JP2786408B2 - 電解酸性水製造装置 - Google Patents

電解酸性水製造装置

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JP2786408B2
JP2786408B2 JP7139392A JP13939295A JP2786408B2 JP 2786408 B2 JP2786408 B2 JP 2786408B2 JP 7139392 A JP7139392 A JP 7139392A JP 13939295 A JP13939295 A JP 13939295A JP 2786408 B2 JP2786408 B2 JP 2786408B2
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正晴 山崎
和也 原田
輝三 鬼頭
能治 岡田
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CHUNICHI DENSHI KK
KOTOBUKI KAKOKI KK
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CHUNICHI DENSHI KK
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電解酸性水を製造す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電解酸性水が、医療現場や厨房等
における殺菌等の用途において注目されている。電解酸
性水とは、一般の水道からの水道水等が電気分解によっ
てpH約3以下の酸性にされたものである。そして、従
来における電解酸性水製造装置は、流入部と2つの流出
部を有し、内部に一対のプラスとマイナスの電極板が配
設された直方体状又は円筒状のケーシングから形成され
ている。そして、流入部から流入した水道水がケーシン
グ内を流れつつ電極板によって電気分解され、一方の流
出部から電解酸性水が流出し、他方の流出部から電解ア
ルカリ性水が流出するようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電解酸性水製造装置は、ケーシング内を水が電気分
解に十分な時間を経て流れるための特別な工夫はなされ
ていなかった。このため、電気分解が十分にされない場
合もあり、適切な電解酸性水が得られない場合もあっ
た。そこで、本発明は、十分に電気分解が行われて適切
な電解酸性水を製造することができる電解酸性水製造装
置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、ケーシングと、イオンを透
過可能な材質で形成され、前記ケーシング内をプラス電
極室とマイナス電極室とに二分する隔膜と、前記プラス
電極室内のうちの前記隔膜の側に配設されたプラス電極
と、前記マイナス電極室内のうちの前記隔膜の側に配設
されたマイナス電極と、前記プラス電極室及び前記マイ
ナス電極室へ水を流入させる流入部と、前記プラス電極
室から水を流出させる電解酸性水流出部と、前記マイナ
ス電極室から水を流出させる電解アルカリ性水流出部
と、前記プラス電極室及び前記マイナス電極室に設けら
れ、前記流入部から前記プラス電極室及び前記マイナス
電極室へ流入した水がその各室内において往復動しつつ
前記電解酸性水流出部及び前記電解アルカリ性水流出部
へと至る通路を形成する複数個の整流板とを有すること
を特徴とする。なお、「往復動」とは、1往復の場合や
3往復の場合や、2往復半の場合等、種々のものが適用
される。これは、他の請求項においても同様である。
【0005】この発明では、流入部からケーシング内に
流入した水が、プラス電極室及びマイナス電極室内の各
通路を流れて、前記電解酸性水流出部及び前記電解アル
カリ性水流出部から流出する。その際に、プラス電極及
びマイナス電極による印加の下、隔膜を通してイオンが
透過しつつ水が電気分解されて、プラス電極室内の水は
酸性となりマイナス電極室内の水はアルカリ性となる。
そして、電解酸性水流出部(プラス電極室)から電解酸
性水が流出し、電解アルカリ性水流出部(マイナス電極
室)から電解アルカリ性水が流出する。その際におい
て、流入部からケーシング内に流入した水は、プラス電
極室及びマイナス電極室内において、各々複数個の整流
板によって形成される各通路によって往復動しつつ電解
酸性水流出部及び電解アルカリ性水流出部へと至るた
め、各室内を十分な時間を経て流れる。このため、水が
十分に電気分解され、適切な電解酸性水が得られる。請
求項2に係る発明においても同様である。
【0006】請求項2に係る発明は、ケーシングと、イ
オンを透過可能な材質で形成され、前記ケーシング内を
プラス電極室とマイナス電極室とに二分する隔膜と、前
