JP2786072B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP2786072B2 JP2786072B2 JP5033569A JP3356993A JP2786072B2 JP 2786072 B2 JP2786072 B2 JP 2786072B2 JP 5033569 A JP5033569 A JP 5033569A JP 3356993 A JP3356993 A JP 3356993A JP 2786072 B2 JP2786072 B2 JP 2786072B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ply
- tire
- carcass
- divided
- plies
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/02—Carcasses
- B60C9/0207—Carcasses comprising an interrupted ply, i.e. where the carcass ply does not continuously extend from bead to bead but is interrupted, e.g. at the belt area, into two or more portions of the same ply
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトプライの内周側
に複数のカーカスプライを備えた空気入りタイヤに関す
るものである。
に複数のカーカスプライを備えた空気入りタイヤに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、タイヤファブリックで構成さ
れた複数枚のカーカスプライからなるタイヤカーカスの
外側にタイヤの踏面となるトレッドや、側面となるサイ
ドウォールが貼付けられ、各カーカスプライの両端部が
ビードエイペックスを備えたビード部のビードコアを支
点にまとめて巻き上げられた構成の空気入りタイヤが知
られている。
れた複数枚のカーカスプライからなるタイヤカーカスの
外側にタイヤの踏面となるトレッドや、側面となるサイ
ドウォールが貼付けられ、各カーカスプライの両端部が
ビードエイペックスを備えたビード部のビードコアを支
点にまとめて巻き上げられた構成の空気入りタイヤが知
られている。
【0003】ところが近年、上記タイヤにおいては、タ
イヤの軽量化を図るため、例えば、カーカスプライのレ
スプライ化、すなわちタイヤカーカスを構成するカーカ
スプライの枚数を減らすことが行われている。
イヤの軽量化を図るため、例えば、カーカスプライのレ
スプライ化、すなわちタイヤカーカスを構成するカーカ
スプライの枚数を減らすことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、単にカーカスプライの枚数を減らすようなタイ
ヤの軽量化では、サイドウォール部、あるいは踏面に対
する剛性が著しく低下し、タイヤの耐久性や、実車操縦
安定性の低下を招くことになり、タイヤ性能上好ましく
ない。
ように、単にカーカスプライの枚数を減らすようなタイ
ヤの軽量化では、サイドウォール部、あるいは踏面に対
する剛性が著しく低下し、タイヤの耐久性や、実車操縦
安定性の低下を招くことになり、タイヤ性能上好ましく
ない。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、タイヤの耐久性及び実車操縦安定性を
確保しつつタイヤの軽量化を行うことができる空気入り
タイヤを提供することを目的としている。
れたものであり、タイヤの耐久性及び実車操縦安定性を
確保しつつタイヤの軽量化を行うことができる空気入り
タイヤを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッドの内
周側に複数枚のベルトプライを備えるとともに、このベ
ルトプライの内周側に、タイヤファブリックで構成され
た複数枚のカーカスプライが積層され、これらのカーカ
スプライの両端部が、ビードエイペックスを有するビー
ド部のビードコアを支点に巻き上げられた空気入りタイ
ヤにおいて、タイヤ軸方向に分割された一対の分割プラ
イがタイヤ軸方向に所定の間隔で配されてなる分割プラ
