JP2784272B2 - 腫瘍細胞増殖阻害因子 - Google Patents
腫瘍細胞増殖阻害因子Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
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- C07K14/4703—Inhibitors; Suppressors
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な腫瘍細胞増殖阻害
因子に関する。更に詳細には、3T3細胞由来株化細胞
の培養上清から得ることができ、腫瘍細胞の増殖を阻害
する作用を有する新規な腫瘍細胞増殖阻害因子に関す
る。
因子に関する。更に詳細には、3T3細胞由来株化細胞
の培養上清から得ることができ、腫瘍細胞の増殖を阻害
する作用を有する新規な腫瘍細胞増殖阻害因子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、抗腫瘍剤として化学療法剤、免疫
療法剤などの合成医薬品が広く用いられているが、一般
に特異性が低く副作用が強いなどの問題がある。これに
対して、組織培養細胞から多くの腫瘍細胞増殖阻害因子
が見出されておりこれらの因子は特異性が高く、副作用
が低い抗腫瘍剤になり得ると考えられている。このよう
な物質としては、例えばインターフェロン、リンフォト
キシン、ガン壊死因子(TNF)などが広く知られてい
る。また最近では、ヒト由来の線維芽細胞から得られる
腫瘍細胞障害因子(特開平1−148197号公報)、
ヒト由来肺癌細胞から得られる腫瘍細胞増殖抑制因子
(特開平1−187094号公報)などが報告されてい
る。
療法剤などの合成医薬品が広く用いられているが、一般
に特異性が低く副作用が強いなどの問題がある。これに
対して、組織培養細胞から多くの腫瘍細胞増殖阻害因子
が見出されておりこれらの因子は特異性が高く、副作用
が低い抗腫瘍剤になり得ると考えられている。このよう
な物質としては、例えばインターフェロン、リンフォト
キシン、ガン壊死因子(TNF)などが広く知られてい
る。また最近では、ヒト由来の線維芽細胞から得られる
腫瘍細胞障害因子(特開平1−148197号公報)、
ヒト由来肺癌細胞から得られる腫瘍細胞増殖抑制因子
(特開平1−187094号公報)などが報告されてい
る。
【0003】一方、Swissマウス胎児から得た細胞
から樹立された線維芽細胞様細胞株3T3細胞からもい
くつかの細胞増殖阻害因子が単離されている。即ち、例
えば、Natrajらは静止期の3T3細胞の細胞表層
から増殖阻害因子が得られることを報告しており〔Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA,75,6
115−6119(1978)〕、またHarelら
は、3T3細胞の培養上清から分子量40kDaの増殖
阻害因子が得られることを報告している〔J.Cel
l.Physiol.,119,101−106(19
84);ibid.,123,139−143(198
5)〕。しかしながらこれらの増殖阻害因子はいずれも
腫瘍細胞に対しては有意な阻害活性を示さないことが知
られている。
から樹立された線維芽細胞様細胞株3T3細胞からもい
くつかの細胞増殖阻害因子が単離されている。即ち、例
えば、Natrajらは静止期の3T3細胞の細胞表層
から増殖阻害因子が得られることを報告しており〔Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA,75,6
115−6119(1978)〕、またHarelら
は、3T3細胞の培養上清から分子量40kDaの増殖
阻害因子が得られることを報告している〔J.Cel
l.Physiol.,119,101−106(19
84);ibid.,123,139−143(198
5)〕。しかしながらこれらの増殖阻害因子はいずれも
腫瘍細胞に対しては有意な阻害活性を示さないことが知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、3T3細胞
由来株化細胞の培養上清から得ることのできる蛋白質で
あって、腫瘍細胞の増殖を阻害する作用を有する新規な
