JP2784834B2 - 回転磁気ヘッドシリンダ - Google Patents
回転磁気ヘッドシリンダInfo
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- JP2784834B2 JP2784834B2 JP2095165A JP9516590A JP2784834B2 JP 2784834 B2 JP2784834 B2 JP 2784834B2 JP 2095165 A JP2095165 A JP 2095165A JP 9516590 A JP9516590 A JP 9516590A JP 2784834 B2 JP2784834 B2 JP 2784834B2
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- Japan
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- magnetic head
- cylinder
- tape
- rotary
- head cylinder
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、VTRの回転磁気ヘッドシリンダに関し、特
に、磁気ヘッドがテープ離脱上通過時に発生する騒音の
少ない録画時の音質が良好な回転磁気ヘッドシリンダに
関するものである。
に、磁気ヘッドがテープ離脱上通過時に発生する騒音の
少ない録画時の音質が良好な回転磁気ヘッドシリンダに
関するものである。
（従来の技術） 従来の回転磁気ヘッドシリンダについて、第４図ない
し第６図により説明する。
し第６図により説明する。
第４図は従来の回転磁気ヘッドシリンダを、テープ離
脱点方向から見た斜視図である。同図において、回転シ
リンダ１と、固定シリンダ２との間に磁気ヘッド３が配
置されており、回転シリンダ１と共に矢印Ａの方向に回
転する。磁気テープ４は案内ピン５により回転および固
定シリンダ１および２の外周面にらせん状に巻き付けら
れており、磁気ヘッド３は磁気テープ４の上縁部4aから
離脱する。また、固定シリンダ２の表面磁気ヘッド離脱
点の近傍にジッタを低減する突起６が設けられている。
第５図（ａ）および（ｂ）は、テープ離脱点近傍を示す
磁気ヘッド走査ラインに沿ったシリンダ横断面図および
突起６を含む位置におけるシリンダの縦断面図である。
第６図（ａ）および（ｂ）は、テープ離脱点近傍におい
て騒音測定を行った場合の時間応答ならびに周波数応答
波形を示す。
脱点方向から見た斜視図である。同図において、回転シ
リンダ１と、固定シリンダ２との間に磁気ヘッド３が配
置されており、回転シリンダ１と共に矢印Ａの方向に回
転する。磁気テープ４は案内ピン５により回転および固
定シリンダ１および２の外周面にらせん状に巻き付けら
れており、磁気ヘッド３は磁気テープ４の上縁部4aから
離脱する。また、固定シリンダ２の表面磁気ヘッド離脱
点の近傍にジッタを低減する突起６が設けられている。
第５図（ａ）および（ｂ）は、テープ離脱点近傍を示す
磁気ヘッド走査ラインに沿ったシリンダ横断面図および
突起６を含む位置におけるシリンダの縦断面図である。
第６図（ａ）および（ｂ）は、テープ離脱点近傍におい
て騒音測定を行った場合の時間応答ならびに周波数応答
波形を示す。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の構成では、録画または再生を行
うため磁気テープ４を走行させると、第５図（ａ）に示
すように、回転シリンダ１の回転によりテープ・シリン
ダ間に生ずる負圧および磁気テープ４自身の面外曲げ剛
性により、磁気テープ４は突起６通過後もシリンダ表面
に沿うように変形し、磁気テープ４が回転および固定シ
リンダ１および２の表面との間にわずかな隙間のある密
着していない領域Ｂを生ずるため、磁気ヘッド３が突起
６通過後に磁気テープ４との再接触を起こし、その衝撃
により磁気テープ４の上縁部に一時的なテンション増加
が発生し、第５図（ｂ）に示す、突起６によりシリンダ
表面より浮きを生じている磁気テープ４の上縁部4aがシ
リンダ方向へ変形し、回転シリンダ１の表面との衝撃を
起こす。衝突時の衝撃により第６図の実線の楕円Ｄ′に
示すように騒音が発生し、録音時の音質等に影響及ぼす
という問題があった。
うため磁気テープ４を走行させると、第５図（ａ）に示
すように、回転シリンダ１の回転によりテープ・シリン
ダ間に生ずる負圧および磁気テープ４自身の面外曲げ剛
性により、磁気テープ４は突起６通過後もシリンダ表面
に沿うように変形し、磁気テープ４が回転および固定シ
リンダ１および２の表面との間にわずかな隙間のある密
着していない領域Ｂを生ずるため、磁気ヘッド３が突起
６通過後に磁気テープ４との再接触を起こし、その衝撃