イ構造のカーカスプライを複数枚備えるとともに、これ
ら分割プライ構造のカーカスプライの間に非分割プライ
構造のカーカスプライを備えるものであって、上記分割
プライ構造の各カーカスプライは、上記間隔が上記ベル
トプライにおける最小ベルト幅よりも狭く設定されると
ともに、分割プライの赤道面側端部同士がタイヤ赤道面
に対して対称、かつタイヤ径方向に各赤道面側端部同士
が一致することがないように配設したものである。
周側に複数枚のベルトプライを備えるとともに、このベ
ルトプライの内周側に、タイヤファブリックで構成され
た複数枚のカーカスプライが積層され、これらのカーカ
スプライの両端部が、ビードエイペックスを有するビー
ド部のビードコアを支点に巻き上げられた空気入りタイ
ヤにおいて、タイヤ軸方向に分割された一対の分割プラ
イがタイヤ軸方向に所定の間隔で配されてなる分割プラ
イ構造のカーカスプライを複数枚備えるとともに、これ
ら分割プライ構造のカーカスプライの間に非分割プライ
構造のカーカスプライを備えるものであって、上記分割
プライ構造の各カーカスプライは、上記間隔が上記ベル
トプライにおける最小ベルト幅よりも狭く設定されると
ともに、分割プライの赤道面側端部同士がタイヤ赤道面
に対して対称、かつタイヤ径方向に各赤道面側端部同士
が一致することがないように配設したものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、カーカスプライが、タイヤ軸
方向に分割された一対の分割プライからなる分割プライ
構造を有し、各分割プライがタイヤ軸方向に所定の間隔
で配されることによって、周方向に亘って途切部が形成
される。つまり、非分割プライ構造のカーカスプライと
比較すると、上記途切部に相当する重量分だけカーカス
プライが軽量化される。従って、上記分割プライ構造の
カーカスプライによってタイヤを構成することによっ
て、タイヤの軽量化を図るこができる。また、各分割プ
ライの配設間隔をベルトプライの最小ベルト幅よりも狭
くすることによって、上記途切部が比較的剛性の高いベ
ルトプライの内周側にのみ形成されるので、タイヤの踏
面に対する剛性低下を招くことがなく、またサイドウォ
ール部分での剛性低下も生じない。さらに、各分割プラ
イがタイヤ赤道面に対して対称な位置に配設されること
によって、タイヤ軸方向でのタイヤ重量の偏りを招くこ
ともない。
方向に分割された一対の分割プライからなる分割プライ
構造を有し、各分割プライがタイヤ軸方向に所定の間隔
で配されることによって、周方向に亘って途切部が形成
される。つまり、非分割プライ構造のカーカスプライと
比較すると、上記途切部に相当する重量分だけカーカス
プライが軽量化される。従って、上記分割プライ構造の
カーカスプライによってタイヤを構成することによっ
て、タイヤの軽量化を図るこができる。また、各分割プ
ライの配設間隔をベルトプライの最小ベルト幅よりも狭
くすることによって、上記途切部が比較的剛性の高いベ
ルトプライの内周側にのみ形成されるので、タイヤの踏
面に対する剛性低下を招くことがなく、またサイドウォ
ール部分での剛性低下も生じない。さらに、各分割プラ
イがタイヤ赤道面に対して対称な位置に配設されること
によって、タイヤ軸方向でのタイヤ重量の偏りを招くこ
ともない。
【0008】その上、各分割プライの赤道面側端部同士
がタイヤ径方向で一致していないので、タイヤ表面に極
端な凹凸が生じるといった不都合がなく、また、分割プ
ライ構造を有する各カーカスプライの間に、非分割プラ
イ構造のカーカスプライを介設しているので、分割プラ
イ構造を有する各カーカスプライの途切部がタイヤ径方
向で一致することに起因するタイヤカーカスの局所的な
剛性低下を緩和することができる。
がタイヤ径方向で一致していないので、タイヤ表面に極
端な凹凸が生じるといった不都合がなく、また、分割プ
ライ構造を有する各カーカスプライの間に、非分割プラ
イ構造のカーカスプライを介設しているので、分割プラ
イ構造を有する各カーカスプライの途切部がタイヤ径方
向で一致することに起因するタイヤカーカスの局所的な
剛性低下を緩和することができる。
【0009】
【実施例】本発明の空気入りタイヤについて図1及び図
2を用いて説明する。図2は、本発明の空気入りタイヤ
の一実施例を示す断面図で、図1は、図2における要部
拡大図である。
2を用いて説明する。図2は、本発明の空気入りタイヤ
の一実施例を示す断面図で、図1は、図2における要部
拡大図である。