腫瘍細胞増殖阻害因子を提供することを目的とする。
由来株化細胞の培養上清から得ることのできる蛋白質で
あって、腫瘍細胞の増殖を阻害する作用を有する新規な
腫瘍細胞増殖阻害因子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、3T3
細胞由来株化細胞の培養上清から得ることができる蛋白
質であり、以下の性質を有する腫瘍細胞増殖阻害因子が
提供される: (a) 分子量 還元および非還元条件下におけるSDSポリアクリルア
ミドゲル電気泳動法による測定で、3,700±370
ダルトン; (b) カラム特性 pH約7.4で陰イオン交換樹脂カラムに実質的に吸着せ
ず、pH約5.0で陽イオン交換樹脂カラムに実質的に吸
着する; (c) 生理活性 少なくとも、ヒト前骨髄性白血病細胞及びヒト子宮頸癌
由来細胞の増殖を阻害する活性を有する。
細胞由来株化細胞の培養上清から得ることができる蛋白
質であり、以下の性質を有する腫瘍細胞増殖阻害因子が
提供される: (a) 分子量 還元および非還元条件下におけるSDSポリアクリルア
ミドゲル電気泳動法による測定で、3,700±370
ダルトン; (b) カラム特性 pH約7.4で陰イオン交換樹脂カラムに実質的に吸着せ
ず、pH約5.0で陽イオン交換樹脂カラムに実質的に吸
着する; (c) 生理活性 少なくとも、ヒト前骨髄性白血病細胞及びヒト子宮頸癌
由来細胞の増殖を阻害する活性を有する。
【0006】本発明の腫瘍細胞増殖阻害因子は以下のよ
うにして得ることができる。
うにして得ることができる。
【0007】3T3細胞由来株化細胞の調製 Swissマウス胎児から得られる細胞から樹立された
線維芽細胞様細胞株3T3細胞の1種である例えばNI
H3T3細胞〔J.Virol.,4,549(196
9)〕から調製することができる。即ち、例えばNIH
3T3細胞を、ダルベッコ改変MEM〔Virolog
y,8,396(1959)〕とHamF−12〔Pr
oc.Nat.Acad.Sci.,53,288(1
965)〕との混合培養液であるDF培養液に血清を添
加して継代培養し、次いでインスリンなどのホルモンを
含むDF培養液で培養して増殖するクローンを得、この
クローンを更にDF培養液のみで培養し増殖するクロー
ンを得ることにより、目的とする3T3細胞由来株化細
胞を調製することができる。
線維芽細胞様細胞株3T3細胞の1種である例えばNI
H3T3細胞〔J.Virol.,4,549(196
9)〕から調製することができる。即ち、例えばNIH
3T3細胞を、ダルベッコ改変MEM〔Virolog
y,8,396(1959)〕とHamF−12〔Pr
oc.Nat.Acad.Sci.,53,288(1
965)〕との混合培養液であるDF培養液に血清を添
加して継代培養し、次いでインスリンなどのホルモンを
含むDF培養液で培養して増殖するクローンを得、この
クローンを更にDF培養液のみで培養し増殖するクロー
ンを得ることにより、目的とする3T3細胞由来株化細
胞を調製することができる。
【0008】培養上清の調製 3T3細胞由来株化細胞を、最初に血清を含むDF培養
液で培養し、細胞がコンフルエンスに達した時点で培養
液を除去し、更に一定期間血清を含まないDF培養液で
培養後、この培養液を除去する。次いで、血清を含まな
いDF培養液で、例えば、約96時間から約120時間
培養し、約96時間から約120時間毎に培養液を新鮮
な培養液に交換することによって、培養上清を収集す
る。収集した培養上清を遠心分離することにより培養上
清を調製することができる。
液で培養し、細胞がコンフルエンスに達した時点で培養
液を除去し、更に一定期間血清を含まないDF培養液で
培養後、この培養液を除去する。次いで、血清を含まな
いDF培養液で、例えば、約96時間から約120時間
培養し、約96時間から約120時間毎に培養液を新鮮
な培養液に交換することによって、培養上清を収集す
る。収集した培養上清を遠心分離することにより培養上
清を調製することができる。
【0009】腫瘍細胞増殖阻害因子の精製 培養上清を、限外濾過に付して分子量分画を行い濃縮す
る。次いで必要に応じて塩析、透析に付す。
る。次いで必要に応じて塩析、透析に付す。
【0010】次いで、活性成分を含有する適当なバッフ