記プラス電極室内に配設されたプラス電極と、前記マイ
ナス電極室内に配設されたマイナス電極と、前記ケーシ
ングの下部に設けられ、前記プラス電極室及び前記マイ
ナス電極室へ水を流入させる流入部と、前記ケーシング
の上部に設けられ前記プラス電極室から水を流出させる
電解酸性水流出部と、前記ケーシングの上部に設けられ
前記マイナス電極室から水を流出させる電解アルカリ性
水流出部と、前記プラス電極室及び前記マイナス電極室
に設けられ、前記流入部から前記プラス電極室及び前記
マイナス電極室へ流入した水がその各室内において往復
動しつつ前記電解酸性水流出部及び前記電解アルカリ性
水流出部へと至る通路を形成する複数個の整流板とを有
し、前記複数個の整流板が互い違いにほぼ水平状であ
り、かつ前記流入部から前記電解酸性水流出部及び前記
電解アルカリ性水流出部へ至る水流方向に沿ってやや上
方へ向かうようにやや傾斜して設けられていることを特
徴とする。
【0007】この発明では、流入部から流入した水は、
プラス電極室及びマイナス電極室内において、各通路に
沿って、やや上方へ向かうようにほぼ水平方向に往復動
しつつ上方へ上り、電解酸性水流出部及び電解アルカリ
性水流出部から流出する。このため、電気分解によって
生じる気体は、適切に上方へ抜け出る。このため、その
気体が各通路内にたまって水と電極との接触を妨げたり
水の流通を妨げるようなことがなく、水は適切に電気分
解され、適切な電解酸性水が得られることが担保され
る。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に係る発明であって、前記ケーシング内において、
前記隔膜を挟んで前記プラス電極及び前記マイナス電極
として配設されるプラス電極板及び前記マイナス電極板
を有する隔膜電極板ユニットを有していることを特徴と
する。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1又は請求
項2に係る発明であって、前記ケーシング内において、
前記隔膜を挟んで前記プラス電極及び前記マイナス電極
として配設されるプラス電極板及び前記マイナス電極板
を有する隔膜電極板ユニットを有し、前記整流板が、そ
の隔膜電極板ユニットに対してパッキンを介して液密状
に配設されていることを特徴とする。
【0010】この発明では、隔膜電極板ユニットと整流
板とがパッキンによって液密状にされているため、各室
内の水は、整流板によって、確実に往復動することにな
る。すなわち、整流板と隔膜電極板ユニットとの間に隙
間があると、その隙間を通して水が短絡的に流れて通路
に沿った往復動をしないこともあり、その場合には十分
に電気分解がされないこともあり得る。しかし、この発
明においては隔膜電極板ユニットと整流板とが液密であ
るため、その間において水が短絡的に流れるようなこと
が防止され、十分な電気分解が担保され、適切な電解酸
性水が得られることになる。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項3又は請求
項4に係る発明であって、前記隔膜電極板ユニットが、
前記隔膜を挟んでその両側にスペーサを有し、それを挟
んでその両側に前記電極板を有し、さらにそれを挟んで
その両側に押え板を有するものであって、そのスペーサ
及び押え板が、前記整流板に沿った形状をしていること
を特徴とする。
【0012】この発明では、隔膜電極板ユニットのスペ
ーサ及び押え板が整流板に沿った形状をしているため、
その整流板によって形成される通路において、スペーサ
や押え板による凹凸が最小限とされるため、電気分解に
よって生じた気体がその凹凸にたまって水流の抵抗や電
流の抵抗となることもなく、円滑に電解酸性水が生成さ
れる。
【0013】請求項6に係る発明は、請求項1〜請求項
5のいずれかに係る発明の電解酸性水製造装置が複数個
集合され、それら前記各流入部が上流側において1つの
元流入部にまとめられており、前記各電解酸性水流出部
が合流電解酸性水流出部に合流し、前記各電解アルカリ
性水流出部が合流電解アルカリ性水流出部に合流するよ
うにされていることを特徴とする。
【0014】この発明では、元流入部から各電解酸性水
製造装置の流入部へ分岐して流れる水が各電解酸性水製
造装置内に流入し、各電解酸性水製造装置内において電
気分解されて電解酸性水及び電解アルカリ性水が生成さ
れ、その電解酸性水が各電解酸性水流出部から合流電解
酸性水流出部に合流して流出し、また、電解アルカリ性
水が、各電解アルカリ性水流出部から合流電解アルカリ
性水流出部に合流して流出する。このため、この発明に
よれば、集合させる電解酸性水製造装置の個数を変える
ことによって、製造される電解酸性水の水量を容易に調
整することができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。図1に示すように、この電解酸性水製造
