JP2786535B2 - 導電性塗料の静電塗装装置 - Google Patents
導電性塗料の静電塗装装置Info
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- JP2786535B2 JP2786535B2 JP2330212A JP33021290A JP2786535B2 JP 2786535 B2 JP2786535 B2 JP 2786535B2 JP 2330212 A JP2330212 A JP 2330212A JP 33021290 A JP33021290 A JP 33021290A JP 2786535 B2 JP2786535 B2 JP 2786535B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高電圧が印加された静電塗装機によって水
性塗料やスラリー塗料、メタリック塗料等の導電性塗料
を塗装する静電塗装装置に関する。
性塗料やスラリー塗料、メタリック塗料等の導電性塗料
を塗装する静電塗装装置に関する。
高電圧が印加された静電塗装機によって水性塗料等の
導電性塗料を塗装する場合は、静電塗装機に印加した高
電圧のリークを防止するために、その塗装機の塗料供給
系に絶縁対策を施す必要があるから(特開昭55−114366
号,同56−141869号公報)、数十色もの塗料を色替して
塗装する自動車塗装用の多色静電塗装装置にあっては、
各色の塗料ごとに夫々その塗料供給配管や塗料タンク等
を絶縁しなければならないという面倒がある。
導電性塗料を塗装する場合は、静電塗装機に印加した高
電圧のリークを防止するために、その塗装機の塗料供給
系に絶縁対策を施す必要があるから(特開昭55−114366
号,同56−141869号公報)、数十色もの塗料を色替して
塗装する自動車塗装用の多色静電塗装装置にあっては、
各色の塗料ごとに夫々その塗料供給配管や塗料タンク等
を絶縁しなければならないという面倒がある。
このため、自動車塗装においては、有害な有機溶剤を
大量に消費する絶縁性樹脂塗料による静電塗装が未だ主
流を占め、無公害な水性塗料の使用を見合わせているの
が実情である。
大量に消費する絶縁性樹脂塗料による静電塗装が未だ主
流を占め、無公害な水性塗料の使用を見合わせているの
が実情である。
しかし、最近では、世界的な環境保全運動が高まり、
塗装業界においてもハイドロカーボン等の公害物質を生
ずる有機溶剤の使用規制が叫ばれている。
塗装業界においてもハイドロカーボン等の公害物質を生
ずる有機溶剤の使用規制が叫ばれている。
そこで本発明は、水性塗料による塗装を推奨するため
に、水性塗料等の導電性塗料による静電塗装を行う場合
でも、その塗料供給配管や塗料タンク等の塗料供給系に
面倒な絶縁対策を施さなくても済むようにすることを主
たる技術的課題とし、また、導電性塗料による多色塗装
を行う際の色替時間も短縮できるようにすることを技術
的課題としている。
に、水性塗料等の導電性塗料による静電塗装を行う場合
でも、その塗料供給配管や塗料タンク等の塗料供給系に
面倒な絶縁対策を施さなくても済むようにすることを主
たる技術的課題とし、また、導電性塗料による多色塗装
を行う際の色替時間も短縮できるようにすることを技術
的課題としている。
これらの課題を解決するために、本発明は、高電圧が
印加された静電塗装機で導電性塗料を塗装する導電性塗
料の静電塗装装置において、内部に貯留された所要量の
導電性塗料を空気圧で圧し出して静電塗装機に定量供給
する複数の塗料圧送タンクと、内部に貯留された所要量
の洗浄液を空気圧で圧し出して静電塗装機に供給する洗
浄液圧送タンクが、夫々電気的絶縁状態で設置されて、
前記静電塗装機に連なるマニホールドに並設した各色替
バルブと洗浄液供給バルブに接続されると共に、前記各
塗料圧送タンクと前記洗浄液圧送タンクに夫々塗料補給
口と洗浄液補給口が設けられ、当該各塗料補給口と洗浄
液補給口に対して、夫々各塗料供給源から各色の導電性
塗料を供給する塗料供給配管と洗浄液供給源から洗浄液
を供給する洗浄液供給配管が係脱自在に連結されるよう