ァー溶液を、Q−セファロースカラム(ファルマシ
ア)、DEAE−セファロース(ファルマシア)などの
陰イオン交換樹脂カラムに付して部分精製する。本発明
の腫瘍細胞増殖阻害因子はpH7.4で陰イオン交換樹脂
カラムに実質的に吸着しない特性を有する。従ってpH約
7.4で陰イオン交換樹脂カラムに付し非吸着画分を採
集することにより部分精製された因子が得られる。
ァー溶液を、Q−セファロースカラム(ファルマシ
ア)、DEAE−セファロース(ファルマシア)などの
陰イオン交換樹脂カラムに付して部分精製する。本発明
の腫瘍細胞増殖阻害因子はpH7.4で陰イオン交換樹脂
カラムに実質的に吸着しない特性を有する。従ってpH約
7.4で陰イオン交換樹脂カラムに付し非吸着画分を採
集することにより部分精製された因子が得られる。
【0011】本発明の因子は、pH約5.0で陽イオン交
換樹脂カラムに実質的に吸着する。従って、pH約5.0
で、S−セファロースカラム(ファルマシア)、CMセ
ファロースカラム(ファルマシア)、TSK gel CM
−3SW(東洋ソーダ)などの陽イオン交換樹脂カラム
に付し吸着画分を採集することにより更に精製された因
子が得られる。尚、上記した陰イオン及び陽イオン交換
樹脂カラムによる精製は、必要に応じて適宜それらの精
製順序を変えることもできる。
換樹脂カラムに実質的に吸着する。従って、pH約5.0
で、S−セファロースカラム(ファルマシア)、CMセ
ファロースカラム(ファルマシア)、TSK gel CM
−3SW(東洋ソーダ)などの陽イオン交換樹脂カラム
に付し吸着画分を採集することにより更に精製された因
子が得られる。尚、上記した陰イオン及び陽イオン交換
樹脂カラムによる精製は、必要に応じて適宜それらの精
製順序を変えることもできる。
【0012】次いで、更に、ヒドロキシアパタイトカラ
ムなどを用いた吸着クロマトグラフィー;TSK gel
CM−3SW、Penyl 15PW−RP逆相カラム
などを用いた高速液体クロマトグラフィー等に適宜付す
ことによって高純度に精製された本発明の腫瘍細胞増殖
阻害因子が得られる。
ムなどを用いた吸着クロマトグラフィー;TSK gel
CM−3SW、Penyl 15PW−RP逆相カラム
などを用いた高速液体クロマトグラフィー等に適宜付す
ことによって高純度に精製された本発明の腫瘍細胞増殖
阻害因子が得られる。
【0013】腫瘍細胞増殖阻害因子の特性 以下に本発明の腫瘍細胞増殖阻害因子の特性について説
明する。
明する。
【0014】(a) 分子量 還元および非還元条件下におけるSDSポリアクリルア
ミドゲル電気泳動法による測定で、3,700±370
ダルトンの分子量を示す。還元および非還元条件下にお
いて、分子量に変化がないことから1本鎖の構造を有す
る蛋白質である。
ミドゲル電気泳動法による測定で、3,700±370
ダルトンの分子量を示す。還元および非還元条件下にお
いて、分子量に変化がないことから1本鎖の構造を有す
る蛋白質である。
【0015】(b) カラム特性 前記したように、pH約7.4で陰イオン交換樹脂カラム
に実質的に吸着せず、他方、pH約5.0で陽イオン交換
樹脂カラムに実質的に吸着する、という特性を有する。
に実質的に吸着せず、他方、pH約5.0で陽イオン交換
樹脂カラムに実質的に吸着する、という特性を有する。
【0016】(c) 生理活性 HL−60などのヒト前骨髄性白血病細胞、及びHeL
a細胞などのヒト子宮頸癌由来細胞に対して少なくとも
増殖阻害活性を有する。従って、本発明の因子は、白血
病、あるいは子宮癌などの固型癌の治療に有用である。
a細胞などのヒト子宮頸癌由来細胞に対して少なくとも
増殖阻害活性を有する。従って、本発明の因子は、白血
病、あるいは子宮癌などの固型癌の治療に有用である。
【0017】(d) アミノ酸配列 気相プロテインシークエンサーを用いた自動エドマン分
解法による解析の結果、以下に示す2つのアミノ酸配列
〔(P−1)及び(P−2)〕のうちのいずれかのアミ
ノ酸配列を有する。
解法による解析の結果、以下に示す2つのアミノ酸配列
〔(P−1)及び(P−2)〕のうちのいずれかのアミ
ノ酸配列を有する。
【表3】
【表4】
【0018】
【発明の効果】3T3細胞由来株化細胞の培養上清から