【0010】図2において、タイヤ10は、複数枚のカ
ーカスプライから構成されたタイヤカーカス16を備え
ており、実施例において、このタイヤカーカス16は、
タイヤ外周側(図2では上側)から順に重ねられた、第
1プライ23,第2プライ24,第3プライ25の3枚
のカーカスプライによって構成されている。このタイヤ
カーカス16の外周側には、踏面となるトレッド12
や、側面となるサイドウォール18が貼付られ、トレッ
ド12内周側には、タイヤカーカス16の外周側に隣接
してベルト14が配設されている。ベルト14は、タイ
ヤ10の軸方向の幅がそれぞれ異なる2種類のベルトプ
ライ15a,15bより構成されており、幅が狭いベル
トプライ15aがタイヤカーカス16に隣接されてい
る。
ーカスプライから構成されたタイヤカーカス16を備え
ており、実施例において、このタイヤカーカス16は、
タイヤ外周側(図2では上側)から順に重ねられた、第
1プライ23,第2プライ24,第3プライ25の3枚
のカーカスプライによって構成されている。このタイヤ
カーカス16の外周側には、踏面となるトレッド12
や、側面となるサイドウォール18が貼付られ、トレッ
ド12内周側には、タイヤカーカス16の外周側に隣接
してベルト14が配設されている。ベルト14は、タイ
ヤ10の軸方向の幅がそれぞれ異なる2種類のベルトプ
ライ15a,15bより構成されており、幅が狭いベル
トプライ15aがタイヤカーカス16に隣接されてい
る。
【0011】タイヤカーカス16を構成する各プライ2
3,24,25の両端部26a,26b,26cは、断
面三角形状のビードエイペックス22を備えたビード部
のビードコア20を支点に巻き上げられており、しか
も、上記両端部26a,26b,26cは、タイヤ10
の内側から外側に向けて巻き上げられている。
3,24,25の両端部26a,26b,26cは、断
面三角形状のビードエイペックス22を備えたビード部
のビードコア20を支点に巻き上げられており、しか
も、上記両端部26a,26b,26cは、タイヤ10
の内側から外側に向けて巻き上げられている。
【0012】ここで、このタイヤ10の特徴点とし、上
記タイヤカーカス16を構成する第1から第3プライ2
3〜25のうち、最外周側の第1プライ23と最内周側
の第3プライ25は分割プライ構造を有している。具体
的には、図1に示すように、タイヤ10軸方向に一対構
成の分割プライ23a,23bが所定の間隔Wgで配設
されることによって周方向に亘って途切部31が形成さ
れる第1プライ23が構成されている。同様に、各分割
プライ25a,25bが所定の間隔Wnで配設されるこ
とによって周方向に亘って途切部33が形成される第3
プライ25が構成されている。この際、分割プライ23
a,23b及び25a,25bは、それぞれ赤道面28
に対して対称な位置に配設されている。また分割プライ
23a,23b及び25a,25bの各配設間隔Wg,
Wnは、共に、ベルトプライ15aにおけるタイヤ10
軸方向の幅Lよりも狭くなるように設定されおり、さら
に分割プライ23a,23bにおける赤道面28側の端
部30a,30bと分割プライ25a,25bにおける
赤道面28側の端部32a,32bが、タイヤ10の径
方向(図1では上下方向)で一致することがないように
されている。
記タイヤカーカス16を構成する第1から第3プライ2
3〜25のうち、最外周側の第1プライ23と最内周側
の第3プライ25は分割プライ構造を有している。具体
的には、図1に示すように、タイヤ10軸方向に一対構
成の分割プライ23a,23bが所定の間隔Wgで配設
されることによって周方向に亘って途切部31が形成さ
れる第1プライ23が構成されている。同様に、各分割
プライ25a,25bが所定の間隔Wnで配設されるこ
とによって周方向に亘って途切部33が形成される第3
プライ25が構成されている。この際、分割プライ23
a,23b及び25a,25bは、それぞれ赤道面28
に対して対称な位置に配設されている。また分割プライ
23a,23b及び25a,25bの各配設間隔Wg,
Wnは、共に、ベルトプライ15aにおけるタイヤ10
軸方向の幅Lよりも狭くなるように設定されおり、さら
に分割プライ23a,23bにおける赤道面28側の端
部30a,30bと分割プライ25a,25bにおける
赤道面28側の端部32a,32bが、タイヤ10の径
方向(図1では上下方向)で一致することがないように
されている。