により磁気テープ４の上縁部に一時的なテンション増加
が発生し、第５図（ｂ）に示す、突起６によりシリンダ
表面より浮きを生じている磁気テープ４の上縁部4aがシ
リンダ方向へ変形し、回転シリンダ１の表面との衝撃を
起こす。衝突時の衝撃により第６図の実線の楕円Ｄ′に
示すように騒音が発生し、録音時の音質等に影響及ぼす
という問題があった。
本発明は上記の問題を解決するもので、磁気ヘッドの
テープ離脱点通過時に騒音を発生せず、録画音質の良い
回転磁気ヘッドシリンダを提供するものである。
テープ離脱点通過時に騒音を発生せず、録画音質の良い
回転磁気ヘッドシリンダを提供するものである。
（課題を解決するための手段） 上記の課題を解決するため、本発明は、回転シリンダ
と、固定シリンダとの間に磁気ヘッドが配置され、回転
シリンダとともに回転するVTRの回転磁気ヘッドシリン
ダにおいて、上記の固定シリンダの磁気テープ離脱部に
おいて、テープの幅方向のテープ上縁部とテープ下縁部
の２箇所にそれぞれ独立した突起を設けるものである。
と、固定シリンダとの間に磁気ヘッドが配置され、回転
シリンダとともに回転するVTRの回転磁気ヘッドシリン
ダにおいて、上記の固定シリンダの磁気テープ離脱部に
おいて、テープの幅方向のテープ上縁部とテープ下縁部
の２箇所にそれぞれ独立した突起を設けるものである。
（作 用） 上記の構成により、突起通過後の負圧の発生が抑制さ
れるため、シリンダ表面からの磁気テープの離脱が良好
になり、磁気ヘッドがテープ離脱点通過時に発生させて
いた騒音が低減する。
れるため、シリンダ表面からの磁気テープの離脱が良好
になり、磁気ヘッドがテープ離脱点通過時に発生させて
いた騒音が低減する。
（実施例） 本発明の実施例を、第１図ないし第３図により説明す
る。
る。
第１図は、本発明による回転磁気ヘッドシリンダを、
テープ離脱点方向から見た斜視図で、本実施例が第４図
に示した従来例と異なる点は、従来の突起６の下方、磁
気テープ４の下縁部近傍に第２の突起７を設けた点であ
る。その他は従来例と変わらないので、同じ構成部品に
は同一符号を付して、その説明を省略する。
テープ離脱点方向から見た斜視図で、本実施例が第４図
に示した従来例と異なる点は、従来の突起６の下方、磁
気テープ４の下縁部近傍に第２の突起７を設けた点であ
る。その他は従来例と変わらないので、同じ構成部品に
は同一符号を付して、その説明を省略する。
このような構成を有する回転磁気ヘッドシリンダの動
作について説明する。
作について説明する。
磁気テープ４は、上記の第２の突起７により離脱近傍
で局所的な変形を生じ、突起６通過の後の回転および固
定シリンダ１および２から順調に離脱し第２図に示すよ
うに、シリンダ表面と距離が従来より広くなる。
で局所的な変形を生じ、突起６通過の後の回転および固
定シリンダ１および２から順調に離脱し第２図に示すよ
うに、シリンダ表面と距離が従来より広くなる。
従って、第５図（ａ）に示した領域Ｂで発生していた
磁気テープ４と磁気ヘッド３の再接触も、上縁部4aとシ
リンダ表面との衝突も共に、防止され、第３図に示すよ
うに、騒音が低減する。さらに、磁気テープ４の上縁部
と下縁部の２箇所にそれぞれ独立した突起6,7を設けた
ため、テープ離脱点付近に溜ろうとする塵埃等を低減す
ることができる。
磁気テープ４と磁気ヘッド３の再接触も、上縁部4aとシ
リンダ表面との衝突も共に、防止され、第３図に示すよ
うに、騒音が低減する。さらに、磁気テープ４の上縁部
と下縁部の２箇所にそれぞれ独立した突起6,7を設けた
ため、テープ離脱点付近に溜ろうとする塵埃等を低減す
ることができる。
（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、磁気ヘッドが
テープ離脱点通過時に発生する騒音に少ない、録画時の
音質の良い回転磁気ヘッドシリンダが得られる。さら
に、テープ離脱点付近に溜ろうとする塵埃等を低減する
ことができる。
テープ離脱点通過時に発生する騒音に少ない、録画時の
音質の良い回転磁気ヘッドシリンダが得られる。さら
に、テープ離脱点付近に溜ろうとする塵埃等を低減する
ことができる。
第１図はテープ離脱点方向から見た本発明による回転磁
気ヘッドシリンダの斜視図、第２図はそのテープ離脱点
近傍における要部拡大断面図、第２図および第５図
（ａ）はヘッド走査ラインに沿った横断面を、第５図
（ｂ）は突起を含む縦断面を示す。また、第３図（ａ）
および（ｂ）はそのテープ離脱点近傍において騒音測定
を行った結果を示す音響特性図，（ａ）図は時間応答波
形図，（ｂ）図は周波数応答波形図、第４図はテープ離
脱点方向から見た従来の回転磁気ヘッドシリンダの斜視
図、第５図（ａ）および（ｂ）はその要部を拡大して示
したヘッド走査ラインに沿った横断面図およびこれに直
交する縦断面図、第６図（ａ）および（ｂ）は、従来の