新規な蛋白である腫瘍細胞増殖阻害因子が得られる。こ
の因子は、ヒト前骨髄性白血病細胞、ヒト子宮頸癌由来
細胞等の増殖を有意に阻害する活性を有する。従って、
白血病あるいは子宮癌などの固型癌等の治療剤として有
用である。
新規な蛋白である腫瘍細胞増殖阻害因子が得られる。こ
の因子は、ヒト前骨髄性白血病細胞、ヒト子宮頸癌由来
細胞等の増殖を有意に阻害する活性を有する。従って、
白血病あるいは子宮癌などの固型癌等の治療剤として有
用である。
【0019】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。 実施例
【0020】1.3T3細胞由来株化細胞の調製 NIH3T3細胞を10%牛胎児血清を含むDF培養液
(ダルベッコウ改変MEM:HamF−12=1:1)
で継代培養した後、インスリン5μg/ml、トランスフ
ェリン5μ/ml、セレン酸塩 2×10-8Mを含むDF
培養液で培養し、増殖するクローンを得た。
(ダルベッコウ改変MEM:HamF−12=1:1)
で継代培養した後、インスリン5μg/ml、トランスフ
ェリン5μ/ml、セレン酸塩 2×10-8Mを含むDF
培養液で培養し、増殖するクローンを得た。
【0021】さらに、このクローンより、DF培養液の
みで増殖するクローンを得、継代培養して株化した。得
られた株化細胞をNIH3T3−sfと命名した。培養
は、37℃、5%CO2 の気相下で行った。培養液は3
日毎に70%の新鮮培養液を交換する方法で行った。継
代は、培養細胞が、サブコンフルエンスに達した時点で
2倍に希釈する方法で行なった。培養液は、コンディシ
ョン メディウム50%、新鮮培養液50%の比率の培
養液を調整して用いた。
みで増殖するクローンを得、継代培養して株化した。得
られた株化細胞をNIH3T3−sfと命名した。培養
は、37℃、5%CO2 の気相下で行った。培養液は3
日毎に70%の新鮮培養液を交換する方法で行った。継
代は、培養細胞が、サブコンフルエンスに達した時点で
2倍に希釈する方法で行なった。培養液は、コンディシ
ョン メディウム50%、新鮮培養液50%の比率の培
養液を調整して用いた。
【0022】 2.NIH3T3−sf細胞の無血清培養上清の調整 NIH3T3−sf細胞を、10%牛胎児血清含有DF
培養液を用い培養した。細胞がコンフルエンスに達した
時点で、この培養液を、除去し、PBS(−)で1回洗
浄した後、DF培養液で48時間培養した。この培養液
を除去し、新たにDF培養液で96時間から120時間
培養した。96時間から120時間毎に培養液を交換し
100L収集した。収集した培養液は、遠心分離(20
00回転×10分間)を行ない上清を回収した。
培養液を用い培養した。細胞がコンフルエンスに達した
時点で、この培養液を、除去し、PBS(−)で1回洗
浄した後、DF培養液で48時間培養した。この培養液
を除去し、新たにDF培養液で96時間から120時間
培養した。96時間から120時間毎に培養液を交換し
100L収集した。収集した培養液は、遠心分離(20
00回転×10分間)を行ない上清を回収した。
【0023】3.精製 1) Q−セファロースカラムクロマトグラフィー 回収した培養上清100Lをペリコンカセットシステム
(限外濾過膜システム、分画分子量1000)を用い
て、約50倍に濃縮した。さらに90%硫安飽和により
塩析し、8000×gで60分間遠心した沈澱を20mM
トリス・HClバッファー(pH7.4)に溶解し、同バ
ッファーに対し透析した。次に、予め同バッファーで平
衡化したQ−セファロースカラム(ファルマシア)(φ
5cm×5 cm)に添加し非吸着画分及び洗浄画分を集め
た。
(限外濾過膜システム、分画分子量1000)を用い
て、約50倍に濃縮した。さらに90%硫安飽和により
塩析し、8000×gで60分間遠心した沈澱を20mM
トリス・HClバッファー(pH7.4)に溶解し、同バ
ッファーに対し透析した。次に、予め同バッファーで平
衡化したQ−セファロースカラム(ファルマシア)(φ
5cm×5 cm)に添加し非吸着画分及び洗浄画分を集め
た。
【0024】 溶出条件は以下の通りである。 流速 8ml/min 分画 2ml/tube 溶離液 20mMトリス.HClバッファー(pH7.