に成されたことを特徴とする。
印加された静電塗装機で導電性塗料を塗装する導電性塗
料の静電塗装装置において、内部に貯留された所要量の
導電性塗料を空気圧で圧し出して静電塗装機に定量供給
する複数の塗料圧送タンクと、内部に貯留された所要量
の洗浄液を空気圧で圧し出して静電塗装機に供給する洗
浄液圧送タンクが、夫々電気的絶縁状態で設置されて、
前記静電塗装機に連なるマニホールドに並設した各色替
バルブと洗浄液供給バルブに接続されると共に、前記各
塗料圧送タンクと前記洗浄液圧送タンクに夫々塗料補給
口と洗浄液補給口が設けられ、当該各塗料補給口と洗浄
液補給口に対して、夫々各塗料供給源から各色の導電性
塗料を供給する塗料供給配管と洗浄液供給源から洗浄液
を供給する洗浄液供給配管が係脱自在に連結されるよう
に成されたことを特徴とする。
本発明によれば、静電塗装機に高電圧が印加されてい
ない間に、塗料圧送タンクの塗料補給口に対して塗料供
給源から導電性塗料を供給する塗料供給配管を連結させ
て、その塗料圧送タンク内に導電性塗料を補給する。
ない間に、塗料圧送タンクの塗料補給口に対して塗料供
給源から導電性塗料を供給する塗料供給配管を連結させ
て、その塗料圧送タンク内に導電性塗料を補給する。
そして、塗料圧送タンク内に所要量の導電性塗料が貯
溜されると、その塗料補給口に連結した塗料供給配管を
再び切り離して、塗料圧送タンクを電気的絶縁状態に維
持し、その状態で静電塗装機に高電圧を印加すると共
に、塗料圧送タンク内に貯溜された導電性塗料を空気圧
で圧し出して静電塗装機に定量供給し、その導電性塗料
による静電塗装を開始する。
溜されると、その塗料補給口に連結した塗料供給配管を
再び切り離して、塗料圧送タンクを電気的絶縁状態に維
持し、その状態で静電塗装機に高電圧を印加すると共
に、塗料圧送タンク内に貯溜された導電性塗料を空気圧
で圧し出して静電塗装機に定量供給し、その導電性塗料
による静電塗装を開始する。
このとき、静電塗装機に印加した高電圧が導電性塗料
の塗料供給源に連なる塗料供給配管にリークすることが
ないから、その塗料供給源や塗料供給配管で成る塗料供
給系に絶縁対策を施す面倒がなくなる。
の塗料供給源に連なる塗料供給配管にリークすることが
ないから、その塗料供給源や塗料供給配管で成る塗料供
給系に絶縁対策を施す面倒がなくなる。
また、複数の塗料圧送タンクが設置されているので、
夫々に貯留された各色の導電性塗料で多色塗装を行うこ
とができ、前色塗料から次色塗料に色替を行う場合は、
前色塗料の塗装終了後に、静電塗装機に連なるマニホー
ルドに設けた洗浄液供給バルブが供給する洗浄液によっ
て、当該マニホールドから静電塗装機にかけて残存する
前色塗料だけを洗浄除去すればよく、また、その洗浄液
は洗浄液圧送タンクに予め貯溜して前色塗料の塗装が終
了すると同時に供給することができるから、洗浄時間が
短くなって、次色塗料の塗装開始までに要する色替時間
が大幅に短縮される。
夫々に貯留された各色の導電性塗料で多色塗装を行うこ
とができ、前色塗料から次色塗料に色替を行う場合は、
前色塗料の塗装終了後に、静電塗装機に連なるマニホー
ルドに設けた洗浄液供給バルブが供給する洗浄液によっ
て、当該マニホールドから静電塗装機にかけて残存する
前色塗料だけを洗浄除去すればよく、また、その洗浄液
は洗浄液圧送タンクに予め貯溜して前色塗料の塗装が終
了すると同時に供給することができるから、洗浄時間が
短くなって、次色塗料の塗装開始までに要する色替時間
が大幅に短縮される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
する。
第1図は本発明による静電塗装装置の一例を示すフロ
ーシート図、第2図はその動作を示すタイムチャート図
である。
ーシート図、第2図はその動作を示すタイムチャート図
である。
本例では、80〜120KVの高電圧が印加された静電塗装
機1に対して少なくとも1回以上の塗装ができる所要量
の導電性塗料を供給する複数の塗料圧送タンク2A,2B,2C
と、その静電塗装機1に対して少なくとも1回以上の洗
