通路から下流に位
    置する共軸の加速管の通路を定め、そしてその加速管の
    通路は、円錐状通路の頂部と結合している加速管、その
    加速管の通路は中央、中間及び円錐状管の放出端におい
    てそれらの流路断面積の和より小さい断面積を有し、使
    用中その中央及び円錐通路の流体の70〜95重量%が前記
    円錐通路を通る、 を含むプロセスバーナー。
  3. 【請求項3】(a) 開放放出端を有し、円筒状通路を
    定め、そしてその放出端の上流で流体供給口を有するこ
    とを除いて、その上流端で閉じられている中央管、 (b) 前記中央管の長さの少なくとも一部分を囲み、
    そしてその中央管と同軸であり、その中央管の中央通路
    と同心円であるその環状通路を定める中間管、その環状
    通路は開口放出端と、流体送給口を除いて閉じられた上
    流端とを有し、環状通路の放出端は中央通路の放出端と
    実質的に同じ面にあるものとする; (c) 前記中間管と同軸にあり、そしてその中間管の
    長さの少なくとも一部を取囲み、その中央管通路と流体
    連絡しており、そしてその中央通路及び管状通路の放出
    端の下流の点の方に収れんしている円錐台通路を定める
    ため前記中央管の長さの一部分を定める円錐台導管、お
    よび; (d) 中央、中間及び円錐通路と共軸にあり、それら
    の通路と流体連絡し、そしてそれらの通路から下流に位
    置する共軸の加速管の通路を定め、そしてその加速管の
    通路は、円錐状通路の頂部と結合している加速管、その
    加速管の通路は中央、中間及び円錐状管の放出端におい
    てそれらの流路断面積の和より小さい断面積を有し、使
    用中その中央及び円錐通路の流体の70〜95重量%が前記
    円錐通路を通り、前記加速管は、円筒状口径へなめらか
    なカーブで収束する縦の断面を有する、 を含むプロセスバーナー。
JP1126551A 1988-05-19 1989-05-19 圧力反応器に使用する方法及び装置 Expired - Lifetime JP2786887B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US196155 1988-05-19
US07/196,155 US4857075A (en) 1988-05-19 1988-05-19 Apparatus for use with pressurized reactors

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0271007A JPH0271007A (ja) 1990-03-09
JP2786887B2 true JP2786887B2 (ja) 1998-08-13

Family

ID=22724282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1126551A Expired - Lifetime JP2786887B2 (ja) 1988-05-19 1989-05-19 圧力反応器に使用する方法及び装置

Country Status (12)

Country Link
US (1) US4857075A (ja)
EP (1) EP0359357B1 (ja)
JP (1) JP2786887B2 (ja)
KR (1) KR910009184B1 (ja)
CN (1) CN1023129C (ja)
AU (1) AU616969B2 (ja)
CA (1) CA1339294C (ja)
DE (1) DE68907540T2 (ja)
DK (1) DK237489A (ja)
ES (1) ES2041994T3 (ja)
NZ (1) NZ229105A (ja)
TR (1) TR24911A (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5179084A (en) * 1989-04-10 1993-01-12 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Antiviral phosphoric acid esters of oxetanocins
US4977740A (en) * 1989-06-07 1990-12-18 United Technologies Corporation Dual fuel injector
JP2697454B2 (ja) * 1992-01-24 1998-01-14 住友金属鉱山株式会社 粉状固体燃料用ガス化バーナー及びその使用方法
JP2871403B2 (ja) * 1992-07-10 1999-03-17 住友金属工業株式会社 多目的バーナ
US5366699A (en) * 1993-09-22 1994-11-22 Bonnie June Goodrich Apparatus for thermal destruction of waste
WO2000032990A1 (fr) * 1998-12-01 2000-06-08 Ebara Corporation Dispositif de traitement des gaz d'echappement
BR0110335A (pt) * 2000-05-05 2003-12-30 Dow Global Technologies Inc Bocal de alimentação para reator de gaseificação para materiais halogenados
DE102005006305B4 (de) * 2005-02-11 2015-11-26 Consulting & Management Friess Gbr (Vertretungsberechtigte Gesellschafter: Dietmar J. Friess 14532 Kleinmachnow, Jessica Friess 14532 Kleinmachnow) Verfahren zur Erzeugung von Brenn- und Synthesegasen mit Hochdruckdampferzeugung
US20070158466A1 (en) * 2005-12-29 2007-07-12 Harmon Michael P Nozzle assembly
DE102006011326C5 (de) * 2006-03-09 2015-03-19 Alstom Technology Ltd. Rundbrenner
US20080115500A1 (en) * 2006-11-15 2008-05-22 Scott Macadam Combustion of water borne fuels in an oxy-combustion gas generator
US7993131B2 (en) * 2007-08-28 2011-08-09 Conocophillips Company Burner nozzle
DE202007018718U1 (de) * 2007-08-29 2009-05-14 Siemens Aktiengesellschaft Kohlenstaubkombinationsbrenner mit integriertem Pilotbrenner
US9291139B2 (en) * 2008-08-27 2016-03-22 Woodward, Inc. Dual action fuel injection nozzle
US8721747B2 (en) * 2010-08-11 2014-05-13 General Electric Company Modular tip injection devices and method of assembling same
US8974557B2 (en) 2011-06-09 2015-03-10 Good Earth Power Corporation Tunable catalytic gasifiers and related methods
US20120317992A1 (en) * 2011-06-17 2012-12-20 General Electric Company Feed injector for gasification system
CN102260534B (zh) * 2011-06-30 2013-07-24 神华集团有限责任公司 一种煤液化残渣与干煤粉联合气化喷嘴及其应用
CN102259836B (zh) * 2011-06-30 2013-03-20 神华集团有限责任公司 一种煤液化残渣气化喷嘴及其应用
CN104254489B (zh) * 2011-10-18 2017-09-15 国际壳牌研究有限公司 合成气的生产
CN103695039B (zh) * 2013-12-18 2015-07-08 河南心连心化肥有限公司 可燃烧有机废污水的煤气化装置及工艺
KR101805795B1 (ko) * 2016-12-27 2017-12-07 정승환 동결건조 즉석조리용 순댓국의 제조방법 및 이에 의해 제조된 동결건조 즉석조리용 순댓국
CN109382046B (zh) * 2017-08-11 2021-03-09 中国石油天然气股份有限公司 固定流化床反应器进料系统