4)
4)
【0025】 2) S−セファロースカラムクロマトグラフィー 非吸着画分のpHを酢酸で5.0に調整し、20mM酢酸バ
ッファー(pH5.0)で平衡化したS−セファロースカ
ラム(ファルマシア)(φ2.5cm×6cm)に添加し
た。活性成分は吸着し、次いで、20mMトリス.HCl
バッファー(pH7.4)を用いて溶出することで活性画
分を得た。
ッファー(pH5.0)で平衡化したS−セファロースカ
ラム(ファルマシア)(φ2.5cm×6cm)に添加し
た。活性成分は吸着し、次いで、20mMトリス.HCl
バッファー(pH7.4)を用いて溶出することで活性画
分を得た。
【0026】 溶出条件は以下の通りである。 流速 0.85ml/min 分画 4ml/tube 溶離液 20mMトリス.HClバッファー(pH7.
4)
4)
【0027】3) ヒドロキシアパタイトカラムクロマト
グラフィー FPLCS−セファロースカラムより溶出
された活性画分を酢酸でpH6.0に調整し、予め20mM
酢酸バッファー(pH6.0)で平衡化したヒドロキシア
パタイトカラム(ペンタックスφ7.5mm×10cm 旭
光学)に注入し、非吸着画分を集めた。
グラフィー FPLCS−セファロースカラムより溶出
された活性画分を酢酸でpH6.0に調整し、予め20mM
酢酸バッファー(pH6.0)で平衡化したヒドロキシア
パタイトカラム(ペンタックスφ7.5mm×10cm 旭
光学)に注入し、非吸着画分を集めた。
【0028】 溶出条件は以下の通りである。 流速 1ml/min 分画 1ml/tube 溶離液 20mM酢酸バッファー(pH6.0)
【0029】4) TSKgelCM−3SW カラムク
ロマトグラフィーHPLC活性画分を酢酸でpH5.0に
調整し、予め5%アセトニトリル(CH3 CN)含有2
0mM酢酸バッファー(pH5.0)で平衡化したTSKg
elCM−3SWカラム(φ7.5mm×7.5cm 東ソ
ー)に注入した。溶出条件は以下の通りである。
ロマトグラフィーHPLC活性画分を酢酸でpH5.0に
調整し、予め5%アセトニトリル(CH3 CN)含有2
0mM酢酸バッファー(pH5.0)で平衡化したTSKg
elCM−3SWカラム(φ7.5mm×7.5cm 東ソ
ー)に注入した。溶出条件は以下の通りである。
【0030】 流速 1ml/min 分画 1ml/tube A) 20/mM酢酸バッファー(pH5.0)/5%CH3
CN B) 20/mM酢酸バッファー(pH5.0)/5%CH3
CN/0.2MNaCL A−−>Bの直線濃度勾配
(120分) 活性は、2分画にわかれ、各々NaCl濃度86mM(P
−1)、100mM(P−2)で溶出した(図1参照)。
CN B) 20/mM酢酸バッファー(pH5.0)/5%CH3
CN/0.2MNaCL A−−>Bの直線濃度勾配
(120分) 活性は、2分画にわかれ、各々NaCl濃度86mM(P
−1)、100mM(P−2)で溶出した(図1参照)。
【0031】5) Penyl 5PW−RP 逆相カラ
ムクロマトグラフィー HPLCCM−3SW HPL
C ステップより得られた活性画分を、各々5%CH3
CN含有燐酸バッファー(pH7.4)で平衡化したPe
nyl−5PWRPカラム(φ4.6mm×7.5cm 東
ソー)に注入した。溶出は20%CH3 CN含有5mM燐
酸バッファー(pH7.4)で20分間溶出した後、20
%から40%CH3 CN含有同バッファーを用いて80
分間の直線型濃度勾配で溶出をおこなった。流速は、1
ml/min 、分取は、2ml/tubeで行った。P−1はリテ
ンションタイム59分から60分の位置に、P−2は6
0分から61分の位置に溶出した(図2及び図3参
照)。
ムクロマトグラフィー HPLCCM−3SW HPL
C ステップより得られた活性画分を、各々5%CH3
CN含有燐酸バッファー(pH7.4)で平衡化したPe
nyl−5PWRPカラム(φ4.6mm×7.5cm 東
ソー)に注入した。溶出は20%CH3 CN含有5mM燐
酸バッファー(pH7.4)で20分間溶出した後、20
%から40%CH3 CN含有同バッファーを用いて80
分間の直線型濃度勾配で溶出をおこなった。流速は、1
ml/min 、分取は、2ml/tubeで行った。P−1はリテ
ンションタイム59分から60分の位置に、P−2は6
0分から61分の位置に溶出した(図2及び図3参
照)。
【0032】4.SDS−PAGE 逆相HPLCにより得られた2活性画分について、一部
にサンプルバッファー(0.0625Mトリス・HCl
バッファー pH6.8、2%SDS、0.3Mショ糖)
を添加し、100℃、3分間加熱後、SDS−PAGE
に供した。泳動は、0.1%SDS含有20%ポリアク
リルアミドゲル(1mm厚)を用い、Laemmliの方