【0013】このように、分割プライ23a,23b及
び25a,25bを所定の間隔Wg,Wnで配設するこ
とによって途切部31及び33が形成されるような分割
プライ構造の第1プライ23及び第3プライ25におい
ては、その重量が非分割プライ構造のカーカスプライ
(例えば、第2プライ24)に対して、上記途切部3
1,33に相当する分だけ軽くなっており、その結果、
タイヤ全体としても、これに相当する重量だけタイヤの
軽量化を図ることが可能となっている。しかも、第1プ
ライ23及び第3プライ25の途切部31,33は、比
較的剛性の高いベルト14の内周側に形成されているの
で、タイヤ10の踏面に対する剛性低下は無視するに等
しく、またレスプライ化していないので、サイドウォー
ル部での剛性低下を招くことがない。
び25a,25bを所定の間隔Wg,Wnで配設するこ
とによって途切部31及び33が形成されるような分割
プライ構造の第1プライ23及び第3プライ25におい
ては、その重量が非分割プライ構造のカーカスプライ
(例えば、第2プライ24)に対して、上記途切部3
1,33に相当する分だけ軽くなっており、その結果、
タイヤ全体としても、これに相当する重量だけタイヤの
軽量化を図ることが可能となっている。しかも、第1プ
ライ23及び第3プライ25の途切部31,33は、比
較的剛性の高いベルト14の内周側に形成されているの
で、タイヤ10の踏面に対する剛性低下は無視するに等
しく、またレスプライ化していないので、サイドウォー
ル部での剛性低下を招くことがない。
【0014】また、第1プライ23及び第3プライ25
の各分割プライ23a,23b及び各分割プライ25
a,25bは、赤道面28に対して対称な位置に配設さ
れているので、タイヤ10軸方向でのタイヤ10の重量
の偏りを招くことがない。
の各分割プライ23a,23b及び各分割プライ25
a,25bは、赤道面28に対して対称な位置に配設さ
れているので、タイヤ10軸方向でのタイヤ10の重量
の偏りを招くことがない。
【0015】さらに、第1プライ23と第3プライ25
の間に非分割プライ構造の第2プライ24が積層されて
いるので、第1プライ23の途切部31と第3プライ2
5の途切部33がタイヤ10の径方向で一致することに
より生じる、タイヤカーカス16の局所的な剛性低下を
緩和することができる。また、分割プライ23a,23
bにおける赤道面28側の端部30a,30bと分割プ
ライ25a,25bにおける赤道面28側の端部32
a,32bとが、タイヤ10の径方向で一致しないよう
にされているので、これらが一致することによってタイ
ヤ10外周面に極端な凹凸を形成するといった不都合が
生じない。
の間に非分割プライ構造の第2プライ24が積層されて
いるので、第1プライ23の途切部31と第3プライ2
5の途切部33がタイヤ10の径方向で一致することに
より生じる、タイヤカーカス16の局所的な剛性低下を
緩和することができる。また、分割プライ23a,23
bにおける赤道面28側の端部30a,30bと分割プ
ライ25a,25bにおける赤道面28側の端部32
a,32bとが、タイヤ10の径方向で一致しないよう
にされているので、これらが一致することによってタイ
ヤ10外周面に極端な凹凸を形成するといった不都合が
生じない。
【0016】従って、後述の実験データからも明らかな
ように、本発明によれば、タイヤ耐久性及び実車操縦安
定性を確保しつつタイヤの軽量化を実施することができ
る。
ように、本発明によれば、タイヤ耐久性及び実車操縦安
定性を確保しつつタイヤの軽量化を実施することができ
る。
【0017】実験データ 下の表に示すデータは、3枚のカーカスプライを備えた
標準仕様の従来品、レスプライ構造の従来品及び4種類
の本発明品について、タイヤの耐久性、実車操縦安定性
及びタイヤ重量を測定した結果を示したものであり、こ
れらのタイヤの耐久性、実車操縦安定性及びタイヤ重量
については、標準仕様従来品のそれを100としたとき
の相対指数で表している。なお、表中の実施例3及び実
施例4は、第1プライ23または第3プライ25のいず
れか一方のみが分割プライ構造を有する場合の実施例で
ある。
標準仕様の従来品、レスプライ構造の従来品及び4種類
の本発明品について、タイヤの耐久性、実車操縦安定性
及びタイヤ重量を測定した結果を示したものであり、こ
れらのタイヤの耐久性、実車操縦安定性及びタイヤ重量
については、標準仕様従来品のそれを100としたとき