装置2は、ケーシング10を有し、その内部には隔膜電
極板ユニット30(図2参照)が収容されている。隔膜
電極板ユニット30は中央に隔膜32を有し、ケーシン
グ10の内部は隔膜32によってプラス電極室12aと
マイナス電極室12bに二分されている(図4参照)。
プラス電極室12a及びマイナス電極室12bは対称的
な構造を有している。
【0016】ケーシング10は、ほぼ正方形の表面及び
裏面を有する薄型の直方体状をしており、合成樹脂によ
って一体的に形成されている。ケーシング10の下部に
は、プラス電極室12a,マイナス電極室12bに各々
連通するプラス電極室流入部14a,マイナス電極室流
入部14bが設けられている。これらが流入部に該当す
る。ケーシング10の上部には、プラス電極室12aか
ら水が流出する電解酸性水流出部16aと、マイナス電
極室12bから水が流出する電解アルカリ性水流出部1
6bが設けられている。ケーシング10のプラス電極室
12a及びマイナス電極室12bの内壁面には、各々対
応して複数個の整流板20が設けられている。整流板2
0は、ほぼ水平状に互い違いに設けられている。
【0017】図2に示すように、隔膜電極板ユニット3
0は、前述したように中央に隔膜32を有し、その両側
にスペーサ34が配設され、その両側にプラス電極板3
6a,マイナス電極板36bが配設され、さらにその両
側に押え板38が配設されている。そして、これらはボ
ルトによって一体的に結合されている。
【0018】隔膜32は、少なくともイオンを透過し得
る材質からなる膜状のものである。各スペーサ34は、
隔膜32を挟んでプラス電極板36a・マイナス電極板
36bの間の間隔を所定のものに保つためのものであ
る。プラス電極板36a,マイナス電極板36bは金網
状のものであり、各々、プラス側電線22a,マイナス
側電線22b(図1参照)に接続されている。押え板3
8は、スペーサ34とともに各電極板36a,36bを
挟んで、各電極板36a,36bを保持するものであ
る。
【0019】各スペーサ34及び各押え板38の形状
は、整流板20(図1,図3)に対応して形成されてい
る。すなわち、各押さえ板38は、ケーシング10の肉
厚に対応する周囲部38aと、整流板20の端面に対応
する整流板端面対応部38bのみから形成されている。
同様に、各スペーサ34も、ケーシング10の肉厚に対
応する周囲部と、整流板20の端面に対応する整流板端
面対応部のみから形成されている。そして、図3に示す
ように、プラス電極室12aにおいて、整流板20,押
え板38,スペーサ34によって、プラス電極室流入部
14aからプラス電極室12aに流入した水が、ほぼ水
平方向に往復動しつつ上方へ上り、電解酸性水流出部1
6aへと至る通路26が形成されている。同様に、マイ
ナス電極室12bにおいて、プラス電極室12aの通路
26に対応して、整流板20,押え板38,スペーサ3
4によって、マイナス電極室流入部14bからマイナス
電極室12bに流入した水が、ほぼ水平方向に往復動し
つつ上方へ上り、電解アルカリ性水流出部16bへと至
る通路(26)が形成されている。なお、図4に示すよ
うに、整流板20と押え板38との間にはパッキン39
(シール材)が介装されており、液密性が担保されてい
る。
【0020】次に、この装置2の作用効果を説明する。
水道管を流れる水道水が、途中で電解補助剤として食塩
(NaCl)が添加され、プラス電極室流入部14a,
マイナス電極室流入部14bを通して、プラス電極室1
2a,マイナス電極室12bに流入する。各室12a,
12b内に流入した水は、整流板20等によって形成さ
れる通路26を経てほぼ水平に往復動しつつ、上方へ上
り、電解酸性水流出部16a,電解アルカリ性水流出部
16bから流出する。
【0021】その際に、プラス電極板36a,マイナス
電極板36bによって、電気分解が生じる。すなわち、
次式のように、水中の水素イオン(H+ )がマイナス電
極板36bに引き寄せられて電子(e- )と結合して水
素(H2 )が生成される。 2H+ +2e- →H2 こうして、水素イオン(H+ )が消費され、マイナス電
極室12b内のpHが上がり、アルカリ性となる。
【0022】一方、次式のように、水中の水酸イオン
(OH- )及び食塩(NaCl)の解離によってできた
塩素イオン(Cl- )がプラス電極板36aに引き寄せ
られて酸素(O2 )と水(H2 O)及び塩素ガス(Cl
2 )が生成され、さらに塩素ガス(Cl2 )の一部が水
に溶解して次亜塩素酸(HClO)が生成される。 4OH- →O2 +2H2 O+4e- 2Cl- →Cl2 +2e- Cl2 +H2 O→HCl+HClO こうして、水酸イオン(OH- )が消費され、プラス電
極室12a内のpHが下がり、酸性となる。
【0023】なお、各イオンは、隔膜32を経て透過可
能であるため、プラス電極室12a内のイオンがマイナ