法〔Nature、227、680(1970)〕に準
じて行った。泳動後、タンパク質バンドは、銀染色(銀
染色キット、和光)により検出した。分子量マーカーと
して、ミオグロビン(17201)、ミオグロビンI+
II(14632)、ミオグロビンI(8235)、ミオ
グロビンII(6383)、ミオグロビンIII (255
6)、ミオグロビン1−14(1696)を用いた。そ
の結果、P−1、P−2とも分子量3,700±370
ダルトンの位置に単一バンドとして検出された。還元、
非還元条件下でも、分子量に変化はなかった。SDS−
PAGEの結果は図4に示した。
にサンプルバッファー(0.0625Mトリス・HCl
バッファー pH6.8、2%SDS、0.3Mショ糖)
を添加し、100℃、3分間加熱後、SDS−PAGE
に供した。泳動は、0.1%SDS含有20%ポリアク
リルアミドゲル(1mm厚)を用い、Laemmliの方
法〔Nature、227、680(1970)〕に準
じて行った。泳動後、タンパク質バンドは、銀染色(銀
染色キット、和光)により検出した。分子量マーカーと
して、ミオグロビン(17201)、ミオグロビンI+
II(14632)、ミオグロビンI(8235)、ミオ
グロビンII(6383)、ミオグロビンIII (255
6)、ミオグロビン1−14(1696)を用いた。そ
の結果、P−1、P−2とも分子量3,700±370
ダルトンの位置に単一バンドとして検出された。還元、
非還元条件下でも、分子量に変化はなかった。SDS−
PAGEの結果は図4に示した。
【0033】5.アミノ酸配列の決定 2種類の精製品について、気相プロテインシークエンサ
ー(モデル470Aアプライドバイオシステムズ社)を
使用した自動エドマン分解法によりアミノ酸配列を決定
した。前記した通りのアミノ酸配列を有することが判っ
た(図5及び図6参照)。
ー(モデル470Aアプライドバイオシステムズ社)を
使用した自動エドマン分解法によりアミノ酸配列を決定
した。前記した通りのアミノ酸配列を有することが判っ
た(図5及び図6参照)。
【0034】6.生物活性 1) ヒト子宮癌細胞HeLa、ヒト前骨髄性白血病細胞
HL−60、ヒト肺癌細胞A−549に対する増殖阻害
活性 96穴プレート(ファルコン)に各細胞を5×103 /
100μl/wellで播種し24時間37℃、5%CO2
気相下で培養した。培養液を、フェニル5PW−RP逆
相HPLCにより得られる精製品〔(P−1)あるいは
(P−2)〕5ng/ml、50ng/mlを含む培養液に交換
し6日間培養した。培養液は3日間毎に交換した。6日
後、生細胞数をトリパンブルー染色法により計測した。
尚、HL−60細胞の培養はRDF−2%FBS、He
La細胞、A−549細胞の培養はDF−2%FBS培
養液を用いた。各細胞に対する増殖阻害効果を図7及び
図8に示した。図7及び図8から明らかなように、本発
明の因子はHeLa細胞、A−549細胞、HL−60
細胞の増殖を有意に阻害した。
HL−60、ヒト肺癌細胞A−549に対する増殖阻害
活性 96穴プレート(ファルコン)に各細胞を5×103 /
100μl/wellで播種し24時間37℃、5%CO2
気相下で培養した。培養液を、フェニル5PW−RP逆
相HPLCにより得られる精製品〔(P−1)あるいは
(P−2)〕5ng/ml、50ng/mlを含む培養液に交換
し6日間培養した。培養液は3日間毎に交換した。6日
後、生細胞数をトリパンブルー染色法により計測した。
尚、HL−60細胞の培養はRDF−2%FBS、He
La細胞、A−549細胞の培養はDF−2%FBS培
養液を用いた。各細胞に対する増殖阻害効果を図7及び
図8に示した。図7及び図8から明らかなように、本発
明の因子はHeLa細胞、A−549細胞、HL−60
細胞の増殖を有意に阻害した。
【0035】 2) ヒト子宮癌由来HeLa細胞の形態変化 48穴プレート(コーニング社)にHeLa細胞2×1
04 /250μl、10%FBS含有DF/wellと
なるように播種し37℃、5%CO2 気相下24時間培
養した。培養液を、フェニル5PW−RP逆相HPLC
により得られる精製品(P−1)10ng/mlを含むDF
培養液250μl/wellに交換し、48時間培養した
後、位相差倒立顕微鏡により形態変化を観察した。得ら
れた結果は図9に示した。図9から、本発明の因子がH
eLa細胞の増殖を有意に阻害することが判る。精製品
(P−2)を用いた場合にも同様の結果が得られた。
04 /250μl、10%FBS含有DF/wellと
なるように播種し37℃、5%CO2 気相下24時間培
養した。培養液を、フェニル5PW−RP逆相HPLC
により得られる精製品(P−1)10ng/mlを含むDF
培養液250μl/wellに交換し、48時間培養した
後、位相差倒立顕微鏡により形態変化を観察した。得ら