時間応答波形および周波数応答波形をそれぞれ示す特性
図である。 １……回転シリンダ、２……固定シリンダ、３……磁気
ヘッド、４……磁気テープ、4a……上縁部、５……案内
ピン、６……突起、７……第２突起。
気ヘッドシリンダの斜視図、第２図はそのテープ離脱点
近傍における要部拡大断面図、第２図および第５図
（ａ）はヘッド走査ラインに沿った横断面を、第５図
（ｂ）は突起を含む縦断面を示す。また、第３図（ａ）
および（ｂ）はそのテープ離脱点近傍において騒音測定
を行った結果を示す音響特性図，（ａ）図は時間応答波
形図，（ｂ）図は周波数応答波形図、第４図はテープ離
脱点方向から見た従来の回転磁気ヘッドシリンダの斜視
図、第５図（ａ）および（ｂ）はその要部を拡大して示
したヘッド走査ラインに沿った横断面図およびこれに直
交する縦断面図、第６図（ａ）および（ｂ）は、従来の
時間応答波形および周波数応答波形をそれぞれ示す特性
図である。 １……回転シリンダ、２……固定シリンダ、３……磁気
ヘッド、４……磁気テープ、4a……上縁部、５……案内
ピン、６……突起、７……第２突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三鍋 哲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−132257（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−119949（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 15/61
Claims (1)
- 【請求項１】回転シリンダと、固定シリンダとの間に磁
気ヘッドが配置され、回転シリンダとともに回転するVT
Rの回転磁気ヘッドシリンダにおいて、上記の固定シリ
ンダの磁気テープ離脱部において、テープの幅方向のテ
ープ上縁部とテープ下縁部の２箇所にそれぞれ独立した
突起を設けたことを特徴とする回転磁気ヘッドシリン
ダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2095165A JP2784834B2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | 回転磁気ヘッドシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2095165A JP2784834B2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | 回転磁気ヘッドシリンダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03295055A JPH03295055A (ja) | 1991-12-26 |
| JP2784834B2 true JP2784834B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=14130159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2095165A Expired - Fee Related JP2784834B2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | 回転磁気ヘッドシリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2784834B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0541000A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 回転ヘツドシリンダ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62132257A (ja) * | 1985-12-04 | 1987-06-15 | Hitachi Ltd | 回転磁気記録再生装置 |
| JP2852654B2 (ja) * | 1987-11-02 | 1999-02-03 | キヤノン株式会社 | 磁気記録再生装置 |
-
1990
- 1990-04-12 JP JP2095165A patent/JP2784834B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03295055A (ja) | 1991-12-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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