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1510039A (en) * 1924-04-26 1924-09-30 Canfield Wallace Gas burner for boilers and other furnaces
US2809104A (en) * 1955-07-22 1957-10-08 Texas Co Gasification of liquid fuels
AT315342B (de) * 1972-06-23 1974-05-27 Elf Union Emulsionsbrenner
DE2253385C2 (de) * 1972-10-31 1985-07-25 Texaco Development Corp., White Plains, N.Y. Brenner zur Herstellung von Synthesegas
US3980233A (en) * 1974-10-07 1976-09-14 Parker-Hannifin Corporation Air-atomizing fuel nozzle
DE2611671C2 (de) * 1976-03-19 1984-09-20 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Verfahren zur gemeinsamen Verbrennung von Abgasen und flüssigen Rückständen
DE2703921C3 (de) * 1977-01-31 1980-09-11 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur Inbetriebnahme oder Herstellung der Betriebsbereitschaft eines Reaktors für die partielle Oxidation von schwerflüchtigen flüssigen oder festen Brennstoffen
US4566880A (en) * 1978-11-30 1986-01-28 Ruhrkohle Ag Reactor for coal gasification
US4371378A (en) * 1980-07-14 1983-02-01 Texaco Inc. Swirl burner for partial oxidation process
US4386941A (en) * 1979-12-26 1983-06-07 Texaco Inc. Process for the partial oxidation of slurries of solid carbonaceous fuel
US4353712A (en) * 1980-07-14 1982-10-12 Texaco Inc. Start-up method for partial oxidation process
US4443228A (en) * 1982-06-29 1984-04-17 Texaco Inc. Partial oxidation burner
US4443230A (en) * 1983-05-31 1984-04-17 Texaco Inc. Partial oxidation process for slurries of solid fuel
DE3440088A1 (de) * 1984-11-02 1986-05-07 Veba Oel Entwicklungs-Gesellschaft mbH, 4650 Gelsenkirchen Brenner
US4705535A (en) * 1986-03-13 1987-11-10 The Dow Chemical Company Nozzle for achieving constant mixing energy

Also Published As

Publication number Publication date
DK237489A (da) 1989-11-20
KR910009184B1 (ko) 1991-11-04
CN1039048A (zh) 1990-01-24
TR24911A (tr) 1992-07-21
KR890017342A (ko) 1989-12-15
CA1339294C (en) 1997-08-19
NZ229105A (en) 1991-09-25
CN1023129C (zh) 1993-12-15
EP0359357B1 (en) 1993-07-14
DE68907540D1 (de) 1993-08-19
US4857075A (en) 1989-08-15
DE68907540T2 (de) 1994-02-03
DK237489D0 (da) 1989-05-16
EP0359357A1 (en) 1990-03-21
AU616969B2 (en) 1991-11-14
JPH0271007A (ja) 1990-03-09
AU3469589A (en) 1989-11-23
ES2041994T3 (es) 1993-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2786887B2 (ja) 圧力反応器に使用する方法及び装置
US4946475A (en) Apparatus for use with pressurized reactors
CA1190046A (en) Partial oxidation burner
CA1206003A (en) Burner and partial oxidation process for slurries of solid fuel
CA2167719A1 (en) Nozzle including a venturi tube creating external cavitation collapse for atomization
JP2001523205A (ja) 合成ガスを製造するための流動床プロセスおよび装置
JP4362223B2 (ja) 触媒の摩損および不活性化を少なくしたスラリー炭化水素合成方法
JPS6023855B2 (ja) 流動ベツド反応器
US4351647A (en) Partial oxidation process
US4351645A (en) Partial oxidation burner apparatus
GB1591301A (en) Fluidised bed
US8545726B2 (en) Burner for the gasification of a solid fuel
JPH0233030A (ja) 通気管の放出制御装置
CN100535517C (zh) 多通道液态燃料部分氧化制合成气烧嘴及其应用
US4371378A (en) Swirl burner for partial oxidation process
EP0205238B1 (en) Process and apparatus for use with pressurized reactors
US4371379A (en) Partial oxidation process using a swirl burner
KR102050617B1 (ko) 고체 연료의 가스화를 위한 버너
RU2446195C1 (ru) Способ получения низкодисперсного технического углерода и реактор для его осуществления
US3565586A (en) Apparatus for producing carbon black
US1987400A (en) Method of burning oil as city gas
US4778658A (en) Method and apparatus for contacting fluid feed materials with fluidized solids
US3290120A (en) Apparatus for the production of carbon black
US4456546A (en) Process and reactor for the preparation of synthesis gas
EP0064089B1 (de) Vorrichtung zur Kohlenstaub-Druckvergasung

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080529

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090529

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term