浄ができる所要量の洗浄液を供給する洗浄液圧送タンク
3が、絶縁碍子(図示せず)などの周知の絶縁手段によ
り夫々電気的絶縁状態で設置されている。
機1に対して少なくとも1回以上の塗装ができる所要量
の導電性塗料を供給する複数の塗料圧送タンク2A,2B,2C
と、その静電塗装機1に対して少なくとも1回以上の洗
浄ができる所要量の洗浄液を供給する洗浄液圧送タンク
3が、絶縁碍子(図示せず)などの周知の絶縁手段によ
り夫々電気的絶縁状態で設置されている。
これら各塗料圧送タンク2A〜2Cと、洗浄液圧送タンク
3には、高圧空気供給源4から圧力調整バルブ5を介し
て所要の圧力で高圧空気を供給する空気供給配管6が接
続され、その高圧空気の空気圧によって、各塗料圧送タ
ンク2A〜2C内からはその内部に貯溜した導電性塗料が静
電塗装機1の塗料吐出量に応じた所定の流量で圧し出さ
れ、洗浄液圧送タンク3内からはその内部に貯溜した洗
浄液が圧し出されるようになっている。
3には、高圧空気供給源4から圧力調整バルブ5を介し
て所要の圧力で高圧空気を供給する空気供給配管6が接
続され、その高圧空気の空気圧によって、各塗料圧送タ
ンク2A〜2C内からはその内部に貯溜した導電性塗料が静
電塗装機1の塗料吐出量に応じた所定の流量で圧し出さ
れ、洗浄液圧送タンク3内からはその内部に貯溜した洗
浄液が圧し出されるようになっている。
また、各塗料圧送タンク2A〜2Cと、洗浄液圧送タンク
3は、塗料ホース7を介して静電塗装機1に連なるマニ
ホールド8に並設した各色替バルブ9A〜9Cと、洗浄液供
給バルブ10に接続されている。なお、マニホールド8に
は、洗浄空気供給源11から洗浄空気を供給する洗浄空気
供給バルブ12も付設されている。
3は、塗料ホース7を介して静電塗装機1に連なるマニ
ホールド8に並設した各色替バルブ9A〜9Cと、洗浄液供
給バルブ10に接続されている。なお、マニホールド8に
は、洗浄空気供給源11から洗浄空気を供給する洗浄空気
供給バルブ12も付設されている。
更に、塗料圧送タンク2A〜2Cには、夫々雌形カプラー
で成る塗料補給口13が設けられ、洗浄液圧送タンク3に
は、同じく雌形カプラーで成る洗浄液補給口14が設けら
れている。
で成る塗料補給口13が設けられ、洗浄液圧送タンク3に
は、同じく雌形カプラーで成る洗浄液補給口14が設けら
れている。
そして、塗料圧送タンク2A〜2Cの各塗料補給口13に
は、各塗料供給源15A〜15Cから各色の導電性塗料を供給
する塗料供給配管16が、その先端に設けた雄形カプラー
17によって係脱自在に連結されるように成されている。
なお、この雄形カプラー17は、エアシリンダ18のピスト
ンロッド19に固定されて、当該ピストンロッド19の伸縮
により雌形カプラーで成る各塗料補給口13との嵌合方向
に沿って進退せられるようになっている。
は、各塗料供給源15A〜15Cから各色の導電性塗料を供給
する塗料供給配管16が、その先端に設けた雄形カプラー
17によって係脱自在に連結されるように成されている。
なお、この雄形カプラー17は、エアシリンダ18のピスト
ンロッド19に固定されて、当該ピストンロッド19の伸縮
により雌形カプラーで成る各塗料補給口13との嵌合方向
に沿って進退せられるようになっている。
また、洗浄液圧送タンク3の洗浄液補給口14には、洗
浄液供給源20から洗浄液を供給する洗浄液供給配管21
が、その先端に設けた雄形カプラー22によって係脱自在
に連結されるように成されている。なお、この雄形カプ
ラー22は、エアシリンダ23のピストンロッド24に固定さ
れて、当該ピストンロッド24の伸縮により雌形カプラー
で成る洗浄液補給口14との嵌合方向に沿って進退せられ
るようになっている。
浄液供給源20から洗浄液を供給する洗浄液供給配管21
が、その先端に設けた雄形カプラー22によって係脱自在
に連結されるように成されている。なお、この雄形カプ
ラー22は、エアシリンダ23のピストンロッド24に固定さ
れて、当該ピストンロッド24の伸縮により雌形カプラー
で成る洗浄液補給口14との嵌合方向に沿って進退せられ
るようになっている。
また、前記各雌形カプラーと雄形カプラーは、互いに