の相対指数で表している。なお、表中の実施例3及び実
施例4は、第1プライ23または第3プライ25のいず
れか一方のみが分割プライ構造を有する場合の実施例で
ある。
【0018】
【表1】
【0019】このデータから下記の考察を行うことがで
きる。
きる。
【0020】(a)3枚のカーカスプライを備えた標準
仕様の従来品に対し、レスプライ化するだけでは、タイ
ヤの軽量化を図ることはできるものの、タイヤの耐久性
及び実車操縦安定性共に減少し、よって走行安定性が低
下する。
仕様の従来品に対し、レスプライ化するだけでは、タイ
ヤの軽量化を図ることはできるものの、タイヤの耐久性
及び実車操縦安定性共に減少し、よって走行安定性が低
下する。
【0021】(b)本発明のように、分割構造を有する
カーカスプライによってタイヤカーカスを構成するもの
では、標準仕様の従来品に対し、タイヤの耐久性及び実
車操縦安定性を共に低下させることなく、タイヤの軽量
化を図ることができる。
カーカスプライによってタイヤカーカスを構成するもの
では、標準仕様の従来品に対し、タイヤの耐久性及び実
車操縦安定性を共に低下させることなく、タイヤの軽量
化を図ることができる。
【0022】(c)しかも、第1プライあるいは第3プ
ライのいずれかのみを分割プライ構造のカーカスプライ
で構成した場合と第1プライ及び第3プライの両プライ
を分割プライ構造を有するカーカスプライで構成した場
合の、いずれの場合でもタイヤの耐久性及び実車操縦安
定性の低下を招くことがないので、複数枚のカーカスプ
ライを分割プライ構造を有するカーカスプライで構成す
ることによって、タイヤの耐久性及び実車操縦安定性を
維持しつつより効果的にタイヤの軽量化を図ることがで
きる。
ライのいずれかのみを分割プライ構造のカーカスプライ
で構成した場合と第1プライ及び第3プライの両プライ
を分割プライ構造を有するカーカスプライで構成した場
合の、いずれの場合でもタイヤの耐久性及び実車操縦安
定性の低下を招くことがないので、複数枚のカーカスプ
ライを分割プライ構造を有するカーカスプライで構成す
ることによって、タイヤの耐久性及び実車操縦安定性を
維持しつつより効果的にタイヤの軽量化を図ることがで
きる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、トレッ
ドの内周側に複数枚のベルトプライを備えるとともに、
このベルトプライの内周側に、タイヤファブリックで構
成された複数枚のカーカスプライが積層され、これらの
カーカスプライの両端部が、ビードエイペックスを有す
るビード部のビードコアを支点に巻き上げられた空気入
りタイヤにおいて、タイヤ軸方向に分割された一対の分
割プライがタイヤ軸方向に所定の間隔で配されてなる分
割プライ構造のカーカスプライを複数枚備えるととも
に、これら分割プライ構造のカーカスプライの間に非分
割プライ構造のカーカスプライを備えるものであって、
上記分割プライ構造の各カーカスプライは、上記間隔が
上記ベルトプライにおける最小ベルト幅よりも狭く設定
されるととも に、各分割プライがタイヤ赤道面に対して
対称で、かつタイヤ径方向に各赤道面側端部同士が一致
することがないように配設されているので、タイヤの耐
久性及び実車操縦安定性を確保しつつタイヤの軽量化を
行うことができる。
ドの内周側に複数枚のベルトプライを備えるとともに、
このベルトプライの内周側に、タイヤファブリックで構
成された複数枚のカーカスプライが積層され、これらの
カーカスプライの両端部が、ビードエイペックスを有す
るビード部のビードコアを支点に巻き上げられた空気入
りタイヤにおいて、タイヤ軸方向に分割された一対の分
割プライがタイヤ軸方向に所定の間隔で配されてなる分
割プライ構造のカーカスプライを複数枚備えるととも
に、これら分割プライ構造のカーカスプライの間に非分
割プライ構造のカーカスプライを備えるものであって、
上記分割プライ構造の各カーカスプライは、上記間隔が
上記ベルトプライにおける最小ベルト幅よりも狭く設定
されるととも に、各分割プライがタイヤ赤道面に対して
対称で、かつタイヤ径方向に各赤道面側端部同士が一致
することがないように配設されているので、タイヤの耐
久性及び実車操縦安定性を確保しつつタイヤの軽量化を
行うことができる。
【図1】図2における要部拡大図である。
【図2】本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面
図である。