れた結果は図9に示した。図9から、本発明の因子がH
eLa細胞の増殖を有意に阻害することが判る。精製品
(P−2)を用いた場合にも同様の結果が得られた。
【図1】本発明の腫瘍細胞増殖阻害因子のCM−3SW
陽イオン交換クロマトグラムの溶出プロファイルを示す
グラフである。
陽イオン交換クロマトグラムの溶出プロファイルを示す
グラフである。
【図2】本発明の腫瘍細胞増殖阻害因子のフェニル5P
W−RP逆相HPLCの溶出プロファイルを示すグラフ
である。
W−RP逆相HPLCの溶出プロファイルを示すグラフ
である。
【図3】本発明の腫瘍細胞増殖阻害因子のフェニル5P
W−RP逆相HPLCの溶出プロファイルを示すグラフ
である。
W−RP逆相HPLCの溶出プロファイルを示すグラフ
である。
【図4】本発明の腫瘍細胞増殖阻害因子をSDS−PA
GEに付した結果を示す写真である。
GEに付した結果を示す写真である。
【図5】本発明の腫瘍細胞増殖阻害因子(P−1)の一
次構造である。
次構造である。
【図6】本発明の腫瘍細胞増殖阻害因子(P−2)の一
次構造である。
次構造である。
【図7】ヒト子宮癌細胞HeLa、ヒト前骨髄性白血病
細胞HL−60、ヒト肺癌細胞A−549に対する本発
明の腫瘍細胞増殖阻害因子(P−1)の増殖阻害効果を
示すグラフである。
細胞HL−60、ヒト肺癌細胞A−549に対する本発
明の腫瘍細胞増殖阻害因子(P−1)の増殖阻害効果を
示すグラフである。
【図8】ヒト子宮癌細胞HeLa、ヒト前骨髄性白血病
細胞HL−60、ヒト肺癌細胞A−549に対する本発
明の腫瘍細胞増殖阻害因子(P−2)の増殖阻害効果を
示すグラフである。
細胞HL−60、ヒト肺癌細胞A−549に対する本発
明の腫瘍細胞増殖阻害因子(P−2)の増殖阻害効果を
示すグラフである。
【図9】本発明の腫瘍細胞増殖阻害因子(P−1)のヒ
ト子宮癌由来HeLa細胞に対する阻害活性を示す写真
である。
ト子宮癌由来HeLa細胞に対する阻害活性を示す写真
である。
フロントページの続き (72)発明者 花田 和紀 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正 製薬株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07K 14/525 C12P 21/02 A61K 38/19 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】 3T3細胞由来株化細胞の培養上清から
得ることができる蛋白質であり、以下の性質を有する腫
瘍細胞増殖阻害因子: (a) 分子量 還元および非還元条件下におけるSDSポリアクリルア
ミドゲル電気泳動法による測定で、3,700±370
ダルトン; (b) カラム特性 pH約7.4で陰イオン交換樹脂カラムに実質的に吸着
せず、pH約5.0で陽イオン交換樹脂カラムに実質的
に吸着する; (c) 生理活性 少なくとも、ヒト前骨髄性白血病細胞及びヒト子宮頸癌
由来細胞の増殖を阻害する活性を有する。 - 【請求項2】 以下に示す2つのアミノ酸配列〔(P−
1)及び(P−2)〕のうちのいずれかのアミノ酸配列
を有する請求項1記載の腫瘍細胞増殖阻害因子。 【表1】 【表2】
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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TW080104225A TW201755B (ja) | 1990-06-06 | 1991-05-29 | |
CA002043536A CA2043536C (en) | 1990-06-06 | 1991-05-30 | Tumor cell growth inhibitor |
EP19910305031 EP0460910A3 (en) | 1990-06-06 | 1991-06-04 | Tumor cell growth inhibitor |
KR1019910009292A KR100187732B1 (ko) | 1990-06-06 | 1991-06-05 | 종양 세포 성장 억제 인자 |
US08/193,778 US5384394A (en) | 1990-06-06 | 1994-02-10 | Tumor cell growth inhibitor |
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---|---|---|---|
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JP2-146143 | 1990-06-06 | ||