ス電極板36bへ到達したり、その逆の現象も生じて、
各流出部16a,16bへ至るまでに、プラス電極室1
2a内の水は電解酸性水となり、マイナス電極室12b
内の水は電解アルカリ性水となり、電解酸性水流出部1
6aから電解酸性水が流出し、電解アルカリ性水流出部
16bから電解アルカリ性水が流出するのである。
【0024】そして、この装置2では、図3に示すよう
に、ケーシング10内を流れる水が通路26によってほ
ぼ水平状に往復されつつ上方へ上がるというように、長
い時間をかけて水が流れ、十分に上記の電気分解される
ようにされているために、適切な電解酸性水が得られる
のである。
【0025】また、その水の往復動が鉛直方向ではなく
ほぼ水平方向なので、次の効果がある。すなわち、鉛直
方向(縦方向)であると、前述した電気分解の際に生じ
る水素や酸素の気体がケーシング10内の上方に溜まっ
てそれが各電極板36a,36bに付着して、水が電極
板36a,36bに対して直接的に接触することが妨げ
られることもあるが、この電解酸性水製造装置2ではそ
のようなことが生じないために、適切に電解酸性水が得
られる。
【0026】また、各整流板20と押え板38との間は
パッキン39(シール材)によって液密状とされている
ため、次の効果がある。すなわち、パッキン39が介装
されてなく液密ではない場合には、プラス電極室流入部
14a(マイナス電極室流入部14b)から流入した水
が、図3中2点鎖線で示すように、通路26に沿わずに
整流板20と押え板38との間に隙間をぬって短絡的に
電解酸性水流出部16a(電解アルカリ性水流出部16
b)へと至り、十分に電気分解されない場合もあるが、
この電解酸性水製造装置2ではそのようなことが防止さ
れるのである。
【0027】また、図4に示すように、各スペーサ34
及び各押え板38の形状が整流板20に対応して形成さ
れているため、次の効果がある。すなわち、通路26内
にはスペーサ34や押え板38による凹凸が生じないた
め、その部分において電気分解によって生じた気体(水
素,酸素)がたまって水流の抵抗や電流の抵抗となるこ
ともなく、円滑に電解酸性水が生成される。
【0028】また、図5に示すように、この電解酸性水
製造装置2を複数個集合させて複合式電解酸性水製造装
置80とすることもできる。その際には、各プラス電極
室流入部14a及び各マイナス電極室流入部14bが1
つの元流入部84にまとめられており、前記各電解酸性
水流出部16aが合流電解酸性水流出部86aに合流
し、前記各電解アルカリ性水流出部16bが合流電解ア
ルカリ性水流出部86bに合流するようにされている。
そして、元流入部84から各電解酸性水製造装置2のプ
ラス電極室流入部14a及びマイナス電極室流入部14
bへ水が分岐して流れ、各電解酸性水製造装置2におい
て電気分解されて電解酸性水及び電解アルカリ性水が生
成され、その電解酸性水が合流して合流電解酸性水流出
部86aから流出し、また、電解アルカリ性水が合流し
て合流電解アルカリ性水流出部86bから流出する。こ
のように、集合させる電解酸性水製造装置2の個数を変
えることによって、製造される電解酸性水の水量を容易
に調整することができる。
【0029】<第2実施例> 次に、本発明の第2実施例を、第1実施例との相違点を
中心に説明する。図6に示すように、この電解酸性水製
造装置102では、整流板120が、水流方向に沿って
やや上方へ向かうようにやや傾斜して形成されている。
なお、各スペーサ及び各押え板もそれに対応した形状と
されている。このため、各室12a,12b内を流れる
水が一層円滑に流れるとともに、電気分解によって生じ
た気体(水素,酸素)が円滑に上方へ抜けて各流出部1
6a,16bから流出し、それら気体がケーシング10
内に溜まることが一層有効に防止され、適切に電解酸性
水が製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一部破断斜視図であ
る。
【図2】図1の装置のうちの隔膜電極板ユニットを示す
分解斜視図である。
【図3】図1の装置の正断面図である。
【図4】図1の装置の側断面拡大図である。
【図5】図1の装置をもとに形成された複合式電解酸性
水製造装置を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 12a プラス電極室 12b マイナス電極室 14a プラス電極室流入部 14b マイナス電極室流入部 16a 電解酸性水流出部 16b 電解アルカリ性水流出部 20 整流板 26 通路 32 隔膜 36a プラス電極板 36b マイナス電極板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼頭 輝三 愛知県名古屋市天白区天白町大字平針字 黒石2845−209 平針住宅3−50 (72)発明者 岡田 能治 岐阜県土岐市泉中窯町1丁目26番地 (72)発明者 市川 孝博 愛知県名古屋市緑区桃山4丁目350番地 成田ビル206号 (56)参考文献 特開 平7−31975(JP,A) 特開 平5−123676(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/46 - 1/469 C25B 9/00 301 - 304