嵌合したときにのみ開放される逆止弁構造を成してい
る。
嵌合したときにのみ開放される逆止弁構造を成してい
る。
次に、静電塗装機1とマニホールド8とを連結する塗
料ホース7には、当該ホース7内を流れる導電性塗料や
洗浄液の流量を検出する流量計25が介装され、当該流量
計25から電光変換して光ファイバ等の絶縁性信号線26を
通じて取り出された検出信号に基づき、制御装置27から
光ファイバ等の絶縁性信号線28を通じて圧力調整バルブ
5に圧力調整用の光信号が出力され、その信号を光電変
換して駆動される圧力調整バルブ5によって高圧空気供
給源4から各塗料圧送タンク2A〜2Cと洗浄液圧送タンク
3に供給される空気圧が調節されるようになっている。
料ホース7には、当該ホース7内を流れる導電性塗料や
洗浄液の流量を検出する流量計25が介装され、当該流量
計25から電光変換して光ファイバ等の絶縁性信号線26を
通じて取り出された検出信号に基づき、制御装置27から
光ファイバ等の絶縁性信号線28を通じて圧力調整バルブ
5に圧力調整用の光信号が出力され、その信号を光電変
換して駆動される圧力調整バルブ5によって高圧空気供
給源4から各塗料圧送タンク2A〜2Cと洗浄液圧送タンク
3に供給される空気圧が調節されるようになっている。
以上が、第1図に示す静電塗装装置の構成であって、
次に、その動作について第2図を伴って説明する。
次に、その動作について第2図を伴って説明する。
例えば、塗料圧送タンク2Aに貯溜された導電性塗料で
塗装を行う場合は、第1図に示す状態で静電塗装機1に
所定の高電圧を印加し、次に、高圧空気供給源4から高
圧空気を供給する空気供給配管6を塗料圧送タンク2Aに
接続して、そのタンク2A内に圧力調整バルブ5で調整し
た所定の空気圧を付与すると同時に、マニホールド8に
設けた色替バルブ9Aを開けて、そのタンク2A内に貯溜さ
れた導電性塗料を静電塗装機1の塗料吐出量に応じた所
定の流量で圧し出し、その導電性塗料をマニホールド8
内から塗料ホース7内を通じて静電塗装機1に定量供給
する。
塗装を行う場合は、第1図に示す状態で静電塗装機1に
所定の高電圧を印加し、次に、高圧空気供給源4から高
圧空気を供給する空気供給配管6を塗料圧送タンク2Aに
接続して、そのタンク2A内に圧力調整バルブ5で調整し
た所定の空気圧を付与すると同時に、マニホールド8に
設けた色替バルブ9Aを開けて、そのタンク2A内に貯溜さ
れた導電性塗料を静電塗装機1の塗料吐出量に応じた所
定の流量で圧し出し、その導電性塗料をマニホールド8
内から塗料ホース7内を通じて静電塗装機1に定量供給
する。
これにより、静電塗装機1に印加した高電圧が各色の
導電性塗料を供給する塗料供給源15A〜15Cや各塗料供給
配管16等で成る塗料供給系リークすることなく、導電性
塗料の塗装が行われる。したがって、これら塗料供給系
に絶縁対策を施す面倒がない。
導電性塗料を供給する塗料供給源15A〜15Cや各塗料供給
配管16等で成る塗料供給系リークすることなく、導電性
塗料の塗装が行われる。したがって、これら塗料供給系
に絶縁対策を施す面倒がない。
また、洗浄液供給源20や洗浄液供給配管21で成る洗浄
液供給系に高電圧がリークすることもないから、その洗
浄液供給系に絶縁対策を施す必要もない。
液供給系に高電圧がリークすることもないから、その洗
浄液供給系に絶縁対策を施す必要もない。
そして、塗料圧送タンク2Aに貯溜された導電性塗料に
よる塗装が終了すると、静電塗装機1への高電圧の印加
を停止して、空気供給配管6を塗料圧送タンク2Aから洗
浄液圧送タンク3に切換接続すると共に、マニホールド
8に設けた洗浄空気供給バルブ12と洗浄液供給バルブ10
を交互に開閉し、洗浄空気供給源11から供給される洗浄
空気と洗浄液圧送タンク3内から空気圧で圧し出されて
供給される洗浄液でマニホールド8内と塗料ホース7内
及び静電塗装機1内に残存する前色塗料を当該静電塗装
機1から吐出させて洗浄除去する。
よる塗装が終了すると、静電塗装機1への高電圧の印加
を停止して、空気供給配管6を塗料圧送タンク2Aから洗