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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EP (1) | EP0460910A3 (ja) |
JP (1) | JP2784272B2 (ja) |
KR (1) | KR100187732B1 (ja) |
CA (1) | CA2043536C (ja) |
TW (1) | TW201755B (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE177146T1 (de) * | 1991-12-05 | 1999-03-15 | Taisho Pharmaceutical Co Ltd | Dna-fragment kodierend für einen tumorzell- proliferationsinhibitierenden faktor |
EP0703242A1 (en) * | 1993-06-04 | 1996-03-27 | Taisho Pharmaceutical Co. Ltd | Human-origin tumor cell proliferation inhibiting factor |
WO2004027419A2 (en) * | 2002-09-19 | 2004-04-01 | National Research Council Of Canada | Method of diagnosing colorectal adenomas and cancer using proton magnetic resonance spectroscopy |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4708948A (en) * | 1984-04-20 | 1987-11-24 | The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services | Substantially purified tumor growth inhibitory factor |
US5155217A (en) * | 1987-05-29 | 1992-10-13 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Ongogene encoding polypeptide having growth factor activity |
JPH01148197A (ja) * | 1987-12-04 | 1989-06-09 | Green Cross Corp:The | 腫瘍細胞障害因子 |
-
1991
- 1991-02-01 JP JP3011950A patent/JP2784272B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1991-05-29 TW TW080104225A patent/TW201755B/zh active
- 1991-05-30 CA CA002043536A patent/CA2043536C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-06-04 EP EP19910305031 patent/EP0460910A3/en not_active Withdrawn
- 1991-06-05 KR KR1019910009292A patent/KR100187732B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1994
- 1994-02-10 US US08/193,778 patent/US5384394A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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CA2043536A1 (en) | 1991-12-07 |
CA2043536C (en) | 2001-02-20 |
KR920000940A (ko) | 1992-01-29 |
JPH04211698A (ja) | 1992-08-03 |
TW201755B (ja) | 1993-03-11 |
EP0460910A2 (en) | 1991-12-11 |
EP0460910A3 (en) | 1992-10-28 |
US5384394A (en) | 1995-01-24 |
KR100187732B1 (ko) | 1999-06-01 |
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