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、 イオンを透過可能な材質で形成され、前記ケーシング内
    をプラス電極室とマイナス電極室とに二分する隔膜と、前記プラス電極室及び前記マイナス電極室へ水を流入さ
    せる流入部と、 前記プラス電極室から水を流出させる電解酸性水流出部
    と、前記マイナス電極室から水を流出させる電解アルカ
    リ性水流出部と、 前記プラス電極室及び前記マイナス電極室に設けられ、
    前記流入部から前記プラス電極室及び前記マイナス電極
    室へ流入した水がその各室内において往復動しつつ前記
    電解酸性水流出部及び前記電解アルカリ性水流出部へと
    至る通路を形成する複数個の整流板と、 前記プラス電極室内において前記隔膜と前記整流板との
    間に配設されたプラス電極と、前記マイナス電極室内に
    おいて前記隔膜と前記整流板との間に配設されたマイナ
    ス電極と を有することを特徴とする電解酸性水製造装
    置。
  2. 【請求項2】 ケーシングと、 イオンを透過可能な材質で形成され、前記ケーシング内
    をプラス電極室とマイナス電極室とに二分する隔膜と、 前記プラス電極室内に配設されたプラス電極と、前記マ
    イナス電極室内に配設されたマイナス電極と、 前記ケーシングの下部に設けられ、前記プラス電極室及
    び前記マイナス電極室へ水を流入させる流入部と、 前記ケーシングの上部に設けられ前記プラス電極室から
    水を流出させる電解酸性水流出部と、前記ケーシングの
    上部に設けられ前記マイナス電極室から水を流出させる
    電解アルカリ性水流出部と、 前記プラス電極室及び前記マイナス電極室に設けられ、
    前記流入部から前記プラス電極室及び前記マイナス電極
    室へ流入した水がその各室内において往復動しつつ前記
    電解酸性水流出部及び前記電解アルカリ性水流出部へと
    至る通路を形成 する複数個の整流板とを有し、 前記複数個の整流板が互い違いにほぼ水平状であり、か
    つ前記流入部から前記電解酸性水流出部及び前記電解ア
    ルカリ性水流出部へ至る水流方向に沿ってやや上方へ向
    かうようにやや傾斜して設けられている ことを特徴とす
    る電解酸性水製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載された電解
    酸性水製造装置であって、前記ケーシング内において、前記隔膜を挟んで前記プラ
    ス電極及び前記マイナス電極として配設されるプラス電
    極板及び前記マイナス電極板を有する隔膜電極板ユニッ
    トを有している ことを特徴とする電解酸性水製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載された電解
    酸性水製造装置であって、 前記ケーシング内において前記隔膜を挟んで前記プラ
    ス電極及び前記マイナス電極として配設されるプラス電
    極板及び前記マイナス電極板を有する隔膜電極板ユニッ
    トを有し、 前記整流板がその隔膜電極板ユニットに対してパッキ
    ンを介して液密状に配設されていることを特徴とする電
    解酸性水製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載された電解
    酸性水製造装置であって、 前記隔膜電極板ユニットが、前記隔膜を挟んでその両側
    にスペーサを有し、それを挟んでその両側に前記電極板
    を有し、さらにそれを挟んでその両側に押え板を有する
    ものであって、 そのスペーサ及び押え板が、前記整流板に沿った形状を
    していることを特徴とする電解酸性水製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載
    れた電解酸性水製造装置が複数個集合され、それら前記
    各流入部が上流側において1つの元流入部にまとめられ
    ており、前記各電解酸性水流出部が合流電解酸性水流出
    部に合流し、前記各電解アルカリ性水流出部が合流電解
    アルカリ性水流出部に合流するようにされていることを
    特徴とする複合式電解酸性水製造装置。
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