浄液圧送タンク3に切換接続すると共に、マニホールド
8に設けた洗浄空気供給バルブ12と洗浄液供給バルブ10
を交互に開閉し、洗浄空気供給源11から供給される洗浄
空気と洗浄液圧送タンク3内から空気圧で圧し出されて
供給される洗浄液でマニホールド8内と塗料ホース7内
及び静電塗装機1内に残存する前色塗料を当該静電塗装
機1から吐出させて洗浄除去する。
また、この前色塗料の洗浄を開始すると同時に、塗料
供給源15Aに接続した塗料供給配管16の先端に設けられ
ている雄形カプラー17を、エアシリンダ18により塗料圧
送タンク2Aの塗料補給口13を成す雌形カプラーに嵌合さ
せて、その塗料補給口13に塗料供給配管16を連結し、塗
料供給源15Aから塗料圧送タンク2A内に塗料を補給す
る。
供給源15Aに接続した塗料供給配管16の先端に設けられ
ている雄形カプラー17を、エアシリンダ18により塗料圧
送タンク2Aの塗料補給口13を成す雌形カプラーに嵌合さ
せて、その塗料補給口13に塗料供給配管16を連結し、塗
料供給源15Aから塗料圧送タンク2A内に塗料を補給す
る。
また、前色塗料の洗浄が終了すると同時に、洗浄液供
給源20に接続した洗浄液供給配管21の先端に設けられて
いる雄形カプラー22を、エアシリンダ23により洗浄液圧
送タンク3の洗浄液補給口14を成す雌形カプラーに嵌合
させて、その洗浄液補給口14に洗浄液供給配管21を連結
し、洗浄液供給源20から洗浄液圧送タンク3内にも洗浄
液を補給しておく。
給源20に接続した洗浄液供給配管21の先端に設けられて
いる雄形カプラー22を、エアシリンダ23により洗浄液圧
送タンク3の洗浄液補給口14を成す雌形カプラーに嵌合
させて、その洗浄液補給口14に洗浄液供給配管21を連結
し、洗浄液供給源20から洗浄液圧送タンク3内にも洗浄
液を補給しておく。
そして、塗料圧送タンク2Aの塗料の補給と、洗浄液圧
送タンク3の洗浄液の補給が終了すると、その塗料圧送
タンク2Aの塗料補給口13と洗浄液圧送タンク3の洗浄液
補給口14から夫々塗料供給配管16と洗浄液供給配管21を
切り離して第1図の状態に戻り、その状態で静電塗装機
1に再び高電圧を印加して、例えば、塗料圧送タンク2B
に貯溜された導電性塗料による次色塗料の塗装を直ちに
開始することができる。
送タンク3の洗浄液の補給が終了すると、その塗料圧送
タンク2Aの塗料補給口13と洗浄液圧送タンク3の洗浄液
補給口14から夫々塗料供給配管16と洗浄液供給配管21を
切り離して第1図の状態に戻り、その状態で静電塗装機
1に再び高電圧を印加して、例えば、塗料圧送タンク2B
に貯溜された導電性塗料による次色塗料の塗装を直ちに
開始することができる。
したがって、前色塗料の塗装終了から次色塗料の塗装
開始までに要する色替時間が短縮されて、多色塗装にお
ける塗装生産性も非常に良い。
開始までに要する色替時間が短縮されて、多色塗装にお
ける塗装生産性も非常に良い。
なお、上記実施例では、静電塗装機1に圧送される塗
料の流量を圧力調整バルブ5の空気圧を可変することに
よって調節したが,これに限らず,例えば塗料ホース7
に流量調節バルブを介装させて,当該バルブの開度を制
御装置27から出力される信号で可変して塗料の流量を調
節するようにしてもよい。
料の流量を圧力調整バルブ5の空気圧を可変することに
よって調節したが,これに限らず,例えば塗料ホース7
に流量調節バルブを介装させて,当該バルブの開度を制
御装置27から出力される信号で可変して塗料の流量を調
節するようにしてもよい。
以上述べたように、本発明によれば、水性塗料等の導
電性塗料による静電塗装を行う場合でも、その導電性塗
料の塗料供給系に面倒な絶縁対策を施す必要がなくなる
から、数十色もの塗料供給系を有する多色静電塗装装置
であっても、設備費が嵩むことなく無公害な水性塗料に
よる静電塗装を行うことができるという大変優れた効果
がある。
電性塗料による静電塗装を行う場合でも、その導電性塗
料の塗料供給系に面倒な絶縁対策を施す必要がなくなる
から、数十色もの塗料供給系を有する多色静電塗装装置
であっても、設備費が嵩むことなく無公害な水性塗料に