図である。
10 空気入りタイヤ 14 ベルト 15a,15b ベルトプライ 16 タイヤカーカス 23 第1プライ 24 第2プライ 25 第3プライ 23a,23b 分割プライ 25a,25b 分割プライ 28 赤道面 31,33 途切部 Wg 分割プライ23a,23b配設間隔 Wn 分割プライ25a,25b配設間隔 L 幅
Claims (1)
- 【請求項1】 トレッドの内周側に複数枚のベルトプラ
イを備えるとともに、このベルトプライの内周側に、タ
イヤファブリックで構成された複数枚のカーカスプライ
が積層され、これらのカーカスプライの両端部が、ビー
ドエイペックスを有するビード部のビードコアを支点に
巻き上げられた空気入りタイヤにおいて、タイヤ軸方向
に分割された一対の分割プライがタイヤ軸方向に所定の
間隔で配されてなる分割プライ構造のカーカスプライを
複数枚備えるとともに、これら分割プライ構造のカーカ
スプライの間に非分割プライ構造のカーカスプライを備
えるものであって、上記分割プライ構造の各カーカスプ
ライは、上記間隔が上記ベルトプライにおける最小ベル
ト幅よりも狭く設定されるとともに、各分割プライがタ
イヤ赤道面に対して対称で、かつタイヤ径方向に各赤道
面側端部同士が一致することがないように配設されてい
ることを特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5033569A JP2786072B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5033569A JP2786072B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06247102A JPH06247102A (ja) | 1994-09-06 |
JP2786072B2 true JP2786072B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=12390183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5033569A Expired - Fee Related JP2786072B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2786072B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0499808U (ja) * | 1991-02-06 | 1992-08-28 | ||
JP4497602B2 (ja) * | 1999-03-08 | 2010-07-07 | 株式会社ブリヂストン | 乗用車用空気入りタイヤ |
US20090095397A1 (en) * | 2007-10-15 | 2009-04-16 | Robert Anthony Neubauer | Floating two-ply tire |
JP7219081B2 (ja) * | 2018-12-21 | 2023-02-07 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りタイヤ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63156802U (ja) * | 1987-04-03 | 1988-10-14 | ||
US4854362A (en) * | 1988-05-23 | 1989-08-08 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire |
JPH0764164B2 (ja) * | 1990-10-24 | 1995-07-12 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りラジアルタイヤ |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP5033569A patent/JP2786072B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06247102A (ja) | 1994-09-06 |
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