よる静電塗装を行うことができるという大変優れた効果
がある。
また、塗装を終了して次の塗装を開始するまでのイン
ターバルを短くして、多色塗装における色替時間も短縮
できるという優れた効果を有するから、有機溶剤を大量
に消費する絶縁性樹脂塗料による静電塗装から水性塗料
による静電塗装への移行を促すことができるという有用
性がある。
ターバルを短くして、多色塗装における色替時間も短縮
できるという優れた効果を有するから、有機溶剤を大量
に消費する絶縁性樹脂塗料による静電塗装から水性塗料
による静電塗装への移行を促すことができるという有用
性がある。
第1図は本発明による静電塗装装置の一例を示すフロー
シート図、第2図はその動作を示すタイムチャート図で
ある。 符号の説明 1…静電塗装機、2A,2B,2C…塗料圧送タンク、3…洗浄
液圧送タンク、4…高圧空気供給源、8…マニホール
ド、9A,9B,9C…色替バルブ、10…洗浄液供給バルブ、13
…塗料補給口、14…洗浄液補給口、15A,15B,15C…塗料
供給源、16…塗料供給配管、20…洗浄液供給源、21…洗
浄液供給配管。
シート図、第2図はその動作を示すタイムチャート図で
ある。 符号の説明 1…静電塗装機、2A,2B,2C…塗料圧送タンク、3…洗浄
液圧送タンク、4…高圧空気供給源、8…マニホール
ド、9A,9B,9C…色替バルブ、10…洗浄液供給バルブ、13
…塗料補給口、14…洗浄液補給口、15A,15B,15C…塗料
供給源、16…塗料供給配管、20…洗浄液供給源、21…洗
浄液供給配管。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 5/025 - 5/16 B05B 12/14
Claims (1)
- 【請求項1】高電圧が印加された静電塗装機(1)で導
電性塗料を塗装する導電性塗料の静電塗装装置におい
て、 内部に貯留された所要量の導電性塗料を空気圧で圧し出
して静電塗装機(1)に定量供給する複数の塗料圧送タ
ンク(2A,2B,2C)と、内部に貯留された所要量の洗浄液
を空気圧で圧し出して静電塗装機(1)に供給する洗浄
液圧送タンク(3)が、夫々電気的絶縁状態で設置され
て、前記静電塗装機(1)に連なるマニホールド(8)
に並設した各色替バルブ(9A,9B,9C)と洗浄液供給バル
ブ(10)に接続されると共に、 前記各塗料圧送タンク(2A,2B,2C)と前記洗浄液圧送タ
ンク(3)に夫々塗料補給口(13)と洗浄液補給口(1
4)が設けられ、当該各塗料補給口(13)と洗浄液補給
口(14)に対して、夫々各塗料供給源(15A,15B,15C)
から各色の導電性塗料を供給する塗料供給配管(16)と
洗浄液供給源(20)から洗浄液を供給する洗浄液供給配
管(21)が係脱自在に連結されるように成されたことを
特徴とする導電性塗料の静電塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2330212A JP2786535B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 導電性塗料の静電塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2330212A JP2786535B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 導電性塗料の静電塗装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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-
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- 1990-11-30 JP JP2330212A patent/JP2786535B2/ja not_active Expired - Lifetime
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